JP3373516B2 - 熱可塑材の衝撃改質 - Google Patents

熱可塑材の衝撃改質

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JP3373516B2 JP50829494A JP50829494A JP3373516B2 JP 3373516 B2 JP3373516 B2 JP 3373516B2 JP 50829494 A JP50829494 A JP 50829494A JP 50829494 A JP50829494 A JP 50829494A JP 3373516 B2 JP3373516 B2 JP 3373516B2
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Description

【発明の詳細な説明】 関連出願に対する交差参照 本出願は、1993年4月8日付けで提出した出願中の出
願連続番号08/045,330の部分的継続出願であると共に19
92年9月15日付けで提出した出願中の出願連続番号07/9
45,034の部分的継続であり、そして本出願は、1991年10
月15日付けで提出した出願中の出願連続番号07/776,130
および1992年9月2日付けで提出した出願中の出願連続
番号07/939,281に関係しており、これら全部の開示は引
用することによって本明細書に組み入れられる。
発明の分野 本発明は、特定の熱可塑性ポリマー類およびポリマー
ブレンド物の改良された衝撃改質に関係している。これ
らのポリマー類およびポリマーブレンド物は、少なくと
も1種の、線状もしくは実質的に線状であるエチレン/
α−オレフィンポリマーを含んでいる。熱可塑材と一緒
にブレンドするこの実質的に線状であるエチレン/α−
オレフィンポリマーは、5.63に等しいか或はそれ以上の
メルトフロー比I10/I2を示し、そして数量(I10/I2−4.
63)に等しいか或はそれ以下の分子量分布Mw/Mnを有し
ている。エチレン/1−オクテンのコポリマー類を含む少
なくとも1種の実質的に線状であるエチレン/α−オレ
フィンポリマー類とポリプロピレンとから本質的に成る
組成物が特に好適である。驚くべきことに、上記組成物
は、特に低い温度で良好な衝撃性能と透明性を示す。
発明の背景 組成物全体の衝撃強度を向上させる目的で数多くの異
なるポリマー類および材料が特定のポリマー類に添加さ
れてきた。例えば米国特許5,118,753号(Hikasa他)に
は、オレフィン系コポリマーの油展ゴムとオレフィン系
プラスチックとの混合物から本質的に成る熱可塑性エラ
ストマー組成物が開示されており、これらの組成物は低
い硬度を有すると共に優れた柔軟性と機械的特性を示す
と述べられている。このオレフィン系プラスチックは、
ポリプロピレンであるか或はポリプロピレンと炭素原子
数が2以上のα−オレフィンとのコポリマーである。ま
た、1988年の10月中旬に発行された「Modern Plastics
Encyclopedia/89」、65巻、No.11、110−117頁にも、
衝撃改質で有効な種々の熱可塑性エラストマー類(TPE
類)を用いることが考察されている。これらには、エラ
ストマーアロイTPE類、エンジニアリングTPE類、オレフ
ィン系TPE類(熱可塑性オレフィン類またはTPO類として
も知られている)、ポリウレタンTPE類およびスチレン
系TPE類が含まれる。
熱可塑性オレフィン類(TPO類)は、一般に、エラス
トマー材料、例えばエチレン/プロピレンゴム(EPM)
またはエチレン/プロピレン/ジエンモノマーのターポ
リマー(EPDM)などと、より堅い材料、例えばアイソタ
クティックポリプロピレンなどとのブレンド物から製造
されている。用途に応じて、オイル、充填材および架橋
剤を含む他の材料または成分をこの配合物に加えること
ができる。TPO類は、一般に、堅さ(モジュラス)と低
温衝撃性との均衡が取れていること、耐薬品性が良好な
こと、そして使用温度幅が広いことなどによって特徴づ
けられる。上記の如き特徴から、TPO類は、自動車用計
器盤、並びにワイヤーおよびケーブルの運用を含む数多
くの用途で用いられている。
Union Carbide Chemicals and Plastics Inc.
は、高価なEPMまたはEPDMゴムに置き換わり得る、商標
がFlexomer(商標)ポリオレフィンであるコスト効率の
高い新規な種類のポリオレフィン類を開発したと、1990
年に発表した。これらの新規なポリオレフィン類はゴム
とポリエチレンとの間の溝を橋渡しするものであり、こ
れらはその2つの値域の間のモジュラスを示すと述べら
れている。しかしながら、ゴムとその配合物のモジュラ
スがTPO配合物を評価するためのただ1つの判断基準で
はない。時にはガードナー衝撃(Gardner Impact)に
より−30℃で測定されている、低温における衝撃性能も
また、TPO組成物が示す性能にとって重要である。M.R.R
ifi、H.K.FickerおよびM.A.Corwinの論文「Flexomer
(商標)ポリオレフィン類:ポリエチレンとゴムとの間
の橋渡し(FlexomerTM Polyolefins:A Bridge Betwe
en Polyethylene and Rubbers」)の図4に含まれて
いるデータに従うと、標準的EPMゴムと同じレベルの低
温ガードナー衝撃性能に到達させるには、そのTPO配合
物にFlexomer(商標)ポリオレフィンをより多い量で加
える必要があり、従って、より低いコストのEPM/EPDM代
替物であることの利点をいくぶん否定している。例え
ば、Rifi他の論文に含まれている図4のデータを用いた
場合、ポリプロピレンの中にEPMが約20%(重量)入っ
ている場合−30℃で約22Jのガードナー衝撃が得られる
一方、同じ量でFlexomer(商標)ポリオレフィンが入っ
ている時得られる−30℃ガードナー衝撃は約13Jであ
る。
テキサス州のヒューストンで1991年9月24日に催され
た1991 Specialty Polyolefins Conference(SPO'9
1)で提出された論文(43−55頁)の中で、また、Micha
el P.Jeffries(Exxon Chemical CompanyのExxpol
Ethylene Polymers Venture Manager)は、ExxonのE
xact(商標)ポリマー類およびプラストマー類をポリプ
ロピレンにブレンドすることで衝撃改質を行うことがで
きると報告している。Exxon Chemical Companyはま
た、1991年2月24−27日に行われたPolyolefins VII
International Conferenceのプレプリントの45−66頁
に、彼らのEXXPOL(商標)技術で製造された狭い分子量
分布の(NMWD)樹脂は、同じメルトインデックスにおい
て、通常のチーグラー(Ziegler)樹脂よりも高い溶融
粘度と低い溶融強度を示すと発表している。最近出され
た別の出版物の中でまた、Exxon Chemical Company
は、シングルサイト(single site)触媒を用いて製造
されたNMWDポリマー類はメルトフラクチャー(melt fr
acture)についての可能性を生ずると教示している(テ
キサス州のダラスで1991年9月に催されたIEEE会合で提
出された、Monica HendewerkおよびLawrance Spenade
lによる「電力ケーブルのための新規な特製線状ポリマ
ー類(SLP)(New Specialty Linear Polymers(SL
P)For Power Cables)」)。
狭い分子量分布を示す線状ポリマー類は不利に低いせ
ん断感度もしくは低いI10/I2値を示し、これが上記ポリ
マー類の押し出し性を制限していることはよく知られて
いる。更に、上記ポリマー類は低い溶融弾性を示し、こ
れが、フィルム製造工程またはブロー成形工程などの如
き溶融製造において問題の原因となっている(例えば、
ブローンフィルム工程において気泡が保持されること、
或はブロー成形工程でたるみが生じることなど)。最後
に、上記樹脂はまた、比較的低い押し出し速度で表面メ
ルトフラクチャー性を経験し、それによって、加工が許
容されなくなると共に、最終製品の表面不規則さが引き
起こされる。
従って、より低いモジュラスを示す新規なポリマー
類、例えばUnion Carbide製のFlexomer(商標)ポリオ
レフィン類またはExxon製のExact(商標)ポリマー類な
どの開発は、TPO市場に貢献するものであるが、低温衝
撃性能とモジュラスを改良または維持する、ポリプロピ
レンの中にコンパンド化するための高いコスト効率を示
す、より進歩した他のポリマー類に対する要求が継続し
て存在している。
発明の要約 ここに、このように良好な低温衝撃性能とモジュラス
との組み合わせを示す配合組成物を見い出した。これら
の組成物は、 A)熱可塑性ポリウレタン類、ポリ塩化ビニル、スチレ
ン系(styrenics)、エンジニアリング熱可塑材および
ポリオレフィン類から成る群から選択される熱可塑材、
