JP3373297B2 - 昇華型感熱転写記録材用ポリエステルフィルム - Google Patents

昇華型感熱転写記録材用ポリエステルフィルム

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JP3373297B2 JP14933694A JP14933694A JP3373297B2 JP 3373297 B2 JP3373297 B2 JP 3373297B2 JP 14933694 A JP14933694 A JP 14933694A JP 14933694 A JP14933694 A JP 14933694A JP 3373297 B2 JP3373297 B2 JP 3373297B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は昇華型感熱転写記録用フ
ィルムに関する。さらに詳しくは、本発明は、特定の塗
布層を有することにより昇華型インク層との接着性に優
れ、また受像紙へのインク層の転着がなく、かつ該塗布
層への昇華型染料による染着の少ない優れた転写画像を
与えることのできる昇華型感熱転写記録用ポリエステル
フィルムに関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】感熱
転写記録方式は印字が鮮明であることに加え、装置の簡
便さや無騒音の点から広く普及しつつある。特に昇華イ
ンク転写型は、溶融インク転写型に比べ階調性に優れる
ことからビデオプリンター等映像コピー用を中心に拡大
しつつある。昇華型インク層中のバインダーは感熱転写
記録材の性能と深い関わりを有し、インクの昇華が容易
なバインダーを選定すると、昇華型インク層と基材のポ
リエステルフィルムとの接着性が悪くなり、感熱転写時
にしばしばインク層が受像紙に転着するというトラブル
を引き起こしてしまう。従って、インク層とポリエステ
ルフィルムとの接着性を改良するため、その界面にコー
ティング等による薄膜を設けることが試みられている
が、このことは必ずしも工業的に容易ではなかった。特
に近年経済的、環境的見地から、いわゆるリサイクルの
重要性が強調されるようになったが、ウレタン樹脂やメ
ラミン等の熱硬化性樹脂を使った耐熱易接着層では、リ
サイクル時着色やブツの発生を伴い、これに適した塗布
膜を設けることは困難さを伴った。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記実状に
鑑み、優れた転写画像とリサイクル性を与えるポリエス
テルフィルムについて鋭意検討を進めた結果、ある特定
の塗膜を有するポリエステルフィルムがこのことを効果
的に達成し得ることを知見し、本発明を完成するに至っ
た。 【0004】すなわち、本発明の要旨は、表面に昇華転
写型のインク層を設けて用いられる感熱転写記録材用の
ポリエステルフィルムであって、前記インク層の形成さ
れる表面に下記式〜を同時に満足する易接着性塗布
層を有することを特徴とする昇華型感熱転写記録材用ポ
リエステルフィルムに存する。 【数2】 0.15≦A≦0.75 … 0.10≦B≦0.60 … 0.10≦C≦0.50 … 0.25≦C/B≦2 … (上記式中、A、BおよびCは、各々塗布層中における
水性アクリル系樹脂(A)、水性ポリエステル(B)、
および水性オキサゾリン基含有重合体(C)の重量割合
を示す) 【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おけるポリエステルフィルムのポリエステルとは、その
構成成分の80モル%以上がエチレンテレフタレート単
位あるいはエチレン−2,6−ナフタレート単位である
ポリエステルを指す。また、本発明のポリエステルフィ
ルムとは、かかるポリエステルを原料として得られる通
常二軸方向に配向されたポリエステルフィルムを指す。
本発明においては、フィルムを得るに際し、公知の方法
を採用し得る。例えば原料となるポリエステルを溶融押
出装置に供給し、加熱溶融させた後、スリット状のダイ
から押出し、急冷して実質的に非晶質のシートを得、次
いで二軸方向に延伸する。延伸条件についてより具体的
に述べると、例えばまず縦方向に70〜110℃の範囲
