JP3371388B2 - 輪転印刷機の排紙機構 - Google Patents

輪転印刷機の排紙機構

Info

Publication number
JP3371388B2
JP3371388B2 JP2378295A JP2378295A JP3371388B2 JP 3371388 B2 JP3371388 B2 JP 3371388B2 JP 2378295 A JP2378295 A JP 2378295A JP 2378295 A JP2378295 A JP 2378295A JP 3371388 B2 JP3371388 B2 JP 3371388B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
air
pressing
blowing
leading edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2378295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08217311A (ja
Inventor
正人 香川
剛 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komori Corp filed Critical Komori Corp
Priority to JP2378295A priority Critical patent/JP3371388B2/ja
Publication of JPH08217311A publication Critical patent/JPH08217311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3371388B2 publication Critical patent/JP3371388B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pile Receivers (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は輪転印刷機の排紙機構に
関し、紙詰まりがなく安定した排紙ができるように工夫
したものである。
【0002】
【従来の技術】輪転印刷機の一例を、正面用である図1
1、平面図である図12、図12のXIII矢視図である図
13を基に説明する。これらの図に示すように、給紙部
01のスプライサー02に設置された巻き紙03は、イ
ンフィード部04内のインフィードロールにより引張ら
れて送り込まれる。送り込まれた巻き紙03は、オフセ
ット印刷部05及び凹版印刷部06にて印刷され、印刷
を完了した後に乾燥され、排紙部07の裁断胴08にて
断裁される。断裁された一枚づつの用紙03aは、紙相
互の間隔をあけながら排紙されて、順次紙積みされてい
く。
【0003】次に正面図である図14を参照して従来の
排紙部07の構造を説明する。同図に示すように紙送り
テープコロ010aには紙送りテープ011aが巻き掛
けられ、紙送りテープコロ010bには紙送りテープ0
11bが巻き掛けられ、用紙03aは紙送りテープ01
1a,011bで挾まれつつ図中左方に送られて紙送り
テープコロ010a,010bから飛び出ていく。これ
ら紙送りテープコロ010a,010b及び紙送りテー
プ011a,011bにより紙送り手段が形成されてい
る。そしてこの排紙部07にはエアーを下向きに吹き出
す押し付け用のエアー吹き012と、紙送りテープコロ
010a,010bから飛び出てきた用紙03aの下面
に対し紙流れ方向に沿いエアーを吹き出す送り用のエア
ー吹き013が備えられている。この従来技術ではエア
ー吹き012,013からは常にエアーが連続して出さ
れている。
【0004】正常動作時には、図14中に点線で示すよ
うに、用紙03aは紙送りテープコロ010a,010
bから飛び出てきてからエアー吹き013によるエアー
に乗ってほぼ水平状態左方に送られ、先端(左端)が紙
当て014に当り、その後、エアー吹き012によるエ
アーにより下方に沈められ、紙積板015上に積まれて
いく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の排
紙機構では、図14に実線で示すように、用紙03aが
紙送りテープコロ010a,010bから飛び出したと
きに、用紙03aの先端が曲ってしまい先端(図14で
は左端)が紙当て014に届く前に紙積板015の上に
