JP3386042B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3386042B2 JP2000234737A JP2000234737A JP3386042B2 JP 3386042 B2 JP3386042 B2 JP 3386042B2 JP 2000234737 A JP2000234737 A JP 2000234737A JP 2000234737 A JP2000234737 A JP 2000234737A JP 3386042 B2 JP3386042 B2 JP 3386042B2
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    • H01L27/0251Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices
    • H01L27/0266Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices using field effect transistors as protective elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/52Circuit arrangements for protecting such amplifiers
    • H03F1/523Circuit arrangements for protecting such amplifiers for amplifiers using field-effect devices

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に静電気サージ等による内部素子の破壊を保護す
る静電保護回路を備えた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を、静電気サージ等による破
壊から保護する方法は、従来から各種の方法が提案され
ている。特に、高速信号或いは高周波信号を入出力する
信号端子の保護は、保護回路或いは保護素子による端子
容量の増加と保護能力がトレードオフの関係になる場合
多く、両立を困難なものにしている。
【0003】被保護端子の端子容量の増加を抑制しなが
ら、保護能力を向上させる方法の一例として、例えば特
許第2715593号公報(以下、公知例1とする)に
開示された半導体集積回路がある。図7(a)はこの公
知例1に開示された半導体集積回路の入出力端子が有す
る静電保護回路の一例の回路図である。第1のダイオー
ド71を高電位側電源端子Vccと入出力端子IN/OU
T間に接続し、第2のダイオード72を入出力端子IN
/OUTと低電位側電源端子VEE間に接続し、第3のダ
イオード73を高電位側電源端子Vccと低電位側電源端
子VEE間に接続している。各々のダイオードは、回路動
作時にはpn接合が逆バイアスの印加され、また、印加
され得る電圧以上に逆耐圧を有するように接合を形成す
ることにより、回路動作時には負荷容量として動作す
る。この構成により、例えばVccから入出力端子IN/
OUTへ静電気の放電が生じた場合の電流経路は、図7
(b)に示すように、当該端子間に接合されたダイオー
ド71を介して放電する経路A、内部回路77を経由し
て放電する経路B、入出力端子IN/OUTと他の電源
端子間に接続されたダイオード72及び電源端子間に接
続されたダイオード73を介して放電する経路Cがあ
る。従って、電源端子間に設けられた第3のダイオード
73の逆耐圧を第1,第2のダイオード71,72の逆
耐圧と高々同程度にし、また大型化してインピーダンス
を下げることにより、静電気サージを経路A、経路Cに
ほぼ半々に分散できるため、第1、第2のダイオード7
1,72を約半分の大きさにでき、静電気サージ耐量を
確保したまま、入出力の容量負荷を低減している。
【0004】また、「イーエスディー・プロテクション
・ユージング・ア・バリアブル・ボルテージ・サプライ
・クランプ」(Gregg D. Croft,“ESD Protection Usin
g aVariable Voltage Supply Clamp”(EOS/ESD Sympsi
um Proceedings pp135-140,1994))(以下、公知文献
とする)には、正電源(V+)端子と負電源(V−)端
子との間にクランプ素子(サプライクランプ)を付加す
ることでI/O端子に静電気サージが加わったときもI
/O端子の保護ダイオードが逆方向ブレークダウンしな
いようにして、静電気サージ耐量を確保したまま保護ダ
イオードを小型化できることが記載されている。図8
は、この公知文献に記載された集積回路(IC)80が
備えるクランプ素子85を含む静電保護回路のブロック
図である。図8を参照すると、このIC80のI/O端
子82,83は、V1+端子との間にアノード電極をI
/O端子側にして接続した保護ダイオードD1,D3
を、またV1−端子との間にはカソード電極をI/O端
子側にして接続した保護ダイオードD2,D4を備えて
いる。更に、V1+端子とV1−端子との間には、サイ
リスタで構成されたクランプ素子85を備えている。こ
のIC80のクランプ素子85のクランプ電圧を、保護
ダイオードD1〜D4の逆耐圧(ブレークダウン電圧)
から2個の順バイアスダイオードの電圧降下分を差し引
いた値よりも小さくしておくことで、I/O端子82,
83に静電サージが加わっても保護ダイオードD1〜D
4をアバランシェブレークダウンさせることなく放電さ
せることができる。具体的には、例えばV1−端子に対
してI/O端子82に正極の静電サージパルスが印加さ
れた場合、“保護ダイオードD1(順方向)→V1+→
クランプ素子→V1−の経路”で放電され、保護ダイオ
ードD2には電流は流れない。保護ダイオードD1は順
方向で動作しているので、電力消費は小さく従って発熱
も小さいので十分小型化できる。他の保護ダイオードD
2〜D4についても同様である。尚、プリント配線基板
に実装された実使用状態ではV1+端子とV2+端子を
短絡し、V1−端子とV2−端子も短絡しているので、
サイリスタのアノードとアノードゲート及びカソードカ
ソードゲートが短絡された状態となって十分高いクラン
プ電圧となるようにしてあり、ICの通常動作電圧の範
囲ではラッチアップ動作を生じないようになっている。
【0005】更に、特開平6−69429号公報(以
下、公知例2とする)には、静電気等によるMOSトラ
ンジスタのゲート酸化膜破壊を保護する保護素子を有す
る半導体回路で、内部回路保護用トランジスタのゲート
酸化膜破壊を保護する保護素子を備えた半導体回路が開
示されている。図9(a),(b)は、それぞれ公知例
2に開示された半導体回路の保護回路の回路図と、この
保護回路部の模式的な断面図である。図9を参照する
と、この半導体回路90の入力パッド91から内部回路
92に至る信号線95とpチャネルMOSトランジスタ
QA のドレインとの間に第1の抵抗R91が接続され、ま
た信号線95とnチャネルMOSトランジスタQB のド
レインとの間には第2の抵抗R92が接続されている。
尚、トランジスタQA のソースとゲートは電源電圧Vdd
端子に接続され、トランジスタQB のソースとゲートは
電源電圧Vss端子に接続されている。また、第1及び第
2の抵抗R91及びR92は、例えばトランジスタQA 及び
QB の間の素子分離用酸化膜61上に形成された、ポリ
シリコン製の抵抗162及び163で実現されている。
上記の抵抗162の一端はp型拡散領域134に接続さ
れ、抵抗163の一端はn型拡散領域145に接続され
ており、また抵抗162及び163はそれぞれ信号線9
5に接続されている。
【0006】この半導体回路90では過大電圧は抵抗R
91(162),R92(163)を介してトランジスタQ
A ,QB のドレインに印加されるため、ゲート酸化膜1
36,147には直接過大電圧が印加されず、ゲート酸
化膜136及び147の耐ノイズ性を向上することがで
きる。これにより、リーク電流が流れる割合を大幅に低
減している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した公知例1で
