JP5988700B2 - シート排出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート排出装置及び画像形成装置に関し、詳しくは、画像が形成されたシートに腰(コシ)を付けて排出する構成を備えた装置に関する。
近年、複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置において、用紙メディアの多様化が進んでいる。このような装置では、1つの色トナー或いは複数の色トナーを、画像情報に応じてシートに重ね合わせ転写し、定着部で溶融させることによって画像を形成する方式がとられている。画像が形成されたシートは、排出ローラ対によって装置外に設けられた排出トレイに排出されて積載される。
上述したシート排出装置では、特に、コシの弱い薄紙系シートの排出・積載性を高めるために、排出ローラ対を回転軸方向に並べた団子状のローラで構成したものが知られている。更にコシ付を強化するため、薄紙の排出・積載性を向上させるため排出ローラ対の2本の軸にローラを互い違いに配置したコシ付け排出ローラ対によって、シートをシート幅方向に沿って波型形状に屈曲させてコシを与えて排出させるものもある。
また、上述したコシ付け排出ローラを不要にしながら、排出口から排出されるシートの下面にエアを吹き付けることにより、シートの排出・積載性を高めるように構成した装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−95414号公報
しかし、近年、画像形成装置で使用されるシートは更に薄くなっており、上記引用文献1の装置において、このようなシートにその下面からエアを吹き付けるだけでは、排出時のシートの姿勢を維持できない可能性がある。その場合、シートがバタついたり、シート先端が垂れた状態で排出トレイ上に排出されたりして、排出・積載不良となるおそれがある。
本発明は、コシ付け排出ローラを不要にしながらもシートに充分なコシを与えることができ、薄紙から厚紙まで幅広い種類のシートの排出・積載性を向上できる構成を備えたシート排出装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート排出装置において、シートを排出する排出ローラ対と、前記排出ローラ対により排出されたシートを積載するシート積載部と、前記排出ローラ対から排出されるシートの表裏面と対向する上下位置にそれぞれ、シート排出方向と直交する幅方向にて互い違いに並ぶように配置されて、排出されるシートに上下からエアを吹き付ける上側エアノズル及び下側エアノズルと、前記上側エアノズル及び前記下側エアノズルのエア吹き付けを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記排出ローラ対から排出されるシートの坪量に応じて、シートに上下から吹き付けるエアの風量と、吹き付ける時間長及びタイミングとをそれぞれ制御することを特徴とする。
本発明によると、幅方向にて互い違いの位置関係となるようにシートの上下からエアを吹き付けることができるので、コシ付け排出ローラを不要にしながらもシートに充分なコシを与えて、薄紙から厚紙までの幅広い種類のシートの排出・積載性を向上できる。
本発明に係る第1の実施形態のシート排出装置を備えた画像形成装置を示す概略断面図。 (a)は第1の実施形態のシート排出装置においてのエアノズル配置とシートのコシ付け状態を排出方向正面から見た状態で示す模式図、(b)は(a)の構成を排出方向側面から見た状態で示す模式図。 (a)〜(d)は本発明に係る第2の実施形態のシート排出装置における薄紙排出時のエアノズル配置とシートのコシ付け状態を排出方向側面から見た状態で示す模式図。 (a)〜(d)は本発明に係る第2の実施形態のシート排出装置における厚紙排出時のエアノズル配置とシートのコシ付け状態を排出方向側面から見た状態で示す模式図。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について例示的に詳しく説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。なお、図1は、本発明に係る第1の実施形態のシート排出装置を備えた画像形成装置を示す概略断面図である。
<第1の実施形態>
本発明を一般的な画像形成装置のシート排出部に適用した第1の実施形態について説明する。なお、図1は、本第1の実施形態における排出部Aを含む画像形成装置の一例であるカラー画像形成装置10を示す概略断面図である。
画像形成装置は、構成上から主に、複数の画像形成部を並べて配置したタンデム方式と、円筒状に配置したロータリ方式とに分類される。また、転写方式としては、感光体ドラムから直接シートにトナー像を転写する直接転写方式と、一旦中間転写体に転写した後シートに転写する中間転写方式とに分類される。
