JP3396357B2 - レジスト除去装置 - Google Patents

レジスト除去装置

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JP3396357B2 JP32384095A JP32384095A JP3396357B2 JP 3396357 B2 JP3396357 B2 JP 3396357B2 JP 32384095 A JP32384095 A JP 32384095A JP 32384095 A JP32384095 A JP 32384095A JP 3396357 B2 JP3396357 B2 JP 3396357B2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、半導体基
板、各種プリント基板、各種マスク、リードフレームな
どの各種微細加工物品の製造時において、不要となった
レジストパターンを物品表面から剥離除去するための装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体のデバイス製造におい
て、シリコンウエハなどの半導体基板上にレジスト剤を
塗布し、通常のフォトプロセスにより、所定の画像(レ
ジストパターン)が形成される。これをマスクとして、
例えばイオン注入、エッチング、ドーピングなどの種々
の処理が施される。その後不要になったレジストパター
ンが除去され、所定の回路が形成される。次いで、つぎ
の回路を形成するため、再度レジスト剤を塗布するとい
うサイクルが繰り返し行われる。また、各種基板に回路
等を形成する場合も、画像形成後、不要になったレジス
トパターンが除去される。この際、不要になったレジス
トパターンの除去は、一般的にアッシャー(灰化手段)
や溶剤(剥離液)などで行われていたが、アッシャーを
用いると、その作業に長時間を要したり、レジスト剤中
の不純物イオンがウエハ表面に残留するおそれがあっ
た。また、溶剤を用いると、作業環境を害するという問
題が生じていた。
【0003】そこで、最近では、不要となったレジスト
パターンの除去に際し、例えば、特開平6−26789
3号公報に示されるように、粘着テープを大気圧中でレ
ジストパターンの上面に貼付け、この粘着テープとレジ
ストパターンを一体に剥離して、ウエハ表面からレジス
トパターンを除去する装置が提案されている。以下、図
13,図14を参照して説明する。まず、図13(a)
に示すように、貼付テーブル180にウエハWが搬送さ
れてきて保持される。次に、(b)に示すように、貼付
けローラ182が粘着テープTをウエハWの上面に押し
付けながら図の右方向に走行することにより、粘着テー
プTがウエハ表面のレジストパターン上に貼付けられ
る。この際、貼付テーブル180ではレジストパターン
と粘着テープTの粘着剤との接触面積を増加させるため
に、ウエハWに加熱処理が施されている。粘着テープT
の貼付けが完了すると、(c)に示すように、貼付テー
ブル180の吸着パッド184を上昇させる。続いて、
(d)に示すように、搬送機構186にウエハWを一旦
保持させながら貼付テーブル180および剥離テーブル
181が図の右方向に水平移動することにより、ウエハ
Wの下方に剥離テーブル181を待機させる。次に、図
14(e)、(f)に示すように、剥離テーブル181
の吸着パッド185が昇降し、ウエハWが剥離テーブル
181上に保持される。そして、(g)に示すように、
ウエハWの表面の粘着テープTに紫外線照射を行いウエ
ハW上のレジストパターンと粘着剤との粘着力強化が図
られる。その後、(h)に示すように、剥離ローラ18
3が図の右方向に移動しながら、ウエハWの上面からレ
ジストパターンと一体に粘着テープTを剥離する。剥離
処理が完了したら図13(a)に戻って、次のウエハW
が貼付テーブル180に搬送され、上記の動作が繰り返
し行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
装置の工程によると、貼付/剥離工程が順次(シーケン
シャル)に行われるので、貼付所要時間と剥離所要時間
との積算時間が物品一枚当たりの処理時間となり処理効
率を上げるのに限界があった。また、粘着テープを物品
に大気圧中で貼付け処理するので、粘着テープと物品と
の間における空気によってレジストパターンの凹凸内部
に気泡が存在する状態で粘着テープが貼付けられる結
果、粘着テープとレジストパターンとの密着性が弱ま
り、確実にレジストパターンが剥離できないこともあっ
た。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、半導体基板などの物品上の不要となっ
たレジストパターンの除去における処理効率(スループ
ット)を向上することができるレジスト除去装置を提供
することを目的とする。また、本発明の他の目的は、粘
着テープとレジストパターンとの密着性をより確実なも
のとしてレジストパターンの剥離を行うことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次のような構成をとる。すなわち、請求項
1に記載の発明は、レジストパターンで覆われた物品の
表面に帯状の粘着テープを貼付け、前記粘着テープを剥
離することによって、前記物品の表面からレジストパタ
ーンを除去する装置であって、前記物品の表面に粘着テ
ープを貼付ける際に前記物品を保持する貼付テーブル
と、前記貼付テーブルを貼付処理位置と待機位置の間で
昇降移動させる貼付テーブル昇降駆動機構と、前記貼付
テーブルに並設され物品の表面から前記粘着テープを剥
離する際に前記物品を保持する剥離テーブルと、前記剥
離テーブルを剥離処理位置と待機位置の間で昇降移動さ
せる剥離テーブル昇降駆動機構と、前記貼付/剥離テー
ブルに対し物品を搬入・搬出する搬送機構と、前記貼付
テーブルに保持された前記物品の表面に帯状の粘着テー
プを貼付けるテープ貼付ユニットと、前記剥離テーブル
に保持された前記物品の表面から粘着テープを剥離する
テープ剥離ユニットと、前記テープ貼付/剥離ユニット
と貼付/剥離テーブルとを水平に相対移動させる相対駆
動機構とを備え、上記各機構が連動して下記(1) 〜(7)
の過程、すなわち、(1) 待機位置にある貼付テーブル上
に物品を保持した後に貼付テーブルが貼付処理位置まで
上昇し、(2) テープ貼付ユニットが貼付テーブル上の物
品に帯状の粘着テープを貼付け、(3) テープ貼付/剥離
ユニット間に架け渡された帯状の粘着テープを介して物
品を保持した状態で、貼付テーブルが待機位置まで下降
し、(4) テープ貼付/剥離ユニットと貼付/剥離テーブ
ルが水平に相対移動することにより、前記粘着テープを
介して保持された物品の下方に剥離テーブルが移動し、
(5) 待機位置にある空き状態の貼付テーブル上に次の物
