JP3390433B2 - 塩化ナトリウムの工業用の水溶液の製造方法 - Google Patents

塩化ナトリウムの工業用の水溶液の製造方法

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JP3390433B2 JP50485393A JP50485393A JP3390433B2 JP 3390433 B2 JP3390433 B2 JP 3390433B2 JP 50485393 A JP50485393 A JP 50485393A JP 50485393 A JP50485393 A JP 50485393A JP 3390433 B2 JP3390433 B2 JP 3390433B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、工業方法に使用し得る塩化ナトリウム水溶
液の製造方法に関する。
塩化ナトリウム水溶液は工業上重要な用途がある。こ
れは、特にアンモニア−ソーダ法による炭酸ナトリウム
の製造に関する工業、及び塩素と水酸化ナトリウム水溶
液の電気分解製造方法の場合である。
これらの工業方法は、一般に、特に多価金属、例え
ば、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、鉄、鉛
及び亜鉛に関して、高純度の塩化ナトリウム水溶液を必
要とする。この要件は、カチオンに対し選択的に透過性
である膜、例えば、カルボン酸から誘導された官能基を
含むペルフッ素化ポリマー膜(英国特許第1,375,126号
明細書)を使用する電気分解法の場合に特に厳守され
る。これらの前記分解法において、多価カチオン含量、
特にカルシウムカチオンの含量が0.1ppmを越えない塩化
ナトリウム溶液が一般に推奨される(英国特許第2,005,
723号明細書)。
電解槽用の水溶液は、一般に、岩塩を水に溶解するこ
とにより得られる(塩素、その製造、性質及び用途−ス
コンス(J.S.Sconce)著−ラインホールド・パブリッシ
ング・コーポレーション(Reinhold Publishing Corpor
ation)、ニューヨーク−1962−119頁及び123頁)。し
かしながら、岩塩を水に溶解することにより得られた粗
ブラインは、一般に、電気分解法においてそれらの使用
を許すにはあまりに高い多価カチオン含量を有する。こ
の目的のために、多価カチオンをそれらから抽出する目
的でそれらをNa型のキレート樹脂で処理することが提案
されていた(The American Institute of Chemical Eng
ineers,219号,78巻,1982,46−53頁;ウォルフ(J.J.Wol
ff)及びアンダーソン(R.E.Anderson)著、“塩素−ア
ルカリ電解槽用の供給原料ブラインのイオン交換精製;
デュオライト(Duolite)ES−467の役割”)。
更に、塩化水素を含む煙を精製する既知の方法があ
り、この方法によれば、塩化水素を分解し、塩化ナトリ
ウムを生成するように、この煙が重炭酸ナトリウムで処
理される(米国特許第4,767,605号明細書;ソルベイ・
アンド・シイ(SOLVAY&Cie)のパンフレットTr.895/5c
−B−1−1290)。この既知の方法によれば、粉末形態
の重炭酸ナトリウムが精製すべき煙に導入され、塩化ナ
トリウムを含む固体残渣がこれら分離される。処理され
る煙が、家庭廃棄物または都市廃棄物の焼却により生じ
た煙の場合に一般的であるように重金属を含む場合、固
体塩化ナトリウム残渣はこれらの重金属で汚染されてお
り、こうしてこれらがこの残渣の貯蔵または投棄に難点
を生じる。
本発明は、上記の既知の方法から固体塩化ナトリウム
残渣を回収し、工業方法に使用し得る塩化ナトリウム水
溶液を製造することを可能にする方法を提供することを
目的とする。
従って、本発明は塩化ナトリウムの工業用の水溶液の
製造方法に関するものであり、この方法によれば、塩化
ナトリウムと多価金属の水溶液を含む水性媒体が調製さ
れ、前記の水性媒体が処理されてそれから多価金属を除
去する。本発明によれば、水性媒体を調製するために、
塩化水素と多価金属を含む煙の重炭酸ナトリウムによる
乾式ルートの処理から回収された固体生成物が水に導入
