JPH06163262A - ラインフィルタ - Google Patents
ラインフィルタInfo
- Publication number
- JPH06163262A JPH06163262A JP30858392A JP30858392A JPH06163262A JP H06163262 A JPH06163262 A JP H06163262A JP 30858392 A JP30858392 A JP 30858392A JP 30858392 A JP30858392 A JP 30858392A JP H06163262 A JPH06163262 A JP H06163262A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal plate
- line filter
- coil bobbin
- engaging
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulating Of Coils (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安全規格に適用する各種電子機器のノイズ削
減に使用されるラインフィルタにおいて、コイルボビン
と端子板との嵌合時に起こる嵌合ズレを防止し、接着剤
塗布等の工程数削減、かつ端子板の成形を容易にし、成
形時の不良を削減させ、ひいては低コストとなるライン
フィルタを提供するものである。 【構成】 端子板４に設けられた固定片５ａの嵌合突条
６の一部に設けた係合部７と、コイルボビン２の中央部
の鍔８ａの一部に設けた係合切欠部１１が嵌合時に組み
合う構成にすることにより、嵌合ズレ、ガタが防止さ
れ、工程数削減、成形時の成形不良が削減され、低コス
ト化が可能となる。
減に使用されるラインフィルタにおいて、コイルボビン
と端子板との嵌合時に起こる嵌合ズレを防止し、接着剤
塗布等の工程数削減、かつ端子板の成形を容易にし、成
形時の不良を削減させ、ひいては低コストとなるライン
フィルタを提供するものである。 【構成】 端子板４に設けられた固定片５ａの嵌合突条
６の一部に設けた係合部７と、コイルボビン２の中央部
の鍔８ａの一部に設けた係合切欠部１１が嵌合時に組み
合う構成にすることにより、嵌合ズレ、ガタが防止さ
れ、工程数削減、成形時の成形不良が削減され、低コス
ト化が可能となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は安全規格に適用する各種
電子機器のノイズを削減するために使用されるラインフ
ィルタに関するものである。
電子機器のノイズを削減するために使用されるラインフ
ィルタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の一般的なラインフィルタは、図６
に示すように口字状の完全閉磁路を構成する磁心２０の
一磁脚に２分割され複数個の鍔１９と中央鍔１８をもっ
たコイルボビン１３を組合せ、このコイルボビン１３を
磁心２０の一磁脚を軸として回転させてコイル２１を巻
回してコイル部とし、このコイル部を取付ける端子板１
４に取付け、磁心２０を保持させるとともに固定片１６
を上方に突出するように設けてコイルボビン１３の保持
を行い、下面に設けた端子ピン１７にコイル２１の引出
線を接続し、コイル部の磁心２０と端子板１４とを接着
剤１５を用いて固定し、ラインフィルタを構成してい
た。
に示すように口字状の完全閉磁路を構成する磁心２０の
一磁脚に２分割され複数個の鍔１９と中央鍔１８をもっ
たコイルボビン１３を組合せ、このコイルボビン１３を
磁心２０の一磁脚を軸として回転させてコイル２１を巻
回してコイル部とし、このコイル部を取付ける端子板１
４に取付け、磁心２０を保持させるとともに固定片１６
を上方に突出するように設けてコイルボビン１３の保持
を行い、下面に設けた端子ピン１７にコイル２１の引出
線を接続し、コイル部の磁心２０と端子板１４とを接着
剤１５を用いて固定し、ラインフィルタを構成してい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の構成で
は、コイルボビン１３と端子板１４を嵌合した後もコイ
ルボビン１３の浮き上り方向や沈み方向の規制は接着剤
等１５で固定しており、製造工程数も増加し、コスト面
でも著しく不利になっていた。
は、コイルボビン１３と端子板１４を嵌合した後もコイ
ルボビン１３の浮き上り方向や沈み方向の規制は接着剤
等１５で固定しており、製造工程数も増加し、コスト面
でも著しく不利になっていた。
【０００４】本発明は上記課題の対策として、コイルボ
ビンと端子板との嵌合ズレが起こりにくく、かつ端子板
の成形も容易となる低コストなラインフィルタを提供す
ることを目的とするものである。
ビンと端子板との嵌合ズレが起こりにくく、かつ端子板
の成形も容易となる低コストなラインフィルタを提供す
ることを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のラインフィルタは、端子板に設けられた固定
片の嵌合突条の一部に端子板の係合部を設け、閉磁路磁
心の磁脚に巻線を巻回したコイルボビンの中央部の鍔の
一部に係合切欠部を設け、この端子板とコイルボビンの
係合部、係合切欠部が嵌合時に組合う構成にしたもので
ある。
に本発明のラインフィルタは、端子板に設けられた固定
片の嵌合突条の一部に端子板の係合部を設け、閉磁路磁
心の磁脚に巻線を巻回したコイルボビンの中央部の鍔の
一部に係合切欠部を設け、この端子板とコイルボビンの
係合部、係合切欠部が嵌合時に組合う構成にしたもので
