JP3392411B1 - アルキレンカーボネートを含む共重合体及びその製造方法 - Google Patents

アルキレンカーボネートを含む共重合体及びその製造方法

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JP3392411B1 JP2002534401A JP2002534401A JP3392411B1 JP 3392411 B1 JP3392411 B1 JP 3392411B1 JP 2002534401 A JP2002534401 A JP 2002534401A JP 2002534401 A JP2002534401 A JP 2002534401A JP 3392411 B1 JP3392411 B1 JP 3392411B1
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/64Polyesters containing both carboxylic ester groups and carbonate groups

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Abstract

【要約】 アルキレンカーボネートを含む共重合体及びその製造方
法に関し、アルキレンカーボネートを含む共重合体は下
記の化学式1または下記の化学式2で示され、この化合
物はラクチドまたはデルタ-ヴァレロラクトンと、二酸
化炭素及びアルキレンオキシドの触媒存在下での三元共
重合工程で製造される。 【化14】 【化15】 (前記化学式で、-O-A-はエチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、1-ブテンオキシド、2−ブテンオキシ
ド、1,1-ジメチルエチレンオキシド、シクロペンテ
ンオキシド、シクロヘキセンオキシド、1-フェニルエ
チレンオキシド、1-ビニルエチレンオキシド及び1-ト
リフルオロメチルエチレンオキシドからなる群より選択
されるアルキレンオキシドの開環構造を示し、xとyは
それぞれ2,000以下の整数であり、nは整数で、x
及びyとはn=(z-x-y)の関係を有し、ここでzは
20,000以下の整数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はアルキレンカーボネ
ートを含む共重合体及びその製造方法に関し、さらに詳
しくは二酸化炭素を利用したアルキレンカーボネートを
含む共重合体及び優れた生物分解特性を有するアルキレ
ンカーボネートを含む共重合体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】世界各国の産業発達と人口の増加によっ
て自然環境の破壊が日毎に増加しており、また、全ての
分野の産業が大きく発展することによって化石燃料の消
費が急速に増加し大気汚染源の放出量が大きく増加して
いる。特に、大気汚染源の中で温室効果をもたらすガス
の放出量が大きく増加しているため全世界の気候変化に
大きな問題を起こしている。二酸化炭素はこのような温
室効果の主な原因として注目されている。近年、国連の
気候変動枠組条約を中心に世界各国の二酸化炭素放出量
を制限する提案が求められている。これに二酸化炭素放
出量の減少させる新たな解決策として、二酸化炭素を高
分子素材に活用する原料とするものがある。これは人類
と地球環境の保護に大きな貢献をすることができる。
【0003】また、プラスチックをはじめとする高分子
素材は、我々の日常生活の利便性と多様な現代産業の発
展に大きく寄与しているが、その使用量が日毎に増加す
ることによって使用後に捨てられる高分子廃棄物による
環境汚染が大きく増加している。したがって、自然環境
の保護するために加水分解や微生物による生分解が可能
な高分子素材の開発研究に対する関心が高まっている。
【0004】本発明の目的は、大気汚染源のうちの一つ
である二酸化炭素を利用したアルキレンカーボネートを
含む共重合体の製造方法を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、優れた生物分解特性
を有するアルキレンカーボネートを含む共重合体を提供
することにある。
【0006】前記目的を達成するために本発明は、デル
タ-ヴァレロラクトンまたは下記の化学式3で示された
ラクチドと、二酸化炭素及びアルキレンオキシドの触媒
存在下での三元共重合工程を含むアルキレンカーボネー
トを含む共重合体の製造方法を提供する。この製造方法
において、ラクチドを使用する場合には、下記の化学式
1のポリ(アルキレンカーボネート-ラクチド)が製造
され、デルタ-ヴァレロラクトンを使用する場合には、
下記の化学式2のポリ(アルキレンカーボネート-デル
タ-ヴァレロラクトン)が製造される。
【0007】
【化6】
【0008】
【化7】
【0009】
【化8】 (前記化学式で、-O-A-はエチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、1-ブテンオキシド、2-ブテンオキシ
ド、1,1-ジメチルエチレンオキシド、シクロペンテ
ンオキシド、シクロヘキセンオキシド、1-フェニルエ
チレンオキシド、1-ビニルエチレンオキシド及び1-ト
リフルオロメチルエチレンオキシドからなる群より選択
されるアルキレンオキシドの開環構造を示し、xとyは
それぞれ2,000以下の整数であり、nは整数で、x
及びyとはn=(z-x-y)の関係を有し、ここでzは
20,000以下の整数である。)
【0010】本発明はまた、前記方法で製造された前記
化学式1で示されるポリ(アルキレンカーボネート-ラ
クチド)共重合体または前記化学式2で示されるポリ
(アルキレンカーボネート-デルタ-ヴァレロラクトン)
共重合体を提供する。
【0011】本発明は地球温暖化を誘発する温室ガスの
主な原因として注目されている二酸化炭素を利用し、生
分解が可能な高分子素材であるアルキレンカーボネート
を含む共重合体を製造する方法に関する。本発明の共重
合体は、好ましくはポリ(アルキレンカーボネート-ラ
クチド)またはポリ(アルキレンカーボネート-デルタ-
ヴァレロラクトン)である。
【0012】本発明の製造方法は、デルタ-ヴァレロラ
クトンまたは下記の化学式3のラクチドと、アルキレン
オキシド及び二酸化炭素を触媒存在下で三元共重合反応
させる方法である。
【0013】
【化9】
【0014】本発明で使用可能なアルキレンオキシドは
下記の化学式4の化合物であって、エチレンオキシド、
プロピレンオキシド、1-ブテンオキシド、2-ブテンオ
キシド、1,1-ジメチルエチレンオキシド、シクロペ
ンテンオキシド、シクロヘキセンオキシド、1-フェニ
ルエチレンオキシド、1-ビニルエチレンオキシド及び
1-トリフルオロメチルエチレンオキシドからなる群よ
り選択される。
【0015】
【化10】
【0016】本発明の製造方法において、二酸化炭素と
アルキレンオキシド(-O-A-リング)及びラクチドの
三元共重合の経路を反応式1に示す。
【0017】
【化11】
【0018】以下の説明において、ラクチドまたはデル
タ-ヴァレロラクトンを“第1モノマー”という。
【0019】本発明の製造方法をより詳しく説明する
と、まず、アルキレンオキシドと第1モノマーを99.
