JP3369597B2 - ハイアイポイントファインダー光学系 - Google Patents

ハイアイポイントファインダー光学系

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JP3369597B2
JP3369597B2 JP20323692A JP20323692A JP3369597B2 JP 3369597 B2 JP3369597 B2 JP 3369597B2 JP 20323692 A JP20323692 A JP 20323692A JP 20323692 A JP20323692 A JP 20323692A JP 3369597 B2 JP3369597 B2 JP 3369597B2
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B25/00Eyepieces; Magnifying glasses

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一眼レフレックスカメ
ラのファインダー、特に視度調整可能な接眼レンズを有
するファインダー光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一眼レフレックスカメラの多機能
化に伴い、ファインダー内に示される撮影画面外の表示
情報も多くなりつつある。そのため撮影画面のみなら
ず、これらの表示情報をも鮮明に確認できることが、フ
ァインダーの重要な機能の一つと考えられるようになっ
た。しかしながら、従来の一眼レフレフレックスカメラ
のファインダーは、上記の表示情報を含めて画面周辺の
見えが不十分なものが多く、特に眼鏡をかけた使用者に
は改善を望む声が強かった。この問題の解決策として、
接眼レンズから多少目を離した状態でも全視野をけられ
ることなしに見ることができ、眼鏡をかけたままでもフ
ァインダーが見やすくなるように、接眼レンズの観察眼
側レンズ面頂点からアイポイントまでの距離(アイレリ
ーフ)ELの大きな、所謂ハイアイポイントタイプのフ
ァインダーとすることが知られている。
【0003】一方、一眼レフレックスカメラのファイン
ダーは接眼レンズで観察する像の位置、即ち視度を−1
ディオプター近辺に設定されている場合が一般的であ
り、遠視や強い近視の人にとってピント合わせ操作及び
表示読み取りが困難になる場合があり、そのため視度調
整可能なタイプが望ましい。
【0004】従来、視度調整が可能なファインダーとし
て、例えば特開昭54−126530号公報に記載され
たものがある。それは、観察眼側から順に正レンズと負
レンズからなり、その何れかを光軸に沿って移動させる
ことによって視度を補正する2群構成の接眼レンズを有
するものである。又その改良型として特開昭56−91
210号公報、特開昭59−148021号公報、特開
昭61−156017号公報や特開昭64−81925
号公報に記載されたファインダー光学系のように負・正
・負からなる3群構成のものが知られている。これら光
学系のうちハイアイポイントのものは、特開昭59−1
48021号公報と特開昭64−81925号公報の光
学系である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の視度調整可能でかつハイアイポイントタイ
プのファインダーは、画面周辺部の見えが悪いという欠
点がある。
【0006】本発明の目的は、負,正,負の3群の比較
的簡単な構成で視度調整が可能でしかも画面周辺部まで
良好な像性能を維持し得るハイアイポイントタイプの接
眼レンズを備えた一眼レフレックスカメラ用のファイン
ダー光学系を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】一般に、接眼レンズから
アイポイントまでの距離(アイレリーフ)ELを長く確
保するためには、接眼レンズの口径を大きくするととも
に、ペンタプリズム射出面における有効開口部を拡大す
ることが不可欠である。このようなハイアイポイント化
によるペンタプリズムの大型化にともなって、プリズム
内展開光路長が増加するので、ファインダースクリーン
