JP3375662B2 - トレーラによる空パレットの取扱方法及びこのトレーラの構造 - Google Patents
トレーラによる空パレットの取扱方法及びこのトレーラの構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はトレーラによる空パレッ
トの取扱方法及びこれを取扱うトレ−ラの構造に関する
ものである。 【０００２】 【従来の技術】物の輸送、保管、荷役を一連に行うにあ
たり、パレットに載置した状態で行うものをパレチゼ−
ションといい通常この運用形態は、工場倉庫、貨物駅
頭、等の物流施設の内部のみで適用される「施設内パレ
チゼ−ション」該施設間の集配に運用される「集配パ
レチゼ−ション」発着施設間で幹線輸送される「幹線
輸送パレチゼ−ション」ひとつの輸送が完結する全区
間に運用される「一貫パレチゼ−ション」等種々の形態
があり、さらに輸送機関寸法との整合を軸としたＪＩＳ
規格、ＩＳＯ規格等も規定され、今やこのパレチゼ−シ
ョンなしには現在の物流は考えられない状況になってい
る。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】一方、前記の「集配パ
レチゼ−ション」、「一貫パレチゼ−ション」を運用す
るにあたり、パレットの陸上輸送においては通常トラッ
ク、トレ−ラが使用され、特にトレ−ラはエンジン動力
を備えたトラクタ−と切り離されて一時的な倉庫として
も使用されるのでその輸送形態も複雑なものとなり、例
えば一つの施設から他の施設に複数のパレットに積込ん
だ荷物を輸送してその施設内に積荷を卸し、その施設内
で集められた他のパレットに積込んだ荷物をさらに他の
施設に輸送するような場合、最初に使用したパレットは
最初の施設に放置されることが多く、帰路にパレットを
回収しょうとしても荷台にいっぱいに荷物が積込まれて
いる場合は回収出来ず、無理に回収しょうとすればそれ
だけ荷台の積荷容積の減少となる等、該パレットの運用
管理の問題は、往復輸送期間、着地滞留期間、発着輸送
数値のアンバランス、等によって必然的に発生し、さら
には紛失、流用、修理、等の問題も内在していたのであ
る。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明の一つの目的は、
トレーラの荷台以外の場所に本来の積み荷とは別に空の
パレットを収納して輸送、保管することによって、該パ
レットの運用管理をスムーズにすることである。 【０００５】本発明の他の目的は、該複数の空パレット
を荷台以外の場所に少しでも多くしかも確実に収納出来
る棒部材組立を備えたトレーラの構造を提供することで
ある。 【０００６】本発明のさらに他の目的は、該複数のパレ
ットを収納すると共に法律で義務付けられているサイド
バンパーも兼用し、しかも通常のサイドバンパーよりも
強個に該トレーラを保護する棒部材の構造を備えたトレ
ーラの構造を提供することである。 【０００７】上記の目的を達成する為、荷台の後部下部
に車輪を装着し、停車時に荷台を支持する補助脚を前部
に備え、トラクターによって牽引されて走行するトレー
ラにおいて、該補助脚と該車輪との間に空のパレットを
収納して輸送、又は保管することを特徴とするトレーラ
による空パレットの取扱方法と、該補助脚と該車輪との
間に前後、左右、上下方向に棒部材を格子状に列設固定
することによって、該棒部材の間に空のパレットを収納
すると共にサイドバンパーを兼用する棒部材組立を備え
たことを特徴とするトレーラの構造を提供する。 【０００８】 【実施例】以下図面により本発明の実施例を説明する
と、図１は本発明を実施したトレーラの全体斜視図を示
し、図２は通常のトレーラの全体斜視図を示す。 【０００９】図２に示す通常の平床式トレーラは荷台１
０の前部下面にはトラクター（図示せず）と着脱且つ回
動自在に係合するキングピン１２が下方に突設し、荷台
１０の左右両側には伸縮自在の補助脚１４、１４を備
え、停車時該補助脚１４を伸ばして該平床式トレーラを
支持していて、荷台１０の後部下部に車輪１６を装着
し、該伸縮自在の補助脚１４、１４との間にサイドバン
パー１８が取付けられている。 【００１０】上記通常の平床式トレーラでは、サイドバ
ンパー１８が取付けられているので、空パレットを荷台
１０の上部以外に積むことはできず、該サイドバンパー
１８は荷台１０の下方に延びる棒部材２０Ａ、２０Ａ・
・間に水平に棒部材２０Ｂ、２０Ｂ・・を張設している
だけであるから強度的に充分とは言えなかった。 【００１１】図１に示す本発明の実施例では、該補助脚
１４、１４と該車輪１６との間に前後に延びる棒部材２
０Ｃ、２０Ｃと、左右に延びる棒部材２０Ｄ、２０Ｄ
と、上下方向に延びる棒部材２０Ｅ、２０Ｅとを格子状
に列設固定し、これら棒部材間の間隙に規格化された寸
