JP3374434B2 - 巻線方法 - Google Patents

巻線方法

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JP3374434B2
JP3374434B2 JP06508893A JP6508893A JP3374434B2 JP 3374434 B2 JP3374434 B2 JP 3374434B2 JP 06508893 A JP06508893 A JP 06508893A JP 6508893 A JP6508893 A JP 6508893A JP 3374434 B2 JP3374434 B2 JP 3374434B2
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喜博 沢川
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、巻線方法、特にチップ
トランス、チップインダクタ等の巻線部品を製造する際
に、スピンドル方式によって線材をコアに巻き回す巻線
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、巻線部品の製造において、線材を
コアに巻き回す巻線工程として、コアをチャックで保持
して回転させるスピンドル方式が知られている。このス
ピンドル方式は、ノズルから線材を一方向に引き出し、
コアを回転させつつノズルをコアの軸方向に沿って移動
させ、該コアに線材を巻き回す。この場合、線材の巻き
始め端末をコアの鍔部に設けた電極上に熱圧着した後、
線材をコアに巻き回し、巻き終わり端末をいまひとつの
電極上に熱圧着する。 【0003】ところで、第1の線材をコアに巻き回した
後、第2の線材の巻き始め端末を既に熱圧着されている
第1の線材の端末に並べて同じ電極上に熱圧着し第2の
線材をコアに巻き回す場合がある。この場合、第1の線
材の端末に第2の線材の端末が重なってあるいは交差し
てセットされる不具合を生じる。このような不具合を避
けるため、ノズルを鍔部表面と平行な平面上で微小移動
させる駆動手段を設け、第2の線材の端末位置を若干ず
らせて第1の線材の端末と重ならないようにしていた。 【0004】しかし、このようなノズル微小駆動手段を
設けることは巻線装置を複雑なものとし、微小な移動量
を制御することは困難である。しかも、線材の微小移動
の精度を高めるためには、ノズルの内径を小さくする必
要があり、これでは線材をノズルへ通す作業が困難とな
る。 【0005】 【発明の目的、構成、作用、効果】そこで、本発明の目
的は、種々の弊害を生じていたノズル微小駆動手段を用
いることなく、2本の線材の端末を同一電極上に重なる
ことなく並べて固着できる巻線方法を提供することにあ
る。以上の目的を達成するため、本発明に係る巻線方法
は、第2の線材の巻き回し開始時にコアを微小回転させ
ることとした。即ち、第1の線材をコアに巻き回してそ
の端末を電極上に固着した後第2の線材をコアに巻き回
す際に、コアを微小回転させ、線材を引き出すためのノ
ズルをコアの軸方向に沿って移動させて第2の線材を鍔
部上に押し付け、その後コアを逆方向に微小回転させ
る。 【0006】以上の工程によって、第2の線材の端末が
既に電極上に固着されている第1の線材の端末と並べて
設置され、端末どうしが重なる不具合を生じることがな
い。また、スピンドル方式においてはコアを回転させる
駆動手段が既に設置されているために、この駆動手段を
用いてコアを微小回転させればよく、新たな駆動手段を
設置する必要がない。しかも、回転角度を微小に制御す
ることはノズルを平面上で微小移動させる制御に比べて
容易であり、小型のコアにも十分対応できる。また、ノ
ズル及び線材を移動させて端末の重なりを防止するので
はないため、ノズルと線材との隙間を管理する必要がな
く、ノズルの内径を必要以上に小さくすることは不要で
ある。 【0007】 【実施例】以下、本発明に係る巻線方法の実施例につき
添付図面を参照して説明する。図1は本発明に係る巻線
方法によってコア1に3本のコイル11,12,13
(図2参照)を巻き回したチップトランスを示す。コア
1はフェライトを主成分とする磁性体粉末を成形、焼結
したもので、鍔部2,5を備えている。鍔部2の表面に
は四つの電極4a,4b,4c,4dが設けられてい
る。また、鍔部2の両側に形成された凹部3,3は線材
を巻き回す際に端末をガイドする機能を有する。 【0008】図1に示すチップトランスの等価回路は図
