JPH09301183A - 台 車 - Google Patents
台 車Info
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- JPH09301183A JPH09301183A JP14821196A JP14821196A JPH09301183A JP H09301183 A JPH09301183 A JP H09301183A JP 14821196 A JP14821196 A JP 14821196A JP 14821196 A JP14821196 A JP 14821196A JP H09301183 A JPH09301183 A JP H09301183A
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- trolley
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 荷物の搬送作業の効率を向上できる台車を実
現する。 【構成】 台車10の補助板42,42から他の台車5
0の車輪51を案内することにより他の台車を渡り板4
0,40の上に積載する。搬送時は補助板42,42を
起立姿勢にしてハンドル43を保持部材291,292
間で保持して他の台車50が台車10から落ちるのを防
止する。牽引車60により台車10を牽引して目的の部
品収納場所92の横に到達したら補助板42,42を開
いて他の台車50を降ろす。これにより、他の台車50
に重量物が積載されている場合であっても、他の台車5
0を方向転換することなく横方向へ移動させるだけで目
的の部品収納場所92へ容易に収納することができる。
現する。 【構成】 台車10の補助板42,42から他の台車5
0の車輪51を案内することにより他の台車を渡り板4
0,40の上に積載する。搬送時は補助板42,42を
起立姿勢にしてハンドル43を保持部材291,292
間で保持して他の台車50が台車10から落ちるのを防
止する。牽引車60により台車10を牽引して目的の部
品収納場所92の横に到達したら補助板42,42を開
いて他の台車50を降ろす。これにより、他の台車50
に重量物が積載されている場合であっても、他の台車5
0を方向転換することなく横方向へ移動させるだけで目
的の部品収納場所92へ容易に収納することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、台車であって、自動車
などの組立ラインに部品を供給するのに用いる台車とし
て好適なものに関する。
などの組立ラインに部品を供給するのに用いる台車とし
て好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の組立ラインで使用する部
品のうち、小型の部品は、台車により組立ラインに搬送
されている。また、大型部品でパレットに収納された部
品(以下、パレット部品という)など、重量の大きい部
品は、台車に積載した場合の慣性重量が大きくなって台
車の方向転換が困難となるため、フォークリフトにより
搬送されている。図5は、大型のパレット部品をフォー
クリフトにより組立ラインへ運搬する様子を示す説明図
である。図5に示すように、大型のパレット部品52
は、フォークリフト62によって通路70内を矢印Yの
方向から搬送され、フォークリフト62を通路70内で
転回させることにより、組立ライン80の左側に設けら
れたラインサイド90の目的の部品収納場所92に収納
される。
品のうち、小型の部品は、台車により組立ラインに搬送
されている。また、大型部品でパレットに収納された部
品(以下、パレット部品という)など、重量の大きい部
品は、台車に積載した場合の慣性重量が大きくなって台
車の方向転換が困難となるため、フォークリフトにより
搬送されている。図5は、大型のパレット部品をフォー
クリフトにより組立ラインへ運搬する様子を示す説明図
である。図5に示すように、大型のパレット部品52
は、フォークリフト62によって通路70内を矢印Yの
方向から搬送され、フォークリフト62を通路70内で
転回させることにより、組立ライン80の左側に設けら
れたラインサイド90の目的の部品収納場所92に収納
される。
【0003】図6は、小型の部品を台車により組立ライ
ンへ搬送する様子を示す説明図である。図6に示すよう
に、小型の部品が収容された部品箱54を積載した複数
の台車66は、牽引車64によって通路70内を牽引さ
れ、目的の棚94の位置に到達したときに部品箱54を
台車66から棚94へ移している。
ンへ搬送する様子を示す説明図である。図6に示すよう
