JP3884285B2 - 自動車のドアウェザーストリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動車のドア周縁部に取付けられるドアウェザーストリップに関する。
【0002】
【従来技術】
自動車のドアには、ベルトラインBL上の部分を板金加工してサッシュを形成したフレームをベルトラインBL下のインナーパネルに溶接にて連結したタイプのもの、ベルトラインBLの上下が一体に形成されたアウターパネルと、該アウターパネルに組み付けられるインナーパネルとで構成し、ベルトラインBL上のインナーパネルにリテーナを溶接して取付けたタイプのものがあり、いづれのタイプのものにおいても、ドアウェザーストリップの取付けは通常、ベルトラインBL下においてはインナーパネルにクリップにて取付けると共に、ベルトラインBL上においてはサッシュ又はリテーナに押し込んで嵌合することにより行っている。
【0003】
また前者のタイプのサッシュにも、ウェザーストリップの基底部が、サッシュに動かない状態できっちりと隙間なく組み付けられるタイプのものと、図4に示すようにサッシュ11が余裕を持って大き目に形成され、ドアウェザーストリップ12の基底部13が弛く組み付けられるようにしたタイプのものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述する後者の弛めのタイプのものは、組み付け易い反面、サッシュ11内に余裕を持って嵌合するドアウェザーストリップ12の基底部13がドアの開閉に伴ってサッシュ内で動くようになる。すなわちドアを開けたときには一般に図4に示すように基底部13がサッシュ底面から浮き、また背面リップ15がフレーム14から浮いた状態になっているが、この状態からドアを閉めると、図5に示すように基底部13がサッシュ11底面に当たり、またフレーム14との間をシールする背面リップ15がフレーム14に当たって打音を発生させ、これがドアを閉めたときのドア閉じ音の要因の一つとなっている。こうしたドア閉じ音は、リテーナにおいても基底部リテーナに弛く組み付けられるようにした場合に同様に生ずる。
【0005】
上述のドア閉じ音対策としては、硬度の低いものを使用して発生する高周波の音圧を下げることが考えられ、そのため、図4に示す背面リップ15或いはドアウェザーストリップ自体を硬度の低い高発泡スポンジ材とすることが考えられるが、この場合、ドアを閉めて高発泡スポンジが歪んだのちの反発力が低下し、その結果、中空シール部16のシール圧が低下し、シール性が損なわれるようになる。
【0006】
本発明は、ドア閉じ音をシール性を損なうことなく低減させることが可能なドアウェザーストリップを提供することを目的とする。
【0007】
【課題の解決手段】
本発明は、自動車のドア周縁部に取付けられるドアウェザーストリップであって、ドアを閉めたときドア開口周縁のボデーパネル17に弾接してシールする中空シール部16と、ドア周縁部に取付けられる基底部13と、ドア周縁部のフレーム14又はパネルとの間をシールする背面リップ15とを有し、基底部13は、ドア周縁部に設けられるサッシュ11又はリテーナに隙間を存して弛く嵌合し、ドアの開閉時に基底部がサッシュ11又はリテーナ内で移動可能で、ドアを開けたときに基底部13がサッシュ11又はリテーナの底面から浮き、また背面リップ15がフレーム14又はパネルから浮いた状態になり、ドアを閉めると、基底部13がサッシュ11又はリテーナの底面に当り、また背面リップ15がフレーム14又はパネルに当る自動車のドアウェザーストリップにおいて、基底部13のサッシュ11又はリテーナ底面への当り部分、背面リップ15のフレーム14又はパネルへの当り部分のうち、少なくとも一方にドア閉め時の打音を低減させるための高発泡スポンジ層2、5、8を設けたことを特徴とする。
【0008】
本発明のウェザーストリップによると、高発泡スポンジ層が緩衝材となり、ドアを閉じてウェザーストリップがフレーム又はパネルに当たったときに発生する打音を低減させる。
【0009】
またサッシュを形成したフレームは、一般にベルトラインBLでインナーパネルと一部を重ねた状態で溶接されるため接続部分に段差が形成され、リテーナもベルトラインBL上に固着され、ベルトラインBLに達して、ここで段となるが、高発泡スポンジ層で段差を吸収し、高発泡スポンジ層を設けない従来品に比べシール性も向上する。
【0010】
なお、ウェザーストリップ自体は従来のものと同様の材質のもの、例えば比重が0.4〜0.8程度のEPDMスポンジゴムが用いられるため従来品に比べ、ドアを閉めたときの反発力が低下してシール性が損なわれることはない。
【0011】
本発明において用いられる高発泡スポンジ層は、例えば比重が0.1〜0.3程度の柔らかいEPDMスポンジよりなり、この高発泡スポンジ層は、ドアを閉めたとき打音を発生する箇所にのみ設けられてもよいし、該箇所を含んでいれば、打音を発生しない箇所に設けられてもよい。したがって高発泡スポンジ層が設けられる箇所は、打音を発生させる箇所のみに限定されるものではない。
【0012】
なお、高発泡スポンジ層を設けたことにより、ドアを閉めたときには高発泡スポンジ層がフレーム又はパネルに当たるようになるが、この高発泡スポンジ層のフレーム又はパネルへの当たり面は、大きい程望ましい。当たり面が大きくなると、打音の発生原因である高周波の音圧が低減されるようになるためである。
【0013】