法のパレットが収納できるよう構成されている。 【００１２】空パレット２１、２１・・は図１の矢印の
方向から棒部材２０Ｃ、２０Ｄ、２０Ｅで構成される棒
部材組立の中に収納される。
トの取扱方法及びこれを取扱うトレ−ラの構造に関する
ものである。 【０００２】 【従来の技術】物の輸送、保管、荷役を一連に行うにあ
たり、パレットに載置した状態で行うものをパレチゼ−
ションといい通常この運用形態は、工場倉庫、貨物駅
頭、等の物流施設の内部のみで適用される「施設内パレ
チゼ−ション」該施設間の集配に運用される「集配パ
レチゼ−ション」発着施設間で幹線輸送される「幹線
輸送パレチゼ−ション」ひとつの輸送が完結する全区
間に運用される「一貫パレチゼ−ション」等種々の形態
があり、さらに輸送機関寸法との整合を軸としたＪＩＳ
規格、ＩＳＯ規格等も規定され、今やこのパレチゼ−シ
ョンなしには現在の物流は考えられない状況になってい
る。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】一方、前記の「集配パ
レチゼ−ション」、「一貫パレチゼ−ション」を運用す
るにあたり、パレットの陸上輸送においては通常トラッ
ク、トレ−ラが使用され、特にトレ−ラはエンジン動力
を備えたトラクタ−と切り離されて一時的な倉庫として
も使用されるのでその輸送形態も複雑なものとなり、例
えば一つの施設から他の施設に複数のパレットに積込ん
だ荷物を輸送してその施設内に積荷を卸し、その施設内
で集められた他のパレットに積込んだ荷物をさらに他の
施設に輸送するような場合、最初に使用したパレットは
最初の施設に放置されることが多く、帰路にパレットを
回収しょうとしても荷台にいっぱいに荷物が積込まれて
いる場合は回収出来ず、無理に回収しょうとすればそれ
だけ荷台の積荷容積の減少となる等、該パレットの運用
管理の問題は、往復輸送期間、着地滞留期間、発着輸送
数値のアンバランス、等によって必然的に発生し、さら
には紛失、流用、修理、等の問題も内在していたのであ
る。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明の一つの目的は、
トレーラの荷台以外の場所に本来の積み荷とは別に空の
パレットを収納して輸送、保管することによって、該パ
レットの運用管理をスムーズにすることである。 【０００５】本発明の他の目的は、該複数の空パレット
を荷台以外の場所に少しでも多くしかも確実に収納出来
る棒部材組立を備えたトレーラの構造を提供することで
ある。 【０００６】本発明のさらに他の目的は、該複数のパレ
ットを収納すると共に法律で義務付けられているサイド
バンパーも兼用し、しかも通常のサイドバンパーよりも
強個に該トレーラを保護する棒部材の構造を備えたトレ
ーラの構造を提供することである。 【０００７】上記の目的を達成する為、荷台の後部下部
に車輪を装着し、停車時に荷台を支持する補助脚を前部
に備え、トラクターによって牽引されて走行するトレー
ラにおいて、該補助脚と該車輪との間に空のパレットを
収納して輸送、又は保管することを特徴とするトレーラ
による空パレットの取扱方法と、該補助脚と該車輪との
間に前後、左右、上下方向に棒部材を格子状に列設固定
することによって、該棒部材の間に空のパレットを収納
すると共にサイドバンパーを兼用する棒部材組立を備え
たことを特徴とするトレーラの構造を提供する。 【０００８】 【実施例】以下図面により本発明の実施例を説明する
と、図１は本発明を実施したトレーラの全体斜視図を示
し、図２は通常のトレーラの全体斜視図を示す。 【０００９】図２に示す通常の平床式トレーラは荷台１
０の前部下面にはトラクター（図示せず）と着脱且つ回
動自在に係合するキングピン１２が下方に突設し、荷台
１０の左右両側には伸縮自在の補助脚１４、１４を備
え、停車時該補助脚１４を伸ばして該平床式トレーラを
支持していて、荷台１０の後部下部に車輪１６を装着
し、該伸縮自在の補助脚１４、１４との間にサイドバン
パー１８が取付けられている。 【００１０】上記通常の平床式トレーラでは、サイドバ
ンパー１８が取付けられているので、空パレットを荷台
１０の上部以外に積むことはできず、該サイドバンパー
１８は荷台１０の下方に延びる棒部材２０Ａ、２０Ａ・
・間に水平に棒部材２０Ｂ、２０Ｂ・・を張設している
だけであるから強度的に充分とは言えなかった。 【００１１】図１に示す本発明の実施例では、該補助脚
１４、１４と該車輪１６との間に前後に延びる棒部材２
０Ｃ、２０Ｃと、左右に延びる棒部材２０Ｄ、２０Ｄ
と、上下方向に延びる棒部材２０Ｅ、２０Ｅとを格子状
に列設固定し、これら棒部材間の間隙に規格化された寸
法のパレットが収納できるよう構成されている。 【００１２】空パレット２１、２１・・は図１の矢印の
