JP3382055B2 - 笠木の取付構造 - Google Patents
笠木の取付構造Info
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Description
り、特に、建物のベランダ等に適用される笠木の取付構
造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、躯体に複数の笠木を連続して取付
けるための笠木の取付構造としては図5に示される様な
構造が知られている。 【0003】この笠木の取付構造では、躯体70に定尺
とされた複数の笠木72を連続して取付けるようになっ
ている。これらの笠木72のジョイント部には、笠木7
2と躯体70との間に笠木ジョイント74が配設されて
いる。笠木ジョイント74の笠木72との当接面には、
シーラ76が貼着されており、ジョイント部から雨水が
浸入しないようになっている。なお、笠木ジョイント7
4の位置を安定させるために、笠木ジョイント74を挟
んで一対のブラケット78を、タッピン螺子80と、躯
体70に埋設されたアンカープラグ82とで躯体70に
固定している。更に、笠木72のジョイント部にはジョ
イントカバー84が被されている。 【0004】しかしながら、この笠木の取付構造では、
笠木ジョイント74を挟んで一対のブラケット78が必
要となるため、部品点数が多くなり、コスト、施工性に
問題がある。 【0005】これを改善する構造としては、図6に示さ
れる如く、笠木ジョイント74に、フランジ74Aを設
け、フランジ74Aをタッピン螺子80と、躯体70に
埋設されたアンカープラグ82とで躯体70に直接固定
することで、部品点数を少なくする構造が考えられる。 【0006】しかしながら、この笠木の取付構造では、
笠木ジョイント74を躯体70に直接固定するため、笠
木72を支持するブラケットとの部品形状の違いによ
り、水平レベルの調整が難しく、施工性に問題がある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、コストの低減が可能で且つ、施工性に優れた笠木
の取付構造を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、躯体に複数の笠木を連続して取付けるための笠木の
取付構造であって、前記笠木のジョイント部の下面側に
配設され前記笠木と当接するシール材を有するジョイン
ト部材と、前記ジョイント部材の下部となる前記躯体の
部位に取付けられ前記ジョイント部材を支持するジョイ
ントブラケットと、前記笠木のジョイント部を覆うジョ
イントカバーと、前記笠木のジョイント部以外の部位に
配設され上面に付着されたクッションゴムに前記笠木の
裏面が当接するように前記ジョイントブラケットと同じ
形状とされたブラケットと、を備えており、前記ジョイ
ントブラケットは、中間部の略中央部に両端部へ向けて
延びる長孔と、両端部に形成されそれぞれ上方へ且つ互
いに接近する方向へ傾斜し、その上端部には互いに接近
する方向へ屈曲された取付部が形成された延設部と、を
有しており、前記ジョイント部では前記取付部の上面に
両面テープが貼着され、前記ジョイント部以外では前記
取付部の上面にクッションゴムが付着されていることを
特徴としている。 【0009】 【作用】請求項1記載の笠木の取付構造では、笠木のジ
ョイント部の下面側となる躯体の部位にジョイントブラ
ケットを取付け、このジョイントブラケットの上部に、
笠木と当接するシール材を有するジョイント部材を取付
け、笠木のジョイント部をジョイントカバーで覆う。ま
た、笠木のジョイント部以外の部位に配設され上面に付
着されたクッションゴムに笠木の裏面が当接するブラケ
ットをジョイントブラケットと同じ形状とする。即ち、
上面にクッションゴムを付着することで笠木のジョイン
ト部以外の部位に配設されるブラケットと、ジョイント
部に配設されるジョイントブラケットとを同じ形状にで
きる。また、ジョイントブラケットが両面テープによっ
てジョイント部材を保持することができる。 【0010】 【実施例】本発明の笠木の取付構造の一実施例について
図1〜図4に従って説明する。 【0011】図1に示される如く、躯体10の上面10
Aには、定尺とされた複数の笠木12を連続して取付け
るようになっている。これらの笠木12のジョイント部
の下面側となる躯体10の部位にはジョイントブラケッ
ト14が配設されている。 【0012】このジョイントブラケット14は例えばア
ルミ押出し材等で構成されており、躯体10の上面10
Aを横断した状態で配設されている。ジョイントブラケ
ット14の両端部14A、14Bは、それぞれ躯体10
の側面に沿って略下方へ向けて屈曲されている。ジョイ
ントブラケット14の中間部14Cの略中央部には、両
端部14A、14Bへ向けて延びる長孔16が穿設され
ており、この長孔16に挿入されたタッピン螺子18と
躯体10の上面10Aに埋設されたアンカープラグ19
によって、ジョイントブラケット14は躯体10に取付
けられるようになっている。 【0013】なお、ジョイントブラケット14と躯体1
0との間には、必要に応じてU字状のスペーサ17が挿
入可能になっている。 【0014】図2に示される如く、ジョイントブラケッ
ト14の両端部14A、14Bには、それぞれ上方へ且
つ互いに接近する方向へ傾斜した延設部14C、14D
が形成されており、これらの延設部14C、14Dの上
端部には、互いに接近する方向へ屈曲された取付部14
E、14Fが形成されている。なお、取付部14Fは、
段部により取付部14Eに比べ略板厚分高くなってい
る。 【0015】ジョイントブラケット14の取付部14
E、14Fの上面には、それぞれ両面テープ15が貼着
されており、これらの両面テープ15で後述するジョイ
ント部材20を保持するようになっている。 【0016】なお、図4に示される如く、笠木12のジ
ョイント部以外では、笠木12を躯体10に支持する
(取り付ける)ためのブラケットとしてジョイントブラ
ケット14のみが躯体10の上面10Aに取付けられて
いる。この部位では、ジョイントブラケット14の取付
部14E、14Fの上面にクッションゴム21を付着
し、このクッションゴム21に笠木12の裏面12Aが
当接するようになっている。 【0017】図1に示される如く、ジョイントブラケッ
ト14の上部には、ジョイント部材20が配設されてい
る。ジョイント部材20の両端部20A、20Bは、そ
れぞれジョイントブラケット14の両端部14A、14
Bに沿って略下方へ向けて屈曲されている。ジョイント
部材20の幅方向(図1の矢印W方向)の両端部の上面
には、シール材としての帯状のシーラ22が夫々貼着さ
れている。 【0018】これらのシーラ22は、それぞれ隣接する
笠木12の端部下面12Aに当接し、ジョイント部から
