JPH11341298A - 水平偏向回路 - Google Patents

水平偏向回路

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JPH11341298A
JPH11341298A JP10143404A JP14340498A JPH11341298A JP H11341298 A JPH11341298 A JP H11341298A JP 10143404 A JP10143404 A JP 10143404A JP 14340498 A JP14340498 A JP 14340498A JP H11341298 A JPH11341298 A JP H11341298A
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switching element
horizontal deflection
pulse
parallel
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Takeshi Kikuchi
健 菊地
Junzo Watabe
純三 渡部
Hidenaru Honchi
秀考 本地
Susumu Otaki
進 大滝
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Original Assignee
Sony Corp
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    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
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    • H04N3/233Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction using active elements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平偏向出力の安定動作を可能にする。 【解決手段】 第1のスイッチング素子11、第1のダ
ンパーダイオード12及び第1の共振コンデンサ13か
らなる第1の並列回路と、第2のスイッチング素子2
1、第2のダンパーダイオード22及び第2の共振コン
デンサ23からなる第2の並列回路と、上記第2の並列
回路に接続される水平偏向ヨーク2と、誘導起電圧を発
生するフライバックトランスと1を有し、上記第1及び
第2の並列回路からのパルスを合成して偏向電流を発生
するものであって、入力される水平偏向ドライブ信号を
積分する第2の積分回路16と、上記積分回路16から
の信号を第1及び第2のレベルとそれぞれ比較・ラッチ
する第1の比較・ラッチ回路及び第2の比較・ラッチ回
路17,27と、上記第1及び第2のスイッチング素子
11,21を駆動する第1及び第2のドライブ回路1
9,29と、上記第2のレベルを制御する制御手段とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は陰極線管(cathode
ray tube;CRT)を用いたテレビジョンディスプレイ装置
に用いられる水平偏向回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のテレビジョン受像機に使用されて
いる水平偏向回路は、図8に示すように、ダイオード変
調回路でピンクッション歪みを補正しながら水平偏向ヨ
ークに鋸歯状波電流を供給すると共に、陰極線管(cath
ode ray tube;CRT)に供給する高電圧を発生するフライ
バックトランスを負荷とする回路構成をとっている。
【0003】また一般に、水平出力用のスイッチング素
子としてはトランジスタを使用しているので、図8に示
すようなトランジスタを用いた水平偏向回路で水平偏向
の基本動作の説明をする。
【0004】図8において、ベースに正極性の水平ドラ
イバパルスが加わり水平出力トランジスタ131がオン
すると、フライバックトランス136の1次コイルを介
してコレクタ電流が直線的に増加しながら流れ、水平偏
向ヨーク134に正の偏向電流が流れる。つぎに、水平
出力とトランジスタ131がオフされると、コレクタ電
流は0となるが、フライバックトランス136の1次コ
イルと水平偏向ヨーク134の合成インダクタンスと共
振コンデンサ133が共振しながら、水平偏向ヨーク1
34から共振コンデンサ133に充電電流が流れ込み、
つぎにはそれを放電する放電電流が水平偏向ヨーク13
4に流れ込む。しかし、ダンパーダイオード132が水
平偏向ヨーク134に接続されているために、この共振
現象はこの段階で停止して、水平偏向ヨーク134から
の逆方向電流は共振コンデンサ133には流れず、ダン
パーダイオード132を流れる。
【0005】上述の動作を数式的に下記に示す。ここ
で、水平偏向ヨーク134に流れる水平偏向電流Iの最