および B)少なくとも1種の、線状もしくは実質的に線状であ
るエチレン/α−オレフィンポリマー、 を含んでいる。
この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポ
イマー類および線状エチレン/α−オレフィンポリマー
類は両方とも、約30%以上の短鎖分枝分布指数(short
chain branching distribution index)(SCBDI)
を示すエチレン/α−オレフィンインターポリマー類で
ある。この実質的に線状であるポリマー類および線状ポ
イマー類は両方とも、融点(示差走査熱量計(DSC)を
用いて測定)を2つ以上示す伝統的なチーグラー重合ポ
リマー類とは対照的に、単一の融点を示す。
この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポ
リマー類は、 a)メルトフロー比I10/I2が≧5.63であり、 b)方程式:Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63で定義される分子
量分布Mw/Mnを有し、かつ c)表面メルトフラクチャーが起こり始める時の臨界せ
ん断速度が、ほぼ同じI2とMw/Mnを有する線状オレフィ
ンポリマーの表面メルトフラクチャーが起こり始める時
の臨界せん断速度より、少なくとも50%大きい、 として特徴づけられる。
この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポ
リマーはまた、 a)メルトフロー比I10/I2が≧5.63であり、 b)方程式:Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63で定義される分子
量分布Mw/Mnを有し、かつ c)プロセシング・インデックス(PI)が、ほぼ同じI2
とMw/Mnを有する線状オレフィンポリマーが示すPIの約7
0%に等しいか或はそれ以下である、 として特徴づけられ得る。
これらの配合組成物は、ほぼ同じレベルで添加された
ほぼ同じI2とMw/Mnの線状オレフィンポリマーに比較し
て、良好な低温衝撃性能を示す(例えば、この実質的に
線状であるオレフィンポリマーを約30重量%含んでいる
組成物に関する−29℃(−20度F)のダイナタップ・エ
ネルギー(Dynatup Energy)値は少なくとも約40J(30
フィード・ポンド)である)と共に充分なモジュラスを
維持する。
図の簡単な説明 図1は、実施例1、実施例5および比較実施例6で得
られるI10/I2と−29℃(−20度F)ダイナタップ衝撃強
度との間の関係を示している。
図2は、本発明で用いるポリマー類が示すI10/I2と比
較ポリマー類が示すI10/I2との間の差と、本発明で用い
るポリマー類を使用して製造した組成物が示す−20度F
ダイナタップ衝撃強度と比較ポリマー類を使用して製造
した組成物が示す−20度Fダイナタップ衝撃強度との間
の差、との間の関係を示している。
発明の詳細な説明 「線状エチレン/α−オレフィンポリマー類」という
用語は、このオレフィンポリマーが長鎖分枝を有してい
ないことを意味している。即ち、この線状エチレン/α
−オレフィンポリマーには、例えば均一分枝(即ち均一
に分枝させる)分布重合方法(例えば米国特許第3,645,
992号(Elston))(これの開示は引用することによっ
て本明細書に組み入れられる)で製造された線状(リニ
ア)低密度ポリエチレンポリマー類または線状高密度ポ
リエチレンポリマー類などと同様に長鎖分枝が存在して
おらず、そしてこれらは、一定のインターポリマー分子
内にそのコモノマーがランダムに分布しておりそしてこ
のインターポリマー分子が本質的に全部そのインターポ
リマー内で同じエチレン/コモノマー比を示すものであ
る。「線状エチレン/α−オレフィンポリマー類」とい
う用語は、長鎖分枝を多数有していることが本分野の技
術者に知られている高圧分枝ポリエチレンを表すもので
はない。この線状エチレン/α−オレフィンポリマー
は、典型的に、α−オレフィンが少なくとも1種のC5
C20α−オレフィン(例えば1−ペンテン、4−メチル
−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンなど)で
あるエチレン/α−オレフィンのインターポリマーであ
り、好適には、このα−オレフィン類の少なくとも1つ
が1−オクテンであるエチレン/α−オレフィンのイン
ターポリマーである。最も好適には、このエチレン/α
−オレフィンのインターポリマーは、エチレンとC5−C
20α−オレフィンとのコポリマー、特にエチレン/1−オ
クテンのコポリマーである。
本発明の実質的に線状であるエチレン/α−オレフィ
ンインターポリマー類は、伝統的な線状エチレン/α−
オレフィンポリマー類(例えば不均一に分枝している線
状低密度ポリエチレン、線状高密度ポリエチレン、また
は均一に分枝している線状ポリエチレンなど)と同じ分
類に入らず、かつ伝統的な高度に分枝している低密度ポ
リエチレンと同じ分類にも入らない。本発明で有用な実
質的に線状であるオレフィンポリマー類は、驚くべきこ
とに、比較的狭い分子量分布を有しているにも拘らず優
れた加工性を示す。更に驚くべきことには、多分散指数
(即ち分子量分布(Mw/Mn))から本質的に独立させ
て、この実質的に線状であるオレフィンポリマー類のメ
ルトフロー比(I10/I2)を変化させることができる。こ
のことは、この多分散指数を大きくするとまたI10/I2
も高くなるような流動特性を示す、通常の、不均一に分
枝している線状ポリエチレン樹脂とは対照的である。
「実質的に線状である」エチレン/α−オレフィンポ
リマー類という用語は、このポリマーのバックボーンが
炭素1000個当たり約0.01個の長鎖分枝から炭素1000個当
たり約3個の長鎖分枝、より好適には炭素1000個当たり
約0.01個の長鎖分枝から炭素1000個当たり約1個の長鎖
分枝、特別には炭素1000個当たり約0.05個の長鎖分枝か
ら炭素1000個当たり約1個の長鎖分枝で置換されている
ことを意味している。
本明細書では、共出願中の出願連続番号07/776,130お
よび1992年9月2日付けで提出した共出願中の出願連続
番号07/939,281と同様にして、本発明の実質的に線状で
あるエチレン/α−オレフィンポリマー類およびインタ
ーポリマー類を定義する。熱可塑材(例えばポリプロピ
レンなど)と一緒にブレンドするのに有効なこの実質的
に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類およ
びインターポリマー類は、一定のインターポリマー分子
内にそのコモノマーがランダムに分布しておりそしてこ
のインターポリマー分子が本質的に全部そのインターポ
リマー内で同じエチレン/コモノマー比を示すものであ
る。
本明細書では、少なくとも約6個の炭素から成る鎖長
として長鎖分枝を定義し、6個よりも長い鎖長は、13C
核磁気共鳴分光法を用いたのでは区別不可能である。こ
の長鎖分枝は、そのポリマーバックボーンの長さとほぼ
同じ長さを有している可能性がある。
13C核磁気共鳴(NMR)分光法を用いて長鎖分枝を測定
し、そしてRandallの方法(Rev.Macromol.Chem.Phys.、
C29(2&3)、285−297頁)(これの開示は引用する
ことによって本明細書に組み入れられる)を用いてそれ
の定量を行う。
本発明において、その選択した熱可塑材またはポリオ
レフィン(通常ポリプロピレン)の衝撃改質のために用
いるのに適した実質的に線状であるエチレン/α−オレ
フィンポリマー類もしくはコポリマー類は、少なくとも
1種のC3−C20α−オレフィンおよび/またはC4−C18
オレフィン類とエチレンとのインターポリマー類であ
る。エチレンと1−オクテンとのコポリマー類が特に好
適である。本明細書では、コポリマーまたはターポリマ
ーなどを表す目的で「インターポリマー」という用語を
用いる。即ち、エチレンと一緒に少なくとも1種の他の
コモノマーを重合させてインターポリマーを製造する。
エチレンと一緒に有効に共重合する他の不飽和モノマ
ー類には、例えばエチレン系不飽和モノマー類、共役も
しくは非共役ジエン類、ポリエン類などが含まれる。好
適なコモノマー類には、C3−C20α−オレフィン類、特
にプロペン、イソブチレン、1−ブテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−オクテンなど
が含まれる。他の好適なモノマー類にはスチレン、ハロ
置換もしくはアルキル置換されているスチレン類、テト
ラフルオロエチレン、ビニルベンゾシクロブタン、1,4
−ヘキサジエンおよびナフテン系(例えばシクロペンテ
ン、シクロヘキセンおよびシクロオクテンなど)などが
含まれる。
本発明で用いるに適した線状もしくは実質的に線状で
あるエチレン/α−オレフィンポリマー類もしくはコポ
リマー類が示す密度(ASTM D−792に従って測定)
は、一般に約0.85g/cm3から約0.91g/cm3、好適には約0.