ある。
【０００６】
【作用】上記構成にすることにより、コイルボビンと端
子板が嵌合した後は、巾方向や回転方向だけでなく浮き
上り方向や沈み方向に対しても固定ができ、接着剤等が
不要となり、製造時間も短縮されることになる。
子板が嵌合した後は、巾方向や回転方向だけでなく浮き
上り方向や沈み方向に対しても固定ができ、接着剤等が
不要となり、製造時間も短縮されることになる。
【０００７】また、係合部は端子板の固定片の嵌合突条
の一部に設置されることにより端子板の成形は容易にな
る。
の一部に設置されることにより端子板の成形は容易にな
る。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を用い
て説明する。図１は本発明の一実施例のラインフィルタ
の完成品の斜視図、図２（ａ）は同端子板の斜視図、図
２（ｂ）は同端子板の係合部の拡大図、図３（ａ）は同
端子板の正面図、図３（ｂ）は側面図である。図４
（ａ）はフェライトコアを組込んだコイルボビンの斜視
図、図４（ｂ）は同コイルボビンの係合切欠部の拡大図
である。図５（ａ）は同コイルボビンのみの正面図、図
５（ｂ）は同コイルボビンのみの側面図である。
て説明する。図１は本発明の一実施例のラインフィルタ
の完成品の斜視図、図２（ａ）は同端子板の斜視図、図
２（ｂ）は同端子板の係合部の拡大図、図３（ａ）は同
端子板の正面図、図３（ｂ）は側面図である。図４
（ａ）はフェライトコアを組込んだコイルボビンの斜視
図、図４（ｂ）は同コイルボビンの係合切欠部の拡大図
である。図５（ａ）は同コイルボビンのみの正面図、図
５（ｂ）は同コイルボビンのみの側面図である。
【０００９】上記図１〜図５において、口字状の完全閉
磁路を構成するフェライトからなる磁心３を組込み、コ
イル１を巻回したコイルボビン２は端子板４に組込まれ
る。ここで、磁心３は完全に口字状の閉磁路を構成する
ようになっており、コイルボビン２を２分割として磁心
３の一方の磁脚に組込みコイルボビン２を回転させてコ
イル１を巻回している。
磁路を構成するフェライトからなる磁心３を組込み、コ
イル１を巻回したコイルボビン２は端子板４に組込まれ
る。ここで、磁心３は完全に口字状の閉磁路を構成する
ようになっており、コイルボビン２を２分割として磁心
３の一方の磁脚に組込みコイルボビン２を回転させてコ
イル１を巻回している。
【００１０】そして、端子板４の下面には上記コイル１
の引出線を接続する端子ピン９が複数本植設されている
とともにプリント基板などへの実装時の高さを保つ突部
１０が形成されている。さらに、この端子板４の上面の
両側には複数個の固定片５を上方に突出するように形成
しており、巾方向の中央の固定片５ａの内側には嵌合突
条６が設けられているとともにその外側の一部には係合
部７が形成されている。また、端子板４の上面中央には
磁心３の他方の磁脚をはめこむ凹溝３ａが設けられてい
る。
の引出線を接続する端子ピン９が複数本植設されている
とともにプリント基板などへの実装時の高さを保つ突部
１０が形成されている。さらに、この端子板４の上面の
両側には複数個の固定片５を上方に突出するように形成
しており、巾方向の中央の固定片５ａの内側には嵌合突
条６が設けられているとともにその外側の一部には係合
部７が形成されている。また、端子板４の上面中央には
磁心３の他方の磁脚をはめこむ凹溝３ａが設けられてい
る。
【００１１】そして、コイルボビン２は複数個の鍔８が
設けられており、巾方向の中央部の鍔８ａには固定片５
ａの嵌合突条６をはめこむ嵌合溝１２が形成され、その
鍔８ａの嵌合溝１２の両側の一部に固定片５ａの係合部
７と係合する係合切欠部１１が形成されている。
設けられており、巾方向の中央部の鍔８ａには固定片５
ａの嵌合突条６をはめこむ嵌合溝１２が形成され、その
鍔８ａの嵌合溝１２の両側の一部に固定片５ａの係合部
７と係合する係合切欠部１１が形成されている。
【００１２】このような構成で、コイル１を巻回したコ
イルボビン２を備えた磁心３を端子板４の凹溝３ａに沿
わせ、固定片５ａの嵌合突条６とコイルボビン２の嵌合
溝１２を一致させて圧入することによりコイルボビン２
の係合切欠部１１と端子板４の固定片５ａ内の嵌合突条
６の外側の一部に設けられた係合部７が嵌合されること
により、接着剤等を使用しなくても磁心３が組込まれた
コイル１を巻回したコイルボビン２と端子板４とが強固
に嵌合のみで固定される。
イルボビン２を備えた磁心３を端子板４の凹溝３ａに沿
わせ、固定片５ａの嵌合突条６とコイルボビン２の嵌合
溝１２を一致させて圧入することによりコイルボビン２
の係合切欠部１１と端子板４の固定片５ａ内の嵌合突条
６の外側の一部に設けられた係合部７が嵌合されること
により、接着剤等を使用しなくても磁心３が組込まれた
コイル１を巻回したコイルボビン２と端子板４とが強固
に嵌合のみで固定される。
【００１３】さらに、端子板４の係合部７は固定片５ａ
内の嵌合突条６の一部に設けることで、端子板４の成形
は容易にできる。
内の嵌合突条６の一部に設けることで、端子板４の成形
は容易にできる。
【００１４】また、上記一実施例は巾方向中央の固定片
５ａの嵌合突条６の両側に係合部７が形成されている
が、片側もしくは対角状に設置しても同様である。
５ａの嵌合突条６の両側に係合部７が形成されている
が、片側もしくは対角状に設置しても同様である。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明のラインフィルタ
は、コイルボビンの中央部の鍔には係合切欠部を、端子
板の固定片の嵌合突条の一部には係合部を設け、それら
おのおのが嵌合することにより、巾方向回転方向だけで
