JP3376936B2 - 電源回路 - Google Patents
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Description
信機器等に用い、トランスの一次側の共振動作によって
電圧パルスを発生させ、この電圧パルスを昇圧して二次
側から出力する電源回路に関するものである。
照しながら説明する。
図6は同電源回路における電圧、電源スイッチパルスの
時経変化を示す波形図である。
やディスプレイ等に使用して、トランスから陰極線管に
加えられる高圧出力電圧の安定化を図っており、トラン
ス1の一次コイル2の一端側に接続した駆動電源3と、
この一次コイル2の他端側に接続したスイッチング素子
4およびコンデンサ5およびダイオード6とを備えてい
る。
ドを有したMOS型電界効果トランジスタ(MOS F
ET)とし、このMOS型電界効果トランジスタのドレ
インを一次コイル2の他端側に接続し、ソースをアース
側に接続し、ゲートをスイッチング素子4を制御するパ
ルス波を発生するPWM制御回路7側に接続し、内部ダ
イオードがアノードをアース側にカソードを一次コイル
2の他端側に接続した状態で保有され、コンデンサ5は
一端を一次コイル2の他端側に接続し、他端をアース側
に接続し、ダイオード6はカソードを一次コイル2の他
端側に接続し、アノードをアース側に接続し、ダイオー
ド6のカソードおよびコンデンサ5の一端をトランジス
タのドレインと一次コイルとの間に接続している。
ド6のカソードと一次コイル2の他端との間に接続して
いる。
垂直周波数の高いディスプレイ9(CRT)等を接続し
ている。
対する電圧、電流、スイッチパルスを示す波形は図6に
示すようになる。
おけるトランスの一次コイルに誘起される電圧値の時経
変化を示す波形図、(b)は電源回路のO点における電
流値の時経変化を示す波形図、(c)はスイッチング素
子に入力されるPWM制御回路の出力波形の時経変化を
示す波形図である。
イッチング素子4にPWM制御回路7の一定周期のパル
ス波(出力波)が入力され、スイッチング素子4をON
状態にすると、(b)において、スイッチング素子4の
ON状態の長さに比例して、O点における電流値が時間
とともに増大し、一次コイル2にエネルギーが充填され
る。
イッチング素子4へのPWM制御回路7パルス波の入力
をやめ、スイッチング素子4をOFF状態にすると、一
次コイル2に充填されたエネルギーはコンデンサ5へ充
填され始め、(b)において、O点における電流値が時
間とともに減少し、充填が完了すると、(a)におい
て、一次コイル2の電圧値がピーク値となる。
填が完了すると、コンデンサ5に充填されたエネルギー
は一次コイル2へ再充填され始め、(b)において、O
点における電流値が時間とともに減少し、充填が完了す
ると、(a)において、一次コイル2の電圧値が0とな
る。
填が完了すると、一次コイル2に充填されたエネルギー
はコンデンサへ再充填され始めようとするが、このと
き、一次コイル2の両端の電圧の正負極の関係より、コ
ンデンサ5はアース側から再充填され始めようとする。
しかし、一次コイル2の他端とアースとの間には、アー
ス側にアノードを接続したダイオード6があるので、コ
ンデンサ5には充填されず、インピーダンスの低いダイ
オード6を介して電流が流れ、(b)において、O点に
おける電流値が時間とともに増加しつつも、コンデンサ
5にはエネルギーが充填されないので、(a)におい
て、一次コイル2の電圧値は0のままである。
2に充填されたエネルギーはダイオード6を介して電流
が流れたことにより開放されたので、理論的には、
(b)において、O点における電流値は、(c)におい
て、スイッチング素子4をON状態にしない限りは、0
のままであるはずだが、実際には、(b)において、O
点における電流値はある一定時間増加している。
ともない、一次コイル2に一定のエネルギーが充填され
てしまう。
同様に、一次コイル2への充填が完了すると、一次コイ
ル2に充填されたエネルギーはコンデンサ5へ充填され
始め、(b)において、O点における電流値が時間とと