落ちたり、用紙03aが落ちるときに紙尻(図14では
用紙03aの右端側)をめくり上げてしまい排紙が不安
定になったり、紙送りテープコロ010a,010bに
用紙03aが巻きついて紙詰りが生じることがあった。
【0006】本発明は、上記従来技術に鑑み、排紙を安
定させて紙詰りなく排紙して紙積みのできる輪転印刷機
の排紙機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、水平に送られてきた用紙を水平方向に飛び
出させる紙送り手段と、飛び出てきた用紙の先端が当る
紙当てと、用紙が紙積みされる紙積板と、飛び出てきた
用紙の下面に対し紙流れ方向に沿いエアーを吹き出す送
り用エアー吹きと、飛び出てきた用紙に対し下向きにエ
アーを吹き出す押し付け用エアー吹きと、を有する輪転
印刷機の排紙機構において、飛び出てきた用紙の両サイ
ドを案内しこの用紙を湾曲させる一対の紙ガイドと、
記送り用エアー吹きと前記押し付け用エアー吹きによる
エアーの吹き出しタイミングを制御する制御手段とを備
え、 前記紙ガイドは、紙流れ方向に直交する方向に関し
相互間隔が調整可能なようにホルダーを介して支持され
ると共に、傾きが調整可能なように継手を介して支持さ
れ、 前記制御手段は、用紙が水平に飛び出して先端が前
記紙当てに当る前の期間で、前記送り用エアー吹きから
エアーを吹き出させると共に前記押し付け用エアー吹き
によるエアーの吹き出しは停止させ、用紙の先端が前記
紙当てに当って紙積板に紙積みされるまでの期間では、
前記押し付け用エアー吹きによるエアーの吹き出しを行
なわせることを特徴とする。
【0008】また本発明の構成は、 前記制御手段は、用
紙を検出するセンサと、開閉することにより送り用エア
ー吹きに送るエアーの供給・停止をする送り用電磁弁
と、開閉することにより押し付け用エアー吹きに送るエ
アーの供給・停止をする押し付け用電磁弁と、前記セン
サの検出信号を受けて用紙が水平に飛び出して先端が紙
当てに当る前の期間は送り用電磁弁を開とすると共に押
し付け用電磁弁を閉とし、用紙の先端が紙当てに当って
紙積板に紙積みされるまでの期間では押し付け用電磁弁
を開とする制御部と、を有することを特徴としたり、前
記制御手段は、用紙が水平に飛び出して先端が紙当てに
当る前の期間では送り用エアー吹きにエアーを供給し、
用紙の先端が紙当てに当って、紙積板に紙積みされるま
での期間では押し付け用エアー吹きにエアーを供給する
ロータリーバルブを有することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、紙送り手段から飛び出てきた用紙
は両サイドが紙ガイドで案内され、紙幅方向(紙流れ方
向に対し直角な方向)に関してやや湾曲して送り出され
る。
【0010】そして、紙送り手段から飛び出た用紙は、
送り用エアー吹きから吹き出した紙流れ方向に沿うエア
ーに乗って水平に送られて先端が紙当てに当たる。紙当
てに当ったら、送り用エアー吹きからのエアー吹き出し
が止まり、押し付け用エアー吹きから下方にエアーが吹
き出し、このエアーにより用紙が下方に押し付けられ紙
積板上に紙積みされる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
【0012】図1は本発明の第1実施例に係る輪転印刷
機の排紙機構を示す正面図、図2はその平面図、図3は
図2のIII 矢視図、図4はそのエアー回路図である。
【0013】図1〜図3に示すように第1実施例の排紙
部1では、紙送りテープコロ2a,2bに巻き掛けられ
た紙送りテープ3a,3bに挾まれて、1枚づつ用紙4
が紙流れ方向A(図1,図2では左方)に送られ、更に
用紙4は紙送りテープコロ2a,2bから飛び出てい
く。これら紙送りテープコロ2a,2b及び紙送りテー
プ3a,3bにより紙送り手段が形成されている。飛び
出た用紙4の上面には押し付け用エアー吹き5からエア
ーが下向きに吹き出され(この吹き出しのタイミングは
後述する)、用紙4の底面には送り用エアー吹き6から
エアーが紙流れ方向Aに吹き出される(この吹き出しタ
イミングは後述する)。用紙4は先端(図1,図2では
左端)が紙当て7に当ってから紙積板8の上に紙積され
る。ここまでの構成は、エアー吹き出しタイミングを除
き、従来技術と同様である。
【0014】更に本実施例では、一対の紙ガイド10
a,10bがホルダー11a,11b及び自在継手12
a,12bを介してフレーム15a,15bに取付けら
