JPH1120795A - ヘリコプター地上けん引装置 - Google Patents

ヘリコプター地上けん引装置

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JPH1120795A
JPH1120795A JP9177237A JP17723797A JPH1120795A JP H1120795 A JPH1120795 A JP H1120795A JP 9177237 A JP9177237 A JP 9177237A JP 17723797 A JP17723797 A JP 17723797A JP H1120795 A JPH1120795 A JP H1120795A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘリコプター地上けん引装置において、大勢
の人力を必要とせず、サイズの異なる多機種のヘリコプ
ターに適合可能であり、さらに使用時の作業性及び整備
性並びに安全性を向上する。 【解決手段】 降着装置としてスキッド4を備えたヘリ
コプター1を地上で移動させる際に上記スキッド4の後
部の所定位置にグランド・ハンドリング・ホイールを取
り付けた状態で該スキッド4の前部を支持してけん引す
るヘリコプター地上けん引装置において、根元部が回動
自在に結合された二股状の2本の棒材25a,25bを
有し該棒材間が開閉可能とされたけん引棒20と、この
けん引棒20の先端にそれぞれ運動自在に連結され上記
スキッド4の前部を下面側から支持して移動する左右の
台車21a,21bと、これらの台車の上面にそれぞれ
設けられヘリコプター1の左右の前部クロスチューブ2
と結合して該前部クロスチューブ2にけん引力を伝達す
る結合金具22a,22bとを備えて成るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、降着装置として車
輪の代わりにソリ状のスキッドを備えたヘリコプターを
地上で移動させる際に用いるヘリコプター地上けん引装
置に関し、特に、大勢の人力を必要とせず、サイズの異
なる多機種のヘリコプターに適合可能であり、さらに使
用時の作業性及び整備性並びに安全性を向上することが
できるヘリコプター地上けん引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、降着装置として車輪の代わりにソ
リ状のスキッドを備えたヘリコプターを地上で移動させ
るには、まず第一として、図4に示すような手法があっ
た。これは、ヘリコプター1の胴体底部に左右の前部ク
ロスチューブ2及び後部クロスチューブ3で取り付けら
れたスキッド4,4の後部の所定位置(重心より後方位
置)に、各ヘリコプター1毎に付属装備品として保有す
るグランド・ハンドリング・ホイール5を取り付け、バ
ランス要員6が上記ヘリコプター1の尾部を押し下げて
スキッド4,4の前部を浮き上がらせ機体を水平にし、
舵取り要員7が舵を取りながら搬送要員8,9,10が
機体を前方又は後方に押して移動していた。
【0003】また、第二の手法としては、図5に示すよ
うに、図4に示すと同様にスキッド4,4の後部の所定
位置にグランド・ハンドリング・ホイール5を取り付
け、バランス要員6がヘリコプター1の尾部を押し下げ
てスキッド4,4の前部を浮き上がらせ機体を水平にし
た状態で、左右の前部クロスチューブ2に二股状のけん
引棒11の先端部を結合し、該けん引棒11の根元部を
けん引車12に連結して舵取り要員7が舵を取りなが
ら、上記けん引車12の走行により機体を前方又は後方
に押して移動していた。なお、上記左右の前部クロスチ
ューブ2に二股状のけん引棒11の先端部を結合するこ
とに限らず、図6に示すように、上記スキッド4,4の
前端部にトーイング用リング13,13を取り付け、こ
のトーイング用リング13,13に二股状のけん引棒1
1の先端部を結合してもよい。
【0004】さらに、第三の手法としては、図7
(a),(b)に示すように、ヘリコプター1の機体の
サイズに適合した横幅の台車13(両端部下面に車輪1
4を有する)と、この台車13の前方に延びて取り付け
られたけん引棒15とで地上けん引装置を構成し、上記
台車13の両端部に設けられた結合金具16,16で図
6に示す左右の前部クロスチューブ2,2を下面側から
くわえ込んで固定し、上記けん引棒15の根元部をけん
