JP3392019B2 - 集水器 - Google Patents

集水器

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JP3392019B2 JP25962597A JP25962597A JP3392019B2 JP 3392019 B2 JP3392019 B2 JP 3392019B2 JP 25962597 A JP25962597 A JP 25962597A JP 25962597 A JP25962597 A JP 25962597A JP 3392019 B2 JP3392019 B2 JP 3392019B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の軒先に取付
けられる軒樋に接続して軒樋を流れる雨水を集水して縦
樋に排水するための集水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から前部の上部を斜め上後方に向け
て傾斜させた図8に示すような軒樋20が知られてい
る。この軒樋20は前部の上部を斜め上後方に向けて傾
斜させることで、該傾斜を屋根の傾斜とほぼ合わせて、
下から見た場合、あたかも軒樋20が屋根と一体に連続
しているような外観を呈し、外観を向上させるようにし
ている。
【0003】そして、このようにあたかも屋根と一体に
連続しているような外観を呈する軒樋20に接続する集
水器Aとしては、軒樋20と略同様に、屋根との一体感
を現出する必要があり、このため、軒樋20の端部に接
続される集水器Aとして図8に示すように、底板1の前
端部に前板2を立設すると共に底板1の後端縁より後板
3を立設し、前板2の上部に一体に斜め上後方に向けて
突出する上部傾斜片2aを連出した構成となっている。
また、集水器Aの底板1には段落部6を設けてこの段落
部6に排水孔部を形成してある。上記集水器Aは軒樋2
0の端部に接続され、軒樋20を流れる雨水が集水器A
側に流れ、集水器Aの段落部6に流れ込んで排水孔部か
ら排水されるようになっている。
【0004】ところで、上記集水器Aは合成樹脂の射出
成形により成形するのであるが、上部傾斜片2aを設け
てあるため、底板1に段落部6を形成するに当たって、
金型構造の制約により図9の線イよりも外側X方向には
段落部6を形成することができない(つまり図8のクロ
スハッチングで示す部分には段落部6を形成することが
できない)。このように、底板1の図8においてクロス
ハッチングで示す部分に段落部6を形成できないので、
軒樋20から流れ込む雨水が上記クロスハッチング部分
に流れることになって、スムーズに段落部6に流れ込ま
ないという問題があり、また、段落部6を大きく形成で
きないので、集水器Aの集水能力が低下するという問題
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、上部傾斜板を
設けるにもかかわらず底板に形成する段落部を大きく形
成できて、排水能力を向上させることができる集水器を
提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の集水器は、底板1の前端部に前板2を立設す
ると共に底板1の後端縁より後板3を立設し、前板2の
上端部に集水器本体10とは別に形成された斜め後上方
に向けて傾斜した上部傾斜板5を連結し、底板1に段落
部6を形成すると共に段落部6の下部に排水孔部7を設
け、上記段落部6の一部が上部傾斜板5の下方の底板1
部位にまで到るようにして該段落部6を底板2の前後方
向に長く形成することを特徴とするものである。このよ
うに、段落部6の一部が上部傾斜板5の下方の底板1部
位にまで到るようにして前後方向に長くするような構成
とすることで、段落部6を大きく形成できて、排水能力
を高めることができるものであり、しかも、上部傾斜板
5が別体であるので、上部傾斜板5を除く部分である集
水器本体10を合成樹脂の射出成形により形成する際
に、段落部6の一部が上部傾斜板5の下方の底板1部位
にまで到るように形成することができるものである。
【0007】また、前板2の上端部に設けた連結係止部
8に上部傾斜板5の下端部に設けた連結被係止部9を連
結係止することが好ましい。このような構成とすること
で、前板2の上端部に斜め上後方に向けて突出する別体
