JP3379161B2 - 高圧電源回路 - Google Patents

高圧電源回路

Info

Publication number
JP3379161B2
JP3379161B2 JP20898493A JP20898493A JP3379161B2 JP 3379161 B2 JP3379161 B2 JP 3379161B2 JP 20898493 A JP20898493 A JP 20898493A JP 20898493 A JP20898493 A JP 20898493A JP 3379161 B2 JP3379161 B2 JP 3379161B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
drive signal
triangular wave
output voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP20898493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0746423A (ja
Inventor
宣明 今村
秀樹 高木
伸広 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP20898493A priority Critical patent/JP3379161B2/ja
Publication of JPH0746423A publication Critical patent/JPH0746423A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3379161B2 publication Critical patent/JP3379161B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Television Scanning (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、マルチスキャンディス
プレイ等に用いられる高圧電源回路に関するものであ
る。15 【0002】 【従来の技術】一般に、テレビジョン受像機やディスプ
レイ装置の陰極線管を高圧駆動する高圧電源回路には、
高圧出力電圧を安定化する高圧安定化回路が設けられて
いる。 【0003】この種の高圧安定化回路として、かつて
は、シリーズレギュレータやチョッパー方式によってフ
ライバックトランスの一次側の駆動電源の電圧を制御
し、高圧出力電圧の安定化を行っていたが、この方式で
は、制御の応答性が悪い等の問題があり、最近では、フ
ライバックトランスの一次側に設けたパルス波高値制御
専用のスイッチ素子のドライブ信号のパルス幅を、水平
ドライブ信号(HD信号)に同期しながら高圧出力電圧
の変動に応じて制御する方式が採用されつつある。この
スイッチ素子によるパルス幅制御(PWM制御)の方式
は、一般的に、図10の(d)に示すような水平ドライブ
信号HD1を積分して同図の(c)の実線に示すような
三角波(この図ではランプ三角波)を作り出し、この三
角波と高圧出力電圧の高圧検出電圧とを比較し、高圧検
出電圧レベルが三角波を切る幅のドライブ信号を同図の
(b)に示すように作成し、このドライブ信号をスイッ
チ素子に加えて高圧出力電圧の安定化を行っている。 【0004】すなわち、同図の(c)から分かるよう
に、高圧出力電圧が降下すると、高圧検出電圧も下が
り、この結果、高圧検出電圧が三角波を切る幅が広くな
るので、ドライブ信号のパルス幅が大きくなる。ドライ
ブ信号のパルス幅が大きくなれば、スイッチ素子のオン
期間が長くなることで、フライバックパルスを作り出す
エネルギが大きくなり、これにより、フライバックトラ
ンスの一次側で発生するフライバックパルスの波高値が
その分高くなって一次側の発生電圧が大きくなり、高圧
出力電圧を大きくする方向に制御する結果、高圧出力電
圧の降下分が補償されて、高圧出力電圧の安定化が達成
されるのである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記のパルス幅制御方
式による高圧安定化回路を採用することにより、陰極線
管を固定の水平ドライブ信号により動作させるときに
は、優れた回路性能を発揮するのであるが、最近におい
ては、例えばパソコン等のディスプレイでは、様々な周
波数の水平ドライブ信号を用いて陰極線管駆動を行う、
いわゆるマルチスキャン方式の使用態様が採用されつつ
あり、このようなマルチスキャン駆動を行う場合は、前
記固定周波数方式の高圧電源回路では満足すべき高圧の
安定化動作を行わせるのが難しいという問題がある。 【0006】この理由を模式的に示したものが図10の破
線の波形である。前記の如く、同図の(d)に示す水平
