JP3389394B2 - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JP3389394B2
JP3389394B2 JP34140595A JP34140595A JP3389394B2 JP 3389394 B2 JP3389394 B2 JP 3389394B2 JP 34140595 A JP34140595 A JP 34140595A JP 34140595 A JP34140595 A JP 34140595A JP 3389394 B2 JP3389394 B2 JP 3389394B2
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thermal
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサやフ
ァクシミリ等のプリンタ機構として組み込まれるサーマ
ルヘッドの改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ワードプロセッサ等のプリンタ機
構として組み込まれるサーマルヘッドは、図7に示す如
く、四角形状を成す絶縁基板21の上面に、該基板21
の一辺に沿って複数個の発熱抵抗体22を被着配列させ
た構造を有しており、前記絶縁基板21の一部上面を感
熱記録媒体に摺接させながら、発熱抵抗体22を印字信
号に基づいて選択的にジュール発熱させるとともに、該
発熱した熱を感熱記録媒体に伝導させ、感熱記録媒体に
所定の印字画像を形成することによってサーマルヘッド
として機能する。 【0003】尚、かかるサーマルヘッドをシリアル型プ
リンタに適用する場合、通常、サーマルヘッドSよりも
幅広の感熱記録媒体23が用いられており、図8に示す
如く、記録媒体23に対してサーマルヘッドSを傾斜さ
せることにより印圧を高めるとともに発熱抵抗体22の
近傍のみを感熱記録媒体23に接触させるようにしてい
た。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のサーマルヘッドにおいては、絶縁基板21の上面角
部Xが直角に尖っており、このため、上述のようにして
印字を行うと、絶縁基板21の鋭利な角部が感熱記録媒
体23に強く摺接されることによって感熱記録媒体23
にキズが形成されたり、或いは、感熱記録媒体23が切
断されてしまうという不具合が発生していた。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は上記欠点に鑑み
案出されたもので、四角形状を成す絶縁基板の上面に、
該基板の一辺に沿って複数個の発熱抵抗体を配列させて
成るサーマルヘッドであって、前記絶縁基板の上面で、
且つ発熱抵抗体の配列に沿った一辺と、該一辺に対して
直交する他辺とで形成される角部に一対の面取り部を形
成するとともに、これら面取り部の絶縁基板上面部を円
弧状を成し、その半径を0.3mm以上に設定したこと
を特徴とする。 【0006】 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて詳細に説明する。 【0008】図1は本発明のサーマルヘッドの一実施例
を示す平面図、図2は図1のA部拡大斜視図であり、1
は絶縁基板、2は発熱抵抗体、3は共通電極、4は個別
電極、5はドライバーIC、またCで示した斜線部分は
面取り部である。 【0009】前記絶縁基板1は四角形状を成しており、
アルミナセラミックス等の電気絶縁性材料により形成さ
れている。 【0010】前記絶縁基板1は、例えば、アルミナ、シ
リカ、マグネシア等のセラミックス原料粉末に適当な有
機溶剤、溶媒を添加混合して泥漿状と成すとともにこれ
を従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法
等を採用することによってセラミックグリーンシートを
形成し、しかる後、前記セラミックグリーンシートを所
定形状に打ち抜き加工するとともに高温(約1600
℃)で焼成することによって製作される。 【0011】また前記絶縁基板1の上面には、該基板1
の一辺aに沿って配置される帯状のグレーズ層1aと、
このグレーズ層1a上に一定間隔で被着配列される複数
個の発熱抵抗体2と、各発熱抵抗体2の両端に接続され
る共通電極3及び個別電極4と、前記発熱抵抗体2を選
択的に発熱させるためのドライバーIC5とがそれぞれ
取着されている。 【0012】前記グレーズ層1aは、ガラスやポリイミ
ド樹脂等の低熱伝導性材料から成っており、発熱抵抗体
2の発する熱の一部を蓄積してサーマルヘッドの熱応答
特性を良好にする作用を為す。 【0013】また前記グレーズ層1a上の発熱抵抗体2
は、窒化タンタル等により形成されており、それ自体が
所定の電気抵抗値を有しているため、後述する共通電極
3及び個別電極4を介して外部電源からの電力が印加さ
れると、感熱記録媒体に印字画像を形成し得る所定の温
度にジュール発熱する作用を為す。 【0014】また前記発熱抵抗体2の両端に接続される
共通電極3及び個別電極4は、アルミニウム、銅等の金
属材料から成っており、各発熱抵抗体2に外部電源から
の電力を印加する作用を為す。 【0015】尚、前記グレーズ層1aは、ガラスにより
形成されている場合、所定のガラスペーストを絶縁基板
1の上面の一辺aに沿ってスクリンーン印刷等の厚膜手
法によって帯状に塗布するとともにこれを高温で焼き付
けることによって形成され、また前記発熱抵抗体2、個