れている。紙ガイド10a,10bは、ホルダー11
a,11bの調整により、紙流れ方向Aに対し直角な紙
幅方向Bに沿いスライド可能であり、自在継手12a,
12bの調整により、角度調整が可能である。そこで図
3に示すように、紙送りテープコロ2a,2bから飛び
出た用紙3の両サイドを紙ガイド10a,10bで案内
しつつ、用紙3を紙幅方向(図3では左右方向)に関し
両サイドが高くて中央部が低くなって湾曲させるよう
に、紙幅に応じてホルダー11a,11bの調整により
紙ガイド10a,10bの間隔を調整すると共に、所要
の湾曲となるよう自在継手12a,12bの調整により
紙ガイド10a,10bの角度を調整している。
【0015】用紙4の通過は、紙送りテープ3a,3b
の紙流れ経路上に配置した光電スイッチ13により検出
するようになっている。また紙送りテープコロ2a,2
bは紙送りテープ駆動モータ14(図1参照)の駆動に
より回転し、これにより用紙4が紙流れ方向Aに送られ
ていく。
【0016】前述したエアー吹き5,6には、図4に示
すエアー回路によりエアーが供給される。即ち、コンプ
レッサから送られてきた圧縮空気はレギュレター20に
より圧力調整され、電磁弁21が「開」となるとエアー
吹き5からエアーが吹き出し、電磁弁22が「開」とな
るとエアー吹き6からエアーが吹き出す。電磁弁21,
22は励磁状態になると「開」となり非励磁状態になる
と「閉」となる。
【0017】次に図1〜図4の他に、第1実施例の制御
ブロックを示す図5、動作フローを示す図6を参照して
第1実施例の動作を説明する。まず図3に示すように、
送り出されてくる用紙3の両サイドを支えつつ湾曲させ
るように、紙ガイド10a,10bの相互間隔及び傾き
角を調整する。
【0018】また図5において30は制御装置、31は
原動クラッチ押釦、32はエアー吹きスイッチ、33は
駆動用タイマー、34は停止用タイマー、35は駆動用
タイマー、36は停止用タイマーである。
【0019】そしてタイマー33,34,35,36の
タイマ動作は次のように設定されている。 駆動用タイマー35は、光電スイッチ13が用紙4
の先端を検出したらタイマー動作を開始し、この時点か
ら用紙4の先端が紙送りテープコロ2a,2bから送り
出されてくる時点までの時間T1が経つとタイマーアッ
プする。駆動体タイマー35がタイマーアップすると電
磁弁22が励磁状態となり、送り用エアー吹き6から紙
流れ方向Aに沿いエアーが吹き出される。 停止用タイマー36は、光電スイッチ13が用紙4
の先端を検出したらタイマー動作を開始し、この時点か
ら用紙4の先端が紙当て7に当る時点までの時間T2が
経つとタイマーアップする。停止用タイマー36がタイ
マーアップすると電磁弁22が非励磁状態となり、送り
用エアー吹き6からのエアーの吹き出しが停止する。
【0020】 駆動用タイマー33は、光電スイッチ
13が用紙4の先端を検出したらタイマー動作を開始
し、この時点から用紙4の先端が紙当て7に当る時点ま
での時間T2が経つとタイマーアップする。駆動用タイ
マー33がタイマーアップすると電磁弁21が励磁状態
となり押し付け用エアー吹き5からエアーが下向きに出
される。 停止用タイマー34は、光電スイッチ13が用紙4
の先端を検出したらタイマー動作を開始し、この時点か
ら用紙4の先端が紙当て7に当り更に紙積板8上に紙積
みされる時点までの時間T3が経過するとタイマーアッ
プする。停止用タイマー34がタイマーアップすると電
磁弁21が非励磁状態となり押し付け用エアー吹き5か
らのエアーの吹き出しが停止する。
【0021】上述した時間T1,T2,T3は、定常状
態で印刷が行なわれているときにあらかじめ実測して求
めておき、このタイマー時間T1,T2,T3が各タイ
マー33〜36に設定されている。また光電スイッチ1
3により用紙4の先端を検出したことは、制御装置30
を介して各タイマー33〜36に知らされる。
【0022】図5において原動クラッチ押釦31を押す
と、輪転印刷機の全体が作動開始する。次にエアー吹き
スイッチ32をONすると(図6のステップ1)、紙送
りテープ駆動モータ14が駆動しているかどうか判定し
(ステップ2)、モータ14が駆動していないときには
原動クラッチ押釦31を押す(ステップ3)。原動クラ
ッチ押釦31を押すとモータ14の駆動も開始する。こ
の紙送りテープ駆動モータ14は、モータ自身に速度可
変用のボリュームがついているため、印刷機本機の速度
との同調は、手動にて行う。
【0023】輪転印刷機が作動し巻き紙に印刷がされ、
