JP3171074B2 - 運搬用台車 - Google Patents
運搬用台車Info
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- JP3171074B2 JP3171074B2 JP29999195A JP29999195A JP3171074B2 JP 3171074 B2 JP3171074 B2 JP 3171074B2 JP 29999195 A JP29999195 A JP 29999195A JP 29999195 A JP29999195 A JP 29999195A JP 3171074 B2 JP3171074 B2 JP 3171074B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば各種の生産
工場等において、その組立部品を組立ラインの各ライン
に搬送する場合等に使用される運搬用台車に関する。
工場等において、その組立部品を組立ラインの各ライン
に搬送する場合等に使用される運搬用台車に関する。
【0002】
【従来の技術】生産工場等においては多数の運搬用台車
が用意され、これら運搬用台車に各組立部品等の荷物を
積載し、また各運搬用台車を縦列状態に連結し、これら
運搬用台車を牽引車両で牽引して工場内を移動しながら
所定の荷物を所定のラインに運ぶようにしている。
が用意され、これら運搬用台車に各組立部品等の荷物を
積載し、また各運搬用台車を縦列状態に連結し、これら
運搬用台車を牽引車両で牽引して工場内を移動しながら
所定の荷物を所定のラインに運ぶようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、工場内には
牽引車両や台車の通行が困難な狭い幅の通路が数多くあ
り、このような通路を経て組立部品等の荷物を搬入しな
ければならないことがある。このような場合において
は、台車に積載されている荷物を小型の手押し用の台車
に積み替え、この台車でその狭い幅の通路を通行して所
定の場所にまで運んでいる。
牽引車両や台車の通行が困難な狭い幅の通路が数多くあ
り、このような通路を経て組立部品等の荷物を搬入しな
ければならないことがある。このような場合において
は、台車に積載されている荷物を小型の手押し用の台車
に積み替え、この台車でその狭い幅の通路を通行して所
定の場所にまで運んでいる。
【0004】しかしながら、幅の狭い通路を通行するた
びに、荷物を積み替えるのでは、その積み替えの作業に
多大な労力と時間を要し、荷物の搬送能率が低下し、ま
たその積み替え場所には予め小型の手押し用の台車を用
意しておかなければならないから、その管理が面倒とな
る。
びに、荷物を積み替えるのでは、その積み替えの作業に
多大な労力と時間を要し、荷物の搬送能率が低下し、ま
たその積み替え場所には予め小型の手押し用の台車を用
意しておかなければならないから、その管理が面倒とな
る。
【0005】本発明はこのような点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、小型の積み替え用の
台車やその積み替え作業を何ら要することなく、狭い幅
の通路を容易に通行することができる運搬用台車を提供
することにある。
もので、その目的とするところは、小型の積み替え用の
台車やその積み替え作業を何ら要することなく、狭い幅
の通路を容易に通行することができる運搬用台車を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような目的
を達成するために、運搬用台車を左右に並列して並んだ
それぞれ単独での走行が可能な一対の台車ユニットと、
これら台車ユニットを互いに脱着可能に結合した結合手
段とを具備し、前記結合手段の解除により一対の台車ユ
ニットを切り離してそれぞれ単独で走行させることがで
きるようにしたものである。
を達成するために、運搬用台車を左右に並列して並んだ
それぞれ単独での走行が可能な一対の台車ユニットと、
これら台車ユニットを互いに脱着可能に結合した結合手
段とを具備し、前記結合手段の解除により一対の台車ユ
ニットを切り離してそれぞれ単独で走行させることがで
きるようにしたものである。
【0007】したがって、この運搬用台車を牽引車両で
牽引して工場内を通行し、その通行が困難な狭い幅の通
路に差し掛かった際に、運搬用台車を小型の各台車ユニ
ットに切り離し、その切り離した小型の台車ユニットを
荷物を積載したまま個々に手押し作業で走行させて狭い
幅の通路を通行して所定の場所に荷物を搬入することが
可能となる。
牽引して工場内を通行し、その通行が困難な狭い幅の通
路に差し掛かった際に、運搬用台車を小型の各台車ユニ
ットに切り離し、その切り離した小型の台車ユニットを
荷物を積載したまま個々に手押し作業で走行させて狭い
幅の通路を通行して所定の場所に荷物を搬入することが
可能となる。
【0008】そして請求項1に係る発明においては、並
列して並んだ一対の台車ユニットを結合する結合手段
が、台車ユニットの前部に設けられた第1の結合機構
と、後部に設けられた第2の結合機構とで構成され、前
記第1の結合機構が、並列に並んだ一方の台車ユニット
の前部の側方端に設けられた第1のアームと、この第1
のアームと対向して他方の台車ユニットの前部の側方端
に設けられ、かつ前記第1のアームの上に重合可能な第
2のアームと、その互いに重合した第1のアームと第2
のアームとの重合部分にその両アームを脱着可能に貫通
して設けられた結合ピンと、他の運搬用台車との連結が
可能な連結部とからなることを特徴とし、請求項2に係
る発明においては、並列して並んだ一対の台車ユニット
を結合する結合手段が、台車ユニットの前部に設けられ
た第1の結合機構と、後部に設けられた第2の結合機構
とで構成され、前記第2の結合機構が、並列に並んだ一
方の台車ユニットの後部の側方端に設けられたアーム
と、このアームと対向して他方の台車ユニットの後部の