99:0.01〜0.01:99.99のモル比率で混合
し、この混合物に触媒を添加する。この工程は窒素雰囲
気下で実施することが適当であり、また、重合反応がよ
く起こるように加圧反応器で実施するのが一般的であ
る。
【0020】前記触媒はアルキレンオキシドと第1モノ
マーの総量を基準に0.1〜20.0重量%添加し、前
記触媒としては、グルタル酸亜鉛、好ましくは触媒活性
が非常に優れた真空乾燥させたグルタル酸亜鉛を使用す
る。
【0021】本発明で用いられたグルタル酸亜鉛触媒
は、次のような方法で製造される。酸化亜鉛または水酸
化亜鉛とグルタル酸を同じ当量使用し、溶媒としてトル
エンを使用して55℃で2時間、次に還流条件で4時間
強く撹拌しながら反応させグルタル酸亜鉛を製造する。
反応が終わった後、固体生成物のグルタル酸亜鉛をアセ
トンで洗いながらろ過し、50〜150℃の真空乾燥-
オーブンで一日以上乾燥する。
【0022】次いで、前記混合物に二酸化炭素を50〜
1000psiの圧力で注入した後、0〜100℃の温
度で20〜80時間三元共重合反応させる。二酸化炭素
注入圧力が50psiより低ければ反応器内の二酸化炭
素の濃度が低くて高分子合成での反応収率が低いという
問題がある。また、二酸化炭素注入圧力が1000ps
iより高ければ、高圧による事故の危険があるだけでな
く、このような高圧に十分に耐えられる特殊に製作され
た高圧反応器が必要である。前記反応温度が0℃より低
ければ反応時間が長くかかりすぎ、100℃より高けれ
ば高分子以外の副産物が生成されるため好ましくない。
加圧反応器を使用する場合には、加圧反応器をふたで覆
って重合反応がよく起こるようにした後、二酸化炭素を
注入する。この時、第1モノマーとしてラクチドを使用
する場合、ラクチドの融点が116〜119℃であるの
で、100℃以下では固体状で、ラクチド固体の投入量
が50モル比率を超える場合には重合反応時に反応物の
混合が円滑になるように1,4-ジオキサン、トルエ
ン、ベンゼン、メチレンクロライドまたはシクロヘキサ
ンの有機溶媒を用いるのが好ましい。デルタ-ヴァレロ
ラクトンの場合には100℃以下で液状であるので、そ
の投入量に関係なく反応物の混合になんの問題もないの
で上記の有機溶媒を使用しなくても良いが、必要に応じ
てはこれら有機溶媒を用いることができる。
【0023】前記工程で、下記の化学式1のポリ(アル
キレンカーボネート-ラクチド)共重合体または下記の
化学式2のポリ(アルキレンカーボネート-デルタ-ヴァ
レロラクトン)が生成される。
【0024】
【化12】
【0025】
【化13】 (前記化学式で、-O-A-はエチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、1-ブテンオキシド、2-ブテンオキシ
ド、1,1-ジメチルエチレンオキシド、シクロペンテ
ンオキシド、シクロヘキセンオキシド、1-フェニルエ
チレンオキシド、1-ビニルエチレンオキシド及び1-ト
リフルオロメチルエチレンオキシドからなる群より選択
されるアルキレンオキシドの開環構造を示し、xとyは
それぞれ2,000以下の整数であり、nは整数で、x
及びyとはn=(z-x-y)の関係を有し、ここでzは
20,000以下の整数である。)
【0026】反応が終了した後、生成された共重合体を
二塩化炭素などの有機溶媒で希釈した後、希塩酸溶液で
洗浄する。次に、洗浄された共重合体を再び蒸溜水で洗
い、メタノールで沈殿して生成された共重合体を分離す
る。得られた共重合体を常温の真空乾燥-オーブンで乾
燥する。さらに、必要に応じては生成した共重合体に残
存する触媒を除去する工程をさらに実施することもでき
る。
【0027】第1モノマーとしてラクチドを使用した場
合、前記方法で製造されたポリ(アルキレンカーボネー
ト-ラクチド)共重合体は分子量が1000〜2,00
0,000であり、好ましくは分子量が1000〜2,
000,000のポリ(プロピレンカーボネート-ラク
チド)共重合体、分子量が1000〜2,000,00
0のポリ(エチレンカーボネート-ラクチド)共重合体
または分子量が1000〜2,000,000のポリ
(シクロヘキセンカーボネート-ラクチド)共重合体で
ある。また、第1モノマーとしてデルタ-ヴァレロラク
トンを使用した場合、前記方法で製造されたポリ(アル
キレンカーボネート-デルタ-ヴァレロラクトン)共重合
体は重量平均分子量が1000〜2,000,000で
あり、好ましくは重量平均分子量が1000〜2,00
0,000のポリ(プロピレンカーボネート-デルタ-ヴ
ァレロラクトン)共重合体、重量平均分子量が1000
〜2,000,000のポリ(エチレンカーボネート-
デルタ-ヴァレロラクトン)共重合体または重量平均分
子量が1000〜2,000,000のポリ(シクロヘ
キセンカーボネート-デルタ-ヴァレロラクトン)共重合
体である。
【0028】上述した本発明の製造方法は、大気汚染と
気候温暖化の主な原因である二酸化炭素を主原料として
用い、比較的に値段が安い原料であるアルキレンオキシ
ドと生物分解性の向上が期待できるラクチドまたはデル
タ-ヴァレロラクトンを使用してポリ(アルキレンカー
ボネート-ラクチド)共重合体またはポリ(アルキレン
カーボネート-デルタ-ヴァレロラクトン)を製造する方
法である。したがって、本発明は二酸化炭素の固定化を
利用して高分子新素材を製造することによって、二酸化
炭素の再活性による二酸化炭素の放出量を減縮し二酸化