引車12に連結して該けん引車12の走行により機体を
前方又は後方に押して移動していた。このときは、図5
及び図6に示すヘリコプター1のスキッド4,4の前部
は上記台車13によって支持されるので、バランス要員
6及び舵取り要員7は不要である。
【0005】図8は図7に示す地上けん引装置の変形例
を示すもので、台車13′が、ベース部材17と車輪1
4,14と上記ベース部材17に横幅が伸縮可能に取り
付けられたスキッド受け台18,18とで構成されたも
のである。この場合は、上記スキッド受け台18,18
の横幅をヘリコプター1の機体のサイズに適合させて調
整し、その後このスキッド受け台18,18に図6に示
す左右のスキッド4,4の前部を乗せ、このスキッド
4,4を上記スキッド受け台18,18にひも等で縛り
付けて固定し、けん引棒15の根元部をけん引車12に
連結して該けん引車12の走行により機体を前方又は後
方に押して移動していた。このときも、図5及び図6に
示すヘリコプター1のスキッド4,4の前部は上記台車
13′によって支持されるので、バランス要員6及び舵
取り要員7は不要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のヘリコプターの地上けん引においては、図4に示す
第一の手法の場合は、バランス要員6、舵取り要員7、
搬送要員8,9,10のように大勢の人力を必要とする
ものであった。また、人力だけでけん引し移動すること
から、主として小型のヘリコプターに限られ、大型のヘ
リコプターは移動できないものであった。次に、図5及
び図6に示す第二の手法の場合は、けん引棒11及びけ
ん引車12を用いるため搬送要員8,9,10は不要で
あり人力は少なくてすむが、バランス要員6が機体のバ
ランスをうまく取れなくて、例えばスキッド4,4の前
部が地面に接触したようなとき、けん引車12のけん引
力又はプッシュ力が大きいためそのまま移動して、上記
スキッド4,4を損傷することがあった。
【0007】さらに、図7及び図8に示す第三の手法の
地上けん引装置を構成した場合は、スキッド4,4の前
部を台車13,13′によって支持するので、該スキッ
ド4,4を損傷する恐れはないが、図7の例では台車1
3の横幅が固定であるため、サイズの異なる多機種のヘ
リコプター1に適合することはできず、各機体のサイズ
毎に上記台車13をそれぞれ用意しなくてはならないも
のであった。また、図8の例では台車13′の横幅は可
変であるが、片方のスキッド受け台18のみがスライド
して横幅を調整するので、車輪14,14とスキッド受
け台18,18との関係がアンバランスになり、特に大
型のヘリコプターの場合には不安定となることがあっ
た。
【0008】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、大勢の人力を必要とせず、サイズの異なる多機種
のヘリコプターに適合可能であり、さらに使用時の作業
性及び整備性並びに安全性を向上することができるヘリ
コプター地上けん引装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるヘリコプター地上けん引装置は、降着
装置としてスキッドを備えたヘリコプターを地上で移動
させる際に上記スキッドの後部の所定位置にグランド・
ハンドリング・ホイールを取り付けた状態で該スキッド
の前部を支持してけん引するヘリコプター地上けん引装
置において、根元部が回動自在に結合された二股状の2
本の棒材を有し該棒材間が開閉可能とされたけん引棒
と、このけん引棒の先端にそれぞれ運動自在に連結され
上記スキッドの前部を下面側から支持して移動する左右
の台車と、これらの台車の上面にそれぞれ設けられヘリ
コプターの左右の前部クロスチューブと結合して該前部
クロスチューブにけん引力を伝達する結合金具とを備え
て成るものである。
【0010】また、上記けん引棒は、各棒材がその長手
方向の中間で分割及び継ぎ合わせ可能とされており、分
割された状態ではヘリコプターの機内に搭載可能に構成
されたものである。
【0011】さらに、上記各結合金具は、左右の台車に
対して着脱可能とされると共に、任意のサイズのものと
交換可能としたものである。
【0012】さらにまた、上記左右の台車は、けん引棒
に対して着脱可能とされたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるヘ
リコプター地上けん引装置の実施の形態を示す正面図で
ある。このヘリコプター地上けん引装置は、降着装置と
してスキッド4,4を備えたヘリコプター1を地上で移
動させる際に上記スキッド4,4の後部の所定位置にグ
ランド・ハンドリング・ホイールを取り付けた状態で該
スキッド4,4の前部を支持してけん引するもので、け
ん引棒20と、左右の台車21a,21bと、結合金具
22a,22bとを備えて成る。
【0014】上記けん引棒20は、図5及び図6に示す
と同様に、けん引車12でヘリコプター1をけん引する
際に該ヘリコプター1の機体に連結して引っ張るもの
で、根元部が回動自在に結合された二股状の2本の棒材
を有し該棒材間が開閉可能とされている。すなわち、図
2に示すように、中心部に孔を有するドーナツ状のけん
引環23を有し、このけん引環23を中心として回動自
在な2個の突出部24a,24bに結合された所定長さ
の2本の棒材25a,25bを有しており、この棒材2
5a,25bは上記けん引環23を中心として突出部2
4a,24bと共に回動自在とされている。これによ
り、上記2本の棒材25a,25bが互いに開閉可能と
されている。
【0015】なお、上記各棒材25a,25bは、その
長手方向の中間部25′,25′で分割及び継ぎ合わせ
可能とされている。具体的には、図示省略したが、例え
ば上記中間部25′,25′で各棒材25a,25bを
切断し、この切断端部を入れ子式に組み合わせ可能と
し、雌ネジ及び雄ネジの螺合により継ぎ合わせるように
すればよい。そして、分解された状態では、上記けん引
棒20は、ヘリコプターの機内に搭載可能とされてい
る。
【0016】上記けん引棒20の2本の棒材25a,2
5bの先端には、図2に示すように、後述のスイベル金
具26,26を介してそれぞれ左右の台車21a,21
bが連結されている。この台車21a,21bは、上記
ヘリコプター1のスキッド4,4の前部を下面側から支
持して移動するためのもので、図3に示すように、中央
部に図1に示すヘリコプター1のスキッド4を下から抱
え込んで支持する断面略半円形の凹部から成るスキッド
受け部27を形成した台座28と、この台座28の両端
部の下面に向きが転回自在に取り付けられた2個の車輪
29,29とを有して成る。
【0017】なお、図2に示すように、上記台車21
a,21bの内側端部の前縁部には連結片部30a,3
0bが突出されており、この連結片部30a,30bに
ピン31,31で上記けん引棒20の棒材25a,25
bの先端が回動自在に連結されている。また、この連結
部における各棒材25a,25bの先端には、該棒材2
5a,25bの軸を中心として回転自在のスイベル金具
26,26がそれぞれ取り付けられている。これによ
り、上記各棒材25a,25bは台車21a,21bに
対して総ての方向に運動自在となり、台車21a,21
bが移動路面の凹凸部を通過するときにもけん引棒20
に無理な荷重がかからないようになっている。
【0018】上記台車21a,21bの上面には、それ
ぞれ結合金具22a,22bが設けられている。この結
合金具22a,22bは、上記ヘリコプター1の左右の
前部クロスチューブ2,2と結合して該前部クロスチュ
ーブ2,2にけん引力を伝達するためのもので、図3に
示すように、上記台車21a,21bの内側端部の上面
に突出された取付片部32a,32bにピン33,33
で回動自在に取り付けられた結合支持金具34a,34
bと、この結合支持金具34a,34bの先端部にピン
35,35で回動自在に取り付けられ上記前部クロスチ
ューブ2,2の外周面を締め付けて固定する例えばクラ
ンプ36a,36bとを有して成る。なお、図2に示す
ように、上記クランプ36a,36bは、例えば2個の
断面略半円形の金具を合わせて上記ヘリコプター1の前
部クロスチューブ2,2の外周面を締め付けてワンタッ
チで固定するようになっており、その内周面にはゴム板
などの緩衝材が張られている。
【0019】なお、図3において、上記各結合金具22
a,22bは、それぞれピン33及び35を抜き差しす
ることにより、左右の台車21a,21bに対して着脱
可能とされると共に、任意のサイズのものと交換可能と
されている。また、図2において、上記左右の台車21
a,21bは、ピン31,31を抜き差しすることによ
り、けん引棒20に対して着脱可能とされている。
【0020】なお、図2及び図3において、符号37,
37は、このヘリコプター地上けん引装置を不使用時に