側方端に設けられ、かつ前記アームと重合可能なブラケ
ットと、その互いに重合したアームとブラケットとの重
合部分にそのアームとブラケットとを脱着可能に貫通し
て設けられた結合ピンと、他の運搬用台車との連結が可
能な連結部とからなることを特徴としている。
列して並んだ一対の台車ユニットを結合する結合手段
が、台車ユニットの前部に設けられた第1の結合機構
と、後部に設けられた第2の結合機構とで構成され、前
記第1の結合機構が、並列に並んだ一方の台車ユニット
の前部の側方端に設けられた第1のアームと、この第1
のアームと対向して他方の台車ユニットの前部の側方端
に設けられ、かつ前記第1のアームの上に重合可能な第
2のアームと、その互いに重合した第1のアームと第2
のアームとの重合部分にその両アームを脱着可能に貫通
して設けられた結合ピンと、他の運搬用台車との連結が
可能な連結部とからなることを特徴とし、請求項2に係
る発明においては、並列して並んだ一対の台車ユニット
を結合する結合手段が、台車ユニットの前部に設けられ
た第1の結合機構と、後部に設けられた第2の結合機構
とで構成され、前記第2の結合機構が、並列に並んだ一
方の台車ユニットの後部の側方端に設けられたアーム
と、このアームと対向して他方の台車ユニットの後部の
側方端に設けられ、かつ前記アームと重合可能なブラケ
ットと、その互いに重合したアームとブラケットとの重
合部分にそのアームとブラケットとを脱着可能に貫通し
て設けられた結合ピンと、他の運搬用台車との連結が可
能な連結部とからなることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1には本発明に係る運搬
用台車Aを複数台縦列状態に連結し、これら運搬用台車
Aを牽引車両Bで牽引している状態を示してある。
て図面を参照して説明する。図1には本発明に係る運搬
用台車Aを複数台縦列状態に連結し、これら運搬用台車
Aを牽引車両Bで牽引している状態を示してある。
【0010】本発明に係る運搬用台車Aは、図1および
図2に示すように、左右に並列に並んだ一対の台車ユニ
ット1a,1bからなり、各台車ユニット1a,1bが
それぞれ単独での走行が可能に構成されている。
図2に示すように、左右に並列に並んだ一対の台車ユニ
ット1a,1bからなり、各台車ユニット1a,1bが
それぞれ単独での走行が可能に構成されている。
【0011】すなわち、各台車ユニット1a,1bは、
平板状の荷台2と、この荷台2の下面の前後部に取り付
けられた都合4つの回転自在な車輪3…と、前記荷台2
の前端縁および後端縁にそれぞれその上方に起立するよ
うに取り付けられた手押し用のハンドルを兼ねる仕切柵
4,4とで構成されている。
平板状の荷台2と、この荷台2の下面の前後部に取り付
けられた都合4つの回転自在な車輪3…と、前記荷台2
の前端縁および後端縁にそれぞれその上方に起立するよ
うに取り付けられた手押し用のハンドルを兼ねる仕切柵
4,4とで構成されている。
【0012】そして左右に並んだ台車ユニット1a,1
bの両者は、結合手段としての第1の結合機構5および
第2の結合機構6を介して互いに切り離し可能に結合さ
れている。
bの両者は、結合手段としての第1の結合機構5および
第2の結合機構6を介して互いに切り離し可能に結合さ
れている。
【0013】第1の結合機構5の構造を図3ないし図5
に示してあり、この第1の結合機構5は、一方の台車ユ
ニット1aの前部の側方端に設けられた第1のアーム1
1、およびこの第1のアーム11と対向して他方の台車
ユニット1bの前部の側方端に設けられた第2のアーム
12を備え、これら第1のアーム11と第2のアーム1
2とが結合具13を介して結合されるようになってい
る。前記結合具13は、図5に示すように、板状のプレ
ート14の下面に一対の結合ピン15,15を、上面に
ハンドル16をそれぞれ取り付けてなる。
に示してあり、この第1の結合機構5は、一方の台車ユ
ニット1aの前部の側方端に設けられた第1のアーム1
1、およびこの第1のアーム11と対向して他方の台車
ユニット1bの前部の側方端に設けられた第2のアーム
12を備え、これら第1のアーム11と第2のアーム1
2とが結合具13を介して結合されるようになってい
る。前記結合具13は、図5に示すように、板状のプレ
ート14の下面に一対の結合ピン15,15を、上面に
ハンドル16をそれぞれ取り付けてなる。
【0014】さらに第1の結合機構5の構造について詳
しく述べると、一方の台車ユニット1aにおける荷台2
の前端面、および他方の台車ユニット1bにおける荷台
2の前端面にそれぞれコ字状のブラケット17,18が
互いに隣接するように取り付けられている。そして一方
のブラケット17に枢支ピン19を介して第1のアーム
11の基部が上下方向に回動自在に取り付けられ、また
他方のブラケット18に枢支ピン20を介して支持片2
1の一端側の端部が上下方向に回動自在に取り付けら
れ、この支持片21の他端側の端部に枢支ピン22を介
して第2のアーム12の基部がその枢支ピン22の軸回
り方向に回動自在に取り付けられている。
しく述べると、一方の台車ユニット1aにおける荷台2
の前端面、および他方の台車ユニット1bにおける荷台
2の前端面にそれぞれコ字状のブラケット17,18が
互いに隣接するように取り付けられている。そして一方
のブラケット17に枢支ピン19を介して第1のアーム
11の基部が上下方向に回動自在に取り付けられ、また
他方のブラケット18に枢支ピン20を介して支持片2
1の一端側の端部が上下方向に回動自在に取り付けら
れ、この支持片21の他端側の端部に枢支ピン22を介
して第2のアーム12の基部がその枢支ピン22の軸回
り方向に回動自在に取り付けられている。
【0015】一方の台車ユニット1aに設けられた第1
のアーム11は、台車ユニット1aの前方に向ってほぼ
水平に延びる水平状態から枢支ピン19を支点に上方に
回動して図6に示すように、ほぼ垂直に起立する起立状