炭素による大気汚染及び気候変化現象を抑制するのに寄
与することができる。また、本発明の方法で製造された
ポリ(アルキレンカーボネート-ラクチド)またはポリ
(アルキレンカーボネート-デルタ-ヴァレロラクトン)
共重合体は優れた加水分解及び生物分解特性を有するの
で、環境汚染を招かない一般的な高分子素材としてはも
ちろん、医療用高分子素材としても用いることができ
る。
【0029】以下、本発明を実施例を挙げて詳細に説明
するが、本発明が下記の実施例に限定されるわけではな
い。
【0030】(実施例1) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態で100℃で一日乾燥させた。窒素雰囲
気下のグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させた
グルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにプロピレンオキ
シド94.4ml(1.349mol)とラクチド2
1.6g(0.150mol)を入れた。前記加圧反応
器をふたで覆って、この加圧反応器に二酸化炭素を40
0psiの圧力になるように注入した後、60℃に維持
しながら40時間反応させた。反応終了後、二酸化炭素
を除去し、反応混合物に二塩化炭素を加えて希釈した。
触媒を除去するために希釈された反応混合物を希塩酸溶
液で洗い、再び蒸溜水で洗った。触媒除去後、得られた
反応混合物から二塩化炭素を蒸発させ、メタノールで沈
殿させて生成物を得た。生成物の重量を測定して収率を
求め、核磁気共鳴スペクトル(NMR)を使用して共重
合体生成物の化学組成を分析した。反応の結果、51.
0gの生成物を得て、この時、合成したポリ(プロピレ
ンカーボネート-ラクチド)共重合体の化学組成は75
%プロピレンカーボネートと25%ラクチドであった。
【0031】(実施例2) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態の100℃で一日間乾燥させた。窒素雰
囲気下のグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させ
たグルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにプロピレンオ
キシド74.4ml(1.063mol)とラクチド3
8.3g(0.266mol)を入れた。前記加圧反応
器をふたで覆って、二酸化炭素を400psiの圧力に
なるように注入した後、60℃に維持しながら40時間
反応させた。反応終了後、二酸化炭素を除去し、反応混
合物に二塩化炭素を加えて希釈した。触媒を除去するた
めに、希釈された反応混合物を希塩酸溶液で洗い、再び
蒸溜水で洗った。触媒除去後、得られた反応混合物から
二塩化炭素を蒸発させ、メタノールで沈殿させて生成物
を得た。真空オーブンで溶媒を除去した後、生成物の重
量を測定して収率を求め、核磁気共鳴スペクトル(NM
R)を使用して共重合体生成物の化学組成を分析した。
反応の結果、57.0gの生成物を得て、この時、合成
したポリ(プロピレンカーボネート-ラクチド)共重合
体の化学組成は75%プロピレンカーボネートと25%
ラクチドであった。
【0032】(実施例3) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態の100℃で一日間乾燥させた。窒素雰
囲気下のグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させ
たグルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにプロピレンオ
キシド58.4ml(0.835mol)とラクチド5
1.5g(0.357mol)を入れた。前記加圧反応
器をふたで覆って、この加圧反応器に二酸化炭素を40
0psiの圧力になるように注入した後、60℃に維持
しながら40時間反応させた。反応終了後、二酸化炭素
を除去し、反応混合物に二塩化炭素を加えて希釈した。
触媒を除去するために希釈された反応混合物を希塩酸溶
液で洗い、再び蒸溜水で洗った。触媒除去後、得られた
反応混合物から二塩化炭素を蒸発させ、メタノールで沈
殿させて生成物を得た。真空オーブンで溶媒を除去した
後、生成物の重量を測定して収率を求め、核磁気共鳴ス
ペクトル(NMR)を使用して共重合体生成物の化学組
成を確認した。反応の結果、68.7gの生成物を得
て、この時、合成したポリ(プロピレンカーボネート-
ラクチド)共重合体の化学組成は54%プロピレンカー
ボネートと46%ラクチドであった。
【0033】(実施例4) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態の100℃で一日間乾燥させた。窒素雰
囲気下のグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させ
たグルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにプロピレンオ
キシド45.5ml(0.694mol)とラクチド6
2.3g(0.432mol)を入れた。前記加圧反応
器をふたで覆って、この加圧反応器に二酸化炭素を40
0psiの圧力になるように注入した後、60℃に維持
しながら40時間反応させた。反応終了後、二酸化炭素
を除去し、反応混合物に二塩化炭素を加えて希釈した。
