JP3858305B2 - 像位置補正光学系 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一眼レフレックスカメラ及び電子スチルカメラなどに用いる像位置補正光学系に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、この種の像位置補正光学系は、特開平2−93620のように像位置補正のためのレンズ群(以下、像位置補正群という。)が2群3枚構成であり使用レンズ枚数が多い。それ故、レンズシャッターカメラ用光学系としては像位置補正群の重量が重くなり、像位置補正群を駆動するアクチュエーターに負荷が掛かりすぎ、高周波の像位置補正が困難であった。また、消費電力も大きかった。
その他、特開昭63−115126のように、像位置補正群を1群2枚の貼り合わせダブレットとして構成している例もあるが、像位置補正の際の光学性能が一眼レフレックスカメラ用光学系としては充分ではなかった。
本発明は、優れた光学性能を維持しつつ、像位置補正群が小型で軽量な像位置補正光学系を提供することを課題とするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、物体側より順に、光軸と垂直方向に対して固定した第1レンズ群G1と、像位置補正のために光軸と垂直方向に対して偏心可能である第2レンズ群G2と、光軸と垂直方向に対して固定した第3レンズ群G3よりなり、第2レンズ群G2は、正パワーを有し、1枚の正レンズと1枚の負レンズよりなり、第3レンズ群G3は、1枚以上の正レンズと1枚以上の負レンズとを含み、前記第2レンズ群G 2 中の前記負レンズと前記正レンズとが貼り合わせレンズであり、且つ次の条件を満足する像位置補正光学系である。
(1) −0.1≦|d|/f3≦0.4
(2) 0.7<|f 2 /f 23 |<1.3
(3) 0.15<n n −n p <0.40
(4) 15<ν p −ν n <40
但し、d:前記第2レンズ群G2の後側焦点位置から第3レンズ群G3の前側主点位置ま での距離
f3:前記第3レンズ群G3の焦点距離
f 2 :前記第2レンズ群G 2 の焦点距離
f 23 :前記第2レンズ群G 2 と第3レンズ群G 3 との合成焦点距離
n n :第2レンズ群G 2 中の前記負レンズのd線に対する屈折率
n p :第2レンズ群G 2 中の前記正レンズのd線に対する屈折率
ν n :第2レンズ群G 2 中の前記負レンズのアッベ数
ν p :第2レンズ群G 2 中の前記正レンズのアッベ数
である。
【0004】
光軸と垂直方向に対して像位置補正群を偏心することにより像位置を補正する場合、像位置補正群単体での収差は、可能な限り良好に補正すべきである。特に、球面収差と非点隔差と色コマ収差を重視して補正を行なうべきである。したがって、上記3収差を補正するためには1枚の正レンズと1枚の負レンズが必須である故、本発明では像位置補正群を最小枚数とするべく、第2レンズ群G2を1枚の正レンズと1枚の負レンズより構成している。
【0005】
しかし、現代のレンズ設計上の構成では、良好に収差を補正した1群2枚あるいは2群2枚構成である特定のレンズ群が存在することはまれである。したがって、像位置補正群を設計するにあたっては、残存収差が大きい2群4枚以上の構成による特定のレンズ群内部に、収差を良好に補正した1群2枚あるいは2群2枚構成である像位置補正群を配置することが実際的であり好ましい。これにより、前記特定のレンズ群は、像位置補正群としての第2レンズ群G2と、残存収差出しのためのレンズ群(以下、収差出し群という。)としての第3レンズ群G3とで構成することになる。
【0006】
この収差出し群G3は、本来前記特定のレンズ群が有するべき前記3収差の残存収差量を発生させるべく、1枚以上の正レンズと1枚以上の負レンズが必要である。また、この収差出し群G3は、収差出しのためのみのレンズ群なので、全光学系に対するパワー配置上の影響はなるべく少なくしたい。そのために本発明では、第2レンズ群G2の後側焦点位置と第3レンズ群G3の前側主点位置との間隔dを、条件(1)の通りとしている。
条件(1)の範囲内であれば、第3レンズ群G3は第2レンズ群G2のフィールドレンズとしてのパワー配置近傍となり、収差補正群として全光学系に対するパワー配置上の影響を少なくすることが可能となる。
さらに良好に収差を補正するには、(1)式の上限値を0.2とすることが好ましい。
(4)式の下限を越えると、像位置補正群G 2 単体の色コマ収差の補正が不足し、また、(4)式の上限を越えると、色コマ収差の補正が過剰となり、いずれの場合も像位置補正の際、色の滲みが発生し好ましくない。
更に、像位置補正の際、良好なる画像を得るためには、(4)式の下限を20とし、上限を35とすることが好ましい。
【0007】
本発明においては、収差出し群G3の全光学系に対するパワー配置上の影響を少なくするために、前記条件(2)を満足する。