態に変換することが可能で、その水平状態を保持するた
めのストッパ25がブラケット17に水平に取り付けら
れ、また起立状態を保持するための回動可能なストッパ
26がブラケット17の側部に設けられている。
のアーム11は、台車ユニット1aの前方に向ってほぼ
水平に延びる水平状態から枢支ピン19を支点に上方に
回動して図6に示すように、ほぼ垂直に起立する起立状
態に変換することが可能で、その水平状態を保持するた
めのストッパ25がブラケット17に水平に取り付けら
れ、また起立状態を保持するための回動可能なストッパ
26がブラケット17の側部に設けられている。
【0016】第1のアーム11の先端寄りの上面には、
図3ないし図5に示すように、ホルダー29が取り付け
られており、このホルダー29は第1のアーム11の上
面との間に隙間をあけて対向する水平部29aと、この
水平部29aの一側縁部に連接した垂直部29bとから
なる。そしてホルダー29の水平部29aおよび第1の
アーム11にそれぞれ一対の貫通孔30,30,31,
31が同軸的に形成され、さらに第1のアーム11の先
端部に連結部を構成する貫通孔32が形成されている。
図3ないし図5に示すように、ホルダー29が取り付け
られており、このホルダー29は第1のアーム11の上
面との間に隙間をあけて対向する水平部29aと、この
水平部29aの一側縁部に連接した垂直部29bとから
なる。そしてホルダー29の水平部29aおよび第1の
アーム11にそれぞれ一対の貫通孔30,30,31,
31が同軸的に形成され、さらに第1のアーム11の先
端部に連結部を構成する貫通孔32が形成されている。
【0017】他方の台車ユニット1bに設けられた第2
のアーム12は、支持片21と共に台車ユニット1bの
前方に向ってほぼ水平に延びる水平状態と、この水平状
態から枢支ピン20を支点に支持片21と共に上方に回
動してほぼ垂直に起立する起立状態との姿勢に保持する
ことができ、さらにこの起立状態から図7に示すよう
に、第2のアーム12を枢支ピン22を支点に下方に回
動して横に倒れる折り畳み状態に保持することができる
ようになっている。そしてこの第2のアーム12の折り
畳み状態を保持するためのストッパ33が荷台2の前端
面に設けられている。
のアーム12は、支持片21と共に台車ユニット1bの
前方に向ってほぼ水平に延びる水平状態と、この水平状
態から枢支ピン20を支点に支持片21と共に上方に回
動してほぼ垂直に起立する起立状態との姿勢に保持する
ことができ、さらにこの起立状態から図7に示すよう
に、第2のアーム12を枢支ピン22を支点に下方に回
動して横に倒れる折り畳み状態に保持することができる
ようになっている。そしてこの第2のアーム12の折り
畳み状態を保持するためのストッパ33が荷台2の前端
面に設けられている。
【0018】第2のアーム12の先端部には前記第1の
アーム11における貫通孔30,30,31,31に対
応する一対の貫通孔34,34が形成されている。そし
てこの第2のアーム12は、水平に保持された状態にお
いて、その先端部が前記ホルダー29の内側に挿入され
て第1のアーム11の上に重ね合わされ、ホルダー29
の貫通孔30,30と、第2のアーム12の貫通孔3
4,34と、第1のアーム11の貫通孔31,31とが
それぞれ同軸的に対向する状態のもとで、これら貫通孔
30,30,34,34,31,31内にホルダー29
の上方側から結合具13の結合ピン15,15が挿入さ
れ、これにより第1のアーム11と第2のアーム12と
が互いに連結し、この連結で一方の台車ユニット1aと
他方の台車ユニット1bとがその前部において互いに結
合されるものである。
アーム11における貫通孔30,30,31,31に対
応する一対の貫通孔34,34が形成されている。そし
てこの第2のアーム12は、水平に保持された状態にお
いて、その先端部が前記ホルダー29の内側に挿入され
て第1のアーム11の上に重ね合わされ、ホルダー29
の貫通孔30,30と、第2のアーム12の貫通孔3
4,34と、第1のアーム11の貫通孔31,31とが
それぞれ同軸的に対向する状態のもとで、これら貫通孔
30,30,34,34,31,31内にホルダー29
の上方側から結合具13の結合ピン15,15が挿入さ
れ、これにより第1のアーム11と第2のアーム12と
が互いに連結し、この連結で一方の台車ユニット1aと
他方の台車ユニット1bとがその前部において互いに結
合されるものである。
【0019】図8および図9には、運搬用台車Aの後部
に設けられた第2の結合機構6の構造を示してあり、こ
の第2の結合機構6は、一方の台車ユニット1aの後部
の側方端に設けられたアーム40、およびこのアーム4
0と対向して他方の台車ユニット1bの後部の側方端に
設けられたブラケット38を備え、これらアーム40と
ブラケット38が結合ピン41を介して結合されるよう
になっている。
に設けられた第2の結合機構6の構造を示してあり、こ
の第2の結合機構6は、一方の台車ユニット1aの後部
の側方端に設けられたアーム40、およびこのアーム4
0と対向して他方の台車ユニット1bの後部の側方端に
設けられたブラケット38を備え、これらアーム40と
ブラケット38が結合ピン41を介して結合されるよう
になっている。
【0020】さらにこの第2の結合機構6の構造につい
て詳しく述べると、各台車ユニット1a,1bにおける
それぞれの荷台2,2の後端面に互いに隣接するように
それぞれコ字状のブラケット37,38が取り付けられ
ている。
て詳しく述べると、各台車ユニット1a,1bにおける
それぞれの荷台2,2の後端面に互いに隣接するように
それぞれコ字状のブラケット37,38が取り付けられ
ている。
【0021】一方のブラケット37には枢支ピン39を
介してアーム40の一端側の端部が水平方向に回動自在
に取り付けられ、その回動でアーム40の他端側の端部
を他方のブラケット38の内側に挿入することができる
ようになっている。
介してアーム40の一端側の端部が水平方向に回動自在