触媒を除去するために反応混合物を希塩酸で洗い、再び
蒸溜水で洗った。触媒除去後、反応混合物から二塩化炭
素を蒸発させ、生成物の重量を測定して収率を求め、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)を使用して共重合体生成
物の化学組成を分析した。反応の結果、88.2gの生
成物を得て、この時、合成したポリ(プロピレンカーボ
ネート-ラクチド)共重合体の化学組成は46%プロピ
レンカーボネートと54%ラクチドであった。
【0034】(実施例5) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態の100℃で一日間乾燥させた。窒素雰
囲気下のグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させ
たグルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにプロピレンオ
キシド32.5ml(0.464mol)とラクチド7
3.0g(0.506mol)、そして溶媒として精製
されたジオキサン100mlを入れた。前記加圧反応器
をふたで覆って、この加圧反応器に二酸化炭素を400
psiの圧力になるように注入した後、60℃に維持し
ながら40時間反応させた。反応終了後、二酸化炭素を
除去し、反応混合物に二塩化炭素を加えて希釈した。触
媒を除去するために反応混合物を希塩酸で洗い、再び蒸
溜水で洗った。触媒除去後、反応混合物から二塩化炭素
とジオキサンを蒸発させ、生成物の重量を測定して収率
を求め、核磁気共鳴スペクトル(NMR)を使用して共
重合体生成物の化学組成を分析した。反応の結果、2
7.8gの生成物を得て、この時、合成したポリ(プロ
ピレンカーボネート-ラクチド)共重合体の化学組成は
75%プロピレンカーボネートと25%ラクチドであっ
た。
【0035】(比較例1) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態の100℃で一日間乾燥させた。窒素雰
囲気下のグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させ
たグルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにプロピレンオ
キシド100ml(1.43mol)を入れた。前記加
圧反応器をふたで覆って、この加圧反応器に二酸化炭素
を400psiの圧力になるように注入した後、60℃
に維持しながら40時間反応させた。反応終了後、二酸
化炭素を除去し、反応混合物に二塩化炭素を加えて希釈
した。次に、残存触媒を除去するために、希釈された反
応混合物を希塩酸溶液で洗い、再び蒸溜水で洗った。触
媒除去後、得られた反応混合物から二塩化炭素を蒸発さ
せた後、メタノールで沈殿させて生成物を得た。真空オ
ーブンで前記生成物から溶媒を除去した後、生成物の重
量を測定して収率を求め、核磁気共鳴スペクトル(NM
R)を使用して生成物ポリ(プロピレンカーボネート)
の化学組成を確認した。反応の結果、50.3gの生成
物が得られた。高分子生成物はポリ(プロピレンカーボ
ネート)であることが確認された。
【0036】(比較例2) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態の100℃で一日間乾燥させた。窒素雰
囲気下のグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させ
たグルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにジオキサン溶
媒100ml(0.649mol)とラクチド100g
(0.693mol)を入れた。前記加圧反応器をふた
で覆って、この加圧反応器に二酸化炭素を400psi
の圧力になるように注入した後、60℃に維持しながら
40時間反応させた。反応終了後、二酸化炭素を除去
し、メタノールで沈殿をさせて生成物を得ようとした
が、高分子生成物が得られなかった。つまり、二酸化炭
素とラクチドとは重合反応をしないことが確認された。
【0037】前記実施例1〜5及び比較例1〜2によっ
て製造された合成物の収率と合成結果を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】前記表1に示すように、実施例1〜5の方
法ではポリ(プロピレンカーボネート-ラクチド)共重
合体が生成されたが、比較例1の方法では共重合体では
ないポリ(プロピレンカーボネート)が生成され、比較
例2の方法では重合体が全く生成されなかった。
【0040】前記実施例1〜5の方法で製造されたポリ
(プロピレンカーボネート-ラクチド)共重合体の相対
分子量を知るために粘度系を使用して固有粘度を測定
し、その結果を下表2に示す。
【0041】
【表2】
【0042】前記表2に示す固有粘度によって計算して
みれば、実施例1〜5の方法で製造された共重合体は約
250,000〜550,000の重量平均分子量を有
し、約109000〜220000の数平均分子量を有
することが分かる。
【0043】また、前記実施例1〜5で合成されたポリ
(プロピレンカーボネート-ラクチド)共重合体の熱的
安定性を熱重量分析法(Thermal Gravimetric Analysi
s)と示差走査熱量計(Differential Scanning Calorim