乾燥・裁断された用紙4が紙送りベルト3a,3bに挾
まれて送られてくると、光電スイッチ13により用紙4
の通過を検出する(ステップ4)。
【0024】用紙4が紙送りテープコロ3a,3bから
飛び出してくると、この時点から用紙4の底面に向けて
紙流れ方向Aに沿い送り用エアー吹き6からエアーが吹
き出され(ステップ5,6)、また用紙4は両サイドが
紙ガイド10a,10bに案内されつつA方向に送られ
ていく。このとき押し付け用エアー吹き5からはエアー
は出ていない。このように紙ガイド10a,10bによ
り湾曲したためいわゆる「腰を持った」用紙4は、紙送
りテープコロ2a,2bにより飛び出る勢いと、エアー
吹き5からのエアーに助けられて、そのまま水平に送ら
れていく。
【0025】水平に送られてきた用紙4の先端が紙当て
7に当ると、この時点で送り用エアー吹き6からのエア
ー吹き出しが停止し(ステップ7,8)、こんどは押し
付け用エアー吹き5からエアーが吹き出してくる(ステ
ップ9,10)。このため先端が紙当て7に当り水平と
なった用紙4は(このとき用紙4の紙尻は紙ガイド10
a,10bよりも図1において左側に位置している)、
エアー吹き5から吹き出されたエアーにより下方に沈
み、紙積板8上に紙積みされる。このとき送り用エアー
吹き6からはエアーは出ておらず、用紙4は乱れること
なく下方に進む。用紙4が紙積されると押し付け用エア
ー吹き5からのエアー吹きが停止する(ステップ11,
12)。
【0026】用紙4が送られてくる毎に、ステップ4〜
ステップ12の動作が行なわれ、安定して紙詰りなく用
紙4の紙積みができる。
【0027】なお上記実施例ではエアー吹き5,6が交
互にエアーを吹くようにしているが、送り用エアー吹き
6は常時エアーを吹き、押し付け用エアー吹き5のみが
上述したのと同じタイミングでエアーを吹くようにして
もよい。
【0028】次に本発明の第2実施例を、平面図である
図7を参照して説明する。なお図7は第2実施例の特徴
部分のみを示しており、他の部分は第1実施例と同様な
構成となっている。
【0029】第2実施例ではブロア(またはコンプレッ
サ)40からパイプ41,41a,41bを介してエア
ーがロータリーバルブ42に送られ、更にロータリーバ
ルブ42から、パイプ41cを介して押し付け用エアー
吹き5にエアーが供給され、パイプ41dを介して送り
用エアー吹き6にエアーが供給される。ロータリーバル
ブ42は、図8(a)(b)((a)はパイプ41a,
41cの部分での断面、(b)はパイプ41b,41c
の部分での断面)に示すように回転弁42aを有してお
り、この回転弁42aは変速機付のモータ43により回
転される。回転弁42の回転によりエアー吹き5,6か
ら交互にエアーが吹き出る。エアーの吹き出しタイミン
グが第1実施例と同じになるように、即ち用紙1が紙送
りテープコロ2a,2bから水平に飛び出されて紙当て
7に当るまではエアー吹き6からエアーが出て、紙当て
に当った後はエアー吹き5からエアーが出てくるよう
に、モータ43の回転調整をして回転弁42aの回転速
度及び回転位相を合せる。
【0030】次に本発明の第3実施例を、図9,図10
を参照して説明する。この第3実施例は、印刷機械の速
度に合せてエアー吹きタイミングを電気的に調整するよ
うにしたものであり、その他の部分は第1実施例と同様
である。なお図9において第1実施例と同じ機能を果す
部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0031】図9に示すように第3実施例では制御装置
100は、各タイマー101〜116、切換スイッチS
W1,SW2、制御部120を有している。駆動用タイ
マー101,105,109,113がタイマーアップ
すると電磁弁22が励磁され送り用エアー吹き6からエ
アーが吹き出ると共に、停止用タイマー102,10
6,110,114がタイマーアップすると電磁弁22
が非励磁となり送り用エアー吹き6からのエアー吹きが
停止する。また駆動用タイマー103,107,11
1,115がタイマーアップすると電磁弁21が励磁さ
れ押し付け用エアー吹き5からエアーが吹き出ると共
に、停止用タイマー104,108,112,116が
タイマーアップすると電磁弁21が非励磁となり押し付
け用エアー吹き5らのエアー吹きが停止する。制御部1
20には、光電スイッチ13、原動クラッチ押釦31、
エアー吹きスイッチ32が接続されている。一方、印刷
機械本機には印刷機械の速度を検出する回転速度検出器