に取り付けられ、その回動でアーム40の他端側の端部
を他方のブラケット38の内側に挿入することができる
ようになっている。
【0022】前記ブラケット38は互いに対向する上部
片38aおよび下部片38bを有し、これら上部片38
aおよび下部片38bにそれぞれ同軸的に貫通孔41,
41が形成され、また前記アーム40の他端部に前記貫
通孔41,41に対向可能な貫通孔42が形成されてい
る。そしてブラケット38の上部片38aと下部片38
bとの間にアーム40の他端部が配置して前記各貫通孔
41,42,41が同軸的に対向する状態のもとで、上
部片38aの上方から各貫通孔41,42,41に亘っ
て結合ピン43が挿入され、これにより一方の台車ユニ
ット1aと他方の台車ユニット1bとがその後部におい
て互いに結合されるものである。
片38aおよび下部片38bを有し、これら上部片38
aおよび下部片38bにそれぞれ同軸的に貫通孔41,
41が形成され、また前記アーム40の他端部に前記貫
通孔41,41に対向可能な貫通孔42が形成されてい
る。そしてブラケット38の上部片38aと下部片38
bとの間にアーム40の他端部が配置して前記各貫通孔
41,42,41が同軸的に対向する状態のもとで、上
部片38aの上方から各貫通孔41,42,41に亘っ
て結合ピン43が挿入され、これにより一方の台車ユニ
ット1aと他方の台車ユニット1bとがその後部におい
て互いに結合されるものである。
【0023】前記アーム40の側縁の中間部には、台車
ユニット1a,1bの後方側に突出するようにコ字状の
ブラケット46が取り付けられている。このブラケット
46は互いに対向する上部片46aおよび下部片46b
を有し、これら上部片46aおよび下部片46bにそれ
ぞれ同軸的に貫通孔47,47が形成され、また上部片
46aの上面に前記貫通孔47,47に連なるようにガ
イドパイプ48が取り付けられ、このガイドパイプ48
内に長尺な連結シャフト49が上下に摺動自在に挿入さ
れている。
ユニット1a,1bの後方側に突出するようにコ字状の
ブラケット46が取り付けられている。このブラケット
46は互いに対向する上部片46aおよび下部片46b
を有し、これら上部片46aおよび下部片46bにそれ
ぞれ同軸的に貫通孔47,47が形成され、また上部片
46aの上面に前記貫通孔47,47に連なるようにガ
イドパイプ48が取り付けられ、このガイドパイプ48
内に長尺な連結シャフト49が上下に摺動自在に挿入さ
れている。
【0024】ガイドパイプ48の側面には、その軸方向
に沿って長いガイド溝50が形成され、このガイド溝5
0内に前記連結シャフト49に取り付けられた規制ピン
51が挿入されている。そしてガイド溝50の上端部に
はガイドパイプ48の周方向に延びる係止部50aが形
成されており、連結シャフト49を上方に引き上げてこ
の係止部50a内に前記規制ピン51を介入させること
により連結シャフト49の下降が阻止され、その下端が
前記ブラケット46よりも上方の位置に保持されるよう
になっている。そして連結シャフト49を回動して前記
規制ピン51を係止部50aから離脱させてガイド溝5
0内に移行させることにより、連結シャフト49の下降
が可能となり、その下降で連結シャフト49の下部がブ
ラケット46の貫通孔47,47内に進入するようにな
っている。
に沿って長いガイド溝50が形成され、このガイド溝5
0内に前記連結シャフト49に取り付けられた規制ピン
51が挿入されている。そしてガイド溝50の上端部に
はガイドパイプ48の周方向に延びる係止部50aが形
成されており、連結シャフト49を上方に引き上げてこ
の係止部50a内に前記規制ピン51を介入させること
により連結シャフト49の下降が阻止され、その下端が
前記ブラケット46よりも上方の位置に保持されるよう
になっている。そして連結シャフト49を回動して前記
規制ピン51を係止部50aから離脱させてガイド溝5
0内に移行させることにより、連結シャフト49の下降
が可能となり、その下降で連結シャフト49の下部がブ
ラケット46の貫通孔47,47内に進入するようにな
っている。
【0025】図5には、運搬用台車Aと牽引車両Bとの
連結部分の構造を示してあり、牽引車両Bの後部にはコ
字状のブラケット53がその後方側に突出するように取
り付けられている。このブラケット53は互いに対向す
る上部片53aおよび下部片53bを有し、これら上部
片53aおよび下部片53bにそれぞれ同軸的に貫通孔
54,54が形成されている。
連結部分の構造を示してあり、牽引車両Bの後部にはコ
字状のブラケット53がその後方側に突出するように取
り付けられている。このブラケット53は互いに対向す
る上部片53aおよび下部片53bを有し、これら上部
片53aおよび下部片53bにそれぞれ同軸的に貫通孔
54,54が形成されている。
【0026】そして運搬用台車Aの前部に突出した第1
の結合機構5における第1のアーム11の先端部が前記
ブラケット53の上部片53aと下部片53bとの間に
挿入され、この状態で上部片53aの貫通孔54、第1
のアーム11の貫通孔32、下部片53bの貫通孔54
に亘って上部片53aの上方から連結ピン55が挿入さ
れ、この連結ピン55により牽引車両Bと運搬用台車A
との連結が図られるものである。
の結合機構5における第1のアーム11の先端部が前記
ブラケット53の上部片53aと下部片53bとの間に
挿入され、この状態で上部片53aの貫通孔54、第1
のアーム11の貫通孔32、下部片53bの貫通孔54
に亘って上部片53aの上方から連結ピン55が挿入さ
れ、この連結ピン55により牽引車両Bと運搬用台車A
との連結が図られるものである。
【0027】前記運搬用台車Aの後方側にはさらに他の
運搬用台車Aが連結されており、この連結部分の構造を
図11に示してある。この図に示すように、前方側に配
置した運搬用台車Aの後部に設けられた第2の結合機構
6におけるブラケット46の上部片46aと下部片46
