JP2523762B2 - コイル部品およびその製造方法 - Google Patents

コイル部品およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種電子機器に利用されるコイル部品および
その製造方法に関するものである。
従来の技術 従来、この種のコイル部品は、第12図,第13図,第14
図に示すような構成であった。第12図で、20はフェライ
トでできたロ字形閉磁路磁心、21および22はポリプロピ
レンを射出成形して形成した両端および中間にツバをも
ち、これを2分割して構成した成形ボビン、23はフェノ
ール樹脂を射出成形した端子板、24は端子板23に植設し
たピン端子、25は成形ボビン21および22の一端のツバの
外側面に同時成形された歯車である。
また、第13図において26はコイル、27はポリアミドを
用いた線止め接着材である。さらに、第14図において28
および29は成形ボビン21,22のツバに設けたリード溝、3
0,31は巻始めリード、25は歯車、32は駆動用歯車であ
る。
以上のように構成された従来のコイル部品の製造方法
としては、組合せて一体化した成形ボビン21,22に設け
られたリード溝28,29に引き出しリードの先端をボビン
回転時に磁心20に接触しないように収納し、歯車25に駆
動用歯車32をかみ合わせて成形ボビン21,22を回転し巻
線を開始する。巻線終了後、巻線が緩まないように第13
図に示す線止め接着剤27により固定する。その後巻始め
リード30,31をリード溝28,29から起こして、端子板23と
成形ボビン21,22を嵌合固定し、巻始めリード、巻終り
リード共ピン端子24に巻付けハンダ付けして製造してい
た。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では巻始めリード30,31を支持
するためリード溝28,29が必要であるが、製造後は全く
不要である。また、歯車25も製造後は全く不要であり、
それはコイル部へのスペース制約、形状寸法に影響を与
え、閉磁路磁心20の磁路長増加、断面積の減少、巻数の
制約減少によるインダクタンスの低下、もしくは直流抵
抗の増加等、性能上好ましくないものであった。
さらに閉磁路磁心20に対して成形ボビン21,22を回転
させて巻線するため、ピン端子24はボビン21,22に直接
植設した場合その長さにより閉磁路磁心20は形状、磁路
長が増大しピン端子24の直接植設は困難であり、端子板
23を成形して別個に準備し、ピン端子24を事前に植設し
ておく必要があり部品点数が増しコスト高になる。
尚、この場合解決手段として閉磁路磁心20の内寸法を
ピン端子24が回転できる範囲で大きくしておく方法があ
るが、ピン端子24の成形ボビン21,22からの突出し寸法
は3〜5mm要求されるので、本来10mm程度の高さのコイ
ル部品が15〜17mmになり実用的でない。さらに成形ボビ
ン21,22と端子板23を分けた構成の欠点としては、巻始
めリード30,31はまずリード溝28,29に支持しておき、巻
線終了後、リード溝28,29から起こし、端子板23を成形
ボビン21,22に嵌合後、ピン端子24に巻付ける必要があ
る。同様に巻終りリードも、直接ピン端子24に巻付ける
ことができないので、線止め接着材27により固定してお
く必要があり、端子板23をボビン21,22に嵌合後、ピン
端子24に巻付ける必要がある。
このような製造方法は、巻始めリード、巻終りリード
の巻線作業とピン巻付け配線作業が分断されるため、機
械化が困難で手作業になってしまい、量産化には向かな
いし、付帯作業も増えコスト高になるという多くの問題
があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、閉磁路
磁心の内寸法を大きくすることなしに、巻線作業と配線
作業の機械化が可能になり、低コストで生産性の向上が
実現できるコイル部品およびその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、閉磁路で構成さ
れた磁心に、2個の分割された両端にツバを持つコイル