に、小型の部品が収容された部品箱54を積載した複数
の台車66は、牽引車64によって通路70内を牽引さ
れ、目的の棚94の位置に到達したときに部品箱54を
台車66から棚94へ移している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の部
品供給手段では、大型のパレット部品52を搬送する場
合、フォークリフト62により、一つずつ搬送しなけれ
ばならないため、非常に作業効率が悪いという問題があ
る。しかも、フォークリフト62が通路70内で作業し
ている間は、他のフォークリフトや牽引車が通路70を
通行できないため、フォークリフト62の作業の終了を
待たなければならない。さらに、通路70が狭いことか
ら、フォークリフト62の切り返しを何度も行わなけれ
ばパレット部品52を目的の部品収納場所92に収納で
きないという問題もある。つまり、上記従来のものは、
荷物の受け入れ口が荷物の搬送方向と直交する方向に向
いている場合の荷物を供給する作業の効率が悪いという
問題がある。
品供給手段では、大型のパレット部品52を搬送する場
合、フォークリフト62により、一つずつ搬送しなけれ
ばならないため、非常に作業効率が悪いという問題があ
る。しかも、フォークリフト62が通路70内で作業し
ている間は、他のフォークリフトや牽引車が通路70を
通行できないため、フォークリフト62の作業の終了を
待たなければならない。さらに、通路70が狭いことか
ら、フォークリフト62の切り返しを何度も行わなけれ
ばパレット部品52を目的の部品収納場所92に収納で
きないという問題もある。つまり、上記従来のものは、
荷物の受け入れ口が荷物の搬送方向と直交する方向に向
いている場合の荷物を供給する作業の効率が悪いという
問題がある。
【0005】そこで本発明は、上述した課題を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
荷物を供給する作業の効率を良くすることができる台車
を提供することを目的とする。
ためになされたものであり、その目的とするところは、
荷物を供給する作業の効率を良くすることができる台車
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、他の台車を積
載可能な荷台と、この荷台の前後を支持する車輪とを有
し、前記荷台の進行方向に沿った両側部のうち、少なく
とも一方の側部には、前記他の台車を前記荷台に対して
前記荷台の進行方向と直交する方向に乗降させる補助板
が備えられたという技術的手段を採用する。
成するため、請求項1に記載の発明では、他の台車を積
載可能な荷台と、この荷台の前後を支持する車輪とを有
し、前記荷台の進行方向に沿った両側部のうち、少なく
とも一方の側部には、前記他の台車を前記荷台に対して
前記荷台の進行方向と直交する方向に乗降させる補助板
が備えられたという技術的手段を採用する。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の台車において、前記補助板は、その一端が前記側部
に軸止されており、かつ、その他端を上に前記一端を下
にした起立姿勢と、前記他端が前記車輪の接地面に接す
る姿勢とに変化可能に設けられたという技術的手段を採
用する。
載の台車において、前記補助板は、その一端が前記側部
に軸止されており、かつ、その他端を上に前記一端を下
にした起立姿勢と、前記他端が前記車輪の接地面に接す
る姿勢とに変化可能に設けられたという技術的手段を採
用する。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の台車において、前記補助板の他端には、取
っ手が取り付けられており、前記荷台には、前記補助板
が前記起立姿勢の場合に前記取っ手を保持する保持手段
が備えられたという技術的手段を採用する。
は2に記載の台車において、前記補助板の他端には、取
っ手が取り付けられており、前記荷台には、前記補助板
が前記起立姿勢の場合に前記取っ手を保持する保持手段
が備えられたという技術的手段を採用する。
【0009】
【作用】請求項1ないし3に記載の発明では、他の台車
を積載可能な荷台と、この荷台の前後を支持する車輪と
を有し、上記荷台の進行方向に沿った両側のうち、少な
くとも一方の側部には、上記他の台車を上記荷台に対し
て上記荷台の進行方向と直交する方向に乗降させる補助
板が備えられている。これにより、補助板を用いて他の
台車を荷台に積載することができ、その積載された他の
台車を荷台から荷台の進行方向と直交する方向へ降ろす
ことができる。したがって、たとえば、他の台車の受け
入れ口(前述したラインサイドの部品収納場所など)