の上部傾斜板5を簡単且つ正確に連結できるものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。図1乃至図4には本発明の一
実施形態が示してある。図1に示すように、集水器Aは
集水器本体10と、集水器本体10とは別体に形成され
た上部傾斜板5とよりなり、この集水器本体10と上部
傾斜板5を組み合わせて連結することで構成してある。
集水器本体10は略水平な底板1の前端部に斜め上前方
に向けて前板2を立設すると共に底板1の後端部に略垂
直に後板3を立設することで主体を構成してある。前板
2の上端部の内側の長さ方向の中央部には略下向きコ字
状をした連結係止部8が形成してあり、また、後板3の
上端部には内側に向けて連結耳部11が形成してある。
また、底板1には段落部6が形成してあり、段落部6の
下部に排水孔部7が設けてある。排水孔部7としては段
落部6の下部の一部に形成してもよく、あるいは段落部
6の下部の全体を排水孔部7としてもよい。上記底板3
に形成する段落部6の一部は連結係止部8の下方まで至
るように形成してある。
【0009】上記の構成の集水器本体10は合成樹脂の
射出成形により形成されるものであり、図2、図3には
その金型構造の概略図が示してある。図2は段落部6を
形成する部分における金型の断面図であり、図3は他の
部分における金型の断面図である。図2、図3において
12は上型、13は下型、14はサイドコアであり、型
締め、型開き時に当たっては、サイドコア14は図2、
図3の紙面に対して垂直方向に移動し、上型12又は下
型13の少なくとも一方が図2、図3の紙面の上下方向
に移動するものである。ここで、図2、図3において型
締めした状態で上下型12、13、サイドコア14によ
りキャビティ15が形成されるのであるが、図中16が
段落部形成用キャビティ部となる。
【0010】上記の金型により合成樹脂の射出成形によ
り形成した集水器本体10は、段落部6の一部が連結係
止部8の下方まで至るように形成されるものである。一
方、上部傾斜板5も合成樹脂の射出成形により形成して
あり、斜め後上方に向けて傾斜した上部傾斜板5の下端
部の中央部に上向きコ字状をした連結被係止部9を下方
に向けて突出形成してある。また、上部傾斜板5の上端
部には連結耳部17が形成してある。
【0011】しかして、上記構成の集水器本体10と上
部傾斜板5とを連結するには、集水器本体10の前板2
の上端部に設けた連結係止部8に上部傾斜板5の下端部
に設けた被連結係止部9を連結係止することで取付ける
ものであるが、この場合、接着剤を併用してもよい。上
記のようにして集水器本体10と上部傾斜板5とを連結
することで形成される本発明の集水器Aは、前板2の上
端部に集水器本体10とは別に形成された斜め後上方に
向けて傾斜した上部傾斜板5が連結され、底板2に形成
した段落部6の一部が上部傾斜板5の下方の底板1部位
にまで到っているものである。
【0012】上記の構成の集水器Aは両端部をそれぞれ
軒樋20の端部に嵌め込んで接続して使用されるもので
あり(図4には軒樋20と集水器Aとの分解斜視図が示
してある)、軒樋20から流れる雨水が集水器Aに流
れ、集水器Aに流れた雨水が段落部6に流れ込んで排水
孔部7から該排水孔部7に接続する縦樋(図示せず)に
排水されるものである。この時、底板1に形成した段落
部6の一部が上部傾斜板5の下方の底板1部位にまで到
っているので、段落部6を底板1の前後方向に長く形成
できて、その分段落部6を大きく形成でき、排水効率を
向上させることができるものである。また、上記段落部
6は図3に示す金型構造から明らかなように深く形成す
ることが可能であり、この点でも排水効率を向上させる
ことができる。
【0013】次に、図5乃至図7に基づいて本発明の他
の実施形態につき説明する。この実施形態においては、
集水器本体10の前板2の上端部と上部傾斜板5の下端
部との連結構造が異なるのみで他の構造は上記実施形態
と同様なので、重複する説明は省略し、異なる構造につ
き説明する。すなわち、本実施形態においては、前板2
の上端部の内側の長さ方向の中央部に略下向きコ字状を
した連結係止部8を形成し、更に、前板2の上端部の内
側の長さ方向の両側部に斜め上外方向に向けて開口した
コ字状片18を設けてある。更に、斜め後上方に向けて
傾斜した上部傾斜板5の下端部を斜め後下方に向けて傾
斜した傾斜係止片19を突設し、この傾斜係止片19の
中央部に上向きコ字状をした連結被係止部9を下方に向
けて突出形成してある。一方軒樋20の前板片21には