86g/cm3から約0.9g/cm3、特に約0.865g/cm3から約0.89g
/cm3である。
一般に、この組成物の中に組み込む線状もしくは実質
的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーの量
は、この組成物の約1から約99重量%、好適にはこの組
成物の約10から約50重量%、特にこの組成物の約15から
約40重量%である。
便利には、ASTM D−1238、条件190℃/2.16kg(以前
は「条件(E)」としてそしてまたI2として知られてい
た)に従うメルトインデックス測定値を用いて、本発明
で用いるのに適した線状もしくは実質的に線状であるエ
チレン/α−オレフィンポリマー類の分子量を示す。メ
ルトインデックスはポリマーの分子量に反比例する。従
って、分子量が高くなればなるほどメルトインデックス
が低くなるが、この関係は直接的でない。本明細書で有
効な線状もしくは実質的に線状であるエチレン/α−オ
レフィンポリマー類に関するメルトインデックスは一般
に約0.01グラム/10分(g/10分)から約100g/10分であ
る。自動車用計器盤用途に適したこの線状もしくは実質
的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類に
関するメルトインデックスは一般に約0.01グラム/10分
から約20g/10分、好適には約0.1g/10分から約10g/10
分、特に約0.5g/10分から約8g/10分である。薄壁容器
(例えば射出成形方法を用いて製造される蓋およびカッ
プなど)に適したこの線状もしくは実質的に線状である
エチレン/α−オレフィンポリマー類に関するメルトイ
ンデックスは一般に約30グラム/10分から約200g/10分で
ある。
便利には、ASTM D−1238、条件190℃/10kg(以前は
「条件(N)」としてそしてまたI10として知られてい
た)に従うメルトインデックス測定値を用いて、この線
状もしくは実質的に線状であるエチレン/α−オレフィ
ンポリマー類の分子量を特徴づけるに有効な別の測定値
を示す。そのI10とI2メルトインデックス項の比がメル
トフロー比であり、これをI10/I2として表示する。本発
明の組成物内で用いる実質的に線状であるエチレン/α
−オレフィンポリマー類に関するI10/I2比は、長鎖分枝
の度合を表している、即ちこのI10/I2比が高ければ高い
ほど、そのポリマー内の長鎖分枝量が多くなる。この実
質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類
が示すI10/I2比は、好適には少なくとも約7、特に少な
くとも約8である。この線状エチレン/α−オレフィン
ポリマー類が示すI10/I2比は一般に約6である。
これらのTPO配合物にはまた、本出願者らが見い出し
たその向上した配合物特性を妨害しない範囲で、添加
剤、例えば抗酸化剤[例えばヒンダードフェノール系
(例えばIrganox(商標)1010など)、ホスファイト類
(例えばIrgafos(商標)168など]、粘着(cling)添
加剤(例えばPIBなど)、抗ブロック添加剤、顔料、充
填材なども含めることができる。
「流動学的プロセシング・インデックス」(PI)は、
ガスエクストルージョンレオメーター(gas extrusion
rheometer)(GER)で測定されたポリマーの見掛け粘
度(kポイズで表す)である。このガスエクストルージ
ヨンレオメーターは、「Polymer Engineering Scienc
e」、17巻、No.11、770頁(1977年)の中でM.Shida、R.
N.ShroffおよびL.V.Cancioが記述していると共に、Van
Nostrand Reinhold Co.が出版しているJohn Dealy
著「Rheometers for Molten Plastics」、(1982)
の97−99頁に記述されており、これらの出版物両方はそ
の全体が引用することによって本明細書に組み入れられ
る。入り口角度が180゜であり直径が0.0296インチの20:
1 L/Dダイスを用い、5250から500psigの窒素圧力下、1
90℃の温度で全てのGER実験を実施する。本明細書で記
述する実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポ
リマー類に関するPIは、GERを用い2.15x106ダイン/cm2
の見掛けせん断応力で測定した材料の見掛け粘度(kポ
イズで表す)である。本明細書で記述する新規な実質的
に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類のPI
は、好ましくは、約0.01kポイズから約50kポイズの範
囲、好適には約15kポイズ以下である。本明細書で記述
する新規な実質的に線状であるエチレン/α−オレフィ
ンポリマー類が示すPIは、ほぼ同じI2とMw/Mnにおい
て、比較線状エチレン/α−オレフィンポリマーが示す
PIの約70%に等しいか或はそれ以下である。
メルトフラクチャー現象を識別する目的で、見掛けせ
ん断速度に対する見掛けせん断応力のプロットを用い
る。Ramamurthy「Journal of Rheology」、30
(2)、337−357、1986に従い、特定の臨界流量以上で
観察される押し出し物の不規則さは、幅広い意味で2つ
の主要な型に分類分けされ得る、即ち表面メルトフラク
チャーとグロスメルトフラクチャーとに分類分けされ得
る。
表面メルトフラクチャーは、明らかに安定した流れ条
件下で起こり、そしてその詳細な範囲は、鏡面光沢の損
失から、よりひどい「鮫肌」形態に至る。本開示では、
押し出し物の表面粗さが40x倍率でのみ検出可能にな
る、押し出し物の光沢が失われ始める時であるとして、
表面メルトフラクチャーが起こり始める時(OSMF)を特
徴づける。この実質的に線状であるエチレン/α−オレ
フィンポリマー類の表面メルトフラクチャーが起こり始
める時の臨界せん断速度は、ほぼ同じI2とMw/Mnを有す
る線状エチレン/α−オレフィンポリマーの表面メルト
フラクチャーが起こり始める時の臨界せん断速度より、
少なくとも50%大きい。
グロスメルトフラクチャーは、不安定な流れ条件下で
起こり、そしてその詳細な範囲は規則正しい歪み(粗い
部分と滑らかな部分が交互に現れる、螺旋状など)から
不規則な歪みに至る。商業的受け入れに関して(例えば
ブローンフィルム製品などで)、表面の欠陥は、存在し
ていたとしても最小限でなくてはならない。本明細書で
は、GERで押し出した押し出し物が示す表面粗さおよび
構造の変化を基準にして、表面メルトフラクチャーが起
こり始める時(OSMF)およびグロスメルトフラクチャー
が起こり始める時(OGMF)の臨界せん断速度を用いるこ
とにする。
本明細書で記述する組成物を生じさせるのに有用性
な、線状エチレン/α−オレフィンポリマー類および実
質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類
の両方とも、均一な分枝分布を示す。即ち、これらのポ
リマー類は、一定のインターポリマー分子内にそのコモ
ノマーがランダムに分布しておりそしてこのインターポ
リマー分子が本質的に全部そのインターポリマー内で同
じエチレン/コモノマー比を示すものである。典型的に
は、このポリマー類の均一さを短鎖分枝分布指数(SCBD
I)(Short Chain Branch Distribution Index)ま
たは組成分布分枝指数(CDBI)(Composition Distrib
ution Branch Index)で記述し、そして全コノモマー
モル含有量中央値の50%以内に入るコモノマー含有量を
有するポリマー分子の重量%として定義する。ポリマー
のCDBIは、本技術分野で知られている技術で得られるデ
ータ、例えばWild他著「Journal of Polymer Scienc
e,Poly.Phys.Ed」、20巻、441頁(1982)、米国特許第
4,798,081号(Hazlitt他)または米国特許第5,089,321
号(Chum他)(これら全部の開示は引用することによっ