ここで、中間転写方式は、直接転写方式のようにシートを転写ベルト上に保持する必要がないため、超厚紙やコート紙等の多種多様なシートに対応できる。また、複数の画像形成部における並列処理及びフルカラー画像の一括転写という特長から高生産性の実現に適している。そして、図1に示す本実施形態に係るカラー画像形成装置10は、4色の画像形成ユニットを中間転写ベルト31上に並べて配置した中間転写タンデム方式を適用している。
図1に示すように、カラー画像形成装置10は、画像形成装置本体10a(以下、「装置本体」とも言う)を有している。この装置本体10aは、画像形成部、シートSを搬送するシート給送部、画像形成部で形成されたトナー画像をシート給送部により給送されたシートSに転写する転写部と、を有している。
また、装置本体10aには、シートSを搬送するシート搬送装置と、排出ローラ対4により排出されたシートSを積載するシート積載部としての排出トレイ65と、が設けられている。さらに、装置本体10aには、カラー画像形成装置10の各部を統括的に制御する制御部16が設けられている。
画像形成部は、それぞれ感光体ドラム11、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、1次転写部35、及び感光体クリーナ15等を備えたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の画像形成ユニットにより構成される。なお、各画像形成ユニットの形成する色は、これら4色に限定されるものではなく、また色の並び順もこの限りではない。
シート給送部は、シートSを積載される形で収納するシート収納庫61,62,63,64と、シート収納庫61〜64に収納されたシートSを順次送り出す給送ローラ71,72,73,74とを備えている。
転写部は、ベルト駆動ローラ33、ベルトテンションローラ34、及び2次転写内ローラ32等によって張架されて、図中矢印Bの方向へと搬送駆動される中間転写ベルト31を備えている。
中間転写ベルト31には、1次転写部35により与えられる所定の加圧力及び静電バイアスによって、感光体ドラム11上に形成されたトナー像が転写される。この中間転写ベルト31は、略対向する2次転写内ローラ32及び2次転写外ローラ41により形成される2次転写部にて所定の加圧力と静電バイアスを与えられることで、未定着画像をシートSに吸着させる。
シート搬送装置は、搬送縦パス81、縦パスローラ77、レジストレーション前ローラ対75、レジストレーションローラ対76、定着前搬送装置42、反転ローラ対78、反転ローラ対79を備えている。さらにシート搬送装置は、排出搬送パス82、反転誘導パス83、スイッチバックパス84、両面搬送パス85を備えている。
排出部Aは、排出搬送パス82から搬送されるシートSを排出する排出ローラ対4と、排出ローラ対4によって排出されるシートSを積載する排出トレイ65とを備えている。
そして、このような構成のカラー画像形成装置10において、画像を形成する際には、予め帯電装置12によって感光体ドラム11の表面を一様に帯電させる。
この後、回転する感光体ドラム11に対し、送られてきた画像情報の信号に基づいて露光装置13が発光し、この光を反射部材等を適宜経由して照射することにより、感光体ドラム11上に潜像を形成する。なお、感光体ドラム11上に僅かに残った転写残トナーは、感光体クリーナ15によって回収され、再び次の画像形成に備えられる。
次に、このようにして感光体ドラム11上に形成された静電潜像に対し、現像装置14によるトナー現像が行われ、感光体ドラム11上にトナー像が形成される。この後、1次転写部35により所定の加圧力及び静電バイアスが与えられ、中間転写ベルト31上にトナー像が転写される。
なお、画像形成部のY、M、C及びBkの各画像形成ユニットによる画像形成は、中間転写ベルト31上に1次転写された上流のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。この結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト31上に形成される。
またシートSは、給送ローラ71〜74により、画像形成部の画像形成タイミングに合わせて送り出される。この後、シートSは、レジストレーションローラ対76へと搬送され、レジストレーションローラ対76にてタイミング補正された後、2次転写内ローラ32及び2次転写外ローラ41で形成される2次転写部へと搬送される。この後、2次転写部においてシートS上にフルカラーのトナー像が2次転写される。