品を搬送して保持し、(6) 貼付/剥離テーブルが貼付/
剥離処理位置まで上昇し、(7) テープ貼付/剥離ユニッ
トが略同時に作動して、テープ剥離ユニットは剥離テー
ブル上の物品から粘着テープを剥離し、テープ貼付ユニ
ットは貼付テーブル上の次の物品に粘着テープを貼付け
る、という過程を経ることにより、物品表面への粘着テ
ープの貼付処理と剥離処理を並行して行うものである。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のレジスト除去装置において、前記貼付テーブル
およびテープ貼付ユニット部分に減圧機構を備え、前記
(2)の過程でテープ貼付ユニットが貼付テーブル上の物
品に粘着テープを貼り付ける際、この貼付処理を減圧雰
囲気中で行うことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載のレジスト除去装置において、前記減圧機構の減
圧槽を薄厚の伸縮部材によって上槽と下槽に分離し、下
槽内圧を上槽内圧よりも低圧にして上槽と下槽とに差圧
をつけていくことにより前記伸縮部材を下槽側に膨張さ
せて、下槽に設けた前記貼付テーブル上に保持された物
品の表面に、前記膨張させた伸縮部材を介して粘着テー
プを貼付けることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。先ず、初期状態における貼付テーブルおよびこの貼
付テーブルに並設された剥離テーブルは待機位置にあ
る。この待機位置の上方にある貼付/剥離処理位置には
テープ貼付ユニットとテープ剥離ユニットが待機してい
る。先ず、待機位置にある貼付テーブル上に物品を搬送
して保持した後に、貼付テーブルが貼付処理位置まで上
昇する。そして、テープ貼付ユニットが貼付テーブル上
の物品に帯状の粘着テープを貼付ける。物品に粘着テー
プの貼付けが完了すると、帯状の粘着テープを介して物
品を保持した状態で、貼付テーブル昇降駆動機構の作動
によって貼付テーブルが待機位置まで下降し、貼付テー
ブルによる物品の保持を解除する。
【0010】その後、テープ貼付/剥離ユニットと貼付
/剥離テーブルとが相対駆動機構の作動によって水平に
相対移動することにより、前記粘着テープを介して保持
された物品の下方に剥離テーブルが移動する。剥離テー
ブル上に前記物品を保持するとともに、待機位置にある
空き状態の貼付テーブル上に次の物品を搬送して保持し
た後、貼付/剥離テーブルが貼付/剥離処理位置まで上
昇する。そして、テープ貼付/剥離ユニットが略同時に
作動し、テープ剥離ユニットは剥離テーブル上の物品か
ら粘着テープを剥離し、テープ貼付ユニットは貼付テー
ブル上の次の物品に粘着テープを貼付ける。レジストパ
ターンが剥離除去された物品は搬送機構によって剥離テ
ーブルから搬出される。以下、上述の動作が繰り返され
ることにより、貼付処理がなされた物品からの粘着テー
プの剥離と、さらに次の物品への粘着テープの貼付けと
が同時並行的に行われる。
【0011】また、請求項2に記載の発明によれば、待
機位置にある貼付テーブル上に物品を搬送して保持した
後に、減圧機構を作動して貼付テーブルおよびテープ貼
付ユニット部分を減圧雰囲気にしてから、テープ貼付ユ
ニットを介して粘着テープを物品に貼付けていくことに
よって、粘着テープと物品との隙間に空気(気泡)が存
在しない状態で貼付ける。
【0012】また、請求項3に記載の発明によれば、減
圧機構の減圧槽が薄厚の伸縮部材によって上槽と下槽に
分離されており、下槽内圧を上槽内圧よりも低圧にして
上槽と下槽とに差圧をつけていくことによって、伸縮部
材が下槽側に膨張される。その結果、下槽に設けた貼付
テーブル上に保持されている物品の表面に、膨張してい
く伸縮部材を介して粘着テープが貼付けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をウエハに適用した
場合のレジスト除去装置の実施例のいくつかを図面を参
照しながら説明する。
【0014】<第1実施例>第1実施例に係る装置の全
体構成を図1と図2とを参照して説明する。図1は装置
の全体平面図である。図2は装置の全体正面図である。
図1,図2に示すように、本実施例のレジスト除去装置
は、大きく分けて、表面にレジストパターンが被着した
ウエハWを積層収納しているカセット14が装填される
ウエハ供給部1と、屈曲回動するロボットアーム19が
装備された搬送機構2と、ウエハWを位置合わせするア
ライメントステージ3と、粘着テープTを後述するテー
プ貼付/剥離ユニット部6へ供給するテープ供給部4
と、ウエハWの表面に粘着テープTを貼付ける際にウエ
ハWを保持する貼付テーブル30、および、貼付テーブ
ル30に並設されウエハWの表面から粘着テープTを剥
離する際にウエハWを保持する剥離テーブル31を備
え、貼付/剥離テーブル30/31を一体的に水平移動
させ、かつ各々を独立的に昇降移動させるように構成し
た貼付/剥離テーブル部5と、貼付テーブル30上に保
持されたウエハWの表面に粘着テープTを貼付けるテー
プ貼付ユニット60、および、剥離テーブル31上に保
持されたウエハWの表面から粘着テープTを剥離するテ
ープ剥離ユニット61を備え、テープ貼付/剥離ユニッ
ト60/61を各々独立して水平移動するように構成し
たテープ貼付/剥離ユニット部6と、ウエハWの表面か
ら剥離された粘着テープTを回収するテープ回収部7
と、処理済みのウエハWを積層収納するためのカセット
16が装填されるウエハ回収部8と、から構成されてお
り、上記の各部は基台10およびこの基台10の略中央
部分に左右方向に立設された基壁11に配備されてい
る。この基壁11の中央下方位置には左右方向に開口し
た長孔11aが設けられ、この長孔11aを介してウエ
ハWが通り抜けできるようになっている。なお、図2に
おいて図解し易くするために、基壁11は透かして描い
てある。
【0015】上記の各部の詳細な構造を以下に説明す
る。ウエハ供給部1は、図1に示すように、基台10の
前側右寄りに設置されている。このウエハ供給部1は、
回動可能に設置された供給台13を備え、レジストパタ
ーンで覆われた表面を上向きにした水平姿勢でウエハW
を積層収納するカセット14が供給台13に取外し可能
に装着される。カセット14を供給台13に装填した
後、そのウエハ取り出し口14aが搬送機構2と向かい
合うように、供給台13が回動される。
【0016】上記のウエハ供給部1と同様に構成された
ウエハ回収部8は、基台10の前側左寄りに設置されて
おり、回収台15上に空のカセット16が装填される
と、そのウエハ搬入口16aが搬送機構2と向かい合う
ように、回収台15が回動される。
【0017】搬送機構2は、図1,図2に示すように、
基台10の前方略中央部分に位置し、昇降機構17によ