ドライブ信号HD1を積分して三角波形を作り出すと同
図の(c)の実線に示す三角波が得られるが、同図の
(e)に示すように周波数が異なる水平ドライブ信号H
D2を同様に積分して三角波を作成すると、同図の
(c)の破線で示すような波形の三角波が作成され、こ
の同図(c)の実線と破線の波形から明らかな如く、水
平ドライブ信号の周波数が異なると三角波のレベルが異
なったものとなる。三角波のレベルが異なると、高圧検
出電圧が同じであっても、この高圧検出電圧が実線の三
角波を切る幅と破線の三角波を切る幅とが異なる結果、
実線の三角波を用いて作り出される同図(b)のドライ
ブ信号のパルス幅と、破線の三角波を用いて作り出され
る同図(a)のドライブ信号のパルス幅が明らかに異な
ったものとなり、このため、高圧出力電圧の降下量が同
じであっても、水平ドライブ信号の周波数の違いによ
り、フライバックトランスの一次側で作り出されるフラ
イバックパルスの波高値が異なり、このため、使用する
水平ドライブ信号の周波数によって高圧出力電圧が変化
してしまうという問題が生じる。 【0007】また、水平ドライブ信号の周波数が同じで
あっても、その水平ドライブ信号のデュティが異なる
と、同様にデュティの違いによって作り出される三角波
のレベルに差が生じ、同様な理由により、水平ドライブ
信号のデュティの違いによって高圧出力電圧が変動して
しまうという問題が生じる。 【0008】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、水平ドライブ信号の
周波数やデュティが異なっても、高圧出力電圧に変動が
生じることのない高圧電源回路を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明は、フライバックパルスを昇圧して高圧出力電圧を
陰極線管に加えるフライバックトランスを備え、フライ
バックトランスの一次側にはメインスイッチ素子と、こ
のメインスイッチ素子のオフ期間にフライバックトラン
スとのLC共振によってフライバックパルスを発生させ
る共振コンデンサを有し、高圧出力電圧の検出手段によ
って検出された高圧検出値に基づき、フライバックパル
スの波高値を可変して高圧出力電圧を安定化する方向に
前記メインスイッチ素子のドライブ信号のパルス幅を制
御するスイッチング制御回路が設けられている高圧電源
回路であって、前記スイッチング制御回路は水平ドライ
ブ信号を波形整形して基準三角波を作成する基準三角波
作成回路と、前記基準三角波と前記高圧検出値とを比較
して高圧出力電圧の降下量が大きくなるに従いパルス幅
の広いドライブ信号を作成してメインスイッチ素子に加
えるドライブ信号作成回路とを含み、前記基準三角波作
成回路は、水平ドライブ信号の周波数およびデュティが
異なっても、前記基準三角波のピーク点および前記基準
三角波の斜線の傾きを同一とする回路を含むことを特徴
として構成されている。 【0010】 【0011】 【作用】上記構成の本発明において、基準三角波作成回
路は、水平ドライブ信号の周波数やデュティが相違して
も、ピーク点を同一とする基準三角波を作り出すと共に
斜線の傾きを同一とする基準三角波を作り出す。 【0012】この結果、この基準三角波と高圧出力電圧
の検出電圧とを比較するとき、その比較の結果は高圧出
力電圧の降下量が同じであれば、水平ドライブ信号の周
波数やデュティ比に関わりなく同じとなり、したがっ
て、作成されるスイッチ素子のドライブ信号のパルス幅
も同じとなり、これにより、水平ドライブ信号の周波数
やデュティが異なっても、高圧出力電圧が降下したとき
には、その降下を補償する同一の電圧が加算され、水平
ドライブ信号の周波数やデュティに影響を受けず、高圧
出力電圧の安定化動作が正確に行われる。 【0013】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には本発明に係る高圧電源回路の第1の実施
例の回路構成が示されている。同図において、フライバ
ックトランス1の一次コイル2の一端側(例えば巻き始
め端側)には駆動電源3が接続され、一次コイル2の他
端側(巻き終わり端側)にはメインスイッチ素子として
のMOS FET(電界効果トランジスタ)11のドレイ
ン側がダイオード30を介して接続され、MOS FET
11のソース側はグランドに接続されている。そして、M
OS FET11とダイオード30の直列回路には該MOS
FET11の電流の向きと逆向きのダンパーダイオード
5が並列に接続されている 【0014】また、一次コイル2の巻き終わり端側には
共振コンデンサ6の一端側が接続され、共振コンデンサ
6の他端側にはダイオード12のカソード側が接続され、
ダイオード12のアノード側はグランドに接続されてい
る。そして、ダイオード12と共振コンデンサ6との接続
部にはダイオード13のアノード側が接続され、ダイオー