て本明細書に組み入れられる)の中に記述されている如
き、例えば昇温溶出分離法(temperature rising elu
tion fractionation)(本明細書では「TREF」と省略
する)などから容易に計算される。本発明で用いる線状
および実質的に線状であるオレフィンポリマー類に関す
るSCBDIまたはCDBIは、好適には約30パーセント以上、
特に約50パーセント以上である。本発明で用いる均一エ
チレン/α−オレフィンポリマー類は、TREF技術で測定
した時、測定可能な量で「高密度」画分を本質的に含ん
でいない(即ち、この均一エチレン/α−オレフィンポ
リマー類は、炭素1000個当たりのメチル数が2に等しい
か或はそれ以下である分枝度を示すポリマー画分を含ん
でいない)。この均一エチレン/α−オレフィンポリマ
ー類はまた、短鎖が高度に分枝している画分を全く含ん
でいない(即ち、この均一エチレン/α−オレフィンポ
リマー類は、炭素1000個当たりのメチル数が30に等しい
か或はそれ以上である分枝度を示すポリマー画分を含ん
でいない)。
線状もしくは実質的に線状であるエチレン/α−オレフ
ィンポリマー類が示す分子量分布の決定 140℃のシステム温度で運転されている混合多孔度カ
ラム(Polymer Laboratories 103、104、105および10
6)が3本備わっているWaters 150C高温クロマトグラ
フィー装置を用いたゲル浸透クロマトグラフィー(GP
C)により、この線状および実質的に線状であるエチレ
ン/α−オレフィンインターポリマー生成物サンプルを
分析する。その溶媒は1,2,4−トリクロロベンゼンであ
り、これを用い、サンプルが0.3重量%入っている溶液
を注入用として調製する。その流量は1.0ミリリットル
/分であり、そしてその注入量は200マイクロリットル
である。
溶離体積と関連させて、狭い分子量分布のポリスチレ
ン標準(Polymer Laboratories製)を用いることで、
分子量測定値を引き出す。下記の方程式: Mポリエチレン=a*(Mポリスチレン) を引き出すに適切な、ポリエチレンとポリスチレンに関
するMark−Houwink係数[WilliamsおよびWordが「Journ
al of Polymer Science」、Polymer Letters、6巻
(621)1968(引用することによって本明細書に組み入
れられる)の中で記述している如き]を用いて、相当す
るポリエチレンの分子量を測定する。上記方程式におい
てa=0.4316およびb=1.0である。下記の式:Mw=Rwi
*Mi[式中、wiおよびMiは、GPCカラムから溶離して来
るi番目の画分が示す、それぞれの重量および分子量で
ある]に従う通常の方法で、重量平均分子量Mwを計算す
る。
この線状および実質的に線状であるエチレン/α−オ
レフィンポリマー類に関するMw/Mnは、好適には約1.5か
ら約2.5である。
実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー
類 適切な拘束幾何触媒(constrained geometry catal
ysts)、好適には1990年7月3日付けで提出した米国特
許出願連続番号545,403、1991年9月12日付けで提出し
た米国特許出願連続番号758,654、1991年9月12日付け
で提出した米国特許出願連続番号758,660および1991年
6月24日付けで提出した米国特許出願連続番号720,041
(これら全部の教示は引用することによって本明細書に
組み入れられる)の中に開示されている如き拘束幾何触
媒を用いて、この実質的に線状であるエチレン/α−オ
レフィンポリマー類を製造する。米国特許第5,026,798
号(これの教示は引用することによって本明細書に組み
入れられる)の中に教示されているモノシクロペンタジ
エニル遷移金属のオレフィン重合触媒もまた、反応条件
が以下に明記する如くである限り、本発明のポリマー類
の製造で用いるに適切である。
本明細書で用いるに適切な共触媒には、これらに限定
するものでないが、例えばポリマー状もしくはオリゴマ
ー状のアルミノキサン類、特にメチルアルミノキサンま
たは改質メチルアルミノキサン(例えば米国特許第5,04
1,584号、米国特許第4,544,762号、米国特許第5,015,74
9号および/または米国特許第5,041,585号(これらの各
々の開示は引用することによって本明細書に組み入れら
れる)の中に記述されている如く製造される)、並びに
不活性であり、適合性を示し、非配位性の、イオン生成
化合物などが含まれる。好適な共触媒は、非配位性の不
活性なホウ素化合物である。
実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー
の製造 本発明の実質的に線状であるエチレン/α−オレフィ
ンポリマー類を製造するに適した重合条件は、一般に、
溶液重合方法で有効な条件であるが、本発明の適用はそ
れに限定するものでない。スラリーおよび気相重合方法
もまた、適当な触媒および重合条件を用いることを条件
として、有効であると考える。
本発明の実質的に線状であるオレフィンポリマー類お
よびコポリマー類の製造では、多重反応槽重合方法、例
えば米国特許第3,914,342号(引用することによって本
明細書に組み入れられる)の中に開示されている重合方
法なども使用可能である。これらの多重反応槽の1つの
中で少なくとも1種の拘束幾何触媒を用い、これらの反
応槽を直列もしくは並列運転することができる。
衝撃改質を行う熱可塑材 本明細書で考察する線状もしくは実質的に線状である
オレフィンポリマー類を添加することで有利に衝撃改質
を行う熱可塑性ポリマー類は、熱可塑性ポリウレタン類
(例えばThe Dow Chemical Company製のPellathane
(商標)またはIsoplast(商標)など)、ポリ塩化ビニ
ル(PVC)、スチレン系、ポリオレフィン類(例えばエ
チレンと一酸化炭素とのコポリマー類(ECO)または線
状の交互ECOコポリマー類、例えばJohn G.Hefnerおよ
びBrian W.S.Kolthammerの名前で1993年1月22日付け
で提出した発明の名称が「Improved Catalysts For
The Preparation of Linear Carbon Monoxide/Alp
ha Olefin Copolymers」(これの開示は引用すること
によって本明細書に組み入れられる)である米国特許連
続番号08/009,198に開示されているコポリマー類、並び
にエチレン/プロピレン/一酸化炭素ポリマー類(EPC
O)など)、種々のエンジニアリング熱可塑材(例えば
ポリカーボネート、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド
類(例えばナイロンなど)、ポリアセタール類またはポ
リスルホン類など)などであってもよい。一般に、最も
頻繁に用いるポリオレフィンポリマー類は、ポリエチレ
ン(例えば高密度ポリエチレン、例えばスラリー重合方
法で製造されるポリエチレンなど、不均一に分枝してい
る線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、例えばエチレン
と少なくとも1種のC3−C20アルファ−オレフィンとの
コポリマー類など、並びに再生ポリエチレン(例えば消
費者が使用した後の廃棄ボトルから回収して再利用する
高密度ポリエチレンなど)など)、またはポリプロピレ
ンである。一般に、本明細書に開示する組成物では、少
なくとも1種のポリプロピレンが最も頻繁に有用であ
る。
このポリプロピレンは、一般に、アイソタクティック
形態のホモポリマーであるポリプロピレンであるが、他
の形態のポリプロピレンもまた使用可能である(例えば
シンジオタクティックまたはアタクティック)。しかし
ながら、本明細書で開示するTPO配合物ではまた、ポリ
プロピレン衝撃コポリマー類(例えばエチレンとプロピ
レンとを反応させる二次共重合段階を用いたコポリマー
類)およびランダムコポリマー類(また、反応槽改質さ
れており、通常、プロピレンと共重合したエチレンを1.