で3〜7倍延伸した後、横方向に90〜130℃の範囲
で3〜7倍延伸する。延伸は多段で行ってもよい。次い
で必要に応じ、延伸後のフィルムに熱処理を施す。 【0006】本発明に適用されるポリエステルフィルム
の厚みは通常1〜30μm、好ましくは2〜15μm、
さらに好ましくは3〜10μmである。本発明における
塗布層の基体となるポリエステルフィルムはフィルム製
造時の巻き上げ工程や感熱転写記録材製造工程における
作業性を向上させるため、通常その表面を粗面化して適
度な滑り性を付与するが、そのためには微細な不活性粒
子をフィルム中に添加すれば良い。かかる目的で用いら
れる粒子の添加量は、通常0.05〜3重量%、好まし
くは0.1〜2重量%の範囲から選ばれる。またその不
活性粒子の例としては、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化
アルミニウム、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、お
よび架橋高分子微粒子を挙げることができる。 【0007】本発明においては、ポリエステルフィルム
製造工程においてポリエステルフィルム表面に易接着性
の塗膜を形成させる方法が好ましく用いられる。かかる
塗膜形成方法は、いわゆるインラインコーテイング法と
して知られている方法であり、フィルムの片面または両
面に通常水系の塗布液を塗布した後、少なくとも一軸方
向に延伸し、必要に応じ熱処理を施すことによって達成
される。この方法はフィルムの製膜と塗布を同時に行う
ことができるため製造コストの点で有利であり、かつ広
幅の製品を得やすいうえ、塗布層の薄膜化が達成しやす
く、また塗膜とフィルムとの密着性に優れるという特徴
を有する。 【0008】インラインコーテイングに用いられる塗布
液は、水を媒体とすることが作業環境、安全性の点から
望ましい。しかし塗布液の安定性、分散性、塗布性など
を改良するために、必要に応じて少量の親水性有機溶剤
を併用することもできる。このことは後述の水性アクリ
ル(A)、水性ポリエステル(B)、および水性オキサ
ゾリン基含有重合体(C)各々についても同様である。
かかる親水性有機溶剤としては、脂肪族、脂環族のアル
コール類、グリコール類、エステル類、エーテル類、ア
ミド化合物などが挙げられ、具体的にはアルコール類と
してメタノール、エタノール、イソプロパノール、n−
ブタノールなど、グリコール類としてエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコールな
ど、エステル類として酢酸エチル、酢酸アミルなど、エ
ーテル類としてメチルセロソルブ、エチルセロソルブ、
n−ブチルセロソルブ、t−ブチルセロソルブ、ジオキ
サン、テトラヒドロフランなど、ケトン類としてアセト
ン、メチルエチルケトンなど、その他アセトニトリル、
N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド
などが挙げられる。これらの親水性有機溶剤は単独また
は必要に応じて2種以上併用してもよい。 【0009】塗布液をポリエステルフィルムに塗布する
方法としては公知の方法、例えばリバースロールコータ
ー法、グラビアコーター法、ロッドコーター法、エアド
クタコーター法などを用いることができる。本発明にお
いてはこのインラインコーテイング方法が好ましく採用
され、昇華型インク層との接着性に優れた塗膜をフィル
ム基材上に形成させるが、その塗膜は主として水性アク
リル、水性ポリエステルおよび水性オキサゾリン基含有
重合体の混合物を塗布することにより得られるものであ
る。 【0010】本発明における塗布液中の必須成分の一つ
である水性アクリル系樹脂(A)とは、水溶性あるいは
水分散性アクリル系樹脂のことであり、アルキルアクリ
レートあるいはアルキルメタクリレートを主要な成分と
するものが好ましく、これらの成分が30〜99モル%
であって、共重合されたものが好ましい。共重合される
アクリル系、ビニル系単量体には、樹脂に親水性を付与
して樹脂の水分散性を良好にしたり、塗布剤として配合
するポリエステル系樹脂との親和性を良好にする官能基
を有するものが含まれるものが好ましく、かかる官能基
としては、カルボキシル基またはその塩、酸無水物基、
