JP2799098B2 - コイル部品の製造方法 - Google Patents

コイル部品の製造方法

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義人 和田
文昭 西沢
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Nittoku Engineering Co Ltd
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Nittoku Engineering Co Ltd
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子機器に用いられ
るラインフィルタ等のコイル部品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ラインフィルタのように閉磁路型(ロ字
型、日字型)のコアにコイルを巻線する場合、コアに2
つ割り形状のボビンを嵌装すると共に、ボビンに形成し
た歯車部を介しボビンを回転することで巻線するように
なっているが、この場合コイルの巻始めリード部をボビ
ン側に掛止しておく必要がある。
【0003】そこで、コイルの巻始めリード用および巻
終わりリード用の端子ピンを、ボビンの鍔部に設けた孔
に所定長だけ突出させて挿着し、巻始めリード部を巻始
め端子ピンに絡げた後巻線すると共に、巻線後巻終わり
リード部を巻終わり端子ピンに絡げ、さらにこの後各端
子ピンを軸方向に所定量引出しあるいは押出すことで、
必要なピン長さを確保し、最後に各リード部、端子ピン
に半田付けを行うものがある(特開昭62ー23001
5号、63ー219113号、特開平1ー231309
号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来例にあっては、巻始めリード部、巻終わりリード部を
絡げた各端子ピンを、巻線後に所定の工具を用いて移動
しなければならず、作業がやりにくい。
【0005】手作業では、ピンの移動量にバラツキを生
じかねず、また機械化するのでは、装置が大掛かりにな
り、コストアップの問題がある。
【0006】また、ピンとピン孔とのクリアランスにバ
ラツキがあると、嵌め合いがきつくて移動しにくかった
り、ピンの位置を定めた後に簡単に動いたりするのであ
る。
【0007】なお、端子ピンにL型のピンを用い、回転
移動するようにしたものがあるが、こうしたものでは必
要なピン長さを確保しにくいという欠点がある(特開平
1ー134909号公報等参照)。
【0008】この発明は、このような問題点を解決する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、鍔部に所定
の絡げ部を設けた2つ割り形状のボビンを閉磁路型のコ
アに回転可能に嵌装し、コアにコイル巻始めリード用お
よび巻終わりリード用の端子ピンを植設したケースを装
着すると共に、コイル巻始めリード部をボビンの鍔部の
絡げ部に絡げ、ボビンに形成した歯車部を介しボビンを
回転して巻線し、巻線後コイル巻終わりリード部を巻終
わり端子ピンに絡げた後、前記絡げ部と巻始め端子ピン
とを接続する。
【0010】また、コアにコイル巻始めリード用および
巻終わりリード用の端子ピンを植設したケースを装着す
ると共に、コイル巻始めリード部をボビンの鍔部の巻始
め用の絡げ部に絡げ、ボビンに形成した歯車部を介しボ
ビンを回転して巻線し、巻線後コイル巻終わりリード部
をボビンの鍔部の巻終わり用の絡げ部に絡げた後、前記
巻始め用絡げ部と巻始め端子ピンをおよび巻終わり用絡
げ部と巻終わり端子ピンを接続する。
【0011】
【作用】ボビン、ケースのセット後、コイル巻始めリー
ド部をボビンの鍔部の絡げ部に絡げて巻線を行い、巻線
を終えればコイル巻終わりリード部をケースの巻終わり
端子ピンに絡げ、前記絡げ部の巻始めリード部をケース
の巻始め端子ピンに接続することで、ピンを動かすこと
なく、必要長さの端子ピンを確保できる。
【0012】また、ボビンの鍔部に巻始め用絡げ部、巻
終わり用絡げ部を設けた場合は、巻線前、巻線後に各絡
げ部に絡げたコイル巻始めリード部、巻終わりリード部
をケースの巻始め端子ピン、巻終わり端子ピンに接続す
れば良い。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1、図2において、10は磁性材からな
る日字型のコアを、11は軸対称の2つ割りのボビン
を、12は保持用のケースを示す。
【0015】ボビン11は、ボビン片11a,11b
(11bは図示されない)の中央に歯車部13、鍔部1
4が、その両側にコイル巻回部15,16が、その両端
に鍔部17,18が形成されている。
【0016】このうち鍔部14,17の所定の位置に切
欠き部19,20が形成され、切欠き部19,20にコ
イル巻始めリード部の絡げ部21がそれぞれ突設され
る。
【0017】絡げ部21は、ボビン11の成型時に一体
形成しても良く、またボビン11の鍔部14,17に孔
を穿設し、所定のピンを挿着することで形成しても良
い。
【0018】ケース12は、コア10の外辺を支えると
共に、コア10の側部を囲うように形成され、ケース壁
22の上部および下部に複数の溝23が形成されてい
る。
【0019】このケース壁22の表面の所定の位置に、
所定長さの巻始め端子ピン24および巻終わり端子ピン
25がそれぞれ植設される。
【0020】そして、ボビン11は、ボビン片11a,
11bがコア10の中央辺24を挟んで接着されること
で、回転可能に嵌装され、ケース12は、基部およびケ