って昇降駆動されるアームベース18に、屈曲回動可能
なロボットアーム19を搭載して構成されている。ロボ
ットアーム19はウエハ供給部1のカセット14内に積
層収納された各ウエハWをその下面から吸着支持して取
り出すために、その先端が薄板状に形成されている。こ
の搬送機構2によって、取り出されたウエハWは後述す
るアライメントステージ3や貼付テーブル30へ順に搬
送され、また、剥離テーブル31上のレジストパターン
が除去されたウエハWは、ウエハ回収部8のカセット1
6内へ順に積層収納されていく。
【0018】アライメントステージ3は、ウエハWのオ
リエンテーションフラットやノッチ等を光学的に検出す
ることにより、後の処理において必要となるウエハWの
位置合わせを行う。
【0019】テープ供給部4は、図2に示すように、基
壁11の右側背面部分に位置し、帯状のセパレータSに
紫外線硬化型の粘着テープTを貼り合わせてこれを巻回
したテープロール20を、基壁11に回転可能に水平設
置された回転軸21に挿嵌して構成されている。テープ
ロール20の斜め下には、固定ローラ22とこの固定ロ
ーラ22に揺動付勢された挟持ローラ23が並設されて
いる。これらのローラ22,23の左方には、粘着テー
プTからセパレータSを剥離する剥離ローラ24が、水
平軸心a点周りに揺動するアーム25の先端に片持ち支
持されている。この剥離ローラ24の揺動によって、テ
ープロール20から導出し挟持ローラ23を迂回させた
粘着テープTのテンションを常に一定に保ちながら、後
述するテープ貼付ユニット60へ粘着テープTを送り込
むように構成されている。テープロール20の下方に
は、剥離ローラ23で鋭角状に折り返されて剥離された
セパレータSを巻き取るセパレータ回収ロール26が、
基壁11に水平設置された回転軸27に挿嵌されてい
る。この回転軸27は図示しないモータに連動連結さ
れ、セパレータSを巻取り駆動することによって粘着テ
ープTをテープ貼付ユニット60へ送り出すようになっ
ている。また、セパレータ回収ロール26の左側手前に
は、剥離ローラ23からセパレータ回収ロール26の間
でセパレータSを案内支持する固定ローラ28が並設さ
れている。
【0020】さらに、図3も参照しながら貼付/剥離テ
ーブル部5の構造を説明する。図3は、貼付/剥離テー
ブル部5の正面図である。貼付/剥離テーブル部5は、
貼付/剥離テーブル30/31と、この貼付/剥離テー
ブル30/31を貼付・剥離処理位置A(貼付/剥離テ
ーブル30/31が後述するエアシリンダ42,43の
伸張作動によって上昇した位置)と待機位置B(貼付/
剥離テーブル30/31がエアシリンダ42,43の収
縮作動によって下降した位置)の間で昇降移動させる貼
付/剥離テーブル昇降駆動機構40/41と、貼付テー
ブル30を剥離テーブル31と一体に第1処理位置C
(図1に示す貼付テーブル30の位置)と第2処理位置
D(図1に実線で示す剥離テーブル31の位置)の間で
水平移動させる貼付・剥離テーブル水平駆動機構50と
で構成されている。
【0021】貼付/剥離テーブル水平駆動機構50は、
基壁11の後方に並設されたベース板53に、水平に架
設された螺軸54と、螺軸54に連結してこれを回動駆
動させるモータ55と、螺軸54に並設された前後一対
のスライドレール56と、このスライドレール56に沿
って摺動可能で、螺軸54に螺合貫通された左右一対の
可動部材57,58とで構成されている。
【0022】この可動部材57,58にはそれぞれエア
シリンダ42,43が配備されており、エアシリンダ4
2,43のロッド先端に貼付/剥離テーブル30/31
が水平に設置固定されている。このエアシリンダ42,
43部分は上記の貼付/剥離テーブル昇降駆動機構40
/41に相当する。また、上記のモータ55によって、
貼付テーブル30が第1処理位置Cと第2処理位置Dの
間を往復するように、第2処理位置Dの左側にはスライ
ドスペースが在り、貼付/剥離テーブル30/31が一
体的に水平駆動される。貼付/剥離テーブル水平駆動機
構50は、本発明における相対駆動機構に相当する。
【0023】貼付/剥離テーブル30/31の各々中央
部分には、ウエハWを昇降移動させる吸着パッド44,
45が図示しないエアシリンダを介して埋設されてい
る。さらに、貼付テーブル30には図示しないヒーター
が内蔵されており、通常約80〜150℃に加熱され
る。このヒーターの加熱によって貼付テーブル30に吸
着保持されているウエハWの表面上の粘着テープTの粘
着剤が軟化して、レジストパターンの凹凸内部に粘着剤
が流れ込み、レジストパターンと粘着剤との接着面積が
増大される。
【0024】剥離テーブル31の上方位置には、紫外線
ランプ46等を含む紫外線発生装置47と、剥離テーブ
ル31上に下降移動し剥離テーブル31の外方への紫外
線の漏洩を防ぐフード48とからなる紫外線照射ユニッ
ト49が基壁11に配設されている(図2参照)。紫外
線をウエハWに照射することによって、紫外線硬化型の
粘着テープTの粘着剤を硬化させてレジストパターンと
の密着強度の増大が図られる。
【0025】図1,図2および図4を参照しながらテー
プ貼付/剥離ユニット部6の構造を説明する。図4はテ
ープ貼付/剥離ユニット部6の正面図である。テープ貼
付/剥離ユニット部6は、前記貼付テーブル30上のウ
エハWに粘着テープTを貼付けるテープ貼付ユニット6
0と、剥離テーブル31上のウエハWから粘着テープT
とともにレジストパターンを剥離除去するテープ剥離ユ
ニット61と、テープ貼付ユニット60を貼付開始位置
1 (貼付テーブル30の左端に貼付ローラ80が在る
位置)と貼付終了位置p2 (貼付テーブル31の右端に
貼付ローラ80が在る位置)の間で水平移動させ、か
つ、テープ剥離ユニット61を剥離開始位置h1 (剥離
テーブル31の左端に剥離ローラ91が在る位置)と剥
離終了位置h2 (剥離テーブル31の右端に剥離ローラ
91が在る位置)の間で水平移動させるテープ貼付/剥
離ユニット水平駆動機構70/71とで構成されてい
る。テープ貼付/剥離ユニット水平駆動機構70/71
は、前記貼付/剥離テーブル部5のベース板53の後方
に並設されたベース板63に架設され、かつベース板6
3の中央部分で二分割された螺軸64,65と、螺軸6
4,65に各々連結してこれを回動駆動させるモータ6
6,67と、螺軸64,65に並設された前後一対のス
ライドレール68と、このスライドレール68に沿って
摺動可能で、螺軸64,65に各々螺合貫通された可動
部材72,73とから構成されている。そして、この可
動部材72,73の縦壁72a,73aにはテープ貼付
/剥離ユニット60/61がそれぞれ水平前方に延出し
て設けられている。
【0026】テープ貼付ユニット60には、図1に示す
ように、前記可動部材72の縦壁72aと、この縦壁7
2aに対向する前方位置の支持壁75との間に支持固定