スルホン酸基またはその塩、水酸基、エポキシ基、アミ
ド基またはアルキロール化されたアミド基、アミノ基
(置換アミノ基を含む)またはアルキロール化されたア
ミノ基あるいはそれらの塩などが挙げられる。特にカル
ボキシル基またはその塩、酸無水物基などを含む単量体
を共重合することは、後述の水性オキサゾリン基含有化
合物との架橋の点からも好ましい。またこれらの基は樹
脂中に二種類以上含有されていてもよい。 【0011】アクリル系樹脂中のアルキルアクリレート
あるいはアルキルメタクリレートが30モル%以上のと
き、昇華型インク層との接着性、昇華型染料による塗布
層の非染着性、塗布形成性、塗膜の強度、耐ブロッキン
グ性が良好になる。アクリル系樹脂中のアルキルアクリ
レートあるいはアルキルメタクリレートが99モル%以
下のとき、共重合成分として特定の官能基を有する化合
物をアクリル系樹脂に導入することにより、水溶化、水
分散化しやすくするとともに、その状態を長期にわたり
安定にすることができ、さらに塗布層とポリエステルフ
ィルム層との接着性の改善、塗布層内での反応による塗
布層の強度、耐水性、耐薬品性の改善をはかることがで
きる。アルキルアクリレートおよびアルキルメタクリレ
ートのアルキル基の例としては、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、ラウ
リル基、ステアリル基、シクロヘキシル基などが挙げら
れる。 【0012】共重合可能な単量体の中でカルボキシル基
またはその塩、あるいは酸無水物を有する化合物として
は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン
酸、フマル酸、クロトン酸、およびこれらのナトリウム
などの金属塩、アンモニウム塩、あるいは無水マレイン
酸などが挙げられる。スルホン酸基またはその塩を有す
る化合物としては、ビニルスルホン酸、スチレンスルホ
ン酸、これらのナトリウムなどの金属塩、アンモニウム
塩などが挙げられる。 【0013】アミド基あるいはアルキロール化されたア
ミド基を有する化合物としては、アクリルアミド、メタ
クリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、メチロー
ル化アクリルアミド、メチロール化メタクリルアミド、
ウレイドビニルエーテル、ウレイドエチルアクリレート
などが挙げられる。アミノ基またはアルキロール化され
たアミノ基あるいはそれらの塩を有する化合物として
は、ジエチルアミノエチルビニルエーテル、2−アミノ
エチルビニルエーテル、3−アミノプロピルビニルエー
テル、ジメチルアミノメタクリレート、それらのアミノ
基をメチロール化したものなどが挙げられる。 【0014】水酸基を有する化合物としては、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルビニルエーテル、5−ヒドロキシペ
ンチルビニルエーテル、およびポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコールなどポリエーテル類の、
モノもしくはジアクリレート、あるいはメタクリレート
などが挙げられる。エポキシ基を有するものとしてはグ
リシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートなど
が挙げられる。また、上記以外に共重合可能な単量体と
して、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレ
ン類、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などのモノあ
るいはジアルキルエステル、ブチルビニルエーテル、メ
チルビニルケトン、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ビニ
ルピリジン、ビニルピロリドン、ビニルトリメトキシシ
ランなどのビニル化合物が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。かかるアクリル系樹脂の重合法は
公知の方法を採用し得る。例えば塊状重合、溶液重合、