ース壁22をコア10に合わせ、接着されることで固定
される。
【0021】この状態で図示しない巻線機にセットし、
巻線を行う。なお、巻線は2つのノズルにて行う。
【0022】まず、ボビン11の鍔部14,17に設け
られている各絡げ部21にコイルの巻始めリード部30
を絡げる。
【0023】次に、図示しないモータの回転を駆動歯車
を介してかみ合うボビン11の歯車部13に伝え、ボビ
ン11を回転することで、各巻回部15,16にコイル
を巻回する。
【0024】この巻回を終えると、巻終わりリード部3
1をケース壁22の下部の溝23(図示されない)を通
してケース12表面に導き、ケース12表面の各巻終わ
り端子ピン25に絡げる。
【0025】次に、この巻終わりリード部31の絡げを
終えると、始めにボビン鍔部14,17の各絡げ部21
に絡げた巻始めリード部30と、ケース12表面の巻始
め端子ピン24とを接続する。
【0026】この場合、巻線機を用いてノズルの線材3
2を、ボビン鍔部14,17の各絡げ部21に絡げ、ケ
ース壁22の上部の溝23を通して、さらにケース12
表面の各巻始め端子ピン24に絡げ、結線する。
【0027】そして、この後、半田付け工程に送り、各
端子ピン24,25と線材32,リード部31、および
絡げ部21のリード部30と線材32を半田付けする。
【0028】即ち、各端子ピン24,25を動かさずと
も、ボビン絡げ部21に絡げた巻始めリード部30をケ
ース12の巻始め端子ピン24に、巻終わりリード部3
1をケース12の巻終わり端子ピン25に接続すれば良
いため、作業が簡単になり、従来例のようにピンの移動
量にバラツキを生じたり、クリアランスのバラツキによ
って不具合を生じることがない。
【0029】したがって、品質精度が向上し、高い信頼
性を確保することができる。
【0030】また、ボビン絡げ部21の巻始めリード部
30を、巻線機にてケース12の巻始め端子ピン24に
接続できるので、特別の装置は不要であり、コストの上
昇を招くことなく自動化でき、生産性が向上する。
【0031】この実施例では、巻始めリード部をボビン
の絡げ部に絡げ、これをケースの巻始め端子ピンに接続
する例を説明したが、ボビンに巻終わり用の絡げ部を設
け、巻終わりリード部も巻始めリード部と同様な方法で
接続するようにしても良い。
【0032】この場合、ボビンの巻始め用の絡げ部に巻
始めリード部を絡げて巻線し、巻線後ボビンの巻終わり
用の絡げ部に巻終わりリード部を絡げる。
【0033】そして、この後巻始め用絡げ部の巻始めリ
ード部とケースの巻始め端子ピンを、巻終わり用絡げ部
の巻終わりリード部とケースの巻終わり端子ピンを結線
し、結線後半田付け行程に入る。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、鍔部に所
定の絡げ部を設けた2つ割り形状のボビンを閉磁路型の
コアに回転可能に嵌装し、コアにコイル巻始めリード用
および巻終わりリード用の端子ピンを植設したケースを
装着すると共に、コイル巻始めリード部をボビンの鍔部
の絡げ部に絡げ、ボビンに形成した歯車部を介しボビン
を回転して巻線し、巻線後コイル巻終わりリード部を巻
終わり端子ピンに絡げた後、前記絡げ部と巻始め端子ピ
ンとを接続する方法としたので、製造が容易で、高い品
質精度ならびに生産性を得ることができる。
【0035】また、巻終わりリード部を巻始めリード部
と同様な方法で接続する場合も、高い品質精度ならびに
生産性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】構成斜視図である。
【図2】平面図である。
【符号の説明】
10 コア 11 ボビン 12 ケース 13 歯車部 14,17 鍔部 21 絡げ部 24 巻始め端子ピン 25 巻終わり端子ピン 30 巻始めリード部 31 巻終わりリード部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 17/00 - 21/12 H01F 27/28 H01F 27/32 H01F 37/00 H01F 41/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍔部に所定の絡げ部を設けた2つ割り形
    状のボビンを閉磁路型のコアに回転可能に嵌装し、コア
    にコイル巻始めリード用および巻終わりリード用の端子
    ピンを植設したケースを装着すると共に、コイル巻始め
    リード部をボビンの鍔部の絡げ部に絡げ、ボビンに形成
    した歯車部を介しボビンを回転して巻線し、巻線後コイ
    ル巻終わりリード部を巻終わり端子ピンに絡げた後、前
    記絡げ部と巻始め端子ピンとを接続することを特徴とす
    るコイル部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 鍔部に所定の絡げ部を設けた2つ割り形
    状のボビンを閉磁路型のコアに回転可能に嵌装し、コア
    にコイル巻始めリード用および巻終わりリード用の端子
    ピンを植設したケースを装着すると共に、コイル巻始め
    リード部をボビンの鍔部の巻始め用の絡げ部に絡げ、ボ
    ビンに形成した歯車部を介しボビンを回転して巻線し、
    巻線後コイル巻終わりリード部をボビンの鍔部の巻終わ
    り用の絡げ部に絡げた後、前記巻始め用絡げ部と巻始め
    端子ピンをおよび巻終わり用絡げ部と巻終わり端子ピン
    を接続することを特徴とするコイル部品の製造方法。
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