される。
本発明の方法において、塩化ナトリウムの工業用の水
溶液は、工業の技術活動に関与することが意図されてい
る塩化ナトリウム水溶液を表すことが意図されている。
使用される水性媒体は、塩化ナトリウムと多価金属の
水溶液を含む。その水溶液はまた、通常、重炭酸ナトリ
ウムと煙中に存在する酸化硫黄の反応により得られる若
干の硫酸ナトリウムと、煙処理に使用される過剰の重炭
酸ナトリウムに付随する若干の炭酸ナトリウムとを含
む。水性媒体の多価金属は1より大きい原子価の金属で
あり、重金属を含む。これらの金属は、塩化ナトリウム
水溶液中に溶解される化合物及び/または可溶性である
化合物の形態で存在し得る。本発明によれば、この水性
媒体は、塩化水素と多価金属を含む煙の重炭酸ナトリウ
ムによる乾式ルートの処理中に回収された固体生成物を
水に導入することにより得られる。
“重炭酸ナトリウムによる煙の乾式ルートの処理”
は、重炭酸ナトリウムが液体、特に水の不在下で煙に固
体状態で導入される処理を意味することが意図される。
一般に、重炭酸ナトリウムは、反応室内に移動する煙の
流れに注入される粉末の形態で使用される。反応室中
で、重炭酸ナトリウムは煙中に存在する塩化水素を分解
し、塩化ナトリウムを生成する。塩化水素の分解を促進
するように、できるだけ微細である一様な粒径の重炭酸
ナトリウム粉末を使用することが有利である。一般に、
平均粒径が50μmより小さい重炭酸ナトリウム粉末を使
用することが推奨される。好ましい粒径は、25μmを越
えず、例えば、5〜20μmの平均粒径に相当する。
重炭酸ナトリウムによる煙の処理中に回収された固体
生成物は、塩化ナトリウム(塩化水素と重炭酸ナトリウ
ムの反応から得られる)と、金属状態または結合状態の
多価金属とを含む。硫黄酸化物を含む煙の場合には、固
体生成物はまた硫酸ナトリウム(硫黄酸化物と重炭酸ナ
トリウムの反応から得られる)を含む。また、それは、
一般に、塩化水素及び、適当な場合には、硫黄酸化物と
反応するために使用された過剰の重炭酸ナトリウムに付
随する若干の炭酸ナトリウムを含む。
上記の水性媒体は、上記の固体生成物を水に導入する
ことにより得られる。使用される水の量は、塩化ナトリ
ウム及び固体生成物中のその他の可溶性物質の全部を溶
解するのに少なくとも充分である必要がある。この条件
にもかかわらず、水の量は重要ではない。しかしなが
ら、過剰の量の水を使用することに利点はない。別法と
して、水に代えて希薄な塩化ナトリウム溶液がまた使用
し得る。
煙の源は重要ではなく、これは必ず塩化水素と、金属
状態または結合状態の多価金属とを含む。本発明は、特
に、家庭廃棄物または都市廃棄物(これらは、通常、塩
素化合物、金属塩化物及び多価金属を含む)の焼却によ
り生じた煙(VGB Kraftwerkstechnik,69,パート2,1989,
212−220頁)に適用される。その廃棄物の源に応じて、
煙により連行される多価金属として、カドミウム、水
銀、アンチモン、鉛、コバルト、クロム、銅、マンガ
ン、バナジウム、スズ、鉄、ニッケル、カルシウム、マ
グネシウム、アルミニウム及び亜鉛が挙げられ、このリ
ストは排他的ではない。
本発明の方法において、水性媒体から多価金属の除去
は適当な手段により得られる。
その方法の好ましい実施態様において、金属水酸化物
の沈殿の形態で多価金属を得るようにアルカリ性水性媒
体が使用され、この沈殿が水性媒体から分離され、得ら
れる水性液体がキレート樹脂で処理される。本発明の方
法のこの実施態様において、水性液体はアルカリ性pHを
有し、キレート樹脂でそのまま処理し得る。そのpHを8
〜14に調節することが有利である。水性媒体のアルカリ
度は、それが含む溶解炭酸ナトリウム(これは煙処理に
使用される過剰の重炭酸ナトリウムに付随する)により
生じ得る。必要により、無機塩基、例えば、炭酸ナトリ
ウムまたは水酸化ナトリウムの補充添加がなされてもよ
い。
本発明の方法のこの形態の実施態様に使用されるキレ
ート樹脂は、当業界で公知である。それらは、ポリマー
主鎖を含み、それに交換可能なカチオンを含む錯生成性
官能基がグラフトされている。ポリマー主鎖に使用し得
るポリマーの例として、ポリオレフィン(例えば、ポリ