5−7%含んでいる)も使用可能である。種々のポリプ
ロピレンポリマー類に関する完全な考察が、1988年の10
月中旬に発行された「Modern Plastics Encyclopedia
/89」、65巻、No.11、86−92頁(これの開示全体は引用
することによって本明細書に組み入れられる)の中に含
まれている。便利には、ASTM D−1238、条件230℃/2.
16kg(以前は「条件(L)」としてそしてまたI2として
知られていた)に従うメルトフロー測定値を用いて、本
発明で用いるに適したポリプロピレンの分子量を示す。
溶融流量(melt flow rate)メルトフロー率はポリマー
の分子量に反比例する。従って、分子量が高くなればな
るほど溶融流量が低くなるが、この関係は直線的でな
い。本明細書で有効なポリプロピレンに関する溶融流量
は一般に約0.1グラム/10分(g/10分)から約100g/10分
である。自動車用計器盤の衝撃改質に適したポリプロピ
レンに関する溶融流量は一般に約0.1グラム/10分から約
35g/10分、好適には約0.5g/10分から約25g/10分、特に
約1g/10分から約20g/10分である。薄壁容器(例えば射
出成形方法を用いて製造される蓋およびカップなど)に
適したポリプロピレンに関する溶融流量は一般に約20グ
ラム/10分から約100g/10分である。
これらの配合物のコンパンド化は、通常の如何なる方
法でも実施可能であり、これには、個々の成分を乾燥ブ
レンドした後、溶融混合するか、或は押出し機の中で直
接用いて仕上げ品(例えば自動車用部品など)を製造す
るか、或は個別の押出し機(例えばバンバリーミキサー
など)の中で前溶融混合を行うことによる方法が含まれ
る。
本明細書に開示するTPO配合物から有効な製造品また
は部品を生じさせるに使用可能な成形操作には数多くの
種類があり、これらには、種々の射出成形方法(例えば
1988年の10月中旬に発行された「Modern Plastics En
cyclopedia/89」、65巻、No.11、264−268頁の中の「射
出成形の序論」および270−271頁の「熱可塑材の射出成
形」(これらの開示は引用することによって本明細書に
組み入れられる)の中に開示されている射出成形方法な
ど)およびブロー成形方法(例えば1988年の10月中旬に
発行された「Modern Plastics Encyclopedia/89」、6
5巻、No.11、217−218頁の中の「押し出しブロー成形」
(この開示は引用することによって本明細書に組み入れ
られる)の中に開示されているブロー成形方法など)、
並びに異形成形(profile extrusion)などが含まれ
る。製造品のいくつかには、自動車用バンパー、計器
盤、ホイールカバーおよびグリルなど、並びに例えば冷
凍庫用容器などを含む他の家庭および個人用品などが含
まれる。
薄壁製品もまた射出成形方法で製造可能である。一般
に、上記薄壁製品には蓋、カップおよびタブなどが含ま
れ、その長さと直径の比(L/D)は250以上である。蓋の
厚さは一般に30ミル未満である。
衝撃改質された組成物が示す改良された透明性 冷凍庫容器は所望属性のユニークな組み合わせを有し
ており、これには、低温における良好な衝撃性(この容
器が落下しても亀裂を生じないように)と、その食品を
見るに良好な透明性との組み合わせが含まれる。本明細
書で開示する組成物は、このように良好な衝撃性と良好
な透明性とのユニークな組み合わせを有していること
で、上記用途で特に有用性を示すと考える。
典型的には589nmで測定して、その改質を行うべき熱
可塑材が示す屈折率が0.005屈折率単位以内、特に0.002
屈折率単位以内の屈折率を示す、少なくとも1種の線状
もしくは実質的に線状であるエチレン/α−オレフィン
ポリマーを選択することによって、良好な透明性を達成
する。589nmにおいてポリプロピレンが示す屈折率は一
般に約1.470から約1.515であり、例えば透明にしたポリ
プロピレンホモポリマーの屈折率は約1.5065であり、そ
して透明にしたポリプロピレンランダムコポリマーの屈
折率は約1.5044である。
屈折率の測定は、Milton Roy Company製のAbbe−3L
屈折計を用い589nm(ナトリウムの「d」線)で操作し
て行う。BOY 30T射出成形機でポリマーの射出成形を行
ってその厚さを約3.18mm(0.125インチ)にすることに
より、上記屈折計で試験するサンプルの調製を行う。同
じ様式でまた厚さを約3.18(0.125インチ)にして、物
性試験用サンプルの調製を行う。
Halon(商標)が内張りされている積分球(これは、
最大光反射率を与える)と、ホログラフィー回折格子ポ
リクロメーターを有する光学センサー(これは、5nmの
測定間隔で375nmから750nmのスペクトルスキャンを達成
する)とが備わっている、HunterLab Ultrascan(商
標)球分光比色計(Sphere Spectrocolorimeter)を用
いて、射出成形盤に関するヘーズ(haze)および透過値
を測定する。その透過用区分室の中で、そのサンプル試
験片を上記球にできるだけ近付けるように位置させる。
2つの測定を行うが、その1つは、その反射口の所に白
色タイル(これは全ての光を反射する)を置いて行い、
そして1つは、その反射口の所に光トラップ(これは全
く光を反射しない)を置いて行う。これらの測定値か
ら、全透過率(TT)と拡散透過率(DT)を決定する。
ヘーズパーセント=(DT/TT)(100)。
実施例1および比較実施例2 実施例1は、密度が約0.87g/cm3であり、I2が約1.5g/
10分であり、I10/I2が約7.78でありそしてMw/Mnが約2
である、エチレン/1−オクテンの実質的に線状であるオ
レフィンポリマーが30パーセント(全組成物重量の)入
っているブレンド物であり、このブレンド物は、表1の
温度に従って設定した加熱ゾーンが備わっている20mmの
Welding Engineers2軸押出し機を用いて、Himont 632
3ポリプロピレン(230℃における溶融流量が12g/10分で
ある)と一緒にコンパンド化したブレンド物である。
このスクリュー速度は200rpmであり、そしてダイス温
度を200℃に設定する。このブレンド物のストランドを
氷浴内で冷却した後、通常のチョッパーを用いてペレッ
トを生じさせる。Vistalon(商標)707(Exxon Chemic
al Companyが市販している、密度が約0.87g/cm3であり
I2が約0.3g/10分であるエチレン/プロピレンエラスト
マー)が30パーセント入っている比較実施例2は、同様
な様式で同じポリプロピレンと一緒にコンパンド化した
ものである。表2に記述する如く設定したBoy 30トン
射出成形機を用いて、そのコンパンド化したブレンド物
各々の射出成形を行う。
この鋳型を使用して引張り用試験片とダイナタップ試
験片を同時に製造した。次に、ASTM操作に従って引張り
特性と衝撃特性を測定し、その結果を表3に示す。
このデータから分かるであろうように、この実質的に
線状であるエチレン/1−オクテンポリマーは、ここに示
したエチレン/プロピレンエラストマーの如き通常の市
販衝撃改質剤よりもずっと大きな衝撃抵抗力をポリプロ
ピレンに与えている(ノッチドアイゾットおよび−29℃
(−20度F)ダイナタップの両方)。同様に重要なこと
は、そのエチレン/プロピレンブレンド物に比較して少