ド13のカソード側は一次コイル2と駆動電源3との接続
部に接続されている。このダイオード12,13は電流阻止
用クランプ回路14を構成している。 【0015】フライバックトランス1の二次コイル7の
高圧端は高圧整流ダイオード8を介して陰極線管のアノ
ードに接続されている。この高圧端側には分圧抵抗器1
5,16の直列回路の一端が接続されており、この分圧抵
抗器15,16に抵抗分割されて、高圧出力電圧が検出され
ている。そしてこの検出電圧はオペアンプ17の非反転入
力端子に加えられており、このオペアンプ17と前記分圧
抵抗器15,16によって高圧検出手段が構成されている。
オペアンプ17の反転入力端子側には基準電源18から基準
電圧が加えられており、オペアンプ17は高圧出力電圧の
検出電圧(高圧検出電圧)と基準電圧とを比較し、高圧
出力電圧の降下量に対応する信号をドライブ信号作成回
路として機能するコンパレータ20の反転入力端子に加え
る。一方、コンパレータ20の非反転入力端子には基準三
角波作成回路21からの信号が加えられる。 【0016】基準三角波作成回路21は、オペアンプ31の
外付け抵抗器32とコンデンサ33によって構成される三角
波作成回路として機能する積分回路と、直流カット回路
として機能するコンデンサ38と、基準電源34とダイオー
ド35によって構成されるクランプ回路36と、反転回路と
しての反転増幅器37とを有して構成されている。オペア
ンプ31の積分回路は、図2の(f)に示すような水平ド
ライブ信号HD1,HD2を受けてこれを積分し、同図
の(e)に示すような三角波を作り出す。なお、この図
2で、実線は水平ドライブ信号HD1に関する信号波形
を示し、破線は、周波数の異なる水平ドライブ信号HD
2に関する波形を示している。つまり、積分回路によ
り、水平ドライブ信号HD1の積分により、同図の
(e)の実線で示す三角波が作り出され、水平ドライブ
信号HD2の積分により、破線で示す三角波が作り出さ
れる。この実線の三角波と破線の三角波は水平ドライブ
信号HD1,HD2の周波数が異なっているので、その
レベルに差が生じている。 【0017】コンデンサ38はオペアンプ31側から加えら
れる三角波信号の直流成分をカットして交流成分のみの
波形とし、これをクランプ回路36に加える。クランプ回
路36はコンデンサ38側から加えられる三角波の下側ピー
クの電圧を基準電源34の電圧Ecにクランプする。この
結果、図2の(d)に示すように、実線および破線の三
角波は、ともに、グランドに対し、電圧Ecの一定電圧
揃えられ、この下側ピーク電圧がクランプされた三角
波は反転増幅器37に加えられる。反転増幅器37はこの下
側ピークがクランプされた三角波を図2の(c)に示す
ように反転する。この反転の結果、実線および破線で示
す三角波は、その上側ピークの電圧が一定に揃えら
状態の波形となる。この反転された三角波の信号は前記
コンパレータ20の非反転入力端子に加えられる。 【0018】コンパレータ20は反転増幅器37から加えら
れる三角波と、前記オペアンプ17側から加えられる高圧
出力電圧の検出信号(高圧検出値)とを図2の(c)に
示すように比較し、高圧検出値のレベルが三角波の上側
に突き出す部分を切る幅をパルス幅としたプレドライブ
信号、つまり、図2の(b)に示す白抜きとハッチング
の部分を合わせた波形のパルスPS を出力する。 【0019】一方、このコンパレータ20の出力側には電
圧Etを電源としたトランジスタTr1,Tr2の回路が接続
されている。トランジスタTr1のベースには、抵抗器を
介して水平ドライブ信号が加えられるようになってお
り、このトランジスタTr1 は水平ドライブ信号を反転し
てトランジスタTr2に加える。トランジスタTr2 はオン
のとき、つまり、水平ドライブ信号がL(ロウ)、すな
わち、立ち下がりのときオンしてコンパレータ20の出力
をグランドに落とす結果、図2の(b)に示すパルスP
sのうち、三角波の頂点よりも右側のハッチングで示す
部分が切り取られた白抜き部分の波形を作り出し、これ
がMOS FET11のドライブ信号としてMOS FE
T11のゲートに加えられるのである。このように、MO
S FET11には高圧出力電圧の降下量が大きくなるに
つれ、パルス幅を大きくしたドライブ信号が加えられ、
MOS FET11はこのドライブ信号のパルス幅に応じ
てスイッチ動作を行う。これらトランジスタTr1,Tr2の
回路と基準三角波作成回路21とコンパレータ20は本実施
例の特徴的なスイッチング制御回路を構成する。 【0020】この実施例は上記のように構成されてお
り、次に、その動作を図1の回路および図2のタイムチ
ャートに基づき説明する。まず、t0 で、MOS FE
T11がオンすると、駆動電源3側から一次コイル2を通
り、さらにMOS FET11を通ってグランド側に電流
が流れる。この一次コイル2に流れる電流によって一次