(エンコーダやタコジェネレータ)130が備えられて
いる。切替スイッチSWは、回転速度検出器130によ
り検出した回転速度に応じて次のようにタイマーを選
ぶ。 (イ)本機回転数が0〜40rpmのときはタイマー1
01,103を選ぶ。タイマー101,103がタイマ
ー動作を開始するとタイマー102,104も同時にタ
イマー動作を開始する。 (ロ)本機回転数が40〜60rpmのときはタイマー
105,107を選ぶ。タイマー105,107がタイ
マー動作を開始するとタイマー106,108も同時に
タイマー動作を開始する。 (ハ)本機回転数が60〜70rpmのときはタイマー
109,111を選ぶ。タイマー109,111がタイ
マー動作を開始するとタイマー110,112も同時に
タイマー動作を開始する。 (ニ)本機回転数が70〜80rpmのときはタイマー
113,115を選ぶ。タイマー113,115がタイ
マー動作を開始するとタイマー114,116も同時に
タイマー動作を開始する。
【0032】各タイマー101〜116には次表1に示
すようなタイマー時間が設定されており、タイマー動作
開始からタイマー時間が経過するとタイマーアップす
る。
【0033】
【表1】
【0034】タイマー時間T1,T11,T21,T3
1はそれぞれ、本機回転数が0〜40rpm、40〜6
0rpm、60〜70rpm、70〜80rpmのと
き、光電スイッチ13が用紙4の先端を検出してから、
用紙4の先端が紙送りテープコロ2a,2bから飛び出
してくるまでの時間である。タイマー時間T2,T1
2,T22,T32はそれぞれ、本機回転数が0〜40
rpm、40〜60rpm、60〜70rpm、70〜
80rpmのとき、光電スイッチ13が用紙4の先端を
検出してから、用紙4の先端が紙当て7に当るまでの時
間である。タイマー時間T3,T13,T23,T33
はそれぞれ、本機回転数が0〜40rpm、40〜60
rpm、60〜70rpm、70〜80rpmのとき
に、光電スイッチ13が用紙4の先端を検出してから、
用紙4が紙積みされるまでの時間である。
【0035】次に図10を参照して第3実施例の動作を
説明する。
【0036】原動クラッチ押釦31を押すと、輪転印刷
機の全体が作動開始する。次にエアー吹きスイッチ32
をONすると(ステップ1)、紙送りテープ駆動モータ
14が駆動しているかどうか判定し(ステップ2)、モ
ータ14が駆動していないときには原動クラッチ押釦3
1を押す(ステップ3)。
【0037】輪転印刷機が作動し巻き紙に印刷され、乾
燥・裁断された用紙4が紙送りベルト3a,3bに挾ま
れて送られてくると、光電スイッチ13により用紙4の
通過を検出する(ステップ4)。
【0038】回転速度検出器130により本機回転数が
検出され回転数が0〜40rpmのとき(ステップ5)
には、切替スイッチSW1,SW2によりタイマー10
1,102,103,104が選ばれてタイマー動作を
開始する。
【0039】タイマー動作用開始からT1時間たち、用
紙4が紙送りテープコロ3a,3bから飛び出てくる
と、この時点から用紙4の底面に向けて紙流れ方向Aに
沿い送り用エアー吹き6からエアーが吹き出され(ステ
ップ7,8)、また用紙4は両サイド紙ガイド10a,
10bに案内されてつつA方向に送られていく。このと
き押し付け用エアー吹き5からはエアーは出ていない。
紙ガイド10a,10bにより案内され湾曲したためい
わゆる「腰を持った」用紙4は、紙送りテープコロ2
a,2bにより飛び出る勢いと、エアー吹き5からのエ
アーに助けられ、そのまま水平に送られていく。
【0040】タイマー動作時間からT2時間たち、水平
に送られてきた用紙4の先端が紙当て7に当ると、この
時点で送り用エアー吹き6からのエアーの吹き出しが停
止し(ステップ9,10)、こんどは押し付け用エアー
吹き5からエアーが吹き出してくる(ステップ11,1
2)。このため先端が紙当て7に当り水平となった用紙
4はエアー吹き5から吹き出されたエアーにより下方に
沈み、紙積板8上に紙積みされる。このとき送り用エア
ー吹き6からはエアーは出ておらず、用紙4は乱れるこ
となく下方に進む。
【0041】タイマー動作時間からT3時間たつと、押
し付け用エアー吹き5による吹き出しが停止する(ステ
ップ13,14)。
【0042】本機回転数が0〜40rpmのときには、
用紙4が送られてくる毎にステップ5〜ステップ14の
動作が行なわれ、用紙4の紙積みが行なわれる。
【0043】本機回転数が40〜60rpmのきには
