JP2004231338A - 紙葉類集積装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】集積部内に導入される紙葉類の導入方向後端部の下部側に、後続する紙葉類の先端部側が潜り込むことなく、良好に集積できるようにする。
【解決手段】搬送されてくる紙葉類Pを導入させて集積する集積箱11と、この集積箱11に導入された紙葉類Pに対しその導入方向先端部を押し上げるようにエアーを吹付けるエアーノズル17とを具備する。
【選択図】 図2
【解決手段】搬送されてくる紙葉類Pを導入させて集積する集積箱11と、この集積箱11に導入された紙葉類Pに対しその導入方向先端部を押し上げるようにエアーを吹付けるエアーノズル17とを具備する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、紙葉類を区分集積する紙葉類集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の紙葉類集積装置には、集積箱を備え、この集積箱内に紙葉類を導入させて積層状態に集積するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、集積箱内に導入される紙葉類を単に自由落下させて集積していたため、紙葉類の先端が集積途中において急激に落下し、その後端が集積箱の入口部よりも上方へ跳ね上がってしまうことがある。
【0004】
このため、跳ね上がった紙葉類の後端部の下部側に後続の紙葉類の先端部が潜り込んで集積不良が発生するという問題があった。
【0005】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、集積部に導入される先行する紙葉類の後端下部側に後続する紙葉類の先端側が潜り込むことなく、良好に集積できるようにした紙葉類集積装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、搬送されてくる紙葉類を導入させて集積する集積部と、この集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向先端部を押し上げるようにエアーを吹付けるエアー吹付手段とを具備する。
【0007】
請求項2記載の発明は、搬送されてくる紙葉類を導入させて集積する集積部と、この集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向先端部を押し上げるようにエアーを吹付ける第1のエアー吹付手段と、前記集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向後端部を押し下げるようにエアーを吹付ける第2のエアー吹付手段とを具備する。
【0008】
請求項3記載の発明は、搬送されてくる紙葉類を導入させて集積する集積部と、この集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向先端部を押し上げるようにエアーを吹付ける第1のエアー吹付手段と、前記集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向後端部を押し下げるようにエアーを吹付ける第2のエアー吹付手段と、前記集積部内に導入される紙葉類の導入方向先端部及び後端部を検出する検出手段と、この検出手段が前記紙葉類の導入方向先端部を検出したことに基づいて前記第1のエアー吹付手段を動作させ、前記紙葉類の導入方向後端部を検出したことに基づいて前記第1のエアー吹付手段の動作を停止させて、前記第2のエアー吹付手段を動作させる制御手段とを具備する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
【0010】
図1は有価証券等の紙葉類を区分集積する紙葉類の処理装置1を示す構成図である。
【0011】
この紙葉類処理装置1は紙葉類を供給する供給部2、この供給部2から紙葉類を一枚ずつ取出す取出部7、この取出部7で取出された紙葉類を搬送する搬送部3、この搬送部3で搬送される紙葉類を検知する検知部8、この検知部8で検知された紙葉類の情報を読み取る読取部4、この読取部4で読み取られた紙葉類をその読取情報に応じて複数の方向に振分ける振分部5、この振分部5により振分けられた紙葉類Pを集積する第1および第2の集積部9,10から構成される。
【0012】
紙葉類を区分処理する場合は、供給部2に積層状態で収納された紙葉類を取出部7により上方のものから順次、1枚ずつ分離して取出す。この取出された紙葉類は搬送部3により一定の速度で搬送される。この搬送される紙葉類は読取部4でその情報が読み取られたのち、振分部5により読取情報に基づいて第1或いは第2の搬送方向A、Bに振分けられる。第1の搬送方向Aに振分けられた紙葉類は第1の集積部9に集積され、第2の搬送方向Bに振分けられた紙葉類は第2の集積部10に集積される。
【0013】
図2は上記した第1及び第2の集積部9,10を示す構成図である。
【0014】
第1及び第2の集積部9,10は同様に構成されるため、第1の集積部9を代表して説明する。
【0015】
図中11は集積箱で、この集積箱11の一側部側には搬送部3によって搬出されれてくる紙葉類Pを内部に導入させる導入口部11aが設けられている。搬送部3はローラ14…に掛け渡される上部搬送ベルト15aと下部搬送ベルト15bを有し、上下部の搬送ベルト15a,15bにより紙葉類Pを挟持搬送するようになっている。
