JP3380750B2 - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

射出成形機の型締装置

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JP3380750B2
JP3380750B2 JP23910698A JP23910698A JP3380750B2 JP 3380750 B2 JP3380750 B2 JP 3380750B2 JP 23910698 A JP23910698 A JP 23910698A JP 23910698 A JP23910698 A JP 23910698A JP 3380750 B2 JP3380750 B2 JP 3380750B2
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
    • B29C45/67Mould opening, closing or clamping devices hydraulic
    • B29C45/6707Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement
    • B29C45/6714Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement using a separate element transmitting the mould clamping force from the clamping cylinder to the mould

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機の型締
装置に関するものであり、特に型開閉動作が電動式に行
われ、型締動作が油圧式に行われるハイブリッド式型締
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動式の型締装置の基本的な構成とし
て、電動機にサーボモータを用い、サーボモータによっ
てボールねじ軸を回転し、ボールねじ軸に螺合するボー
ルナットと一体の可動プラテンを移動させて、型開閉動
作と型締動作を行うものがある。この構成では、型締動
作時の強大な型締力がボールねじとボールナットとに作
用するので、大容量のボールねじを用意する必要があ
る。
【0003】これに対し、型開閉手段と型締手段とを分
離して、型締手段に台形ねじ、角ねじ等を使用して、油
圧シリンダによる型締力をこの台形ねじ、角ねじ等に作
用させる型締装置が、特開平9−29802号公報に提
案されている。いわゆるハイブリッド式型締装置であ
る。この型締装置によれば、型締力が面接触する角ねじ
または台形ねじを介して伝達されるので、型開閉用のボ
ールねじに強大な型締力が負荷されることはない。しか
しながらこの型締装置では、型開閉動作中に型締軸と型
締ナットとが摺動して、角ねじまたは台形ねじとナット
との間に摩擦抵抗が発生し、それに付随する問題が発生
する恐れがある。
【0004】そこで本発明者は、図8にその要部を示す
ような型締装置を、特願平10−108618号に開示
した。この型締装置は、サーボモータ11によって回転
駆動される、ボールねじである型開閉ねじ軸41が、こ
れに螺合する型開閉ナット42、これと一体の型締軸3
1および可動プラテン4を進退することによって型開閉
動作が行われ、支持プラテン3に内蔵された型締ラム5
1の推力が、閉じられた半割ナット装置20の半割ナッ
ト21を介して型締軸31に面接触状態にて伝達される
ことによって型締動作が行われる型締装置である。そし
て、この型締装置は、これらの型開閉機構および型締機
構が型締装置の中心軸上に同軸にコンパクトにまとめら
れている。このため、型開閉動作中の可動プラテン4の
移動が、半割ナット21と型締軸31との接触の恐れが
全くない状態で高速に、小さい摩擦抵抗で、かつ高い真
直性を有して行われ、また、型締力が可動プラテン4の
中心に均等に正確に付与される。さらに、この型締装置
は、型厚調整装置60を備えており、この型厚調整装置
60が、型締装置の中心軸上に同軸にコンパクトにまと
められているので、型厚調整装置60の組み立ては勿
論、型厚調整そのものも1箇所の調整で済むから容易で
あり、保守管理も容易である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの型締
装置の型厚調整装置60は、型厚調整によって位置が調
整された円筒部材64に型締ラム51を後退させて機械
的に当接させ、その後退限の位置を規制することにより
型締軸31に歯合する半割ナット21の位置を設定する
型厚調整装置であるから、当接部材としての円筒部材6
4が、型締ラム51の後側に備えられている。このため
に、万一金型のキャビティに充填される樹脂が過充填に
なった場合、すなわちオーバーパックが発生して強大な