の雨水の浸入を防止する構成になる。 【0019】図3に示される如く、笠木12の断面形状
は、開口部を下方へ向けたコ字状とされており、両側壁
部12B、12Cの下端部には、開口内側へ向けてフラ
ンジ12D、12Eが形成されている。これらのフラン
ジ12D、12Eが、ジョイントブラケット14の両端
部14A、14Bに係合することで、笠木12がジョイ
ントブラケット14に保持されるようになっている。 【0020】図1に示される如く、隣接する笠木12の
ジョイント部には、ジョイントカバー26が被されてい
る。このジョイントカバー26の断面形状は、開口部を
下方へ向けたコ字状とされており、両側壁部26A、2
6Bの下端部には、開口内側へ向けてフランジ26C、
26Dが形成されている。これらのフランジ26C、2
6Dが、笠木12の両側壁部12B、12Cに係合する
ことで、ジョイントカバー26が笠木12に保持される
ようになっている。なお、ジョイントカバー26の裏面
には、リブ28が形成されており、このリブ28が隣接
する笠木12の隙間に入いるようになっている。次に本
実施例の作用を説明する。 【0021】本実施例の笠木の取付構造では、図1に示
される如く、躯体10の上面10Aにジョイントブラケ
ット14をタッピン螺子18で取付け、図2に示される
如く、ジョイントブラケット14の上にジョイント部材
20を取付ける。この時、ジョイントブラケット14の
取付部14E、14Fの上面に貼着された両面テープ1
5にジョイント部材20が貼着する。 【0022】次に、笠木12をジョイントブラケット1
4に保持させる。この時、図3に示される如く、シーラ
22が笠木12の端部下面12Aに当接し、ジョイント
部からの雨水の浸入を防止する構成となる。また、図4
に示される如く、笠木12のジョイント部以外では、ク
ッションゴム21に笠木12の裏面12Aが当接し、笠
木12の水平レベルの調整が行われる。 【0023】最後に、隣接する笠木12のジョイント部
に、ジョイントカバー26を被せる。 【0024】従って、本実施例では、ジョイント部材2
0を取付けるためのジョイントブラケット14を、笠木
12のジョイント部以外で笠木12を支持するジョイン
トブラケット14(図4参照)の形状と同じにできる。
また、シーラ22を有するジョイント部材20を躯体1
0に直接固定せず、ジョイントブラケット14に保持す
るため、笠木12の水平レベルの調整が容易で、施工性
に優れている。また、笠木12のジョイント部にジョイ
ントブラケット14を一個配置すれば良いため、部品点
数が少なく、コストを低減できる。 【0025】 【発明の効果】本発明の笠木の取付構造は、上記構成と
したので、コストの低減が可能で且つ、施工性に優れて
いるという優れた効果を有する。
分解斜視図である。 【図2】本発明の一実施例に係る笠木の取付構造のジョ
イント部の一部を示す断面図である。 【図3】本発明の一実施例に係る笠木の取付構造のジョ
イント部を示す断面図である。 【図4】本発明の一実施例に係る笠木の取付構造のジョ
イント部でない部位を示す断面図である。 【図5】従来例に係る笠木の取付構造を示す分解斜視図
である。 【図6】他の従来例に係る笠木の取付構造を示す分解斜
視図である。 【符号の説明】 10 躯体 12 笠木 14 ジョイントブラケット 20 ジョイント部材 22 シーラ(シール材) 26 ジョイントカバー
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 躯体に複数の笠木を連続して取付けるた
めの笠木の取付構造であって、前記笠木のジョイント部
の下面側に配設され前記笠木と当接するシール材を有す
るジョイント部材と、前記ジョイント部材の下部となる
前記躯体の部位に取付けられ前記ジョイント部材を支持
するジョイントブラケットと、前記笠木のジョイント部
を覆うジョイントカバーと、前記笠木のジョイント部以
外の部位に配設され上面に付着されたクッションゴムに
前記笠木の裏面が当接するように前記ジョイントブラケ
ットと同じ形状とされたブラケットと、を備えており、
前記ジョイントブラケットは、 中間部の略中央部に両端部へ向けて延びる長孔と、 両端部に形成されそれぞれ上方へ且つ互いに接近する方
向へ傾斜し、その上端部には互いに接近する方向へ屈曲
された取付部が形成された延設部と、 を有しており、前記ジョイント部では前記取付部の上面
に両面テープが貼着され、前記ジョイント部以外では前
記取付部の上面にクッションゴムが付着されている こと
を特徴とする笠木の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8956795A JP3382055B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 笠木の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8956795A JP3382055B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 笠木の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08284347A JPH08284347A (ja) | 1996-10-29 |
JP3382055B2 true JP3382055B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=13974397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8956795A Expired - Fee Related JP3382055B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 笠木の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3382055B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU713269B3 (en) * | 1996-01-10 | 1999-11-25 | Spacespan Australia Pty Ltd | Rear receiver apparatus |
-
1995
- 1995-04-14 JP JP8956795A patent/JP3382055B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08284347A (ja) | 1996-10-29 |
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