は、入/出力端子と電源端子間に設けた保護ダイオード
71,72の逆耐圧とほぼ同等の逆耐圧を有し且つ大型
の保護ダイオード73を電源端子間に設けることで、入
/出力端子に印加された静電気サージによる電流を分流
し、静電気保護能力を維持しながら入/出力端子に付加
する保護ダイオード71,72を小型化しているが、内
部回路77へのストレスを抑制するためには保護ダイオ
ード71,72にもある程度の逆方向電流を流す必要が
あり、従って保護ダイオード71,72の破壊防止のた
め小型化には限界があり、当該端子には、4pF以上の
寄生容量が付加されてしまう。また、保護ダイオード7
1,72に流れる逆方向電流を十分小さくして小型化す
るには、保護ダイオードの逆耐圧を保護ダイオード73
の逆耐圧よりもある程度高くする必要があり、この場合
は内部回路77へのストレス増加を招来してしまう。
【0008】また、公知文献では、サイリスタで構成し
たクランプ素子85を電源端子間に設けて、静電気保護
能力を維持しながら保護ダイオードD1〜D4の小型化
を可能にしているが、電源端子間にサイリスタを設ける
と、ノイズ等によりサイリスタがオンしてしまうと、電
源を切断するまで正常動作に復帰できないという問題が
ある。
【0009】尚、公知例2では、内部回路を保護する保
護素子にMOSトランジスタを用い、この保護用トラン
ジスタのゲート酸化膜破壊を防止するための保護素子に
抵抗素子を用いているが、Vdd端子及びVss端子が正常
に接続された状態で入力端子に過大入力が印加された場
合の保護用トランジスタへの対策のみで、保護素子によ
る入力端子容量の増加や実装前の静電気に対しては何ら
考慮されていない。
【0010】従って、本発明の目的は、実装前後に関わ
らず静電気サージ等に対する所定の保護能力を備えなが
ら、信号端子の付加容量増加を抑制でき、更に静電気サ
ージ等のストレスが除かれた後は電源を切断することな
く正常動作に復帰可能な静電保護回路を有する半導体装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明による
半導体装置は、信号の入力、出力または入出力を行う複
数の信号端子からなる信号端子群と、高電位側電源端子
と低電位側電源端子と内部回路とを少なくとも含むと共
に、高電位側電源端子に接続するVdd配線と低電位側電
源端子に接続するGND配線との間に第1端子と第2端
子とをそれぞれVdd配線とGND配線とに接続するMO
Sトランジスタで構成された第3の保護素子を備え、信
号端子群に含まれる少なくとも一つの第1の信号端子
が、この第1の信号端子と内部回路とを接続する配線上
の第1の接続点にそれぞれの一端を共通接続した第1,
第2の抵抗素子と、第1端子をVdd配線に接続し,第2
端子を第1の抵抗素子の他端と共通接続した第1の保護
素子と、第1端子を第2の抵抗素子の他端と共通接続し
第2端子をGND配線に接続した第2の保護素子を備
え、且つ第1,第2,第3の保護素子の電圧−電流特性
はいずれも、それぞれの第2端子を接地しそれぞれの第
1端子に正電圧を上昇させながら印加したときにそれぞ
れの電圧が負性抵抗開始電圧Vr1,Vr2,Vr3まで上昇
すると各保護素子にそれぞれ保持開始電流Is1,Is2,
Is3が流れ始めると共にそれぞれの第1端子の電圧が保
持開始電圧Vs1,Vs2,Vs3まで低下する負性抵抗領域
と、その後各保護素子を流れる電流Ih1,Ih2,Ih3の
増加に伴いそれぞれの第1端子の電圧Vh1,Vh2,Vh3
が上昇する保持領域とを有する第1の半導体装置であっ
て、第1の信号端子から第2の抵抗素子,第2の保護素
子及びGND配線を経由して低電位側電源端子に流れる
第1の電流の値をI1とすると共に第1の電流により第
2の保護素子が破壊するときの電流の値をId2とし、更
に、第2の抵抗素子の抵抗値をr2とし、第1の保護素
子の第1端子を接地し第2端子に正電圧を印加したとき
にこの第1の保護素子に電流が流れ始めるときの電圧を
Vf1とし、第1の電流I1による第2の保護素子の電圧
降下をVh2(I1)としたとき、 Vh2(I1)+r2×I1≧Vf1+Vr3>Vr2 且つ、Id2>I1を満足するように構成されている。
【0012】また、この第1の半導体装置において、高
電位側電源端子からVdd配線,第1の保護素子及び第1
の抵抗素子を経由して第1の信号端子に流れる第2の電
流の値をI2とすると共に第2の電流により第1の保護
素子が破壊するときの電流の値をId1とし、更に、第1
の抵抗素子の抵抗値をr1とし、第2の保護素子の第1
端子を接地し第2端子に正電圧を印加したときにこの第
2の保護素子に電流が流れ始めるときの電圧をVf2と
し、第2の電流I2による第1の保護素子の電圧降下を
Vh1(I2)としたとき、 Vh1(I2)+r1×I2≧Vf2+Vr3>Vr1 且つ、Id1>I2を満足するように構成することもでき
る。
【0013】また、本発明の他の半導体装置は、信号の
入力、出力または入出力を行う複数の信号端子からなる
信号端子群と、高電位側電源端子と低電位側電源端子と
内部回路とを少なくとも含むと共に、高電位側電源端子
に接続するVdd配線と低電位側電源端子に接続するGN
D配線との間に第1端子と第2端子とをそれぞれVdd配
線とGND配線とに接続するMOSトランジスタで構成
された第3の保護素子を備え、信号端子群に含まれる少
なくとも一つの第1の信号端子が、この第1の信号端子
と内部回路とを接続する経路上の第1の接続点にそれぞ
れの一端を接続した第1,第2の抵抗素子と、第1端子
をVdd配線に接続し第2端子を第1の抵抗素子の他端と
共通接続した第1の保護素子と、第1端子を第2の抵抗
素子の他端と共通接続し第2端子をGND配線に接続し
た第2の保護素子と、アノードを前述の経路上の第2の
接続点に,カソードをVdd配線にそれぞれ接続したダイ
オードからなる第4の保護素子と、アノードをGND配
線に,カソードを前述の第2の接続点にそれぞれ接続し
たダイオードからなる第5の保護素子とを備え、且つ第
1,第2,第3の保護素子の電圧−電流特性はいずれ
も、それぞれの第2端子を接地しそれぞれの第1端子に
正電圧を上昇させながら印加したときにそれぞれの電圧
が負性抵抗開始電圧Vr1,Vr2,Vr3まで上昇すると各
保護素子にそれぞれ保持開始電流Is1,Is2,Is3が流
れ始めると共にそれぞれの第1端子の電圧が保持開始電
圧Vs1,Vs2,Vs3まで低下する負性抵抗領域と、その
後各保護素子を流れる電流Ih1,Ih2,Ih3の増加に伴
いそれぞれの第1端子の電圧Vh1,Vh2,Vh3が上昇す
る保持領域とを有する第2の半導体装置であって、第5
の保護素子のアノードを接地しカソードに正電圧を印加
したときにこの第5の保護素子に電流が流れ始めるとき
の電圧をそれぞれVr5とし、第1の信号端子から第2の
抵抗素子,第2の保護素子及びGND配線を経由して低
電位側電源端子に流れる第1の電流の値をI1とすると
共に第1の電流により第2の保護素子が破壊するときの
電流の値をId2とし、更に、第2の抵抗素子の抵抗値を
r2とし、第4の保護素子のカソードを接地しアノード
に正電圧を印加したときにこの第4の保護素子に電流が
流れ始めるときの電圧をVf4とし、第1の電流I1によ
る第2の保護素子の電圧降下をVh2(I1)としたと
き、 Vh2(I1)+r2×I1≧Vf4+Vr3>Vr2 且つ、Id2>I1を満足するように構成されている。
【0014】また、この第2の半導体装置において、第
4の保護素子のアノードを接地しカソードに正電圧を印
加したときにこの第4の保護素子に電流が流れ始めると
きの電圧をそれぞれVr4とし、高電位側電源端子からV
dd配線,第1の保護素子及び第1の抵抗素子を経由して
第1の信号端子に流れる第2の電流の値をI2とすると
共に第2の電流により第1の保護素子が破壊するときの
電流の値をId1とし、更に、第1の抵抗素子の抵抗値を
r1とし、第5の保護素子のカソードを接地しアノード
に正電圧を印加したときにこの第5の保護素子に電流が
流れ始めるときの電圧をVf5とし、第2の電流I2によ
る第1の保護素子の電圧降下をVh1(I2)としたと
き、 Vh1(I2)+r1×I2≧Vf5+Vr3>Vr1 且つ、Id1>I2を満足するように構成してもよい。
【0015】また、本発明の更に他の半導体装置は、信