された2本の支持ロッド76,77が設けられている。
そして、この支持ロッド76の両端部分に、その基端が
回転自在に軸支された前後一対の揺動部材78,79が
配備され、この揺動部材78,79の遊端間に貼付ロー
ラ80が回転自在に枢支されている。また、縦壁72a
の背面および支持壁75の前面に配備されたエアシリン
ダ81,82のロッドがそれぞれ揺動部材78,79の
遊端に連結され、このエアシリンダ81,82の伸縮作
動によって、揺動壁78,79を介して貼付ローラ80
が支持ロッド76周りに上下に揺動するように構成され
ている。
【0027】テープ剥離ユニット61には、前記可動部
材73の縦壁73aと、この縦壁73aに対向する前方
位置の支持壁83との間に支持固定された左右一対の支
持ロッド84,85が設けられている。そして、この支
持ロッド84の両端部分に、その基端が回転自在に軸支
された前後一対の揺動部材86,87が配備され、この
揺動部材86,87の遊端間に挟持ローラ88が回転自
在に枢支されている。さらに、揺動部材86,87の内
側には、支持ロッド84にその基端が軸支固定された前
後一対の支持部材89,90が配備され、この支持部材
89,90の遊端間に剥離ローラ91が回転可能に枢支
されている。また、縦壁73aの背面および支持壁83
の前面に設置されたエアシリンダ92,93のロッドが
それぞれ揺動部材86,87の遊端に連結され、このエ
アシリンダ92,93の伸縮作動によって、揺動部材8
6,87を介して挟持ローラ88が支持ロッド84周り
に上下に揺動されて、粘着テープTを剥離ローラ91と
この挟持ローラ88との間で挟持あるいはそれを解除す
るように構成されている。そして、揺動部材86の背面
に設置されたモータ94に挟持ローラ88が連動連結さ
れ、この挟持ローラ88と剥離ローラ91との間で挟持
した粘着テープTを送り出すように構成されている。
【0028】テープ貼付/剥離ユニット60/61の支
持壁75,83に設置した図示しない摺動部材が、基壁
11の背面に付設した水平姿勢のレール11bに係合さ
れ、テープ貼付/剥離ユニット60/61を貼付/剥離
テーブル30/31上で安定した姿勢で水平移動するよ
うに構成されている。
【0029】そして、テープ供給部1から送り出された
粘着テープTは、図4に示すように、テープ貼付ユニッ
ト60の貼付ローラ80の下面を経て、テープ剥離ユニ
ット61の剥離ローラ91と挟持ローラ88に巻き掛け
られて、後述するテープ回収部7へ送り込まれる。
【0030】図1に示すように、基壁11の前面で長孔
11aの左側近傍位置には、貼付テーブル30上のウエ
ハWを剥離テーブル31に移載する際に一旦そのウエハ
Wを保持する薄板上のウエハ保持アーム100が配設さ
れ、その基端が図示しないロータリーアクチュエータに
連結されている。ロータリーアクチュエータの作動によ
ってウエハ保持アーム100の遊端が水平揺動されて、
長孔11aを通過し、図1中に仮想線で示す剥離テーブ
ル31の位置でウエハWをその下面から支持するように
している。
【0031】テープ回収部7は、図2に示すように、基
壁11の左側背面部分に位置し、レジストパターンを密
着した粘着テープTを巻取り回収するテープ回収ロール
110を、基壁11の背面に水平設置された回転軸11
1に挿嵌して構成されている。この回転軸111は図示
しないモータに連動連結されており、テープ回収ロール
110を回転駆動するようになっている。このテープ回
収ロール110の近傍には、粘着テープTをテープ回収
ロール110へ確実に誘導するための迂回ローラ112
が揺動自在のアーム113に片持ち支持されている。ま
た、その下方には固定ローラ114が水平設置され、さ
らに、この固定ローラ114に粘着テープを揺動付勢す
る挟持ローラ115がアーム116を介して並設されて
いる。そして、テープ剥離ユニット61から送り込まれ
た粘着テープTは、固定ローラ114および挟持ローラ
115、迂回ローラ112を経てテープ回収ローラ11
0に巻取り回収される。
【0032】基壁11の前面の右側上部には、この装置
の操作パネル120が配備されている。
【0033】次に、上記のように構成されたこの装置の
動作を図5ないし図7(a)〜(j)を参照しながら説
明する。先ず、ウエハ供給部1の準備としてレジストパ
ターンが存在するウエハW群を、その表面を上向きにし
て積層収納しているカセット14が供給台13に装填さ
れ、カセット14のウエハ取り出し口14aが搬送機構
2に対向するように供給台13が回動する。
【0034】搬送機構2のアームベース18が昇降移動
して、取り出し対象となるウエハWに応じた位置に移動
し、続いてロボットアーム19が伸張してカセット14
内のそのウエハWの直下に進入した後、アームベース1
8が若干上昇することにより、ウエハWがロボットアー
ム19の先端上に受け渡される。続いてロボットアーム
19が収縮することにより、カセット14のウエハ取り
出し口14aから最初のウエハW1がその下面を支持さ
れながら取り出される。取り出されたウエハW1はアラ
イメントステージ3に搬送され、その後、ロボットアー
ム19は一旦所定位置へ退去する。アライメントステー
ジ3でウエハW1のオリエンテーションフラット(また
はノッチ)を検出してウエハW1の位置合わせを行う。
位置合わせが完了したウエハW1を、再びロボットアー
ム19によって貼付テーブル30に搬送する。
【0035】図5(a)は、初期状態における貼付/剥
離テーブル30/31およびテープ貼付/剥離ユニット
60/61の位置関係を示す。貼付テーブル30は第1
処理位置Cの待機位置Bに、剥離テーブル31は第2処
理位置Dの待機位置Bに、テープ貼付ユニット60は貼
付・剥離処理位置Aの貼付開始位置p1 に、テープ剥離
ユニット61は貼付・剥離処理位置Aの剥離終了位置h
2 に、それぞれ位置している。待機位置Bにある貼付テ
ーブル30の吸着パッド44に、最初に取り出されたウ
エハW1がレジストパターンを被着している表面を上向
きにして吸着保持される。通常、待機位置Bにある貼付
テーブル30や剥離テーブル31の吸着パッド44,4
5は、ウエハWの搬入あるいは搬出に際し、搬送機構2
のロボットアーム19あるいはウエハ保持アーム100
の先端が吸着パッド44,45に保持されたウエハWと
貼付/剥離テーブル30/31との隙間に進入できるよ
うに、貼付/剥離テーブル30/31の上面から若干突
出した状態に設定されている。また、貼付テーブル30
上方の貼付・剥離処理位置Aにあるテープ貼付ユニット
60のエアシリンダ81,82はこのとき収縮してお
り、貼付ローラ80は若干上方に持ち上がった姿勢にあ
る。
【0036】そして、図5(b)に示すように、ウエハ
W1を保持した貼付テーブル30が、貼付テーブル昇降
駆動機構40のエアシリンダ42の伸張作動によって貼