コイル2に電磁エネルギが蓄えられる。 【0021】次にt1 でMOS FET11がオフする
と、一次コイル2から共振コンデンサ6とダイオード13
を通るルートで電流が流れ、一次コイル2のインダクタ
ンスと共振コンデンサ6の容量とのLC直列共振が開始
され、図2の(a)に示すようにフライバックパルス
(電圧パルス)が発生する。このフライバックパルスは
一次コイル2側の電磁エネルギが全て共振コンデンサ6
の静電エネルギに変換されたときに最大となる。一次コ
イル2の電磁エネルギが全て共振コンデンサ6に移った
後に、今度はダイオード12、共振コンデンサ6、一次コ
イル2を順に通って駆動電源3に至るルートで逆電流が
流れ、共振コンデンサ6の静電エネルギは一次コイル2
の電磁エネルギに逆変換されて行く。 【0022】そして、フライバックパルス作り終わっ
たt2で、図1の回路のF点の電圧が零になり、このと
き、ダンパーダイオード5がオンし、グランド側からダ
ンパーダイオード5を通って一次コイル2側に電流が流
れる。この逆電流の流れによりF点の電圧が上昇してt
3で駆動電源3の電源電圧Ebと同電位になると、ダンパ
ーダイオード5はオフとなる。このとき、MOS FE
T11はオフしているため、駆動電源3側から共振コンデ
ンサ6側に電流が流れようとするが、本実施例ではダイ
オード12,13の電流阻止用クランプ回路14が設けられる
ことで、共振コンデンサ6の両端部の電圧は共に駆動電
源3の電源電圧Ebにクランプされて電源電圧Ebと同電
位に保持されるため、一次コイル2側から共振コンデン
サ6側に電流が流れることがない。 【0023】次に、t4 の時点で、MOS FET11が
オンすると、F点は接地されることとなり、駆動電源3
から一次コイル2を通る電流はMOS FET11を通っ
てグランド側に流れ、最初のt0 の状態に一致する。こ
れらt0 からt4 の動作の繰り返しにより、回路動作が
継続される。 【0024】本実施例では、高圧出力電圧が降下するに
つれ、MOS FET11のオン期間が長くなり、これに
より、一次コイル2に蓄えられる電磁エネルギが大きく
なって発生するフライバックパルスの波高値も高くなる
ので、高圧出力電圧の安定化が効果的に行われることと
なる。しかも、高圧出力電圧を制御するスイッチ素子を
MOS FET11だけの1個の素子によって構成したの
で、部品点数が非常に少なくなり、回路構成も簡易とな
っている。 【0025】また、ダンパー期間の終わりからMOS
FET11がオンする期間は、共振コンデンサ6の両端部
の電圧が駆動電源3の電源電圧と同電位にクランプされ
るので、駆動電源3から一次コイル2を通って共振コン
デンサ6に電流が流れることがなく、この期間でノイズ
の原因となる不要なパルス電圧PW (図9の(a))の
発生(共振コンデンサ6に電流が流れると共振が行われ
るためダンパー期間で不要なパルス電圧PW が発生す
る)を防止することができる。 【0026】さらに、この実施例は、前記の如く、不要
電圧パルスPW の発生の防止を電流阻止用クランプ回路
14で行うものであるため、この不要電圧パルスの発生を
防止するために図9の(c)中に破線で示すように、M
OS FET11のオン期間をダンパー期間にオーバーラ
ップさせるという制約がなく、これにより、MOSFE
T11をスイッチ動作するドライブ信号のパルス幅を最大
限水平ドライブ信号のパルス幅まで広げることができ、
極めて広い範囲に亙って電圧制御が可能となる。 【0027】さらに、本実施例の回路では偏向周期の1
周期毎にチャージ、ディスチャージする共振型の回路の
ため、高圧出力電圧の安定化の応答性が極めて良く、高
圧安定化の制御性能を格段に高めることができる。 【0028】さらに、本実施例の回路では、基準三角波
作成回路21で基準三角波を作るとき、積分回路を通して
作り出された三角波の下側のピークをクランプ回路36に
より基準電圧にクランプし、これを反転増幅器37で反転
して基準三角波としているため、基準三角波のピーク電
圧が水平ドライブ信号の周波数の如何に拘わらず一定と
なり、かつ、そのピーク点が水平ドライブ信号の立ち下
がりに同期し、この特定の同レベルの位置から積分回路
の抵抗器32の抵抗値R1 とコンデンサ33の容量C1 との
1 1 の積分直線にしたがって三角波の斜線が描かれ
ることとなるので、水平ドライブ信号の周波数が異なっ
ても、この基準三角波のピーク点および三角波の斜線の
傾きが同一の波形となる。そのため、高圧出力電圧の降
下量が同じであれば、高圧検出値が基準三角波を切る幅
は水平ドライブ信号の周波数に拘わらず同じとなり、し
たがって、コンパレータ20で作り出されるMOS FE
T11のドライブ信号のパルス幅は水平ドライブ信号の周
波数の如何に拘わらず同じとなる。これにより、水平ド
ライブ信号の周波数の如何に拘わらず高圧出力電圧の降
下量が同じであれば、フライバックパルスの波高値も同