エチレン)、スチレンから誘導されたポリマー(例え
ば、スチレンとジビニルベンゼンから誘導されたコポリ
マー)及びアクリル樹脂が挙げられる。樹脂は一般にグ
ラニュールの形態であり、それらと接触して水性液体が
循環される。
上記の本発明の実施態様の形態において、H型のキレ
ート樹脂がNa型のキレート樹脂と同様に使用し得る。し
かしながら、Na型の樹脂(これらは、交換可能なカチオ
ンがナトリウムカチオンである樹脂である)が好まし
い。何となれば、その他の点が等しいとして、それら
は、文献“The American Institute of Chemical Engin
eers,219号,78巻,1982,46−53頁;ウォルフ及びアンダ
ーソン著、塩素−アルカリ電解槽用の供給原料ブライン
のイオン交換精製;デュオライトES−467の役割”に記
載された方法により多価金属イオン、特にカルシウムの
最適の抽出を確実にするからである。その方法の終了時
に、樹脂は再生される必要があり、これはそれ自体知ら
れている方法でそれを塩酸の水溶液で処理することによ
り行い得る。Na型の樹脂の場合、塩酸溶液による処理に
続いて、水酸化ナトリウム水溶液による処理が行われ
る。
本発明の範囲内の好ましいキレート樹脂は、官能基が
窒素リガンドを含むキレート樹脂である。窒素リガンド
は、例えば、アミンまたはイミンから誘導された化合物
を含んでもよい。特に推奨されるキレート樹脂は、有機
酸から誘導された官能基を含むキレート樹脂であり、イ
ミノ−ジ酢酸またはアミノホスホン酸から誘導された官
能基を含むキレート樹脂が好ましい。このような樹脂が
特に米国特許第4,002,564号(ダイヤモンド・シャムロ
ック社)及び欧州特許出願第0,087,934号(デュオライ
ト・インターナショナルS.A.)に記載されている。本発
明の方法に使用し得る樹脂の例は、商品名デュオライト
(ローム・アンド・ハース社)及び商品名レワチット
(Lewatit)(バイエルAG社)として市販される樹脂で
ある。水性液体が水銀を含む特別な場合には、水銀を結
合するために、窒素リガンドを含む樹脂による処理に先
行して硫黄リガンドを含むキレート樹脂による処理を行
うことが有利である。
好ましい実施態様の特別な別の形態において、アルカ
リ性水性媒体が酸性にされて、濾過される。本発明のこ
の別の形態において、酸性化は水性媒体への塩酸水溶液
の添加により行い得る。その目的は、炭酸ナトリウムを
分解し、多価金属を溶解することである。濾過は、煙か
ら不溶性物質、特にフライアッシュを除去するのに使用
される。
水性媒体がSO4 2-アニオンを含む場合、これらのアニ
オンが塩化ナトリウムの工業用の水溶液へ移動すること
を防止することが幾つかの用途で望ましいことがある。
この目的のために、本発明の上記の好ましい実施態様の
別の形態によれば、SO4 2-アニオンが水酸化カルシウム
または塩化カルシウムの助けにより硫酸カルシウムの形
態で沈殿させられる。本発明の実施態様のこの別の形態
において、その操作は幾つかの別個のルートにより行い
得る。
第一のルートによれば、水酸化カルシウムまたは塩化
カルシウムが、金属水酸化物の沈殿の分離後に回収され
た水性液体に添加される。その後、硫酸カルシウムが比
較的汚染されていない石膏の形態で沈殿し、その結果、
これは工業上容易に回収でき、またはチップでそのまま
投棄し得る。適当な場合、それは特殊なチップを必要と
せず、これは経済的な利点である。水性媒体が炭酸イオ
ンを含む場合、充分な量の水酸化カルシウムまたは塩化
カルシウムが水性液体の硫酸イオン及び炭酸イオンと反
応させるのに使用される必要があり、炭酸カルシウムが
硫酸カルシウムの生成の前に沈殿させられる。
第二の操作ルートによれば、アルカリ性媒体が、例え
ば、塩酸の添加により酸性にされ、充分な量の塩化カル
シウムがそれに添加されて硫酸イオンと硫酸カルシウム
を生成する。酸性化の目的は、炭酸イオンを分解し、多
価金属を可溶化することである。それは水性媒体に6よ
り低いpH値、例えば、3〜5のpH値を与えるように調節
されることが好ましい。硫酸カルシウム沈殿(一般に石
膏の形態)の分離後に、水性媒体がアルカリ性にされ、
(水酸化ナトリウムの添加によることが好ましい)、そ