次に、このようにトナー像を2次転写されたシートSは、定着前搬送装置42により定着装置5へと搬送される。そして、この定着装置5にて、略対向するローラもしくはベルト等による所定の加圧力と、一般的にはヒータ等の熱源による加熱効果とがシートSに加えられ、シートS上のトナー像が溶融固着される。
このようにして得られた定着画像を有するシートSは、排出搬送パス82、排出ローラ対4を含む排出部Aに送られる。なお、シートSの両面に画像を形成する場合は、排出部Aに送られる際、切替え部材(不図示)の切り替えによって反転ローラ対78、スイッチバックパス84へと搬送される。
ここで、このようにスイッチバックパス84に搬送されると、シートSは、スイッチバック動作を行うことで先後端を入れ替え、両面搬送パス85へと搬送される。この後、シート給送部から搬送されてくる後続ジョブのシートSとのタイミングを合わせてレジストレーション前ローラ対75から合流し、同様に2次転写部へと送られる。画像形成プロセスに関しては、1面目と同様なので省略する。
次に、図2を用いて、本発明の第1の実施形態に係る、排出部Aを含むシート排出装置1について説明する。なお、図2(a)は、本実施形態のシート排出装置1におけるエアノズル配置とシートのコシ付け状態を排出方向正面から見た状態で示す模式図、図2(b)は、図2(a)の構成を排出方向側面から見た状態で示す模式図である。
図2(a),(b)に示すように、画像形成装置本体10aには、シートSを排出する排出口2が設けられている。この排出口2のシート排出方向の上流側に相当する装置本体10a内部には、排出されるシートSの幅方向全長に接触する通しローラ形状(長尺の円筒状(円柱状))に形成された排出ローラ対4が配設されている。つまり、排出ローラ対4は、シートSの幅方向長さよりも長く、全長にわたって同じ径を有し、シートSを排出するシート排出方向(矢印Dの方向)と直交する幅方向に延在してシートSを挟持しつつ排出する円筒状に構成される。
装置本体10a内における排出ローラ対4の直上流には、排出ローラ対4に送られるシートの先端と、排出ローラ対4のニップ部Nから排出されるときのシートの後端を検知してその検知信号を制御部16に送信するシート検知センサ17が配置されている。
また、排出口2の下流側に相当する本体外部側には、排出されるシートSの上下方向からエアを吹き付ける、1個の上側エアノズル6と2個の下側エアノズル7が、シート排出方向Dと直交する幅方向に沿って、上下で互い違いになるように配置されている。
即ち、図2(a)において、シート排出方向Dと直交する幅方向(同図の左右方向)に延在する排出ローラ対4の上側中央部に上側エアノズル6が配置され、排出ローラ対4の下側両端部近傍にそれぞれ下側エアノズル7(7a,7b)が配置されている。上側エアノズル6と下側エアノズル7(7a,7b)は、排出ローラ対4のニップ部Nから排出されるシートSの表裏面と対向する上下位置に夫々、上記幅方向にて互い違いに並ぶように配置されて、ニップ部Nから排出されるシートSに上下からエアを吹き付ける。
次に、シート排出装置1におけるシート排出時の動作について、図2(a),(b)を参照して説明する。
すなわち、シートの先端が、排出ローラ対4の内側近傍のシート検知センサ17で検知されると、制御部16がこの検知に基づき、不図示のエア噴出装置を駆動する。これにより、排出ローラ対4によって排出口2から排出されるシートS(薄紙系のシートS1、厚紙系のシートS2を含む)は、シート幅方向に沿って上下で互い違いに配置されて個別に駆動するエアノズル6,7a,7bからエアを吹き付けられる。このため、シートS1,S2は、シート排出方向Dと直交する幅方向に沿って、波型形状にコシ付けの屈曲が与えられる。
この屈曲は、幅方向における中央部に上側エアノズル6からのエアが吹き付けられ、幅方向における両端部近傍に下側エアノズル7a,7bからのエアが夫々吹き付けられるため、中央部aから左右上方に向けて両端部近傍b,cが持ち上げられる形状となる。
例えば、超薄紙系シートに本構成を適用した場合には、シートに波型形状のコシ付け屈曲を形成することで、シートの搬送方向に対する断面係数が大きくなり、シートの剛性を上げる効果が得られる。このため、超薄紙系シートであっても、排出口2に対する搬送略水平方向に排出されるので、排出トレイ65への積載不良は発生せず、排出トレイ65上に整列して積載される。
本実施形態では上側エアノズル6及び下側エアノズル7a,7bが、排出ローラ対4から排出されるシートの表裏面と対向する上下位置に夫々、シート排出方向(矢印D)と直交する幅方向で互い違いに並ぶように配置され、排出シートに上下からエアを吹き付ける。これにより、幅方向にて互い違いの位置関係となるようにシートSの上下からエアを吹き付けることができるので、コシ付け排出ローラを不要にしながらもシートに充分なコシを与えることができる。このため、薄紙から厚紙まで幅広い種類のシートの排出・積載性を向上することができる。