なく浮き上り方向や沈み方向に対しても固定が可能とな
り、接着剤等が不要となる。また端子板の係合部を固定
片の嵌合突条の一部に設けることにより、端子板の成形
は容易になり、製造時間の短縮だけでなく端子板の成形
時の不良も削減される効果を有するものである。
は、コイルボビンの中央部の鍔には係合切欠部を、端子
板の固定片の嵌合突条の一部には係合部を設け、それら
おのおのが嵌合することにより、巾方向回転方向だけで
なく浮き上り方向や沈み方向に対しても固定が可能とな
り、接着剤等が不要となる。また端子板の係合部を固定
片の嵌合突条の一部に設けることにより、端子板の成形
は容易になり、製造時間の短縮だけでなく端子板の成形
時の不良も削減される効果を有するものである。
【図１】本発明の一実施例におけるラインフィルタの斜
視図
視図
【図２】（ａ）同ラインフィルタを構成する端子板の斜
視図 （ｂ）同ラインフィルタを構成する端子板の係合部の拡
大斜視図
視図 （ｂ）同ラインフィルタを構成する端子板の係合部の拡
大斜視図
【図３】（ａ）同ラインフィルタを構成する端子板の正
面図 （ｂ）同ラインフィルタを構成する端子板の側面図
面図 （ｂ）同ラインフィルタを構成する端子板の側面図
【図４】（ａ）同ラインフィルタを構成するボビンの斜
視図 （ｂ）同ラインフィルタを構成するボビンの係合切欠部
の拡大斜視図
視図 （ｂ）同ラインフィルタを構成するボビンの係合切欠部
の拡大斜視図
【図５】（ａ）同ラインフィルタを構成するボビンの正
面図 （ｂ）同ラインフィルタを構成するボビンの側面図
面図 （ｂ）同ラインフィルタを構成するボビンの側面図
【図６】従来のラインフィルタの斜視図
１ コイル ２ コイルボビン ３ 磁心 ４ 端子板 ５ 固定片 ５ａ 中央の固定片 ６ 嵌合突条 ７ 係合部 ８ 鍔 ８ａ 中央の鍔 ９ 端子 １０ 突部 １１ 係合切欠部 １２ 嵌合溝
Claims (1)
- 【請求項１】端子板に設けた固定片の嵌合突条の一部に
係合部を設け、閉磁路磁心の一つの磁脚にコイルを巻回
したコイルボビンの中央部に鍔を設け、その鍔に固定片
の嵌合突条をはめこむ嵌合溝を設けるとともにこの嵌合
溝の側面の一部に固定片の係合部と係合する係合切欠部
を設けてなるラインフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30858392A JPH06163262A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | ラインフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30858392A JPH06163262A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | ラインフィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06163262A true JPH06163262A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=17982781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30858392A Pending JPH06163262A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | ラインフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06163262A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009094476A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-30 | Tdk Corp | コイル部品 |
| JP5687374B1 (ja) * | 2014-03-24 | 2015-03-18 | Ｎｅｃトーキン株式会社 | コモンモードチョークコイル |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62291108A (ja) * | 1986-06-11 | 1987-12-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ラインフイルタ |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP30858392A patent/JPH06163262A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62291108A (ja) * | 1986-06-11 | 1987-12-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ラインフイルタ |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009094476A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-30 | Tdk Corp | コイル部品 |
| JP5687374B1 (ja) * | 2014-03-24 | 2015-03-18 | Ｎｅｃトーキン株式会社 | コモンモードチョークコイル |
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