の後、多価金属をそれから抽出するために上記のように
処理される。
第三のルートによれば、アルカリ性媒体が最初に例え
ば塩酸の添加により酸性にされ、その後、それに水酸化
カルシウム及び、必要により、水酸化ナトリウムを添加
することによりアルカリ性にされる。その酸性化は、炭
酸イオンを分解し、多価金属を可溶化するように上記の
第二ルートと同じ条件下で行われる。続いて使用される
水酸化カルシウムの量は、水性媒体の硫酸アニオンの全
部と反応するのに少なくとも充分である必要がある。更
に、水酸化カルシウム及び水酸化ナトリウムの全量は水
性媒体中にアルカリ性pH(少なくとも8に等しいことが
好ましい)を生じるのに充分である必要がある。その方
法のこの第三の操作ルートにおいて、硫酸カルシウム
(一般に石膏の形態)と金属水酸化物が同時に沈殿し、
これは利点になる。実際に、この共沈は沈殿の沈降を容
易にし、促進し、かつ沈殿のその後の分離及び水性液体
の回収を改良することが観察された。
本発明の方法は、多価金属イオン含量が1ppmより低い
非常に高純度の塩化ナトリウムの工業用の水溶液を得る
ことを可能にする。特に、それは、0.1ppmより低く、一
般に0.05ppmを越えないカルシウム重量含量を有する飽
和塩化ナトリウム水溶液を得ることを可能にする。
従って、本発明の方法により得られた塩化ナトリウム
水溶液は工業上種々の用途がある。それらは、特に、ア
ンモニア−ソーダ法(ソーダの製造−テーパング・ホウ
(Te−Pang Hou)−ハフナー・パブリッシング社−196
9)による炭酸ナトリウムの製造、塩素と水酸化ナトリ
ウム水溶液の電気分解による製造、塩化ナトリウム水溶
液の電気分解による製造、及び固体塩の製造の原料とし
て使用し得る。
従って、本発明はまた電気分解または電気透析による
水酸化ナトリウム水溶液の製造のための本発明の方法に
より得られた塩化ナトリウム水溶液の使用に関する。水
酸化ナトリウム水溶液の電気分解による製造方法は当業
界で公知であり、特に水銀カソードセル法及び選択的カ
チオン透過性膜セル法(塩素、その製造、性質及び用途
−スコンス著−ラインホールド・パブリッシング・コー
ポレーション、ニューヨーク−1962−127〜199頁;欧州
特許第0,253,430号並びにベルギー特許出願第09000497
号及び同第09000924号、三つの特許は全てソルベイ・ア
ンド・シイの名義である)を含む。電気透析による水酸
化ナトリウム水溶液の製造方法がまた当業界で公知であ
る(米国特許第2,829,095号−ノグチ・ケンキュウジ
ョ)。本発明によれば、電気分解または電気透析に使用
される原料は、上記の本発明の方法により得られた塩化
ナトリウムの工業用の水溶液である。
本発明の別の主題は、塩化ナトリウム結晶の製造のた
めの本発明の方法により得られた塩化ナトリウム水溶液
の使用である。塩化ナトリウム水溶液の蒸発による高純
度の塩化ナトリウムの結晶の製造は当業者で公知である
(塩化ナトリウム−カウフマン(Dale W.Kaufmann)−
ラインホールド・パブリッシング・コーポレーション、
ニューヨーク−1960−205〜274頁;欧州特許出願第0.35
2,847号−ソルベイ・アンド・シイ)。本発明によれ
ば、上記の本発明の方法により得られた工業用の水溶液
が蒸発を受ける塩化ナトリウムを水溶液として使用され
る。
本発明の更に別の主題は、アンモニア−ソーダ技術ま
たは不溶性アミン技術による炭酸ナトリウムの製造のた
めの塩化ナトリウムの工業用の水溶液の使用である。ア
ンモニア−ソーダ技術(またソルベイ法と称される)は
公知であり、アンモニア性ブラインを製造するようにア
ンモニアガスを塩化ナトリウム水溶液に溶解し、重炭酸
ナトリウムを結晶化するようにこのアンモニア性ブライ
ンを二酸化炭素を含むガスで処理し、これを炭酸ナトリ
ウムに変換することを含む(テーパング・ホウ−アンモ
ニア法を特別に参考とするソーダの製造,1969,ハフナー
・パブリッシング社)。アミンを使用する技術では、塩
化ナトリウム水溶液と水不溶性アミンの有機溶液が混合
され、得られる混合物が二酸化炭素を含むガスで処理さ
れて重炭酸ナトリウムを結晶化し、これが回収され、次
に炭酸ナトリウムに変換される[英国特許第1,084,436