上の像を観察するためには、接眼レンズの焦点距離を長
くすることと、後側焦点位置を接眼レンズから遠ざける
ことの、二つの手段が考えられる。
【0008】上記の二つの手段のうち、接眼レンズの焦
点距離を長くする手段は、ファインダー倍率の低下につ
ながるので好ましくない。
【0009】また、本発明のような負・正・負からなる
ファインダーでは、接眼レンズ全系の焦点距離を長くす
ると、それに比例して、移動レンズである正レンズの屈
折力も弱くなり、必要な視度補正範囲をカバーするため
の移動量が増加し、レンズ間隔の増大をもたらしてファ
インダーが観察眼側に延びて大型化してしまう。
【0010】以上の理由から、本発明では後側焦点位置
を接眼レンズから遠ざけることによって問題点を解決す
るようにした。
【0011】即ち、本発明によるファインダー光学系
は、例えば図1に示すような構成で、焦点板上の物体像
を観察するための接眼レンズLが観察眼側から順に、負
の第1レンズL1 と、正の第2レンズL2 と、負の第3
レンズL3 とよりなり、更にペンタプリズムとコンデン
サーレンズとを有していて、接眼レンズL中の第1レン
ズL1 を固定として第2レンズL2 と第3レンズL3
光軸方向に移動するかまたは、第1レンズL1 と第3レ
ンズL3 を固定として、第2レンズL2 を光軸方向に移
動することにより、視度調整を可能とするものである。
【0012】アイポイントは、18mm以上あれば眼鏡な
どを掛けた人でも比較的楽に画面周辺まで観察できる
が、本発明のように倍率の比較的高いファインダーで
は、アイポイントをあまり長くして30mm以上になると
眼とファインダーの射出瞳を合わせるのが困難になり不
便である。したがって本発明において、アイポイントを
18mmから30mmの間に設定するならば、第2レンズL
2 の焦点板側の曲率半径r4 が以下の条件(2−1)の
範囲になるように構成することが望ましい。 (2−1) -40 <r4 <-31.6 (mm) r4 の値が上限を越えて大きくなると、後側焦点位置は
接眼レンズから遠ざかるが、コンセントリックである状
態から外れるため軸外収差が悪化する。逆にr4 の値が
下限を越えて小さくなると、コンセントリックである状
態から外れて軸外収差が悪化するだけでなく、第2レン
ズL2 のパワーを保つために面r3 の正パワーを強くす
ることになり、軸外収差が劣化するとともに、近軸配置
がレトロフォーカス型式から離れて、プリズム内展開光
路長を大きくすることができなくなり、結局ハイアイポ
イントを達成することができなくなるか、視度を合わせ
るために、全系の焦点距離を長くしなければならずファ
インダー倍率が低下してしまう。
【0013】本発明においては第2レンズL2 のパワー
が弱くなるために、レンズL1 ,L2 ,L3 の合成パワ
ーPL も小さくなり、ファインダー倍率が低くなる。そ
のため、コンデンサーレンズのパワーPC を強くして、
ファインダー倍率を高くする必要がある。即ち視度−1
ディオプトリーにおけるレンズL1 ,L2 ,L3 の合成
パワーをPL とし、コンデンサーレンズのパワーをPC
とした時、以下の条件(3)を満足する必要がある。 (3) 0.75<PC /PL <1.05 但し、PC はコンデンサーレンズのパワー、PL は全系
の視度−1ディオプトリーにおける第1レンズ、第2レ
ンズ、第3レンズの合成パワーである。
【0014】条件(3)において、PC /PL が下限を
越えて小さくなると、倍率を高く保つことが困難にな
る。また、負の歪曲収差が補正困難なほど大きくなるの
で、好ましくない。
【0015】逆に、PC /PL 値が上限を越えて大きく
なると、プリズム内展開光路長を大きく取ることができ
なくなり、結局ハイアイポイントを達成することが困難
になる。また、正の歪曲収差が補正困難なほど大きくな
るので、好ましくない。更に本発明のファインダーにお
いて、PL とPC の夫々の値を以下の条件(4),
(5)を満たすように構成するのが望ましい。 (4) 0.70<PC /PT <0.90 (5) 0.95>PL /PT >0.80 ただしPT は接眼レンズ全系のパワーである。
【0016】上記条件(4),(5)においてPC /P
Tが条件(4)の下限を越えて小さくなると又PL /PT
が条件(5)の上限を越えて大になると倍率を高く保
つことが困難になる。また、負の歪曲収差が補正困難な
程大きくなるので、好ましくない。
【0017】逆に、PC /PTが条件(4)の上限を越
えて大きくなると、又PL/PTが条件(5)の下限を越
えて小さくなると、プリズム内展開光路長を大きく取る
ことができなくなり、結局ハイアイポイントを達成する
ことが困難になる。また、正の歪曲収差が補正困難なほ
ど大きくなるので、好ましくない。
【0018】本発明のように、第2レンズL2 の面r1
の値を前述の条件(2−1)を満たすようにした場合レ
ンズL2 のパワーは弱くならざるをえないが、その場合
でも視度調整の範囲は、広く取る必要がある。
【0019】今、視度を−3ディオプターから+1ディ
オプターまで変化させた場合、ピント面に対して第1レ
ンズL1 と第3レンズL3 を固定し、第2レンズL2
移動させる場合、第2レンズL2 の移動量ΔD2 は、次
の条件(6)を満足する範囲内に設定することが望まし
い。 (6) 0.0620<ΔD2 ・PT <0.0680 一方、ピント面に対し第1レンズL1 が固定であり、第
2レンズL2 と第3レンズL3 が移動する場合は、レン
ズL2 とレンズL3 の間隔の変化量ΔD23が重要であ
り、ΔD2 ・PT 自体には、意味が少ない。つまり、こ
の場合は、ΔD23を下記条件(7)を満足する範囲内に
設定することが望ましい。 (7) 0.0620<ΔD23・PT <0.0780 このピント面に対し、第1レンズL1 が固定であり、第
2レンズL2 と第3レンズL3 が移動する場合は、第3
レンズL3 を適切に移動することにより第2レンズL2
の移動量を小さくすることが出来る。面r1 の値を前述
の条件(2)を満たすようにしながら第2レンズL2
パワーをなるべく強くするためには、第2レンズL2
硝材の屈折率を高くする方法がある。その屈折率は、
1.75よりも高くすることが望ましいが、現存の硝材
の範囲で考えると、硝材の色づき、コスト等の制限によ
り、1.9よりも高くすることは困難である。また、そ
のように屈折率を設定すると、硝材のアッベ数も限定さ
れ、第2レンズの硝材のアッベ数νd をνd2とすると、
νd2は、下記の範囲内が好ましい。
【0020】30<νd2<55 さらに、コストや素材の安定性を考慮すると上限は狭ま
り、色収差除去の可能性を考慮すると下限が狭まり、ν
d2は下記の範囲内がよい。
【0021】35<νd2<50 ところが、νd2<50となると、正レンズのアッベ数と
しては小さめであるので、限られたスペース中で色収差
を除去するには、負レンズのアッベ数もかなり小さい値
を持つ必要が出てくる。本発明で用いる接眼レンズでは
第1レンズL1 のパワーに比べ、第3レンズL3 のパワ
ーが強いので、レンズL3 のアッベ数の選択が重要にな
り、レンズL3 のアッベ数νd3は、下記の条件の範囲に
て選択することが好ましい。
【0022】 (8) 0.0100<1/νd3−1/νd2<0.02 上記条件(8)の下限を越えると、色収差の補正が困難
となり好ましくない。逆に上限を越えると、現存する使
用可能な硝材から選択できる屈折率の制限で、軸外性能
の向上が困難になる。更に色収差の除去には、硝材の選
択だけでなく、レンズの配置も重要である。本発明にお
いては、第1レンズL1 のパワーに比べ、第3レンズL
3 のパワーが強いので、第2レンズL2 と第3レンズL
3 の配置が重要である。視度−1ディオプターのときの
第2レンズL2 の後側主点と第3レンズL3 の前側主点
との間隔をe23とし、全系のパワーをPT とすると、下
記の条件(9)を満足することが望ましい。 (9) 0.0440<e23・PT <0.0540 e23・PT の値が下限を越えて小さくなると、軸上の色
収差に対して倍率の色収差が補正不足になる。逆に、e
23・PT の値が上限を越えて大きくなると、軸上の色収
差に対して倍率の色収差が補正過剰になるだけでなく、
色によるコマ収差の曲がりの差が大きくなり、眼を光軸
からずらしたときの像の崩れが大きくなり好ましくな
い。更にプリズム内展開光路長を大きく取ることができ
なくなり、結局ハイアイポイントを達成することが困難
になる。
【0023】さらに、アッベ数が小さい硝材は一般に屈
折率が高くなるが、像面湾曲の補正などでは、負レンズ
に高屈折率の硝材を使うのはあまり好ましくなく、小ア
ッベ数低屈折率の硝材を用いることが、軸外性能の向上
にとって有効である。
【0024】一般に、本発明のようなファインダーにお
いて、各レンズL1 ,L2 ,L3における3次5次の収
差係数を見ると、面r2 で発生した収差は面r3 で、又
面r4 で発生した収差は面r5 で夫々補正されている。
つまり収差の発生した面の直後の面で、逆の収差を発生
させて打ち消すように構成されており、レンズL1,L2
,L3 夫々のレンズでは主に近軸的な効果だけ得られ
るように構成してある。
【0025】また、コンデンサーレンズCLは、接眼レ
ンズLの各レンズL1 ,L2 ,L3 とは離れているが、
レンズL1 ,L2 ,L3 では除去しきれない歪曲収差
を、このコンデンサーレンズCLで逆の歪曲収差を発生
させて打ち消し、全体として歪曲収差を小さくしてい
る。
【0026】前述のようにレンズL1 ,L2 ,L3 の面
のうち、面r2 ,r3 ,r4 ,r5 については、それぞ
れの近く面の関係を使って収差が除去されるので、レン
ズL1 ,L2 ,L3 全体としての収差は、残る面r1
6 で定まることになる。この両面を、以下の条件(1
0)を満たすように、適当な形にすることが好ましい。 (10) -0.32 <(r6 +r1 )/(r6 −r1 )<0.48 ただしr1 は第1レンズL1 の眼側の面の曲率半径、r
6 は第3レンズL3のピント面側の面の曲率半径であ
る。
【0027】一般に、平凸レンズの収差の少ない使い方
として、物点像点の何れか近い方に平面を向けることが
知られている。上記条件(10)の下限はその使い方に
近い範囲で構成するための条件である。不等号の間の値
が下限を越えると、両凸レンズを越えて、その使い方か
ら離れていくので、軸外性能が悪化する。逆に下限を越
えると、第1レンズL1 〜第3レンズL3 の後側焦点位
置が近づくためにプリズム内展開光路長を長く出来なく
なる。
【0028】なお、プリズム内展開光路長を特に長く求
めず軸外性能をさらに向上させる場合には、以下の条件
(11)を満足することが望ましい。 (11) 0 <(r6 +r1 )/(r6 −r1 )<0.48 本発明のファインダーにおいて、レンズL1 ,L2 ,L
3 の面のうち、r2,r3 ,r4 ,r5 については、そ
れぞれの面の関係を使って収差が除去していることは前
述の通りであるが、個々の面で発生する収差が大きけれ
ば、誘導される高次収差が大きくなり、結果として性能
が悪化するので、個々の面で発生する収差を小さく抑え
ることが好ましい。
【0029】本発明において、レンズL1 の形状を以下
の条件(12)の範囲で構成すれば、先ずr2 での収差
を抑えたことにより、それに対応するr3 ,r4 ,r5
での収差も小さく出来る。 (12) -4.22 <(r2 +r1 )/(r2 −r1 )<-1.68 ただしr2 は第1レンズL1 のピント面側の面の曲率半
径である。
【0030】条件(12)において不等号の間の値が下
限を越えると、レンズL1 〜L3の後側焦点位置が近づ
くためにプリズム内展開光路長を長く出来なくなる。逆
に、上限を越えると、面r2 での収差発生量が増加し、
軸外性能が悪化する。
【0031】なお、通常焦点板にフレネルレンズを付け
るが、歪曲収差をある程度残存させることが許される場
合は、フレネルレンズのパワーを強めてコンデンサーレ
ンズを省略することも可能である。
【0032】また、実施例では焦点板の眼側が結像位置
になっているが、焦点板の撮影レンズ側が結像位置にな
るように構成することも可能である。
【0033】尚、以下の実施例は本発明の構成の中でも
最良な構成の例である。
【0034】
【実施例】次に本発明のファインダーの各実施例を示
す。 実施例1 視度−1ディオプターのときの焦点距離=71.833mm r1 =89.106 d1 =1.1 n1 =1.7555 ν1 =25.1 r2 =49.257 d2 =D13 =80.004 d3 =6.44 n2 =1.883 ν2 =40.8 r4 =-35.921 d4 =D25 =-34.610 d5 =1.1 n3 =1.7555 ν3 =25.1 r6 =-201.477 d6 =0.1 r7 =∞ d7 =92.000 n4 =1.516 ν4 =65.3 r8 =∞ d8 =1.5 r9 =64.885 d9 =5.1 n5 =1.6516 ν5 =58.5 r10=∞ 視度 -3 -1 +1 EL 18.00 20.50 25.00 D1 6.39 4.09 1.57 D2 0.50 2.80 5.32 C4 −(1/EnP4) =-0.02235,PC /PL =0.8024,PC /PT =0.7214 PL /PT =0.8990,ΔD2 ・PT =0.06710 ,ΔD23・PT =0.06710 1/νd3−1/νd2=0.01533 ,e23・PT =0.05231 (r6 +r1 )/(r6 −r1 )=0.3867 (r2 +r1 )/(r2 −r1 )=-3.4722 カメラの構成上の制約として、例えばペンタプリズムの
射出面とアイポイントの距離を大きくしなければならな
いことがある。本実施例では、このような構成に適した
構成としてL2を厚くして、前述の距離を延ばしてい
る。
【0035】実施例2 視度−1ディオプターのときの焦点距離=71.830mm r1 =83.939 d1 =2.08 n1 =1.7555 ν1 =25.1 r2 =47.473 d2 =D13 =74.640 d3 =6.95 n2 =1.883 ν2 =40.8 r4 =-35.143 d4 =D25 =-34.113 d5 =1.09 n3 =1.8052 ν3 =25.4 r6 =-186.512 d6 =0.1 r7 =∞ d7 =91.200 n4 =1.5163 ν4 =65.3 r8 =∞ d8 =1.5 r9 =65.000 d9 =5.1 n5 =1.6516 ν5 =58.5 r10=∞ 視度 -3 -1 +1 EL 18.00 20.50 25.00 D1 5.83 3.68 1.33 D2 0.38 2.53 4.88 C4 −(1/EnP4) =-0.02409,PC /PL =0.8010,PC /PT =0.7201 PL /PT =0.8990,ΔD2 ・PT =0.06265 ,ΔD23・PT =0.06265 1/νd3−1/νd2=0.01486 ,e23・PT =0.05029 (r6 +r1 )/(r6 −r1 )=0.3793 (r2 +r1 )/(r2 −r1 )=-3.6037 本実施例は、上記実施例1に対して負のパワーのレンズ
3の硝材を変更した設計例である。又、本実施例で
は、上記実施例1でペンタプリズム射出面とアイポイン
トの距離を大きくするためにレンズL2を厚くしたこと
に加え、レンズL1も厚くしているのでより距離を大き
く設けることが可能である。
【0036】実施例3 視度−1ディオプターのときの焦点距離=74.286mm r1 =85.303 d1 =4.72 n1 =1.7555 ν1 =25.1 r2 =51.848 d2 =D13 =81.694 d3 =3.79 n2 =1.883 ν2 =40.8 r4 =-36.529 d4 =D25 =-35.454 d5 =1.09 n3 =1.8052 ν3 =25.4 r6 =-218.329 d6 =0.10 r7 =∞ d7 =92.800 n4 =1.5163 ν4 =65.3 r8 =∞ d8 =1.5 r9 =65.000 d9 =5.1 n5 =1.6516 ν5 =58.5 r10=∞ 視度 -3 -1 +1 EL 20.00 21.50 23.00 D1 6.17 3.88 1.41 D2 0.56 2.85 5.32 C4 −(1/EnP4) =-0.02313,PC /PL =0.8317,PC /PT =0.7447 PL /PT =0.8953,ΔD2 ・PT =0.06408 ,ΔD23・PT =0.06408 1/νd3−1/νd2=0.01486 ,e23・PT =0.04529 (r6 +r1 )/(r6 −r1 )=0.4381 (r2 +r1 )/(r2 −r1 )=-4.0996 本実施例は、実施例1に対して負のパワーのレンズL3
の硝材を変更し、更に移動するレンズ群を1つから2つ
へ増やした設計例である。また、本実施例は、視野内表
示やゴースト対策のためにペンタプリズムの展開光路長
を延ばさなければならない場合にも適するよう、実施例
1に比べ長く設定している。更に、アイポイントも、実
施例1,2に比べハイアイポイントになっている。
【0037】ただしr1 ,r2 ,・・・ は各面の曲率半
径、d1 ,d2 ,・・・ は各面間の面間隔、n1 ,n2
・・・ 各レンズ,プリズムの屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・
各レンズ,プリズムのアッベ数である。
【0038】
【発明の効果】本発明のファインダーは、従来と同一の
レンズ構成であるにもかかわらず、特に、コマ収差と非
点隔差が小さく、目を振った場合にも画面周辺の見えが
よく、良好な像性能を有し、しかも、視度調整が可能な
ハイアイポイントタイプの一眼レフレフレクックスカメ
ラとして適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図
【図2】本発明の実施例1の−3ディオプターにおける
収差曲線図
【図3】本発明の実施例1の−1ディオプターにおける
収差曲線図
【図4】本発明の実施例1の+1ディオプターにおける
収差曲線図
【図5】本発明の実施例2の−3ディオプターにおける
収差曲線図
【図6】本発明の実施例2の−1ディオプターにおける
収差曲線図
【図7】本発明の実施例2の+1ディオプターにおける
収差曲線図
【図8】本発明の実施例3の−3ディオプターにおける
収差曲線図
【図9】本発明の実施例3の−1ディオプターにおける
収差曲線図
【図10】本発明の実施例3の+1ディオプターにおけ
る収差曲線図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04 G02B 25/00 - 25/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焦点板上の物体像を観察するための接眼レ
    ンズが観察眼側から順に、負の第1レンズL1 、正の第
    2レンズL2 、負の第3レンズL3 、ペンタプリズム、
    コンデンサーレンズを有し、第1レンズL1を固定とし
    て第2レンズと第3レンズを光軸方向に移動するか、第
    1レンズと第3レンズを固定として、第2レンズを光軸
    方向に移動することにより、視度調整を可能とし、アイ
    レリーフELを18mmから30mmの間に設定した時
    に下記の条件(2−1)を満足するとともに、下記条件
    (11−1)を満足するハイアイポイントファインダー
    光学系。 (2−1) −40<r4<−31.6 (mm) (11−1) 0.34<(r6+r1)/(r6−r1)<0.48 但し、r4は第2レンズL2の焦点板側の曲率半径、r1
    は第1レンズL1の眼側の面の曲率半径、r6は第3レン
    ズL3の焦点板側の面の曲率半径である。
  2. 【請求項2】視度−1ディオプターのときの第2レンズ
    2の後側主点と第3レンズL3の前側主点との間隔をe
    23とし、全系のパワーをPTとするとき、下記の条件
    (9)を満足する請求項1のいずれかのハイアイポイン
    トファインダー光学系。 (9) 0.0440<e23・PT<0.0540
  3. 【請求項3】第1レンズL1の形状を以下の条件(1
    2)の範囲で構成したことを特徴とする請求項1のいず
    れかのハイアイポイントファインダー光学系。 (12) −4.22 <(r2+r1)/(r2−r1)<−1.68 ただしr1は第1レンズL1の眼側の面の曲率半径、r2
    は第1レンズL1の焦点板側の面の曲率半径である。
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