号の入力、出力または入出力を行う複数の信号端子から
なる信号端子群と、高電位側電源端子と低電位側電源端
子と内部回路とを少なくとも含むと共に、高電位側電源
端子に接続するVdd配線と低電位側電源端子に接続する
GND配線との間に第1端子と第2端子とをそれぞれV
dd配線とGND配線とに接続するMOSトランジスタで
構成された第3の保護素子を備え、信号端子群に含まれ
る少なくとも一つの第1の信号端子が、第1端子をVdd
配線に,第2端子を第1の信号端子と内部回路とを接続
する経路上の第1の接続点にそれぞれ接続する第1の保
護素子と、第1端子を第1の接続点に,第2端子をGN
D配線にそれぞれ接続する第2の保護素子と、アノード
を前述の第1の信号端子と内部回路とを接続する経路上
で第1の接続点よりも第1の信号端子に近い位置に設け
られた第2の接続点に,カソードをVdd配線にそれぞれ
接続したダイオードからなる第4の保護素子と、アノー
ドをGND配線に,カソードを第2の接続点にそれぞれ
接続したダイオードからなる第5の保護素子と、両端を
第1の接続点と第2の接続点に接続した第3の抵抗素子
を備え、且つ第1,第2,第3の保護素子の電圧−電流
特性はいずれも、それぞれの第2端子を接地しそれぞれ
の第1端子に正電圧を上昇させながら印加したときにそ
れぞれの電圧が負性抵抗開始電圧Vr1,Vr2,Vr3まで
上昇すると各保護素子にそれぞれ保持開始電流Is1,I
s2,Is3が流れ始めると共にそれぞれの第1端子の電圧
が保持開始電圧Vs1,Vs2,Vs3まで低下する負性抵抗
領域と、その後各保護素子を流れる電流Ih1,Ih2,I
h3の増加に伴いそれぞれの第1端子の電圧Vh1,Vh2,
Vh3が上昇する保持領域とを有する第3の半導体装置で
あって、第5の保護素子のアノードを接地しカソードに
正電圧を印加したときにこの第5の保護素子に電流が流
れ始めるときの電圧をそれぞれVr5とし、第1の信号端
子から第3の抵抗素子,第2の保護素子及びGND配線
を経由して低電位側電源端子に流れる第1の電流の値を
I1とすると共に第1の電流により第2の保護素子が破
壊するときの電流の値をId2とし、更に、第3の抵抗素
子の抵抗値をr3とし、第4の保護素子のカソードを接
地しアノードに正電圧を印加したときにこの第4の保護
素子に電流が流れ始めるときの電圧をVf4とし、第1の
電流I1による第2の保護素子の電圧降下をVh2(I
1)としたとき、 Vh2(I1)+r3×I1≧Vf4+Vr3>Vr2 且つ、Id2>I1を満足するように構成されている。
【0016】また、この第3の半導体装置において、第
4の保護素子のアノードを接地しカソードに正電圧を印
加したときにこの第4の保護素子に電流が流れ始めると
きの電圧をそれぞれVr4とし、高電位側電源端子からV
dd配線,第1の保護素子及び第3の抵抗素子を経由して
第1の信号端子に流れる第2の電流の値をI2とすると
共に第2の電流により第1の保護素子が破壊するときの
電流の値をId1とし、更に、第5の保護素子のカソード
を接地しアノードに正電圧を印加したときにこの第5の
保護素子に電流が流れ始めるときの電圧をVf5とし、第
2の電流I2による第1の保護素子の電圧降下をVh1
(I2)としたとき、 Vh1(I2)+r3×I2≧Vf5+Vr3>Vr1 且つ、Id1>I2を満足するように構成してもよい。
【0017】上述の各半導体装置において、第1の保護
素子をゲートと共通接続したソースを第1端子としドレ
インを第2端子とするpチャネルMOSトランジスタで
構成し、第2,第3の保護素子をいずれもドレインを第
1端子としゲートと共通接続したソースを第2端子とす
るnチャネルMOSトランジスタで構成し、且つ第3の
保護素子のサイズは第1,第2の保護素子のサイズより
も大きくしておくことが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0019】図1は、本発明の半導体装置の第1の実施
形態の第1の信号端子部の保護素子の接続状態を示す回
路図で,(a)は第1の信号端子に正の静電サージ電圧
が加わり低電位側電源端子へ放電される場合の電流経路
を説明する図であり、(b)は第1の信号端子に負の静
電サージ電圧が加わり高電位側電源端子へ放電される場
合の電流経路を説明する図である。
【0020】図1を参照すると、本実施形態の半導体装
置10Aは、第1の保護素子であるPMOS1と、第2
の保護素子であるNMOS2と、第3の保護素子である
NMOS3と、第1,第2の抵抗素子である抵抗R6,
R7と、高電位側電源端子(以下、Vdd端子とする)1
1及びこれに接続するVdd配線12と、低電位側電源端
子(以下、GND端子とする)13及びこれに接続する
GND配線14と、内部回路20と、信号端子群21
と、この信号端子群21に含まれる第1の信号端子23
Aを備えている。第1の信号端子23Aと内部回路20
を接続する配線上の第1の接続点N1に抵抗R6,R7
のそれぞれの一端を接続し、第1の保護素子の第1端子
であるPMOS1のゲートを共通接続したソースをVdd
配線12とまた第2端子であるドレインを抵抗R6の他
端とそれぞれ接続し、第2の保護素子の第1端子である
NMOS2のドレインを抵抗R7の他端とまた第2端子
であるゲートを共通接続したソースをGND配線14と
それぞれ接続し、第3の保護素子の第1端子であるNM
OS3のドレインをVdd配線12と,また第2端子であ
るゲートを共通接続したソースをGND配線14とそれ
ぞれ接続している。
【0021】ここで、例えばNMOSのゲート,ソース
及び基板を接地しドレインに正電圧を印加したときの電
圧−電流特性について簡単に説明する。図2は、このN
MOSの電圧−電流特性を模式的に示す図で、横軸を印
加電圧、圧縦軸をそのときに流れる電流としている。こ
の特性は、一般にスナップバック特性と呼ばれ、高いド
レイン電圧により、ソースとドレインとの間で放電を開
始した後、ドレイン電流の増加に伴い一旦ドレイン電圧
がある極大値(スナップバック開始電圧Vr)まで上昇
した後、負性抵抗領域に入ってドレイン電圧が低下しあ
る電流(保持開始電流Is)で極小値(保持開始電圧V
s)を示した後、再びドレイン電流(保持電流Ih)の
増加に伴ってドレイン電圧(保持電圧Vh(Ih))が
上昇する特性である。この後、更にドレイン電流が増加
し、ある電流値Idに達すると当該NMOSは、破壊に
至る。尚、詳細な説明は省略するが、PMOSのドレイ
ンを接地し、ゲート,ソース及び基板に共通の正電圧を
印加した場合も、全く同様のスナップバック特性が得ら
れる。
【0022】従って、NMOSのドレインを第1端子と
し,ゲートとソースを共通接続して第2端子とした保護
素子、及びPMOSのゲートとソースを共通接続して第
1端子とし,ドレインを第2端子とした保護素子におい
ては、スナップバック開始電圧Vr、保持開始電流I
s、保持開始電圧Vs、保持電流Ih及び保持電圧Vh
(Ih)が、それぞれ保護素子の負性抵抗開始電圧、保
持開始電流、保持開始電圧、保持領域の電流及び電圧に
なる。そしてこの定義に基づく、本実施形態の半導体装
置が有する第1,第2,第3の保護素子であるPMOS
1,NMOS2,3の負性抵抗開始電圧をそれぞれVr
1,Vr2,Vr3、保持開始電流をそれぞれIs1,Is2,
Is3、保持開始電圧をそれぞれVs1,Vs2,Vs3、保持
電流をそれぞれIh1,Ih2,Ih3、保持電圧をそれぞれ
Vh1(Ih1),Vh2(Ih2),Vh3(Ih3)とする。
【0023】また、第1の信号端子23Aに正の静電サ
ージ電圧が加わりGND端子13へ放電されるときに、
第1の信号端子23Aから抵抗R7,NMOS2及びG
ND配線14を経由してGND端子13に流れる第1の
電流の値をI1,更に第1の電流によりNMOS2が破
壊するときの電流の値をId2とし、第1の信号端子23
Aから抵抗R6,PMOS1,Vdd配線12,NMOS
3及びGND配線14を経由してGND端子13に流れ
る第3の電流の値をI3とすると共に、第1の信号端子
23Aに負の静電サージ電圧が加わりVdd端子11へ放
電されるときに、Vdd端子11からVdd配線12,PM
OS1及び抵抗R6を経由して第1の信号端子23Aに
流れる第2の電流の値をI2,更に第2の電流によりP
MOS1が破壊するときの電流の値をId1とし、Vdd端