もに減少し、充填が完了すると、(a)において、一次
コイル2の電圧値がピーク値となる。
填が完了すると、コンデンサ5に充填されたエネルギー
は一次コイル2へ再充填され始め、(b)において、O
点における電流値が時間とともに減少し、充填が完了す
ると、(a)において、一次コイル2の電圧値が0とな
る。
填が完了すると、一次コイル2に充填されたエネルギー
はコンデンサ5へ再充填され始めようとするが、(b)
において、O点における電流値が時間とともに増加しつ
つも、コンデンサ5にはエネルギーが充填されないの
で、(a)において、一次コイル2の電圧値は0のまま
である。
に、再度、(b)において、O点における電流値はある
一定時間増加するので、一次コイル2にエネルギーが充
填される。
への充填が完了すると、一次コイル2に充填されたエネ
ルギーはコンデンサ5へ充填され始め、(b)におい
て、O点における電流値が時間とともに減少し、充填が
完了すると、(a)において、一次コイル2の電圧値が
ピーク値となるが、この途中で、(c)において、スイ
ッチング素子4をON状態にしたので、新たに、これを
起点として、上述と同様のことが再度繰り返される。
一次コイル2の電圧値によって、二次コイル8の出力電
圧が変化するが、一次コイル2の電圧値はスイッチング
素子4のON状態の時間の長短により変化し、ON状態
が長いほど、電圧値は大きくなる。
のパルス波をスイッチング素子4に入力するが、このパ
ルス波のONのタイミング時に、一次コイル2の電圧値
は、一瞬にして0になる。そして、この急激な電圧値の
変動のために、O点における電流値は、スイッチング素
子4のON状態の間、うねり(W)を生じながら、増大
していく。特に、パルス波のONのタイミング時に、一
次コイル2の電圧値が駆動電源電圧値よりも大きい値か
ら0に変化した場合は、この影響は大きい。
のうねり(W)の影響によって、画面にノイズが発生す
るという問題点を有していた。
流値のうねりを抑制し、画面にノイズが発生するのを防
止した電源回路を提供することを目的としている。
に本発明は、トランスの一次コイルの一端側に接続した
駆動電源と、前記一次コイルの他端側に接続した第1の
スイッチング素子およびコンデンサおよび第1のダイオ
ードとを備え、前記第1のスイッチング素子は第1のM
OS型電界効果トランジスタとし、前記第1のMOS型
電界効果トランジスタのドレインを前記一次コイルの他
端側に接続し、ソースをアース側に接続し、ゲートを制
御回路側に接続し、前記コンデンサは一端を前記一次コ
イルの他端側に接続し、他端をアース側に接続し、前記
第1のダイオードはカソードを前記一次コイルの他端側
に接続し、アノードをアース側に接続しており、さら
に、前記一次コイルに接続した波形整形回路と、前記波
形整形回路に接続した第2のダイオードと、前記第2の
ダイオードに接続した第2のスイッチング素子とを設
け、前記第2のスイッチング素子は第2のMOS型電界
効果トランジスタとし、前記第2のMOS型電界効果ト
ランジスタのドレインを前記第2のダイオードのカソー
ド側に接続し、ソースをアース側に接続し、ゲートを前
記制御回路側に接続し、前記第2のダイオードはアノー
ドを前記波形整形回路側に接続し、前記波形整形回路は
一端を前記一次コイルの他端側に接続し、他端を前記第
2のダイオードのアノード側に接続しており、前記制御
回路は、第1のスイッチング素子および第2のスイッチ
ング素子を制御するパルス波を発生するとともに、第2
のスイッチング素子を、第1のスイッチング素子がOF
F状態で、前記第1のダイオードに電流が流れた後、前
記一次コイルの電圧値が駆動電源電圧値よりも大きい時
にON状態に切換え、第1のスイッチング素子がON状
態の間にOFF状態に切換えるようにし、前記波形整形
回路は、前記第2のスイッチング素子をONした瞬間
に、前記一次コイルの出力電圧値を駆動電源電圧値以下
にする回路とした構成である。
を、第1のスイッチング素子がOFF状態で、第1のダ
イオードに電流が流れた後、一次コイルの電圧値が駆動
電源電圧値よりも大きい時にON状態に切換えるように
し、波形整形回路は、第2のスイッチング素子をONし