本来、(1)式中のパラメータの値は0ないしは下限値付近が好ましいが、下限値付近から外れても第3レンズ群G3のパワーを弱くすれば、第3レンズ群G3は、収差補正群として全光学系に対するパワー配置上の影響を少なくすることが可能となる。
上記条件(2)は、この第3レンズ群G3の良好なるパワーの弱さ度合いを表したものである。更に良好なるパワー配置をするためには、(2)式の下限値を0.85とし、上限値を1.1とすることが好ましい。
【0008】
また本発明においては、前記3収差を良好に補正するために、第2レンズ群G2が正パワーを有し、且つ前記条件(3)及び(4)を満足する。
【0009】
(3)式の下限を越えると、像位置補正群G2単体の球面収差が大きくなりすぎ、像位置補正の際、画面中央から周辺までフレアー成分が多くなってしまうので好ましくない。逆に(3)式の上限を越えると、像位置補正群G2単体のペッツバール和が正に大きくなってしまうため、像面湾曲を少なくしたままでは非点隔差が大きくなってしまい、像位置補正の際、サジタル方向に対するメリジオナル方向の結像性能の格差が発生するのみならず、ぼけ像も汚くなってしまうので好ましくない。
更に、像位置補正の際、良好なる画像を得るためには、(3)式の下限を0.2とし、上限を0.35とすることが好ましい。
【0010】
また本発明においては、像位置補正の際の色収差を効率良く補正するために、第2レンズ群G2中の負レンズと正レンズとを貼り合わせレンズとする。
また本発明においては、像位置補正の際の結像性能の向上を図るために、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との光軸方向の間隔を一定とすることが好ましい。これにより、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3が光軸方向に完全に一体となり、光学設計上一体であるのみならず、メカ設計上でも一体として取り扱えることになる。
【0011】
次に本発明による像位置補正光学系のより具体的な構成としては、以下のいずれかの構成とすることが好ましい。
先ず第1の具体例として、全光学系を単焦点レンズとし、第1レンズ群G1を、物体側より正パワーの第1aレンズ群G1aと負パワーの第1bレンズ群G1bより構成し、第1bレンズ群G1bを光軸方向に移動することにより合焦を行なうことができる。
【0012】
第2の具体例として、全光学系を単焦点レンズとし、第1レンズ群G1を、物体側より正パワーの第1aレンズ群G1aと負パワーの第1bレンズ群G1bと弱いパワーの第1cレンズ群G1cより構成し、第1bレンズ群G1bを光軸方向に移動することにより合焦を行ない、且つ次の条件を満足する構成とすることができる。
(5) 0.7<|f2/f1c23|<1.3
但し、f1c23:第1cレンズ群G1cと第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との合成焦点 距離
である。
(5)式は第1cレンズ群G1cのパワーの弱さの程度を表す条件である。より良好なる第1cレンズ群G1cの相対パワーを規定するために、(5)式の下限を0.8とし、上限を1.2とすることが好ましい。
【0013】
第3の具体例として、全光学系をズームレンズとし、第1レンズ群G1を、物体側より正パワーの第1aレンズ群G1aと負パワーの第1bレンズ群G1bと正パワーの第1cレンズ群G1cより構成し、第1bレンズ群G1bと第1cレンズ群G1cとをそれぞれ光軸方向に移動することによりズーミングを行なうことができる。
【0014】
第4の具体例として、全光学系をズームレンズとし、第1レンズ群G1を、物体側より正パワーの第1aレンズ群G1aと負パワーの第1bレンズ群G1bと正パワーの第1cレンズ群G1cと弱いパワーの第1dレンズ群G1dより構成し、第1bレンズ群G1bと第1cレンズ群G1cとをそれぞれ光軸方向に移動することによりズーミングを行ない、且つ次の条件を満足する構成とすることができる。
(6) 0.7<|f2/f1d23|<1.3
但し、f1d23:第1dレンズ群G1dと第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との合成焦点 距離
である。
(6)式は第1dレンズ群G1dのパワーの弱さの程度を表す条件である。より良好なる第1dレンズ群G1dの相対パワーを規定するために、(6)式の下限を0.8とし、上限を1.2とすることが好ましい。
【0015】
また本発明においては、第3レンズ群G3の前側主点位置を、第3レンズ群G3の最も物体側のレンズ面よりも像側に位置するように構成することが好ましい。この構成により、光学系全体の全長を比較的短くすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。図1、図4、図7、図12は、本発明の実施例1〜4のレンズ構成図を示す。いずれの実施例も、物体側より順に、光軸と垂直方向に対して固定した第1レンズ群G1と、像位置補正のために光軸と垂直方向に対して偏心可能である第2レンズ群G2と、光軸と垂直方向に対して固定した第3レンズ群G3よりなる。またいずれの実施例の第2レンズ群G2も、物体側から順に両凸レンズとメニスカス凹レンズの貼り合わせとしている。