bとの間に、後方側の運搬用台車Aの前部に設けられた
第1の結合機構5における第1のアーム11の先端部が
挿入され、この状態で連結シャフト49が下方に落とし
込まれ、この連結シャフト49がブラケット46の上部
片46aの貫通孔47、第1のアーム11の貫通孔3
2、ブラケット46の下部片46bの貫通孔47に亘っ
て挿入され、この連結シャフト49により前方側の運搬
用台車Aと後方側の運搬用台車Aとの連結が図られるも
のである。
運搬用台車Aが連結されており、この連結部分の構造を
図11に示してある。この図に示すように、前方側に配
置した運搬用台車Aの後部に設けられた第2の結合機構
6におけるブラケット46の上部片46aと下部片46
bとの間に、後方側の運搬用台車Aの前部に設けられた
第1の結合機構5における第1のアーム11の先端部が
挿入され、この状態で連結シャフト49が下方に落とし
込まれ、この連結シャフト49がブラケット46の上部
片46aの貫通孔47、第1のアーム11の貫通孔3
2、ブラケット46の下部片46bの貫通孔47に亘っ
て挿入され、この連結シャフト49により前方側の運搬
用台車Aと後方側の運搬用台車Aとの連結が図られるも
のである。
【0028】このような連結構造により、図1に示すよ
うに、複数台の運搬用台車Aが縦列状態に連結される。
そして各運搬用台車Aの荷台2の上には、組立部品等の
所定の荷物Cを積載し、この状態で牽引車両Bを運転
し、各運搬用台車Aを牽引して組立ライン等の所定の現
場に搬送し、その各現場に所定の荷物Cを搬入する。そ
して荷物を搬入すべき現場に通じる通路の途中が牽引車
両Bや運搬用台車Aの通行が不能な狭い幅となっている
場合には、その幅の狭くなる場所において、所定の運搬
用台車Aを牽引車両Bあるいは他の運搬用台車Aから切
り離す。
うに、複数台の運搬用台車Aが縦列状態に連結される。
そして各運搬用台車Aの荷台2の上には、組立部品等の
所定の荷物Cを積載し、この状態で牽引車両Bを運転
し、各運搬用台車Aを牽引して組立ライン等の所定の現
場に搬送し、その各現場に所定の荷物Cを搬入する。そ
して荷物を搬入すべき現場に通じる通路の途中が牽引車
両Bや運搬用台車Aの通行が不能な狭い幅となっている
場合には、その幅の狭くなる場所において、所定の運搬
用台車Aを牽引車両Bあるいは他の運搬用台車Aから切
り離す。
【0029】牽引車両Bから運搬用台車Aを切り離す場
合には、図5に示す連結ピン55を牽引車両Bのブラケ
ット53から抜き取る。この抜き取りにより牽引車両B
のブラケット53と運搬用台車Aのアーム11との連結
が外れ、したがって牽引車両Bから運搬用台車Aを容易
に切り離すことができる。
合には、図5に示す連結ピン55を牽引車両Bのブラケ
ット53から抜き取る。この抜き取りにより牽引車両B
のブラケット53と運搬用台車Aのアーム11との連結
が外れ、したがって牽引車両Bから運搬用台車Aを容易
に切り離すことができる。
【0030】また運搬用台車Aを他の運搬用台車Aから
切り離す場合には、図11に示す連結シャフト49を上
方に引き上げるとともに、この連結シャフト49を回動
して規制ピン51を係止部50a内に逃がす。これによ
り連結シャフト49がブラケット46から離脱した上昇
位置に保持され、一方の運搬用台車Aのアーム11と他
方の運搬用台車Aのブラケット46との連結が外れ、し
たがってその一方の運搬用台車Aを他方の運搬用台車A
から容易に切り離すことができる。
切り離す場合には、図11に示す連結シャフト49を上
方に引き上げるとともに、この連結シャフト49を回動
して規制ピン51を係止部50a内に逃がす。これによ
り連結シャフト49がブラケット46から離脱した上昇
位置に保持され、一方の運搬用台車Aのアーム11と他
方の運搬用台車Aのブラケット46との連結が外れ、し
たがってその一方の運搬用台車Aを他方の運搬用台車A
から容易に切り離すことができる。
【0031】このようにして所定の運搬用台車Aを切り
離した後に、その切り離した運搬用台車Aの第1の結合
機構5における結合具13を、図5に示すように、上方
に引き上げ、さらに第2のアーム12を図3における反
時計方向に回動し、左右に並んだ一方の台車ユニット1
aと他方の台車ユニット1bとの前部側の結合を解除す
る。
離した後に、その切り離した運搬用台車Aの第1の結合
機構5における結合具13を、図5に示すように、上方
に引き上げ、さらに第2のアーム12を図3における反
時計方向に回動し、左右に並んだ一方の台車ユニット1
aと他方の台車ユニット1bとの前部側の結合を解除す
る。
【0032】次に、運搬用台車Aの後部側の第2の結合
機構6における結合ピン43を抜き取る。そして図9
(イ)の状態からアーム40を図9(ロ)に示すように
反時計方向に回動し、左右に並んだ一方の台車ユニット
1aと他方の台車ユニット1bとの後部側の結合を解除
する。
機構6における結合ピン43を抜き取る。そして図9
(イ)の状態からアーム40を図9(ロ)に示すように
反時計方向に回動し、左右に並んだ一方の台車ユニット
1aと他方の台車ユニット1bとの後部側の結合を解除
する。
【0033】このように左右に並んだ一方の台車ユニッ
ト1aと他方の台車ユニット1bとの前部側および後部
側の結合をそれぞれ解除してその両者を切り離す。そし
て例えばその一方の台車ユニット1aを作業者による手
押し作業で単独に走行させながら、狭い幅の通路を通過
させてその台車ユニット1aの上の荷物を所定の搬入場
所にまで搬送する。
ト1aと他方の台車ユニット1bとの前部側および後部
側の結合をそれぞれ解除してその両者を切り離す。そし
て例えばその一方の台車ユニット1aを作業者による手
押し作業で単独に走行させながら、狭い幅の通路を通過
させてその台車ユニット1aの上の荷物を所定の搬入場
所にまで搬送する。
【0034】この際、台車ユニット1aの前部に設けら
れている第1のアーム11は、図6に示すように、荷台