ボビンを嵌合させ、このコイルボビンのツバ内部にリー
ド線巻付部を設け、ツバ内部に設けたリード線巻付部に
コイル巻始めリードを直接巻付け、あらかじめコイルボ
ビンの一部に設けた歯車部に駆動源によって回転する歯
車をかみ合わせてコイルボビンを回転させて巻線を施し
てコイルとし、このコイルの巻終りリードをリード線巻
付部に直接巻付け、その後、リード線巻付部に近接して
設けた孔にピン端子を挿入し、リードが巻付けられたリ
ード線巻付部とピン端子とをハンダ付けする構成とした
ものである。
作用 上述のように閉磁路で構成された磁心に2個のコイル
ボビンを嵌合させ、そのコイルボビンのツバ内部にリー
ド線巻付部を設け、巻始め、巻終りリードをこのリード
線巻付部に直接巻付けた後にピン端子をボビンへ挿入す
ることにより、従来の巻線および配線作業の機械化を容
易にすることができる。
実施例 以下、本発明の実施例を添付の図面を用いて説明す
る。
第1図,第2図は本発明の第1の実施例によるもの
で、第1図はコイル部品の分解斜視図で、第2図はピン
6およびピン端子孔8の位置する部分の拡大斜視図であ
る。第3図は完成したコイル部品の斜視図であり、1は
フェライトによりロ字状に形成された磁心、2および4
は樹脂により成形された両端にツバをもった2分割され
たコイルボビンで、2つを突合せることにより1個のコ
イルボビンを構成する。
3および5はコイルボビン2,4の一部に同時成形され
た歯車である。6および9は下端部にコ字状または一部
突起状のリード保持部を備えたピンでコイルボビン2,4
の外側のツバの一部の切欠部15に植設されている。11,1
1′はピン6および9のリード線巻付部、12はピン端
子、13,13′はコイル、14はコイルボビン2,4に一体に形
成された歯車3,5を回転させるための駆動歯車である。
以上のように構成された本発明によるコイル部品の製
造方法としては、磁心1に固定しないように混合された
コイルボビン2,4にピン6,9を植設し、このピン6,9のリ
ード線巻付部11に巻始めリード10を直接巻付け第5図に
示すようにボビン2,4の歯車3,5に駆動歯車14をかみ合わ
せてボビン2,4を回転させて巻線を行う。巻線終了後、
巻終りリードも残りのピン6,9のリード線巻付部11に直
接巻付け、ピン6,9の前方に設けた端子孔7,8にピン端子
12を第3図,第4図に示すように挿入してピン6,9のリ
ード保持部にピン端子12が位置するようにし、リードが
巻付けられたピン6,9と同時にハンダ付けを行う。
ここで、前記の第1図の実施例では中央ツバ内に歯車
3,5を設けた場合について説明したが、両端のツバの両
方又は片面の周面に歯車を設けた場合も同様に巻線、巻
付けを行うことができる。そして、上記の実施例ではロ
字状の磁心1を垂直に固定した形状について示したが、
第6図のようにロ字状の磁心1を水平に固定することも
可能であるのは言うまでもない。さらに第7図のよう
に、日字状磁心1の中央磁路部にボビン2,4を組合せて
巻線、巻付けを行うこともできる。
続いて第8図〜第11図を用いて第2の実施例を説明す
る。ここで示す実施例はボビン2,4のツバに階段状の切
欠部15aを設け、この切欠部15aにL字状に折曲された端
子6b,9bを両端が異なる部分に突出するようにインサー
ト成形し、コイル13の巻始めリード10を端子6b,9bの一
方の突出部に巻付け、ボビン2,4を歯車3,5を利用して回
転させて巻線した後、端子6b,9bの他方の突出部に近接
した位置に設けた端子孔7,8にピン端子12を圧入し、リ
ードの巻付部、端子6b,9bとピン端子12との接触部をハ
ンダにより接続することにより完成品とするものであ
る。
以上第1,第2の実施例を説明してきたが、ボビン2,4
のツバの一部に形成した切欠部15にリードの巻付けを行
うピン6,9を設け、このリードの巻付部に近接した位置
にコイル13を巻回した後ピン端子12を圧入してリードと
ピン端子12とを直接あるいは間接的にハンダ付けしよう
とするものである。
このいずれの実施例において、リードを巻付ける部分
は、コイル13を巻回する際にボビン2,4を磁心1を中心