乳化重合、懸濁重合などから自由に選ぶことができる。
また乳化重合以外の方法で樹脂を得た後、塗布液として
用いる際、樹脂は水または水を主とする媒体に溶解また
は分散されるが、その際、先述の通り界面活性剤を用い
て強制乳化されるのでなく、樹脂自体の持っている親水
性基によって自己乳化されるのが好ましい。 【0015】本発明で用いる水性ポリエステル(B)と
は、水溶性あるいは水分散性ポリエステル系樹脂のこと
であり、かかるポリエステル系樹脂を構成する成分とし
て多価カルボン酸および多価ヒドロキシ化合物を例示で
きる。すなわち、多価カルボン酸としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、オルトフタル酸、フタル酸、4,
4’−ジフェニルジカルボン酸、2,5−ナフタレンジ
カルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4
−シクロヘキサンジカルボン酸、2−カリウムスルホテ
レフタル酸、5−ソジウムスルホイソフタル酸、アジピ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン
酸、グルタン酸、コハク酸、トリメリット酸、トリメシ
ン酸、無水トリメリット酸、無水フタル酸、p−ヒドロ
キシ安息香酸、トリメリット酸モノカリウム塩およびそ
れらのエステル形成性誘導体などを用いることができ、
多価ヒドロキシ化合物としては、エチレングリコール、
1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール、p−キシレングリコール、ビスフェノールA−
エチレングリコール付加物、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ポリテトラメチレンオキシドグ
リコール、ジメチロールプロピオン酸、グリセリン、ジ
メチロールプロピオン酸カリウムなどを用いることがで
きる。 【0016】これらの化合物の中から、それぞれ適宜一
つ以上選択して、ポリエステル樹脂を常法の重縮合反応
によって合成する。なお、上記のほか、特開平1−16
5633号公報に記載されている、いわゆるアクリルグ
ラフトポリエステルも使用することができる。本発明に
おけるポリエステル系樹脂も、前出の水性アクリルと同
様、主に水を媒体とする塗布剤であることが望ましい。
この場合も、界面活性剤等によって強制水分散化された
塗布剤であってもよいが、好ましくは樹脂中にポリエー
テル類のような親水性のノニオン成分や、アニオン性基
を有することによって分散する自己分散型塗布剤であ
り、より好ましくはアニオン性基を有する水溶性または
水分散性ポリエステル系樹脂塗布剤である。アニオン性
基を有するポリエステルとは、アニオン性基を有する化
合物を共重合やグラフトなどによりポリエステルに結合
させたものであり、スルホン酸、カルボン酸、リン酸お
よびそれらのリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、
アンモニウム塩等から、適宜選択される。 【0017】本発明で用いる水性オキサゾリン基含有重
合体(C)とは、水溶性あるいは水分散性の、オキサゾ
リン基を含有する単量体を少なくとも1種類以上含む重
合物のことであり、かかるオキサゾリン基含有重合体と
して、特公昭63−48884号公報、特開平2−60
941号公報、特開平2−99537号公報等で公知の
重合体あるいはこれらに準じた重合体を挙げることがで
きる。具体的には、下記一般式(1)で表される付加重
合性オキサゾリン(a) 【化1】 (上記式中、R1 、R2 、R3 およびR4 はそれぞれ独
立して、水素、ハロゲン、アルキル、アラルキル、フェ
ニルまたは置換フェニル基であり、R5 は付加重合性不
飽和結合を持つ非環状有機基である) 【0018】および必要に応じて少なくとも1種の他の
モノマー(b)を重合させて得られる重合体が挙げられ
る。付加重合性オキサゾリン(a)の具体例としては、
2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチ
ル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−
オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリ
ン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサゾリ
ン、2−イソプロペニル−5−エチル−2−オキサゾリ
ン等を挙げることができ、これらの1種または2種以上
の混合物を使用することができる。これらの中でも2−
イソプロペニル−2−オキサゾリンが工業的にも入手し
やすく好適である。 【0019】上記モノマー(b)としては、付加重合性
オキサゾリンモノマー(a)と共重合可能なモノマーで
あれば制限なく、例えば(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸−2−
エチルヘキシルなどの(メタ)アクリル酸エステル類;
(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸等の不飽
和カルボン酸類;(メタ)アクリルニトリル等の不飽和
ニトリル類;(メタ)アクリルアミド、N−メチロール
(メタ)アクリルアミド、等の不飽和アミド類;酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;メチ
ルビニルエーテル、エチルビニルエーテル等のビニルエ
ーテル類;エチレン、プロピレン等のα−オレフィン
類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル等の含
ハロゲンα、β−不飽和モノマー類;スチレン、α−メ
チルスチレン、等のα、β−不飽和芳香族モノマー等を
挙げることができ、これらの1種または2種以上の混合
物を使用することができる。 【0020】付加重合性オキサゾリン(a)および必要
に応じて少なくとも1種以上の他のモノマー(b)を用
いて重合体を得るには、従来公知の重合法によって重合
すればよい。例えば乳化重合法では、重合触媒、水、界
面活性剤およびモノマーを一括混合して重合する方法、
モノマー滴下法、多段重合法、プレエマルジョン法など
の各種の手法を採用できる。重合触媒は、従来公知のも
のを使用することができ、例えば過酸化水素、過硫酸カ
リウム、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)
二塩酸塩などの通常のラジカル重合開始剤を挙げること
ができる。また、界面活性剤としては従来公知のアニオ
ン系、ノニオン系、カチオン系および両性界面活性剤や
反応性界面活性剤を挙げることができる。重合温度とし
ては通常0〜100℃、好ましくは50〜80℃、重合
時間は1〜10時間である。 【0021】付加重合性オキサゾリン(a)および必要
に応じて少なくとも1種以上の他のモノマー(b)を用
いて重合体を得るに際して、付加重合性オキサゾリン
(a)の使用量は全モノマー中0.5重量%以上の範囲
内で適宜決めることができる。付加重合性オキサゾリン
(a)の使用量が0.5重量%未満では、得られる重合
体から密着性の良好なコーテイング層を形成することが
困難となることがあり、結果的に耐水性や接着性に優れ
たポリエステルフィルム得難くなる傾向がある。このよ
うに、乳化重合法によって得られる重合体は水分散体の
状態で得られるため、そのままコーテイング剤として用
いることができる。 【0022】その他にイソプロピルアルコールなどの溶
媒を用いた溶液重合法で得られた重合体を水媒体に置換
して水系コーテイング剤を得る方法も考えられるが、経
済的に優れた方法とは言えない。本発明においてはこれ
ら3種の化合物、すなわち水性アクリル系樹脂(A)、
水性ポリエステル(B)、水性オキサゾリン基含有重合
体(C)を水を主体とする塗布液中に同時に存在させ、
これをフィルムに塗布することにより易接着塗布層を形
成させるが、かかる易接着塗布層はいくつかの要件を満
たす必要がある。まず塗布層中の水性アクリル系樹脂
(A)の重量割合は、塗布層中0.15〜0.75でな
ければならない。0.15未満の時、塗布層と昇華型イ
ンク層との接着性が不十分となり、感熱転写時、インク
層の受像紙への転着が起こってしまう。また塗布層が昇
華型染料によって染着されやすくなり、感度が悪くな