大振幅(ピークツーピーク(peak to peak)値、以下P
P値と記す。)をIpp、水平偏向ヨーク134の両端
にかかる電圧Vの最大電圧をVp、水平偏向ヨーク34
のインダクタンスをL、水平帰線(以下、リトレースと
記す。)期間をTreとすると、 V=L(dI/dt) …(1) リトレースパルスが正弦波曲線で近似できる場合は Vp=(π/2)LIpp/Tre …(2) となる。
【0006】一方、使用するCRTと水平偏向ヨーク1
34が決定されると、その水平偏向ヨーク134で電子
ビームを走査するために必要となる偏向磁界のエネルギ
ーはCRTの形状や高圧条件等で一義的に決まってしま
う。インダクタンスLに流れる電流Iの有する磁気的エ
ネルギーは(1/2)LI2であるから、LIpp2はこ
の水平偏向ヨーク34の偏向能率を表すものとなる。こ
の偏向能率をWとする と、 LIpp2=W …(3) (2)、(3)式より IppVp=(π/2)W/Tre …(4) (4)式において、W、Treを一定とすると、水平偏
向電流Ippは水平偏向ヨーク134両端のリトレース
パルス電圧Vpに反比例する。
【0007】図8に示すような従来から使用されている
水平偏向回路では、リトレース期間のVpはスイッチン
グ素子の両端電圧より必ず小さくなるので、Vpはスイ
ッチング素子の制約を受ける。従って、たとえばフリッ
カーフリーのテレビジョン受像機のように水平偏向周波
数が通常の2倍となる場合、Treが1/2となるの
で、スイッチング素子の耐圧性能からみてVpを変えな
いとすれば,Ippは2倍になり、これによる回路の各
素子における電力ロスが増加する。この対策により、各
素子をはじめ回路コストの上昇を余儀なくされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
問題を解決するためになされたもので、水平偏向ヨーク
にかかるリトレースパルス電圧を大きくとり、偏向電流
を小さくすると共に、水平方向の画サイズ調整、及び歪
み補正を容易に行うことができる水平偏向回路を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る水平偏向回路は、第1のスイッチン
グ素子、第1のダンパーダイオード及び第1の共振コン
デンサが並列に接続されてその一端が接地された、第1
のパルスを発生する第1の並列回路と、第2のスイッチ
ング素子、第2のダンパーダイオード及び第2の共振コ
ンデンサが並列に接続されてその一端が上記第1の並列
回路の他端に接続された、第2のパルスを発生する第2
の並列回路と、上記第2の並列回路の他端に一端を接続
される水平偏向ヨークと、直流電源との間に接続されて
誘導起電圧を発生するフライバックトランスとを有し、
上記第1の並列回路からの第1のパルス及び上記第2の
並列回路からの第2のパルスを合成して上記水平偏向ヨ
ークを駆動する偏向電流を発生する水平偏向回路であっ
て、入力される水平偏向ドライブ信号を積分する積分回
路と、上記積分回路からの信号を第1のレベルと比較・
ラッチする第1の比較・ラッチ回路と、上記積分回路か
らの信号を第2のレベルと比較・ラッチする第2の比較
・ラッチ回路と、上記第1の比較・ラッチ回路における
比較・ラッチの結果に応じて上記第1のスイッチング素
子を駆動する第1のドライブ回路と、上記第2の比較・
ラッチ回路における比較・ラッチの結果に応じて上記第
2のスイッチング素子を駆動する第2のドライブ回路
と、上記第2のレベルを制御する制御手段とを有するも
のである。
【0010】すなわち、本発明に係る水平偏向回路は、
水平偏向ドライブ信号である水平ドライブパルスを積分
した積分波形について、上記積分波形と第1の基準電位
とを比較・ラッチする第1の比較・ラッチ回路と、上記
積分波形と第2の基準電位とを比較する第2の比較・ラ
ッチ回路とにより上記第1のスイッチング素子及び上記
第2のスイッチング素子のドライブ信号を生成する。こ
こで、第2の基準電位を制御することにより、第1のス
イッチング素子を駆動するドライブ信号に対して第2の
スイッチング素子を駆動するドライブ信号のタイミング
を相対的に調整する。
【0011】また、第1のスイッチング素子と第2のス
イッチング素子をドライブするための異なる2つのドラ
イブ波形を元の同一波形から同じ回路構成で生成するよ
うに構成し、元の水平ドライブ波形から時間的に遅れた
タイミングで第1のスイッチング素子と第2のスイッチ
ング素子のオフタイミングを決定するためのパルスを形
成するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る水平偏向回路
の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0013】本発明に係る水平偏向回路の実施の形態と
しての水平ドライブ回路は、図1に示すように構成され
る。
【0014】ここで、本発明に係る水平ドライブ回路の
説明の便宜のために、先に特願平9−221366号明
細書中に示した水平ドライブ回路について図2を参照し