が、進行方向と直交する方向に向いている場合に、他の
台車を荷台に積載して受け入れ口の横まで搬送し、他の
台車を補助板を用いて進行方向と直交する方向に降ろす
ことにより、他の台車を上記受け入れ口に容易に入れる
ことができる。したがって、上記他の台車のような荷物
の受け入れ口が荷物の搬送方向と直交する方向に向いて
いる場合の荷物を供給する作業の効率を向上させること
ができる。
を積載可能な荷台と、この荷台の前後を支持する車輪と
を有し、上記荷台の進行方向に沿った両側のうち、少な
くとも一方の側部には、上記他の台車を上記荷台に対し
て上記荷台の進行方向と直交する方向に乗降させる補助
板が備えられている。これにより、補助板を用いて他の
台車を荷台に積載することができ、その積載された他の
台車を荷台から荷台の進行方向と直交する方向へ降ろす
ことができる。したがって、たとえば、他の台車の受け
入れ口(前述したラインサイドの部品収納場所など)
が、進行方向と直交する方向に向いている場合に、他の
台車を荷台に積載して受け入れ口の横まで搬送し、他の
台車を補助板を用いて進行方向と直交する方向に降ろす
ことにより、他の台車を上記受け入れ口に容易に入れる
ことができる。したがって、上記他の台車のような荷物
の受け入れ口が荷物の搬送方向と直交する方向に向いて
いる場合の荷物を供給する作業の効率を向上させること
ができる。
【0010】特に、請求項2に記載の発明では、上記補
助板は、その一端が上記側部に軸止されており、かつ、
その他端を上に上記一端を下にした起立姿勢と、上記他
端が上記車輪の接地面に接する姿勢とに変化可能に設け
られている。したがって、補助板をその他端が車輪の接
地面に接する姿勢に変化させることにより、その補助板
を用いて他の台車を荷台に積載することができる。ま
た、補助板を起立姿勢に変化させることにより、他の台
車の落下を防止するとともに、補助板が台車の走行の障
害になるのを防止することができる。
助板は、その一端が上記側部に軸止されており、かつ、
その他端を上に上記一端を下にした起立姿勢と、上記他
端が上記車輪の接地面に接する姿勢とに変化可能に設け
られている。したがって、補助板をその他端が車輪の接
地面に接する姿勢に変化させることにより、その補助板
を用いて他の台車を荷台に積載することができる。ま
た、補助板を起立姿勢に変化させることにより、他の台
車の落下を防止するとともに、補助板が台車の走行の障
害になるのを防止することができる。
【0011】また、請求項3に記載の発明では、上記補
助板の他端には、取っ手が取り付けられており、上記荷
台には、上記補助板が上記起立姿勢の場合に上記取っ手
を把持する把持手段が備えられている。したがって、起
立姿勢の補助板の倒れ止めを図ることができるととも
に、起立姿勢の補助板により、荷台に積載された他の台
車が荷台の側部から荷台の外に落ちるのを防止すること
ができる。
助板の他端には、取っ手が取り付けられており、上記荷
台には、上記補助板が上記起立姿勢の場合に上記取っ手
を把持する把持手段が備えられている。したがって、起
立姿勢の補助板の倒れ止めを図ることができるととも
に、起立姿勢の補助板により、荷台に積載された他の台
車が荷台の側部から荷台の外に落ちるのを防止すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施形態について図を参照
して説明する。図1は、本実施形態の台車の外観を示す
斜視説明図、図2は、図1に示す台車の補助板を閉じた
状態を示す斜視説明図、図3は、図1に示す台車の上に
他の台車を搭載した状態を示す左側面説明図である。な
お、本実施形態では、自動車の組立ラインに部品を供給
するために用いる台車を代表に説明する。図1に示すよ
うに、台車10には荷台としての凹形状のフレーム20
が備えられている。このフレーム20の牽引方向の前後
には、各パイプを組み合わせて形成された前部フレーム
21と後部フレーム23とが形成されている。前部フレ
ーム21の下部には、前輪30,30が、取付ベース2
2,22によって取り付けられており、後部フレーム2
3の下部には、後輪31,31が取付ベース24,24
によって取り付けられている。
して説明する。図1は、本実施形態の台車の外観を示す
斜視説明図、図2は、図1に示す台車の補助板を閉じた
状態を示す斜視説明図、図3は、図1に示す台車の上に
他の台車を搭載した状態を示す左側面説明図である。な
お、本実施形態では、自動車の組立ラインに部品を供給
するために用いる台車を代表に説明する。図1に示すよ
うに、台車10には荷台としての凹形状のフレーム20
が備えられている。このフレーム20の牽引方向の前後