号(カイザー・アルミニウム・アンド・ケミカル・コー
ポレーション(Kaiser Aluminum&Chemical Corporatio
n)及びフランス特許第2,545,079号(ソルベイ・アンド
・シイ)]。本発明によれば、これらの二つの技術に使
用される塩化ナトリウム水溶液は、上記の本発明の方法
により得られた工業用の水溶液である。
本発明は、独創的かつ経済的な方法で、煙精製から得
られる残渣の回収を行う。それは家庭廃棄物または都市
廃棄物の焼却用のプラントから得られる煙の処理に特に
非常に適している。
本発明の特別な特徴及び詳細が、添付図面を参考とす
る、以下の幾つかの実施態様の説明を経て明らかにな
る。
図1は本発明の特別な実施態様を使用するプラントの
線図を示す。
図2、3及び4は、本発明の三つのその他の実施態様
を夫々使用するプラントの図1の略図と同様の三つの略
図である。
これらの図において、同じ参照番号は同一の部品を表
す。
図に示されたプラントは、家庭廃棄物または都市廃棄
物の焼却から生じる煙を精製し、この煙の精製から集め
られた流出物を回収するように設計されている。この煙
は塩化水素、二酸化硫黄及び多価金属(例えば、カドミ
ウム、水銀、アンチモン、鉛、コバルト、クロム、銅、
マンガン、バナジウム、スズ、ニッケル、カルシウム、
マグネシウム、アルミニウム、亜鉛;このリストは排他
的ではない)を含む。それは更にフライアッシュを含
む。この煙は添付図面で参照番号2により示される。
プラントは、家庭廃棄物用の焼却器1により放出され
た煙2が下部に供給される管状反応器3を含む。無水粉
末形態の重炭酸ナトリウム4が反応器3中で煙2に注入
される。反応器3中で、重炭酸ナトリウムは煙中の塩化
水素と反応して、塩化ナトリウムを生成する。更に、そ
れは二酸化硫黄と反応して硫酸ナトリウムを生成する。
反応器3の上部から抜き出された煙5はダスト分離器6
を通過し、その後、煙突7に除去される。煙5は乾燥し
ているので、ダスト分離器6は効率が最適である濾過布
(バッグフィルター)を備えた機械分離器からなること
が有利であり得る。また、その他の型の分離器、例え
ば、静電フィルターが使用し得る。
ダスト分離器6中で、煙5は、それが含む固体粒子8
を除かれる。これらの粒子として、塩化ナトリウム、硫
酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、多価金属及びフライア
ッシュが挙げられる。
図1に示されたプラント中で、この固体生成物8が溶
解室9に導入され、そこでそれは充分な量の水10中に分
散されて、それが含む水溶性物質の全てを溶解する。こ
うして得られた水性媒体は一般にアルカリ性である。そ
のpHは、その初期のpHが必要おされる値よりも低いか、
または高いかに応じて、水酸化ナトリウムまたは塩酸の
水溶液11の添加により8〜14の値に調節される。室9か
ら拭き取られたアルカリ性水性媒体12は、不溶性金属水
酸化物の形態の多価金属を含む。それはフィルター13で
処理されて不溶性物質14(フライアッシュ及び多価金属
水酸化物)を分離する。フィルター13から回収された水
性液体15は塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム及び炭酸ナ
トリウムの水溶液である。それは、一般に多すぎてそれ
を工業方法に使用できなくする量の溶解多価金属で汚染
されている。本発明によれば、それはアミノホスホン酸
から誘導されたNa型の官能基を含むキレート樹脂と接触
してカラム16中で循環される。従って、カラム16中で、
イオン交換が樹脂のナトリウムカチオンと水性液体15の
多価金属の間で起こる。塩化ナトリウムの工業用の水溶
液17がカラム16から回収され、それを工業方法にそのま
ま使用するのに充分に純粋である。溶解された硫酸ナト
リウム及び炭酸ナトリウムを含む溶液17は、アンモニア
−ソーダ技術による炭酸ナトリウムの製造に使用される
工業プラント18で使用される。
図2に示されたプラントにおいて、アルカリ性水性液
体15(溶解された多価金属で汚染された塩化ナトリウ
ム、硫酸ナトリウム及び炭酸ナトリウムの水溶液)が、
図1を参照して先に記載されたようにして得られる。そ