じに制御され、水平ドライブ信号の周波数の如何に左右
されることなく、高圧出力電圧の安定化が正確に行われ
ることとなる。 【0029】また、同様に、水平ドライブ信号のデュテ
ィが異なる場合も、同様の理由により、デュティの如何
に拘わらず、ピークレベルおよび斜線の傾きが同一の基
準三角波が作り出されることとなるので、水平ドライブ
信号のデュティの如何に左右されずに、高圧出力電圧の
安定化制御を行うことができる。 【0030】図3には本発明の第2の実施例が示されて
いる。この実施例が前記第1の実施例と異なることは、
水平ドライブ信号を利用して三角波を作る三角波作成回
路を、オペアンプの積分回路とせずに、コンデンサ33と
抵抗器32の充放電の回路によって構成したことであり、
それ以外の構成は前記第1の実施例と同様である。本実
施例の特徴的な充放電の回路は、コンデンサ33と抵抗器
32を直列に接続して構成し、その直列接続部に直流カッ
ト回路として機能するコンデンサ38の一端側が接続され
ている。そして、コンデンサ33にはトランジスタTr3が
並列に接続されている。トランジスタTr3のベースは2
つの抵抗器の接続部に接続され、2つの抵抗器の直列回
路は電圧Edを電源としてトランジスタTr1のコレクタに
接続されている。 【0031】また、抵抗器32は、ダイオード40を介して
水平ドライブ信号を反転するトランジスタTr1 のコレク
タ側に接続されている。このトランジスタTr1 のエミッ
タ側はクランプ回路36の基準電源34の負極側に接続され
ている。トランジスタTr1 のコレクタは抵抗器を介して
トランジスタTr2 のベースに接続され、トランジスタTr
2 のコレクタはMOS FET11のゲートに接続されて
おり、トランジスタTr1 ,Tr2 は前記第1の実施例と同
一の動作を行うものである。 【0032】次に、この第2の実施例の基準三角波の作
成動作を図4のタイムチャートに基づいて説明する。ま
ず、トランジスタTr1に水平ドライブ信号が加えられて
オンすると、コンデンサ33に蓄えられていた電荷が放電
し、コンデンサ33の容量C1 と抵抗器32の抵抗値R1
C1 R1 の時定数でA点(コンデンサ33と抵抗器32の接
続点)の電圧が図4の(c)に示すように低下してい
く。このA点の電圧がトランジスタTr1のカットオフ電
圧まで降下すると、トランジスタTr1がオフすると同時
に、スイッチ素子のトランジスタTr3がオンし、今度
は、コンデンサ33を充電し、A点の電圧が元の電源Et
の電圧まで回復る。このトランジスタTr1とTr3のスイ
ッチング動作の繰り返しにより、コンデンサ33と抵抗器
32の充放電回路による充放電によって、図4の(c)に
示す三角波が作り出される。そして、この三角波はコン
デンサ38により直流成分がカットされ、次に、クランプ
回路36により、三角波の下側ピークの電圧が基準電源34
の電源電圧Ecにクランプされ、図4の(b)に示す波
形が得られる。すなわち、水平ドライブ信号の周波数や
デュティが異なっていて充放電回路の充放電により作成
された三角波のレベルがばらついていても、クランプ回
路36のクランプ作用により、三角波の下側ピークのレベ
ルは基準電源34の電圧に一定に揃えられる。そして、こ
の下側ピークのレベルがクランプされた三角波は反転増
幅器37により反転され図4の(a)に示す基準三角波
が作り出される。 【0033】したがって、この実施例においても、基準
三角波の上側ピークのレベルは水平ドライブ信号の周波
数やデュティの如何に拘わらず一定となり、また、その
三角波の斜線の傾きも同じになるので、前記第1の実施
例と同様に、水平ドライブ信号の周波数やデュティの違
いによって高圧出力電圧が変動するということがなく、
水平ドライブ信号の周波数およびデュティの如何に拘わ
らず、高圧出力電圧の高精度の安定化動作を行うことが
できる。 【0034】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ことはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記各実施例の回路は、高圧出力発生専用の回路とした
が、図5に示すように、共振コンデンサ6に並列に偏向
ヨークDY とS字補正コンデンサCS との直列回路を接
続して、高圧発生と偏向駆動の一体型の回路構成にする
とともに、コンパレータ20の出力側にパルス幅リミッタ
23を介設したものでもよい。 【0035】一般に、低周波から高周波にかけて広範囲
の偏向駆動が可能なマルチスキャンタイプの回路では、
偏向周波数が高周波となる側でフライバックパルスの波
高値の上限電圧が設計段階で設定されている。本実施例
の回路では、MOS FET11のドライブ信号のパルス
幅が最大水平ドライブ信号の幅まで広くできる構成で
あるため、マルチスキャン駆動を行う場合、低周波駆動
のときに、ドライブ信号のパルス幅がHD信号まで目一