子11からVdd配線12,NMOS3,GND配線1
4,NMOS2及び抵抗R7を経由して第1の信号端子
23Aに流れる第4の電流の値をI4とし、抵抗R6,
R7の抵抗値をそれぞれr1,r2とする。
【0024】更に、第1の電流I1によるNMOS2の
電圧降下をVh2(I1)、第2の電流I2によるPMO
S1の電圧降下をVh1(I2)とし、PMOS1のゲー
ト,ソース及び基板を接地してドレインに正電圧を印加
したときPMOS1のドレインに電流が流れ始めるとき
の電圧をVf1、NMOS2のドレインを接地してゲー
ト,ソース及び基板に共通の正電圧を印加したときにN
MOS2のドレインに電流が流れ始めるときの電圧をV
f2とする。
【0025】このとき、第1の信号端子23Aに正の静
電サージが加わりGND端子13へ放電する場合に対し
ては、 Vh2(I1)+r2×I1≧Vf1+Vr3>Vr2 ………(1) (但し、Id2>I1)を満足するように設定してあり、
第1の信号端子23Aに負の静電サージが加わりVdd端
子11へ放電する場合に対しては、 Vh1(I2)+r1×I2≧Vf2+Vr3>Vr1 ………(2) (但し、Id1>I2)を満足するように設定してある。
【0026】本実施形態の半導体装置10Aは、第1の
信号端子23Aの入力容量の増加を極力抑制するため、
第1,第2の保護素子をサイズの小さいPMOS1とN
MOS2で構成して第1,第2の抵抗素子抵抗R6,R
7を付加し、更に第3の保護素子を十分大きいサイズの
NMOS3で構成すると共に、各保護素子のスナップバ
ック開始電圧が上述の(1)式或いは(2)式を満足す
るように設定されている。従って、例えば第1の信号端
子23Aに正の静電気サージ電圧が加わり、GND端子
13へ放電される場合、(1)式のようにNMOS2の
スナップバック開始電圧Vr2が、NMOS3のスナップ
バック開始電圧Vr3とPMOS1のドレインとソース及
び基板間で構成されるpn接合の順方向立ち上がり電圧
(Vf1)の和より小さいので、まずNMOS2がスナッ
プバックを生じ、抵抗R7とNMOS2を経由してGN
D端子13にサージ電流が流れ始める。この経路で電流
が流れ始めるとNMOS2と抵抗R7により第1の接続
点N1の電位が上昇する。NMOS2と抵抗R7は、N
MOS2が破壊しない十分小さな電流値I1で、NMO
S3に加わる電圧がVr3を越えるよう設定されているの
で、NMOS3もスナップバックを生じ、抵抗R6,P
MOS1,NMOS3を経由する経路からも電流I3と
してGND端子13にサージ電流が流れ始める。NMO
S3は、サイズを大きくし、スナップバック後の保持電
圧が十分低くなるようにしてあるので、NMOS3がス
ナップバックを生じた後は、サージ電流は大部分がI3
として放電されるのでNMOS2を流れる電流はI1以
上に増加せず、NMOS2が破壊することはない。ま
た、PMOS1にはサージ電流の大部分を占める大きな
電流I3が流れるが、その経路はPMOS1のドレイン
とソース及び基板間で構成されるpn接合を順方向に流
れるため、大きな電位差を生じることがなく、従ってP
MOS1の部分での電力消費、発熱が小さくなるので、
そのサイズを小さくしても破壊することはない。
【0027】また、第1の信号端子23Aに負の静電気
サージ電圧が加わり、Vdd端子11へ放電される場合
は、(2)式のようにPMOS1のスナップバック開始
電圧Vr1が、NMOS3のスナップバック開始電圧Vr3
とNMOS2のドレインとソース及び基板間で構成され
るpn接合の順方向立ち上がり電圧(Vf2)の和より小
さいので、まずPMOS1がスナップバックを生じ、抵
抗R6とPMOS1を経由して第1の信号端子23Aに
サージ電流が流れ始める。この経路で電流が流れ始める
とPMOS1と抵抗R6によりVdd配線12の電位が上
昇する。PMOS1と抵抗R6は、PMOS1が破壊し
ない十分小さな電流値I2で、NMOS3に加わる電圧
がVr3を越えるように設定されているので、NMOS3
もスナップバックを生じ、NMOS3,NMOS2,抵
抗R7を経由する経路からも電流I4として第1の信号
端子23Aにサージ電流が流れ始める。上述の通りNM
OS3は、サイズを大きくし、スナップバック後の保持
電圧が十分低くなるようにしてあるので、NMOS3が
スナップバックを生じた後は、サージ電流は大部分がI
4として放電される。従って、PMOS1を流れる電流
はI2以上に増加せず、PMOS1が破壊することはな
い。また、NMOS2にはサージ電流の大部分を占める
大きな電流I4が流れるが、その経路はNMOS2のド
レインとソース及び基板間で構成されるpn接合を順方
向に流れるため、大きな電位差を生じることがなく、従
ってNMOS2の部分での電力消費、発熱が小さくなる
ので、そのサイズを小さくしても破壊することはない。
【0028】更に、サージ電流の大部分を放電する経路
となる第3の保護素子を、ドレイン端を第1端子,共通
接続したゲート端とソース端を第2端子とするサイズの
大きいNMOS3で構成したので、第3の保護素子の第
1端子から第2端子の方向へ放電電流が流れるような静
電サージ電圧が印加されたときは、NMOS3のスナッ
プバック特性によりNMOS3部分での電圧降下を十分
小さくでき、しかも静電サージ電圧が消滅すれば、サイ
リスタ素子のように電源を切断することなく、NMOS
3は非導通状態に復帰できる。
【0029】次に、本発明の半導体装置の第2の実施形
態について説明する。
【0030】図3は、本発明の半導体装置の第2の実施
形態の第1の信号端子部の保護素子の接続状態を示す回
路図で,(a)は第1の信号端子に正の静電サージ電圧
が加わり低電位側電源端子へ放電される場合の電流経路
を説明する図であり、(b)は第1の信号端子に負の静
電サージ電圧が加わり高電位側電源端子へ放電される場
合の電流経路を説明する図である。
【0031】図3を参照すると、本実施形態の半導体装
置10Bは、第1の保護素子であるPMOS1と、第2
の保護素子であるNMOS2と、第3の保護素子である
NMOS3と、第4の保護素子であるダイオード4と第
5の保護素子であるダイオード5と、第1,第2の抵抗
素子である抵抗R6,R7と、Vdd端子11及びこれに
接続するVdd配線12と、GND端子13及びこれに接
続するGND配線14と、内部回路20と、信号端子群
21と、この信号端子群21に含まれる第1の信号端子
23Bを備えている。第1の信号端子23Bと内部回路
20を接続する配線上の第1の接続点N1に抵抗R6,
R7のそれぞれの一端を接続し、PMOS1のドレイン
を抵抗R6の他端と,ゲートを共通接続したソースをV
dd配線12と接続し、NMOS2のドレインを抵抗R7
の他端と,ゲートを共通接続したソースをGND配線1
4と接続し、NMOS3のドレインをVdd配線12と,
ゲートを共通接続したソースをGND配線14と接続し
ている。また、第1の信号端子23Bと内部回路20を
接続する配線上の第2の接続点N2にダイオード4のア
ノードとダイオード5のカソードを接続し、ダイオード
4のカソードをVdd配線12と,ダイオード5のアノー
ドをGND配線14と接続している。尚、第2の接続点
N2は第1の接続点N1よりも第1の信号端子23Bに
より近い位置に設けてある。
【0032】本実施形態においても、第1〜第3の保護
素子及び第1,第2の抵抗素子については、第1の実施
形態と同じであるので各素子の電圧、電流の定義、符号
についても第1の実施形態と同じものを用いるものとす
る。また、第4,第5の保護素子であるダイオード4,
5については、それぞれの逆方向耐圧をVr4,Vr5、順
方向立ち上がり電圧をVf4,Vf5とする。
【0033】本実施形態において、第1の信号端子23
Bに正の静電サージ電圧が加わりGND端子13へ放電
されるときに、第1の信号端子23Bから抵抗R7,N
MOS2及びGND配線14を経由してGND端子13
に流れる第1の電流の値をI1とし、第1の信号端子2
3Bからダイオード4,Vdd配線12,NMOS3及び
GND配線14を経由してGND端子13に流れる第5
の電流の値をI5とすると共に、第1の信号端子23B
に負の静電サージ電圧が加わりVdd端子11へ放電され
るときに、Vdd端子11からVdd配線12,PMOS1
及び抵抗R6を経由して第1の信号端子23Bに流れる