しもモジュラスの損失をもたらすことなく、これらの改
良された衝撃特性が達成されていることである。
実施例3および比較実施例4 実施例3は、実施例1で用いたのと同じエチレン/1−
オクテンの実質的に線状であるオレフィンポリマーが30
パーセント(全組成物重量の)入っているブレンドであ
り、このブレンド物は、230℃における溶融流量が20g/1
0分であるポリプロピレンと一緒にコンパンド化したブ
レンド物である。比較実施例4は、同じ20MFR(溶融流
量)のポリプロピレンと一緒に、Uniroyal Chemicalが
販売している商標がRoyalene(商標)521である市販の
エチレン−プロピレンジエンモノマー(EPDM)ターポリ
マーエラストマーが30パーセント入っているブレンド物
である。これらの2つのブレンド物を用いて得られた物
性を表4に示す。
実施例5および比較実施例6 また、本発明の実質的に線状であるオレフィンポリマ
ー類は、シングルサイト触媒技術で誘導される他の線状
エラストマー類に比較して向上した衝撃改質を示す。実
施例5は、密度が約0.87g/cm3であり、I2が約1g/10分で
あり、I10/I2が約8.10でありそしてMw/Mnが約1.92であ
る、エチレン/1−オクテンの実質的に線状であるオレフ
ィンポリマーが30パーセント(全組成物重量の)入って
いるブレンド物であり、このブレンド物は、230℃にお
ける溶融流量が20g/10分であるポリプロピレンと一緒に
コンパンド化したブレンド物である。比較実施例6は、
同じ20MFRのポリプロピレンと一緒に、三井石油化学(M
itsui Petrochemical)が販売している商標がTafmer
(商標)P−0480である市販のエチレン/プロピレンコ
ポリマー(I2が1.1g/10分であり、I10/I2が約6.06であ
り、Mw/Mnが約1.9であり、密度が約0.87g/cm3であり、P
Iが約27.4kポイズであり、そしてOSMFにおける臨界せん
断速度が約105秒-1である)が30パーセント入っている
ブレンド物である。これらの2つのブレンド物を用いて
得られた物性を表5に示す。
実施例1、実施例5および比較実施例6で得られるI
10/I2と−29℃(−20度F)ダイナタップ衝撃強度との
関係を図1に記述する。これらの3種のポリマー類は全
部ほぼ同じ多分散性(Mw/Mn)を有しているにも拘ら
ず、より高いI10/I2値を示す実質的に線状であるエチレ
ン/α−オレフィンコポリマー類が入っている組成物
は、比較ポリマーのそれに対比してより高い−29℃(−
20度F)衝撃強度を示す。
実施例7および比較実施例8 実施例7は、密度が約0.87g/cm3であり、I2が約0.5g/
10分であり、I10/I2が約7.14であり、Mw/Mnが約1.9であ
り、PIが約26.2kポイズでありそしてOSMFにおける臨界
せん断速度が約108.7秒-1である、エチレン/1−オクテ
ンの実質的に線状であるオレフィンポリマーが30パーセ
ント(全組成物重量の)入っているブレンド物であり、
このブレンド物は、230℃における溶融流量が20g/10分
であるポリプロピレンと一緒にコンパンド化したブレン
ド物である。比較実施例8は、同じ20MFRのポリプロピ
レンと一緒に、三井石油化学が販売している商標がTafm
er(商標)P−0680である市販のエチレン/プロピレン
コポリマー(I2が約0.4g/10分であり、I10/I2が約6.09
であり、Mw/Mnが約1.8であり、密度が約0.87g/cm3であ
り、PIが約56.4kポイズであり、そしてOSMFにおける臨
界せん断速度が約52.8秒-1である)が30パーセント入っ
ているブレンド物である。これらの2つのブレンド物を
用いて得られた物性を表6に示す。
実施例9および比較実施例10 実施例9は、実施例5で用いたのと同じエチレン/1−
オクテンの実質的に線状であるオレフィンポリマーが30
パーセント(全組成物重量の)入っているブレンド物で
あり、このブレンド物は、230℃における溶融流量が12g
/10分であるポリプロピレンと一緒にコンパンド化した
ブレンド物である。比較実施例10は、同じ12MFRのポリ
プロピレンと一緒に、三井石油化学が販売している商標
がTafmer(商標)P−0480である市販のエチレン/プロ
ピレンコポリマーが30パーセント入っているブレンド物
である。これらの2つのブレンド物を用いて得られた物
性を表7に示す。
実施例11および比較実施例12 実施例11は、実施例7で用いたのと同じエチレン/1−
オクテンの実質的に線状であるオレフィンポリマーが30
パーセント(全組成物重量の)入っているブレンド物で
あり、このブレンド物は、230℃における溶融流量が12g
/10分であるポリプロピレンと一緒にコンパンド化した
ブレンド物である。比較実施例12は、同じ12MFRのポリ
プロピレンと一緒に、三井石油化学が販売している商標
がTafmer(商標)P−0680である市販のエチレン/プロ
ピレンコポリマーが30パーセント入っているブレンド物
である。これらの2つのブレンド物を用いて得られた物
性を表8に示す。
以下に示す組の実験:実施例5−比較実施例6*;実
施例7−比較実施例8*;実施例9−比較実施例10*;
実施例11−比較実施例12*;実施例1−比較実施例10
*;および実施例3−比較実施例6*に関して、−29℃
(−20度F)ダイナタップ衝撃強度間の差に対するI10/
I2比間の差を図2にプロットする。この組成物内で用い
たポリマーが示すI10/I2比間の差が大きくなるにつれ
て、配合した最終組成物が示す−29℃(−20度F)ダイ
ナタップ・エネルギー間の差も大きくなると言った一般
的傾向が観察され、従って、本明細書で用いる新規な組
成物は比較配合物よりも改良された特性を有することが
示された。
実施例13と14および比較実施例15 実施例13と14および比較実施例15の各々は、230℃に
おける溶融流量が35g/10分であるHimontのポリプロピレ
ンコポリマー(SB751)と一緒にコンパンド化した、こ
の選択したポリマーが12パーセント、14パーセント、16
パーセントおよび18パーセント(全組成物重量の)入っ
ているブレンド物である。実施例13で用いたポリマー
は、密度が約0.857g/cm3でありそしてI2が約0.9g/10分
から約1.3g/10分であるエチレン/1−オクテンの実質的
に線状であるオレフィンポリマーである。実施例14で用
いたポリマーは、密度が約0.87g/cm3でありそしてI2
約0.5g/10分から約1g/10分であるエチレン/1−オクテン
の実質的に線状であるオレフィンポリマーである。比較
実施例15で用いたポリマーは、密度が約0.86g/cm3であ
りI2が約0.2g/10分でありそしてI10/I2が約15.8であ
る、Exxon Chemicalが販売している商標がVistalon
(商標)503である市販のエチレン/プロピレンコポリ
マーである。フェノール系抗酸化剤を約0.5重量%用い
てこれらのサンプルの各々のコンパンド化を行った後、
射出成形を行うことによって、厚さが125ミルのプラー
クを生じさせる。各ブレンド物に関してサンプルを4個
調製し、低温ガードナー(Gardner)落下衝撃に関して
試験し、4個のサンプルから成る各組の結果を平均す
る。その結果として得られた低温ガードナー落下衝撃デ
ータを表9に示す。
実施例16と17および比較実施例18 実施例16と17は、密度が約0.895g/cm3であり、I2が約