ながら説明する。この図2に示された水平ドライブ回路
は、本発明に係る水平ドライブ回路の主要部分と共通す
るものである。
【0015】図2の水平ドライブ回路は、一端を接地さ
れた第1のスイッチング素子111、第1のダンパーダ
イオード112及び第1の共振コンデンサ113が並列
に接続された第1の並列回路と、他端が第1の並列回路
の他端に接続された、第2のスイッチング素子121、
第2のダンパーダイオード122及び第2の共振コンデ
ンサ123が並列に接続されてなる第2の並列回路とを
有している。
【0016】また、図2の水平ドライブ回路は、第1の
並列回路の他端及び第2の並列回路の一端と電源ライン
との間に接続されるフライバックトランス101と、第
2の並列回路の他端に一端を接続されて他端を接地され
る共振コンデンサ104と、第2の並列回路の他端に一
端を接続される水平偏向ヨーク102と、この水平偏向
ヨーク102の他端に一端を接続されて他端を接地され
るS字コンデンサ103とを有している。
【0017】そして、図2の水平ドライブ回路は、第1
の並列回路からの第1のパルスを検出する第1のパルス
読み取り回路114と、第2の並列回路からの第2のパ
ルスを読み取る第2のパルス読み取り回路124と、第
1のパルス読み取り回路114及び第2のパルス読み取
り回路124にてそれぞれ検出したパルスに基づいて第
2のスイッチング素子を駆動制御するスイッチング素子
制御回路140とを有している。
【0018】上記スイッチング素子制御回路140は、
第1のパルス読み取り回路114及び第2のパルス読み
取り回路124からの信号を引き算する引き算回路14
1と、引き算器141にて引き算されたデータと外部か
ら供給される振幅コントロール電圧との比較を行う比較
器142と、比較器142からのデータを積分する積分
器143と、積分器143からの位相の調整を行う位相
調整器144と、位相調整器144からのデータに基づ
いてドライブ波形を発生するドライブ波形を発生器14
5とを備えている。
【0019】上記水平偏向ヨーク102には、第1の並
列回路からの第1のパルス及び上記第2の並列回路から
の第2のパルスの合成パルスが印加され、この合成パル
スにより水平ドライブが行われる。
【0020】詳しくは、水平ドライブ信号が水平出力の
第1のスイッチング素子111に入力し、水平出力の第
1のスイッチング素子111をオンさせると同時に、ス
イッチング素子制御回路140も動作して第2のスイッ
チング素子121もオンさせ、これら第1のスイッチン
グ素子111及び第2のスイッチング素子121ともに
導通状態となり、水平偏向ヨーク102に偏向電流が流
れる。
【0021】一方、第1のスイッチング素子111は、
第2のスイッチング素子121より先にオフするが、こ
れによって水平帰線期間であるリトレース区間が始ま
る。このリトリース区間内に第2のスイッチング素子1
21をスイッチング素子制御回路140によりオン/オ
フ制御させる。
【0022】これら一連の動作を、図3に示す波形を参
照して説明する。トレース区間aは、第1のスイッチン
グ素子111及び第2のスイッチング素子121の両方
が導通している状態である。この時は、水平偏向ヨーク
102を流れる偏向電流及びフライバックトランス10
1を流れるフライバックトランス電流はともに、それぞ
れS字コンデンサ103の両端電圧、電源電圧に応じた
傾きで増加する。この時の偏向電流の波形を図3(d)
に示す。
【0023】リトレース区間に入るには、水平ドライブ
信号により、まず第1のスイッチング素子111をオフ
する。この時には、まだ第2のスイッチング素子121
が導通している。この時フライバックトランス101や
水平偏向ヨーク102に流れていた電流は共振コンデン
サ104,113に流れ込み、共振コンデンサ103,
113の両端に電圧を生じ、それによって電流は反転動
作を開始する。すなわち、共振動作を始め、その電圧、
電流波形が図3の区間bとなる。
【0024】リトレース区間の後半、偏向電流が0に達
した保ち、第2のスイッチング素子121をオフにして
も第2のダンパーダイオード122があるために、リト
レースの前半まで偏向電流が0に達する間に第2のスイ
ッチング素子121をオフにしたときに、水平偏向ヨー
ク102に直列にもう一つの共振コンデンサ123が接
続されたことになる。
【0025】そして、偏向電流が共振コンデンサ123
にも流れ込むので共振コンデンサ123の両端にも電流
を生じるようになり、図3(a)に示すように、水平偏
向ヨーク102の両端には、第1のスイッチング素子1
11の両端のパルスより大きなパルス電圧をかけること
ができる。
【0026】ここで、第1のスイッチング素子111の
両端のリトレースパルス電圧のピーク値は、電源電圧、
リトレース時間及びトレース時間の比で一義的に決ま
り、一定となるので、図3(b)に示すように、このパ
ルスをフライバックトランス101で昇圧して、CRT
の電子銃に用いる高電圧とすることができる。
【0027】リトレース区間は共振コンデンサ104,