には、各パイプを組み合わせて形成された前部フレーム
21と後部フレーム23とが形成されている。前部フレ
ーム21の下部には、前輪30,30が、取付ベース2
2,22によって取り付けられており、後部フレーム2
3の下部には、後輪31,31が取付ベース24,24
によって取り付けられている。
【0013】前部フレーム21の下部と後部フレーム2
3の下部との間であって、台車10の牽引方向に沿った
両側部には、側部パイプ25,25が、中央には中央パ
イプ26が設けられている。前部フレーム21には、牽
引フック32が取り付けられており、この牽引フック3
2の半円形状の先端部には、パイプ39により仕切られ
た連結口33が形成されている。また、後部フレーム2
3の後部中央には、連結ピン35が挿通された連結フッ
ク34が取り付けられている。つまり、連結フック34
には、後続の台車10の牽引フック32の連結口33が
介在され、その連結口33へ連結ピン35を挿通させる
ことにより、台車10同士が連結される。
3の下部との間であって、台車10の牽引方向に沿った
両側部には、側部パイプ25,25が、中央には中央パ
イプ26が設けられている。前部フレーム21には、牽
引フック32が取り付けられており、この牽引フック3
2の半円形状の先端部には、パイプ39により仕切られ
た連結口33が形成されている。また、後部フレーム2
3の後部中央には、連結ピン35が挿通された連結フッ
ク34が取り付けられている。つまり、連結フック34
には、後続の台車10の牽引フック32の連結口33が
介在され、その連結口33へ連結ピン35を挿通させる
ことにより、台車10同士が連結される。
【0014】また、前部フレーム21の前部には、枠状
の取っ手36が、台車10の進行方向に対して垂直姿勢
で取り付けられている。この取っ手36を構成する横パ
イプ37の中央には、鉤状のフック38が取り付けられ
ており、このフック38に牽引フック32のパイプ39
が係止されている。つまり、牽引フック32の前方への
倒れ止めが図られている。なお、本実施形態では、前部
フレーム21、後部フレーム23、側部パイプ25,2
5および中央パイプ26は、鉄製の角パイプで形成され
ており、牽引フック32および取っ手36は、鉄製の丸
パイプで形成されている。
の取っ手36が、台車10の進行方向に対して垂直姿勢
で取り付けられている。この取っ手36を構成する横パ
イプ37の中央には、鉤状のフック38が取り付けられ
ており、このフック38に牽引フック32のパイプ39
が係止されている。つまり、牽引フック32の前方への
倒れ止めが図られている。なお、本実施形態では、前部
フレーム21、後部フレーム23、側部パイプ25,2
5および中央パイプ26は、鉄製の角パイプで形成され
ており、牽引フック32および取っ手36は、鉄製の丸
パイプで形成されている。
【0015】側部パイプ25,25および中央パイプ2
6の上には、それらパイプと直交して、床板としての長
方形状の渡り板40,40が取付けられている。渡り板
40,40は、図3に示すように、台車10に積載する
他の台車50の車輪51,51間の距離に合致した間隔
を置いて取り付けられている。また、側部パイプ25,
25の外側側面には軸41,41が取り付けられてい
る。これら軸41,41には、基端(一端)から先端
(他端)にかけて先細りに形成された、くさび状の補助
板42,42の基端がそれぞれ回動自在に軸止されてお
り、これら補助板42,42の先端近傍には、ハンドル
(取っ手)43が回動自在に挿通されている。補助板4
2は、渡り板40と同じ幅に形成されており、渡り板4
0を側部パイプ25から前輪30および後輪31の接地
する地面に向けて斜め下方に傾斜させて延長した形に形
成されている。
6の上には、それらパイプと直交して、床板としての長
方形状の渡り板40,40が取付けられている。渡り板
40,40は、図3に示すように、台車10に積載する
他の台車50の車輪51,51間の距離に合致した間隔
を置いて取り付けられている。また、側部パイプ25,
25の外側側面には軸41,41が取り付けられてい
る。これら軸41,41には、基端(一端)から先端
(他端)にかけて先細りに形成された、くさび状の補助
板42,42の基端がそれぞれ回動自在に軸止されてお
り、これら補助板42,42の先端近傍には、ハンドル
(取っ手)43が回動自在に挿通されている。補助板4
2は、渡り板40と同じ幅に形成されており、渡り板4
0を側部パイプ25から前輪30および後輪31の接地
する地面に向けて斜め下方に傾斜させて延長した形に形
成されている。
【0016】つまり、補助板42,42は、他の台車5