る。さらに耐ブロッキング性も劣ってくる。重量割合が
0.75を超えると塗布層と基体ポリエステルフィルム
との密着性が悪くなり、結果としてインク層の受像紙へ
の転着が起こってしまう。 【0023】また、水性ポリエステル(B)の重量割合
は、塗布層中0.10〜0.60でなければならない。
かかる重量割合が0.10未満では、塗布層と基体ポリ
エステルフィルムとの密着性が悪く、0.60を超える
と塗布層と昇華型インク層との接着性が悪くなり、いず
れもインク層の受像紙への転着が起きる。また重量割合
が0.60を超えると塗布層が昇華型染料によって染着
されやすくなる。水性オキサゾリン基含有重合体(C)
の重量割合は、塗布層中0.10〜0.50でなければ
ならない。かかる重量割合が0.10未満では、塗布層
の強度が悪く、また0.50を超えると過剰のオキサゾ
リン基含有重合体(C)のため塗布層のインク層への接
着性が阻害されたり、逆に塗布層の強度を悪くして、結
果としてやはりインク層の転着が起こってしまう。さら
に本発明においては、水性オキサゾリン基含有重合体
(C)の重量割合と水性ポリエステル(B)の重量割合
との比(C/B)は0.25〜2である必要があり、か
かる範囲外ではフィルムの接着性を高めることができな
い。 【0024】本発明においてはこのようにある特定の複
数の化合物を特定割合含む塗布液を用いるが、本発明の
主旨を損なわない限り他の化合物を少量配合しても構わ
ない。かかる化合物の例としては、固着性や滑り性改良
を目的とする無機あるいは有機の微粒子、消泡剤、塗布
性改良剤、増粘剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、染、顔料を挙げることができる。本発明において
は塗布層の厚さは0.01〜1μmの範囲が好ましく、
さらに好ましくは0.02〜0.5μmの範囲である。
この値が0.01μm未満では、均一な塗布層が得難く
なる傾向があり、そのため製品に塗布ムラが生じる恐れ
があり、またインク層との接着性が不足する傾向があ
る。また塗布層の厚さが1μmより厚い場合は、昇華型
インクによる画像形成の精度が低下する傾向がある。こ
のように本発明においてはある特定の化合物を特定割合
で含む塗布液を用い、ポリエステルフィルム上に塗膜を
形成させるが、これらの化合物は熱履歴を受けるため、
種々の化学反応を起こし、塗膜形成時には部分的に架橋
構造を有する複雑な構造を呈する。 【0025】本発明において、塗布液はポリエステルフ
ィルムの片面だけに塗布してもよいし、両面に塗布して
もよい。通常片面に塗布し、反対面にサーマルヘッドと
のステイッキングを防止するための耐熱易滑層を設ける
ことが多い。耐熱易滑層を設ける方法としては、本発明
における易接着塗布層を設けると同時に反対面にインラ
インコーテイングによって設けてもよいし、易接着層の
設けられた二軸延伸されたフィルムに設けてもよい。ま
た塗布液の塗布性、塗布層の基体ポリエステルフィルム
への密着性などを改良するため、塗布前のフィルムに化
学処理や放電処理を施してもよい。特に本発明において
は放電処理は効果的である。本発明における昇華型イン
ク層とは、イエロー、マゼンタ、シアンの昇華性固体染
料をバインダーに分散させたものである。昇華性固体染
料の代表的な例を以下に示す。 【0026】 【表1】 イエロー:Color Index Disperse Yellow 7 例えばBASF社製バラニールイエロー 5RX(商品名) マゼンタ:Color Index Disperse Red 60 例えば住友化学工業社製イミカロン RED−FBL(商品名) シアン:Color Index Solvent Blue 108 【0027】昇華型染料としては、転写温度が適温付近
の比較的狭い温度で急激に昇華するものが理想である。
熱転写に適応できる染料は、大部分が分子量230〜3
70の範囲の染料で、この範囲の染料は昇華特性が染色
に適しているばかりでなく、被染物の内部に拡散しやす
い大きさでもある。構造的にはスルホン酸、カルボキシ
ル基などのイオン性基は含まず、水酸基、アミノ基、ニ
トロ基、スルホン基などの極性基を適度に有する構造と
なっているのが好ましい。また本発明における昇華型の