第2の電流の値をI2とし、Vdd端子11からVdd配線
12,NMOS3,GND配線14及びダイオード5を
経由して第1の信号端子23Bに流れる第6の電流の値
をI6とする。
【0034】このとき、第1の信号端子23Bに正の静
電サージが加わりGND端子13へ放電する場合に対し
ては、 Vh2(I1)+r2×I1≧Vf4+Vr3>Vr2 ………(3) (但し、Id2>I1) Vr5>Vf4+Vr3 ………(3a) Vf1>Vf4 ………(3b) を満足するように設定してあり、第1の信号端子23B
に負の静電サージが加わりVdd端子11へ放電する場合
に対しては、 Vh1(I2)+r1×I2≧Vf5+Vr3>Vr1 ………(4) (但し、Id1>I2) Vr4>Vf5+Vr3 ………(4a) Vf2>Vf5 ………(4b) を満足するように設定してある。
【0035】本実施形態の半導体装置10Bの第1の信
号端子23Bは、第1の実施形態の半導体装置10Aの
第1の信号端子23Aの静電保護構成に加えて、第4,
第5の保護素子としてダイオード4,5を更に備えてい
るが、やはり入力容量の増加を抑制するためこのダイオ
ード4,5のサイズを極力小さくしてある。また、各保
護素子のスナップバック開始電圧或いは逆方向耐圧が上
述の(3),(3a),(3b)式或いは(4),(4
a),(4b)式を満足するように設定されている。
【0036】従って、例えば第1の信号端子23Bに正
の静電気サージ電圧が加わり、GND端子13へ放電さ
れる場合、(3)式のようにNMOS2のスナップバッ
ク開始電圧Vr2が、NMOS3のスナップバック開始電
圧Vr3とダイオード4の順方向立ち上がり電圧Vf4の和
より小さいので、まずNMOS2がスナップバックを生
じ、抵抗R7とNMOS2を経由してGND端子13に
サージ電流が流れ始める。この経路で電流が流れ始める
とNMOS2と抵抗R7により第1の接続点N1の電位
が上昇する。NMOS2と抵抗R7は、NMOS2が破
壊しない十分小さな電流値I1で、NMOS3に加わる
電圧がVr3を越えるよう設定されているので、NMOS
3もスナップバックを生じ、ダイオード4及びNMOS
3を経由する経路からも電流I5としてGND端子13
にサージ電流が流れ始める。NMOS3は、サイズを大
きくし、スナップバック後の保持電圧が十分低くなるよ
うにしてあるので、NMOS3がスナップバックを生じ
た後は、サージ電流は大部分がI5として放電されるの
でNMOS2を流れる電流はI1以上に増加せず、NM
OS2が破壊することはない。また、ダイオード4には
サージ電流の大部分を占める大きな電流I5が流れる
が、ダイオード4の順方向に流れるため、大きな電位差
を生じることがなく、従ってダイオード4の部分での電
力消費、発熱が小さくなるので、そのサイズを小さくし
ても破壊することはない。尚、改めて説明するまでもな
いが、本実施形態において第1の信号端子23Bに正の
静電気サージ電圧が加わり、GND端子13へ放電され
る場合、ダイオード4を設けたことにより、放電電流は
PMOS1と抵抗R6の直列接続体にはほとんど流れ
ず、当然PMOS1のサイズを小さくしても破壊するこ
とはない。
【0037】また、第1の信号端子23Bに負の静電気
サージ電圧が加わり、Vdd端子11へ放電される場合
は、(4)式のようにPMOS1のスナップバック開始
電圧Vr1が、NMOS3のスナップバック開始電圧Vr3
とダイオード5の順方向立ち上がり電圧Vf5の和より小
さいので、まずPMOS1がスナップバックを生じ、抵
抗R6とPMOS1を経由して第1の信号端子23Bに
サージ電流が流れ始める。この経路で電流が流れ始める
とPMOS1と抵抗R6によりVdd配線12の電位が上
昇する。PMOS1と抵抗R6は、PMOS1が破壊し
ない十分小さな電流値I2で、NMOS3に加わる電圧
がVr3を越えるように設定されているので、NMOS3
もスナップバックを生じ、NMOS3及びダイオード5
を経由する経路からも電流I6として第1の信号端子2
3Bにサージ電流が流れ始める。上述の通りNMOS3
は、サイズを大きくし、スナップバック後の保持電圧が
十分低くなるようにしてあるので、NMOS3がスナッ
プバックを生じた後は、サージ電流は大部分がI6とし
て放電される。従って、PMOS1を流れる電流はI2
以上に増加せず、PMOS1が破壊することはない。ま
た、ダイオード5にはサージ電流の大部分を占める大き
な電流I6が流れるが、ダイオード5の順方向に流れる
ため、大きな電位差を生じることがなく、従ってダイオ
ード5の部分での電力消費、発熱が小さくなるので、そ
のサイズを小さくしても破壊することはない。この場合
も、ダイオード5を設けたことにより、放電電流はNM
OS2と抵抗R7の直列接続体にはほとんど流れず、当
然NMOS2のサイズを小さくしても破壊することはな
い。また、第3の保護素子であるNMOS3の作用とそ
の効果は、第1の実施形態の場合と同一であるので、説
明は省略する。
【0038】次に、本発明の半導体装置の第3の実施形
態について説明する。
【0039】図4は、本発明の半導体装置の第3の実施
形態の第1の信号端子部の保護素子の接続状態を示す回
路図で,(a)は第1の信号端子に正の静電サージ電圧
が加わり低電位側電源端子へ放電される場合の電流経路
を説明する図であり、(b)は第1の信号端子に負の静
電サージ電圧が加わり高電位側電源端子へ放電される場
合の電流経路を説明する図である。
【0040】図4を参照すると、本実施形態の半導体装
置10Cは、第1の保護素子であるPMOS1と、第2
の保護素子であるNMOS2と、第3の保護素子である
NMOS3と、第4の保護素子であるダイオード4と第
5の保護素子であるダイオード5と、第3の抵抗素子で
ある抵抗R8と、Vdd端子11及びこれに接続するVdd
配線12と、GND端子13及びこれに接続するGND
配線14と、内部回路20と、信号端子群21と、この
信号端子群21に含まれる第1の信号端子23Cを備え
ている。第1の信号端子23Cと内部回路20を接続す
る経路の内部回路20に接続する配線上の第3の接続点
N3にPMOS1のドレインとNMOS2のドレインを
接続し、PMOS1のゲートを共通接続したソースをV
dd配線12と,また、NMOS2のゲートを共通接続し
たソースをGND配線14と接続し、NMOS3のドレ
インをVdd配線12と,ゲートを共通接続したソースを
GND配線14と接続している。また、第1の信号端子
23Cと内部回路20を接続する経路の第1の信号端子
23Cと接続している配線上の第2の接続点N2にダイ
オード4のアノードとダイオード5のカソードを接続
し、ダイオード4のカソードをVdd配線12と,ダイオ
ード5のアノードをGND配線14と接続し、抵抗R8
の両端を第2の接続点と第3の接続点に接続している。
【0041】本実施形態においても第1〜第3の保護素
子については第1,第2の実施形態と、また第4,第5
の保護素子については第2の実施形態とそれぞれ同じで
あるので各素子の電圧、電流の定義、符号についても第
1,第2の実施形態と同じものを用いるものとする。ま
た、抵抗R8の抵抗値をr3とする。
【0042】本実施形態において、第1の信号端子23
Cに正の静電サージ電圧が加わりGND端子13へ放電
されるときに、第1の信号端子23Cから抵抗R8,N
MOS2及びGND配線14を経由してGND端子13
に流れる第1の電流の値をI1とし、第1の信号端子2
3Cからダイオード4,Vdd配線12,NMOS3及び
GND配線14を経由してGND端子13に流れる第5
の電流の値をI5とすると共に、第1の信号端子23C
に負の静電サージ電圧が加わりVdd端子11へ放電され
るときに、Vdd端子11からVdd配線12,PMOS1
及び抵抗R8を経由して第1の信号端子23Cに流れる
第2の電流の値をI2とし、Vdd端子11からVdd配線
12,NMOS3,GND配線14及びダイオード5を
経由して第1の信号端子23Cに流れる第6の電流の値
をI6とする。
【0043】このとき、第1の信号端子23Cに正の静
電サージが加わりGND端子13へ放電する場合に対し
ては、 Vh2(I1)+r3×I1≧Vf4+Vr3>Vr2 ………(5) (但し、Id2>I1) Vr5>Vf4+Vr3 ………(5a) を満足するように設定してあり、第1の信号端子23C