付・剥離処理位置Aへ上昇移動するとともに、吸着パッ
ド44が貼付テーブル30内に没入してウエハW1が貼
付テーブル30に吸着保持される。このとき、テープ貼
付ユニット60の貼付ローラ80は、エアシリンダ8
1,82の伸張作動によって若干下方に揺動し、この貼
付ローラ80とテープ剥離ユニット61の剥離ローラ9
1との間に巻き掛けられた粘着テープTが略水平姿勢に
変形される。そして、貼付・剥離処理位置Aの貼付開始
位置p1 で貼付ローラ80と貼付テーブル30とが当接
すると、テープ貼付ユニット水平駆動機構70のモータ
66が作動して、貼付ローラ80を含むテープ貼付ユニ
ット60が貼付終了位置p2 の方向(図では仮想線で示
す右方向)に水平移動しながら、ウエハW1表面に粘着
テープTを貼付けていく。
【0037】また、ウエハW1が貼付テーブル30に保
持された時点から、貼付テーブル30に装備したヒータ
ーの加熱によりウエハW1に加熱処理が施され、ウエハ
W1に貼付けられた粘着テープTの粘着剤が軟化してウ
エハW1表面のレジストパターンの凹凸内部に流れ込
み、粘着剤とレジストパターンの接触面積が増加して両
者の密着性が向上する。
【0038】ウエハW1に粘着テープTの貼付けが完了
したとき、テープ貼付ユニット60は貼付終了位置p2
(図5(b)の仮想線で示す位置)に在り、また、テー
プ剥離ユニット61は初期状態のまま剥離終了位置h2
に在り、貼付/剥離ローラ80/91間に介在する粘着
テープTがウエハWの表面に貼付いた状態となってい
る。この姿勢を維持したまま、図5(c)に示すよう
に、貼付・剥離テーブル水平駆動機構50のモータ55
およびテープ貼付/剥離ユニット水平駆動機構70/7
1のモータ66,67が作動して、第1処理位置Cの貼
付テーブル30が第2処理位置Dにくるように、貼付/
剥離テーブル30/31およびテープ貼付/剥離ユニッ
ト60/61が水平移動する。
【0039】そして、図5(d)に示すように、貼付テ
ーブル30の吸着パッド44が伸張作動してこれにウエ
ハW1が受け持たれるとともに、貼付テーブル昇降駆動
機構40のエアシリンダ42が収縮作動して、貼付テー
ブル30が待機位置Bに下降移動する。その後、ウエハ
保持アーム100の先端がロータリーアクチュエータの
作動により水平揺動して、貼付テーブル30の吸着パッ
ド44に保持されているウエハW1の直下に進入する。
次に、図6の(e)に示すように、貼付テーブル30の
吸着パッド44が下降し、ウエハW1が一旦ウエハ保持
アーム100の先端に支持される。
【0040】そして、ウエハW1を次の剥離テーブル3
1に移載するために、この状態で貼付・剥離テーブル水
平駆動機構50のモータ55が作動して、貼付/剥離テ
ーブル30/31が水平移動する。すなわち、図6
(f)に示すように、第2処理位置Dの貼付テーブル3
0が再び第1処理位置Cに戻るように、貼付/剥離テー
ブル30/31のみが初期状態の位置に水平移動する。
従って、テープ貼付/剥離ユニット60/61間の粘着
テープTに上面が貼付けられ、かつ下面をウエハ保持ア
ーム100に支持されたウエハW1の下方位置(第2処
理位置D)に剥離テーブル31が移動し、かつテープ剥
離ユニット61は剥離開始位置h1 に相対変位する。ま
た、このときに貼付テーブル30の貼付終了位置p2
ある貼付ローラ80が貼付開始位置p1 にくるようにテ
ープ貼付ユニット60が若干水平移動する。
【0041】次に、図6(g)に示すように、剥離テー
ブル31の吸着パッド45が上昇してウエハW1の下面
に当接する。また、このときに貼付テーブル30には、
次のウエハW2がロボットアーム19によって搬送され
る。そして、図7の(h)に示すように、剥離テーブル
昇降駆動機構41のエアシリンダ43が伸張作動して、
剥離テーブル31とともにウエハW1が貼付・剥離処理
位置Aに上昇移動する。
【0042】その後、図7(i)に示すように、剥離テ
ーブル31の上方で待機している紫外線照射ユニット4
9のフード48が剥離テーブル31上に下降し、剥離テ
ーブル31の外方への紫外線の漏洩を防ぐ準備を行った
後、紫外線発生装置47の紫外線ランプ46が点灯し
て、ウエハW1に紫外線が照射される。この紫外線照射
により、ウエハW1の表面に貼付けた紫外線硬化型の粘
着テープTの粘着剤が硬化してレジストパターンとの密
着強度が一層増大される。また、このときに貼付テーブ
ル30とともに次のウエハW2が貼付・剥離処理位置A
に上昇移動される。
【0043】ウエハW1への紫外線照射が完了すると、
図7(j)に示すように、フード48が上昇退避移動す
る。次に、テープ剥離ユニット水平駆動機構71のモー
タ67が作動して、剥離ローラ91を含むテープ剥離ユ
ニット61が剥離終了位置h2 の方向(図中に実線で示
す右方向)に水平移動することにより、剥離テーブル3
1上のウエハW1の表面から粘着テープTとともにレジ
ストパターンが剥離除去されていく。これと略同時に、
テープ貼付ユニット水平駆動機構70のモータ66が作
動してテープ貼付ユニット60が貼付終了位置p2 に水
平移動することにより、貼付テーブル30上の次のウエ
ハW2の表面に粘着テープTが貼付けられていく。この
ように、粘着テープTの貼付/剥離処理が随時並行(パ
ラレル)に行われるので、装置の処理効率(スループッ
ト)を向上することができる。
【0044】その後、剥離テーブル30が待機位置Bに
下降して、レジストパターンが除去された剥離テーブル
31上のウエハW1は、搬送機構2のロボットアーム1
9が屈曲回動することによって剥離テーブル31から搬
出されてウエハ回収部8のカセット16へ積層収納され
る。なお、必要に応じて、処理済みのウエハWをアライ
メントステージ3で位置合わせした後に、カセット16
へ収納するようにしてもよい。そして、貼付処理がなさ
れた貼付テーブル30上のウエハW2は上記の図5
(c)に示す動作から同様に繰り返される。また、ウエ
ハW1のレジストパターンを除去処理した粘着テープT
部分は、後々の同様な動作が繰り返されることによって
テープ回収部7のテープ回収ロール110に巻き取られ
ていく。
【0045】本発明は、上記の第1実施例の工程を以下
のような形態に変形して実施することもできる。図8、
図9の(a)〜(g)を参照して説明する。なお、この
変形例の構成と上述した実施例の構成とは、前記の貼付
/剥離テーブル部5における貼付/剥離テーブル30/
31の位置関係において相違する。すなわち、上記の実
施例の場合は初期状態(図5の(a)参照)で、貼付テ
ーブル30が第1処理位置C、剥離テーブル31が第2
処理位置Dにそれぞれ位置し、貼付テーブル30が第1
処理位置Cから第2処理位置Dに移動できるように、第
2処理位置Dの左側にテーブル一つ分のスライドスペー
スが存在した。これに対してこの変形例では、図8