etry)によって測定した。熱重量分析法をによって合成
された高分子が1%の重量減少を示す温度を測定し、示
差走査熱量計を通じては10℃/分の加熱速度でガラス
転移温度(glass transition temperature)を測定し
た。測定結果を下表3に示す。
【0044】
【表3】
【0045】前記表1に示すように、実施例1〜5の高
分子は28〜41℃のガラス転移温度を有し生物分解特
性を有するので、医薬用素材、接着剤などとして多様に
活用が可能である。また、熱分解温度が248℃以下で
あるのでセラミック製造用バインダーなどとして活用が
可能であり、熱分解温度が相対的に低いので非常に環境
親和的な高分子素材であることが分かる。
【0046】前記実施例4で合成されたポリ(プロピレ
ンカーボネート-ラクチド)共重合体の生分解性を知る
ために酵素による分解実験を行った。実施例4で合成さ
れた共重合体を1×1cm大きさのフィルム形態に作っ
た後、0.2Mの緩衝溶液(pH=7)の中でノーベル
エステラーゼ(Novel esterase)酵素(シグマ社のESL0
01)と共に37℃の温度で共重合体の重量減少を調べ
た。測定結果を下表4に示す。
【0047】
【表4】
【0048】前記表4に示すように、実施例4の方法で
製造されたポリ(プロピレンカーボネート-ラクチド)
共重合体は24日が過ぎるとほとんどすべて分解される
ことが分かる。したがって、実施例4の方法で製造され
た共重合体を用いると高分子廃棄物による環境汚染を減
少させることができる。
【0049】上述のように、本発明は大気汚染の主な原
因である二酸化炭素を使用して生分解性ポリ(アルキレ
ンカーボネート-ラクチド)共重合体を製造することが
できる。また、本発明のポリ(アルキレンカーボネート
-ラクチド)は優れた生物分解特性を示す共重合体であ
って、汎用高分子素材としてはもちろん、医療用高分子
素材としての応用と活用が期待される。
【0050】(実施例6) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態下100℃で一日乾燥させた。窒素雰囲
気下のグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させた
グルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにプロピレンオキ
シド63.8ml(0.912mol)、デルタ-ヴァ
レロラクトン36.2ml(0.365mol)を入れ
た。前記加圧反応器をふたで覆って、この加圧反応器に
二酸化炭素を400psiの圧力になるように注入した
後、60℃に維持しながら40時間反応させた。反応終
了後、二酸化炭素を除去し、反応混合物に二塩化炭素を
加えて希釈した。触媒を除去するために希釈された反応
混合物を希塩酸溶液で洗い、再び蒸溜水で洗った。触媒
除去後、得られた反応混合物から二塩化炭素を蒸発さ
せ、メタノールで沈殿させて生成物を得た。生成物の重
量を測定して収率を求め、核磁気共鳴スペクトル(NM
R)を使用して共重合体生成物のポリプロピレンカーボ
ネートとポリデルタ-ヴァレロラクトンの量を計算し
た。反応結果、75.2gの生成物を得て、この時、合
成したポリ(プロピレンカーボネート-デルタ-ヴァレロ
ラクトン)共重合体の化学組成は66.8%プロピレン
カーボネートと33.2%ヴァレロラクトンであった。
【0051】(実施例7) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態の100℃で一日乾燥させた。窒素雰囲
気下のとグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させ
たグルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにプロピレンオ
キシド53.1ml(0.759mol)、デルタ-ヴ
ァレロラクトン46.9ml(0.520mol)を入
れた。前記加圧反応器をふたで覆って、この加圧反応器
に二酸化炭素を400psiの圧力になるように注入し
た後、60℃に維持しながら40時間反応させた。反応
終了後、二酸化炭素を除去し、反応混合物に二塩化炭素
を加えて希釈した。触媒を除去するために希釈された反
応混合物を希塩酸溶液で洗い、再び蒸溜水で洗った。触
媒除去後、得られた反応混合物から二塩化炭素を蒸発さ
せ、メタノールで沈殿させて生成物を得た。生成物の重
量を測定して収率を求め、核磁気共鳴スペクトル(NM
R)を使用して共重合体生成物のポリプロピレンカーボ
ネートとポリデルタ-ヴァレロラクトンの量を計算し
た。合成した高分子重合体の分子量は反応の結果、6
7.1gの生成物を得て、この時、合成したポリ(プロ
ピレンカーボネート-デルタ-ヴァレロラクトン)共重合
体の化学組成は29.6%プロピレンカーボネートと7
0.4%ヴァレロラクトンであった。
【0052】(実施例8) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態で100℃で一日乾燥させた。窒素雰囲
気下のグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させた
グルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにプロピレンオキ
シド43.0ml(0.614mol)、デルタ-ヴァ