0を本台車10に積載する際に、他の台車50の車輪5
1,51を渡り板40,40の上へ案内する役割をす
る。なお、本実施形態では、渡り板40,40および補
助板42,42は、表面に滑り止め加工が施された縞鋼
板により形成されている。また、渡り板40,40は、
側部パイプ25,25間を覆う1枚に形成したものを用
いることもできる。さらに、補助板42,42も横長に
1枚形成したものを用いることができる。
0を本台車10に積載する際に、他の台車50の車輪5
1,51を渡り板40,40の上へ案内する役割をす
る。なお、本実施形態では、渡り板40,40および補
助板42,42は、表面に滑り止め加工が施された縞鋼
板により形成されている。また、渡り板40,40は、
側部パイプ25,25間を覆う1枚に形成したものを用
いることもできる。さらに、補助板42,42も横長に
1枚形成したものを用いることができる。
【0017】前部フレーム21の後方の角部には、縦柱
27,27が鉛直方向に形成されている。これら縦柱2
7,27の上部には、外方に向けて小さく湾曲した板状
の保持部材292が形成されており、前方に向けて横板
28,28が回動自在に形成されている。これら横板2
8,28には、外方に向けて小さく湾曲した板状の保持
部材291が、上記保持部材292と間隔を置いて形成
されている。保持部材291は、保持部材292より大
きく湾曲しており、保持部材291の裏面と保持部材2
92の表面との間に隙間が形成されている。つまり、ハ
ンドル43を持って補助板42,42を上方へ回動させ
て起立姿勢にした場合に、ハンドル43を上記隙間に介
在させ、保持部材291を回動させることにより、補助
板42,42の倒れ止めが図られている。
27,27が鉛直方向に形成されている。これら縦柱2
7,27の上部には、外方に向けて小さく湾曲した板状
の保持部材292が形成されており、前方に向けて横板
28,28が回動自在に形成されている。これら横板2
8,28には、外方に向けて小さく湾曲した板状の保持
部材291が、上記保持部材292と間隔を置いて形成
されている。保持部材291は、保持部材292より大
きく湾曲しており、保持部材291の裏面と保持部材2
92の表面との間に隙間が形成されている。つまり、ハ
ンドル43を持って補助板42,42を上方へ回動させ
て起立姿勢にした場合に、ハンドル43を上記隙間に介
在させ、保持部材291を回動させることにより、補助
板42,42の倒れ止めが図られている。
【0018】次に、上記構成の台車10により、部品を
自動車の組立ラインに搬送する課程について図4を参照
して説明する。なお、ここでは、大型のパレット部品を
搬送するものとする。最初に、自動車の組立ライン近傍
の構成について図4を参照して説明する。図4に示すよ
うに、複数の自動車82,82・・がコンベア84によ
って流れている組立ライン80の左横には、その組立ラ
インに平行してパレット部品などを収納するラインサイ
ド90が設定されている。このラインサイド90と他の
組立ライン96との間には、通路70が形成されてい
る。
自動車の組立ラインに搬送する課程について図4を参照
して説明する。なお、ここでは、大型のパレット部品を
搬送するものとする。最初に、自動車の組立ライン近傍
の構成について図4を参照して説明する。図4に示すよ
うに、複数の自動車82,82・・がコンベア84によ
って流れている組立ライン80の左横には、その組立ラ
インに平行してパレット部品などを収納するラインサイ
ド90が設定されている。このラインサイド90と他の
組立ライン96との間には、通路70が形成されてい
る。
【0019】まず、台車10の補助板42,42のう
ち、台車50を積載する側にある補助板42,42を開
き(図1参照)、大型のパレット部品52が積載された
台車50の片側の車輪51,51を補助板42,42へ
乗り上げさせる。続いて、台車50を押して車輪51,
51を補助板42,42から渡り板40,40の上に転
がし、もう片側の車輪51,51も同様に補助板42,
42から渡り板40,40の上に転がす。これにより、
台車50が台車10に積載される(図3参照)。続い
て、開かれている補助板42,42のハンドル43を持
って、補助板42,42を軸41を中心にして起立姿勢
になるまで回動させ、ハンドル43を保持部材291の
裏面と292の表面との間にそれぞれ介在させる(図2
参照)。これにより、台車10の両側に補助板42,4
2による側壁が形成された形となるため、台車50が台
車10の両側から外に落ちるのを防止することができ
る。また、補助板42,42が外側に倒れるのを防止す
ることができる。
ち、台車50を積載する側にある補助板42,42を開