114,124に流れ込んでいた電荷が全て流れ出て両
端電圧が0となったとき第1のダンパーダイオード11
2及び第2のダンパーダイオード122が自動的に導通
して終了する。ここで、第1のダンパーダイオード11
2及び第2のダンパーダイオード122は、簡単のため
理想的ダイオードとする。
【0028】ここで、第1の共振コンデンサ113に流
れ込む電流は、第2の共振コンデンサ123に流れ込む
電流より常に少ないので、第2の共振コンデンサ123
の方が早く電荷がなくなり、第2のダンパーダイオード
122の方が第1のダンパーダイオード112より早く
導通する。
【0029】このために、図3(b)及び(c)の区間
cに示すように、第2のスイッチング素子121の両端
に生じるパルスの方が第1のスイッチング素子111の
両端に生じるパルスより幅が細くなる。
【0030】さらに、スイッチング素子121のオフタ
イミングを遅らせると、共振コンデンサ123に流れ込
む電流はさらに少なくなるので、この時第2のスイッチ
ング素子121の両端のパルスは、パルス幅がさらに細
くなり、パルス高も低いものとなる。
【0031】つまり、第2のスイッチング素子121の
オフタイミングの位相をコントロールすることにより、
水平偏向ヨーク102の両端にかかるリトレースパルス
電圧をコントロールすることができ、結果的に偏向電流
の振幅を可変することもできる。
【0032】さらに、こうして第2のダンパーダイオー
ド122が導通してしまうと、共振コンデンサ104,
113の両端電圧が0となるまで通常の偏向回路と同様
にリトレース動作を続け、リトレース終了と共にトレー
ス期間eに入る。
【0033】このトレース区間eにおいては、図3
(d)に示すように、水平偏向ヨーク102から第1の
ダンパーダイオード112及び第2のダンパーダイオー
ド122の純方向に水平偏向電流が流れる。そしてこの
間に、第1のスイッチング素子111及び第2のスイッ
チング素子121を導通状態にしておき、つぎのトレー
ス期間aに備える。
【0034】このように、水平偏向電流は区間a,b,
c,d,eを繰り返すことで、水平偏向ヨーク102は
水平偏向磁界を形成する。
【0035】つぎに、スイッチング素子のオフタイミン
グを制御することにより、水平偏向電流の振幅を可変し
て、ピンクッション歪みや水平の画サイズ調整を行う方
法について、詳細な説明を行う。
【0036】水平偏向電流の最大振幅(PP値)Ipp
はリトレース期間の水平偏向ヨークの両端にかかるリト
レースパルス電圧の積分値に比例する。ところが、この
リトレースパルス電圧は1200〜2200ボルト位あ
るので、これを処理可能な低電圧に分圧して、この電圧
と水平偏向の振幅を表す基準電圧とを比較し、その差分
を積分した上で、この積分値が0となるように、スイッ
チング素子のドライブ信号にフィードバックをかけて、
精度高く、水平偏向電流のIppを制御しようとするも
のである。この実施の形態例の一例が図2に示すスイッ
チイング素子制御回路140である。
【0037】図2において、第1のパルス読み取り回路
114にて第1の並列回路にて発生された第1のパルス
を読み取り、第2のパルス読みより回路124にて第2
の配列回路にて発生された第2のパルスを読み取る。
【0038】なお、これら第1のパルス読み取り回路1
14及び第2のパルス読み取り回路124は、コンデン
サ分割等を用いて、リトレースパルス電圧を分圧したも
のである。
【0039】これら第1のパルス読み取り回路114及
び第2のパルス読み取り回路124にて検出した信号を
スイッチング素子制御回路40に入力する。
【0040】そして、スイッチング素子制御回路140
においては、演算増幅器等の引き算器141を用いて、
第1の並列回路の第1のスイッチング素子111のリト
レースパルス電圧の分圧値から第2の並列回路の第2の
スイッチング素子121のリトレースパルス電圧の分圧
値を引き算した差電圧を得る。
【0041】この差電圧と所定の水平振幅に対応する振
幅コントロール電圧とを比較器142で比較する。この
振幅コントロール電圧は通常、ピンクッション歪みを補
正するためのパラボラ状の電圧が加算されている。
【0042】そして、比較された電圧は積分器143で
積分されて直流電圧となり、第2のスイッチング素子1
21のドライブ信号の位相、具体的にはオフのタイミン
グを調整する信号として位相調整器144に入力され
る。
【0043】位相調整器144で形成されたタイミング
パルスはドライブ波形発生器145において、第2のス
イッチング素子121をドライブするのに十分なドライ
ブ信号を形成する。
【0044】このようなスイッチング素子制御回路14
0によるフィードバックループにより、第2のスイッチ
ング素子121はオフタイミングを制御しつつ、偏向電
流を出力する。
【0045】以上は、オフタイミングの閉ループ制御系
が安定動作の状態にある場合の動作であるが、回路構成
によっては、電源投入時の立ち上がり時等の過渡期に
は、異なる動作をすることがあるので、注意を要する。
【0046】すなわち、このスイッチング素子制御回路