レロラクトン57.0ml(0.632mol)を入れ
た。前記加圧反応器をふたで覆って、この加圧反応器に
二酸化炭素を400psiの圧力になるように注入した
後、60℃に維持しながら40時間反応させた。反応終
了後、二酸化炭素を除去し、反応混合物に二塩化炭素を
加えて希釈した。触媒を除去するために希釈された反応
混合物を希塩酸溶液で洗い、再び蒸溜水で洗った。触媒
除去後、得られた反応混合物から二塩化炭素を蒸発さ
せ、メタノールで沈殿させて生成物を得た。生成物の重
量を測定して収率を求め、核磁気共鳴スペクトル(NM
R)を使用して共重合体生成物のポリプロピレンカーボ
ネートとポリデルタ-ヴァレロラクトンの量を計算し
た。反応の結果、39.9gの生成物を得て、この時合
成したポリ(プロピレンカーボネート-デルタ-ヴァレロ
ラクトン)共重合体の化学組成は55.4%プロピレン
カーボネートと44.6%ヴァレロラクトンであった。
【0053】(実施例9) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態の100℃で一日乾燥させた。窒素雰囲
気下のグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させた
グルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにプロピレンオキ
シド33.5ml(0.479mol)、デルタ-ヴァ
レロラクトン66.5ml(0.737mol)を入れ
た。前記加圧反応器をふたで覆って、この加圧反応器に
二酸化炭素を400psiの圧力になるように注入した
後、60℃に維持しながら40時間反応させた。反応終
了後、二酸化炭素を除去し、反応混合物に二塩化炭素を
加えて希釈した。触媒を除去するために希釈された反応
混合物を希塩酸溶液で洗い、再び蒸溜水で洗った。触媒
除去後、得られた反応混合物から二塩化炭素を蒸発さ
せ、メタノールで沈殿させて生成物を得た。生成物の重
量を測定して収率を求め、核磁気共鳴スペクトル(NM
R)を使用して共重合体生成物のポリプロピレンカーボ
ネートとポリデルタ-ヴァレロラクトンの量を計算し
た。反応の結果、32.5gの生成物を得て、この時合
成したポリ(プロピレンカーボネート-デルタ-ヴァレロ
ラクトン)共重合体の化学組成は20.3%プロピレン
カーボネートと79.7%ヴァレロラクトンであった。
【0054】(実施例10) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態の100℃で一日乾燥させた。窒素雰囲
気下のグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させた
グルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにプロピレンオキ
シド24.4ml(0.349mol)、デルタ-ヴァ
レロラクトン75.6ml(0.838mol)を入れ
た。前記加圧反応器をふたで覆って、この加圧反応器に
二酸化炭素を400psiの圧力になるように注入した
後、60℃に維持しながら40時間反応させた。反応終
了後、二酸化炭素を除去し、反応混合物に二塩化炭素を
加えて希釈した。触媒を除去するために希釈された反応
混合物を希塩酸溶液で洗い、再び蒸溜水で洗った。触媒
除去後、得られた反応混合物から二塩化炭素を蒸発さ
せ、メタノールで沈殿させて生成物を得た。生成物の重
量を測定して収率を求め、核磁気共鳴スペクトル(NM
R)を使用して共重合体生成物のポリプロピレンカーボ
ネートとポリデルタ-ヴァレロラクトンの量を計算し
た。反応の結果、21.8gの生成物を得て、この時合
成したポリ(プロピレンカーボネート-デルタ-ヴァレロ
ラクトン)共重合体の化学組成は28.3%プロピレン
カーボネートと71.7%ヴァレロラクトンであった。
【0055】(比較例3) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態の100℃で一日乾燥させた。窒素雰囲
気下のグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させた
グルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにプロピレンオキ
シド100ml(1.430mol)を入れた。前記加
圧反応器をふたで覆って、この加圧反応器に二酸化炭素
を400psiの圧力になるように注入した後、60℃
に維持しながら40時間反応させた。反応終了後、二酸
化炭素を除去し、反応混合物に二塩化炭素を加えて希釈
した。触媒を除去するために希釈された反応混合物を希
塩酸溶液で洗い、再び蒸溜水で洗った。触媒除去後、得
られた反応混合物から二塩化炭素を蒸発させ、メタノー
ルで沈殿させて生成物を得た。生成物の重量を測定して
収率を求め、核磁気共鳴スペクトル(NMR)を使用し
て共重合体生成物のポリプロピレンカーボネートの化学
構造を確認した。反応の結果、50.3gの生成物が得
られ、高分子生成物はポリ(プロピレンカーボネート)
であることが確認された。
【0056】(比較例4) 酸化亜鉛とグルタル酸から合成したグルタル酸亜鉛触媒
1gを真空状態の100℃で一日乾燥させた。窒素雰囲
気下のグローブボックスで加圧反応器に前記乾燥させた
グルタル酸亜鉛触媒1gを入れ、ここにジオキサン溶媒
100mlとデルタ-ヴァレロラクトン100gを入れ