おいて地上を移動したり、或いは保管したりする場合
に、左右の台車21a,21bがバラバラに離れた状態
にならないように例えば内側端部で連結しておくための
連結部材を示している。したがって、上記ヘリコプター
地上けん引装置を使用する際には、上記連結部材37,
37を取り外して左右の台車21a,21bが自由に動
きうるようにする必要がある。このとき、上記連結部材
37,37は、それぞれ各台車21a,21bの例えば
内側端部にあけられた孔に差し込んでおけばよい。
【0021】次に、このように構成されたヘリコプター
地上けん引装置の使用について説明する。まず、図5又
は図6に示すと同様に、降着装置としてスキッド4,4
を備えたヘリコプター1を地上で移動させるものとし、
該ヘリコプター1の胴体底部に左右の前部クロスチュー
ブ2及び後部クロスチューブ3で取り付けられたスキッ
ド4,4の後部の所定位置(重心より後方位置)に、各
ヘリコプター1毎に付属装備品として保有するグランド
・ハンドリング・ホイール5を取り付ける。次に、例え
ばバランス要員6等により上記グランド・ハンドリング
・ホイール5を支点としてヘリコプター1の尾部を押し
下げ、スキッド4,4の前部を浮き上がらせる。
【0022】次に、図2及び図3に示す左右の台車21
a,21bを連結する連結部材37,37を取り外して
上記左右の台車21a,21bを自由な状態にしてお
き、図1に示すように、ヘリコプター1の正面から左右
の台車21a,21bを左右のスキッド4,4の下面側
に沿わせて挿入し、横方向から見て上記左右の台車21
a,21bが前部クロスチューブ2の位置に合致したと
ころで挿入を停止する。この状態で、上記ヘリコプター
1の尾部を押し下げている力を静かに抜き、図3に示す
左右の台車21a,21bの台座28,28のスキッド
受け部27,27に各スキッド4,4を当て嵌めて、該
スキッド4,4を安定して乗せる。この段階では、図3
に示す結合金具22a,22bは互いに内側に避けたか
たちとしておき、該結合金具22a,22bがスキッド
4又は前部クロスチューブ2と干渉して邪魔にならない
ようにしておく。
【0023】次に、上記結合金具22a,22bを手で
操作してそれぞれのクランプ36a,36bを開き、左
側のクランプ36aで左側の前部クロスチューブ2の外
周面を締め付け、右側のクランプ36bで右側の前部ク
ロスチューブ2の外周面を締め付けて、それぞれ固定す
る。このとき、上記クランプ36a,36bは、図3に
示すように、ピン35,35を中心として回動可能とな
っているので、前部クロスチューブ2の角度には適宜合
わせることができる。また、クランプ36a,36bの
内周面に張られたゴム板により、前部クロスチューブ2
の多少の曲がり等は吸収することができる。
【0024】このようにして上記結合金具22a,22
bの前部クロスチューブ2,2への結合が完了すると、
図1に示すように、ヘリコプター1のスキッド4,4へ
の地上けん引装置の固定が完了する。その後、図1に示
すけん引棒20の先端のけん引環23を、図5又は図6
に示すと同様に、けん引車12のけん引部に連結して該
けん引車12を走行させることにより、機体を前方又は
後方に押して移動することができる。これにより、大勢
の人力を必要とせず、使用時の作業性及び整備性並びに
安全性を向上して、ヘリコプターを地上で移動させるこ
とができる。
【0025】なお、上記左右の台車21a,21bは、
図2及び図3に示す連結部材37,37を取り外すこと
により自由な状態となり、また上記結合金具22a,2
2bは、図3に示すピン33及び35を抜き差しするこ
とにより、左右の台車21a,21bに対して着脱可能
とされると共に任意のサイズのものと交換可能とされて
いるので、結合支持金具34a,34b及びクランプ3
6a,36bを機種の変化に応じた各サイズのものを用
意しておくことにより、サイズの異なる多機種のヘリコ
プターに適合させて交換し、各種のヘリコプターを地上
で移動させることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、根元部が
回動自在に結合された二股状の2本の棒材を有し該棒材
間が開閉可能とされたけん引棒と、このけん引棒の先端
にそれぞれ運動自在に連結され上記スキッドの前部を下
面側から支持して移動する左右の台車と、これらの台車
の上面にそれぞれ設けられヘリコプターの左右の前部ク