き(図1参照)、大型のパレット部品52が積載された
台車50の片側の車輪51,51を補助板42,42へ
乗り上げさせる。続いて、台車50を押して車輪51,
51を補助板42,42から渡り板40,40の上に転
がし、もう片側の車輪51,51も同様に補助板42,
42から渡り板40,40の上に転がす。これにより、
台車50が台車10に積載される(図3参照)。続い
て、開かれている補助板42,42のハンドル43を持
って、補助板42,42を軸41を中心にして起立姿勢
になるまで回動させ、ハンドル43を保持部材291の
裏面と292の表面との間にそれぞれ介在させる(図2
参照)。これにより、台車10の両側に補助板42,4
2による側壁が形成された形となるため、台車50が台
車10の両側から外に落ちるのを防止することができ
る。また、補助板42,42が外側に倒れるのを防止す
ることができる。
【0020】上記台車10以外の台車10についても上
記と同じ手順で台車50を積載し、図4に示すように、
複数の台車10を牽引車60によって通路70内を矢印
Y方向に牽引する。そして、ある台車10が目的の部品
収納場所92の左横に到達したときに牽引車60の走行
を停止させ、台車10の牽引方向右側のハンドル43を
保持部材291,292から外し、右側の補助板42,
42を開く。続いて、台車50をその車輪51,51を
渡り板40,40から右側の補助板42,42へ案内す
るようにして台車10から矢印X方向へ降ろし、台車5
0を目的の部品収納場所92内へ収納する。
記と同じ手順で台車50を積載し、図4に示すように、
複数の台車10を牽引車60によって通路70内を矢印
Y方向に牽引する。そして、ある台車10が目的の部品
収納場所92の左横に到達したときに牽引車60の走行
を停止させ、台車10の牽引方向右側のハンドル43を
保持部材291,292から外し、右側の補助板42,
42を開く。続いて、台車50をその車輪51,51を
渡り板40,40から右側の補助板42,42へ案内す
るようにして台車10から矢印X方向へ降ろし、台車5
0を目的の部品収納場所92内へ収納する。
【0021】そして、右側のハンドル43を持って補助
板42,42を上方へ回動させて閉じ、ハンドル43を
右側の保持部材291の裏面と保持部材292の表面と
の間に介在させる。以降、他の台車10が目的の部品収
納棚の横に到達する毎に上記と同じ作業を繰り返す。ま
た、空になった台車50は、上述の台車50を台車10
に積載した場合と同じ手順で目的の部品収納場所92か
ら台車10に積載される。
板42,42を上方へ回動させて閉じ、ハンドル43を
右側の保持部材291の裏面と保持部材292の表面と
の間に介在させる。以降、他の台車10が目的の部品収
納棚の横に到達する毎に上記と同じ作業を繰り返す。ま
た、空になった台車50は、上述の台車50を台車10
に積載した場合と同じ手順で目的の部品収納場所92か
ら台車10に積載される。
【0022】このように、補助板42,42を開いて台
車50を台車10から真っ直ぐ横に降ろすだけの簡単な
作業で台車50を目的の部品収納場所92へ収納するこ
とができる。したがって、大型のパレット部品のような
重量物を積載した台車のように、方向転換が困難なもの
であっても、方向転換の必要がないため、フォークリフ
トによらなくても目的の部品収納棚へ容易に収納するこ
とができる。つまり、大型、小型を問わず、総ての部品
を牽引車を用いて一度に大量に搬送することができるた
め、従来のように、フォークリフトの作業の終了を待つ
必要もなく、効率良く部品を搬送することができる。
車50を台車10から真っ直ぐ横に降ろすだけの簡単な
作業で台車50を目的の部品収納場所92へ収納するこ
とができる。したがって、大型のパレット部品のような
重量物を積載した台車のように、方向転換が困難なもの
であっても、方向転換の必要がないため、フォークリフ
トによらなくても目的の部品収納棚へ容易に収納するこ
とができる。つまり、大型、小型を問わず、総ての部品
を牽引車を用いて一度に大量に搬送することができるた
め、従来のように、フォークリフトの作業の終了を待つ
必要もなく、効率良く部品を搬送することができる。
【0023】なお、小型の部品を搬送する場合も、その
小型の部品が収容された部品箱を台車50に積載し、そ
の台車50を台車10に積載することにより、上記大型
パレット部品の場合と同じように目的の棚94へ容易に
収納することができる。さらに、側部パイプ25の下部
に補助板42,42をスライドさせて収納する補助板収
納部を設け、その補助板収納部から補助板を出し入れす
るように構成することもできる。