に回転させるときに支障にならない大きさとすることが
でき、巻線後にピン端子12を圧入することで生産性の効
率化を図るものである。
発明の効果 以上のように本発明によれば、リード溝のスペースを
無くすことができ、さらに歯車を中央もしくはツバ面に
設けることにより、従来の磁心の断面積で磁路長を短か
くすることが可能であり、インダクタンス、直流抵抗等
の性能を劣化することなしに、部品点数を削除すること
ができ、さらに巻線作業と配線作業が分断されないた
め、機械化が可能になり、生産性の向上に貢献できるた
め、大きく低コスト化が実現できるなど、優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるコイル部品の分解斜視
図、第2図はリード巻付部の拡大斜視図、第3図は完成
した本発明の一実施例によるコイル部品の斜視図、第4
図はピン端子挿入後のリード巻付部の拡大斜視図、第5
図は本発明の一実施例によるコイル部品の巻線工程途上
の側面図、第6図,第7図は他の実施例の巻線前のコイ
ル斜視図、第8図は第2の実施例の分解斜視図、第9図
は巻線前の斜視図、第10図a,bはリードの巻付けと接続
の工程を示す正面図、第11図は完成品の斜視図、第12図
は従来のコイル部品の分解斜視図、第13図は第12図を組
み立てて完成した従来のコイル部品の斜視図、第14図は
従来のコイル部品の巻線工程途上の側面図である。 1……磁心、2,4……ボビン、3,5……歯車、6,6b,9,9b
……ピン、端子、7,8……端子孔、10……リード、11,1
1′……リード線巻付部,12……ピン端子、13,13′……
コイル、14……駆動歯車、15,15a……切欠部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉磁路で構成された磁心に、両端にツバを
    持ち2分割され歯車部を設けたコイルボビンを嵌合さ
    せ、このコイルボビンに歯車部を利用して巻回したコイ
    ルを備え、上記コイルボビンのツバの一部に切欠部を設
    け、この切欠部にコイルの巻始めおよび巻終りのリード
    を巻付けるリード線巻付部を設け、この巻付部の近傍に
    ピン端子を取付け、このピン端子と巻付部をハンダによ
    り接続したコイル部品。
  2. 【請求項2】閉磁路で構成された磁心に、両端にツバを
    持ち磁心に対して2分割したコイルボビンを分割部を利
    用して嵌合し、このコイルボビンのツバの一部に形成し
    た切欠部にコイルのリードを巻付けるリード線巻付部を
    設け、さらにその近くにピン端子挿入用孔を設け、コイ
    ル巻始めリードをリード線巻付部に巻付け、あらかじめ
    コイルボビンの一部に設けた歯車部に駆動源により回転
    する歯車をかみ合わせてコイルボビンを回転させて巻線
    してコイルを構成し、巻終りリードはもう片方のリード
    線巻付部に巻付け、ピン端子挿入用孔にピン端子を挿入
    した後リードが巻付けられた巻付部とピン端子をハンダ
    付けするコイル部品の製造方法。
  3. 【請求項3】リードを巻付ける巻付部を下部にリード保
    持部を備えたピンとした請求項2記載のコイル部品の製
    造方法。
  4. 【請求項4】リードを巻付けるリード線巻付部をコイル
    ボビンのツバに設けた階段状の切欠部に両端が異なる位
    置に突出するL字状の端子とし、リードをこの端子の一
    端に巻付け、ピン端子を端子の他端にハンダ付けする請
    求項2記載のコイル部品の製造方法。
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JP2007207788A (ja) * 2006-01-30 2007-08-16 Tdk Corp コイル部品の製造方法及び筒状ボビン
JP2017133834A (ja) * 2014-06-19 2017-08-03 コニカミノルタ株式会社 非破壊検査装置

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