た瞬間に、一次コイルの出力電圧値を駆動電源電圧値以
下にする回路なので、一次コイルの電圧値が駆動電源電
圧値よりも大きい場合、第2のスイッチング素子をON
にした瞬間に、一次コイルの電圧値は駆動電源電圧値以
下に減少し、第1のスイッチング素子をONにする瞬間
には、一次コイルの電圧値は、既に、駆動電源電圧値以
下となっている。
した瞬間は、既に、一次コイルの電圧値が駆動電源電圧
値以下なので、急激な電圧変化がなく、電流波形に生じ
るうねりを抑制できる。
トランスの一次コイルの一端側に接続した駆動電源と、
前記一次コイルの他端側に接続した第1のスイッチング
素子およびコンデンサおよび第1のダイオードとを備
え、前記第1のスイッチング素子は第1のMOS型電界
効果トランジスタとし、前記第1のMOS型電界効果ト
ランジスタのドレインを前記一次コイルの他端側に接続
し、ソースをアース側に接続し、ゲートを制御回路側に
接続し、前記コンデンサは一端を前記一次コイルの他端
側に接続し、他端をアース側に接続し、前記第1のダイ
オードはカソードを前記一次コイルの他端側に接続し、
アノードをアース側に接続しており、さらに、前記一次
コイルに接続した波形整形回路と、前記波形整形回路に
接続した第2のダイオードと、前記第2のダイオードに
接続した第2のスイッチング素子とを設け、前記第2の
スイッチング素子は第2のMOS型電界効果トランジス
タとし、前記第2のMOS型電界効果トランジスタのド
レインを前記第2のダイオードのカソード側に接続し、
ソースをアース側に接続し、ゲートを前記制御回路側に
接続し、前記第2のダイオードはアノードを前記波形整
形回路側に接続し、前記波形整形回路は一端を前記一次
コイルの他端側に接続し、他端を前記第2のダイオード
のアノード側に接続しており、前記制御回路は、第1の
スイッチング素子および第2のスイッチング素子を制御
するパルス波を発生するとともに、第2のスイッチング
素子を、第1のスイッチング素子がOFF状態で、前記
第1のダイオードに電流が流れた後、前記一次コイルの
電圧値が駆動電源電圧値よりも大きい時にON状態に切
換え、第1のスイッチング素子がON状態の間にOFF
状態に切換えるようにし、前記波形整形回路は、前記第
2のスイッチング素子をONした瞬間に、前記一次コイ
ルの出力電圧値を駆動電源電圧値以下にする回路とした
構成である。
を、第1のスイッチング素子がOFF状態で、第1のダ
イオードに電流が流れた後、一次コイルの電圧値が駆動
電源電圧値よりも大きい時にON状態に切換えるように
し、波形整形回路は、第2のスイッチング素子をONし
た瞬間に、一次コイルの出力電圧値を駆動電源電圧値以
下にする回路なので、一次コイルの電圧値が駆動電源電
圧値よりも大きい場合、第2のスイッチング素子をON
にした瞬間に、一次コイルの電圧値は駆動電源電圧値以
下に減少し、第1のスイッチング素子をONにする瞬間
には、一次コイルの電圧値は、既に、駆動電源電圧値以
下となっている。
した瞬間は、既に、一次コイルの電圧値が駆動電源電圧
値以下なので、急激な電圧変化がなく、電流波形に生じ
るうねりを抑制できる。
記載の発明において、波形整形回路は、一次コイルで発
生する電流波形のうねりと互いに相殺するような整形波
を出力するLC共振回路とした構成である。
をONにする瞬間に、一次コイルの電圧値を、確実に、
駆動電源電圧値以下にすることができる。
瞬間に、一次コイルの電圧値が駆動電源電圧以下である
ものの、0ではないことにより、一次コイルで発生する
電流波形にうねりが多少生じた場合も、LC共振回路
が、このうねりと互いに相殺するような整形波を出力す
るので、うねりを極力抑制することができる。
記載の発明において、LC共振回路は、共振時定数を一
次コイルで発生する電流波形のうねりと同期させた構成
である。
で発生する電流波形のうねりと同期させることにより、
LC共振回路は、うねりと互いに相殺するような整形波
を出力することができる。
記載の発明において、波形整形回路は、一次コイルで発
生する電流波形のうねりを吸収するような整形波を出力
する抵抗回路とした構成である。