方向から棒部材２０Ｃ、２０Ｄ、２０Ｅで構成される棒
部材組立の中に収納される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を実施したトレーラの全体斜視図を示
す。 【図２】通常のトレーラの全体斜視図を示す。 【符号の説明】 １０ 荷台 １２ キングピン １４ 補助脚 １６ 車輪 １８ サイドバンパー ２０Ａ 下方に延びる棒部材 ２０Ｂ 水平棒部材 ２０Ｃ 前後に延びる棒部材 ２０Ｄ 左右に延びる棒部材 ２０Ｅ 上下方向に延びる棒部材 ２１ 空パレット
す。 【図２】通常のトレーラの全体斜視図を示す。 【符号の説明】 １０ 荷台 １２ キングピン １４ 補助脚 １６ 車輪 １８ サイドバンパー ２０Ａ 下方に延びる棒部材 ２０Ｂ 水平棒部材 ２０Ｃ 前後に延びる棒部材 ２０Ｄ 左右に延びる棒部材 ２０Ｅ 上下方向に延びる棒部材 ２１ 空パレット
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B62D 33/02
B60R 19/56
B62D 53/06
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 荷台１０の後部下部に車輪１６を装着す
る一方、停車時に荷台１０を支持する補助脚１４を前部
に備え、トラクターによって牽引されて走行する形式の
トレーラにおいて、 該補助脚１４と該車輪１６との間に、荷台の前後方向に
延びる複数本の棒部材２０Ｃと、荷台の左右方向に延び
る複数本の棒部材２０Ｄと、荷台の上下方向に延びる複
数本の棒部材２０Ｅとを格子状に列設固定せしめて、か
かる荷台１０の横方向から空のパレット２１が収納せし
められ得る間隙を、それら棒部材間に設けてなる構造の
棒部材組立を形成し、この棒部材組立によって、空パレ
ットの輸送乃至は保管部とサイドバンパーとを兼用せし
めたことを特徴とするトレーラの構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17913892A JP3375662B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | トレーラによる空パレットの取扱方法及びこのトレーラの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17913892A JP3375662B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | トレーラによる空パレットの取扱方法及びこのトレーラの構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05338561A JPH05338561A (ja) | 1993-12-21 |
| JP3375662B2 true JP3375662B2 (ja) | 2003-02-10 |
Family
ID=16060644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17913892A Expired - Fee Related JP3375662B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | トレーラによる空パレットの取扱方法及びこのトレーラの構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3375662B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7086689B2 (en) * | 2004-12-03 | 2006-08-08 | General Motors Corporation | Combination step and storage assembly |
| JP5431707B2 (ja) * | 2008-10-27 | 2014-03-05 | 中特建機株式会社 | シャーシ上下荷台式トレーラ |
| US9457726B1 (en) * | 2015-07-22 | 2016-10-04 | Steven Hill | Trailer storage box |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP17913892A patent/JP3375662B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05338561A (ja) | 1993-12-21 |
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