2の前端縁からその上方に起立するようにストッパ26
を介して保持しておく。これにより台車ユニット1aの
走行時にアーム12の先端部が他の物体に引っ掛かった
り接触するような危険がなく、台車ユニット1aを円滑
にかつ安全に走行させることができる。
れている第1のアーム11は、図6に示すように、荷台
2の前端縁からその上方に起立するようにストッパ26
を介して保持しておく。これにより台車ユニット1aの
走行時にアーム12の先端部が他の物体に引っ掛かった
り接触するような危険がなく、台車ユニット1aを円滑
にかつ安全に走行させることができる。
【0035】さらに他方の台車ユニット1bも作業者に
よる手押し作業により単独の状態で走行させながら、狭
い幅の通路を通過させてこの台車ユニット1bの上の荷
物を所定の搬入場所にまで搬送する。
よる手押し作業により単独の状態で走行させながら、狭
い幅の通路を通過させてこの台車ユニット1bの上の荷
物を所定の搬入場所にまで搬送する。
【0036】この際、この台車ユニット1bの前部に設
けられているアーム12は、図7に示すように、荷台2
の前端縁に沿うように折り畳んでストッパ33により保
持しておく。これにより台車ユニット1bの走行時にア
ーム12の先端部が他の物体に引っ掛かったり接触する
ような危険がなく、台車ユニット1bを円滑にかつ安全
に走行させることができる。
けられているアーム12は、図7に示すように、荷台2
の前端縁に沿うように折り畳んでストッパ33により保
持しておく。これにより台車ユニット1bの走行時にア
ーム12の先端部が他の物体に引っ掛かったり接触する
ような危険がなく、台車ユニット1bを円滑にかつ安全
に走行させることができる。
【0037】このように各運搬用台車Aは、必要に応じ
て各台車ユニット1a,1bに切り離すことができ、そ
してその切り離した各台車ユニット1a,1bをそれぞ
れ単独の状態で狭い通路を走行させて積載荷物を所定の
搬入現場にまで搬送することができ、したがって小型の
台車への荷物の積み替えを省いて効率よく所定に現場に
まで荷物を搬入することができる。
て各台車ユニット1a,1bに切り離すことができ、そ
してその切り離した各台車ユニット1a,1bをそれぞ
れ単独の状態で狭い通路を走行させて積載荷物を所定の
搬入現場にまで搬送することができ、したがって小型の
台車への荷物の積み替えを省いて効率よく所定に現場に
まで荷物を搬入することができる。
【0038】一方、再び台車ユニット1a,1bの両者
を結合して運搬用台車Aを構成する場合には、まず台車
ユニット1a,1bの両者を左右に並べてその側縁同士
を隣接させる。そして一方の台車ユニット1aの前部に
起立して配置する第1のアーム11を枢支ピン19を支
点に荷台2の前方側に回動して水平状態に保持し、また
他方の台車ユニット1bの前部に折り畳まれて配置する
第2のアーム12をまず枢支ピン22を支点に上方に回
動して支持片21の長手方向に沿うように起立させると
ともに、されにこのアーム12を支持片21と一体的に
枢支ピン20を支点に荷台2の前方側に回動して水平状
態に保持する。そしてこの第2のアーム12を枢支ピン
22を支点に図3における時計方向に回動してその先端
部を第1のアーム11におけるホルダー29の下面側に
進入させて第1のアーム11の上に第2のアーム12を
重ね合わせる。そしてホルダー29の貫通孔30,30
と、第2のアーム11の貫通孔34,34と、第1のア
ーム11の貫通孔31,31とが、図5に示すように、
同軸的に配置するように位置を合わせ、この状態でホル
ダー29の上方から結合具13の結合ピン15,15を
各貫通孔30,30,34,34,31,31,に亘っ
て挿入する。これにより、台車ユニット1a,1bの前
部側が結合される。
を結合して運搬用台車Aを構成する場合には、まず台車
ユニット1a,1bの両者を左右に並べてその側縁同士
を隣接させる。そして一方の台車ユニット1aの前部に
起立して配置する第1のアーム11を枢支ピン19を支
点に荷台2の前方側に回動して水平状態に保持し、また
他方の台車ユニット1bの前部に折り畳まれて配置する
第2のアーム12をまず枢支ピン22を支点に上方に回
動して支持片21の長手方向に沿うように起立させると
ともに、されにこのアーム12を支持片21と一体的に
枢支ピン20を支点に荷台2の前方側に回動して水平状
態に保持する。そしてこの第2のアーム12を枢支ピン
22を支点に図3における時計方向に回動してその先端
部を第1のアーム11におけるホルダー29の下面側に
進入させて第1のアーム11の上に第2のアーム12を
重ね合わせる。そしてホルダー29の貫通孔30,30
と、第2のアーム11の貫通孔34,34と、第1のア
ーム11の貫通孔31,31とが、図5に示すように、
同軸的に配置するように位置を合わせ、この状態でホル
ダー29の上方から結合具13の結合ピン15,15を
各貫通孔30,30,34,34,31,31,に亘っ
て挿入する。これにより、台車ユニット1a,1bの前
部側が結合される。
【0039】次に、台車ユニット1a,1bの後部側に
おいて、図9に示すように、一方の台車ユニット1aの
アーム40を枢支ピン39を支点に時計方向に回動して
このアーム40の先端部を他方の台車ユニット1bのブ
ラケット38内に挿入する。そして図10に示すよう
に、ブラケット38の上部片38aの貫通孔41と、ア
ーム40の貫通孔42と、ブラケット38の下部片38
bの貫通孔41とが同軸的に配置するように位置を合わ
せ、この状態でブラケット38の上方から結合ピン43
を各貫通孔41,42,41に亘って挿入する。これに
より、台車ユニット1a,1bの後部側が結合される。
おいて、図9に示すように、一方の台車ユニット1aの
アーム40を枢支ピン39を支点に時計方向に回動して
このアーム40の先端部を他方の台車ユニット1bのブ
ラケット38内に挿入する。そして図10に示すよう
に、ブラケット38の上部片38aの貫通孔41と、ア