をONにする瞬間に、一次コイルの電圧値を、確実に、
駆動電源電圧値以下にすることができる。
瞬間に、一次コイルの電圧値が駆動電源電圧以下である
ものの、0ではないことにより、一次コイルで発生する
電流波形にうねりが多少生じた場合も、抵抗回路が、こ
のうねりと互いに相殺するような整形波を出力するの
で、うねりを極力抑制することができる。
施の形態における電源回路について図面を参照しながら
説明する。
トランスの電源回路を示す等価回路図、図2は同電源回
路における電圧、電流、スイッチパルスの時経変化を示
す波形図である。
における電源回路は、トランス21の一次コイル22の
一端側に接続した駆動電源23と、この一次コイル22
の他端側に接続した第1のスイッチング素子24および
コンデンサ25および第1のダイオード26とを備えて
いる。
ダイオードを有した第1のMOS型電界効果トランジス
タ(MOS FET)とし、この第1のMOS型電界効
果トランジスタのドレインを一次コイル22の他端側に
接続し、ソースをアース側に接続し、ゲートを第1のス
イッチング素子24を制御するパルス波を発生するPW
M制御回路27側に接続し、内部ダイオードがアノード
をアース側にカソードを一次コイル22の他端側に接続
した状態で保有され、コンデンサ25は一端を一次コイ
ル22の他端側に接続し、他端をアース側に接続し、第
1のダイオード26はカソードを一次コイル22の他端
側に接続し、アノードをアース側に接続し、第1のダイ
オード26のカソードおよびコンデンサ25の一端を第
1のMOS型電界効果トランジスタのドレインと一次コ
イル22との間に接続している。
振回路35と、このLC共振回路35に接続した第2の
ダイオード31と、この第2のダイオード31に接続し
た第2のスイッチング素子32とを設けている。
2のMOS型電界効果トランジスタとし、第2のMOS
型電界効果トランジスタのドレインを第2のダイオード
31のカソード側に接続し、ソースをアース側に接続
し、ゲートを制御回路27側に接続しており、第2のダ
イオード31はアノードをLC共振回路35側に接続し
ており、LC共振回路35は一端を一次コイル22の他
端側に接続し、他端を第2のダイオード31のアノード
側に接続している。
グ素子24および第2のスイッチング素子32を制御す
るパルス波を発生するとともに、第2のスイッチング素
子32を、第1のスイッチング素子24がOFF状態
で、第1のダイオード26に電流が流れた後、一次コイ
ル22の電圧値が駆動電源電圧値よりも大きい時(Xお
よび(X))にON状態に切換え、第1のスイッチング
素子24がON状態の間(Yおよび(Y))にOFF状
態に切換えるようにしている。
や垂直周波数の高いディスプレイ29(CRT)等を接
続している。
に対する電圧、電流、スイッチパルスを示す波形は図2
に示すようになる。
おけるトランスの一次コイルに誘起される電圧値の時経
変化を示す波形図、(b)は電源回路のO点における電
流値の時経変化を示す波形図、(c)は第1のスイッチ
ング素子に入力されるPWM制御回路の出力波形の時経
変化を示す波形図、(d)は第2のスイッチング素子に
入力されるPWM制御回路の出力波形の時経変化を示す
波形図、(e)は電源回路のP点における電流値の時経
変化を示す波形図である。
1のスイッチング素子24にPWM制御回路27の一定
周期のパルス波(出力波)が入力され、第1のスイッチ
ング素子24をON状態にすると、(b)において、第
1のスイッチング素子24のON状態の長さに比例し
て、O点における電流値が時間とともに増大し、一次コ
イル22にエネルギーが充填される。
1のスイッチング素子24へのPWM制御回路27パル
ス波の入力をやめ、第1のスイッチング素子24をOF
F状態にすると、一次コイル22に充填されたエネルギ
ーはコンデンサ25へ充填され始め、(b)において、
O点における電流値が時間とともに減少し、充填が完了
すると、(a)において、一次コイル22の電圧値がピ
ーク値となる。
充填が完了すると、コンデンサ25に充填されたエネル
ギーは一次コイル22へ再充填され始め、(b)におい