杯広がると、MOS FET11のオン期間が高周波駆動
の場合よりも遙かに長くなり、一次コイル2に流れる電
流も大きくなる結果、発生するフライバックパルスの波
高値が高周波駆動の場合よりも遙かに大きくなり、前記
フライバックパルスの波高値の上限電圧、つまり、設計
上の上限電圧を越えてしまうという問題が生じる。この
実施例では、これを避けるために、パルス幅リミッタ23
を設け、高周波駆動を基準として設定した上限電圧を低
波駆のときにも越えないようにドライブ信号のパル
ス幅を制限することによって、低周波から高周波にかけ
ての広範囲な周波数範囲のマルチスキャン駆動を支障な
く行うことができる。 【0036】このマルチスキャン駆動の回路としては、
図6に示すように、共振コンデンサを6aと6bの直列
回路によって構成し、スイッチ19により、低周波駆動の
ときと高周波駆動のときとで共振容量を切り換えるよう
にすることもできる。 【0037】さらに、図7に示すように、電流阻止用ク
ランプ回路14のダイオード12に並列にスイッチ素子のト
ランジスタ24を接続してもよい。前記第1および第2の
実施例におけるフライバックパルスの波形を誇張して描
くと図8の(a)に示したものとなる。第1および第2
の実施例では、MOS FET11がオフして駆動電源3
側から一次コイル2を経て共振コンデンサ6にLC直列
共振の電流が流れるとき、ダイオード12が逆向きのた
め、この電流がグランド側に落ちないので、フライバッ
クパルスがピークとなったときに、ダイオード12がない
ときのピーク値よりも駆動電源3の電源電圧EB だけ持
ち上げられた格好の波形となり、パルス波形が左右非対
称となる。 【0038】この実施例ではこれを避けるためにダイオ
ード12に並列にトランジスタ24を設け、フライバックパ
ルスパルスを作成する期間でトランジスタ24をオンする
ようにすればよい。このトランジスタ24のオンにより、
一次コイル2側から共振コンデンサ6を通る電流はトラ
ンジスタ24を経てグランド側に流れることとなり、これ
により、フライバックパルスのピーク電圧は駆動電源3
の電源電圧EB 分だけ持ち上げられることがなくなり、
図8の(b)に示すように、左右対称のフライバックパ
ルス波形を得ることができる。 【0039】さらに、上記各実施例の回路において、破
線で示すように二次コイル7の高圧端側に平滑コンデン
サ9を設けたり、高圧安定化の応答性を高めるためのス
ピードアップコンデンサ28を設けたものでもよい。ま
た、各実施例の回路は、高圧安定化の制御幅が広く、か
つ、応答性が良いので、一般的にはレギュレーションを
改善するためのチョークコイルをフライバックトランス
1の一次コイルに並列に接続する必要は特にないが、も
ちろん、このチョークコイルを一次コイル2に並列に接
続してもよい。 【0040】さらに、上記各実施例では高圧出力電圧を
取り出すために、分圧抵抗器15,16の直列回路を二次コ
イル7の一端側に接続しているが、通常の高電圧発生回
路では二次コイル側にフォーカス電圧とスクリーン電圧
を取り出す抵抗回路が接続されるので、この抵抗回路を
利用して高圧出力電圧を検出するようにしてもよい。 【0041】さらに、前記各実施例では、MOS FE
T11のドレイン側にダイオード30を設けたが、ソース側
に設けてもよく、場合によっては、このダイオード30は
省略することもあり得る。ダイオード30を省略し、か
つ、スイッチ素子としてMOSFET11を使用する場合
は、MOS FET11自体が逆方向のダイオード特性も
有しているので、外付けのダイオード部品を省略し、M
OS FET11のダイオード特性をダンパーダイオード
5として機能させることができる。 【0042】さらに、上記実施例では、スイッチ素子を
MOS FET11によって構成したが、このスイッチ素
子はバイポーラトランジスタ等、他のスイッチ素子を用
いて構成することができる。また、Tr1 ,Tr2 ,Tr3
スイッチ素子をトランジスタにより構成したが、これを
MOS FET等、他のスイッチ素子を用いて構成する
ことができる。 【0043】さらに、上記各実施例ではMOS FET
11のドライブ信号を作成する際、図2(b)のパルスP
S のハッチングの波形部分をトランジスタTr1 ,Tr2
動作により取り除くようにしたが、トランジスタTr1
Tr2 を省略し、MOS FET11のドライブ信号を白抜
きの部分とハッチングの部分を合わせたPS の波形の信
号として利用する場合もあり得る。 【0044】さらに、基準三角波作成回路の三角波作成
回路と、直流カット回路と、クランプ回路と、反転回路
は、本実施例の回路に限定されるものではなく、同一の
機能を有する回路であれば、回路構成の異なる他の回路
であってもよい。例えば、三角波作成回路は、定電流回
路とコンデンサを用い、水平ドライブ信号によりフリッ