140を含んで構成されるスイッチング素子制御系にお
いて、第1のスイッチング素子111のリトレースパル
スの電圧波形の分圧値から第2のスイッチング素子12
1のリトレースパルスの電圧波形の分圧値を差し引いた
面積は、偏向電流の振幅に対して、線形に変化する。
【0047】そして、電源の立ち上がり時は、その差し
引きの面積がある大きさに達するまで第2のスイッチン
グ素子21の両端にリトレースパルスが生じないように
フィードバックループが動作する。
【0048】換言すると、第1のスイッチング素子11
の両端のリトレースパルスがある所定の波高値に達する
までは第2のスイッチング素子21の両端にリトレース
パルスは発生しないので、安定した立ち上がりとなる。
【0049】しかしながら、図2に示した水平偏向回路
によると、一般的に第2のスイッチング素子のオフタイ
ミングが第1のスイッチング素子のオフタイミングより
も遅いはずのものが、第2のスイッチング素子のオフタ
イミングが第1のスイッチング素子のタイミングよりも
早くなった場合について改善の余地が残されていた。
【0050】本発明は、図2に示された水平偏向回路の
水平偏向電流を発生する要部を流用して第2のスイッチ
ング素子のオフタイミングが第1のスイッチング素子の
オフタイミングよりも早くなった場合にも、安定に動作
するような水平偏向回路を提供するものである。
【0051】本発明に係る水平偏向回路の実施の形態と
しての水平ドライブ回路について説明する。
【0052】本発明の実施の形態の水平ドライブ回路
は、図1に示したように、一端を接地された第1のスイ
ッチング素子11、第1のダンパーダイオード12及び
第1の共振コンデンサ13が並列に接続された第1の並
列回路と、一端が第1の並列回路の他端に接続された、
第2のスイッチング素子21、第2のダンパーダイオー
ド22及び第2の共振コンデンサ23が並列に接続され
てなる第2の並列回路とを有している。
【0053】また、水平ドライブ回路は、第1の並列回
路の他端及び第2の並列回路の一端と電源ラインとの間
に接続されるフライバックトランス1と、第2の並列回
路の他端に一端を接続される水平偏向ヨーク2と、この
水平偏向ヨーク2の他端に一端を接続されて他端を接地
されるS字コンデンサ3とを有している。
【0054】さらに、水平ドライブ回路は、第1の並列
回路からの第1のパルスを検出する第1のパルス読み取
り回路14と、第2の並列回路からの第2のパルスを読
み取る第2のパルス読み取り回路24とを有している。
【0055】そして、水平ドライブ回路は、第1のパル
ス読み取り回路14にて検出した第1のパルス及び第2
のパルス読み取り回路24にて検出した第2のパルスを
比較しする比較した結果を、外部からの振幅コントロー
ル信号に応じて処理する比較器31と、比較器31から
の信号を積分する積分回路32とを有している。
【0056】また、水平ドライブ回路は、水平ドライブ
信号を反転する第1の反転回路15と、上記水平ドライ
ブ信号を反転する第2の反転回路20と、第2の反転回
路20からの信号をさらに反転する第3の反転回路25
と、第1の反転回路15からの信号を積分する第1の積
分回路16と、第3の反転回路25からの信号を積分す
る第2の積分回路26とを有している。
【0057】さらに、水平ドライブ回路は、第1の積分
回路16及び第2の積分回路26からの信号を基準電位
源18からの基準電位V1を基準として比較・ラッチを
行う第1の比較・ラッチ回路17と、第1の比較・ラッ
チ回路17からの出力に応じて第1のスイッチング素子
11を駆動する第1のドライブ回路19とを有してい
る。
【0058】そして、水平ドライブ回路は、第1の積分
回路16及び第2の積分回路26からの信号を基準電位
源28からの基準電位V2を基準として比較・ラッチを
行う第2の比較・ラッチ回路27と、第2の比較・ラッ
チ回路27からの出力に応じて第2のスイッチング素子
21を駆動する第2のドライブ回路29とを有してい
る。
【0059】続いて、図1に概略的な構成を示した水平
ドライブ回路の具体的な構成を、図4に示す回路図を参
照して説明する。
【0060】この水平ドライブ回路においては、第1の
スイッチング素子11及び第2のスイッチング素子21
には、ともにトランジスタが用いられている。
【0061】第1の反転回路15、第2の反転回路20
及び第3の反転回路25においては、反転出力は、エミ
ッタ接地されたトランジスタのコレクタ抵抗により取り
出されている。
【0062】第1の積分回路16及び第2の積分回路2
6においては、第1の反転回路15及び第3の積分回路
25からの反転出力をそれぞれコンデンサにて積分して
出力としている。
【0063】第1の比較・ラッチ回路17及び第2の比
較・ラッチ回路27においては、第1の積分回路16及
び第2の積分回路26からの出力をそれぞれコンパレー
タにて第1の基準電位V1及び第2の基準電位V2とそ
れぞれ比較し、コンパレータからの出力をそれぞれトラ
ンジスタで構成されるラッチ回路でラッチしている。