た。前記加圧反応器をふたで覆って、この加圧反応器に
二酸化炭素を400psiの圧力になるように注入した
後、60℃に維持しながら40時間反応させた。反応終
了後、二酸化炭素を除去し、メタノールで沈殿させて生
成物を得ようとしたが、高分子生成物が得られなかっ
た。つまり、二酸化炭素とデルタ-ヴァレロラクトンは
重合反応をしないことが確認された。
【0057】前記実施例6〜10及び比較例3〜4の方
法の合成物の収率と合成結果を下表5に示す。
【0058】
【表5】
【0059】前記表5に示すように、実施例6〜10の
方法ではポリ(プロピレンカーボネート-デルタ-ヴァレ
ロラクトン)共重合体が生成されたが、比較例3の方法
では共重合体ではないポリ(プロピレンカーボネート)
が生成され、比較例4の方法では重合体が全く生成され
なかった。
【0060】前記実施例6〜10及び比較例3の方法で
製造されたポリ(プロピレンカーボネート-デルタ-ヴァ
レロラクトン)共重合体の分子量及び分子量分布をゲル
透過クロマトグラフィを利用して測定し、その結果を下
表6に示す。
【0061】
【表6】
【0062】前記表6に示すように、実施例6〜10の
方法で製造されたポリ(プロピレンカーボネート-デル
タ-ヴァレロラクトン)共重合体の数平均分子量は約1
4000〜72000であり、重量平均分子量は約70
000〜280000の範囲であった。
【0063】また、前記実施例6〜10及び比較例3の
方法で製造されたポリ(プロピレンカーボネート-デル
タ-ヴァレロラクトン)共重合体の熱的安定性を熱重量
分析法と示差走査熱量計によって測定した。熱重量分析
法を通じて合成された高分子が1%の重量減少を示す温
度を測定し、示差走査熱量計を通じては10℃/分の加
熱速度でガラス転移温度を測定した。その結果を下表7
に示す。
【0064】
【表7】
【0065】前記表7に示すように、実施例6〜10の
高分子は21〜41℃のガラス転移温度を有し生物分解
特性を有するので医薬用素材、接着剤などとして多様に
活用が可能である。また、熱分解温度が266℃以下で
あるのでセラミック製造用バインダーなどとして活用が
可能であり、熱分解温度が相対的に低いことによって非
常に環境親和的な高分子素材であることが分かる。
【0066】前記実施例6で合成されたポリ(プロピレ
ンカーボネート-デルタ-ヴァレロラクトン)共重合体の
生分解性を知るために酵素による分解実験をした。実施
例6で合成された共重合体を1×1cm大きさのフィル
ム形態に作った後、0.2Mの緩衝溶液(pH=7)の
中でシュウドモナス(PS)リパーゼ酵素と共に37℃
の温度で共重合体の重量減少を調べた。その結果を下表
8に示す。
【0067】
【表8】
【0068】前記表8に示すように、実施例6で合成さ
れたポリ(プロピレンカーボネート-デルタ-ヴァレロラ
クトン)共重合体は酵素による分解性が優れていること
が分かり、経時的に生分解性が増加することが分かる。
【0069】
【発明の効果】上述のように、本発明は大気汚染の主な
原因である二酸化炭素を使用して生分解性ポリ(アルキ
レンカーボネート-デルタ-ヴァレロラクトン)共重合体
を製造することができる。また、本発明のポリ(アルキ
レンカーボネート-デルタ-ヴァレロラクトン)は優れた
加水分解及び生物分解特性を示す共重合体であって、汎
用高分子素材としてはもちろん、医療用高分子素材への
応用と活用が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イ, ムン−ホ 大韓民国, キュンサンブク−ド, ポ ハン−シティ 790−390, ナム−ク, ジゴク−ドン 756 (72)発明者 ファン, ヨン−テク 大韓民国, キュンサンブク−ド, ポ ハン−シティ 790−785, ナム−ク, ドンチョン−ドン 5 (72)発明者 ムン, スング−ゼ 大韓民国, キュンサンブク−ド, ポ ハン−シティ 790−785, ナム−ク, ドンチョン−ドン 5 (72)発明者 キム, ミョン−ファン 大韓民国, キュンサンブク−ド, ポ ハン−シティ 790−785, ナム−ク, ドンチョン−ドン 5 (56)参考文献 米国特許5120802(US,A) 欧州特許出願公開709420(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 63/00 - 63/91 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デルタ-ヴァレロラクトンまたは下記の化
    学式3のラクチドと、二酸化炭素及びアルキレンオキシ
    ドの触媒存在下での三元共重合工程を含むアルキレンカ
    ーボネートを含む共重合体の製造方法。 【化1】
  2. 【請求項2】前記アルキレンカーボネートを含む共重合
    体が、下記の化学式1のポリ(アルキレンカーボネート
    -ラクチド)共重合体である、請求項1に記載のアルキ
    レンカーボネートを含む共重合体の製造方法。 【化2】 (前記化学式1で、-O-A-はエチレンオキシド、プロ
    ピレンオキシド、1-ブテンオキシド、2−ブテンオキ
    シド、1,1-ジメチルエチレンオキシド、シクロペン
    テンオキシド、シクロヘキセンオキシド、1-フェニル
    エチレンオキシド、1-ビニルエチレンオキシド及び1-
    トリフルオロメチルエチレンオキシドからなる群より選
    択されるアルキレンオキシドの開環構造(opened alkyl