れが反応室24に運ばれ、そこで塩化カルシウム水溶液25
が炭酸ナトリウム及び硫酸ナトリウムの全てと反応する
のに充分な量でそれに添加されて炭酸カルシウム及び硫
酸カルシウム(石膏)を沈殿させる。反応室24から回収
された水性懸濁液26は、それから炭酸カルシウム及び硫
酸カルシウムの沈殿28(これは捨てられる)を分離する
ために、フィルター27で処理される。フィルター27から
回収された塩化ナトリウム水溶液29がカラム16に運ばれ
て、図1を参照して先に記載されたようにしてキレート
樹脂で処理される。
図3に示されたプラントにおいて、充分な量の塩酸11
が反応室9に導入されてその中に存在する水性媒体を酸
性にし、炭酸イオンを分解し、多価金属を溶解する。加
えて、塩化カルシウム水溶液30が充分な量でそれに導入
されて硫酸ナトリウムと反応し、石膏を沈殿させる。
反応室9から回収された酸性水性媒体12はフィルター
13に運ばれ、そこで不溶性物質14(硫酸カルシウム及び
フライアッシュ)が分離される。硫酸ナトリウム及び炭
酸ナトリウムを含まず、かつ溶解状態の多価金属を含む
塩化ナトリウムの水溶液31が、フィルター13から回収さ
れる。溶液31は反応室24に運ばれ、そこでそれは水酸化
ナトリウム水溶液32の添加により8〜14のpHにアルカリ
性にされる。アルカリ化は金属水酸化物の形態の多価金
属の沈殿を生じる。従って、水性懸濁液33が室24から回
収され、沈降室34及びフィルター35で連続して処理さ
れ、そこで多価金属水酸化物の沈殿36がそれから分離さ
れ、捨てられる。フィルター35から回収された水性液体
15は、溶解多価金属で汚染された塩化ナトリウム水溶液
である。それはカラム16に運ばれて、図1を参照して先
に記載されたようにしてその中で処理される。カラム16
から回収された溶液17は、多価金属並びに硫酸イオン及
び炭酸イオンを実質的に含まない高純度の塩化ナトリウ
ムの水溶液である。それは二つの画分37と38に分けられ
る。
本発明によれば、画分37は、選択的にカチオン透過性
の膜を備えた電解槽39に運ばれる。電解槽39中で、溶液
37はそれ自体知られている方法で電気分解を受けて、塩
素40及び水酸化ナトリウム水溶液41の製造をもたらす。
画分38は蒸発器42に運ばれ、それから結晶化された塩
化ナトリウム43及びスチーム44が回収される。固体塩化
ナトリウム43は種々の工業上の用途がある。
図4に示されたプラントにおいて、充分な量の塩酸11
が溶解室9に導入されてその中に存在する水性混合物を
酸性にし、炭酸イオンを分解し、多価金属を溶解する。
反応室9から回収された酸性水性媒体12は、溶解多価
金属を更に含む塩化ナトリウム及び硫酸ナトリウムの水
溶液である。それがフィルター13に運ばれ、そこで不溶
性物質14(実質的にはフライアッシュ)が分離される。
溶解状態の多価金属を含む塩化ナトリウム及び硫酸ナト
リウムの水溶液45がフィルター13から回収される。溶液
45が反応室24に運ばれる。室24中で、溶液45は8〜14の
pHにアルカリ性にされ、更に、それが含む硫酸カチオン
が石膏の形態で沈殿させられる。この目的のために、石
灰の乳液46が充分な量で室24に導入されて、溶液45中の
全ての硫酸ナトリウムを分解し、そして必要により、pH
を所望の値8〜14にするように、水酸化ナトリウム水溶
液のトップ−アップ(top−up)32がまた添加される。
こうして、多価金属は硫酸カルシウムと共に金属水酸化
物の形態で共沈する。従って、水性懸濁液33が室24から
回収され、沈殿室34及びフィルター35で連続的に処理さ
れ、そこで多価金属水酸化物と石膏の共沈36がそれから
分離され、捨てられる。水性液体15がフィルター35から
回収され、そして図3を参照して先に記載されたように
して処理される。
図1〜4の実施態様の特別な別の実施において、煙2
は適当なフィルター(図示されていない)で処理された
それからフライアッシュを分離し、その後、反応器3に
導入される。
図1〜4を参照して先に記載された実施態様におい
て、カラム16中のキレート樹脂は規則的な間隔で再生さ
れる必要がある。この目的のために、カラム16は分離弁
19及び20により導管15(または29)及び17から分離さ
れ、その後、その操作が文献“The American Institute
of Chemical Engineers,219号,78巻,46−53頁:ウォル
フ及びアンダーソン著、塩素−アルカリ電解槽用の供給
原料ブラインのイオン交換精製;デュオライトES−467
の役割”に記載されたようにして二つの連続段階で続け
られる。第一段階において、塩酸水溶液が導管21により
カラム16に導入されてキレート樹脂の活性部位でプロト
ンに置換し、そして多価金属を含む塩酸の希薄な水溶液
が導管22により回収される。第二段階において、樹脂の
活性部位のプロトンをナトリウムカチオンに置換するた
めに、水酸化ナトリウム水溶液が導管21により導入さ
れ、そして希薄な水酸化ナトリウム水溶液が導管22によ
り回収される。希薄な塩酸水溶液及び希薄な水酸化ナト
リウム水溶液がその方法に循環し得る。例えば、図4の
実施態様の場合、希薄な水酸化ナトリウム水溶液が反応
室9に循環でき、また希薄な水酸化ナトリウム水溶液が
反応室24に循環し得る。
フロントページの続き (72)発明者 アンブロー セドリック フランス エフ−54110 ドーンバール スュール ムールト リュー ソルヴ ェイ 27 (56)参考文献 特開 昭55−104632(JP,A) 特公 昭59−43556(JP,B1) 米国特許4767605(US,A) 米国特許4839147(US,A) 米国特許4155819(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01D 3/04 C01D 3/16 B01D 53/34

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化水素及び重金属を含む煙の精製及び塩
    化ナトリウムの水溶液の製造のための方法であって、 該煙(2)を重炭酸ナトリウム粉末(4)で処理するこ
    とで該重炭酸ナトリウムを塩化水素と反応させて固体塩
    化ナトリウムを生成させる第1工程; 第1工程の煙から該固体塩化ナトリウム及び重金属を含
    む固体残査(8)を回収する第2工程; 第2工程からの該固体残査(8)を充分な量の水(10)
    に分散させて、該固体残査の塩化ナトリウムを水中に溶
    解して塩化ナトリウムと重金属を含む水性媒体を作る第
    3工程; 第3工程の該水性媒体をアルカリ性にしてpH8〜14とし
    該重金属を重金属水酸化物として沈殿させる第4工程; 第4工程の水性媒体から重金属水酸化物を分離して塩化
    ナトリウム水溶液を回収する第5工程;及び 第5工程の塩化ナトリウム溶液をキレート樹脂(16)で
    処理する第6工程を含む方法。
  2. 【請求項2】家庭廃棄物または都市廃棄物の焼却から得
    られる煙(2)を使用する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】イミノジ酢酸及び/またはアミノホスホン
    酸から誘導された官能基を含むキレート樹脂(16)を使
    用する請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】Na型のキレート樹脂(16)を使用する請求
    項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】第3工程で得た水性媒体を酸性にして濾過
    し、その後アルカリ性にする請求項1〜4のいずれか一
    項に記載の方法。
  6. 【請求項6】水性媒体がSO4 2-イオンを含む場合に、そ
    れを酸性にすると同時に塩化カルシウム(30)をそれに
    添加して硫酸カルシウムを沈澱させる請求項5に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】水性媒体がSO4 2-イオンを含む場合に該水
    性媒体をアルカリ性にするために、SO4 2-イオンの全部
    と反応するのに少なくとも充分である量の水酸化カルシ
    ウムまたは酸化カルシウム(32)をそれに添加する請求
    項5に記載の方法。
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