型開方向の力により可動プラテン4が後退しょうとした
場合、型締ラム51が円筒部材64に当接して後退でき
ないことがあり、タイバーにオーバーパックによる型開
方向の強大な力がかかって、タイバーが破断する等の事
故が発生する恐れがあった。また、円筒部材64の取り
付けスペースを必要とするので、その分、型締装置が長
くならざるを得ない。
【0006】そこで本発明は、電動機によりボールねじ
が回転して型開閉動作が行われ、型締ラムの推力が半割
ナット装置を介して型締軸に面接触状態にて伝達されて
型締動作が行われる型締装置において、半割ナットが、
型開動作や型閉動作の間、あらかじめ型厚調整によって
設定された半割ナット装置の開閉基準位置に油圧的に
持されるようにすることによって、例えば、図8の円筒
部材64等の機械的な当接部材によって型締ラムの位置
を規制する必要がない型締装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この型締装置は、 (1) 電動機(11)が型開閉ねじ軸(41)を回転
させて型開閉ナット(42)を移動させ、型開閉ナット
(42)と一体の型締軸(31)を移動させることによ
って可動プラテン(4)の開閉が行われ、支持プラテン
(3)に内蔵された型締ラム(51)が型締軸(31)
を押圧することによって可動プラテン(4)の型締めが
油圧式に行われる型締装置において、型締軸(31)
その軸部外周に4角または台形の環状凸部(31a)
一定ピッチに有し、その環状凸部(31a)に係脱する
半割ナット(21)を内蔵する半割ナット装置(20)
が型締ラム(51)の先端に同軸上に取り付けられて、
型締軸(31)と半割ナット装置(20)と型締ラム
(51)とが1軸上に配置されるとともに、型締ラム
(51)の支持プラテン(3)に対する位置を検出する
第1の検出手段(70)と、半割ナット装置(20)の
型締軸(31)に対する位置を検出する第2の検出手段
(80)と、型締ラム(51)の支持プラテン(3)に
対する位置を油圧的に制御する型締ラム位置制御手段
(90)とが備えられることによって、可動プラテン
(4)が開閉するときには、半割ナット(21)が開い
て型締軸(31)との係合が開放されるとともに型締ラ
ム(51)が支持プラテン(3)に対して半割ナット
(21)を型締軸(31)に係合させる開閉基準位置に
油圧的に保持される一方、型締ラム(51)が型締めす
るときには、半割ナット(21)が閉じて型締軸(5
1)と係合して、半割ナット(21)を介して型締軸
(51)が押圧されて型締めが行われるように構成され
【0008】(2) また、上記(1)に記載の型締ラ
ム位置制御手段(90)は、上記第1の検出手段(7
0)によって検出される型締ラム(51)の位置に応じ
てその型締ラムの位置を制御する射出成形機の制御装置
によって制御される油圧制御装置であって、少なくと
も、上記型締ラム(51)の型締油室(92)と型開油
(91)とに供給する油圧作動油を切換制御する方向
制御弁(95)を含むものにすることができる。
【0009】(3) また、上記(1)または(2)に
記載の第2の検出手段(80)は、上記半割ナット装置
(20)の半割ナット(21)に取り付けられた光電式
検出器であり、その光電式検出器の投光素子(83)
受光素子(84)との間の検出光軸が通過する光軸透孔
(21c)が、半割ナット(21)に形成されたものに
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は型閉じしている型締装置の
全体概略側面図、図2は型開きしている型締装置の支持
プラテンの要部を断面で示す側面図である。いずれの図
においても、右側を前側、右方向への運動を前進として
以下説明する。
【0011】図1で示すように、型締装置1は、機台1
0に固定された固定プラテン2と、機台10上で若干摺
動可能に支持された支持プラテン3とを備え、この固定
プラテン2と支持プラテン3との間に張り渡されたタイ
バー5、5、5、5に沿って、可動プラテン4が移動可
能に支持されている。固定プラテン2には固定側金型6
が、可動プラテン4には可動側金型7がそれぞれ取り付
けられる。支持プラテン3に固定されたサーボモータ1
1が後述する型開閉ねじ軸を回転することによって、型
締軸31が可動プラテン4を固定プラテン2に向かって
前進させて型閉じが行われる。そして、支持プラテン3
に内蔵された型締ラム51が、その先端に取り付けられ
た半割ナット装置20を介して可動プラテン4を固定プ
ラテン2側に押圧して型締めが行われる。つぎに、
動プラテン4が後退して型開きが行われる。型締めする
ときには、従来のように、タイバー5が伸長し、型締力
に対応する型締代Tだけ支持プラテン3が後退する。支
持プラテン3には、後述する第1の検出手段70が設け
られ、半割ナット装置20には、第2の検出手段80が
設けられている。
【0012】図2に示すように、円筒状に前後に膨出す
る膨出部が形成された背面支持部材40が、そのフラン
