JP2604441Y2 - 車両のドア用ウエザーストリップの構造 - Google Patents
車両のドア用ウエザーストリップの構造Info
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- JP2604441Y2 JP2604441Y2 JP1992040722U JP4072292U JP2604441Y2 JP 2604441 Y2 JP2604441 Y2 JP 2604441Y2 JP 1992040722 U JP1992040722 U JP 1992040722U JP 4072292 U JP4072292 U JP 4072292U JP 2604441 Y2 JP2604441 Y2 JP 2604441Y2
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- hollow
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、中空部を有する車両の
ドア用ウエザーストリップの構造に関する。
ドア用ウエザーストリップの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】中空部を有するウエザーストリップはそ
の屈曲部の皺や、サッシュのばたつき等の問題が有るの
で、例えば所望の中空部に発泡材等のスペーサ材を注入
する技術は知られている（特開昭５８−１７０６２２号
公報、特開昭５０−４７３１７号公報参照）。また、本
出願人による実開昭６２−１３７１２号公報がある。
の屈曲部の皺や、サッシュのばたつき等の問題が有るの
で、例えば所望の中空部に発泡材等のスペーサ材を注入
する技術は知られている（特開昭５８−１７０６２２号
公報、特開昭５０−４７３１７号公報参照）。また、本
出願人による実開昭６２−１３７１２号公報がある。
【０００３】しかしながら、上記の技術はいずれもスペ
ーサ材を注入するために大掛かりな設備や補助の金型が
必要である。また、そのスペーサ断面は当然ウエザース
トリップの中空断面と同じになり、スペーサの断面形状
を選択する事はできない。このため、スペーサの反力が
過大になりドア閉まりが悪くなったり、サッシュの変形
が防止できないと言う問題が発生する。
ーサ材を注入するために大掛かりな設備や補助の金型が
必要である。また、そのスペーサ断面は当然ウエザース
トリップの中空断面と同じになり、スペーサの断面形状
を選択する事はできない。このため、スペーサの反力が
過大になりドア閉まりが悪くなったり、サッシュの変形
が防止できないと言う問題が発生する。
【０００４】実開平２−７５３１６号公報にはウエザー
ストリップの中央部に吸音材を入れて、ドアを閉じたと
きに吸音材が変形して隙間をシールし、もって風切音を
防止する技術が開示されている。しかしながら、かかる
公知技術ではドアを閉じるときにサッシュの変形による
ばたつきを防止することはできない。
ストリップの中央部に吸音材を入れて、ドアを閉じたと
きに吸音材が変形して隙間をシールし、もって風切音を
防止する技術が開示されている。しかしながら、かかる
公知技術ではドアを閉じるときにサッシュの変形による
ばたつきを防止することはできない。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案の
目的は、比較的に簡単に製造でき、そしてドアの閉まり
性がよく、ばたつきのない車両のドア用ウエザーストリ
ップの構造を提供するにある。
目的は、比較的に簡単に製造でき、そしてドアの閉まり
性がよく、ばたつきのない車両のドア用ウエザーストリ
ップの構造を提供するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案の車両のドア用ウ
エザーストリップの構造によれば、パネル（７、８）を
取付ける取付部（５Ａ）とその取付部（５Ａ）に接着さ
れた中空部（５Ｂ）とよりなり、その取付部（５Ａ）は
複数のリップ（５ｇ）でパネル（７、８）を取付けてお
り、中空部（５Ｂ）の屈曲部（５ａ）には台形状に形成
された弾性体のスペーサ（５ｂ）が挿入され、そのスペ
ーサ（５ｂ）は中空部（５Ｂ）の一辺（５ｃ）に接着さ
れた空間部（５ｆ）が構成され、そのスペーサ（５ｂ）
には屈曲部に挿入されるための複数のスリット（５ｄ）
が設けられている。
エザーストリップの構造によれば、パネル（７、８）を
取付ける取付部（５Ａ）とその取付部（５Ａ）に接着さ
れた中空部（５Ｂ）とよりなり、その取付部（５Ａ）は
複数のリップ（５ｇ）でパネル（７、８）を取付けてお
り、中空部（５Ｂ）の屈曲部（５ａ）には台形状に形成
された弾性体のスペーサ（５ｂ）が挿入され、そのスペ
ーサ（５ｂ）は中空部（５Ｂ）の一辺（５ｃ）に接着さ
れた空間部（５ｆ）が構成され、そのスペーサ（５ｂ）
には屈曲部に挿入されるための複数のスリット（５ｄ）
が設けられている。
【０００７】
【０００８】
【作用効果の説明】したがって、請求項１の考案では、
弾性体で形成されたスペーサは、ウエザーストリップと
の間に空間部を残すよう構成されているので、ドアを閉
めたときに空間がなくなるまで反力は発生せず、ウエザ
ーストリップとスペーサとが接して反力が発生する。そ
のために、ドアの閉まり性がよく、ばたつきがない。
弾性体で形成されたスペーサは、ウエザーストリップと
の間に空間部を残すよう構成されているので、ドアを閉
めたときに空間がなくなるまで反力は発生せず、ウエザ
ーストリップとスペーサとが接して反力が発生する。そ
のために、ドアの閉まり性がよく、ばたつきがない。
【０００９】そして、このスペーサの幅はウエザースト
リップの面に、常に一部が接触しているような形状に形
成されて、屈曲部で肉余りによる皺がでるのを防止して
いるので、特にばたつきが生じやすいドアのコーナ部に
最適である。
リップの面に、常に一部が接触しているような形状に形
成されて、屈曲部で肉余りによる皺がでるのを防止して
いるので、特にばたつきが生じやすいドアのコーナ部に
最適である。
【００１０】
【００１１】そして本考案は接着により取付部に取付け
ることができるので、取付けが簡単であり、また製造も
容易である。
ることができるので、取付けが簡単であり、また製造も
容易である。
【００１２】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案の実施例を説
明する。
明する。
【００１３】図１において、車両のキャブ１にはヒンジ
２、２で全体を符号３で示すドアが取付けられ、そのド
ア３の上部はサッシュ４で構成されている。そして、キ
ャブ１とドア３との間にはウエザーストリップ５が介装
されている。
２、２で全体を符号３で示すドアが取付けられ、そのド
ア３の上部はサッシュ４で構成されている。そして、キ
ャブ１とドア３との間にはウエザーストリップ５が介装
されている。
【００１４】なお、図はウエザーフトリップ５を示すた
めにサッシュ４の上部を省略して図示している。