インク層のバインダーとしては、染料分子がよりよく昇
華しやすいものであることと、染料が均一に分散しやす
いものであることが好ましい。このようなバインダーと
しては、セルロース系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニ
ルアルコール、ポリアミドなどがあるが、これらに限定
されるものではない。昇華型インク層中の染料の含有量
は、多いほど染色濃度は高くなるが、バインダー中での
分散性に問題があり、使用される用途の必要特性に応じ
て決めるのがよい。昇華型インク層の厚さは、好ましく
は0.5〜10μm、さらに好ましくは1〜5μmであ
る。 【0028】 【実施例】以下、本発明を実施例においてさらに詳細に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の
実施例に限定されない。なお、実施例における評価方法
は次に述べる方法による。 昇華型インク層と基体フィルムとの接着性 粘着テープとしてニチバン社製のセロハンテープ(商品
名)あるいはスリーエム社製スコッチメンデイングテー
プ810(商品名)を昇華型インク層に貼り付け、急速
剥離を行い、インク層の剥離の程度により下記基準で評
価した。なお、インクとしてはイエローおよびシアンを
用い、それぞれ25℃における接着性を評価した。 ○…インク層剥離面積は10%未満で良好 △…インク層剥離面積は10〜50%で不十分 ×…インク層剥離面積は50%を超え、不良 【0029】昇華型インク層の受像紙への転着 厚さ200μmの上質紙に東洋紡績社製のポリエステル
であるバイロナールMD−1200(商品名)10部
(固形分重量、以下同様)、日本シリカ工業社製のシリ
カであるニップシルE220A(商品名)1部からなる
厚さ5μmの染着受像層を形成した受像紙と熱転写記録
シートを重ね、8ドット/mmの発熱抵抗体記録密度を
有するサーマルヘッドで0.3W/ドットの電力を10
mm秒間印加して転写記録を行った。評価は受像紙に昇
華型インク層が転着しているかどうかを目視で観察する
ことにより行い、次の3段階に分けた。 ○…全く転着無し ×…わずかではあるが転着が認められ、商品価値劣る △…しばしば転着があり、実用上使えない 【0030】リサイクル性 塗布層を有するフィルムをペレット化し、製膜用原料ポ
リエステルチップに10重量%相当分混入し、下記の実
施例1と同様の条件でフィルム化した。ただし実施例1
に示すインラインコーテイングは伴わない。得られたフ
ィルムの色調と異物を測定することによりリサイクル性
の尺度とした。なお、色調は東京電色(株)製カラーア
ナライザーTC−1800MKII型を用いて、JISZ
−8722の方法に従ってb値を測定した。この値は黄
色味の程度を示し、低いほど好ましい。また、異物につ
いてはフィルム表面の粗大突起(100μm以上)を偏
光下目視により測定した(単位:個/m2 )。この値は
小さいほど好ましい。 【0031】また、以下の例において使用した塗布剤は
次のとおりである。 (1)水性アクリル系樹脂(A) A1:メチルメタクリレート45モル%、n−ブチルア
クリレート30モル%、スチレン20モル%、アクリル
酸5モル%よりなるアクリル系樹脂水分散体 A2:エチルアクリレート50モル%、イソブチルメタ
クリレート35モル%、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート10モル%、メタクリル酸5モル%よりなるアク
リル系樹脂水分散体 (2)水性ポリエステル(B) B1:テレフタル酸90モル%、5−ソジウムスルホイ
ソフタル酸10モル%、エチレングリコール73モル
%、ジエチレングリコール27モル%よりなるポリエス
テル系樹脂水分散体 B2:テレフタル酸55モル%、イソフタル酸40モル
%、5−ソジウムスルホイソフタル酸、エチレングリコ
ール70モル%、ジエチレングリコール13モル%、
1,4−ブタンジオール27モル%よりなるポリエステ
ル系樹脂水分散体 【0032】(3)水性オキサゾリン基含有重合体(C) C1:スチレン68.2重量%、アクリル酸ブチル2
1.8%、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン10