2に示すとおりであり、コイル11,12,13の順序
でコア1に巻き回される。第1のコイル11の巻き始め
端末11aは電極4a上に固着され、巻き終わり端末1
1bは電極4b上に固着されている。第2のコイル12
の巻き始め端末12aは前記コイル11の端末11aと
並べて電極4a上に固着され、巻き終わり端末12bは
電極4c上に固着されている。第3のコイル13の巻き
始め端末13aは前記コイル12の端末12bと並べて
電極4c上に固着され、巻き終わり端末13bは電極4
d上に固着されている。 【0009】コイル11,12,13の巻き回しはスピ
ンドル方式によって行われる。スピンドル方式は、よく
知られているように、ノズルから線材を一方向に引き出
し、コアをチャックに保持した状態で回転させつつノズ
ルをコアの軸方向に沿って移動させる。本実施例ではチ
ャックの回転駆動モータとして正逆回転可能なサーボモ
ータを使用し、微小角度での回転を制御できるようにし
た。 【0010】図3は第2のコイル12を巻き回す工程を
(a),(b),(c),(d)の順に示す。この場
合、第1のコイル11は既にコア1にスピンドル方式に
よって巻き回され、その端末11a,11bは電極4
a,4b上に熱圧着によって固着されている。まず、ノ
ズル20がホームポジションにセットされ、ノズル20
からは線材21が一方向に引き出されている。この線材
21は鍔部2の上方であって第1のコイル11の端末1
1aの真上に位置している(図3(a)参照)。従っ
て、このまま巻線作業を開始すると、線材21(即ち、
第2のコイル12の端末12a)が第1のコイル11の
端末11aと重ねて固着されてしまう。このような不具
合を避けるため、図3(a)の状態において、サーボモ
ータを制御してコア1を矢印x方向に微小回転させる。
これにて、第1のコイル11の端末11aが線材21に
対して若干ずれる(図3(b)参照)。 【0011】次に、ノズル20を若干下降させて線材2
1を鍔部2上に押し付ける(図3(c)参照)。このと
き、線材21は第1のコイル11の端末11aからは若
干ずれた位置で電極4a上に当接する。さらに、図3
(c)の状態において、サーボモータを制御してコア1
を矢印x’方向に微小回転させる。これにて線材21が
端末11aと並んでセットされることとなる(図3
(d)参照)。 【0012】その後、線材21を電極4a上に熱圧着
し、コア1を回転させて線材21をコア1に巻き回し、
第2のコイル12とする。その巻き終わり端末12bは
電極4c上に従来と同じ手法で熱圧着される。なお、本
発明に係る巻線方法は前記実施例に限定するものではな
く、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。 【0013】例えば、コアの材質、鍔部の形状、電極の
配置、コイルの本数等は任意である。また、本発明はチ
ップトランスのみならずチップインダクタ等の巻線部品
の製造に幅広く適用できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る巻線方法で線材を巻いたチップト
ランスの斜視図。 【図2】前記チップトランスの等価回路図。 【図3】本発明に係る巻線方法の一実施例を示す説明
図。 【符号の説明】 1…コア 2…鍔部 4a,4b,4c,4d…電極 11,12,13…コイル 11a,12a…端末 20…ノズル 21…線材

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ノズルから線材を一方向に引き出し、コ
    アを回転させつつ該コアに線材を巻き回す一方、該線材
    の端末をコアの鍔部に設けた電極上に固着する巻線方法
    において、 第1の線材をコアに巻き回してその端末を電極上に固着
    した後に第2の線材をコアに巻き回す際に、コアを微小
    回転させ、前記ノズルをコアの軸方向に沿って移動させ
    て第2の線材を鍔部上に押し付け、その後コアを逆方向
    に微小回転させること、 を特徴とする巻線方法。
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JP5516530B2 (ja) * 2011-07-29 2014-06-11 株式会社村田製作所 インダクタンス素子
JP5880588B2 (ja) * 2014-01-28 2016-03-09 株式会社村田製作所 インダクタンス素子

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