て、O点における電流値が時間とともに減少し、充填が
完了すると、(a)において、一次コイル22の電圧値
が0となる。
充填が完了すると、一次コイル22に充填されたエネル
ギーはコンデンサ25へ再充填され始めようとするが、
このとき、一次コイル22の両端の電圧の正負極の関係
より、コンデンサ25はアース側から再充填され始めよ
うとする。しかし、一次コイル22の他端とアースとの
間には、アース側にアノードを接続した第1のダイオー
ド26があるので、コンデンサ25には充填されず、イ
ンピーダンスの低い第1のダイオード26を介して電流
が流れ、(b)において、O点における電流値が時間と
ともに増加しつつも、コンデンサ25にはエネルギーが
充填されないので、(a)において、一次コイル22の
電圧値は0のままである。
22に充填されたエネルギーは第1のダイオード26を
介して電流が流れたことにより開放されたので、理論的
には、(b)において、O点における電流値は、(c)
において、スイッチング素子24をON状態にしない限
りは、0のままであるはずだが、実際には、(b)にお
いて、O点における電流値はある一定時間増加してい
る。
ともない、一次コイル22に一定のエネルギーが充填さ
れてしまう。
同様に、一次コイル22への充填が完了すると、一次コ
イル22に充填されたエネルギーはコンデンサ25へ充
填され始め、(b)において、O点における電流値が時
間とともに減少し、充填が完了すると、(a)におい
て、一次コイル22の電圧値がピーク値となる。
充填が完了すると、コンデンサ25に充填されたエネル
ギーは一次コイル22へ再充填され始め、(b)におい
て、O点における電流値が時間とともに減少し、充填が
完了すると、(a)において、一次コイル22の電圧値
が0となる。
充填が完了すると、一次コイル22に充填されたエネル
ギーはコンデンサ25へ再充填され始めようとするが、
(b)において、O点における電流値が時間とともに増
加しつつも、コンデンサ25にはエネルギーが充填され
ないので、(a)において、一次コイルの電圧値は0の
ままである。
に、再度、(b)において、O点における電流値はある
一定時間増加するので、一次コイル22にエネルギーが
充填される。
2への充填が完了すると、一次コイル22に充填された
エネルギーはコンデンサ25へ充填され始め、(b)に
おいて、O点における電流値が時間とともに減少し、充
填が完了すると、(a)において、一次コイル22の電
圧値がピーク値となるが、この途中で、(c)におい
て、第1のスイッチング素子24をON状態にしたの
で、新たに、これを起点とする。
第1のスイッチング素子24がOFF状態で、第1のダ
イオード26に電流が流れた後、一次コイル22の電圧
値が駆動電源電圧値よりも大きい時(Xおよび(X))
にON状態に切換え、第1のスイッチング素子がON状
態の間(Yおよび(Y))にOFF状態に切換えるよう
にしている。
チング素子32がON状態になると、これに合わせて、
(e)において、P点に電流が流れ、LC共振回路35
によって、(a)において、一次コイル22の出力電圧
値が駆動電源電圧値以下になる。
22の出力電圧値を駆動電源電圧値以下にする波形整形
回路として用いており、一次コイル22で発生する電流
波形のうねりと互いに相殺するような整形波を出力する
とともに、共振時定数を一次コイル22で発生する電流
波形のうねりと同期させている。
本周波数の周期)=1/(LC共振回路35の共振周波
数)の条件を満たすように、LC共振回路35に用いる
インダクタンス値(L)とコンデンサ値(C)とを設定
している。
と同様のことが繰り返される。
作を説明する。
32を、第1のスイッチング素子24がOFF状態で、
第1のダイオード26に電流が流れた後、一次コイル2
2の電圧値が駆動電源電圧値よりも大きい時(Xおよび
(X))にON状態に切換えるので、一次コイルの電圧
値が駆動電源電圧値よりも大きい場合、第2のスイッチ
ング素子32をONにした瞬間に、一次コイル22の電
圧値は0付近にまで減少し、第1のスイッチング素子2
4をONにした瞬間に、一次コイル22の電圧値は0に