プフロップをオンすることで達成することも可能であ
る。 【0045】さらに、上記各実施例は水平出力スイッチ
素子として機能するメインスイッチ素子のMOS FE
T11にスイッチング制御回路からドライブ信号を加える
ようにしたが、前記メインスイッチ素子はそのオフ動作
によってフライバックパルスを作成するスイッチ素子と
して機能させ、フライバックパルスの波高値の制御は他
の補助スイッチ素子を用いて行うように構成することも
可能である。このような回路は周知であり、その構成と
作用の詳細説明は省略するが、このような補助スイッチ
素子を設けた回路にあっては、本実施例の特徴的な上記
スイッチング制御回路のドライブ信号を補助スイッチ素
子に加えて高圧出力電圧の安定化を図るように構成する
ことができる。 【0046】 【発明の効果】本発明によれば、水平ドライブ信号を利
用して作り出した基準三角波はそのピーク点および斜線
の傾きを同一とするように構成したものであるから、こ
の基準三角波のピークレベルは水平ドライブ信号の周波
数やデュティの如何に拘わらず一定となる。したがっ
て、この基準三角波と高圧検出値を比較してメインスイ
ッチ素子のドライブ信号を作成すれば、水平ドライブ信
号の周波数やデュティの如何に拘わらず高圧出力電圧の
降下量が同じならば、同じパルス幅のドライブ信号が作
り出されることとなり、これにより、水平ドライブ信号
の周波数やデュティの違いによって高圧出力電圧が変動
するという問題がなくなり、水平ドライブ信号の周波数
やデュティに左右されることなく高圧出力電圧の安定化
動作を高精度の下に行うことができ、特に、マルチスキ
ャンタイプの陰極線管駆動用の高圧電源回路として今ま
でにない最適なものとなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。 【図2】同実施例の動作を示すタイムチャートである。 【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図である。 【図4】同実施例の動作を示すタイムチャートである。 【図5】MOS FETのゲート側にパルス幅リミッタ
を設けた高圧偏向一体型の他の実施例の回路図である。 【図6】共振容量の切り換え手段を設けた他の実施例の
回路の説明図である。 【図7】本発明のさらに他の実施例を示す回路図であ
る。 【図8】同実施例の回路によるフライバックパルスの波
形と前記第1および第2の各実施例のフライバックパル
スの波形との比較説明図である。 【図9】不要なパルス電圧PW の発生を説明するための
タイムチャートである。 【図10】従来の高圧電源回路の動作説明図である。 【符号の説明】 1 フライバックトランス 2 一次コイル 11 MOS FET 21 基準三角波作成回路 36 クランプ回路 37 反転増幅器 38 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−167764(JP,A) 特開 昭63−36611(JP,A) 特開 昭63−266973(JP,A) 特開 平1−269980(JP,A) 特開 昭54−153262(JP,A) 実開 平4−121166(JP,U) 実開 平4−114273(JP,U) 特公 昭62−27624(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 3/185

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 フライバックパルスを昇圧して高圧出力
    電圧を陰極線管に加えるフライバックトランスを備え、
    フライバックトランスの一次側にはメインスイッチ素子
    と、このメインスイッチ素子のオフ期間にフライバック
    トランスとのLC共振によってフライバックパルスを発
    させる共振コンデンサを有し、高圧出力電圧の検出手
    段によって検出された高圧検出値に基づき、フライバッ
    クパルスの波高値を可変して高圧出力電圧を安定化する
    方向に前記メインスイッチ素子のドライブ信号のパルス
    幅を制御するスイッチング制御回路が設けられている高
    圧電源回路であって、前記スイッチング制御回路は水平
    ドライブ信号を波形整形して基準三角波を作成する基準
    三角波作成回路と、前記基準三角波と前記高圧検出値と
    を比較して高圧出力電圧の降下量が大きくなるに従いパ
    ルス幅の広いドライブ信号を作成してメインスイッチ素
    子に加えるドライブ信号作成回路とを含み、前記基準三
    角波作成回路は、水平ドライブ信号の周波数およびデュ
    ティが異なっても、前記基準三角波のピーク点および前
    記基準三角波の斜線の傾きを同一とする回路を含むこと
    を特徴とする高圧電源回路。