ジ部40fによって支持プラテン3の後面に固定されて
いる。そしてその内側には、前後の膨出部を通して内筒
面40hが形成されている。また、背面支持部材40の
後端を塞ぐ後端部材46には、1対のベアリング43が
収容されており、型開閉ねじ軸41がこのベアリング4
3に軸支されている。型開閉ねじ軸41の大部分の外周
にはボールねじが形成され、その後端の軸頭にプーリ1
3が固定されている。後端部材46に取り付けたモータ
ベース部材15にはサーボモータ11が固定されてお
り、その出力軸にプーリ12が固定されている。そして
タイミングベルト14がプーリ12とプーリ13との間
に張架されている。サーボモータ11にはエンコーダが
内蔵されており、これによって可動プラテン4の位置が
検出され、型開閉動作が制御される。
【0013】可動プラテン4の後面に互いの軸芯が一致
するように型締軸31が固定されており、この型締軸3
1の外周に4角または台形断面の環状凸部31aが一定
ピッチに形成してある。また、型締軸31の軸芯に沿っ
て中空穴が形成されており、その後端に型開閉ナット4
2が固定されている。この型開閉ナット42は、ボール
ナットであり、型開閉ねじ軸41に螺合している。ま
た、型締軸31の後端に後端部材33が一体に取り付け
られ、これに滑り軸受ブッシュ34がはめ込まれてい
る。そして、後端部材33が、背面支持部材40の内筒
面40hの中で案内されて移動できるようになってい
る。背面支持部材40の内筒面40hと後端部材46と
型締軸31の後端部材33と型開閉ナット42とで囲ま
れた空間32には、所定量の潤滑油が貯留されている。
さらにその空間の上方の背面支持部材40に開けられた
透孔には、エアーブリーザ44が取り付けられており、
型開閉動作に伴い空室32の容積が変化するとき、空室
32内のエアーがエアーブリーザ44から出入りするよ
うになっている。このように、型締軸31の滑り軸受ブ
ッシュ34が、油浴潤滑されている。
【0014】以上のように、型開閉ねじ軸41が型締軸
31の中空穴に同軸上にコンパクトに収容され、型締軸
31が背面支持部材40の内筒面40hに案内されてい
るので、ボールねじである型開閉ねじ軸41がサーボモ
ータ11により回転することによって、可動プラテン4
が、真直に、かつ僅かな摺動抵抗で移動する。
【0015】支持プラテン3には、型締シリンダ穴50
が形成されており、型締ラム51が進退可能に収容され
ている。そして前面支持部材30が型締シリンダ穴50
を液封して塞ぐとともに、型締ラム51を液封状態に支
持している。型締ラム51のピストン部51aの前後に
は、型開油室91と型締油室92とが形成されており、
後述する油圧制御装置から圧油が供給される。なお、型
締ラム51の移動可能なストロークは、後述する型厚調
整のために、型締軸31の環状凸部31aの1ピッチ以
上のストロークが必要である。これに加えて、後述する
型厚調整により設定された半割ナット装置の開閉基準位
置からさらに型締めされるために、型締代Tを超えるス
トロークが必要である。したがって型締ラム51の移動
可能なストロークは、これらのストロークの和を超えた
ものになっている。また、型締ラム51は、図示省略し
た回り止めによって、軸回りに回転しないように規制さ
れている。
【0016】型締ラム51の前端面には、半割ナット装
置20が取り付けられており、その開いた状態が図2に
示されている。図3は半割ナット装置20の詳細図で、
図3(a)が側面から見た断面図、図3(b)がそのX
−X矢視図である。半割ナット装置20は、その中心が
型締軸31の軸中心に一致して取り付けられており、半
割ナット21、21が、型締軸31の両側に、案内レー
ル23にガイドされるように収容されている。そして、
これらの半割ナット21が型締軸31に向かって進退す
るように、エアーシリンダ22、22が備えられ、これ
らのロッドが半割ナット21、21に結合されている。
エアーシリンダ22には、半割ナット21が前進して型
締軸31に歯合したことを検出するセンサ22bと、半
割ナット21が後退して型締軸31との歯合が解除され
たことを検出するセンサ22aが取り付けられている。
なお、理解を助けるために、上側に図示した半割ナット
21は、それが後退している状態を示し、下側に図示し
た半割ナット21は、それが前進している状態を示して
いる。勿論、型締動作の前後に、これらが型締軸31に
向かって同時に進退することは言うまでもない。実施す
る場合には、半割ナットが左右に開閉するように配置す
ることが好ましい。エアーシリンダ22が型締装置の両
側面に臨んで配置され、メンテナンスに便利だからであ
る。
【0017】半割ナット21の型締軸31に面する端面
には、前述した型締軸31の環状凸部31aに歯合する
歯21aが形成されている。この歯21aは、環状凸部
31aにできるだけ大きな面積で当接して歯合するよう
に、ほぼ半円周上にわたって形成されているとともに、
