JP6566664B2 - 交通信号制御機 - Google Patents
交通信号制御機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6566664B2 JP6566664B2 JP2015048130A JP2015048130A JP6566664B2 JP 6566664 B2 JP6566664 B2 JP 6566664B2 JP 2015048130 A JP2015048130 A JP 2015048130A JP 2015048130 A JP2015048130 A JP 2015048130A JP 6566664 B2 JP6566664 B2 JP 6566664B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle group
- period
- determination
- unit
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
所与の信号制御パラメータを用いて交通信号を制御する交通信号制御機であって、
自交差点への時系列の予測到着台数を示す到着交通流予測情報に対して所定時間部分の判定期間をずらしながら設定して各判定期間内での車群の存在を判定し、各判定期間の判定結果を統合することで車群の全容を判定する車群判定部と、
前記車群判定部の判定結果を用いて前記信号制御パラメータを変更するパラメータ変更部と、
を備えた交通信号制御機である。
前記車群判定部は、前記判定期間に含まれる単位期間毎に予測到着車両を判定することで、当該判定期間に車群が存在するか否かを判定する、
交通信号制御機を構成しても良い。
前記車群判定部は、前記判定期間に含まれる単位期間のうち、最初に予測到着車両があると判定された単位期間を先頭、最後に予測到着車両があると判定された単位期間を末尾として、先頭から末尾までの単位期間を当該判定期間内の車群の存在位置と判定する、
交通信号制御機を構成しても良い。
前記判定期間は、3秒以上10秒以下の期間である、
交通信号制御機を構成しても良い。
近隣交差点からの流出交通流の情報を取得することと、自交差点へ流入する車両を感知する感知器の感知結果を取得することとを実行して、前記到着交通流予測情報を予測する予測部、
を更に備えた交通信号制御機を構成しても良い。
図1は、本実施形態の交通信号制御機10の設置例である。図1において、交通信号制御機10が制御対象とする交差点1は、主道路と従道路とが交差して4つの流入路A〜Dを有する十字交差点である。流入路A〜Dそれぞれには、該流入路から交差点1へ進入する車両交通を対象とする車両用信号灯器20が設置されている。また、流入路A,Cそれぞれには、車両感知30が設置されている。なお、図1は交差点1の一例であり、十字交差点に限らず、例えば三叉路交差点やT字交差点といった他の形状の交差点についても本実施形態を同様に適用可能である。
具体的に説明する。先ず、自交差点に到着する車群を流入路ごとに判定する。図2は、車群判定を説明する図であり、ある一つの流入路についての車群判定を示している。車群は、当該流入路の到着交通流予測情報をもとに判定する。到着交通流予測情報は、当該流入路から自交差点へ流入する到着交通流を予測した情報であり、停止線の位置を0秒目(図中の「0〜1s」に対応)として、単位時間である1秒毎に区切った単位期間毎の到着車両台数を時系列に示して構成される。この到着交通流予測情報は、上流交差点から自交差点への流出交通流予測情報を、交差点間の旅行時間分だけオフセットした上で、各単位期間内での到着車両台数の和として得られる。また、単位期間内の到着車両台数は、流出交通流予測情報に基づくため、直進右左折といった流出方向別の確率が乗算されて表される。そのため、小数を取り得る。したがって、到着交通流予測情報は、例えば、「0.0」,「0.8」,「0.0」,「0.5」・・・といった単位期間ごとの数値情報となる。但し、当該流入路に車両感知器30が設置されており、車両感知器30の感知結果を取得できた場合には、その感知結果に基づく実数の車両台数に補正することができる。この場合、例えば、到着交通流予測情報は、「0」,「1」,「0」,「0」・・・といった単位期間ごとの整数となる。
図6は、交通信号制御機10の機能構成を示すブロック図である。図6によれば、交通信号制御機10は、機能的に、操作部102と、表示部104と、時計部106と、通信部108と、処理部200と、記憶部300とを備えて構成される。交通信号制御機10は、信号制御パラメータを設定する装置でもあるため、信号制御パラメータ設定装置を具備した装置ともいえる。
図7は、交通信号制御処理の流れを説明するフローチャートである。この処理は、処理部200が交通信号制御プログラム302に従って実行する処理であり、所定時間毎(例えば、5秒毎でもよいし、10秒毎でもよい)に、繰り返し実行される。
このように、本実施形態の交通信号制御機10は、自交差点の流入路それぞれについて、到着交通流予測情報に対して、判定期間内に車群が存在するかの個別車群判定を判定期間を1秒ずつずらしながら繰り返し、これらの個別車群判定の判定結果を統合して車群の全容を判定する。次いで、信号制御パラメータ候補に従った信号制御を行った場合の1サイクルにおける自交差点の全停止台数を算出することを全ての信号制御パラメータ候補について実行する。そして、全停止台数が最小となる信号制御パラメータ候補を選択し、交通信号制御に用いる信号制御パラメータとして設定する。全停止台数は、流入路それぞれの停止台数の合計であり、流入路それぞれの停止台数は、到着予測交通流をもとに、車群の在り/無しに応じた到着車両台数に所定の重み付けを行って滞留台数を算出し、通行権が付与される信号になる直前の滞留台数を、当該流入路の停止台数として算出する。
なお、本発明の適用可能な実施形態は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