1g/10分であり、I10/I2が約8.8であり、Mw/Mnが約2.12
であり、そして屈折率が約1.502である、エチレン/1−
オクテンの実質的に線状であるオレフィンポリマーがそ
れぞれ30パーセントと20パーセント(全組成物重量の)
入っているブレンド物であり、このブレンド物は、表10
の温度に従って設定した加熱ゾーンが備わっている20mm
のWelding Engineers2軸押出し機を用いて、230℃にお
ける溶融流量が12g/10分でありそして屈折率が約1.5044
であるAmoco 8449(コポリマーであるポリプロピレ
ン)と一緒にコンパンド化したブレンド物である。
このスクリュー速度は200rpmであり、そしてダイス温
度を210℃に設定する。このブレンド物のストランドを
水浴内で冷却した後、通常のチョッパーを用いてペレッ
トを生じさせる。比較実施例18は、比較標準として評価
した同じポリプロピレンである。表11に記述する如く設
定したBoy 30トン射出成形機を用いて、各サンプルの
射出成形を行う。
この鋳型を使用して引張り用試験片とダイナタップ試
験片を同時に製造した。次に、ASTM操作に従って引張り
特性と衝撃特性を測定する。その結果を表12に示す。
このデータに示されているように、実質的に線状であ
るエチレン/1−オクテンポリマーを約30パーセント(全
組成物重量の)添加することで、ポリプロピレンの衝撃
抵抗力(ノッチ付アイゾットおよび−29℃(−20度F)
ダイナタップの両方)が改良されている。このポリエチ
レンが示す屈折率とポリプロピレンが示す屈折率との間
の差は約0.0018屈折率単位であることから、このポリプ
ロピレン単独に比較した時の光学的透明さが少しも失わ
れることなく、この改良された衝撃性が達成されてい
る。
実施例19および20 実施例19は、密度が約0.886g/cm3であり、メルトイン
デックス(I2)が約1g/10分であり、I10/I2が約8.02で
あり、Mw/Mnが約2.02でありそして屈折率が約1.496であ
る、エチレン/1−オクテンの実質的に線状であるオレフ
ィンポリマーが20パーセント(全組成物重量の)入って
いるブレンド物であり、このブレンド物は、230℃にお
ける溶融流量が約12g/10分であるAmoco 8449(コポリ
マーであるポリプロピレン)と一緒にコンパンド化した
ブレンド物である。実施例20は、同じポリプロピレンと
一緒に同じエチレン/1−オクテンの実質的に線状である
オレフィンポリマーが30パーセント入っているブレンド
物である。これらの2つのブレンド物を用いて得られた
物性を表13に示す。
このポリエチレンが示す屈折率とポリプロピレンが示
す屈折率との間の差は約0.0081屈折率単位であることか
ら、このポリプロピレン単独に比較した時の光学的透明
さは若干失われているが、改良された衝撃性が達成され
ている。
実施例21および22 実施例21は、密度が約0.87g/cm3であり、メルトイン
デックス(I2)が約1g/10分であり、I10/I2が約7.8であ
り、Mw/Mnが約2.11でありそして屈折率が約1.485であ
る、エチレン/1−オクテンの実質的に線状であるオレフ
ィンポリマーが20パーセント(全組成物重量の)入って
いるブレンド物であり、このブレンド物は、230℃にお
ける溶融流量が約12g/10分であるAmoco 8449(コポリ
マーであるポリプロピレン)と一緒にコンパンド化した
ブレンド物である。実施例22は、同じポリプロピレンと
一緒に同じエチレン/1−オクテンの実質的に線状である
オレフィンポリマーが30パーセント入っているブレンド
物である。これらの2つのブレンド物を用いて得られた
物性を表14に示す。
このポリエチレンが示す屈折率とポリプロピレンが示
す屈折率との間の差は約0.0192屈折率単位であることか
ら、このポリプロピレン単独に比較した時の光学的透明
さは大きく失われているが、改良された衝撃性が達成さ
れている。
実施例23−26および比較実施例27 実施例23−26は、密度が約0.902g/cm3であり、I2が約
1g/10分であり、I10/I2が約9.6であり、Mw/Mnが約1.91
でありそして屈折率が約1.5075である、エチレン/1−オ
クテンの実質的に線状である第一オレフィンポリマーが
それぞれ30パーセント、22.5パーセント、15パーセント
および7.5パーセント(全組成物重量の)入っているブ
レンド物である。実施例24−26にはまた、密度が約0.89
5g/cm3であり、I2が約1g/10分であり、I10/I2が約8.8で
あり、Mw/Mnが約2.12でありそして屈折率が約1.5026で
ある、エチレン/1−オクテンの実質的に線状である第二
オレフィンポリマーがそれぞれ6.5パーセント、15パー
セントおよび22.5パーセント入っている。各ブレンド物
の残りは、230℃における溶融流量(ASTM D 1238、
条件230/2.16(以前は条件L))が12g/10分でありそし
て屈折率が約1.5065であるAmoco 7239(ポリプロピレ
ンのホモポリマー)である。比較実施例27はこのポリプ
ロピレンホモポリマー単独である。
上に記述したのと同様な様式で上記ブレンド物のコン
パンド化を行う。その結果として得られる組成物を用
い、引張り特性と衝撃特性をASTM操作に従って測定す
る。その結果を表15に示す。
このデータが示すように、より厳密にポリプロピレン
の屈折率に適合させるために実質的に線状であるエチレ
ンコポリマー類を所望の屈折率を生じさせるようにブレ
ンドすることができる。ポリエチレンブレンド物(実施
例25)が示す屈折率とそのポリプロピレンが示す屈折率
との差は約0.0015屈折率単位であることから、このポリ
プロピレン単独に比較した時の光学的透明さ損失を最低
限のみにしながら、改良された衝撃特性が達成されてい
る。
実施例28−30および比較実施例31 実施例28−30は、密度が約0.895g/cm3であり、メルト
インデックス(I2)が約1g/10分であり、I10/I2が約8.8
であり、Mw/Mnが約2.12でありそして屈折率が約1.5026
である、エチレン/1−オクテンの実質的に線状であるオ
レフィンポリマーがそれぞれ30パーセント、35パーセン
トおよび40パーセント(全組成物重量の)入っているブ
レンド物である。このエチレン/1−オクテンの実質的に
線状であるオレフィンポリマーを、230℃における溶融
流量が約12g/10分であるAmoco 7239(ポリプロピレン
のホモポリマー)と一緒にコンパンド化する。比較実施
例31はこのポリプロピレン単独である。これらのブレン
ド物から得られた物性を表16に示す。
このポリエチレンが示す屈折率とそのポリプロピレン
が示す屈折率との差は約0.0039屈折率単位であることか
ら、このポリプロピレン単独に比較した時の光学的透明
さ損失を若干のみにしながら、ノッチ付アイゾットおよ
びダイナタップ・エネルギーが有意に向上していて、改
良された衝撃特性が達成されている。
実施例32および33 実施例32は、ポリプロピレンのホモポリマー(230℃
における溶融流量が約12g/10分である)が70パーセント
(最終組成物重量の)入っておりそして実質的に線状で
あるエチレン/1−オクテンコポリマー(190℃における
メルトインデックスが約3g/10分であり、密度が約0.87g
/cm3であり、I10/I2が約7.6であり、そしてMw/Mnが約1.