歯21aが環状凸部31aと歯合したとき、型締軸31
の軸方向に適正な隙間が確保されるような歯厚に形成さ
れている。型締力が非常に大きい場合には、3枚以上の
歯が形成されたものにする。こうすることにより、型締
力が、歯21aを介して環状凸部31aの歯合歯面の全
面に負荷されるから、半割ナット21や型締軸31の損
耗が少ない。また、1つの型締ラム51が、1つの型締
軸31を1組の半割ナット21を介して型締装置の中心
軸芯に同軸に押圧して型締めが行われるので、型締力が
正確に均等に可動プラテンに負荷される。勿論、油圧力
によって型締力が制御されるので、正確で安定した型締
力が得られることは言うまでもない。
【0018】後述する型厚調整のために、第1の検出手
段70と第2の検出手段80と型締ラム位置制御手段9
0とが備えられている。
【0019】図3(b)の左側に図示するように、第2
の検出手段80としての近接スイッチ81が、環状凸部
31aに近接した状態で、半割ナット装置20の案内レ
ール23に固定したブラケット82に取り付けられてい
る。この近接スイッチ81は、環状凸部31aが近接ス
イッチ81に対して所定の位置に接近したことを検出す
るものであるが、近接スイッチ81の代わりに、光電式
検出器であってもよい。光電式検出器を採用した場合の
他の実施例は、図4によって後述する。なお、図3
(a)に図示した近接スイッチ81の側面図は下側に位
置しているが、理解を助けるために、図3(b)に対応
していない位置に図示したことを付記しておく。実際に
は、近接スイッチ81が型締ラム51の上方に位置する
ように配置される。
【0020】近接スイッチ81の取り付け位置は、つぎ
に説明するような位置に取り付けられている。取り付け
られる金型6、7の厚さがそれぞれ異なる場合、型閉完
了後の可動プラテン4の位置が変わり、型締軸31の位
置も変わる。それで、半割ナット装置20を閉じても半
割ナット21が型締軸31に歯合しない場合が生じるの
で、金型交換が行われた後には、後述するような型厚調
整が行われる。この調整においては、型閉後に、型締ラ
ム51がその後退限の位置から前進し、第2の検出手段
80が環状凸部31aの隅角から離れたことを検出した
位置で型締ラム51が停止して、半割ナット21が閉じ
られるが、このとき、歯21aが環状凸部31aにちょ
うど歯合するような位置関係になるように、第2の検出
手段80の取り付け位置があらかじめ調整されているの
である。図3(a)では、型締ラム51の前進中に近接
スイッチ81が環状凸部31aの隅角から離隔した直後
に、歯21aが環状凸部31aにちょうど歯合するよう
にその取り付け位置が調整されている。したがって、詳
細の図示を省略したが、この近接スイッチ81の取り付
けブラケット82は、その長さが前後に伸縮調整可能で
あればよい。勿論、第2の検出手段80が正確に位置検
出できる場合には、あらかじめブラケット82の寸法を
決めておくこともできる。ただし、このとき、歯21a
と環状凸部31aとの隙間は必ずしも適切な隙間ではな
いので、さらに続けて後述するような型厚調整が行われ
る。
【0021】第2の検出手段80は、図4に示すように
構成することもできる。ここで、図4(a)は、図3
(b)に相当する矢視図、図4(b)はそのY−Y矢視
図である。半割ナット装置20の1組の半割ナット2
1、21それぞれに、光電式検出器の投光素子83と受
光素子84とが取り付けられ、これら投光素子83と受
光素子84との間の検出光軸が通過する光軸透孔21c
が、それぞれの半割ナット21、21に、それらの開閉
方向に平行に形成されている。そして、この光軸透孔2
1cの中心が、歯21aの凹部21bの周縁の略前端
(図4(b)では上側)に形成されている。こうして、
後述するような型厚調整において、型締ラム51の前進
中に検出光軸が環状凸部31aの隅角と干渉しなくな
り、受光素子84が検出光軸を受光した直後に、半割ナ
ット21の歯21aの凹部21bが環状凸部31aに歯
合するような位置関係になっている。そして、光軸透孔
21cが半割ナット21の開閉方向に平行に形成されて
いるので、半割ナット21が開いているときに、環状凸
部31aの隅角を検出することができるようになってい
る。勿論、投光素子83と受光素子84とを1つの半割
ナット21に取り付けておき、半割ナット21が開いて
いるときに検出光軸が環状凸部31aの隅角を検出する
ような位置に、光軸透孔21cを設けることもできる。
【0022】以上のように、投光素子83と受光素子8
4とが、半割ナット21、21上に直接取り付けられる
ので、図3の近接スイッチ81のように半割ナット装置
20から前方に突き出ることもなくその分型締装置を短
くすることができる。また、検出光軸が半割ナット21
の中を通るので、他の光を受光することが少ないから、
外乱を受けにくい。また、投光素子83と受光素子84
との取り付け位置の調整は、それらの検出光軸を光軸透
孔21cに合わすだけで簡単にできる。