上述の実施形態では、到着交通流予測情報に対して判定期間を1秒ずつずらしながら個別車群判定を行うこととしたが(図3参照)、これを、到着車両台数が所定の台数条件(本実施形態では、0台を超えること、すなわちゼロでないことを条件とする。)を満たす単位期間を先頭する場合にのみ判定期間を設定して、個別車群判定を行うこととしても良い。例えば、図2(b)に示す7〜11秒目の判定期間は、先頭の単位期間である7秒目の単位期間の到着車両台数が0台で台数条件を満たさないため、判定期間を設定せず、個別車群判定を行わない。これにより、処理負荷の軽減が図れる。ただし、到着車両台数が台数条件を満たす単位期期間については必ず1回以上個別車群判定が行われるとともに、車両が連なっている部分についてはより多くの回数の個別車群判定が行われるため、全体として車群判定の精度を高く保つことができる。
上述の実施形態では、複数の信号制御パラメータ候補のうちから、交通信号制御に用いる信号制御パラメータを選択する基準として、全停止台数を用いることにしたが、この選択基準として、更に遅れコストを導入することにしても良い。遅れコストとは、交差点において停止した各車両の停止時間(滞留時間)と台数との積の総和である。例えば、2台の車両が10秒停止した場合、遅れコストは20[台・秒]となる。この場合、全停止台数が所定条件を満たし、且つ、遅れコストが所定条件を満たすことを最良条件として信号制御パラメータを選択・設定することとなる。
上述した実施形態では、交通信号制御機10が信号制御パラメータを変更・設定するため、交通信号制御機10が信号制御パラメータ設定装置でもあるとして説明した。この信号制御パラメータ設定装置を中央管理装置が担う構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、信号制御パラメータ候補318を生成することとして説明したが、予め信号制御パラメータ候補318を記憶しておくこととしてもよい。その場合、図7のステップS5を省略することができる。
また、上述した実施形態では、単位期間の長さを1秒とし、判定期間の長さを単位期間5つ分、すなわち5秒として説明したが、これは一例であり、他の長さとしてよいことは勿論である。但し、判定期間を一部重複させつつずらして設定するためには、N秒間の判定期間をM秒(N>M。N,Mは0より大きく、小数を含んでもよい。)ずつずらして設定できる必要がある。
102 操作部、104 表示部、106 時計部、108 通信部
200 処理部
202 到着交通流予測部、204 流出交通流予測部
206 車群判定部、208 パラメータ変更部、210 信号制御部
300 記憶部
302 交通信号制御プログラム
304 隣接交差点の流出交通流予測情報
306 到着交通流予測情報、308 流出交通流予測情報
310 車群判定テーブル
312 現示階梯表、314 パラメータ設定範囲情報、
316 パラメータ候補情報
318 信号制御パラメータ候補、320 流出可否テーブル
322 滞留台数情報、324 停止台数、326 全停止台数
328 設定信号制御パラメータ
20 車両用信号灯器
30 車両感知器
Claims (6)
- 所与の信号制御パラメータを用いて交通信号を制御する交通信号制御機であって、
自交差点への時系列の予測到着台数を示す到着交通流予測情報に対して所定時間分の判定期間を一部重複させつつずらしながら設定し、各判定期間について当該判定期間内での車群の存在判定期間を個別判定する個別車群判定を行い、前記個別車群判定により判定された車群の存在判定期間同士を統合することで車群の全容を判定する車群判定部と、
前記車群判定部の判定結果を用いて前記信号制御パラメータを変更するパラメータ変更部と、
を備えた交通信号制御機。 - 前記判定期間は、M秒の単位期間を複数含むN秒の期間であり(N>M)、
前記車群判定部は、各判定期間について当該判定期間に含まれる各単位期間に車群が存在するか否かを判定することで前記個別車群判定を行い、各個別車群判定の結果を、対応する単位期間ごとに統合することで車群の全容を判定する、
請求項1に記載の交通信号制御機。 - 前記車群判定部は、前記判定期間に含まれる単位期間毎に予測到着車両を判定して各単位期間に所定の台数条件を満たす車両が存在するか否かを判定することで、当該判定期間内での車群の存在判定期間を個別判定する前記個別車群判定を行う、
請求項2に記載の交通信号制御機。 - 前記車群判定部は、前記判定期間に含まれる単位期間のうち、最初に予測到着車両があると判定された単位期間を先頭、最後に予測到着車両があると判定された単位期間を末尾として、先頭から末尾までの単位期間を当該判定期間内の車群の存在判定期間と判定する、
請求項3に記載の交通信号制御機 - 前記車群判定部は、前記予測到着台数がゼロではない単位期間を先頭とするように前記判定期間を設定する、
請求項3又は4に記載の交通信号制御機。 - 近隣交差点からの流出交通流の情報を取得することと、自交差点へ流入する車両を感知する感知器の感知結果を取得することとを実行して、前記到着交通流予測情報を予測する予測部、
を更に備えた請求項1〜5の何れか一項に記載の交通信号制御機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015048130A JP6566664B2 (ja) | 2015-03-11 | 2015-03-11 | 交通信号制御機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015048130A JP6566664B2 (ja) | 2015-03-11 | 2015-03-11 | 交通信号制御機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016170480A JP2016170480A (ja) | 2016-09-23 |
JP6566664B2 true JP6566664B2 (ja) | 2019-08-28 |
Family