【0064】図1に示した第1の基準電位源18からの
第1の基準電位V1は、ここでは9Vの直流電源から抵
抗分割による分圧により得ている。また、第2の基準電
位源28からの第2の基準電位V2は、9Vの直流電源
から抵抗分割による分圧により得た電位に積分回路32
からの信号電圧を重畳したものとなっている。
【0065】第1のドライブ回路19及び第2のドライ
ブ回路29は、第1の比較ラッチ回路17及び第2の比
較ラッチ回路27からの出力をそれぞれ2段のトランジ
スタで増幅した出力をトランスを介して第1のスイッチ
ング素子11及び第2のスイッチング素子21に与え、
これら第1のスイッチング素子111及び第2のスイッ
チング素子121を駆動している。
【0066】続いて、水平ドライブ回路の動作について
説明する。
【0067】水平偏向ドライブ回路の第1の反転回路1
5には、図5中のAに示すような水平ドライブ(HD)
信号が外部から入力される。この水平ドライブ信号は、
第1の反転回路15によって反転され、第1の積分回路
16にて積分され、図5中のCに示すような波形とな
る。
【0068】一方、水平偏向ドライブ回路の第2の反転
回路20にも、図5中のAに示した水平ドライブ信号が
外部から入力される。この水平ドライブ信号は、図5中
のBに示すように第2の反転回路20にて反転される。
この第2の反転回路20にて反転された水平ドライブ信
号は、第3の反転回路25にてさらに反転されて、第2
の積分回路26にて積分され、図5中のDに示すような
波形となる。
【0069】第1の積分回路16からの出力は、第1の
比較・ラッチ回路17のコンパレータ17aの反転入力
に入力されると同時に、第2の比較・ラッチ回路27の
コンパレータ27aの反転入力にも入力される。
【0070】第1の比較・ラッチ回路17のコンパレー
タ17aの非反転入力には、第1の基準電位発生源18
からの基準電位V1が入力される。同様に、第2の比較
・ラッチ回路27のコンパレータ27aの非反転入力に
は、第2の基準電位源28からの基準電位V2が入力さ
れる。
【0071】ここで、基準電位V2には、積分回路32
からの水平画サイズ、ピン歪補正、その他の画歪を補正
するための波形が重畳されている。
【0072】第1の比較・ラッチ回路17のコンパレー
タ17aにおいては、反転入力に入力された第1の積分
回路16からの出力及び非反転入力に入力された基準電
位V1を比較した結果、図5中のEに示すような波形が
出力される。
【0073】第2の比較・ラッチ回路27のコンパレー
タ27aにおいては、反転入力に入力された第1の積分
回路16からの出力及び非反転入力に入力された基準電
位V2を比較した結果、図5中のFに示すような波形が
出力される。
【0074】第2の積分回路26からの出力は、第1の
比較・ラッチ回路17のコンパレータ17bの反転入力
に入力されると同時に、第2の比較・ラッチ回路27の
コンパレータ27bの反転入力にも入力される。
【0075】第1の比較・ラッチ回路17のコンパレー
タ17bにおいては、反転入力に入力された第2の積分
回路26からの出力及び非反転入力に入力された基準電
位V1を比較した結果、図5中のGに示すような波形が
出力される。
【0076】第2の比較・ラッチ回路27のコンパレー
タ27bにおいては、反転入力に入力された第2の積分
回路26からの出力及び非反転入力に入力された基準電
位V2を比較した結果、図5中のHに示すような波形が
出力される。
【0077】第1の比較・ラッチ回路17において、コ
ンパレータ17aから出力される図5中のEに示す波
形、及びコンパレータ17bから出力される図5中のG
に示す波形は、トランジスタ17c,17dを含むラッ
チ回路にてラッチされ、図5中のIに示す波形が出力さ
れる。
【0078】第2の比較・ラッチ回路27において、コ
ンパレータ27aから出力される図5中のFに示す波
形、及びコンパレータ27bから出力される図5中のH
に示す波形は、トランジスタ27c,27dを含むラッ
チ回路にてラッチされ、図5中のHに示す波形の信号が
出力される。
【0079】第1の比較・ラッチ回路17及び第2の比
較・ラッチ回路27からの出力は、それぞれ第1のスイ
ッチング素子11及び第2のスイッチング素子21のド
ライブ信号となる。すなわち、第1のドライブ回路19
及び第2のドライブ回路29は、それぞれ第1の比較・
ラッチ回路17及び第2の比較・ラッチ回路27からの
出力に応じて、第1のスイッチング素子11及び第2の
スイッチング素子21を駆動する。
【0080】第1のドライブ回路19による第1のスイ
ッチング素子11の駆動により、図5中のKに示すよう
な第1のパルスが生成される。また、第2のドライブ回
路29による第2のスイッチング素子21に駆動によ
り、図5中のLに示すような第2のパルスが生成され
る。そして、これら第1のパルス及び第2のパルスを合
成したパルスが、水平偏向ヨーク102に印加される。
【0081】なお、図5中のK及びL中のt1及びt2
は、第1のスイッチング素子11及び第2のスイッチン
グ素子21のストレージタイムである。