【0023】第1の検出手段70が、図5に示すよう
に、支持プラテン3と型締ラム51との間に取り付けら
れている。図5は、支持プラテン3と型締ラム51の要
部の断面図である。この第1の検出手段70は、支持プ
ラテン3の背面にブラケット76によって固定されたロ
ータリエンコーダ75と、このロータリーエンコーダ7
5の検出軸に固定されたピニオン74と、型締ラム51
の前端面に固定された接続部材71と、この接続部材7
1に接続され、支持プラテン3の透孔3aの中に貫通し
て前後に移動可能に取り付けられた作動棒72と、この
作動棒72の先端に同軸に固定され、ピニオン74に歯
合するラック73とから構成される。このような第1の
検出手段70によって、支持プラテン3に対して進退す
る型締ラム51の位置、すなわち半割ナット装置20の
位置が、ラック73の進退する位置として、ロータリー
エンコーダ75によって検出される。なお77は、作動
棒72の滑り軸受け、78は、ラック73の軸受けであ
る。
【0024】型締ラム51のピストン部51aの前後の
型開油室91と型締油室92とに連通する油圧管路d,
cには、型締ラム51を支持プラテン3に対して所定の
位置に保持するための型締ラム位置制御手段(以下、ラ
ム位置制御手段)90が接続されている。このラム位置
制御手段90は、少なくとも方向制御弁95と、管路c
に設けられたチェック弁94と、管路dに設けられたチ
ェック弁93と、方向制御弁95に油圧作動油を供給す
る油圧ポンプPと、油圧タンクTとを含む油圧制御装置
である。ここで、油圧ポンプPは、吐出圧力と流量とを
可変に制御できるポンプである。また、方向制御弁95
は、ダブルソレノイドの4ポート3ポジションの切換弁
であり、中間ポジションがポンプPからのPポートのみ
がブロックされた制御弁である。また、チェック弁9
3、94は、外部からのパイロット圧によって逆止弁が
開く弁であり、これら2つのチェック弁のそれぞれの油
圧管路c、dの作動油が、相互に他方のチェック弁の外
部パイロット圧として供給されるようにパイロット配管
がなされている。
【0025】このように構成されたラム位置制御手段9
0によって、支持プラテンに対する型締ラム51の位置
を所定の位置に保持する制御が、つぎのように行われ
る。型締ラム51の位置が第1の検出手段70によって
検出され、図示省略した射出成形機の制御装置によって
この検出位置が記憶され、処理される。そして、型開閉
等の動作中には、型締ラム51の位置が後述するような
半割ナット装置の開閉基準位置に保持される。そこで、
この位置が開閉基準位置から外れたときには、射出成形
機の制御装置が方向制御弁95のa、bいずれかのソレ
ノイドを励磁して、型開油室91または、型締油室92
に供給する作動油を調整して、型締ラム51の位置を開
閉基準位置に戻す制御がなされる。例えば、型締ラム5
1の位置が開閉基準位置より前方に外れたときには、方
向制御弁95のソレノイドbを励磁して、型開油室91
に作動油を供給して、型締ラム51の位置を開閉基準位
置に戻す制御がなされる。このとき、油圧管路の途中に
あるチェック弁93、94が、型開油室91,型締油室
92にある程度の圧油を貯留させることによって、上記
の位置保持のための制御が不安定化にならないようにし
ている。勿論、このラム位置制御手段90によって型締
動作や、圧抜き動作も制御されるが、この動作の制御の
ために必要な油圧バルブ、例えば、圧抜きショック防止
用のバルブ等は、従来と変わらないので、図示、説明を
省略している。
【0026】型厚調整は、第1の検出手段70、第2の
検出手段80およびラム位置制御手段90によって、図
6のフローチャートのように行われる。図7は、第2の
検出手段80が光電式検出器である場合の、型厚調整が
行われる過程での型締ラム51と半割ナット21と型締
軸31と検出光軸Bとの位置関係を示し、図7の
(a)、(b)が型閉完了直後の位置関係、図7(c)
が、第2の検出手段80の検出光軸Bが環状凸部31a
の隅角に干渉しなくなった直後の位置関係、図7(d)
が、半割ナット21が閉じられときの位置関係、図7
(e)が、型締ラム51が前進して歯21aと環状凸部
31aとが当接したときの位置関係、図7(f)が、型
締ラム51が開閉基準位置に戻ったときの位置関係を示
している。なお、半割ナット21の開閉確認がセンサ2
1a、21bによって行われることの説明は、省略され
ている。
【0027】金型交換後に、先ずサーボモータ11によ
って型閉動作が行われるが、あらかじめ方向制御弁95
のソレノイドbが励磁されて型締油室92がタンクT側
に開放され、型開油室91に低圧の作動油が供給されて
型締ラム51が後退限の位置にまで後退している。この
後退動作の確認は、第1の検出手段70によって行われ
る。また、半割ナット21はエアーシリンダ22によっ
て開いている(S1)。この状態で後述されるように
閉動作が完了すると、従来のように、可動プラテン3の
位置がサーボモータ11のエンコーダによって検出さ