(a)の初期状態で第2処理位置Dにある剥離テーブル
31が、第1処理位置Cに水平移動できるように、第1
処理位置Cの右側にテーブル一つ分のスライドスペース
が存在する。また、紫外線照射ユニット49は第1処理
位置Cの貼付テーブル30の上方で待機するように構成
している。
【0046】図8(a)および(b)は、上記の実施例
工程(図5の(a),(b))と同様であり、第1処理
位置Cの待機位置Bにある貼付テーブル30の吸着パッ
ド44上に、ウエハW1が載置される。続いて、貼付テ
ーブル30が貼付・剥離処理位置Aへ上昇移動して、ウ
エハW1が貼付テーブル30に吸着保持される。そし
て、貼付・剥離処理位置Aの貼付開始位置p1 で貼付ロ
ーラ80と貼付テーブル30とが当接すると、テープ貼
付ユニット60が貼付終了位置p2 の方向(図8(b)
では仮想線で示す右方向)に水平移動することにより、
ウエハW1表面に粘着テープTが貼付けられていく。こ
のとき、ウエハW1に加熱処理が行われる。
【0047】そして、図8(c)に示すように、貼付テ
ーブル30の吸着パッド44にウエハW1が受け持たれ
るとともに、貼付テーブル30が待機位置Bに下降移動
する。その後、ウエハ保持アーム100が水平揺動し
て、ウエハW1の直下に進入し、ウエハW1が一旦ウエ
ハ保持アーム100の先端に支持される。
【0048】次に、ウエハW1を剥離テーブル31に移
載するために、図8(d)に示すように、第2処理位置
Dの剥離テーブル31が第1処理位置Cにくるように貼
付/剥離テーブル30/31が水平移動する。また、こ
のときに貼付ローラ80が貼付開始位置p1 にくるよう
にテープ貼付ユニット60が若干水平移動する。
【0049】次に、図9(e)に示すように、剥離テー
ブル31の吸着パッド45が上昇してウエハW1の下面
に当接する。また、このときに貼付テーブル30には、
次のウエハW2がロボットアーム19によって搬送され
る。その後、剥離テーブル31が貼付・剥離処理位置A
に上昇移動し、図9(f)に示すように、紫外線照射ユ
ニット49が下降してウエハW1に紫外線が照射され
る。また、このときに貼付テーブル30が貼付・剥離処
理位置Aに上昇移動する。
【0050】この状態における貼付/剥離テーブル30
/31およびテープ貼付/剥離ユニット60/61の位
置関係を確認しておくと、剥離テーブル31は第1処理
位置Cの貼付・剥離処理位置Aに在り、貼付テーブル3
0は第1処理位置Cの右側のスライドスペースの貼付・
剥離処理位置Aにある。そして、テープ貼付/剥離ユニ
ット60/61がそれぞれ貼付/剥離開始位置p1 /h
1 で貼付/剥離テーブル30/31と当接した状態にな
っている。
【0051】ウエハW1への紫外線照射が完了すると、
図9(g)に示すように、紫外線照射ユニット49が上
昇退避移動する。次に、剥離テーブル31を第1処理位
置Cから再び第2処理位置Dに戻すように、貼付/剥離
テーブル30/31が水平移動しながら、ウエハW1の
剥離処理およびウエハW2の貼付処理を同時並行して行
う。このように、粘着テープTの貼付/剥離処理が随時
並行(パラレル)に行われるので、装置の処理効率を向
上することができる。
【0052】貼付/剥離テーブル30/31の水平移動
により、固定姿勢のテープ貼付/剥離ユニット60/6
1が相対的に変位して貼付/剥離終了位置p2 /h2
到達すると、上記の図8(c)に示す状態となる。そし
て、貼付/剥離テーブル30/31が待機位置Bまで下
降し、レジストパターンが除去された剥離テーブル31
上のウエハW1は、搬送機構2によって剥離テーブル3
1から搬出されてウエハ回収部8のカセット16へ積層
収納される。貼付処理がなされた貼付テーブル30上の
ウエハW2には、上記の図8の(c)に示す工程から上
述と同様の処理が繰り返される。
【0053】この変形例の工程によると、貼付処理がな
されたウエハW1を剥離テーブル31に移載するための
貼付/剥離テーブル30/31の水平移動と、その逆方
向の水平移動によってウエハW2の貼付処理およびウエ
ハW1の剥離処理を同時並行して行うので、貼付/剥離
テーブル30/31の一往復動作による短い工程で1回
の処理サイクルを終えることができ、さらなる処理効率
の向上を図ることができる。
【0054】<第2実施例>本発明に係る第2実施例装
置の要部構成を図10,図11を参照して説明する。図
10は第2実施例に係る貼付/剥離テーブル部130お
よび減圧機構135部分を後方から視た斜視図、図11
は貼付テーブル139とテープ貼付ユニット153およ
び減圧機構135の側断面図である。なお、図中、上述
した第1実施例装置と同一符号で示す部分は、第1実施
例装置と同一構成であるので、ここでの詳細な説明は省
略する。第2実施例の特徴は、上記第1実施例装置の貼
付処理を行う構成に減圧機構135を備え、貼付テーブ
ル上のウエハに粘着テープを貼付ける際に、これを減圧
雰囲気中で行うように構成したことにある。
【0055】図10,図11に示すように、貼付/剥離
テーブル部130は、貼付/剥離テーブル水平駆動機構
50のスライドレール56に沿って摺動可能で、螺軸5
4に螺合貫通された可動部材131の上部にそれぞれ配
設された固定板132,133を介して設けられてい
る。ただし、固定板133の上方にある剥離テーブル3
1やテープ剥離ユニット61などは、第1実施例装置の
構成と同様であるのでここでの説明は省略する。固定板
132の上面には左右一対のエアシリンダ134が立設
されており、このエアシリンダ134のロッド先端に減
圧槽136の下部136aが上方に開口するように設置
されている。この減圧槽下部136b内には、断熱材1
37を介してヒーター138を内蔵した貼付テーブル1
39が配設されている。そして、貼付テーブル139の
中央部分にはウエハWを昇降移動させる吸着パッド14
0が、減圧槽下部136aの下面に気密封止状態に固定
設置されたエアシリンダ141を介して取り付けられて
いる。また、減圧槽下部136aの両側方には、粘着テ
ープTをピンチ固定する一対のテープピンチ部142が
それぞれ設けられている。なお、テープ供給部4(図2
参照)からの粘着テープTは、図示しないガイドローラ
などによって前記テープピンチ部142に沿うように供
給される。
【0056】減圧槽下部136aの周壁には分岐管14
3が取り付けられており、一方は減圧弁144を介して
図示しない真空ポンプに連結され、他方は減圧弁145
を介して大気に開放されている。
【0057】また、前記減圧槽下部136aの上方対向
位置には、基壁11の背面に連結固定されたエアシリン
ダ146のロッド先端に、その上面が連結された減圧槽
上部136bが配備されている。エアシリンダ146の
伸長作動によって図11に実線で示すように、減圧槽上
部136bが減圧槽下部136aに対して密閉姿勢にな