【0082】この水平ドライブ回路では、第2のスイッ
チング素子21のオフタイミングにより、水平の画サイ
ズ、及びピン歪補正を行っている。
【0083】通常の動作状態では、第2のスイッチング
素子21のオフタイミングは、第1のスイッチング素子
11のオフタイミングより遅いが、このタイミングは例
えばトランジスタのストレージタイムなどの影響によっ
て場合によっては逆転する場合もある。
【0084】しかし、このような回路構成とすることに
より、タイミングが逆転した場合でも第2のスイッチン
グ素子21の制御が可能となる。
【0085】すなわち、第1のスイッチング素子11の
ドライブを水平ドライブのタイミングを用いて直接行
い、第2のスイッチング素子21のドライブパルスはそ
の水平ドライブを積分、及び比較等によって生成した場
合には第2の、スイッチング素子21のオフタイミング
は、絶対的に第1のスイッチング素子11のオフタイミ
ングよりも後ろになければ制御が不可能となる。
【0086】しかし、本発明にかかる水平偏向回路にお
いては、水平偏向ドライブ信号である水平ドライブパル
スを積分した積分波形について、上記積分波形と第1の
基準電位とを比較・ラッチする第1の比較・ラッチ回路
と、上記積分波形と第2の基準電位とを比較する第2の
比較・ラッチ回路とにより上記第1のスイッチング素子
及び上記第2のスイッチング素子のドライブ信号をそれ
ぞれ生成し、第2の基準電位を制御することにより、第
1のスイッチング素子を駆動するドライブ信号に対して
第2のスイッチング素子を駆動するドライブ信号のタイ
ミングを相対的に調整することにより、図2の水平偏向
回路に見られた不具合を解消している。
【0087】また、第1のスイッチング素子11と第2
のスイッチング素子21のドライブパルスの生成の方法
が、同じ構成となっている。
【0088】このため、電源オン時、チャンネル切り換
え時のような通常以外の動作時、その他の不具合が発生
したときでも、第1の比較・ラッチ回路17及び第2の
比較・ラッチ回路27からのドライブパルスは同様の動
作を行う。
【0089】したがって、第1のスイッチング素子11
と第2のスイッチング素子21の動作はきわめて安定と
なる。
【0090】図2の水平ドライブ回路は、第2のスイッ
チング素子21をドライブするためのパルスに元の水平
偏向ドライブパルスを直接用いていた。あるいは、第1
のスイッチング素子11をドライブするためのパルス
と、第2のスイッチング素子21をドライブするための
パルスを別々に形成していた。
【0091】これに比べて、上述の水平ドライブ回路に
おいては、一般的に第2のスイッチング素子21のオフ
タイミングが第1のスイッチング素子11のオフタイミ
ングより遅いはずのものが、第2のスイッチング素子2
1のオフタイミングが第1のスイッチング素子11のオ
フタイミングよりも早くなった場合にも制御を可能と
し、また、定常状態以外の動作条件下においても第1の
スイッチング素子111と第2のスイッチング素子12
1のドライブパルスが同じ条件下で変動するように構成
することにより、回路動作の安定性を増した水平偏向回
路を提供する。
【0092】上述のように、本発明によると、スイッチ
ング素子のオフタイミングがスイッチング素子よりも後
ろでなければならないという制約がなくなり、どちらの
オフタイミングが早くても制御が可能である。
【0093】また、本発明によると、第1のスイッチン
グ素子と第2のスイッチング素子とのドライブパルスの
生成方法が同じであるため通常以外の動作のときも同じ
動作を行い、動作が安定である。
【0094】以上説明したように、本発明は、図2に示
した水平偏向回路に対して、第1のスイッチング回路
と、第2のスイッチング回路のドライブ波形を同様の回
路構成で、元のドライブ波形よりも遅れたタイミングで
作ることにより、どちらのスイッチング素子のオフタイ
ミングが、後ろにきても制御可能とし、また、定常動作
以外の時にも安定動作を可能とするものである。
【0095】なお、上述の水平偏向回路の回路構成は、
図4に示した例には限定されない。上述の例は一例であ
り、上記のように第1のスイッチング素子と第2のスイ
ッチング素子のドライブパルスの生成の方法が同じであ
ることを特徴とする回路は、この構成に限られず他の様
々な構成が可能である。具体的には、図6に示す第1の
変形例や、図7に示す第2の変形例を挙げることができ
る。
【0096】すなわち、図6に示す第1の変形例は、一
端を接地されたFET22、第1のダンバーダイオード
12及び第1の共振コンデンサ13からなる第1の並列
回路と、上記第1の並列回路の他端に一端を接続された
トランジスタ21,第2のダンバーダイオード22及び
第2の共振コンデンサ23からなる第2の並列回路と、
上記第2の並列回路と直流電源の間に接続されるフライ
バックトランス1と、上記第2の並列回路の一端から他
端までの間に直列に接続される第1及び第2の2個のS
字コンデンサ3、水平リニアリティ補正コイル及び水平
変更ヨーク2と、上記第1及び第2のS字コンデンサ3