重量%よりなる重合物水分散体 C2:スチレン58.2重量%、アクリル酸ブチル2
1.8重量%、2−ビニル−2−オキサゾリン20重量
%よりなる重合物水分散体 (4)水性ポリウレタン(D) D1:カルボン酸塩基を有するポリエステル系ポリウレ
タン樹脂水分散体「ハイドランAPX−101」(大日
本インキ化学工業(株)製、商品名) (5)メラミン化合物(E) E1:ほぼ4官能のメチロールないしはメトキシメチロ
ールメラミンの1核体、2核体、3核体を中心とする水
溶性メラミン化合物 【0033】実施例1 平均粒径0.4μmの無定型シリカ0.3重量%を有す
るポリエチレンテレフタレートを285℃で溶融押出
し、60℃の冷却ドラム上にキャストすることにより未
延伸フィルムを得た。次いで得られたフィルムを95℃
で縦方向に3.5倍延伸した後、その片面に下記表1に
示す塗布剤を塗布した。次にこのフィルムを110℃で
横方向に3.6倍延伸し、220℃で熱処理を行った。
このようにして得られた二軸延伸ポリエステルフィルム
は、ポリエステル層4.5μm、塗布層0.05μmで
あった。なお、塗布層を有するこのポリエステルフィル
ムのリサイクル性を評価したところ良好で、経済的メリ
ットの高いものであった。得られたフィルムの反塗布層
側にベンゾフェノン−3,3’,4,4’−テトラカル
ボン酸無水物とトリレンジイソシアネート(80モル
%)および4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(20モル%)から得られるポリイミド86重量%、
平均粒径0.07μmの炭酸カルシウム粒子7重量%、
信越化学工業社製のフッソ系シリコンオイルであるFL
−100(商品名)7重量%からなる塗布厚さ0.10
μmの耐熱易滑層を設けた。次に該塗布層上に日本化薬
社製カヤセットB(商品名)10部、セルロースアセテ
ートプロピオネート15部、シリカゲル2部、メチロー
ルメラミン1部からなる厚さ2.0μmの昇華型インク
層を形成し、感熱転写記録材を作成した。得られた感熱
転写記録材のインク層と基体のポリエステルフィルムと
の接着性は良好は良好であった。なお下記表2にはイン
クおよび測定条件を変更したときの接着性の結果も併せ
て示したが、満足すべきものであった。また上述の感熱
転写記録材につきインク層の受像紙への転着性を調べた
が、転着は全く認められず良好であった。 【0034】実施例2、3および比較例1〜10 実施例1において塗布剤の組成を表1に示すように変え
るほかは実施例1と同様にして二軸延伸ポリエステルフ
ィルムを得、次いで昇華型感熱転写記録材としての評価
を行った。 比較例11 実施例1において塗布剤を塗布せず、易接着層を設けな
いこと以外は実施例1と同様に行った。以上、得られた
結果をまとめて下記表1および2に示す。 【0035】 【表2】 【0036】 【表3】 【0037】本発明で特定したいずれかの要件を満足し
ない場合には、インク層とフィルムとの接着性インク層
の非転着性およびリサイクル性のいくつかが悪化し、好
ましい結果が得られなかった。 【0038】 【発明の効果】本発明の昇華型感熱転写記録材用ポリエ
ステルフィルムは、インク層とフィルムとの密着性が良
好で、転写記録時にインク層が剥離して転着することも
なく優れた画像形成性を有する。またリサイクル性にも
優れ、工業的価値の高いものである。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 表面に昇華転写型のインク層を設けて用
    いられる感熱転写記録材用のポリエステルフィルムであ
    って、前記インク層の形成される表面に下記式〜を
    同時に満足する易接着性塗布層を有することを特徴とす
    る昇華型感熱転写記録材用ポリエステルフィルム。 【数1】 0.15≦A≦0.75 … 0.10≦B≦0.60 … 0.10≦C≦0.50 … 0.25≦C/B≦2 … (上記式中、A、BおよびCは、各々塗布層中における
    水性アクリル系樹脂(A)、水性ポリエステル(B)、
    および水性オキサゾリン基含有重合体(C)の重量割合
    を示す)
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