れ、その位置が型開閉のストロークの原点位置として設
定される(S2)。そして、第2の検出手段80によっ
て、環状凸部31aの位置が確認される(S3)。図7
(a)のように、環状凸部31aが検出光軸Bを遮って
いる場合には、方向制御弁95のソレノイドaが励磁さ
れて、ポンプPから低圧、低流量の作動油が型締油室9
2に供給されるとともに型開油室91がタンク側に開放
されて、型締ラム51がゆっくりと弱い推力で前進する
(S4)。やがて、図7(c)のように、第2の検出手
段80の検出光軸Bが環状凸部31aの隅角と干渉しな
くなったことが受光により検出されると(S5)、環状
凸部31aが半割ナットの歯21aの凹部21bに対向
した位置に至ったとして、方向制御弁95が中間ポジシ
ョンに戻って型締ラム51がその位置で停止するととも
に、エアーシリンダ22によって半割ナット21が閉じ
られ(S6)、図7(d)の状態となる。こうして、第
2検出手段80の位置が前述したように調整されている
ので、歯21aと環状凸部31aとがちょうど歯合する
が、その隙間は必ずしも適切な隙間ではない。そこで再
び、歯21aの前面が環状凸部31aの後面に当接する
まで、型締ラム51がゆっくりと弱い推力で前進する
(S7)。そして、図7(e)のようにこれらが当接し
て、型締ラム51が停止する。この停止は、例えば、第
1の検出手段70によって検出される型締ラム51の位
置が、所定の時間に増加しなくなったことをもって停止
と判断される(S8)。そして、当接したときの型締ラ
ム51の位置が第1の検出手段70によって検出され、
記憶されるとともに、この記憶された型締ラム51の位
置から、0.5mmから0.3mm程度の一定隙間Lだ
け減算した(後退した)位置が、半割ナット装置20の
開閉基準位置として設定されるのである(S9)。ちな
みに、歯21aと環状凸部31aとの隙間Mは、3mm
程度である。この後、方向制御弁95のソレノイドbが
励磁され、型開油室91に低圧の作動油が供給され型締
油室92がタンク側に開放されて型締圧力の圧抜きが行
われ、続いて、型締ラム51が前記開閉基準位置まで後
退する(S10)。図7(f)のように、型締ラム51
が開閉基準位置まで後退したことが第1の検出手段70
によって検出されると(S11)、型締ラム51が停止
し、半割ナット21が開かれて(S12)、以後、型開
動作や型閉動作を行うときには、ラム位置制御手段90
が型締ラム51の位置をこの開閉基準位置に保持するよ
うに制御する(S13)。このように型厚調整が行われ
ることによって、型締ラム51がこの開閉基準位置に保
持されている限り、通常の型閉動作後に半割ナット21
が閉じるとき、その歯21aの前面と型締軸31の環状
凸部31aの後面との隙間Lが一定値になるように歯合
する。
【0028】図7(b)のように、型閉じ直後に環状凸
部31aが検出光軸Bを遮っていない場合には、歯21
aと環状凸部31aとが歯合する位置にない場合がほと
んどである。そこで、第1の検出手段70によって型締
ラム51が後退限の位置にあるかどうかが確認される
(S21)。通常、後退限にあるから、つぎに型締ラム
51がゆっくりと弱い推力で前進する(S22)。一
方、何らかの理由で型締ラム51が後退限にない場合に
は、続いて型締ラム51を前進させても正規の型厚調整
ができない恐れがあるので、エラーとして、再び型締ラ
ム51を後退し直す等の処理が行われる(S24)。こ
うして、型締ラム51が前進するとき(S22)、最初
のうち、引き続き環状凸部31aが検出光軸Bを遮って
いないが、やがて環状凸部31aが検出光軸Bを遮っ
て、図7(a)の状態になる(S23)。するとステッ
プ5からの制御が行われ、上述した図7(c)のよう
に、検出光軸Bが環状凸部31aの隅角と干渉しなくな
ったことが検出されるまで型締ラム51が前進する(S
5)。以後、上述したようにして、型厚調整が行われ
る。
【0029】以上のように、型厚調整が、ラム位置制御
手段90、第1の検出手段70、第2の検出手段80に
よって行われるので、型締ラム51を機械的に当接させ
て位置規制する当接部材を必要とせず、その分、型締装
置を短くすることができる。また、1つの第1の検出手
段70、1つの第2の検出手段80、1つの型締軸3
1,1つの型締ラム51および1組の半割ナット21
が、型締装置の中心軸に沿ってコンパクトにまとめられ
ているので、型厚調整が1つの軸上の調整で正確に、か
つ容易に行える。勿論、上記調整は自動的に行われ、開
閉基準位置が自動設定される。
【0030】型厚調整された型締装置1の通常の型開閉
動作および型締動作を以下説明する。図1の状態で型開
きしているとき、第1の検出手段70によって型締ラム
51の位置が検出され、ラム位置制御手段90によって
型締ラム51が開閉基準位置に保持されている。また半
割ナット21が開かれている。この状態でサーボモータ
11が高速回転すると、その回転がプーリ12からタイ
ミングベルト14を経てプーリ13に伝導され、型開閉