更に、図2に示すように排出口2を排出ローラ対4のニップ部Nで塞いで排出口2からの機内騒音の漏洩を低減することができると共に、超薄紙系シートであっても良好な排出・積載性を実現することができる。このように、装置排出開口(排出口2)からの機内騒音の漏洩低減と、薄紙から厚紙まで幅広い種類のシートの排出・積載性の向上とを両立させることができる。
なお、本実施形態では、上下で互い違いとなるように、排出ローラ対4のニップ部Nの長手方向中央部(排出ローラ対4の幅方向中央部)に対応して1個の上側エアノズル6を配置した。更に、ニップ部Nの長手方向両端部近傍(排出ローラ対4の幅方向両端部近傍)に対応して2個の下側エアノズル7a,7bを配置した。しかしこれに限らず、上下で互い違いとなるように、排出ローラ対4に沿って複数個の上側エアノズル6を配置し、かつ上側エアノズル6の個数よりも1つ多い個数の下側エアノズル7を排出ローラ対4に沿って配置する構成とすることもできる。
この構成の場合、幅方向に凹凸部を多数有する波形状として、より安定してシートSを排出することができる。この構成は、後述する第2の実施形態においても、同様に適用できることは勿論である。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係るシート排出装置1を備えたカラー画像形成装置10について、図3及び図4を参照して説明する。なお、図3(a)〜(d)は、本実施形態のシート排出装置における薄紙排出時のエアノズル配置とシートのコシ付け状態を排出方向側面から見た状態で示す模式図である。また、図4(a)〜(d)は、本実施形態のシート排出装置における厚紙排出時のエアノズル配置とシートのコシ付け状態を排出方向側面から見た状態で示す模式図である。
前述した第1の実施形態では、上下で互い違いに配置された上側エアノズル6、下側エアノズル7a,7bからエアを同時に吹き付ける構成について説明した。これに対し本実施形態では、各エアノズルから放出するエアの風量、エアを吹き付ける時間長とタイミングとを、制御部16が上側エアノズル6と下側エアノズル7a,7bのエア吹き付けを個別に独立した形で制御する。制御部16は、装置本体10aに設けられた不図示の操作部から入力されたシート情報と、シート検知センサ17によるシート検知とに基づいて、制御を実行する。
この構成により本実施形態では、上側エアノズル6及び下側エアノズル7a,7bは、排出ローラ対4から排出されるシートの種類、特に坪量に応じて、シートに上下から吹き付けるエアの風量と、吹き付ける時間長及びタイミングとをそれぞれ制御される。このように、シートの坪量に応じて、吹き付けるエアの最適な風量と、吹き付ける時間の長さ及びタイミングとが制御部16により制御されるので、機内騒音の漏洩低減効果と排出・積載性とがより向上される。
これを、図面を用いて具体的に説明する。使用されるシートSは、予め設定されるか、自動的に選択されたシート収納庫61〜64によって決まる。使用されるシートSに応じて、設定されているエアノズルから吹き付けるエアの風量と、吹き付ける時間の長さ及びタイミングとが選択され、シートSの排出時に噴出される。
例えば、シートが50g/m程度の坪量を持つ薄紙(シートS1)の場合、図3(a)に示すように、排出ローラ対4の内方側に設けられた搬送ガイド3からシートS1が排出ローラ対4に突入する際には、エアの吹き出しは停止されている。
そして、シートS1の先端が上下のエアノズル6,7の位置を通過した直後より、図3(b)のように、制御部16が、上下のエアノズル6,7から矢印E,F方向へのエアの吹き付けを同時に開始させる。この際、シートS1の先端が、排出ローラ対4の内側近傍に配置されたシート検知センサ17で検知されると、制御部16がこの検知に基づき、不図示のエア噴出装置を駆動して、上下のエアノズル6,7から個別にエアを吹き出させる。
そして、図2(a)に示すように、上下に互い違いに配置されたエアノズル6,7からエアがシートS1に吹き付けられて幅方向に屈曲されることにより、コシの弱い薄紙系シートS1に対しても、良好にコシ付けすることができる。
このため、先端が垂れてシートS1が座屈するといった不都合を生じることなく排出トレイ65上に排出することができる。吹き付けるエアの風量は、坪量の小さい薄紙系の場合、厚紙系に比べて少量の風量でコシ付けの屈曲を与えることができるので、厚紙系よりも小さく設定される。
更に、シート後端が排出ローラ対4に突入したタイミングで上下エアノズル6,7からのエアの吹き付けを、制御部16が図3(c)のように停止することで、排出時にシート後端が暴れることなく、図3(d)のようにシートを排出トレイ65上に積載できる。