るように構成されている。
【0058】減圧槽上部136bの内部上面には前後一
対のスライドレール147が張設され、スライドレール
147に並行に螺軸148が設けられており、螺軸14
8の一端は図示しないモータに連動連結されている。そ
して、スライドレール147に沿って摺動し、かつ螺軸
148に螺合貫通された可動部材149がそれぞれ配備
されている。可動部材149の下面にはエアシリンダ1
50が垂設されており、各エアシリンダ150のロッド
先端に貼付ローラ151が回転可能に軸支されている。
すなわち、貼付ローラ151は、エアシリンダ150の
伸長作動によって貼付テーブル139に保持されたウエ
ハWに当接し、かつ、モータの作動によって左右方向に
水平駆動するように構成されている。また、貼付ローラ
151の内部には常温から略130℃まで加熱できる熱
線152が装備されており、粘着テープTの基材面から
も粘着剤を加熱することで加熱処理効率のさらなる向上
が図られている。なお、上記した減圧槽136や図示し
ない真空ポンプ部分は、本発明の減圧機構135に相当
し、また、貼付ローラ151部分は本発明のテープ貼付
ユニット153に相当する。
【0059】上記した構成の第2実施例装置におけるウ
エハWへ粘着テープTを貼付ける動作を以下に説明す
る。初期状態ではエアシリンダ134は収縮して減圧槽
下部136aは下降している。この状態で貼付テーブル
139は待機位置Bにあるとともに、吸着パッド140
もエアシリンダ141の収縮作動によって貼付テーブル
139内に埋没した状態となっている。また、減圧槽上
部136bはエアシリンダ146の収縮作動により、図
11に二点鎖線で示すような開放姿勢になっているとと
もに、減圧槽上部136b内の貼付ローラ151はエア
シリンダ150の収縮作動によって上方に持ち上がった
状態となっている。粘着テープTはテープピンチ部14
2間に挟持された状態になっている。
【0060】先ず、エアシリンダ141が伸長作動して
吸着パッド140が貼付テーブル139から若干突出す
るとともに、ロボットアーム19によってウエハWが吸
着パッド140に搬送されてくる。再びエアシリンダ1
41が収縮作動して貼付テーブル139にウエハWが吸
着保持される。その後、エアシリンダ134の伸長作動
により、ウエハWを保持した貼付テーブル139と減圧
槽下部136bとが一体に貼付処理位置Aまで上昇す
る。このとき、粘着テープTとウエハWとは当接しない
状態で若干隙間があくようにテープピンチ部142など
で設定されている。そして、エアシリンダ146が緩や
かに伸長作動して減圧槽上部136bは、減圧槽下部1
36aと周壁部分でカッチリと嵌合されて、減圧槽13
6内は気密封止状態となる。
【0061】次に、分岐管143に備えた図示しない真
空ポンプに連結される側の減圧弁144が開かれて、真
空ポンプを吸引作動することによって減圧槽136内が
略5〜10Torrに減圧される。減圧動作が完了すると、
真空ポンプの作動を停止し、減圧弁144が閉じられ
る。そして、エアシリンダ150が伸長作動して貼付ロ
ーラ151が貼付開始位置p1で粘着テープTを介して
ウエハWに当接する。次に、螺軸148に連結された図
示しないモータによって、貼付ローラ151が貼付終了
位置p2の方へ水平回転移動しながらウエハWに粘着テ
ープTを貼付けていく。このとき、減圧槽136内を減
圧雰囲気にしているので、ウエハW上のレジストパター
ンの凹凸内部などに気泡が存在しない状態で粘着テープ
TがウエハWに貼付けられる。また、粘着テープTの粘
着剤は、ヒーター138や貼付ローラ151内の熱線1
52によって上下から加熱されることによって、短時間
で軟化してレジストパターンとの密着性が向上する。
【0062】ウエハWへの粘着テープTの貼付処理が完
了すると、減圧弁145を開放して減圧槽136内を大
気圧に戻すとともにエアシリンダ146が収縮作動して
減圧槽上部136bは上方に持ち上がる。これにより、
粘着テープTが貼付けられたウエハWの全面に均一に大
気圧がかかって、粘着テープTの粘着剤とレジストパタ
ーンとの密着性がより一層向上される。その後、テープ
ピンチ部142が解除されるとともに、上記第1実施例
装置と同様な処理動作によって、ウエハWは次の工程に
進んでいく。
【0063】<第3実施例>第3実施例に係るレジスト
除去装置の要部構成を図12を参照して説明する。図1
2は第3実施例装置に係る貼付テーブル139、テープ
貼付ユニット153および減圧機構135の側断面図で
ある。基本的には、上記第2実施例装置のテープ貼付ユ
ニット153を変形したものである。
【0064】これは、上記第2実施例装置の減圧槽上部
136b内のテープ貼付ユニット153を取り払って、
代わりにこの減圧槽上部136bの開口に、例えば薄厚
のゴムなどの伸縮部材160が張設されたもので、かつ
減圧槽上部136bの周壁部分にも分岐管161を装備
したものである。この分岐管161も一端の減圧弁16
2側に図示しない真空ポンプが連結されており、他端の
減圧弁163は大気に開放されている。
【0065】すなわち、減圧槽下部136aと減圧槽上
部136bが嵌合した状態の減圧槽136は、前記伸縮
部材160によって上槽G(伸縮部材より上の減圧槽1
36)と下槽H(伸縮部材より下の減圧槽136)に上
下分離される。伸縮部材160とその直下にある粘着テ
ープTは図12中に二点鎖線で示すように、ウエハWの
上方位置で水平待機した状態になっている。そして、減
圧弁144,162を開状態にして真空ポンプを作動す
る。例えば、減圧槽136の上槽Gを約30Torrまで減
圧するとともに、減圧槽136の下槽Hを約1Torrまで
徐々に減圧していきながら、下槽Hが上槽Gよりも低圧
になるように差圧をつけていく。その結果、図中に実線
で示すように、薄厚の伸縮部材160が膨張して粘着テ
ープTを下槽Hの方へ中央部分から弓状に変形させてい
き、粘着テープTがウエハWの略中心から外周に向かっ
て同心円状に貼付けられていく。貼付け処理が完了した
ら、減圧弁145,163を開放して上下の減圧槽13
6内を大気圧に戻すとともに、エアシリンダ146を伸
縮作動させて減圧槽上部136bを持ち上げる。これに
より、粘着テープTを介してウエハWに均一に大気圧が
かかって、上記した第2実施例装置と同様な効果が得ら
れる。
【0066】なお、上記第1,第2実施例において、使
用される粘着テープTの粘着力が強く、あるいはウエハ
Wの表面のレジストパターンの付着強度が比較的弱い場
合には、必ずしも紫外線硬化型の粘着テープT、および
これに紫外線を照射するための機構を用いる必要はな
い。さらに、粘着テープTの粘着剤を軟化させるヒータ
ーによる加熱処理も必ずしも必要ではない。
【0067】さらに、上記実施例ではウエハW表面の不
要レジストパターンを除去する場合を例に採ったが、本