ねじ軸41が高速回転する。すると型開閉ナット42が
高速前進し、これと一体の型締軸31が前進して、可動
プラテン4が高速で型閉じする。このとき、可動プラテ
ン4の位置、速度がサーボモータ11に内蔵されている
エンコーダのフィードバック信号によって、精密に制御
されている。可動プラテン4が型開閉のストロークの原
点位置に達すると、サーボモータ11の回転が停止して
可動プラテン4が停止する。そして、半割ナット装置2
0が閉じて半割ナット21が型締軸31に歯合する。型
締ラム51が上述したような半割ナット装置の開閉基準
位置に保持されているからである。
【0031】つぎに、方向制御弁95のソレノイドaが
励磁され、型締油室92に高圧がかけられ型開油室91
がタンク側に開放されると型締ラム51が前進し、半割
ナット21が型締軸31を前方に押しつけて可動プラテ
ン4が押圧され、型締めが行われる。このとき、型締力
によってタイバー5が伸長し、支持プラテン3が固定プ
ラテン2に対して型締代Tだけ後退するが、型開閉ねじ
軸41が型締代Tに相当する分だけ回転することが許容
されるので、型開閉ねじ軸41や型開閉ナット42およ
びベアリング43に型締力が負荷されることがない。当
然、サーボモータ11が型開閉ねじ軸41の回転を計測
するので、型締代Tが正確に検出される。また、万一オ
ーバーパックしても、前述した型締ラム51の移動可能
なストローク分だけその後退が許容されるので、強大な
オーバーパック力がタイバー5に負担されることがな
い。
【0032】型開きは、つぎのように行われる。先ず方
向制御弁95のソレノイドbが励磁され、型締油室92
がタンク側に開放されるとともに型開油室91に圧油が
かけられて、型締力が解除されて圧抜きが行われる。そ
して引き続き、型締ラム51が半割ナット装置の開閉基
準位置まで後退した後、半割ナット装置20が開かれ
る。そして、型締ラム51がこの開閉基準位置に保持さ
れたまま、サーボモータ11が型閉時の反対方向に回転
して、型開きが行われる。こうして、型締後、型開きす
るときの型締ラム51が戻るストロークは、上述した開
閉基準位置の設定のための隙間Lと型締代Tとの和に相
当する距離であるが、型締代Tが圧抜きに伴って自然に
戻るストロークであるからこれを無視すると、上記の僅
かな隙間Lだけ型締めラム51を後退させればよいこと
になる。したがって、型締め後に型開きするまでの時間
を僅かなものにすることができる。加えて、型締め状態
に切り替わって半割ナット21が型締軸31に向かって
前進するときに、歯同士が衝突してショックが発生する
ことがないようになっている。
【0033】なお、通常の成形運転において、成形品に
よっては、成形後最初に金型を開くときに多大な型開力
が必要になることがある。このときは、金型が開くま
で、半割ナット装置20が閉じられたままで型開油室9
1に高圧がかけられて、型締ラム51によって強制的に
型開きされる。そして、金型が開かれた後に、その位置
で半割ナット装置20が開かれ、型開きされる。そして
型開動作中に、型締ラム51が前記開閉基準位置に復帰
する。型開動作がサーボモータ11によって制御され、
型締動作が型締ラム51によって制御されるからであ
る。このようにして、多大な型開力が必要な場合に油圧
力を利用できるから、型開閉のためのサーボモータやボ
ールねじに負担をかけることなく、多大な型開力を出せ
ることは、勿論、型締ラム51が従来のように機械的な
当接部材によってその後退量が規制されていないので、
このときの型開ストロークが多めであっても、充分大き
く型開きできる。
【0034】以上のように、この型締装置は、型開閉動
作中の可動プラテン4の移動が、半割ナット21と型締
軸31との接触の恐れが全くない状態で高速に、低摩擦
抵抗で、かつ高い真直性を有して行われ、また、型締力
が可動プラテン4の中心に均等に正確に付与されるとい
う、従来の効果を奏することに加えて、第1の検出手段
70、第2の検出手段80およびラム位置制御手段90
によって型厚調整されるので、以下の効果を奏すること
ができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、型締装置が、型締ラム
を機械的に当接させて位置規制する当接部材を必要とし
ないので、万一オーバーパックしても型締ラムの後退が
許容されて、強大なオーバーパック力をタイバー等に負
担させることなく逃がすことができ、オーバーパックに
よるタイバーの破断等のトラブルを皆無とすることがで
きる。そして、この当接部材がない分、型締装置を短く
することができる。さらに、型開きに際して、大きな型
開力と型開ストロークを必要とする場合にあっても、型
締ラム51が従来のように機械的な当接部材によってそ
の後退量が規制されていないので、大きな油圧力で、か
つ充分な型開量で型開きできる。
【0036】また、型開きの度に、型締ラムを半割ナッ
ト装置の開閉基準位置に戻すときの移動距離が、上記の