なる。
Nにした瞬間は、常に、駆動電源電圧値以下の値から0
に変化するので、急激な電圧変化がなく、電流波形に生
じるうねりを抑制できる。
になっていた状態から、第1のスイッチング素子24を
ON状態にしていないので、この電圧差にともない、う
ねりが多少生じてしまう。
の共振時定数を一次コイル22で発生する電流波形のう
ねりと同期させ、このうねりと互いに相殺するような整
形波を出力するので、うねりを極力抑制することができ
る。
1のスイッチング素子24をONにした瞬間は、常に、
駆動電源電圧値以下の値から0に変化するので、急激な
電圧変化がなく、電流波形に生じるうねりを抑制でき
る。
する瞬間に、一次コイル22の電圧値が駆動電源電圧以
下であるものの、0ではないことにより、一次コイル2
2で発生する電流波形にうねりが多少生じた場合も、L
C共振回路35の共振時定数を一次コイル22で発生す
る電流波形のうねりと同期させ、このうねりと互いに相
殺するような整形波を出力するので、うねりを極力抑制
することができる。
施の形態における電源回路について図面を参照しながら
説明する。
トランスの電源回路を示す等価回路図、図4は同電源回
路における電圧、電流、スイッチパルスの時経変化を示
す波形図である。
おけるトランスの電源回路は、第1の実施の形態におけ
るトランスの電源回路を改良したものであり、同一構成
部分には同一番号を付している。
回路は、第1の実施の形態におけるトランスの電源回路
において、第1のスイッチング素子24のMOS型電界
効果トランジスタのドレインと第1のダイオード26の
カソードとの間に第2のダイオード33を設けており、
第2のダイオード33のカソードを第1のスイッチング
素子24のMOS型電界効果トランジスタのドレインと
接続し、第2のダイオード33のアノードを第1のダイ
オード26のカソードと接続した構成である。
に対する電圧、電流、スイッチパルスを示す波形は図4
に示すようになる。
おけるトランスの一次コイルに誘起される電圧値の時経
変化を示す波形図、(b)は電源回路のO点における電
流値の時経変化を示す波形図、(c)は第1のスイッチ
ング素子に入力されるPWM制御回路の出力波形の時経
変化を示す波形図、(d)は第2のスイッチング素子に
入力されるPWM制御回路の出力波形の時経変化を示す
波形図、(e)は電源回路のP点における電流値の時経
変化を示す波形図であり、第2の実施の形態における波
形図は、第1の実施の形態における波形図と、(a),
(b)における、E〜K(A)期間を除いて、同等の波
形図である。
オード33を設けたので、(b)において、発生する電
流値が小さくなり、(a)において、発生する電圧値は
駆動電源電圧を中心にLC共振するものの、電圧値が0
よりも小さくならない。
ド26に1回目の電流が流れた後は、2回目以降の電流
は流れず、第1のスイッチング素子24をON状態にし
た際、第1のスイッチング素子24に電流が流れないと
いう現象が発生することを防止できるので、水平周波
数、垂直周波数が大きい高解像度を有したディスプレイ
29等に対しても、トランスの一次コイル22に電圧を
確実に発生させることができる。
と同様に、第2のスイッチング素子32を、第1のスイ
ッチング素子24がOFF状態で、第1のダイオード2
6に電流が流れた後、一次コイル22の電圧値が駆動電
源電圧値よりも大きい時(Xおよび(X))にON状態
に切換え、第1のスイッチング素子がON状態の間(Y
および(Y))にOFF状態に切換えるようにしている
ので、一次コイルの電圧値が駆動電源電圧値よりも大き
い場合、第2のスイッチング素子32をONにした瞬間
に、一次コイル22の電圧値は駆動電源電圧値に減少
し、第1のスイッチング素子24をONにした瞬間に、
一次コイル22の電圧値は0になる。
Nにした瞬間は、常に、駆動電源電圧値以下の値から0
に変化するので、急激な電圧変化がなく、電流波形に生
じるうねりを抑制できる。
1の実施の形態の効果に加えて、第1のスイッチング素
子24に電流が流れないという現象が発生することを防
止できるので、水平周波数、垂直周波数が大きい高解像