95である)が30パーセント(最終組成物重量の)入って
いるブレンド物である。このブレンド物をコンパンド化
し、射出成形した後、物性試験を行う。
実施例33は、ポリプロピレンのホモポリマー(230℃
における溶融流量が約12g/10分である)が70パーセント
(最終組成物重量の)入っており、実質的に線状である
第一エチレン/1−オクテンコポリマー(190℃における
メルトインデックスが約7g/10分であり、密度が約0.87g
/cm3であり、I10/I2が約7.7であり、そしてMw/Mnが約1.
92である)が17パーセント(最終組成物重量の)入って
おり、そして実質的に線状である第二エチレン/1−オク
テンコポリマー(190℃におけるメルトインデックスが
約1g/10分であり、密度が約0.87g/cm3であり、I10/I2
約7.8であり、そしてMw/Mnが約2.11である)が13パーセ
ント(最終組成物重量の)入っているブレンド物であ
る。この実質的に線状であるエチレン/1−オクテンコポ
リマー類の組み合わせがもたらした正味のメルトインデ
ックスは約3g/10分である(下記の方程式:log(メルト
インデックス)blend=(0.567)(log7)+(0.433)
(log1)に従って計算)。このブレンド物もコンパンド
化し、射出成形した後、物性試験を行う。物性の結果を
表17に要約する。
このデータが示すように、実質的に線状であるエチレ
ン/1−オクテンコポリマー類の組み合わせが示す正味の
メルトインデックスは単一の実質的に線状であるエチレ
ンポリマーのそれとほぼ同じであるにも拘らず、この実
質的に線状であるエチレンポリマー類のブレンド物は、
その組成物が示す−29℃(−20度F)ダイナタップ・エ
ネルギー値を60J(40フィート・ポンド以上)改良して
いると共に、ノッチドアイゾットを100J/m以上(2フィ
ート・ポンド/インチ以上)改良している。
フロントページの続き (72)発明者 フイスク,トーマス・アール アメリカ合衆国ルイジアナ州70806バト ンルージユ・トルドーアベニユー8860 (72)発明者 ベトソ,スチーブン・アール アメリカ合衆国テキサス州77566レイク ジヤクソン・オウリアンダー1019 (72)発明者 ターリー,ロバート・アール アメリカ合衆国テキサス州77566レイク ジヤクソン・レイクロード606 (56)参考文献 特開 昭63−210150(JP,A) 欧州特許出願公開141597(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 23/00 - 23/36 WPI/L(QUESTEL)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A)熱可塑性ポリオレフィンおよび B)少なくとも1種の、実質的に線状であるエチレン/
    α−オレフィンポリマー、 ここで、この実質的に線状であるエチレン/α−オレフ
    ィンポリマーは、 a)メルトフロー比I10/I2が≧5.63であり、 b)方程式:Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63で定義される分子
    量分布Mw/Mnを有し、かつ c)表面メルトフラクチャーが起こり始める時の臨界せ
    ん断速度が、ほぼ同じI2とMw/Mnを有する線状エチレン
    /α−オレフィンポリマーの表面メルトフラクチャーが
    起こり始める時の臨界せん断速度より、少なくとも50%
    大きい、 ことを特徴とする、 を含んでいる、良好な低温衝撃性能を示す熱可塑性オレ
    フィン系ポリマー組成物。
  2. 【請求項2】A)熱可塑性ポリオレフィンおよび B)少なくとも1種の、実質的に線状であるエチレン/
    α−オレフィンポリマー、 ここで、この実質的に線状であるエチレン/α−オレフ
    ィンポリマーが、 a)メルトフロー比I10/I2が≧5.63であり、 b)方程式:Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63で定義される分子
    量分布Mw/Mnを有し、かつ c)プロセシング・インデックス(PI)が、ほぼ同じI2
    とMw/Mnを有する線状エチレン/α−オレフィンポリマ
    ーが示すPIの70%に等しいか或はそれ以下である、 ことを特徴とする、 を含んでいる、良好な低温衝撃性能を示す熱可塑性オレ
    フィン系ポリマー組成物。
  3. 【請求項3】A)熱可塑性ポリオレフィンおよび B)少なくとも1種の、実質的に線状であるエチレン/
    α−オレフィンポリマー、 ここで、この実質的に線状であるエチレン/α−オレフ
    ィンポリマーが、 a)メルトフロー比I10/I2が>5.63であり、かつ b)1.5から2.5の分子量分布Mw/Mnを有する、 ことを特徴とする、 を含んでいる、良好な低温衝撃性能を示す熱可塑性オレ
    フィン系ポリマー組成物。
  4. 【請求項4】該実質的に線状であるエチレン/α−オレ
    フィンポリマーのI10/I2が少なくとも7である請求の範
    囲1、2または3の組成物。
  5. 【請求項5】該実質的に線状であるエチレン/α−オレ
    フィンポリマーのI10/I2が少なくとも8である請求の範
    囲1、2または3の組成物。
  6. 【請求項6】該実質的に線状であるエチレン/α−オレ
    フィンポリマーがエチレンと少なくとも1種のC3−C20
    α−オレフィンとのコポリマーである請求の範囲1、2
    または3の組成物。
  7. 【請求項7】該実質的に線状であるエチレン/α−オレ
    フィンポリマーがエチレンと少なくとも1種のC4−C20
    α−オレフィンとのコポリマーである請求の範囲1、2
    または3の組成物。
  8. 【請求項8】該実質的に線状であるエチレン/α−オレ
    フィンポリマーがエチレンと少なくとも1種のC8−C20
    α−オレフィンとのコポリマーである請求の範囲1、2
    または3の組成物。
  9. 【請求項9】該実質的に線状であるエチレン/α−オレ
    フィンポリマーがエチレンと1−オクテンとのコポリマ
    ーであ請求の範囲1、2または3の組成物。
  10. 【請求項10】該実質的に線状であるエチレン/α−オ
    レフィンポリマーがこのポリマーのバックボーンに沿っ
    て長鎖分枝を炭素1000個当たり0.01から3個有する請求
    の範囲1、2または3の組成物。
  11. 【請求項11】該ポリオレフィンがポリプロピレンであ
    る請求の範囲1、2または3の組成物。
  12. 【請求項12】該ポリオレフィンがポリプロピレンであ
    り、そして該実質的に線状であるエチレン/α−オレフ
    ィンポリマーが、該ポリプロピレンが示す屈折率の0.00
    5屈折率単位以内の屈折率を有することを更に特徴とす
    る請求の範囲1、2または3の組成物。
  13. 【請求項13】請求の範囲1、2または3の組成物から
    製造された製造品。
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