ーム40の貫通孔42と、ブラケット38の下部片38
bの貫通孔41とが同軸的に配置するように位置を合わ
せ、この状態でブラケット38の上方から結合ピン43
を各貫通孔41,42,41に亘って挿入する。これに
より、台車ユニット1a,1bの後部側が結合される。
【0040】これにより左右に並んだ一対の台車ユニッ
ト1a,1bが互いに結合して一体的な運搬用台車Aと
なる。そしてこの運搬用台車Aを牽引車両Bに連結する
場合には、図5に示すように、まず運搬用台車Aの前部
に突出した第1のアーム11の先端部を牽引車両Bのブ
ラケット53の上部片53aと下部片53bとの間に挿
入する。そしてブラケット53の上部片53aの貫通孔
54と、アーム11の貫通孔34と、ブラケット53の
下部片53bの貫通孔54とが同軸的に配置するように
位置を合わせ、この状態でブラケット53の上方から連
結ピン55を各貫通孔54,34,54に亘って挿入す
る。これにより運搬用台車Aが牽引車両Bに連結され
る。
ト1a,1bが互いに結合して一体的な運搬用台車Aと
なる。そしてこの運搬用台車Aを牽引車両Bに連結する
場合には、図5に示すように、まず運搬用台車Aの前部
に突出した第1のアーム11の先端部を牽引車両Bのブ
ラケット53の上部片53aと下部片53bとの間に挿
入する。そしてブラケット53の上部片53aの貫通孔
54と、アーム11の貫通孔34と、ブラケット53の
下部片53bの貫通孔54とが同軸的に配置するように
位置を合わせ、この状態でブラケット53の上方から連
結ピン55を各貫通孔54,34,54に亘って挿入す
る。これにより運搬用台車Aが牽引車両Bに連結され
る。
【0041】また、運搬用台車Aを他の運搬用台車Aの
後部に連結する場合には、図11に示すように、前方側
に配置した運搬用台車Aの後部のブラケット46の上部
片46aと下部片46bとの間に、後方側の運搬用台車
Aの前部に突出した第1のアーム11の先端部を挿入す
る。この際、前記ブラケット46に設けられているガイ
ドパイプ48内の連結シャフト49は上方位置に保持し
ておく。そしてブラケット46の内側に第1のアーム1
1を挿入した後に、連結シャフト49を下方に落とし込
み、この連結シャフト49をブラケット46の上部片4
6aの貫通孔47、第1のアーム11の貫通孔34、ブ
ラケット46の下部片46bの貫通孔47に亘って挿入
する。
後部に連結する場合には、図11に示すように、前方側
に配置した運搬用台車Aの後部のブラケット46の上部
片46aと下部片46bとの間に、後方側の運搬用台車
Aの前部に突出した第1のアーム11の先端部を挿入す
る。この際、前記ブラケット46に設けられているガイ
ドパイプ48内の連結シャフト49は上方位置に保持し
ておく。そしてブラケット46の内側に第1のアーム1
1を挿入した後に、連結シャフト49を下方に落とし込
み、この連結シャフト49をブラケット46の上部片4
6aの貫通孔47、第1のアーム11の貫通孔34、ブ
ラケット46の下部片46bの貫通孔47に亘って挿入
する。
【0042】この際、前方側の運搬用台車Aと後方側の
運搬用台車Aとが互いに接近してその間が狭い空間とな
っているが、前記連結シャフト49は前記空間内の上方
にまで延びているから、この連結シャフト49を操作す
ることにより、アーム11の連結、切り離し等の操作を
容易に行なうことができる。
運搬用台車Aとが互いに接近してその間が狭い空間とな
っているが、前記連結シャフト49は前記空間内の上方
にまで延びているから、この連結シャフト49を操作す
ることにより、アーム11の連結、切り離し等の操作を
容易に行なうことができる。
【0043】そしてこの連結シャフト49をブラケット
46の上部片46aの貫通孔47、第1のアーム11の
貫通孔34、ブラケット46の下部片46bの貫通孔4
7に亘って挿入することにより、前方側の運搬用台車A
と後方側の運搬用台車Aとの連結が図られる。
46の上部片46aの貫通孔47、第1のアーム11の
貫通孔34、ブラケット46の下部片46bの貫通孔4
7に亘って挿入することにより、前方側の運搬用台車A
と後方側の運搬用台車Aとの連結が図られる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、運
搬用台車を牽引車両で牽引して工場内を通行し、その通
行が困難な狭い幅の通路に差し掛かった際に、運搬用台
車を小型の各台車ユニットに切り離し、その切り離した
小型の台車ユニットを荷物を積載したまま個々に手押し
作業で走行させて狭い幅の通路を通行して所定の場所に
荷物を搬入することができ、したがって荷物をいちいち
積み替えたり、別個の手押し用の台車を用意するような
管理が不要で、能率的な運搬作業を達成することができ
る。
搬用台車を牽引車両で牽引して工場内を通行し、その通
行が困難な狭い幅の通路に差し掛かった際に、運搬用台
車を小型の各台車ユニットに切り離し、その切り離した
小型の台車ユニットを荷物を積載したまま個々に手押し
作業で走行させて狭い幅の通路を通行して所定の場所に
荷物を搬入することができ、したがって荷物をいちいち
積み替えたり、別個の手押し用の台車を用意するような
管理が不要で、能率的な運搬作業を達成することができ
る。
【図1】本発明の一実施形態に係る運搬用台車の牽引状
態を示す斜視図。
態を示す斜視図。
【図2】その運搬用台車の平面図。
【図3】その運搬用台車の第1の結合機構を示す平面
図。
図。
【図4】その運搬用台車の第1の結合機構を示す斜視
図。
図。
【図5】その運搬用台車の第1の結合機構を示す断面
図。
図。
【図6】その運搬用台車の第1の結合機構における第1
のアームを起立させた状態を示す正面図。
のアームを起立させた状態を示す正面図。
【図7】その運搬用台車の第1の結合機構における第2
のアームを折り畳んだ状態を示す正面図。
のアームを折り畳んだ状態を示す正面図。
【図8】その運搬用台車の第2の結合機構を示す斜視
図。
図。
【図9】その運搬用台車の第2の結合機構を示す平面