に負の静電サージが加わりVdd端子11へ放電する場合
に対しては、 Vh1(I2)+r3×I2≧Vf5+Vr3>Vr1 ………(6) (但し、Id1>I2) Vr4>Vf5+Vr3 ………(6a) を満足するように設定してある。
【0044】本実施形態の半導体装置10Cにおいて
も、やはり第1の信号端子23Cの入力容量の増加を極
力抑制するため、第1,第2の保護素子をサイズの小さ
いPMOS1とNMOS2で構成し、第4,第5の保護
素子をやはりサイズの小さいダイオード4,5で構成
し、各保護素子のスナップバック開始電圧或いは逆方向
耐圧が上述の(5),(5a)式或いは(6),(6
a)式を満足するように設定している。
【0045】従って、例えば第1の信号端子23Cに正
の静電気サージ電圧が加わり、GND端子13へ放電さ
れる場合、(5)式のようにNMOS2のスナップバッ
ク開始電圧Vr2が、NMOS3のスナップバック開始電
圧Vr3とダイオード4の順方向立ち上がり電圧Vf4の和
より小さいので、まずNMOS2がスナップバックを生
じ、抵抗R8とNMOS2を経由してGND端子13に
サージ電流が流れ始める。この経路で電流が流れ始める
とNMOS2と抵抗R8により第2の接続点N2の電位
が上昇する。NMOS2と抵抗R8は、NMOS2が破
壊しない十分小さな電流値I1で、NMOS3に加わる
電圧がVr3を越えるよう設定されているので、NMOS
3もスナップバックを生じ、ダイオード4及びNMOS
3を経由する経路からも電流I5としてGND端子13
にサージ電流が流れ始める。NMOS3は、サイズを大
きくし、スナップバック後の保持電圧が十分低くなるよ
うにしてあるので、NMOS3がスナップバックを生じ
た後は、サージ電流は大部分がI5として放電されるの
でNMOS2を流れる電流はI1以上に増加せず、NM
OS2が破壊することはない。また、ダイオード4には
サージ電流の大部分を占める大きな電流I5が流れる
が、ダイオード4の順方向に流れるため、大きな電位差
を生じることがなく、従ってダイオード4の部分での電
力消費、発熱が小さくなるので、そのサイズを小さくし
ても破壊することはない。尚、改めて説明するまでもな
いが、本実施形態において第1の信号端子23Cに正の
静電気サージ電圧が加わり、GND端子13へ放電され
る場合、ダイオード4を設けたことにより、放電電流は
抵抗R8とPMOS1を経由する経路にはほとんど流れ
ず、当然PMOS1のサイズを小さくしても破壊するこ
とはない。
【0046】また、第1の信号端子23Cに負の静電気
サージ電圧が加わり、Vdd端子11へ放電される場合
は、(6)式のようにPMOS1のスナップバック開始
電圧Vr1が、NMOS3のスナップバック開始電圧Vr3
とダイオード5の順方向立ち上がり電圧Vf5の和より小
さいので、まずPMOS1がスナップバックを生じ、抵
抗R8とPMOS1を経由して第1の信号端子23Cに
サージ電流が流れ始める。この経路で電流が流れ始める
とPMOS1と抵抗R8によりVdd配線12の電位が上
昇する。PMOS1と抵抗R8は、PMOS1が破壊し
ない十分小さな電流値I2で、NMOS3に加わる電圧
がVr3を越えるように設定されているので、NMOS3
もスナップバックを生じ、NMOS3及びダイオード5
を経由する経路からも電流I6として第1の信号端子2
3Cにサージ電流が流れ始める。上述の通りNMOS3
は、サイズを大きくし、スナップバック後の保持電圧が
十分低くなるようにしてあるので、NMOS3がスナッ
プバックを生じた後は、サージ電流は大部分がI6とし
て放電される。従って、PMOS1を流れる電流はI2
以上に増加せず、PMOS1が破壊することはない。ま
た、ダイオード5にはサージ電流の大部分を占める大き
な電流I6が流れるが、ダイオード5の順方向に流れる
ため、大きな電位差を生じることがなく、従ってダイオ
ード5の部分での電力消費、発熱が小さくなるので、そ
のサイズを小さくしても破壊することはない。この場合
も、ダイオード5を設けたことにより、放電電流はNM
OS2と抵抗R8を経由する経路にはほとんど流れず、
当然NMOS2のサイズを小さくしても破壊することは
ない。また、第3の保護素子であるNMOS3の作用と
その効果は、第1の実施形態の場合と同一であるので、
説明は省略する。
【0047】尚、第2,第3の実施形態で用いられてい
るダイオード4,5については、十分な逆耐圧を持たせ
るため、例えば図5(a),(b)に示すような構造の
ダイオードを用いることができる。まず、ダイオード4
としては、図5(a)のように、p型シリコン基板10
0上に通常のCMOSで用いられる、例えばnウェルと
同等の不純物濃度と拡散深さを有し、浅い溝分離構造
(以下、STIとする)105a,105cで画定され
たn型拡散領域110と、このn型拡散領域110の中
にSTI105a,105bで画定されたp型拡散領域
120を設け、更にこのp型拡散領域120の直下にn
型不純物濃度がより低い低濃度領域114をp型拡散領
域120に接するように設けている。尚、p型拡散領域
120は配線と接続するコンタクト領域とほぼ一体にな
っている。また、n型拡散領域110を配線と接続する
n型コンタクト領域112もSTI105b,105c
で画定され、形成される。このとき、n型拡散領域11
0,n型コンタクト領域112、p型拡散領域120、
n型低濃度領域114の不純物濃度は、それぞれ1×1
18/cm3 ,1×1020/cm3 、1×1020/cm
3 、1×1017/cm 3 程度になるようにすればよい。
また、ダイオード5は、図5(b)のようにp型シリコ
ン基板100上に、通常のCMOSで用いられるnウェ
ル,pウェルと同等の不純物濃度及び拡散深さを有し、
STI105a,105b,105cで画定されたn型
拡散領域110とp型拡散領域121とでカソードとア
ノードを形成する。具体的には、いずれの拡散領域も当
該導電型の不純物濃度をほぼ1×1018/cm3 程度と
し、配線と接続するn型コンタクト領域112及びp型
コンタクト領域122をいずれも1×1020/cm3
度の高濃度にしている。これらの構造を用いれば、通常
のCMOS製造方法で、新たな工程追加をすることなく
十分な逆耐圧を備えたダイオード4,5を作成できる。
【0048】尚、表面に例えば不純物濃度が1×1015
/cm3 程度のp型シリコンエピタキシャル膜123を
堆積したp型シリコン基板101の場合は、ダイオード
5としては、図6に示すように、p型シリコンエピタキ
シャル膜123上をSTI105a,105bで画定し
た表面に設けたn型コンタクト領域112とこのコンタ
クト領域112の直下領域124とでカソードとアノー
ドを形成すると共に、p型シリコンエピタキシャル膜1
23上にSTI105b,105cで画定され、通常の
CMOSで用いられるpウェルと同等の不純物濃度及び
拡散深さを有するp型拡散領域121を直下領域124
に接するように形成し、更にその表面領域に配線と接続
するp型コンタクト領域122を設けることにより、逆
耐圧を維持しながらダイオードの拡散容量を一層小さく
することができる。
【0049】本発明の半導体装置は、以上説明した第1
〜第3の実施形態のような構成により、所定の静電耐量
(具体的には、例えば人体モデル(HBM)で2000
V以上、マシンモデル(MM)で200V以上、デバイ
ス帯電モデル(CDM)で1000V以上)を維持しな
がら、第1,第2,第4及び第5の保護素子のサイズ
(面積)を従来の例えば公知例1に記載された保護素子
の面積の1/3以下にでき、当該第1の信号端子に付加
される寄生容量を1pF以下に抑制できた。また、高電
位側電源と低電位側電源との間に設けた保護素子をMO
Sトランジスタで構成したことにより、静電気サージ等
のストレスが除かれた後は電源を切断することなく正常
動作に復帰できる。
【0050】尚、本発明は上述の各実施形態の説明に限
定されるものでなく、その趣旨の範囲内において種々の
変更が可能であることは言うまでもない。例えば、第3
の保護素子を、ゲートが共通接続されたソースを第1端
子としドレインを第2端子とするPMOSで構成するこ
ともできる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置は、信号端子の直近に設ける静電保護素子のサイズを