(ステップ15)、ステップ16〜ステップ24(ステ
ップ11〜ステップ14に対応した動作)が行なわれ、
用紙4の先端が光電スイッチ13で検出されてからT1
1時間たって用紙4の先端が紙送りテープコロ2a,2
bから送り出されてきたところで送り用エアー吹き6か
らエアーが吹き出され、T12時間たって用紙4の先端
が紙当て7に当ると、送り用エアー吹き6のエアー吹き
出しが停止されエアー吹き5からエアーが吹き出され
る。そしてT13時間たって用紙4が紙積板8上に紙積
みされると、エアー吹き5のエアー吹き出しが停止され
る。
【0044】本機回転数が60〜70rpmのときには
(ステップ25)、ステップ26〜ステップ34(ステ
ップ11〜ステップ14に対応した動作)が行なわれ、
用紙4の先端が光電スイッチ13で検出されてからT2
1時間たって用紙4の先端が紙送りテープコロ2a,2
bから送り出されてきたところで送り用エアー吹き6か
らエアーが吹き出され、T22時間たって用紙4の先端
が紙当て7に当ると、送り用エアー吹き6のエアー吹き
出しが停止されエアー吹き5からエアーが吹き出され
る。そしてT23時間たって用紙4が紙積板8上に紙積
みされると、エアー吹き5のエアー吹き出しが停止され
る。
【0045】本機回転数が70〜80rpmのときには
(ステップ35)、ステップ36〜ステップ44(ステ
ップ11〜ステップ14に対応した動作)が行なわれ、
用紙4の先端が光電スイッチ13で検出されてからT3
1時間たって用紙4の先端が紙送りテープコロ2a,2
bから送り出されてきたところで送り用エアー吹き6か
らエアーが吹き出され、T32時間たって用紙4の先端
が紙当て7に当ると、送り用エアー吹き6のエアー吹き
出しが停止されエアー吹き5からエアーが吹き出され
る。そしてT33時間たって用紙4が紙積板8上に紙積
みされると、エアー吹き5のエアー吹き出しが停止され
る。
【0046】上述したように第3実施例では本機の回転
速度に合せてエアー吹き5,6の吹き出しタイミングを
調整しているので、各回転速度において安定した紙積み
ができる。
【0047】
【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に本発明によれば、紙送りテープコロから飛び出てきた
用紙の両サイドを、紙ガイドで案内し用紙を紙幅方向に
関して湾曲させていわゆる「腰を持たせた」状態で送る
ようにしたため、水平に飛び出ているときに用紙が途中
で曲ることなく紙当てに当るまで届くため、紙詰りの発
生が防止できる。
【0048】また用紙が紙送りテープコロから飛び出し
て紙当てに当るまでは、押し付け用エアー吹きによるエ
アーは止めておき送り用エアー吹きからのエアーのみを
吹き出しておき、用紙が紙当てに当ったら押し付け用エ
アー吹きを吹き出すようにしたので、用紙はエアーに乗
って水平方向に安定して送られた後、紙当てに当ってエ
アーにより安定して降下して紙積みされ、また紙詰りも
生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る輪転印刷機の排紙機
構を示す正面図。
【図2】第1実施例を示す平面図。
【図3】図2のIII 矢視方向から見た構成図。
【図4】第1実施例のエアー系統を示すエアー回路図。
【図5】第1実施例の制御系を示すブロック図。
【図6】第1実施例の動作を示すフロー図。
【図7】第2実施例を示す平面図。
【図8】第2実施例に用いるロータリーバルブを示す断
面図。
【図9】第3実施例の制御系を示すブロック図。
【図10】第3実施例の動作を示すフロー図。
【図11】輪転印刷機の一例を示す正面図。
【図12】輪転印刷機の一例を示す平面図。
【図13】図12のXIII矢視方向から見た矢視図。
【図14】従来の排紙部を示す正面図。
【符号の説明】
01 給紙部 02 スプライサー 03 巻き紙 03a 用紙 04 インフィード部 05 オフセット印刷部 06 凹版印刷部 07 排紙部 08 裁断胴 010a,010b 紙送りテープコロ 011a,011b 紙送りテープ 012 エアー吹き 013 エアー吹き 014 紙当て 1 排紙部 2a,2b 紙送りテープコロ 3a,3b 紙送りテープ 4 用紙 5 押し付け用エアー吹き 6 送り用エアー吹き 7 紙当て 8 紙積板 10a,10b 紙ガイド 11a,11b ホルダー 12a,12b 自在継手 13 光電スイッチ 14 紙送りテープ駆動モータ 15a,15b フレーム 20 レギュレータ 21,22 