【0016】
集積箱11内には、導入口部11aの下部側に位置してエアー吹付け手段としてのエアーノズル17が設けられている。また、集積箱11の内部には導入口部11aの近傍に位置して紙葉類Pを光学的に検出するための検出手段としてのセンサ12が設けられている。センサ12は発光素子12aと、この発光素子12aから発光された光を受光する受光素子12bとにより構成されている。
【0017】
発光素子12aから発光された光が集積箱11内に導入される紙葉類Pの先端部によって遮られて受光素子12bが光を受光しなくなることにより、紙葉類Pの先端部が検出されるようになっている。そして、紙葉類Pの後端部がセンサ12を通過して再度受光素子12bが光を受光することにより、紙葉類Pの後端部が検出されるようになっている。
【0018】
一方、受光素子12bには、検知回路を介して制御手段としての制御装置19が接続されている。この制御装置19には制御回路を介してコンプレサ20が接続されている。制御装置19はセンサ12により紙葉類Pの先端部が検知されたことに基づいてコンプレッサ20を動作させるようになっている。コンプレサ20が動作されることにより、エアーノズル17からエアーが水平方向に沿って吹き出される。
【0019】
次に、紙葉類Pの集積動作について説明する。
紙葉類Pが搬送部3によって挟持搬送され、集積箱11の導入口部11aから集積箱11の内部に導入されると、その導入方向先端部が検知センサ12によって検知される。この検知情報は送信回路を介して制御装置19に送信され、この送信により制御装置19によってコンプレッサ20が動作される。このコンプレッサ20の動作により、エアーノズル17からエアーが吹き出される。このエアーは集積箱11内に導入される紙葉類Pの下面側に沿って水平に吹き出され、紙葉類Pの導入方向先端側を押し上げる。これにより、紙葉類Pの集積途中でその導入方向先端側を自重により落下させることなく、集積箱11の背面側まで導いて集積させることができる。以後、順次同様にして紙葉類Pが集積箱11内に導入されて積層状態に集積されることになる。
【0020】
上記したように、エアーノズル17からエアーを吹き出すため、集積箱11内に導入される紙葉類Pの先端側がその自重により落下することがなく、その後端側の浮き上がりを防止できる。従って、集積箱11内に導入される後続する紙葉類Pの先端部が集積箱11内で先行する紙葉類Pの後端下部側に潜り込むことがなく、紙葉類Pを良好に集積することができる。
【0021】
図3は本発明の第2の実施の形態である集積装置を示すものである。
【0022】
なお、上記した第1の実施の形態で示した部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0023】
この第2の実施の形態では、集積箱11内に導入口部11aの近傍に位置して第1及び第2のエアー吹出手段としての第1及び第2のエアーノズル25,26が上下に位置して配設されている。第1のエアーノズル25は、エアーを水平に吹き出し、第2のエアーノズル26はエアーを下方に向かって垂直に吹き出すようになっている。集積箱11内に導入される紙葉類Pは第1及び第2のエアーノズル25,26間を通過して集積される。
【0024】
一方、制御装置19には、制御回路を介して第1及び第2のコンプレッサ27,28が接続され、これら第1及び第2のコンプレッサ27,28の動作により第1及び第2のエアーノズル25,26からエアーが吹き出されるようになっている。制御装置19は、センサ12が導入される紙葉類Pの先端部を検出したことに基づいて第1のコンプレッサ27を動作させ、また、センサ12が導入される紙葉類Pの後端部を検出したことに基づいて第1のコンプレッサ27の動作を停止させて第2のコンプレッサ27を動作させるようになっている。
【0025】
次に、紙葉類Pの集積動作について説明する。
【0026】
紙葉類Pが搬送部3によって挟持搬送され、集積箱11の導入口部11aから集積箱11の内部に導入されると、その導入方向先端部が検知センサ12によって検知される。この検知情報は送信回路を介して制御装置19に送信され、この送信に基づき制御装置19は第1のコンプレッサ27を動作させる。この第1のコンプレッサ27の動作により、第1のエアーノズル25からエアーが水平に吹き出される。このエアーは紙葉類Pの下面側に沿って水平に吹付けられ、集積途中における紙葉類Pの先端側の自重による落下を規制する。
【0027】
しかるのち、紙葉類Pの後端部が検知センサ12を通過して検知されると、その検知情報が制御装置19に送信され、この送信に基づき制御装置19は、第1のコンプレッサ27の動作を停止させて第2のコンプレッサ28を動作させる。第1のコンプレッサ27の動作停止により第1のエアーノズル25からのエアーの吹き出しが停止され、第2のコンプレッサ28の動作により第2のエアーノズル26からエアーが下方に向かって吹き出される。
【0028】
第2のエアーノズル26から吹き出されたエアーは、紙葉類Pの後端部に吹付けられ、紙葉類Pの後端部が下方に押し下げられて集積箱11内に集積される。以後、順次同様にして紙葉類Pが集積箱11内に導入されて積層状態に集積されることになる。
【0029】
この第2の実施の形態によれば、集積箱11内に導入される紙葉類Pの先端側の落下を防止できることは勿論のこと、紙葉類Pの後端側を強制的に押し下げることができるため、集積箱11内において後続する紙葉類Pの先端部が先行する紙葉類Pの後端下部側に潜り込むことがなく、紙葉類Pをより一層良好に集積することができる。
【0030】
なお、本発明は上記実施の形態に限られることなく、その要旨の範囲内で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、集積部に導入される紙葉類の導入方向先端部の自重落下を防止して後端側の浮き上がりを規制できるため、紙葉類を良好に集積できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である紙葉類処理装置を示す概略的構成図。
【図2】図1の紙葉類処理装置における集積装置を示す構成図。
【図3】本発明の第2の実施の形態である集積装置を示す構成図。
【符号の説明】
P…紙葉類、11…集積箱(集積部)、12…検出センサ(検出手段)、17…エアーノズル(エアー吹付手段)、19…制御装置(制御手段)、25…第1のエアーノズル(第1のエアー吹付手段)、26…第2のエアーノズル(第2のエアー吹付手段)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、紙葉類を区分集積する紙葉類集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の紙葉類集積装置には、集積箱を備え、この集積箱内に紙葉類を導入させて積層状態に集積するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、集積箱内に導入される紙葉類を単に自由落下させて集積していたため、紙葉類の先端が集積途中において急激に落下し、その後端が集積箱の入口部よりも上方へ跳ね上がってしまうことがある。
【0004】
このため、跳ね上がった紙葉類の後端部の下部側に後続の紙葉類の先端部が潜り込んで集積不良が発生するという問題があった。
【0005】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、集積部に導入される先行する紙葉類の後端下部側に後続する紙葉類の先端側が潜り込むことなく、良好に集積できるようにした紙葉類集積装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、搬送されてくる紙葉類を導入させて集積する集積部と、この集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向先端部を押し上げるようにエアーを吹付けるエアー吹付手段とを具備する。
【0007】
請求項2記載の発明は、搬送されてくる紙葉類を導入させて集積する集積部と、この集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向先端部を押し上げるようにエアーを吹付ける第1のエアー吹付手段と、前記集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向後端部を押し下げるようにエアーを吹付ける第2のエアー吹付手段とを具備する。
【0008】
請求項3記載の発明は、搬送されてくる紙葉類を導入させて集積する集積部と、この集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向先端部を押し上げるようにエアーを吹付ける第1のエアー吹付手段と、前記集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向後端部を押し下げるようにエアーを吹付ける第2のエアー吹付手段と、前記集積部内に導入される紙葉類の導入方向先端部及び後端部を検出する検出手段と、この検出手段が前記紙葉類の導入方向先端部を検出したことに基づいて前記第1のエアー吹付手段を動作させ、前記紙葉類の導入方向後端部を検出したことに基づいて前記第1のエアー吹付手段の動作を停止させて、前記第2のエアー吹付手段を動作させる制御手段とを具備する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
【0010】
図1は有価証券等の紙葉類を区分集積する紙葉類の処理装置1を示す構成図である。
【0011】
この紙葉類処理装置1は紙葉類を供給する供給部2、この供給部2から紙葉類を一枚ずつ取出す取出部7、この取出部7で取出された紙葉類を搬送する搬送部3、この搬送部3で搬送される紙葉類を検知する検知部8、この検知部8で検知された紙葉類の情報を読み取る読取部4、この読取部4で読み取られた紙葉類をその読取情報に応じて複数の方向に振分ける振分部5、この振分部5により振分けられた紙葉類Pを集積する第1および第2の集積部9,10から構成される。
【0012】
紙葉類を区分処理する場合は、供給部2に積層状態で収納された紙葉類を取出部7により上方のものから順次、1枚ずつ分離して取出す。この取出された紙葉類は搬送部3により一定の速度で搬送される。この搬送される紙葉類は読取部4でその情報が読み取られたのち、振分部5により読取情報に基づいて第1或いは第2の搬送方向A、Bに振分けられる。第1の搬送方向Aに振分けられた紙葉類は第1の集積部9に集積され、第2の搬送方向Bに振分けられた紙葉類は第2の集積部10に集積される。
【0013】
図2は上記した第1及び第2の集積部9,10を示す構成図である。
【0014】
第1及び第2の集積部9,10は同様に構成されるため、第1の集積部9を代表して説明する。
【0015】
図中11は集積箱で、この集積箱11の一側部側には搬送部3によって搬出されれてくる紙葉類Pを内部に導入させる導入口部11aが設けられている。搬送部3はローラ14…に掛け渡される上部搬送ベルト15aと下部搬送ベルト15bを有し、上下部の搬送ベルト15a,15bにより紙葉類Pを挟持搬送するようになっている。
【0016】
集積箱11内には、導入口部11aの下部側に位置してエアー吹付け手段としてのエアーノズル17が設けられている。また、集積箱11の内部には導入口部11aの近傍に位置して紙葉類Pを光学的に検出するための検出手段としてのセンサ12が設けられている。センサ12は発光素子12aと、この発光素子12aから発光された光を受光する受光素子12bとにより構成されている。
【0017】
発光素子12aから発光された光が集積箱11内に導入される紙葉類Pの先端部によって遮られて受光素子12bが光を受光しなくなることにより、紙葉類Pの先端部が検出されるようになっている。そして、紙葉類Pの後端部がセンサ12を通過して再度受光素子12bが光を受光することにより、紙葉類Pの後端部が検出されるようになっている。
【0018】
一方、受光素子12bには、検知回路を介して制御手段としての制御装置19が接続されている。この制御装置19には制御回路を介してコンプレサ20が接続されている。制御装置19はセンサ12により紙葉類Pの先端部が検知されたことに基づいてコンプレッサ20を動作させるようになっている。コンプレサ20が動作されることにより、エアーノズル17からエアーが水平方向に沿って吹き出される。
【0019】
次に、紙葉類Pの集積動作について説明する。
紙葉類Pが搬送部3によって挟持搬送され、集積箱11の導入口部11aから集積箱11の内部に導入されると、その導入方向先端部が検知センサ12によって検知される。この検知情報は送信回路を介して制御装置19に送信され、この送信により制御装置19によってコンプレッサ20が動作される。このコンプレッサ20の動作により、エアーノズル17からエアーが吹き出される。このエアーは集積箱11内に導入される紙葉類Pの下面側に沿って水平に吹き出され、紙葉類Pの導入方向先端側を押し上げる。これにより、紙葉類Pの集積途中でその導入方向先端側を自重により落下させることなく、集積箱11の背面側まで導いて集積させることができる。以後、順次同様にして紙葉類Pが集積箱11内に導入されて積層状態に集積されることになる。
【0020】
上記したように、エアーノズル17からエアーを吹き出すため、集積箱11内に導入される紙葉類Pの先端側がその自重により落下することがなく、その後端側の浮き上がりを防止できる。従って、集積箱11内に導入される後続する紙葉類Pの先端部が集積箱11内で先行する紙葉類Pの後端下部側に潜り込むことがなく、紙葉類Pを良好に集積することができる。
【0021】
図3は本発明の第2の実施の形態である集積装置を示すものである。
【0022】
なお、上記した第1の実施の形態で示した部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0023】
この第2の実施の形態では、集積箱11内に導入口部11aの近傍に位置して第1及び第2のエアー吹出手段としての第1及び第2のエアーノズル25,26が上下に位置して配設されている。第1のエアーノズル25は、エアーを水平に吹き出し、第2のエアーノズル26はエアーを下方に向かって垂直に吹き出すようになっている。集積箱11内に導入される紙葉類Pは第1及び第2のエアーノズル25,26間を通過して集積される。
【0024】
一方、制御装置19には、制御回路を介して第1及び第2のコンプレッサ27,28が接続され、これら第1及び第2のコンプレッサ27,28の動作により第1及び第2のエアーノズル25,26からエアーが吹き出されるようになっている。制御装置19は、センサ12が導入される紙葉類Pの先端部を検出したことに基づいて第1のコンプレッサ27を動作させ、また、センサ12が導入される紙葉類Pの後端部を検出したことに基づいて第1のコンプレッサ27の動作を停止させて第2のコンプレッサ27を動作させるようになっている。
【0025】
次に、紙葉類Pの集積動作について説明する。
【0026】
紙葉類Pが搬送部3によって挟持搬送され、集積箱11の導入口部11aから集積箱11の内部に導入されると、その導入方向先端部が検知センサ12によって検知される。この検知情報は送信回路を介して制御装置19に送信され、この送信に基づき制御装置19は第1のコンプレッサ27を動作させる。この第1のコンプレッサ27の動作により、第1のエアーノズル25からエアーが水平に吹き出される。このエアーは紙葉類Pの下面側に沿って水平に吹付けられ、集積途中における紙葉類Pの先端側の自重による落下を規制する。
【0027】
しかるのち、紙葉類Pの後端部が検知センサ12を通過して検知されると、その検知情報が制御装置19に送信され、この送信に基づき制御装置19は、第1のコンプレッサ27の動作を停止させて第2のコンプレッサ28を動作させる。第1のコンプレッサ27の動作停止により第1のエアーノズル25からのエアーの吹き出しが停止され、第2のコンプレッサ28の動作により第2のエアーノズル26からエアーが下方に向かって吹き出される。
【0028】
第2のエアーノズル26から吹き出されたエアーは、紙葉類Pの後端部に吹付けられ、紙葉類Pの後端部が下方に押し下げられて集積箱11内に集積される。以後、順次同様にして紙葉類Pが集積箱11内に導入されて積層状態に集積されることになる。
【0029】
この第2の実施の形態によれば、集積箱11内に導入される紙葉類Pの先端側の落下を防止できることは勿論のこと、紙葉類Pの後端側を強制的に押し下げることができるため、集積箱11内において後続する紙葉類Pの先端部が先行する紙葉類Pの後端下部側に潜り込むことがなく、紙葉類Pをより一層良好に集積することができる。
【0030】
なお、本発明は上記実施の形態に限られることなく、その要旨の範囲内で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、集積部に導入される紙葉類の導入方向先端部の自重落下を防止して後端側の浮き上がりを規制できるため、紙葉類を良好に集積できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である紙葉類処理装置を示す概略的構成図。
【図2】図1の紙葉類処理装置における集積装置を示す構成図。
【図3】本発明の第2の実施の形態である集積装置を示す構成図。
【符号の説明】
P…紙葉類、11…集積箱(集積部)、12…検出センサ(検出手段)、17…エアーノズル(エアー吹付手段)、19…制御装置(制御手段)、25…第1のエアーノズル(第1のエアー吹付手段)、26…第2のエアーノズル(第2のエアー吹付手段)。
Claims (3)
- 搬送されてくる紙葉類を導入させて集積する集積部と、
この集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向先端部を押し上げるようにエアーを吹付けるエアー吹付手段と
を具備することを特徴とする紙葉類集積装置。 - 搬送されてくる紙葉類を導入させて集積する集積部と、
この集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向先端部を押し上げるようにエアーを吹付ける第1のエアー吹付手段と、
前記集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向後端部を押し下げるようにエアーを吹付ける第2のエアー吹付手段と、
を具備することを特徴とする紙葉類集積装置。 - 搬送されてくる紙葉類を導入させて集積する集積部と、
この集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向先端部を押し上げるようにエアーを吹付ける第1のエアー吹付手段と、
前記集積部に導入された紙葉類に対しその導入方向後端部を押し下げるようにエアーを吹付ける第2のエアー吹付手段と、
前記集積部内に導入される紙葉類の導入方向先端部及び後端部を検出する検出手段と、
この検出手段が前記紙葉類の導入方向先端部を検出したことに基づいて前記第1のエアー吹付手段を動作させ、前記紙葉類の導入方向後端部を検出したことに基づいて前記第1のエアー吹付手段の動作を停止させて、前記第2のエアー吹付手段を動作させる制御手段と
を具備することを特徴とする紙葉類集積装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003020446A JP2004231338A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 紙葉類集積装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003020446A JP2004231338A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 紙葉類集積装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004231338A true JP2004231338A (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=32950076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003020446A Abandoned JP2004231338A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 紙葉類集積装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004231338A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011213436A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2013249142A (ja) * | 2012-05-30 | 2013-12-12 | Canon Inc | シート排出装置及び画像形成装置 |
JP2017109864A (ja) * | 2015-12-16 | 2017-06-22 | 株式会社リコー | シート搬送・積載装置、シート検査・仕分け装置、及びシート搬送・積載方法 |
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2003
- 2003-01-29 JP JP2003020446A patent/JP2004231338A/ja not_active Abandoned
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