図6に示すように、コ字状溝片21を介して斜め後上方
に向けて上部傾斜片22が連出してある。
【0014】しかして、本実施形態においては、集水器
本体10の端部を軒樋20の端部に嵌め込み、コ字状溝
片21をコ字状片18に嵌め込んだ状態で、図7に示す
ように、傾斜係止片19をコ字状溝片21をコ字状片1
8との間に嵌め込むと共に連結係止部8に上部傾斜板5
の下端部に設けた被連結係止部9を連結係止するように
なっている。この場合、あらかじめ連結係止部8に上部
傾斜板5の下端部に設けた被連結係止部9を連結係止し
てコ字状片18の内部の上側内壁に傾斜係止片19を当
接係止することで上部傾斜板5を集水器本体10に連結
係止した状態で、集水器本体10の端部を軒樋20の端
部に嵌め込み、コ字状溝片21を傾斜係止片19を介し
てコ字状片18に嵌め込むようにしてもよいものであ
る。
【0015】本実施形態においても段落部6部分を形成
する金型構造は図3に示す金型構造と同じであって、こ
れにより前述の実施形態と同様に、段落部6の一部が連
結係止部8の下方まで至るように形成するための金型構
造とすることができるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、底板の前端部に前板を立設すると共
に底板の後端縁より後板を立設して集水器本体を構成
し、前板の上端部に集水器本体とは別に形成された斜め
後上方に向けて傾斜した上部傾斜板を連結し、底板に段
落部を形成すると共に段落部の下部に排水孔部を設け、
上記段落部の一部が上部傾斜板の下方の底板部位にまで
るようにして該段落部を底板の前後方向に長く形成し
いるので、上部傾斜板を設けるにもかかわらず、集水
器本体と上部傾斜板を別体に形成することで、集水器本
体を形成するに当たって底板に形成する段落部を大きく
形成できる構造にでき、このように段落部を大きく、即
ち、底板の前後方向に長く形成できる構造のため、排水
能力を向上させることができる集水器を提供することが
できるものである。
【0017】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、前板の上端部に
設けた連結係止部に上部傾斜板の下端部に設けた連結被
係止部を連結係止してあるので、前板の上端部に斜め上
後方に向けて突出する別体の上部傾斜板を簡単且つ正確
に連結できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集水器の一実施形態の分解斜視図であ
る。
【図2】同上の集水器本体を形成する金型構造の段落部
を形成する箇所における断面図である。
【図3】同上の集水器本体を形成する金型構造の他の部
分で切断した断面図である。
【図4】同上の集水器と軒樋を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の集水器の他の実施形態の分解斜視図で
ある。
【図6】同上の集水器と軒樋を示す分解斜視図である。
【図7】同上の上部傾斜板の連結部分を示す断面図であ
る。
【図8】従来例を示す分解斜視図である。
【図9】従来例において段落部の成形に当たって制約が
あることを説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 底板 2 前板 3 後板 5 上部傾斜板 6 段落部 7 排水孔部 8 連結係止部 9 連結被係止部 10 集水器本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 13/068 504

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板の前端部に前板を立設すると共に底
    板の後端縁より後板を立設して集水器本体を構成し、前
    板の上端部に集水器本体とは別に形成された斜め後上方
    に向けて傾斜した上部傾斜板を連結し、底板に段落部を
    形成すると共に段落部の下部に排水孔部を設け、上記段
    落部の一部が上部傾斜板の下方の底板部位にまで到るよ
    うにして該段落部を底板の前後方向に長く形成すること
    を特徴とする集水器。
  2. 【請求項2】 前板の上端部に設けた連結係止部に上部
    傾斜板の下端部に設けた連結被係止部を連結係止して成
    ることを特徴とする集水器。
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