発明はこれに限定されず、レジストパターンからなる画
像が存在する物品の処理に適用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明のレジスト除去装置によれば、貼付テーブ
ルで粘着テープの貼付処理がなされた物品を剥離テーブ
ルに移載し、物品の表面から粘着テープの剥離処理が行
われると略同時に、貼付テーブルに搬送されてきた次の
物品の表面に粘着テープの貼付処理が行われ、順次貼付
/剥離処理が並行(パラレル)に行われるので、装置の
処理効率を向上させることができる。
【0069】また、請求項2記載の発明のレジスト除去
装置によれば、貼付テーブル上の物品に粘着テープを貼
付けていく際に、この動作を減圧雰囲気中で行うことに
よって、粘着テープと物品との隙間に気泡が存在しない
状態で貼付けられて、かつ物品に粘着テープを貼付けた
後に減圧雰囲気から大気圧に戻すことによって粘着テー
プを介して物品に均一に大気圧がかかるので、粘着テー
プとレジストパターンとの密着性を一層向上することが
できる。
【0070】また、請求項3記載の発明のレジスト除去
装置によれば、減圧機構の減圧槽を伸縮部材によって上
槽と下槽に分離し、上槽と下槽とに差圧によって膨張す
る伸縮部材を介して貼付テーブル上の物品表面に粘着テ
ープが貼付けられるので、上記請求項2の効果に加え
て、テープ貼付ユニットの構成が簡易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレジスト除去装置の第1実施例の
全体平面図である。
【図2】第1実施例装置の全体正面図である。
【図3】貼付/剥離テーブル部の正面図である。
【図4】テープ貼付/剥離ユニット部の正面図である。
【図5】粘着テープの貼付/剥離処理動作を示す説明図
である。
【図6】粘着テープの貼付/剥離処理動作を示す説明図
である。
【図7】粘着テープの貼付/剥離処理動作を示す説明図
である。
【図8】第1実施例の変形例に係る粘着テープの貼付/
剥離処理動作を示す説明図である。
【図9】第1実施例の変形例に係る粘着テープの貼付/
剥離処理動作を示す説明図である。
【図10】第2実施例に係る貼付/剥離テーブル部、テ
ープ貼付ユニットおよび減圧機構を説明する斜視図であ
る。
【図11】第2実施例に係る貼付テーブル、テープ貼付
ユニットおよび減圧機構の側断面図である。
【図12】第3実施例に係る貼付テーブル、テープ貼付
ユニットおよび減圧機構の側断面図である。
【図13】従来例に係る粘着テープの貼付/剥離処理動
作を示す説明図である。
【図14】従来例に係る粘着テープの貼付/剥離処理動
作を示す説明図である。
【符号の説明】
2 … 搬送機構 30,139 … 貼付テーブル 31 … 剥離テーブル 40 … 貼付テーブル昇降駆動機構 41 … 剥離テーブル昇降駆動機構 50 … 相対駆動機構 60,153 … テープ貼付ユニット 61 … テープ剥離ユニット 135 … 減圧機構 136 … 減圧槽 160 … 伸縮部材 A … 貼付・剥離処理位置 B … 待機位置 G … 上槽 H … 下槽 T … 粘着テープ W … ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジストパターンで覆われた物品の表面
    に帯状の粘着テープを貼付け、前記粘着テープを剥離す
    ることによって、前記物品の表面からレジストパターン
    を除去する装置であって、前記物品の表面に粘着テープ
    を貼付ける際に前記物品を保持する貼付テーブルと、前
    記貼付テーブルを貼付処理位置と待機位置の間で昇降移
    動させる貼付テーブル昇降駆動機構と、前記貼付テーブ
    ルに並設され物品の表面から前記粘着テープを剥離する
    際に前記物品を保持する剥離テーブルと、前記剥離テー
    ブルを剥離処理位置と待機位置の間で昇降移動させる剥
    離テーブル昇降駆動機構と、前記貼付/剥離テーブルに
    対し物品を搬入・搬出する搬送機構と、前記貼付テーブ
    ルに保持された前記物品の表面に帯状の粘着テープを貼
    付けるテープ貼付ユニットと、前記剥離テーブルに保持
    された前記物品の表面から粘着テープを剥離するテープ
    剥離ユニットと、前記テープ貼付/剥離ユニットと貼付
    /剥離テーブルとを水平に相対移動させる相対駆動機構
    とを備え、 上記各機構が連動して下記(1) 〜(7) の過程、すなわ
    ち、 (1) 待機位置にある貼付テーブル上に物品を保持した後
    に貼付テーブルが貼付処理位置まで上昇し、(2) テープ
    貼付ユニットが貼付テーブル上の物品に帯状の粘着テー
    プを貼付け、(3) テープ貼付/剥離ユニット間に架け渡
    された帯状の粘着テープを介して物品を保持した状態
    で、貼付テーブルが待機位置まで下降し、(4) テープ貼
    付/剥離ユニットと貼付/剥離テーブルが水平に相対移
    動することにより、前記粘着テープを介して保持された
    物品の下方に剥離テーブルが移動し、(5) 待機位置にあ
    る空き状態の貼付テーブル上に次の物品を搬送して保持
    し、(6) 貼付/剥離テーブルが貼付/剥離処理位置まで
    上昇し、(7) テープ貼付/剥離ユニットが略同時に作動
    して、テープ剥離ユニットは剥離テーブル上の物品から
    粘着テープを剥離し、テープ貼付ユニットは貼付テーブ
    ル上の次の物品に粘着テープを貼付ける、 という過程を経ることにより、物品表面への粘着テープ
    の貼付処理と剥離処理を並行して行うことを特徴とする
    レジスト除去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレジスト除去装置にお
    いて、前記貼付テーブルおよびテープ貼付ユニット部分
    に減圧機構を備え、前記(2) の過程でテープ貼付ユニッ
    トが貼付テーブル上の物品に粘着テープを貼り付ける
    際、この貼付処理を減圧雰囲気中で行うことを特徴とす
    るレジスト除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のレジスト除去装置にお
    いて、前記減圧機構の減圧槽を薄厚の伸縮部材によって
    上槽と下槽に分離し、下槽内圧を上槽内圧よりも低圧に
    して上槽と下槽とに差圧をつけていくことにより前記伸
    縮部材を下槽側に膨張させて、下槽に設けた前記貼付テ
    ーブル上に保持された物品の表面に、前記膨張させた伸
    縮部材を介して粘着テープを貼付けることを特徴とする
    レジスト除去装置。
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