小さくして入力容量の増加を抑制しながら、必要な静電
耐量を確保でき、且つ静電気サージ等のストレスが除か
れた後は電源を切断することなく正常動作に復帰できる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の第1の実施形態の第1の
信号端子部の保護素子の接続状態を示す回路図で,
(a)は第1の信号端子に正の静電サージ電圧が加わり
低電位側電源端子へ放電される場合の電流経路を説明す
る図であり、(b)は第1の信号端子に負の静電サージ
電圧が加わり高電位側電源端子へ放電される場合の電流
経路を説明する図である。
【図2】NMOSのスナップバック特性を説明するため
の電圧−電流特性を模式的に示す図である。
【図3】本発明の半導体装置の第2の実施形態の第1の
信号端子部の保護素子の接続状態を示す回路図で,
(a)は第1の信号端子に正の静電サージ電圧が加わり
低電位側電源端子へ放電される場合の電流経路を説明す
る図であり、(b)は第1の信号端子に負の静電サージ
電圧が加わり高電位側電源端子へ放電される場合の電流
経路を説明する図である。
【図4】本発明の半導体装置の第3の実施形態の第1の
信号端子部の保護素子の接続状態を示す回路図で,
(a)は第1の信号端子に正の静電サージ電圧が加わり
低電位側電源端子へ放電される場合の電流経路を説明す
る図であり、(b)は第1の信号端子に負の静電サージ
電圧が加わり高電位側電源端子へ放電される場合場合の
電流経路を説明する図である。
【図5】本発明の半導体装置の保護素子として用いられ
るダイオードの模式的な断面図の例である。
【図6】本発明の半導体装置の保護素子として用いられ
るダイオードの模式的な断面図の他の例である。
【図7】特許第2715593号公報に開示された半導
体集積回路の入出力端子が有する静電保護回路の一例の
回路図である。
【図8】“ESD Protection Using a Variable Voltage
Supply Clamp”(Gregg D. Croft,EOS/ESD Sympsium Pr
oceedings pp135-140,1994)に記載された集積回路(I
C)が備えるクランプ素子を含む静電保護回路のブロッ
ク図である。
【図9】特開平6−69429号公報に開示された半導
体回路を説明する図で、(a),(b)は、それぞれこ
の半導体回路の保護回路の回路図と、この保護回路部の
模式的な断面図である。
【符号の説明】
1 PMOS 2,3 NMOS 4,5 ダイオード R6,R7,R8 抵抗 10A,10B,10C 半導体装置 11 Vdd端子 12 Vdd配線 13 GND端子 14 GND配線 20 内部回路 21 信号端子群 23A,23B,23C 第1の信号端子 100,101 p型シリコン基板 105a,105b,105c STI 110 n型拡散領域 112 n型コンタクト領域 114 n型低濃度領域 121 p型拡散領域 122 p型コンタクト領域 123 p型シリコンエピタキシャル膜 124 直下領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/06 H01L 21/822 H01L 21/8238 H01L 27/092

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号の入力,出力または入出力を行う複
    数の信号端子からなる信号端子群と、高電位側電源端子
    と、低電位側電源端子と、内部回路とを少なくとも含む
    と共に、前記高電位側電源端子に接続するVdd配線と前
    記低電位側電源端子に接続するGND配線との間に第1
    端子と第2端子とをそれぞれ前記Vdd配線と前記GND
    配線とに接続するMOSトランジスタで構成された第3
    の保護素子を備え、前記信号端子群に含まれる少なくと
    も一つの第1の信号端子が、この第1の信号端子と前記
    内部回路とを接続する配線上の第1の接続点にそれぞれ
    の一端を接続した第1,第2の抵抗素子と、第1端子を
    前記Vdd配線に接続し,第2端子を前記第1の抵抗素子
    の他端と共通接続した第1の保護素子と、第1端子を前
    記第2の抵抗素子の他端と共通接続し第2端子を前記G
    ND配線に接続した第2の保護素子を備え、且つ前記第
    1,第2,第3の保護素子の電圧−電流特性はいずれ
    も、それぞれの前記第2端子を接地しそれぞれの前記第
    1端子に正電圧を上昇させながら印加したときにそれぞ
    れの電圧が負性抵抗開始電圧Vr1,Vr2,Vr3まで上昇
    すると前記各保護素子にそれぞれ保持開始電流Is1,I
    s2,Is3が流れ始めると共にそれぞれの前記第1端子の
    電圧が保持開始電圧Vs1,Vs2,Vs3まで低下する負性
    抵抗領域と、その後前記各保護素子を流れる電流Ih1,
    Ih2,Ih3の増加に伴いそれぞれの前記第1端子の電圧
    Vh1,Vh2,Vh3が上昇する保持領域とを有する第1の
    半導体装置であって、前記第1の信号端子から前記第2
    の抵抗素子,前記第2の保護素子及び前記GND配線を
    経由して前記低電位側電源端子に流れる第1の電流の値
    をI1とすると共に前記第1の電流により前記第2の保
    護素子が破壊するときの電流の値をId2とし、更に、前
    記第2の抵抗素子の抵抗値をr2とし、前記第1の保護
    素子の第1端子を接地し第2端子に正電圧を印加したと
    きにこの第1の保護素子に電流が流れ始めるときの電圧
    をVf1とし、前記第1の電流I1による前記第2の保護
    素子の電圧降下をVh2(I1)としたとき、 Vh2(I1)+r2×I1≧Vf1+Vr3>Vr2 且つ、Id2>I1を満足するように構成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の第1の半導体装置であ
    って、高電位側電源端子からVdd配線,第1の保護素子
    及び第1の抵抗素子を経由して第1の信号端子に流れる
    第2の電流の値をI2とすると共に前記第2の電流によ
    り前記第1の保護素子が破壊するときの電流の値をId1
    とし、更に、前記第1の抵抗素子の抵抗値をr1とし、
    前記第2の保護素子の第1端子を接地し第2端子に正電
    圧を印加したときにこの第2の保護素子に電流が流れ始
    めるときの電圧をVf2とし、前記第2の電流I2による
    前記第1の保護素子の電圧降下をVh1(I2)としたと
    き、 Vh1(I2)+r1×I2≧Vf2+Vr3>Vr1 且つ、Id1>I2を満足するように構成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 信号の入力,出力または入出力を行う複
    数の信号端子からなる信号端子群と、高電位側電源端子
    と低電位側電源端子と内部回路とを少なくとも含むと共
    に、前記高電位側電源端子に接続するVdd配線と前記低
    電位側電源端子に接続するGND配線との間に第1端子
    と第2端子とをそれぞれ前記Vdd配線と前記GND配線
    とに接続するMOSトランジスタで構成された第3の保
    護素子を備え、前記信号端子群に含まれる少なくとも一
    つの第1の信号端子が、この第1の信号端子と前記内部
    回路とを接続する経路上の第1の接続点にそれぞれの一
    端を接続した第1,第2の抵抗素子と、第1端子を前記
    Vdd配線に接続し第2端子を前記第1の抵抗素子の他端
    と共通接続した第1の保護素子と、第1端子を前記第2
    の抵抗素子の他端と共通接続し第2端子を前記GND配
    線に接続した第2の保護素子と、アノードを前記経路上
    の第2の接続点に,カソードを前記Vdd配線にそれぞれ
    接続したダイオードからなる第4の保護素子と、アノー
    ドを前記GND配線に,カソードを前記第2の接続点に
    それぞれ接続したダイオードからなる第5の保護素子と
    を備え、且つ前記第1,第2,第3の保護素子の電圧−
    電流特性はいずれも、それぞれの前記第2端子を接地し