電磁弁 30 制御装置 31 原動クラッチ押釦 32 エアー吹きスイッチ 33 駆動用タイマー 34 停止用タイマー 35 駆動用タイマー 36 停止用タイマー 40 ブロア 41,41a,41b,41c,41d パイプ 42 ロータリーバルブ 42a 回転弁 43 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 剛 茨城県取手市東4丁目5番1号 株式会 社 小森コーポレーション 取手プラン ト内 (56)参考文献 特開 平1−139465(JP,A) 特開 平5−43104(JP,A) 特開 昭49−48076(JP,A) 実開 昭50−140184(JP,U) 実開 昭64−29345(JP,U) 実開 昭63−84060(JP,U) 実開 平2−22963(JP,U) 実開 昭63−4954(JP,U) 実公 昭53−15362(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/00 - 31/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に送られてきた用紙を水平方向に飛
    び出させる紙送り手段と、飛び出てきた用紙の先端が当
    る紙当てと、用紙が紙積みされる紙積板と、飛び出てき
    た用紙の下面に対し紙流れ方向に沿いエアーを吹き出す
    送り用エアー吹きと、飛び出てきた用紙に対し下向きに
    エアーを吹き出す押し付け用エアー吹きと、を有する輪
    転印刷機の排紙機構において、 飛び出てきた用紙の両サイドを案内しこの用紙を湾曲さ
    せる一対の紙ガイドと、 前記送り用エアー吹きと前記押し付け用エアー吹きによ
    るエアーの吹き出しタイミングを制御する制御手段とを
    備え、 前記紙ガイドは、紙流れ方向に直交する方向に関し相互
    間隔が調整可能なようにホルダーを介して支持されると
    共に、傾きが調整可能なように継手を介して支持され、 前記制御手段は、用紙が水平に飛び出して先端が前記紙
    当てに当る前の期間で、前記送り用エアー吹きからエア
    ーを吹き出させると共に前記押し付け用エアー吹きによ
    るエアーの吹き出しは停止させ、用紙の先端が前記紙当
    てに当って紙積板に紙積みされるまでの期間では、前記
    押し付け用エアー吹きによるエアーの吹き出しを行なわ
    せる ことを特徴とする輪転印刷機の排紙機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記制御手段は、用
    紙を検出するセンサと、開閉することにより送り用エア
    ー吹きに送るエアーの供給・停止をする送り用電磁弁
    と、開閉することにより押し付け用エアー吹きに送るエ
    アーの供給・停止をする押し付け用電磁弁と、前記セン
    サの検出信号を受けて用紙が水平に飛び出して先端が紙
    当てに当る前の期間は送り用電磁弁を開とすると共に押
    し付け用電磁弁を閉とし、用紙の先端が紙当てに当って
    紙積板に紙積みされるまでの期間では押し付け用電磁弁
    を開とする制御部と、を有することを特徴とする輪転印
    刷機の排紙機構。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記制御手段は、用
    紙が水平に飛び出して先端が紙当てに当る前の期間では
    送り用エアー吹きにエアーを供給し、用紙の先端が紙当
    てに当って、紙積板に紙積みされるまでの期間では押し
    付け用エアー吹きにエアーを供給するロータリーバルブ
    を有することを特徴とする輪転印刷機の排紙機構。
JP2378295A 1995-02-13 1995-02-13 輪転印刷機の排紙機構 Expired - Lifetime JP3371388B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2378295A JP3371388B2 (ja) 1995-02-13 1995-02-13 輪転印刷機の排紙機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2378295A JP3371388B2 (ja) 1995-02-13 1995-02-13 輪転印刷機の排紙機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08217311A JPH08217311A (ja) 1996-08-27