小型の部品が収容された部品箱を台車50に積載し、そ
の台車50を台車10に積載することにより、上記大型
パレット部品の場合と同じように目的の棚94へ容易に
収納することができる。さらに、側部パイプ25の下部
に補助板42,42をスライドさせて収納する補助板収
納部を設け、その補助板収納部から補助板を出し入れす
るように構成することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上記述したように本発明によれば、荷
物を供給するための作業効率を向上することができる。
物を供給するための作業効率を向上することができる。
【図1】本発明実施形態の台車の外観を示す斜視説明図
である。
である。
【図2】図1に示す台車の左側の補助板を閉じた状態を
示す斜視説明図である。
示す斜視説明図である。
【図3】図1に示す台車上に他の台車を搭載した状態を
示す左側面説明図である。
示す左側面説明図である。
【図4】本発明実施形態の台車を牽引して組立ラインへ
部品を供給する様子を示す説明図である。
部品を供給する様子を示す説明図である。
【図5】従来のフォークリフトにより部品を組立ライン
へ供給する様子を示す説明図である。
へ供給する様子を示す説明図である。
【図6】従来の牽引車により台車を牽引して組立ライン
へ部品を供給する様子を示す説明図である。
へ部品を供給する様子を示す説明図である。
10 台車 20 フレーム 30 前輪 31 後輪 40 渡り板 41 軸 42 補助板 43 ハンドル 50 台車 52 部品箱 60 牽引車 62 フォークリフト 70 通路 80 組立ライン 90 ラインサイド 291 保持部材 292 保持部材
Claims (3)
- 【請求項1】 他の台車を積載可能な荷台と、 この荷台の前後を支持する車輪とを有し、 前記荷台の進行方向に沿った両側部のうち、少なくとも
一方の側部には、前記他の台車を前記荷台に対して前記
荷台の進行方向と直交する方向に乗降させる補助板が備
えられたことを特徴とする台車。 - 【請求項2】 前記補助板は、その一端が前記側部に軸
止されており、かつ、その他端を上に前記一端を下にし
た起立姿勢と、前記他端が前記車輪の接地面に接する姿
勢とに変化可能に設けられたことを特徴とする請求項1
に記載の台車。 - 【請求項3】 前記補助板の他端には、取っ手が取り付
けられており、前記荷台には、前記補助板が前記起立姿
勢の場合に前記取っ手を保持する保持手段が備えられた
ことを特徴とする請求項1または2に記載の台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14821196A JPH09301183A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 台 車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14821196A JPH09301183A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 台 車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09301183A true JPH09301183A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=15447760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14821196A Pending JPH09301183A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 台 車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09301183A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114787019A (zh) * | 2019-12-19 | 2022-07-22 | 雅马哈发动机株式会社 | 车辆 |
-
1996
- 1996-05-16 JP JP14821196A patent/JPH09301183A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114787019A (zh) * | 2019-12-19 | 2022-07-22 | 雅马哈发动机株式会社 | 车辆 |
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