ロスチューブと結合して該前部クロスチューブにけん引
力を伝達する結合金具とを備えて構成されたもので、従
来装置とは異なり、大勢の人力を必要とせず、サイズの
異なる多機種のヘリコプターに適合可能であり、さらに
使用時の作業性及び整備性並びに安全性を向上すること
ができる。
【0027】また、上記けん引棒は、各棒材がその長手
方向の中間で分割及び継ぎ合わせ可能とされており、分
割された状態ではヘリコプターの機内に搭載可能に構成
されているので、該けん引棒を取り外して運搬する際の
取り扱いが容易である。
【0028】さらに、上記各結合金具は、左右の台車に
対して着脱可能とされると共に、任意のサイズのものと
交換可能とされているので、機種の変化に応じた各サイ
ズのものを用意しておくことにより、サイズの異なる多
機種のヘリコプターに適合させて交換し、各種のヘリコ
プターを地上で移動させることができる。
【0029】さらにまた、上記左右の台車は、けん引棒
に対して着脱可能とされているので、けん引棒と左右の
台車とを分解して移送したり、保管したりすることがで
き、取り扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるヘリコプター地上けん引装置の実
施の形態を示す正面図である。
【図2】図1に示すヘリコプター地上けん引装置をその
前部と後部を逆転して示す平面図である。
【図3】図2に示すヘリコプター地上けん引装置を後部
側から見た状態を示す説明図である。
【図4】従来においてソリ状のスキッドを備えたヘリコ
プターを地上で移動させる第一の手法を示す説明図であ
る。
【図5】同じく従来においてソリ状のスキッドを備えた
ヘリコプターを地上で移動させる第二の手法を示す説明
図である。
【図6】上記第二の手法の変形例を示す説明図である。
【図7】同じく従来においてソリ状のスキッドを備えた
ヘリコプターを地上で移動させる第三の手法としての地
上けん引装置を示す説明図である。
【図8】上記第三の手法としての地上けん引装置の変形
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ヘリコプター 2…前部クロスチューブ 3…後部クロスチューブ 4…スキッド 5…グランド・ハンドリング・ホイール 12…けん引車 20…けん引棒 21a,21b…台車 22a,22b…結合金具 23…けん引環 24a,24b…突出部 25a,25b…棒材 25′…中間部 26…スイベル金具 27…スキッド受け部 28…台座 29…車輪 34a,34b…結合支持金具 36a,36b…クランプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 降着装置としてスキッドを備えたヘリコ
    プターを地上で移動させる際に上記スキッドの後部の所
    定位置にグランド・ハンドリング・ホイールを取り付け
    た状態で該スキッドの前部を支持してけん引するヘリコ
    プター地上けん引装置において、根元部が回動自在に結
    合された二股状の2本の棒材を有し該棒材間が開閉可能
    とされたけん引棒と、このけん引棒の先端にそれぞれ運
    動自在に連結され上記スキッドの前部を下面側から支持
    して移動する左右の台車と、これらの台車の上面にそれ
    ぞれ設けられヘリコプターの左右の前部クロスチューブ
    と結合して該前部クロスチューブにけん引力を伝達する
    結合金具とを備えて成ることを特徴とするヘリコプター
    地上けん引装置。
  2. 【請求項2】 上記けん引棒は、各棒材がその長手方向
    の中間で分割及び継ぎ合わせ可能とされており、分割さ
    れた状態ではヘリコプターの機内に搭載可能に構成され
    たものであることを特徴とする請求項1記載のヘリコプ
    ター地上けん引装置。
  3. 【請求項3】 上記各結合金具は、左右の台車に対して
    着脱可能とされると共に、任意のサイズのものと交換可
    能としたものであることを特徴とする請求項1又は2記
    載のヘリコプター地上けん引装置。
  4. 【請求項4】 上記左右の台車は、けん引棒に対して着
    脱可能とされたものであることを特徴とする請求項1,
    2又は3記載のヘリコプター地上けん引装置。
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