僅かな隙間Lの距離にすぎないので、型開閉サイクルを
短縮し、エネルギー的なロスを減少することができる。
【0037】また、第2の検出手段が光電式検出器であ
る場合には、これが半割ナット上に直接取り付けられ、
半割ナット装置から前方に突き出ることもないので、第
2の検出手段の取り付けスペースを節約して型締装置を
短くすることができる。また、検出光軸が半割ナットの
光軸透孔の中を通るので、外乱を受けにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】型締装置の全体概略側面図
【図2】型開きしている型締装置の可動プラテンより後
方の要部を断面で示す側面図
【図3】半割ナット装置および第2の検出手段を示す詳
細図で、図3(a)が側面の断面図、図3(b)がその
X−X矢視図
【図4】半割ナット装置および第2の検出手段の他の実
施例を示す詳細図で、図4(a)は、図3(b)に相当
する矢視図、図4(b)はそのY−Y矢視図
【図5】第1の検出手段と型締ラム位置制御手段とを含
む、支持プラテンと型締ラムの断面図
【図6】型厚調整の過程を示すフローチャート
【図7】第2の検出手段が光電式検出器である場合の、
型厚調整が行われる過程での型締ラムと半割ナットと型
締軸と検出光軸との位置関係(a)、(b)が型閉完了
直後の位置関係、(c)が、第2の検出手段の検出光軸
が環状凸部31aの隅角との干渉から抜け出たときの位
置関係、(d)が、半割ナットが閉じられときの位置関
係、(e)が、型締ラムが前進して半割ナットの歯と型
締め軸の環状凸部とが当接したときの位置関係、(f)
が、型締ラムが開閉基準位置に戻ったときの位置関係
【図8】従来の型締装置の可動プラテンより後方の要部
を断面で示す側面図
【符号の説明】 1 型締装置 2 固定プラテン 3 支持プラテン 4 可動プラテン 11 サーボモータ 20 半割ナット装置 21 半割ナット 21c 光軸透孔 31 型締軸 31a 型締軸の環状凸部 40 背面支持部材 40h 背面支持部材の内筒面 41 型開閉ねじ軸 42 型開閉ナット 51 型締ラム 64 円筒部材 70 第1の検出手段 80 第2の検出手段 81 近接スイッチ 83 投光素子 84 受光素子 90 型締ラム位置制御手段 91 型開油室 92 型締油室 95 方向制御弁 T 型締代

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機が型開閉ねじ軸を回転させて型開
    閉ナットを移動させ、該型開閉ナットと一体の型締軸を
    移動させることによって可動プラテンの開閉が行われ、
    支持プラテンに内蔵された型締ラムが前記型締軸を押圧
    することによって前記可動プラテンの型締めが油圧式に
    行われる型締装置において、前記型締軸が該軸部外周に
    4角または台形の環状凸部を一定ピッチに有し、該環状
    凸部に係脱する半割ナットを内蔵する半割ナット装置が
    前記型締ラムの先端に同軸上に取り付けられて、前記型
    締軸と前記半割ナット装置と前記型締ラムとが1軸上に
    配置されるとともに、前記型締ラムの前記支持プラテン
    に対する位置を検出する第1の検出手段と、前記半割ナ
    ット装置の前記型締軸に対する位置を検出する第2の検
    出手段と、前記型締ラムの前記支持プラテンに対する位
    置を油圧的に制御する型締ラム位置制御手段とが備えら
    れることによって、前記可動プラテンが開閉するときに
    は、前記半割ナットが開いて前記型締軸との係合が開放
    されるとともに前記型締ラムが前記支持プラテンに対し
    て前記半割ナットを前記型締軸に係合させる開閉基準位
    置に油圧的に保持される一方、前記型締ラムが型締めす
    るときには、前記半割ナットが閉じて前記型締軸と係合
    して、前記半割ナットを介して前記型締軸が押圧されて
    型締めが行われることを特徴とする射出成形機の型締装
    置。
  2. 【請求項2】前記型締ラム位置制御手段は、前記第1の
    検出手段が検出する前記型締ラムの位置に応じて該型締
    ラムの位置を制御する射出成形機の制御装置によって制
    御される油圧制御装置であって、少なくとも、前記型締
    ラムの型締油室と型開油室とに供給する油圧作動油を切
    換制御する方向制御弁を含むことを特徴とする請求項第
    1項記載の射出成形機の型締装置。
  3. 【請求項3】前記第2の検出手段は、前記半割ナット装
    置の前記半割ナットに取り付けられた光電式検出器であ
    り、該光電式検出器の投光素子と受光素子との間の検出
    光軸が通過する光軸透孔が、前記半割ナットに形成され
    ていることを特徴とする請求項第1項または、第2項記
    載の射出成形機の型締装置。
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