    ene oxide structure)を示し、 xとyとはそれぞれ2,000以下の整数であり、nは
    整数で、x及びyとはn=(z-x-y)の関係を有し、
    ここで、zは20,000以下の整数である。)
  3. 【請求項3】前記アルキレンカーボネートを含む共重合
    体が下記の化学式2のポリ(アルキレンカーボネート-
    デルタ-ヴァレロラクトン)共重合体である、請求項1
    に記載のアルキレンカーボネートを含む共重合体の製造
    方法。 【化3】 (前記化学式で、 -O-A-はエチレンオキシド、プロピレンオキシド、1-
    ブテンオキシド、2−ブテンオキシド、1,1-ジメチ
    ルエチレンオキシド、シクロペンテンオキシド、シクロ
    ヘキセンオキシド、1-フェニルエチレンオキシド、1-
    ビニルエチレンオキシド及び1-トリフルオロメチルエ
    チレンオキシドからなる群より選択されるアルキレンオ
    キシドの開環構造を示し、 xとyはそれぞれ2,000以下の整数であり、nは整
    数で、x及びyとはn=(z-x-y)の関係を有し、こ
    こでzは20,000以下の整数である。)
  4. 【請求項4】前記触媒はグルタル酸亜鉛であることを特
    徴とする、請求項1に記載のアルキレンカーボネートを
    含む共重合体の製造方法。
  5. 【請求項5】前記三元共重合工程で有機溶媒をさらに使
    用することを特徴とする、請求項1に記載のアルキレン
    カーボネートを含む共重合体の製造方法。
  6. 【請求項6】前記有機溶媒は1,4-ジオキサン、トル
    エン、ベンゼン、メチレンクロライド及びシクロヘキサ
    ンからなる群より選択される、請求項5に記載のアルキ
    レンカーボネートを含む共重合体の製造方法。
  7. 【請求項7】下記の化学式1または下記の化学式2で示
    されるアルキレンカーボネートを含む共重合体。 【化4】 【化5】 (前記化学式で、-O-A-はエチレンオキシド、プロピ
    レンオキシド、2−ブテンオキシド、1-ブテンオキシ
    ド、1,1-ジメチルエチレンオキシド、シクロペンテ
    ンオキシド、シクロヘキセンオキシド、1-フェニルエ
    チレンオキシド、1-ビニルエチレンオキシド及び1-ト
    リフルオロメチルエチレンオキシドからなる群より選択
    されるアルキレンオキシドの開環構造を示し、 xとyはそれぞれ2,000以下の整数であり、nは整
    数で、x及びyとはn=(z-x-y)の関係を有し、こ
    こでzは20,000以下の整数である。)
  8. 【請求項8】前記アルキレンカーボネートを含む共重合
    体は分子量が1000〜2,000,000である脂肪
    族ポリ(アルキレンカーボネート-ラクチド)共重合体
    である、請求項7に記載のアルキレンカーボネートを含
    む共重合体の共重合体。
  9. 【請求項9】前記ポリ(アルキレンカーボネート-ラク
    チド)は分子量が1000〜2000,000のポリ
    (プロピレンカーボネート-ラクチド)共重合体であ
    る、請求項8に記載のアルキレンカーボネートを含む共
    重合体の共重合体。
  10. 【請求項10】前記ポリ(アルキレンカーボネート-ラ
    クチド)は分子量が1000〜2,000,000のポ
    リ(エチレンカーボネート-ラクチド)共重合体であ
    る、請求項8に記載のアルキレンカーボネートを含む共
    重合体の共重合体。
  11. 【請求項11】前記ポリ(アルキレンカーボネート-ラ
    クチド)は分子量が1000〜2,000,000のポ
    リ(シクロヘキセンカーボネート-ラクチド)共重合体
    である、請求項8に記載のアルキレンカーボネートを含
    む共重合体の共重合体。
  12. 【請求項12】前記アルキレンカーボネートを含む共重
    合体は1000〜2,000,000の分子量を有する
    ポリ(アルキレンカーボネート-デルタ-ヴァレロラクト
    ン)共重合体である、請求項7に記載のアルキレンカー
    ボネートを含む共重合体の共重合体。
  13. 【請求項13】前記ポリ(アルキレンカーボネート-デ
    ルタ-ヴァレロラクトン)共重合体は1000〜2,0
    00,000の分子量を有するポリ(プロピレンカーボ
    ネート-デルタ-ヴァレロラクトン)共重合体である、請
    求項12に記載のアルキレンカーボネートを含む共重合
    体の共重合体。
  14. 【請求項14】前記ポリ(アルキレンカーボネート-デ
    ルタ-ヴァレロラクトン)共重合体は1000〜2,0
    00,000の分子量を有するポリ(エチレンカーボネ
    ート-デルタ-ヴァレロラクトン)共重合体である、請求
    項12に記載のアルキレンカーボネートを含む共重合体
    の共重合体。
  15. 【請求項15】前記ポリ(アルキレンカーボネート-デ
    ルタ-ヴァレロラクトン)共重合体は1000〜2,0
    00,000の分子量を有するポリ(シクロヘキセンカ
    ーボネート-デルタ-ヴァレロラクトン)共重合体であ
    る、請求項12に記載のアルキレンカーボネートを含む
    共重合体の共重合体。
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