一方、シートが例えば220g/m程度の坪量を持つ厚紙(厚紙系のシートS2)の場合、薄紙排出時と同様、シートS2が、搬送ガイド3から排出ローラ対4に突入する際には、エアの吹き出しは、図4(a)のように停止されている。
そして、厚紙系シートS2の場合は、コシが或る程度強いので、シート先端がエアノズル6,7の位置を通過した直後より、制御部16が図4(b)のように、下側エアノズル7(7a,7b)からのみ矢印F方向へのエアの吹き付けを開始する。これにより、厚紙系のシートS2の下面をエアで担持しながら、安定した状態で排出トレイ65上に排出する。
さらに、シート後端が排出ローラ対4に突入したタイミングで、制御部16が、下側エアノズル7(7a,7b)からのエアの吹き付けを図4(c)のように停止させると共に、上側エアノズル6からのエアの吹き付けを開始させる。
この場合、制御部16が、上側エアノズル6からエアをシート後端に吹き付けさせることで、シート後端が排出トレイ65に積載されずに排出ローラ対4上に残ってしまうといった問題を回避することができる。これにより、厚紙系のシートS2を、図4(d)のように、確実に排出トレイ65上に排出して積載することができる。上側エアノズル6からのエアは、制御部16が、シートS2が排出ローラ対4を抜けた直後に停止させる。
以上の本実施形態によれば、排出されるシートの坪量に応じて、上下で互い違いに配置されたエアノズル6,7a,7bから排出するエアの風量と、吹き付ける時間の長さ及びタイミングとを、制御部16により独立に設定することができる。これにより、コシの弱い薄紙系のシートS1の場合にもコシ付けの屈曲を付与し、排出トレイ65への排出・積載を確実に行うことができる。
また、コシの強い厚紙系のシートS2の場合にも、シートのコシに加えて、下側エアノズル7からのエアでシートS2の排出をサポートすると共に、上側エアノズル6からのエアでシート後端残りを確実に防ぐことができる。これにより、排出トレイ65への排出・積載を確実に行うことができるため、様々なシートに対して、前述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
尚、第1、2の実施形態において、シート排出装置が画像形成装置本体に一体的に組み込まれた構成について説明したが、例えば、シート排出装置としてのシート処理装置をオプションで画像形成装置本体に外部接続する構成においても本発明は有効である。
1…シート排出装置、4…円筒状の排出ローラ対、6…上側エアノズル、7,7a,7b…下側エアノズル、11,12,13,14,15,35…画像形成部(感光体ドラム,帯電装置,露光装置,現像装置,感光体クリーナ,1次転写部)、16…制御部、17…シート検知センサ、65…シート積載部(排出トレイ)、D…シート排出方向、N…ニップ部、S,S1,S2…シート

Claims (5)

  1. シートを排出する排出ローラ対と、
    前記排出ローラ対により排出されたシートを積載するシート積載部と、
    前記排出ローラ対から排出されるシートの表裏面と対向する上下位置にそれぞれ、シート排出方向と直交する幅方向にて互い違いに並ぶように配置されて、排出されるシートに上下からエアを吹き付ける上側エアノズル及び下側エアノズルと
    前記上側エアノズル及び前記下側エアノズルのエア吹き付けを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記排出ローラ対から排出されるシートの坪量に応じて、シートに上下から吹き付けるエアの風量と、吹き付ける時間長及びタイミングとをそれぞれ制御する、
    ことを特徴とするシート排出装置。
  2. 前記上側エアノズルは、前記排出ローラ対の幅方向中央部に対応して1個が配置され、かつ、
    前記下側エアノズルは、前記排出ローラ対の幅方向両端部近傍に対応して2個が配置される、
    ことを特徴とする請求項1記載のシート排出装置。
  3. 前記上側エアノズルは、前記排出ローラ対に沿って複数個が配置され、
    前記下側エアノズルは、前記上側エアノズルの個数よりも1つ多い個数が前記排出ローラ対に沿って配置される、
    ことを特徴とする請求項1記載のシート排出装置。
  4. 前記排出ローラ対は、シートの幅方向長さよりも長く、全長にわたって同じ径を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のシート排出装置。
  5. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成されたシートを排出する請求項1乃至4のいずれか1項記載のシート排出装置と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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