度を有したディスプレイ29等に対しても、トランスの
一次コイル22に電圧を確実に発生させることができる
とともに、第1のスイッチング素子24をONにした瞬
間は、常に、駆動電源電圧値以下の値から0に変化する
ので、急激な電圧変化がなく、電流波形に生じるうねり
を抑制できる。
整形回路として、LC共振回路を用いたが、一次コイル
で発生する電流波形のうねりを吸収するような整形波を
出力する抵抗回路としても同様の効果を生じる。
イッチング素子を、第1のスイッチング素子がOFF状
態で、第1のダイオードに電流が流れた後、一次コイル
の電圧値が駆動電源電圧値よりも大きい時にON状態に
切換えるようにし、波形整形回路は、第2のスイッチン
グ素子をONした瞬間に、一次コイルの出力電圧値を駆
動電源電圧値以下にする回路なので、一次コイルの電圧
値が駆動電源電圧値よりも大きい場合、第2のスイッチ
ング素子をONにした瞬間に、一次コイルの電圧値は駆
動電源電圧値以下に減少し、第1のスイッチング素子を
ONにする瞬間には、一次コイルの電圧値は、既に、駆
動電源電圧値以下となっており、第1のスイッチング素
子をONにした瞬間は、既に、一次コイルの電圧値が駆
動電源電圧値以下なので、急激な電圧変化がなく、電流
波形に生じるうねりを抑制できる。
にした瞬間は、常に、駆動電源電圧値以下の値から0に
変化するので、急激な電圧変化がなく、電流波形に生じ
るうねりを抑制し、画面にノイズが発生するのを防止し
た電源回路を提供することができる。
電源回路を示す等価回路図
スの時経変化を示す波形図
電源回路を示す等価回路図
スの時経変化を示す波形図
スの時経変化を示す波形図
Claims (4)
- 【請求項1】 トランスの一次コイルの一端側に接続し
た駆動電源と、前記一次コイルの他端側に接続した第1
のスイッチング素子およびコンデンサおよび第1のダイ
オードとを備え、前記第1のスイッチング素子は第1の
MOS型電界効果トランジスタとし、前記第1のMOS
型電界効果トランジスタのドレインを前記一次コイルの
他端側に接続し、ソースをアース側に接続し、ゲートを
制御回路側に接続し、前記コンデンサは一端を前記一次
コイルの他端側に接続し、他端をアース側に接続し、前
記第1のダイオードはカソードを前記一次コイルの他端
側に接続し、アノードをアース側に接続しており、さら
に、前記一次コイルに接続した波形整形回路と、前記波
形整形回路に接続した第2のダイオードと、前記第2の
ダイオードに接続した第2のスイッチング素子とを設
け、前記第2のスイッチング素子は第2のMOS型電界
効果トランジスタとし、前記第2のMOS型電界効果ト
ランジスタのドレインを前記第2のダイオードのカソー
ド側に接続し、ソースをアース側に接続し、ゲートを前
記制御回路側に接続し、前記第2のダイオードはアノー
ドを前記波形整形回路側に接続し、前記波形整形回路は
一端を前記一次コイルの他端側に接続し、他端を前記第
2のダイオードのアノード側に接続しており、前記制御
回路は、第1のスイッチング素子および第2のスイッチ
ング素子を制御するパルス波を発生するとともに、第2
のスイッチング素子を、第1のスイッチング素子がOF
F状態で、前記第1のダイオードに電流が流れた後、前
記一次コイルの電圧値が駆動電源電圧値よりも大きい時
にON状態に切換え、第1のスイッチング素子がON状
態の間にOFF状態に切換えるようにし、前記波形整形
回路は、前記第2のスイッチング素子をONした瞬間
に、前記一次コイルの出力電圧値を駆動電源電圧値以下
にする回路とした電源回路。 - 【請求項2】 波形整形回路は、一次コイルで発生する
電流波形のうねりと互いに相殺するような整形波を出力
するLC共振回路とした請求項1記載の電源回路。 - 【請求項3】 LC共振回路は、共振時定数を一次コイ
ルで発生する電流波形のうねりと同期させた請求項2記
載の電源回路。 - 【請求項4】 波形整形回路は、一次コイルで発生する
電流波形のうねりを吸収するような整形波を出力する抵
抗回路とした請求項1記載の電源回路。
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