JP3371388B2 true JP3371388B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=12119904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2378295A Expired - Lifetime JP3371388B2 (ja) 1995-02-13 1995-02-13 輪転印刷機の排紙機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3371388B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008273663A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Duplo Seiko Corp 紙受け装置
JP5016539B2 (ja) * 2008-03-31 2012-09-05 大日本スクリーン製造株式会社 記録媒体搬送装置
DE102013002805B4 (de) 2012-03-15 2023-02-16 Heidelberger Druckmaschinen Ag Vorrichtung zum Steuern eines pneumatischen Verbrauchers in einer Bogen verarbeitenden Maschine, insbesondere einer Rotationsdruckmaschine oder Stanze
JP2013245031A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Tokyo Kikai Seisakusho Ltd シート集積ユニット及びこのシート集積ユニットを備える印刷機
JP5988700B2 (ja) * 2012-05-30 2016-09-07 キヤノン株式会社 シート排出装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08217311A (ja) 1996-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3371388B2 (ja) 輪転印刷機の排紙機構
JP3492832B2 (ja) 画像形成装置
JP3061129B2 (ja) カッター付きプリンタ
US6474387B1 (en) Sorting device
JP3805174B2 (ja) 記録媒体後端検出方法及び記録装置
EP0204452B1 (en) Recording medium feed apparatus
US4698114A (en) Apparatus for applying strip reinforcing to sheet material
JP2532178B2 (ja) 印字用紙の位置決め機構
JP3061130B2 (ja) カッター付きプリンタ
JP3731407B2 (ja) 給紙方法及び記録装置
JP2547835B2 (ja) 給紙口兼用排出口を備える記録装置
EP0310425A1 (en) Printer with paper loading device
JP3345955B2 (ja) 製本機の折丁供給装置
JP6654885B2 (ja) 孔版印刷装置
JPH11349165A (ja) 給紙装置
JPH0698801B2 (ja) プリンタの印字媒体頭出し方法
JPH074927Y2 (ja) 印字装置用自動給紙装置
JPH03293174A (ja) 印刷媒体の給紙方法
JP2002332128A (ja) 記録装置およびシート材搬送方法
JP3836316B2 (ja) 区分け装置
JPS6099676A (ja) 印字装置用給紙装置
JPH02134205A (ja) ワイヤーステッチャー装置
JPH09263353A (ja) 自動給紙装置
JPH01117169A (ja) 印刷排紙部における警戒紙挿入方法及び装置
JPH06270525A (ja) 孔版印刷機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021022

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term