めにサッシュ４の上部を省略して図示している。
【００１５】また、そのウエザーストリップ５は、図
２、図３をも参照して、取付部５Ａと中空部５Ｂとが接
着で形成され、複数のリップ５ｇでキャブパネル７、８
に取付けられている。
２、図３をも参照して、取付部５Ａと中空部５Ｂとが接
着で形成され、複数のリップ５ｇでキャブパネル７、８
に取付けられている。
【００１６】そして、中空部５Ｂには弾性体であるソリ
ッドゴムで台形状に形成されたスペーサ５ｂの一部が五
角形状に形成された中空部５Ｂの一辺５ｃに接着され、
空間部５ｆを構成している。
ッドゴムで台形状に形成されたスペーサ５ｂの一部が五
角形状に形成された中空部５Ｂの一辺５ｃに接着され、
空間部５ｆを構成している。
【００１７】図４を参照して、スペーサ５ｂは屈曲部５
ａに挿入するため複数のスリット５ｄが設けられてい
る。
ａに挿入するため複数のスリット５ｄが設けられてい
る。
【００１８】そして、ドア３を閉めた場合、図３を参照
して、ドアのサッシュ４は、まずウエザーストリップ５
の中空部５Ｂに接し中空部５Ｂの壁がスペーサ５ｂに当
たるところでドアが閉まるように構成されている。
して、ドアのサッシュ４は、まずウエザーストリップ５
の中空部５Ｂに接し中空部５Ｂの壁がスペーサ５ｂに当
たるところでドアが閉まるように構成されている。
【００１９】したがって、ドアの閉まり性が悪くなるこ
とはなく、サッシュを変形させることもない。また、屈
曲部の内側にスペーサが接しているので皺がでない。
とはなく、サッシュを変形させることもない。また、屈
曲部の内側にスペーサが接しているので皺がでない。
【００２０】
【００２１】
【考案の効果】以上のように本考案では、ドアのサッシ
ュがはじめに中空のあるウエザーストリップに接し、そ
してスペーサに当るところでドアが閉まるので、ドアの
閉まり性がよく、サッシュの変形がなく、車体側の面差
にも対応できる。
ュがはじめに中空のあるウエザーストリップに接し、そ
してスペーサに当るところでドアが閉まるので、ドアの
閉まり性がよく、サッシュの変形がなく、車体側の面差
にも対応できる。
【００２２】また、スペーサでウエザーストリップの皺
が防止できるので設計の自由度が増え、スペーサをドア
のバンパラバーとして作用させているのでバンパラバー
が不用で、キャブのバンパラバー用座面と穴とが不用に
なり工数が低減される。
が防止できるので設計の自由度が増え、スペーサをドア
のバンパラバーとして作用させているのでバンパラバー
が不用で、キャブのバンパラバー用座面と穴とが不用に
なり工数が低減される。
【図１】本考案の一実施例を示すキャブの側面図。
【図２】図１のウエザーストリップの要部を示す斜視
図。
図。
【図３】図１のＡ−Ａ断面を示す図。
【図４】図２のスペーサを示す斜視図。
１・・・キャブ ３・・・ドア ４・・・サッシュ ５・・・ウエザーストリップ ５・・・スペーサ ７、８・・・パネル
Claims (1)
- 【請求項１】 パネル（７、８）を取付ける取付部（５
Ａ）とその取付部（５Ａ）に接着された中空部（５Ｂ）
とよりなり、その取付部（５Ａ）は複数のリップ（５
ｇ）でパネル（７、８）を取付けており、中空部（５
Ｂ）の屈曲部（５ａ）には台形状に形成された弾性体の
スペーサ（５ｂ）が挿入され、そのスペーサ（５ｂ）は
中空部（５Ｂ）の一辺（５ｃ）に接着された空間部（５
ｆ）が構成され、そのスペーサ（５ｂ）には屈曲部に挿
入されるための複数のスリット（５ｄ）が設けられてい
ることを特徴とする車両のドア用ウエザーストリップの
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992040722U JP2604441Y2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 車両のドア用ウエザーストリップの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992040722U JP2604441Y2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 車両のドア用ウエザーストリップの構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06864U JPH06864U (ja) | 1994-01-11 |
| JP2604441Y2 true JP2604441Y2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=12588497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992040722U Expired - Fee Related JP2604441Y2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 車両のドア用ウエザーストリップの構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2604441Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100393553C (zh) * | 2003-09-19 | 2008-06-11 | 丰田合成株式会社 | 汽车用外露装饰挡风条 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6508073B2 (ja) * | 2016-01-27 | 2019-05-08 | 株式会社豊田自動織機 | ウエザストリップ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0275316U (ja) * | 1988-11-29 | 1990-06-08 |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP1992040722U patent/JP2604441Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100393553C (zh) * | 2003-09-19 | 2008-06-11 | 丰田合成株式会社 | 汽车用外露装饰挡风条 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06864U (ja) | 1994-01-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113 |
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| R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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