の接続箇所から上記フライバックトランス1の上記第2
の並列回路及び直流電源の巻線と他の側の巻線までの間
に直列に接続されるパルスモジュレーショントランス及
びコンデンサとを有している。
【0097】また、図7に示す第2の変形例は、一端を
接地された第1のコンデンサ11、第1のダンバーダイ
オード12及び第1の共振コンデンサ13からなる第1
の並列回路と、上記第1の並列回路の他端に一端を接続
された第2のトランジスタ21、第2のダンバーダイオ
ード22及び第2の共振コンデンサ23からなる第2の
並列回路と、上記第2の並列回路と直流電源との間に接
続されるフライバックトランス1と、上記第2の並列回
路の一端から他端までの間に直列に接続されるS字コン
デンサ3、水平リニアリティ補正コイル及び水平偏向ヨ
ーク2とを有している。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、水
平出力用のスイッチング素子の耐圧を低くとることがで
きる一方、水平偏向ヨークにかかるリトレースパルス電
圧を大きくとり、偏向電流を小さくして偏向系の電力ロ
スを低減できると共に、水平方向の画サイズ調整や歪み
補正を容易に行うことができる。
【0099】また、従来の水平偏向回路に比べ、水平偏
向ヨークの両端のリトレースパルス電圧を大きくできる
ことを利用して、水平のリトレース期間を従来より短く
できる。さらに、水平偏向ヨークに直列接続されたS字
コンデンサを接地する回路構成をとることができるの
で、このS字コンデンサと接地間に部品または回路を付
加して容易に各種の偏向系補正を行うことができる。
【0100】さらに、本発明によれば、水平偏向動作を
安定に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水平偏向回路の概略的な構成を示すブロック図
である。
【図2】特願平9−221366号明細書中に開示され
た水平偏向回路のブロック図である。
【図3】図2に示した水平偏向回路の各部の波形を示す
図である。
【図4】水平偏向回路の具体的な構成を示す図である。
【図5】図5に示した水平偏向回路の各部の波形を示す
図である。
【図6】水平偏向回路の第1の変形例を示す図である。
【図7】水平偏向回路の第2の変形例を示す図である。
【図8】従来の水平偏向回路を説明する図である。
【符号の説明】
1 フライバックトランス、2 水平偏向ヨーク、11
第1のスイッチング素子、12 第1のダンパーダイ
オード、13 第1の共振コンデンサ、21第2のスイ
ッチング素子、22 第2のダンパーダイオード、23
第2の共振コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大滝 進 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のスイッチング素子、第1のダンパ
    ーダイオード及び第1の共振コンデンサが並列に接続さ
    れてその一端が接地された、第1のパルスを発生する第
    1の並列回路と、 第2のスイッチング素子、第2のダンパーダイオード及
    び第2の共振コンデンサが並列に接続されてその一端が
    上記第1の並列回路の他端に接続された、第2のパルス
    を発生する第2の並列回路と、 上記第2の並列回路の他端に一端を接続される水平偏向
    ヨークと、 直流電源との間に接続されて誘導起電圧を発生するフラ
    イバックトランスとを有し、 上記第1の並列回路からの第1のパルス及び上記第2の
    並列回路からの第2のパルスを合成して上記水平偏向ヨ
    ークを駆動する偏向電流を発生する水平偏向回路であっ
    て、 入力される水平偏向ドライブ信号を積分する積分回路
    と、 上記積分回路からの信号を第1のレベルと比較・ラッチ
    する第1の比較・ラッチ回路と、 上記積分回路からの信号を第2のレベルと比較・ラッチ
    する第2の比較・ラッチ回路と、 上記第1の比較・ラッチ回路における比較・ラッチの結
    果に応じて上記第1のスイッチング素子を駆動する第1
    のドライブ回路と、 上記第2の比較・ラッチ回路における比較・ラッチの結
    果に応じて上記第2のスイッチング素子を駆動する第2
    のドライブ回路と、 上記第2のレベルを制御する制御手段とを有することを
    特徴とする水平偏向回路。
  2. 【請求項2】 一端を上記水平偏向ヨークの他端に接続
    され、他端を接地されるS字コンデンサを有し、上記フ
    ライバックトランスの一端は上記第1の並列回路の他端
    及び上記第2の並列回路の他端に接続されることを特徴
    とする請求項1記載の水平偏向回路。
  3. 【請求項3】 上記第1の比較・ラッチ回路及び上記第
    2の比較・ラッチ回路は、同一の回路構成であって、同
    一の波形の信号が入力されることを特徴とする請求項1
    記載の水平偏向回路。
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