別電極4及び共通電極3は、グレーズ層2が被着されて
いる絶縁基板1の上面に、窒化タンタル及びアルミニウ
ムをスパッタリング法等の薄膜手法によって順次被着
し、しかる後、これらをフォトリソグラフィー技術によ
って所定形状にパターニングすることによって被着形成
される。 【0016】また一方、前記ドライバーIC5はその内
部にシフトレジスタ、ラッチ、スイッチングトランジス
タ等の論理回路を有しており、その出力端子を各個別電
極4に電気的に接続させておくことにより発熱抵抗体2
のジュール発熱を印字信号に基づいて制御することがで
きる。尚、前記ドライバーIC5は従来周知のフェース
ダウンボンディング等によって搭載され、更にエポキシ
樹脂、ポリイミド樹脂等の封止材6によって被覆され
る。 【0017】また更に前記絶縁基板1の上面で、且つ、
発熱抵抗体2の配列に沿った一辺aと、該一辺aに対し
て直交する他辺b1、b2とで形成される角部には面取り
が施されており、該面取り部Cの絶縁基板上面部dが半
径0.3mm以上の円弧状を成している。 【0018】前記面取り部Cは、図4に示す如く、表面
に砥石を取り付けた円筒体9を回転させながら、サーマ
ルヘッドSを図中の矢印方向に進入させるといった研磨
加工を施すことによって簡単に形成することができる。 【0019】かかるサーマルヘッドSは、図3に示す如
く、サーマルヘッドSよりも幅広の感熱記録媒体8に対
し傾斜するように配置され、発熱抵抗体2の近傍に位置
する絶縁基板1の一部上面を感熱記録媒体8に摺接させ
ながら、発熱抵抗体2を印字信号に基づいて選択的にジ
ュール発熱させるとともに、該発熱した熱を感熱記録媒
体8に伝導させ、感熱記録媒体に所定の印字画像を形成
することによってサーマルヘッドとして機能する。 【0020】以上のように本発明のサーマルヘッドにお
いては、絶縁基板1の上面で、且つ、発熱抵抗体2の配
列に沿った一辺aと、該一辺aに対し直交する他辺
1 、b2 とで形成される角部に面取りを施したことか
ら、印字に際してサーマルヘッドSを感熱記録媒体8に
対し摺接させても、該摺接部やその近傍には感熱記録媒
体8にキズを形成したり、或いは、感熱記録媒体8を切
断してしまうような鋭い角部等が存在しなくなり、印字
品質を格段に向上させることができる。 【0021】また本発明のサーマルヘッドにおいては、
前記面取り部Cの絶縁基板上面部dが半径0.3mm以
上の円弧状を成すように加工したことから、絶縁基板1
の角部が極めて滑らかなものとなり、感熱記録媒体8へ
の圧力集中を極めて有効に緩和することができる。尚、
この面取り部Cは、絶縁基板上面部dの半径が0.3m
mより小さくなると、面取り作業が困難になるととも
に、感熱記録媒体8に対する押圧力を高くして印字を行
なう場合等に感熱記録媒体8に対する押圧力を高くして
印字を行なう場合等に感熱記録媒体8にスジを形成する
ことがある。従って、面取り部Cの絶縁基板上面部dを
円弧状に成し、その半径を0.3mm以上に設定してお
くようにする。 【0022】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものでは無く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々の変更、改良等が可能であり、例えば、図5に示す
如く、面取り部Cを絶縁基板1の他辺b1 、b2 に沿っ
て形成しても良く、この場合、2個の砥石を用いること
により絶縁基板1の他辺b1 、b2 に沿って同時に研磨
を施すことが可能であり、研磨の作業性が大幅に向上す
る。 【0023】 【0024】 【発明の効果】本発明によれば、印字に際してサーマル
ヘッドを感熱記録媒体に対し摺接させても、該摺接部や
その近傍には、感熱記録媒体にキズを形成したり、或い
は、感熱記録媒体を切断してしまうような鋭い角部等は
存在しなくなり、印字品質を格段に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のサーマルヘッドの一実施例を示す平面
図である。 【図2】図1のA部拡大斜面図である。 【図3】図1のサーマルヘッドを用いて記録媒体に印字
している状態を示す図である。 【図4】絶縁基板1の研磨工程を示す図である。 【図5】本発明の他の実施例を示す平面図である。 【図6】従来のサーマルヘッドの平面図である。 【図7】従来のサーマルヘッドを用いて記録媒体に印字
している状態を示す図である。 【符号の説明】 1・・・絶縁基板 2・・・発熱抵抗体 5・・・ドライバーIC 8・・・感熱記録媒体 C・・・面取り部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】四角形状を成す絶縁基板の上面に、該基板
    の一辺に沿って複数個の発熱抵抗体を配列させて成るサ
    ーマルヘッドであって、 前記絶縁基板の上面で、且つ発熱抵抗体の配列に沿った
    一辺と、該一辺に対して直交する他辺とで形成される角
    部に一対の面取り部を形成するとともに、これら面取り
    部の絶縁基板上面部を円弧状を成し、その半径を0.3
    mm以上に設定したことを特徴とするサーマルヘッド。
JP34140595A 1995-12-27 1995-12-27 サーマルヘッド Expired - Lifetime JP3389394B2 (ja)

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