JP20898493A 1993-07-29 1993-07-29 高圧電源回路 Expired - Lifetime JP3379161B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20898493A JP3379161B2 (ja) 1993-07-29 1993-07-29 高圧電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20898493A JP3379161B2 (ja) 1993-07-29 1993-07-29 高圧電源回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0746423A JPH0746423A (ja) 1995-02-14
JP3379161B2 true JP3379161B2 (ja) 2003-02-17

Family

ID=16565410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20898493A Expired - Lifetime JP3379161B2 (ja) 1993-07-29 1993-07-29 高圧電源回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3379161B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102175898A (zh) * 2010-12-31 2011-09-07 东莞市新铂铼电子有限公司 一种高电压三角电压波发生器的制作方法及一种高电压三角电压波发生器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102175898A (zh) * 2010-12-31 2011-09-07 东莞市新铂铼电子有限公司 一种高电压三角电压波发生器的制作方法及一种高电压三角电压波发生器
CN102175898B (zh) * 2010-12-31 2013-05-29 东莞市新铂铼电子有限公司 一种高电压三角电压波发生器的制作方法及一种高电压三角电压波发生器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0746423A (ja) 1995-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5598324A (en) Resonance power circuit with clamping circuit
JP2650569B2 (ja) 高電圧発生回路
JP3379161B2 (ja) 高圧電源回路
US6654258B2 (en) Resonant power supply circuit
JP3458961B2 (ja) 偏向回路
JP2531008B2 (ja) 共振型電源回路
JP2816719B2 (ja) 現像バイアス用電源装置
JP3185172B2 (ja) 高圧発生用共振型電源回路
JPH06178136A (ja) 共振型電源回路
JP2993361B2 (ja) 水平偏向高圧発生回路
JPH11127364A (ja) 水平偏向回路
JPH11341298A (ja) 水平偏向回路
JPH0630291A (ja) 高電圧発生回路
JP3988297B2 (ja) 高圧電源回路
JP3728899B2 (ja) 高電圧発生回路
JPH05328157A (ja) 高電圧発生回路
JP2000341946A (ja) 高圧発生用共振型電源回路の動作方法
JP2829943B2 (ja) 水平偏向高圧発生回路
JP3600052B2 (ja) 左右糸巻き歪補正回路
JP3376936B2 (ja) 電源回路
JPS6031325Y2 (ja) 水平出力装置
JPH1189227A (ja) 高圧電源回路
JP3230717B2 (ja) 水平偏向高圧発生回路
JP2595532Y2 (ja) 高電圧発生回路
JPH0686085A (ja) 高電圧発生回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071213

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111213

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111213

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121213

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131213

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term