ID=56982462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015048130A Active JP6566664B2 (ja) | 2015-03-11 | 2015-03-11 | 交通信号制御機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6566664B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106504548B (zh) * | 2016-10-27 | 2019-04-09 | 广州子灵信息科技有限公司 | 交通灯智能控制方法及系统 |
CN111243269B (zh) * | 2019-12-10 | 2021-06-29 | 福州市联创智云信息科技有限公司 | 基于融合时空特征的深度网络的交通流预测方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08106596A (ja) * | 1994-10-06 | 1996-04-23 | Nippon Signal Co Ltd:The | 交通信号制御方法 |
JPH08124087A (ja) * | 1994-10-28 | 1996-05-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 車両感知情報収集システム |
JP3399421B2 (ja) * | 1999-11-05 | 2003-04-21 | 住友電気工業株式会社 | 交通信号制御装置 |
JP2005056071A (ja) * | 2003-08-01 | 2005-03-03 | Omron Corp | 信号制御装置、および信号制御システム |
JP4159976B2 (ja) * | 2003-12-17 | 2008-10-01 | 株式会社京三製作所 | 交通信号制御装置と交通信号制御方法及び記憶媒体 |
JP5255791B2 (ja) * | 2007-07-06 | 2013-08-07 | 株式会社京三製作所 | 交通信号制御装置及び交通信号制御方法 |
US9412271B2 (en) * | 2013-01-30 | 2016-08-09 | Wavetronix Llc | Traffic flow through an intersection by reducing platoon interference |
JP6145291B2 (ja) * | 2013-03-28 | 2017-06-07 | 株式会社京三製作所 | 交通信号制御装置 |
-
2015
- 2015-03-11 JP JP2015048130A patent/JP6566664B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016170480A (ja) | 2016-09-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4525740B2 (ja) | 信号制御装置 | |
JP6145290B2 (ja) | 交通信号制御装置 | |
JP4082312B2 (ja) | 信号制御装置 | |
JP5482827B2 (ja) | 交通指標算出装置、方法及びコンピュータプログラム | |
WO2015166876A1 (ja) | 交通信号制御装置、交通信号制御方法、及びコンピュータプログラム | |
JP5470664B2 (ja) | 交通信号制御装置及びコンピュータプログラム | |
JP2007122584A (ja) | 交通信号制御システム、および交通信号制御システムの制御方法 | |
JP2012133760A (ja) | 交通信号制御装置及び交通信号制御方法 | |
JP5772528B2 (ja) | 時差現示評価支援装置及び時差現示評価支援方法 | |
JP5567358B2 (ja) | 交通信号制御装置及び交通信号制御方法 | |
JP6566664B2 (ja) | 交通信号制御機 | |
JP2009015705A (ja) | 交通信号制御装置及び交通信号制御方法 | |
JP2009003699A (ja) | 交通信号制御装置、及び交通信号制御方法 | |
JP2010117807A (ja) | 交通信号制御システム、信号制御装置 | |
JP6566665B2 (ja) | 交通信号制御機 | |
JP5018599B2 (ja) | 交通信号制御装置及び方法、到着プロファイルの推定装置、並びに、コンピュータプログラム | |
JP5789962B2 (ja) | 交通信号制御装置及び交通信号制御方法 | |
JP2009245295A (ja) | 交通信号制御装置及び方法、到着プロファイルの推定装置、並びに、コンピュータプログラム | |
JP3412779B2 (ja) | 交通信号制御方法 | |
JP2014102540A (ja) | 信号制御機 | |
JP6023527B2 (ja) | 交通信号制御システム | |
JP2005056071A (ja) | 信号制御装置、および信号制御システム | |
JP2003016581A (ja) | 自律分散型信号制御システム、及びその拡張方法 | |
JP6553898B2 (ja) | 信号制御パラメータ設定装置及び交通信号制御機 | |
JP6145291B2 (ja) | 交通信号制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181113 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190709 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190730 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6566664 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |