JP2002001268A - 飛灰及び排煙処理方法 - Google Patents

飛灰及び排煙処理方法

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JP2002001268A
JP2002001268A JP2000185205A JP2000185205A JP2002001268A JP 2002001268 A JP2002001268 A JP 2002001268A JP 2000185205 A JP2000185205 A JP 2000185205A JP 2000185205 A JP2000185205 A JP 2000185205A JP 2002001268 A JP2002001268 A JP 2002001268A
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fly ash
desulfurization
liquid
solution
desulfurizing agent
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JP2000185205A
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Kenichi Nakagawa
健一 中川
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】飛灰洗浄液と脱硫液とを複分解させ、複分解反
応後に排出・濃縮される塩溶解液の量を低減若しくは不
要にするとともに、飛灰中の消石灰を有効利用する飛灰
及び排煙の処理方法を提供する。 【解決手段】飛灰洗浄装置1から排出される洗浄溶液
と、脱硫装置6から排出される脱硫液とを混合して複分
解させ、得られた生成物を固液分離し、分離後の塩溶解
液を飛灰洗浄装置1に戻して飛灰中の消石灰と反応さ
せ、再生した脱硫剤は排煙脱硫装置6に戻し、反応によ
り生成した塩化カルシウムを含む洗浄溶液は複分解槽2
に導入する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼却炉の飛灰及び
ボイラー等の排煙の処理方法、より詳しくは、焼却炉の
燃焼ガス中の塩化水素の中和のために石灰で処理された
飛灰及び亜硫酸ガス等の硫黄化合物を含む排煙を処理す
る方法に関するものであり、さらにセメント工場で塩素
バイパスシステムより発生する塩化カリウムを主とした
バイパスダストも合わせて処理する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】塩素を含む都市ゴミ等を焼却する設備で
発生する燃焼ガス中には塩化水素が含まれ、これを中和
処理するために石灰が投入されている。したがって、燃
焼ガスに伴われる飛灰中には、本来のゴミの焼却灰分以
外に、中和生成物である多量の塩化カルシウムや未反応
の石灰(消石灰)が混在する。
【0003】このような飛灰の処理方法として、飛灰に
3〜5倍量の水を加えて塩化カルシウムなどの可溶成分
を水に溶解させた後、固液分離し、灰分及び未反応石灰
を含む固形分はセメント原料とし、洗浄後の洗浄溶液は
その中に含まれる重金属をpH調整、薬品等による凝集
沈殿等で除去して基本的には無害化した後、放流する方
法が行われている。
【0004】しかしながら、上記放流液中には塩化カル
シウム等の塩が含まれており、下水道以外の海や河川に
は放流できない。このような塩を回収する方法として、
上記洗浄溶液に排煙脱硫装置から排出された脱硫液を加
えて複分解反応させ、有用な二水石膏とHClとを得る
方法が知られている。
【0005】具体的に、脱硫剤として水酸化マグネシウ
ムを使用した場合で説明すると、脱硫液としては、硫酸
マグネシウム溶液が排出され、これが洗浄溶液中の塩化
カルシウムと複分解反応して、次式(1)のように二水
石膏と塩化マグネシウムとが生成する。
【0006】 CaCl2 +MgSO4 +2H2 O→CaSO4 ・2H2 O+MgCl2 …(1) 上記複分解反応で得られた塩化マグネシウムは水に溶解
するため、この塩化マグネシウムを含む塩溶解液は二水
石膏と固液分離したのち、次の濃縮・重金属除去工程を
経て加熱分解することにより酸化マグネシウムと塩化水
素ガスとし、前者は脱硫のため再利用し、後者は水で吸
収して高純度の塩酸を得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記処理方法は、単独
では処理が困難であった飛灰洗浄液と、脱硫装置から排
出される脱硫液とを組合わせて反応させることにより有
用な物質を回収することができるというきわめて有用な
処理方法ではあるが、飛灰洗浄液と脱硫液とを複分解反
応させて二水石膏を固液分離した後に多量の塩溶解液
(塩化マグネシウム液)が残り、液中の塩化マグネシウ
ムを利用・回収するためには先ずこれを濃縮する必要が
あり、多大の熱エネルギーが必要とされていた。
【0008】また、焼却炉から排出される飛灰は、その
量及び質が一定しないのに対して、ボイラー排煙は概ね
一定である。複分解反応においては、飛灰の洗浄液量と
脱硫液量とを適正に維持する必要があることから、飛灰
の洗浄液の変動に応じて脱硫液量を調整するという繁雑
な作業が必要となる。
【0009】そこで、本発明においては、濃縮すべき塩
溶解液の量を低減若しくは不要にするとともに、効率の
よい飛灰及び排煙の処理方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】複分解工程後に多量の塩
溶解液が生じる原因としては、第1に脱硫装置におい
て、脱硫液が排出されるとその分だけ新たな脱硫液を脱
硫装置に供給していた点にあり、これにより塩溶解液が
累積的に増加する結果となっていた。
【0011】そこで、本発明においては、石灰処理した
飛灰に水を加えて洗浄し、固形分と塩化カルシウムを含
む洗浄溶液とに固液分離する飛灰洗浄工程と、硫黄酸化
物を含む排煙を脱硫剤を含む処理液と接触させ、硫黄酸
化物を処理液中に吸収させる脱硫工程と、脱硫工程後の
処理液を酸素を含むガスで処理して硫酸塩を含む脱硫液
に変換する酸化工程と、洗浄溶液と脱硫液とを混合して
反応させる複分解工程とを有する飛灰及び排煙処理方法
において、複分解工程で得られた生成物を二水石膏と塩
溶解液とに固液分離し、塩溶解液を脱硫工程に戻すこと
を特徴とするものである。
【0012】すなわち、本発明においては、塩溶解液の
少なくとも一部を脱硫装置に戻し、この液で脱硫を行わ
せることにし、新たに調整すべき処理液量を低減若しく
は不要とするものである。
【0013】上記処理方法においては、飛灰とともにセ
メント工場の塩素バイパスシステムから回収されるバイ
パスダストを処理することが可能となる。この場合、バ
イパスダストの主成分である塩化カリウムは、洗浄溶液
中に溶解して次の複分解工程に送られ、さらに脱硫工程
あるいは飛灰洗浄工程に戻されることになるが、反応に
関与することなく液中に存在し、最終的には塩回収工程
において他の塩化物と分別されて精製回収される。ま
た、バイパスダスト中の重金属類は、飛灰洗浄工程にお
いて飛灰の固形分とともにキルンに送られてセメント原
料として利用される。従って、以下の説明においては飛
灰洗浄工程では飛灰及びバイパスダストをともに処理す
るものとして記述する。
【0014】脱硫剤としては特に制限なく使用すること
ができ、具体的に、水酸化マグネシウムや酸化マグネシ
ウム等のマグネシウム系脱硫剤、水酸化アンモニウムや
アンモニア等のアンモニア系脱硫剤、又は水酸化ナトリ
ウム等のナトリウム系脱硫剤を挙げることができる。
【0015】一例として、脱硫剤として水酸化マグネシ
ウムを使用した場合について説明すると、脱硫液として
硫酸マグネシウム液が排出され、この脱硫液と洗浄溶液
とが反応して塩化マグネシウムを含有する塩溶解液が生
じ、この塩溶解液を排煙脱硫装置に供給し、脱硫剤を含
む処理液として使用する。
【0016】脱硫剤である水酸化マグネシウムは、塩化
マグネシウム、塩化カリウム等と塩溶解液中で共存する
ことになるが、それぞれの塩の濃度は低いため、脱硫工
程における硫黄化合物の塩溶解液(処理液)への吸収を
阻害しない。
【0017】さらに、多量の塩溶解液が生じる他の要因
としては、飛灰洗浄用水が挙げられる。洗浄用の水とし
ては、前述のごとく、飛灰に対して約3〜5倍の量が使
用されるため、これがそのまま洗浄溶液として複分解槽
に供給されることになる。
【0018】そこで、本発明においては、複分解工程で
得られた生成物を二水石膏と塩溶解液とに固液分離し、
塩溶解液を飛灰洗浄工程に戻す構成を採用可能とした。
これにより新たに使用する洗浄用水の量を低減若しくは
不要とすることができる。なお、複分解工程においては
洗浄溶液に含まれる塩化カルシウムと同モルの塩化物が
生成して塩溶解液に溶解することになるが、洗浄溶液及
び脱硫液に含まれる多量の水で希釈されるため、十分に
低濃度であり飛灰の洗浄性に影響を及ぼすおそれはな
い。
【0019】二水石膏を分離した後の塩溶解液は、脱硫
工程又は飛灰洗浄工程のいずれに戻してもよいが、両工
程に分配して戻すようにすれば濃縮工程にかける塩溶解
液の量をさらに低減若しくは不要とすることが可能にな
る。
【0020】飛灰中には、前述のように多量の消石灰が
含まれている。一例として、某市ストーカー飛灰の組成
を記すと、飛灰1ton中、CaCl2 263kg、
Ca(OH)2 546kg、SiO2 及びAl2 3
57kg、NaCl1kg、KCl 1kg、残りは
重金属・未燃カーボンその他である。
【0021】また、セメントキルンの塩素バイパスから
抜き出したバグフィルターダストの組成の一例は、Si
2 及びAl2 3 5.6%、K2 O 30%、Ca
O23%、Cl 22%であり、重金属は特にPbが多
く、約1/2がKClと考えられる。
【0022】上記焼却飛灰の組成において、CaCl2
は246kg→2.35kmol、Ca(OH)2 は5
55kg→7.38kmolであり、CaCl2 に対応
する排煙脱硫は、SOx 除去量を1300ppm/Nm
3 とすれば、排煙約4×10 4 Nm3 /hrで約40t
on/hr蒸気発生量に対応するが、Ca(OH)2
利用できれば、約13×104 Nm3 /hrで約130
ton蒸気発生ボイラーの排煙脱硫用に供することが可
能となり、きわめて経済的価値が高い。
【0023】そこで、本発明においては、脱硫剤とし
て、マグネシウム系脱硫剤、または、アンモニア系脱硫
剤を使用し、複分解工程で得られた塩溶解液を飛灰洗浄
工程に戻すことにより、塩溶解液と飛灰中の消石灰とを
反応させる構成を採用可能とした。
【0024】上記構成によれば、塩溶解液中の塩化物が
飛灰中に含まれる消石灰と複分解反応して塩化カルシウ
ムを生成し、脱硫液の処理に供することが可能となる。
脱硫剤として水酸化マグネシウムを使用した場合には、
酸化工程からは脱硫液として硫酸マグネシウム水溶液が
排出され、複分解工程後の塩溶解液として塩化マグネシ
ウム水溶液が得られる。
【0025】この塩溶解液の少なくとも一部を飛灰洗浄
工程に戻すと、次式(2)の反応により水溶性の塩化カ
ルシウムと不水溶性の水酸化マグネシウムとが生成す
る。
【0026】 Ca(OH)2 +MgCl2 →CaCl2 +Mg(OH)2 ↓ …(2) 濾別されたMg(OH)2 を含む固形分は脱硫工程に戻
され、Mg(OH)2は脱硫剤として再利用される。処
理液中には灰分が分散された状態となっているが、処理
液に対する灰分の量はわずかであり、硫黄化合物の処理
液中への吸収及び酸化を阻害するおそれはない。この灰
分は、脱硫液が酸化工程から排出されたときに濾別され
てセメントキルンへ供給される。
【0027】脱硫剤として水酸化アンモニウムを使用し
た場合には、酸化工程からは脱硫液として硫酸アンモニ
ウム水溶液が排出され、複分解工程後の塩溶解液として
塩化アンモニウム水溶液が得られる。この塩溶解液の少
なくとも一部を飛灰洗浄工程に戻すと次式(3)の反応
により水溶性の塩化カルシウムと水酸化アンモニウムと
が生成する。
【0028】 Ca(OH)2 +2NHCl2 →CaCl2 +2NH4 OH …(3) 式(3)において、CaCl2 、NH4 OHはともに水
溶性であるが、アンモニアストリッパーによりNH4
HをNH3 の形で分離して、このNH3 は脱硫剤として
脱硫工程に戻される。
【0029】以上説明したように、脱硫剤として、マグ
ネシウム系脱硫剤、または、アンモニア系脱硫剤を使用
し、複分解工程で得られた塩溶解液を飛灰洗浄工程に戻
すようにすれば、脱硫剤の再生が可能となる。さらに、
今までセメント原料としてしか用途がなかった消石灰を
塩化カルシウムに変換することが可能となり、これによ
り多量の脱硫液を処理でき、非常に効率のよい飛灰及び
排煙の処理方法を提供することができる。
【0030】また、脱硫剤がマグネシウム系又はアンモ
ニア系のもので、複分解工程に供給される飛灰量の減少
により過剰となった脱硫液を脱硫液複分解槽に導入し、
消石灰を加えて脱硫液中の脱硫剤を再生させ、この再生
脱硫剤を含む再生処理液を脱硫工程に戻すようにすれ
ば、飛灰の供給量の変化に対応して、常に適正な量の脱
硫液を供給することが可能となるとともに、過剰な脱硫
液は次式(4)、(5)に示す反応により、それぞれ安
価な消石灰で液中の脱硫剤を再生することが可能とな
る。
【0031】 MgSO4 +Ca(OH)2 +2H2 O →CaSO4 ・2H2 O+Mg(OH)2 …(4) (NH4 2 SO4 +Ca(OH)2 +2H2 O →CaSO4 ・2H2 O+2NH4 OH …(5) 上記式(4)、(5)において、排煙脱硫装置内に、直
接、消石灰を供給すると、二水石膏によるスケールトラ
ブルが発生するため、脱硫液を一旦外部に導出し、そこ
で消石灰を供給することにより、スケール生成を防止す
ることが可能となる。また、再生処理液を脱硫工程に戻
す際には、予め固液分離して二水石膏を除去して溶液の
みを脱硫工程に供給することが可能である。また、二水
石膏とともに再生処理液を脱硫工程に戻し、その後複分
解工程で生成する二水石膏とともに処理することにより
二水石膏の分離機も1台で処理することができる。
【0032】前述のように、飛灰中には重金属が含まれ
ており、完全に近い除去が必要となる。実際の処理にお
いては、飛灰洗浄工程のpHが12.5〜12.7と高
いため、大部分の重金属はここで析出して灰分などの固
形分とともに除去される。両性金属であるPb、Znは
液中に残存するが、pHを9前後に調整することでいず
れも水酸化物として除去可能となり、検出最下限値まで
低下させることができる。
【0033】Hgについては、別にキレート樹脂により
処理可能であり、ダイオキシンについては、飛灰から液
中に再溶出しないことが確認されている。しかし、塩回
収工程では、液を濃縮して塩化マグネシウム、塩化カリ
ウムを結晶化させるため、ごく微量のSS(固形浮遊
物)、重金属も全部結晶に同伴されることになる。
【0034】そこで、本発明においては、重金属処理し
た液を濃縮し、一度、塩化物を全部結晶化させ、それを
水で再溶解して精製した後に分別結晶させる構成を採用
可能とした。これにより、塩溶解液から高品位の塩化マ
グネシウム、塩化カリウム等の塩化物を分離することが
できる。
【0035】以上説明したように、本発明においてはそ
のままでは使用用途のない塩化カルシウムを複分解反応
させることにより有用物に転換することが可能となる。
例えば、二水石膏はセメント原料に利用することがで
き、塩化マグネシウムは海水から水酸化マグネシウムを
製造する際の原料となる。また、塩化アンモニウムや塩
化カリウムは肥料として使用することが可能であり、塩
化ナトリウムは、電解して水酸化ナトリウムと塩素とを
得たり、アンモニアソーダ法により炭酸ナトリウムから
水酸化ナトリウムを得ることも可能である。
【0036】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1は、本発
明の第1の実施形態を示すフローチャートである。先
ず、飛灰洗浄装置1で飛灰及びバイパスダストを水で洗
浄して可溶性の塩化カルシウム、塩化カリウムなどの塩
を抽出する。不溶解性の灰分や消石灰等からなる固形分
は固液分離してキルンへ供給し、セメント原料とする。
【0037】濾液(洗浄溶液)は、塩化カルシウムを主
として含有する溶液(塩化カリウム含む)であり、複分
解槽2に供給され、排煙脱硫装置6から排出される脱硫
液と複分解反応し、二水石膏と可溶性の塩化物とが生成
する。この際、洗浄溶液中の塩化カリウムは反応に関与
しない。
【0038】上記複分解反応においては、塩化カルシウ
ムと硫酸マグネシウムの液温が共に50℃前後で、反応
後の塩が塩化マグネシウムであるので、適当な滞留時間
を保持すれば良好な二水石膏を得ることができる。その
後、複分解槽2で二水石膏を濾別した後の塩化マグネシ
ウム、塩化カリウム等を含有する塩溶解液の少なくとも
一部を、バイパス路8により、排煙脱硫装置6に戻し、
この液で脱硫を行わせることにより、新たに調整すべき
処理液量を低減若しくは不要とすることが可能となる。
【0039】残りの塩溶解液は、濃縮装置3に導入され
て液濃度が高められる。このとき、図2のごとく、濃縮
装置3としてボイラー7から排出された排煙温度を低下
させるためのガス冷却塔20に塩溶解液を導入し、断熱
冷却による蒸発で飛灰洗浄に不都合が生じない程度に液
を濃縮することも可能である。
【0040】重金属除去装置4におくられた濃縮液は定
法によりPb、Zn、Hg等の重金属が除去される。そ
の後、塩溶解液は、塩回収装置5に導入され、KCl、
MgCl等の塩が回収される。
【0041】[第2の実施形態]図3は、本発明の第2
の実施形態を示すフローチャート図である。本実施形態
においては、特定の脱硫剤を使用して得られる塩溶解液
をバイパス路9を利用して飛灰洗浄装置1に戻し、飛灰
中に含まれる消石灰と反応させることにより消石灰を脱
硫液と反応可能な塩化カルシウムに変換した点に特徴が
ある。
【0042】すなわち、本実施形態においては、脱硫剤
として水酸化マグネシウムを使用しており、これにより
複分解工程後には塩溶解液として主に塩化マグネシウム
を含む水溶液が得られる。この塩溶解液の少なくとも一
部をバイパス路9により飛灰洗浄装置1に戻すと、飛灰
中の消石灰と反応して、塩化カルシウムと不水溶性の水
酸化マグネシウムとが生成する。
【0043】上記反応生成物は、固液分離され、水酸化
マグネシウムを含む灰分は、パイプ10により排煙脱硫
装置1に供給され、水酸化マグネシウムは脱硫剤として
再利用される。灰分は、分離機11で濾別されてセメン
トキルンへ送られ、濾液は硫酸マグネシウム、塩化カリ
ウム、塩化マグネシウムを含んで複分解槽2に供給され
る。
【0044】[第3の実施形態]図4は、本発明の第3
の実施形態を示すフローチャート図である。塩溶解液を
バイパス路9を利用して飛灰洗浄装置1に戻し、飛灰中
に含まれる消石灰と反応させる点は第2の実施形態と同
様であるが、脱硫剤としてアンモニアを使用した点に特
徴がある。
【0045】すなわち、脱硫剤としてアンモニアを使用
した場合には、塩溶解液として主に塩化アンモニウムを
含んだ水溶液が得られる。この塩溶解液の少なくとも一
部をバイパス路9により飛灰洗浄装置1に戻すと、反応
により塩化カルシウムと水酸化アンモニウムとが生成す
る。
【0046】得られた生成物はいずれも水溶性である
が、飛灰洗浄装置1に付設されたアンモニアストリッパ
ーにより反応後の液にスチームを吹き込むことにより、
水酸化アンモニウムは気体のアンモニアとして遊離する
ため、このアンモニアをパイプ12で排煙脱硫装置6に
戻して脱硫剤として再利用する。
【0047】[第4の実施形態]図5は、本発明の第4
の実施形態を示すフローチャート図である。本実施形態
においては、複分解槽2以外に排煙脱硫装置6に脱硫液
複分解槽21を付設した点に特徴があり、これにより飛
灰の供給量の変動による洗浄溶液量の変化に対応して常
に適正な量の脱硫液を供給することが可能となる。
【0048】すなわち、複分解槽2に供給される洗浄溶
液量が減少した場合、排煙脱硫装置6内で過剰となった
脱硫液は脱硫液複分解槽21に導入され、さらに脱硫液
複分解槽21に消石灰が投入され、複分解反応により二
水石膏と脱硫剤である水酸化マグネシウムが生成する。
このようにして再生した処理液は、二水石膏とともに排
煙脱硫装置1に戻される。
【0049】
【実施例】以下、前述の飛灰及びバイパスダスト組成を
基にした実施例を示す(以下、濃度はkg/100kg
・H2 Oで示す。)。なお、以下の例では、飛灰1to
n/hr、バイパスダスト(KCl 50%とする)2
00kg/hr、ボイラー100T/hr、スチーム発
生量10×104 Nm/hr、SO2 の除去は1300p
pm/Nm3 (5.8kmol/hr)とし、MgSO
4 、MgCl2 の場合の例とする。
【0050】[実施例1]塩溶解液(MgCl2 溶液)
を脱硫の吸収液として利用する事例図6により、飛灰洗
浄装置1に、飛灰1000kg/hr、バイパスダスト
200kg/hrに水5000kg/hrを加えて攪拌
し、可溶性のClを溶出させ、主としてCaCl2 溶液
からなる洗浄溶液と不溶性の固形分(飛灰ケーキ)とし
て、濾過機13で分離する。
【0051】飛灰ケーキは、Ca(OH)2 546kg
/hr、灰分(SiO2 、Al2 3 、Fe2 3 )5
7kg/hr、未燃カーボン等で、水洗してセメントキ
ルンに投入する。
【0052】濾液である洗浄溶液は、水5000kg/
hrに対してCaCl2 263kg(5.3%)、KC
l 100kg(2%)を含有し、複分解槽2に連続的
に供給され、排煙脱硫装置6から供給されるMgSO4
を含有する脱硫液と混合して複分解反応を行う。
【0053】CaCl2 63kgを含む洗浄溶液は、
酸化塔よりの反応当量の等しいMgSO4 282kgを
含む脱硫液と反応し、MgCl2 226kg/hrと二
水石膏404kg/hrを生成する。これに後述する排
煙脱硫装置6内で調整生成される二水石膏593kg/
hrが加わって合計998kg/hrが濾過機14で濾
別されてセメントの混合剤に供せられる。
【0054】濾液である塩溶解液は脱硫液を含むため、
MgCl2 4.5%、KCl 2%、水10000kg
/hrとなり、そのうち水5000kgの溶液はバイパ
ス路8により排煙脱硫装置1へ供給される。
【0055】排煙脱硫装置6では、SO2 除去量より
5.8kmolのMgSO4 が生成するのに対し、洗浄
溶液中のCaCl2 2.35kmolと同モルのMgS
4 が消費されるので、その差3.45kmol(41
5kg/hr)のMgSO4 は過剰となるため複分解槽
21へ抜き出し、Ca(OH)2 255kg/hrを加
えて複分解させ、Mg(OH)2 200kg/hr、二
水石膏593kg/hrとして排煙脱硫装置6へ戻す。
【0056】排煙脱硫装置6の吸収塔へは上記Mg(O
H)2 と合わせて5.8kmolのSO2 を除去するた
めに2.35kmolのMg(OH)2 127kgと、
3.45kmolのCa(OH)2 255kgを供給し
て、次のような脱硫液として複分解槽2に送る。脱硫液
の組成は、KCl 4%、MgCl2 4.5%、MgS
O4 5.6%、水5000kg/hrである。
【0057】前述のごとく、バイパス路8から排煙脱硫
装置6にまわした後に残った5000kgWの塩溶解液
は、パイプ22で高温ガス冷却塔20に供給され、濃縮
されて水約3000kgを蒸発させ、水2000kg/
hr、MgCl2 11.5%、KCl 5%程度に濃縮
して重金属除去装置15に入れる。
【0058】重金属除去装置15では、常法に従い、p
Hを9.5前後に調整し、Zn、Pbを凝集沈殿させ、
フィルタープレスで重金属を除去する。その後Hgはキ
レート樹脂等により除去して無害化し濃縮缶16にて濃
縮・結晶化し、ここで結晶を取り出し、MgCl2 22
5kg、KCl 100kgを得る。ここまでの工程は
連続操作とするが、以降の工程はバッチ操作とする。
【0059】1日当り約5400kgのMgCl2 、2
400kgのKClを再溶解槽17に投入して約320
0kgの水で再溶解し、再度、重金属装置18で重金属
・SS分を除去し、同時に塩の組成を計測確認した後、
分別晶析装置19に導入して加熱・冷却操作法で分別晶
析を行い、純度の高い結晶粒径の大きいMgCl2 、K
Clを回収することができる。
【0060】[実施例2]塩溶解液(MgCl2 溶液)
を飛灰洗浄に利用する事例飛灰及びバイパスダストの組
成を実施例1の組成と同一とすると、CaCl2量に対
して必要となるMgSO4 は2.35kmolとなる。
また、後述するように塩溶解液と飛灰中の消石灰とを反
応させてCa(OH)2 をCaCl2 に変換したときに
このCaCl2 に対して必要となるMgSO4 は7.3
8kmolとなる。
【0061】したがって、ボイラーに対応するとそれぞ
れ4×104 、13×104 Nm3/hr、すなわち、
40Tと130Tボイラーで合計170Tボイラーとな
る。
【0062】図7により説明すると、飛灰1T、バイパ
スダスト200kgと5000kgの水をバイパス路9
によって塩溶解液(MgCl2 4.5%、KCl 2.
0%、水15730kg/hrの液)を飛灰洗浄槽1に
供給してCaCl2 の溶出と、Ca(OH)2 との反応
を進行させて、これを濾過機13でMg(OH)2 42
8kg/hr、灰57kgを含有する固形分と、CaC
2 を5.25%含有する20730kg/hrの塩溶
解液とを分離する。
【0063】上記固形分は、排煙脱硫装置6に送って脱
硫に供され、酸化処理をして灰を含んだMgSO4 溶液
とする。生成MgSO4 は1168kg/hr、灰57
kg、水23360kg/hrとなり、灰の濃度は0.
25%と小さく、煙煤を入れても0.5%以下のスラリ
ーである。濾過機11で灰分を分離した後の脱硫液は、
MgSO4 5%、KCl 2.03%、MgCl2 4.
5%、水23360kg/hrである。
【0064】この脱硫液と上記CaCl2 を含む洗浄溶
液とを複分解槽2で反応を完結させて濾過機14にて1
673kg/hrの二水石膏と、MgCl2 4.0%、
KCl 0.6%、水44100kg/hrの塩溶解液
とに分離し、その36%をバイパス路9により飛灰洗浄
槽1へ、他の一部53%をバイパス路8により排煙脱硫
装置6へ戻し、系外から飛灰洗浄槽1に入れた5000
kgの水に相当する5000kgの水を4.5%MgC
2 、4.5%KCl液をパイプ20にてガス冷却塔8
に供給されて濃縮される。重金属除去装置15以降は実
施例1と同じ工程とする。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、飛灰洗浄後の洗浄溶液と、脱硫装置から排出
される脱硫液とを混合して複分解させて得られた生成物
を固液分離し、分離後の塩溶解液を脱硫装置及び/又は
飛灰洗浄装置に戻すことにより多量の塩溶解液の濃縮が
不要になる。従って、上記飛灰洗浄装置と脱硫装置とを
組合せれば、多量の塩溶解液を放流する必要がなくな
り、特に、いかなる立地条件でも飛灰の処理事業が行え
るという利点がある。
【0066】また、塩溶解液を飛灰洗浄装置に戻す場合
において、脱硫剤としてマグネシウム系又はアンモニア
系のものを使用すれば、飛灰中の消石灰を塩化カルシウ
ムに変換することができ、多量の脱硫液の処理が可能と
なる。さらに、脱硫剤の再生が可能となり、非常に効率
のよい飛灰及び排煙の処理方法を提供することができ
る。
【0067】また、複分解工程に供給される飛灰量の減
少により過剰となった脱硫液を脱硫液複分解槽に導入
し、消石灰を加えて脱硫液中の脱硫剤を再生させ、この
再生脱硫剤を含む再生処理液を脱硫工程に戻すようにす
れば、飛灰の供給量の変化に対応して常に適正な量の脱
硫液を供給することが可能になるとともに、過剰な脱硫
液は安価な消石灰で再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すフローチャート
【図2】図1において、濃縮装置としてガス冷却塔を使
用した構成を示す図
【図3】本発明の第2の実施形態を示すフローチャート
【図4】本発明の第3の実施形態を示すフローチャート
【図5】本発明の第4の実施形態を示すフローチャート
【図6】実施例1の構成を示すフローチャート図
【図7】実施例2の構成を示すフローチャート図
【符号の説明】
1 飛灰洗浄装置 2 複分解槽 6 排煙脱硫装置 8、9 バイパス路 21 脱硫液複分解槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23J 15/04 F23J 15/00 J Fターム(参考) 3K070 DA03 DA14 DA16 DA18 DA23 DA43 DA44 4D002 AA01 AA02 AC01 BA02 BA12 DA02 DA06 DA07 DA11 DA12 DA17 EA07 EA08 EA13 FA03 FA05 FA10 HA02 HA08 4D004 AA37 AB03 AB05 AB06 BA02 CA13 CA15 CA34 CA35 CA36 CA40 CB02 CB34 CC03 CC11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石灰処理した飛灰に水を加えて洗浄し、