    それぞれの前記第1端子に正電圧を上昇させながら印加
    したときにそれぞれの電圧が負性抵抗開始電圧Vr1,V
    r2,Vr3まで上昇すると前記各保護素子にそれぞれ保持
    開始電流Is1,Is2,Is3が流れ始めると共にそれぞれ
    の前記第1端子の電圧が保持開始電圧Vs1,Vs2,Vs3
    まで低下する負性抵抗領域と、その後前記各保護素子を
    流れる電流Ih1,Ih2,Ih3の増加に伴いそれぞれの前
    記第1端子の電圧Vh1,Vh2,Vh3が上昇する保持領域
    とを有する第2の半導体装置であって、前記第5の保護
    素子のアノードを接地しカソードに正電圧を印加したと
    きにこの第5の保護素子に電流が流れ始めるときの電圧
    をそれぞれVr5とし、前記第1の信号端子から前記第2
    の抵抗素子,前記第2の保護素子及び前記GND配線を
    経由して前記低電位側電源端子に流れる第1の電流の値
    をI1とすると共に前記第1の電流により前記第2の保
    護素子が破壊するときの電流の値をId2とし、更に、前
    記第2の抵抗素子の抵抗値をr2とし、前記第4の保護
    素子のカソードを接地しアノードに正電圧を印加したと
    きにこの第4の保護素子に電流が流れ始めるときの電圧
    をVf4とし、前記第1の電流I1による前記第2の保護
    素子の電圧降下をVh2(I1)としたとき、 Vh2(I1)+r2×I1≧Vf4+Vr3>Vr2 且つ、Id2>I1を満足するように構成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の第2の半導体装置であ
    って、第4の保護素子のアノードを接地しカソードに正
    電圧を印加したときにこの第4の保護素子に電流が流れ
    始めるときの電圧をそれぞれVr4とし、高電位側電源端
    子からVdd配線,第1の保護素子及び第1の抵抗素子を
    経由して第1の信号端子に流れる第2の電流の値をI2
    とすると共に前記第2の電流により前記第1の保護素子
    が破壊するときの電流の値をId1とし、更に、前記第1
    の抵抗素子の抵抗値をr1とし、前記第5の保護素子の
    カソードを接地しアノードに正電圧を印加したときにこ
    の第5の保護素子に電流が流れ始めるときの電圧をVf5
    とし、前記第2の電流I2による前記第1の保護素子の
    電圧降下をVh1(I2)としたとき、 Vh1(I2)+r1×I2≧Vf5+Vr3>Vr1 且つ、Id1>I2を満足するように構成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 第2の接続点が、第1の信号端子と内部
    回路とを接続する経路上であって前記第1の接続点より
    も前記第1の信号端子に近い位置に設けられている請求
    項3または4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 信号の入力,出力または入出力を行う複
    数の信号端子からなる信号端子群と、高電位側電源端子
    と低電位側電源端子と内部回路とを少なくとも含むと共
    に、前記高電位側電源端子に接続するVdd配線と前記低
    電位側電源端子に接続するGND配線との間に第1端子
    と第2端子とをそれぞれ前記Vdd配線と前記GND配線
    とに接続するMOSトランジスタで構成された第3の保
    護素子を備え、前記信号端子群に含まれる少なくとも一
    つの第1の信号端子が、第1端子を前記Vdd配線に,第
    2端子を前記第1の信号端子と前記内部回路とを接続す
    る経路上の第1の接続点にそれぞれ接続する第1の保護
    素子と、第1端子を前記第1の接続点に,第2端子を前
    記GND配線にそれぞれ接続する第2の保護素子と、ア
    ノードを前記経路上で前記第1の接続点よりも前記第1
    の信号端子に近い位置に設けられた第2の接続点に,カ
    ソードを前記Vdd配線にそれぞれ接続したダイオードか
    らなる第4の保護素子と、アノードを前記GND配線
    に,カソードを前記第2の接続点にそれぞれ接続したダ
    イオードからなる第5の保護素子と、両端を前記第1の
    接続点と前記第2の接続点に接続した第3の抵抗素子を
    備え、且つ前記第1,第2,第3の保護素子の電圧−電
    流特性はいずれも、それぞれの前記第2端子を接地しそ
    れぞれの前記第1端子に正電圧を上昇させながら印加し
    たときにそれぞれの電圧が負性抵抗開始電圧Vr1,Vr
    2,Vr3まで上昇すると前記各保護素子にそれぞれ保持
    開始電流Is1,Is2,Is3が流れ始めると共にそれぞれ
    の前記第1端子の電圧が保持開始電圧Vs1,Vs2,Vs3
    まで低下する負性抵抗領域と、その後前記各保護素子を
    流れる電流Ih1,Ih2,Ih3の増加に伴いそれぞれの前
    記第1端子の電圧Vh1,Vh2,Vh3が上昇する保持領域
    とを有する第3の半導体装置であって、前記第5の保護
    素子のアノードを接地しカソードに正電圧を印加したと
    きにこの第5の保護素子に電流が流れ始めるときの電圧
    をそれぞれVr5とし、前記第1の信号端子から前記第3
    の抵抗素子,前記第2の保護素子及び前記GND配線を
    経由して前記低電位側電源端子に流れる第1の電流の値
    をI1とすると共に前記第1の電流により前記第2の保
    護素子が破壊するときの電流の値をId2とし、更に、前
    記第3の抵抗素子の抵抗値をr3とし、前記第4の保護
    素子のカソードを接地しアノードに正電圧を印加したと
    きにこの第4の保護素子に電流が流れ始めるときの電圧
    をVf4とし、前記第1の電流I1による前記第2の保護
    素子の電圧降下をVh2(I1)としたとき、 Vh2(I1)+r3×I1≧Vf4+Vr3>Vr2 且つ、Id2>I1を満足するように構成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の第3の半導体装置であ
    って、第4の保護素子のアノードを接地しカソードに正
    電圧を印加したときにこの第4の保護素子に電流が流れ
    始めるときの電圧をそれぞれVr4とし、高電位側電源端
    子からVdd配線,第1の保護素子及び第3の抵抗素子を
    経由して第1の信号端子に流れる第2の電流の値をI2
    とすると共に前記第2の電流により前記第1の保護素子
    が破壊するときの電流の値をId1とし、更に、前記第5
    の保護素子のカソードを接地しアノードに正電圧を印加
    したときにこの第5の保護素子に電流が流れ始めるとき
    の電圧をVf5とし、前記第2の電流I2による前記第1
    の保護素子の電圧降下をVh1(I2)としたとき、 Vh1(I2)+r3×I2≧Vf5+Vr3>Vr1 且つ、Id1>I2を満足するように構成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 第3の保護素子が、ドレインを第1端子
    とし、ゲートと共通接続したソースを第2端子とするn
    チャネルMOSトランジスタで構成されている請求項1
    乃至7いずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 第1の保護素子が、ゲートと共通接続し
    たソースを第1端子としドレインを第2端子とするpチ
    ャネルMOSトランジスタで構成され、第2の保護素子
    が、ドレインを第1端子としゲートと共通接続したソー
    スを第2端子とするnチャネルMOSトランジスタで構
    成された請求項1乃至8いずれか1項に記載の半導体装
    置。
  10. 【請求項10】 第4,第5の保護素子であるダイオー
    ドのアノードとカソードが、それぞれpウェル拡散領域
    とnウェル拡散領域で形成された請求項3乃至7いずれ
    か1項に記載の半導体装置。
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