図。
図。
【図10】その運搬用台車の第2の結合機構におけるア
ームとブラケットとの結合部分の分解状態の断面図。
ームとブラケットとの結合部分の分解状態の断面図。
【図11】その運搬用台車の第2の結合機構の断面図。
A…運搬用台車 1a,1b…台車ユニット 5…第1の結合機構 6…第2の結合機構 11…第1のアーム 12…第2のアーム 15…結合ピン 37…ブラケット 40…アーム 43…結合ピン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62B 5/00 B60D 1/02
Claims (2)
- 【請求項1】左右に並列して並んだそれぞれ単独での走
行が可能な一対の台車ユニットと、これら台車ユニット
を互いに脱着可能に結合した結合手段とを具備し、前記
結合手段の解除により一対の台車ユニットを切り離して
それぞれ単独での走行を可能にした運搬用台車であっ
て、 前記結合手段は、前記台車ユニットの前部に設けられた
第1の結合機構と、後部に設けられた第2の結合機構と
で構成され、 前記第1の結合機構は、並列に並んだ一方の台車ユニッ
トの前部の側方端に設けられた第1のアームと、この第
1のアームと対向して他方の台車ユニットの前部の側方
端に設けられ、かつ前記第1のアームの上に重合可能な
第2のアームと、その互いに重合した第1のアームと第
2のアームとの重合部分にその両アームを脱着可能に貫
通して設けられた結合ピンと、他の運搬用台車との連結
が可能な連結部とからなることを特徴とする運搬用台
車。 - 【請求項2】左右に並列して並んだそれぞれ単独での走
行が可能な一対の台車ユニットと、これら台車ユニット
を互いに脱着可能に結合した結合手段とを具備し、前記
結合手段の解除により一対の台車ユニットを切り離して
それぞれ単独での走行を可能にした運搬用台車であっ
て、 前記結合手段は、前記台車ユニットの前部に設けられた
第1の結合機構と、後部に設けられた第2の結合機構と
で構成され、 前記第2の結合機構は、並列に並んだ一方の台車ユニッ
トの後部の側方端に設けられたアームと、このアームと
対向して他方の台車ユニットの後部の側方端に設けら
れ、かつ前記アームと重合可能なブラケットと、その互
いに重合したアームとブラケットとの重合部分にそのア
ームとブラケットとを脱着可能に貫通して設けられた結
合ピンと、他の運搬用台車との連結が可能な連結部とか
らなることを特徴とする運搬用台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29999195A JP3171074B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 運搬用台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29999195A JP3171074B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 運搬用台車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09142307A JPH09142307A (ja) | 1997-06-03 |
JP3171074B2 true JP3171074B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=17879433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29999195A Expired - Fee Related JP3171074B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 運搬用台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3171074B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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---|---|---|---|---|
KR200450250Y1 (ko) * | 2009-11-12 | 2010-09-15 | 주식회사 성도캐스터 | 파레트 연결구 |
JP5554557B2 (ja) * | 2009-12-23 | 2014-07-23 | 日本車輌製造株式会社 | キャリヤ連結装置 |
JP5964368B2 (ja) * | 2014-07-31 | 2016-08-03 | 中国電力株式会社 | 配管敷設方法 |
PL71023Y1 (pl) * | 2017-11-17 | 2019-09-30 | Atres Intralogistics Spolka Z Ograniczona Odpowiedzialnoscia | Sprzęg do pojazdów i wózków wewnętrznego transportu towarowego |
CN108657239A (zh) * | 2018-05-15 | 2018-10-16 | 芜湖君如保温材料有限公司 | 一种保温管道的转运小车 |
CN112793487A (zh) * | 2021-03-02 | 2021-05-14 | 杭州职业技术学院 | 一种城市物流配送牵引车及使用方法 |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP29999195A patent/JP3171074B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09142307A (ja) | 1997-06-03 |
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