    固形分と塩化カルシウムを含む洗浄溶液とに固液分離す
    る飛灰洗浄工程と、硫黄化合物を含む排煙を脱硫剤を含
    む処理液と接触させ、前記硫黄酸化物を処理液中に吸収
    させる脱硫工程と、脱硫工程後の処理液を酸素を含むガ
    スで処理して硫酸塩を含む脱硫液に変換する酸化工程
    と、前記洗浄溶液と、前記脱硫液とを混合して反応させ
    る複分解工程とを有する飛灰及び排煙処理方法におい
    て、複分解工程で得られた生成物を二水石膏と塩溶解液
    とに固液分離し、該塩溶解液を前記脱硫工程に戻すこと
    を特徴とする飛灰及び排煙処理方法。
  2. 【請求項2】 石灰処理した飛灰に水を加えて洗浄し、
    固形分と塩化カルシウムを含む洗浄溶液とに固液分離す
    る飛灰洗浄工程と、硫黄酸化物を含む排煙を、脱硫剤を
    含む処理液と接触させ、前記硫黄酸化物を処理液中に吸
    収させる脱硫工程と、脱硫工程後の処理液を酸素を含む
    ガスで処理して硫酸塩を含む脱硫液に変換する酸化工程
    と、前記洗浄溶液と、前記脱硫液とを混合して反応させ
    る複分解工程とを有する飛灰及び排煙処理方法におい
    て、複分解工程で得られた生成物を二水石膏と塩溶解液
    とに固液分離し、該塩溶解液を前記飛灰洗浄工程に戻す
    ことを特徴とする飛灰及び排煙処理方法。
  3. 【請求項3】 前記脱硫剤がマグネシウム系脱硫剤であ
    り、飛灰洗浄工程に戻した塩溶解液中の塩化マグネシウ
    ムと、飛灰中に含まれる消石灰とを反応させて塩化カル
    シウムと水酸化マグネシウムとを生成させて固液分離
    し、水酸化マグネシウムを含む固形分は脱硫工程に戻し
    て水酸化マグネシウムを脱硫剤として利用し、塩化カル
    シウムを含む洗浄溶液は複分解工程に供給することを特
    徴とする請求項2記載の飛灰及び排煙処理方法。
  4. 【請求項4】 前記脱硫剤がアンモニア系脱硫剤であ
    り、飛灰洗浄工程に戻した塩溶解液中の塩化アンモニウ
    ムと、飛灰中に含まれる消石灰とを反応させて塩化カル
    シウムと水酸化アンモニウムを生成させ、このうち水酸
    化アンモニウムはアンモニアとして分離して前記脱硫工
    程に戻して脱硫剤として利用し、塩化カルシウムを含む
    洗浄溶液は複分解工程に供給することを特徴とする請求
    項2記載の飛灰及び排煙処理方法。
  5. 【請求項5】 石灰処理した飛灰に水を加えて洗浄し、
    固形分と塩化カルシウムを含む洗浄溶液とに固液分離す
    る飛灰洗浄工程と、硫黄酸化物を含む排煙を、脱硫剤を
    含む処理液と接触させ、前記硫黄酸化物を処理液中に吸
    収させる脱硫工程と、脱硫工程後の処理液を酸素を含む
    ガスで処理して硫酸塩を含む脱硫液に変換する酸化工程
    と、前記洗浄溶液と、前記脱硫液とを混合して反応させ
    る複分解工程とを有する飛灰及び排煙処理方法におい
    て、前記脱硫剤が、マグネシウム系脱硫剤又はアンモニ
    ア系脱硫剤であり、複分解工程に供給される飛灰量の減
    少により過剰となった脱硫液を脱硫液複分解槽に導入
    し、消石灰を加えて脱硫液中の脱硫剤を再生させ、この
    再生脱硫剤を含む再生処理液を脱硫工程に戻すことを特
    徴とする飛灰及び排煙処理方法。
  6. 【請求項6】 塩溶解液を濃縮して塩化物を結晶化さ
    せ、析出した結晶を固液分離して水に再溶解させた後、
    精製して分別結晶させることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の飛灰及び排煙処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1325147C (zh) * 2003-12-24 2007-07-11 天津渤海化工有限责任公司天津碱厂 一种盐水泥用于筛板塔脱硫的方法

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