別の好ましい発明においては、高発泡スポンジ層がウェザーストリップと共に共押出成形される。これによりウェザーストリップと一体化した高発泡スポンジ層を一工程で得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図中、図4及び図5に示すものと同一構造のものは同一符号で示してある。
図1に示すドアウェザーストリップ1は、背面リップ15のフレーム14への当たり部に比重0.1〜0.3程度のEPDM高発泡スポンジゴムからなる層2を共押出によって他の部分と一体的に成形したもので、因みに他の部分は比重0.4〜0.8程度のEPDMスポンジゴムからなっている。
図中、16はドアを閉めたとき、ボディパネル17に弾接してシールする中空シール部である。
【0015】
図1は、ドアを開けたときの状態を示すもので、この状態でドアを閉めると、背面リップ15はフレーム14との間に介在するスポンジゴム層2が緩衝材となり、背面リップ15がフレーム14に当たるときの打音が発生しないか、或いは低減される。また基底部13のサッシュ底面への当たりもスポンジゴム層2が変位を吸収することにより緩和され、更にまたベルトラインBLにおいて、フレーム14とベルトライン下のインナーパネルとの接続部分に生ずる段差をスポンジゴム層2が吸収し、この部分でのシール性が向上して水洩れや音洩れを防ぐことができる。
【0016】
なお、ウェザーストリップ自体は従来のものと同様、比重が0.4〜0.8程度のEPDMスポンジゴムからなっているため、ドアを閉めたときの反発力が従来のものと比べ低下することはなく、ボデーパネルとの間のシール性が損なわれることもない。
【0017】
図2に示すウェザーストリップ4は、背面リップ15の全面に上記と同じ材質の比重0.1〜0.3程度のEPDMスポンジゴム層5を一体的に成形したものである。
本実施形態のウェザーストリップにおいては、ドアを閉めたとき、スポンジゴム層5のフレーム14への打面積が大きくなることにより、打音の発生原因である高周波の音圧がより一層低下し、打音が低減される。
【0018】
図3に示すウェザーストリップ7は背面リップ15の全面に図2に示すウェザーストリップと同様、EPDMスポンジゴム層5を一体的に成形すると共に、基底部13のサッシュ底面への当たり部に比重0.1〜0.3程度のEPDMスポンジゴム層8を一体的に成形したものである。
【0019】
本実施形態の場合、背面リップ全面にスポンジゴム層5を設けたことにる効果はもとより、基底部のサッシュ底面への当たり部による打音も生じないか、或いは低減される。またベルトラインBLでの段差も同様にして吸収することができる。
【0020】
上述する実施形態のウェザーストリップはいずれもサッシュに取付けられる例を示すものであるが、リテーナについても組み付け性を考慮して弛く組み付けられるようにする場合には、ウェザーストリップが同様に構成される。
【0021】
【発明の効果】
請求項1に係わる発明のドアウェザーストリップによると、ドアを閉めたとき打音を発生させる箇所に高発泡スポンジ層を設けたことにより、高発泡スポンジ層が緩衝材となり、打音を低減させることができ、また高発泡スポンジ層をベルトラインBLに設けることによりベルトラインBLでの段差を吸収し、段差部分でのシール性を向上させることができる。またウェザーストリップ自体は従来と同じ材質のものが用いられ、高発泡スポンジ層を設けたことによりドアを閉めたときの反発力が損なわれることはないため、シール圧の低下によるシール性が損なわれることはない。
【0022】
請求項2に係わる発明によると、ウェザーストリップと一体化した高発泡スポンジ層を一工程で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サッシュに取付けられた本発明に係わるドアウェザーストリップの断面図。
【図2】ドアウェザーストリップの別の例の断面図。
【図3】ドアウェザーストリップの更に別の例の断面図。
【図4】従来のドアウェザーストリップの断面図。
【図5】ドアを閉じたときのドアウェザーストリップの断面図。
【符号の説明】
1、4、7、12・・ドアウェザーストリップ
2、5、8・・高発泡スポンジゴム層
11・・サッシュ
13・・基底部
14・・フレーム
15・・背面リップ
16・・中空シール
17・・ボデーパネル

Claims (2)

  1. ドアを閉めたときドア開口周縁のボデーパネル17に弾接してシールする中空シール部16と、ドア周縁部に取付けられる基底部13と、ドア周縁部のフレーム14又はパネルとの間をシールする背面リップ15とを有し、基底部13は、ドア周縁部に設けられるサッシュ11又はリテーナに隙間を存して弛く嵌合し、ドアの開閉時に基底部がサッシュ11又はリテーナ内で移動可能で、ドアを開けたときに基底部13がサッシュ11又はリテーナの底面から浮き、また背面リップ15がフレーム14又はパネルから浮いた状態になり、ドアを閉めると、基底部13がサッシュ11又はリテーナの底面に当り、また背面リップ15がフレーム14又はパネルに当る自動車のドアウェザーストリップにおいて、基底部13のサッシュ11又はリテーナ底面への当り部分、背面リップ15のフレーム14又はパネルへの当り部分のうち、少なくとも一方にドア閉め時の打音を低減させるための高発泡スポンジ層2、5、8を設けたことを特徴とするドアウェザーストリップ。
  2. 上記高発泡スポンジ層2、5、8がウェザーストリップ1、4、7と共に共押出成形される請求項1記載のドアウェザーストリップ。
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