【0017】
実施例1は前記第1の具体例に対応しており、すなわち第1レンズ群G1を、物体側より正パワーの第1aレンズ群G1aと負パワーの第1bレンズ群G1bより構成し、第1bレンズ群G1bを光軸方向に移動することにより合焦を行ない、第1aレンズ群G1aと第1bレンズ群G1bはアフォーカル光学系を構成している。また、第3レンズ群G3を凸凹凸の3群3枚構成としている。
【0018】
実施例2は前記第2の具体例に対応しており、すなわち第1レンズ群G1を、物体側より正パワーの第1aレンズ群G1aと負パワーの第1bレンズ群G1bと弱い負パワーの第1cレンズ群G1cより構成し、第1bレンズ群G1bを光軸方向に移動することにより合焦を行ない、第1aレンズ群G1aと第1bレンズ群G1bはアフォーカル光学系を構成している。また、第3レンズ群G3を凹凹凸の3群3枚構成としている。
【0019】
実施例3は前記第3の具体例に対応しており、すなわち第1レンズ群G1を、物体側より正パワーの第1aレンズ群G1aと負パワーの第1bレンズ群G1bと正パワーの第1cレンズ群G1cより構成し、第1bレンズ群G1bと第1cレンズ群G1cをそれぞれ光軸方向に移動することによりズーミングを行ない、第1aレンズ群G1aと第1bレンズ群G1bと第1cレンズ群G1cはアフォーカル光学系を構成している。合焦は、第1aレンズ群G1aを物体側から正正負の群構成のパワー配置として、正パワーの第2番目のレンズ群を光軸上移動して行なう。また、第3レンズ群G3を凸凹凸の3群3枚構成としている。
【0020】
実施例4は前記第4の具体例に対応しており、すなわち第1レンズ群G1を、物体側より正パワーの第1aレンズ群G1aと負パワーの第1bレンズ群G1bと正パワーの第1cレンズ群G1cと弱い正パワーの第1dレンズ群G1dより構成し、第1bレンズ群G1bと第1cレンズ群G1cを光軸方向にそれぞれ移動することによりズーミングを行ない、第1aレンズ群G1aと第1bレンズ群G1bと第1cレンズ群G1cはアフォーカル光学系を構成している。合焦は、第1aレンズ群G1aを物体側から正正負の群構成のパワー配置として、正パワーの第2番目のレンズ群を光軸上移動して行なう。また、第3レンズ群G3を凸凹凸の3群3枚構成としている。
【0021】
各実施例とも開口絞りSは、第2レンズ群G2の直前もしくは、近傍に配置している。防振補正は、第2レンズ群G2を光軸と垂直方向に対して移動することにより行なう。
【0022】
以下の表1〜4に、実施例1〜4の諸元を掲げる。各表の[主要諸元]中、fは全系の焦点距離、FNはFナンバーを表す。またbf2は第2レンズ群G2の後側バックフォーカス、f3は第3レンズ群G3の焦点距離、bf3は第3レンズ群G3の前側バックフォーカス、Dは第2レンズ群G2の最像面側レンズ面と第3レンズ群G3の最物体側レンズ面との間の空気間隔を表す。したがって第2レンズ群G2の後側焦点位置から第3レンズ群G3の前側主点距離dは、
d=(f3−bf3)−(bf2−D)
で与えられる。
[レンズ諸元]中、第1カラムは物体側からの各レンズ面の番号、第2カラムrは各レンズ面の曲率半径、第3カラムdは各レンズ面の間隔、第4カラムνは各レンズのd線(λ=587.6nm)を基準としたアッベ数、第5カラムndは各レンズのd線に対する屈折率、第6カラムは各レンズの属する群番号を表す。第6カラム中、PとNはそれぞれ第2レンズ群G2中の正レンズと負レンズを示す。
[可変空気間隔]中、Rは物点から像点までの距離を表す。[像位置補正量]中、第2レンズ群G2の移動量は、光軸と直交する方向への移動量である。
また以下の表5に、各実施例について、前記各条件中のパラメータの値を示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】
図2及び図3に、実施例1のそれぞれ無限遠合焦伏態と至近距離合焦伏態での球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差、横収差、及び像位置補正時の横収差を示す。同様に図5及び図6に、実施例2について無限遠合焦伏態と至近距離合焦伏態での諸収差を示す。また図8、図9、図10及び図11に、実施例3について広角端の無限遠合焦状熊、望遠端の無限遠合焦伏態、広角端の至近距離合焦伏態、及び望遠端の至近距離合焦伏態での諸収差を示し、図13、図14、図15及び図16に、実施例4について上記各合焦状態での諸収差を示す。なお非点収差図中、点線はメリジオナル像面を表し実線はサジタル像面を表す。
以上の各収差図に示されるとおり、各実施例の像位置補正光学系は、通常撮影状態はもとより像位置補正の際も、無限遠から至近距離にわたり優れた結像性能を有していることが明らかである。
【0029】
なお上記各実施例の開口絞りSは、像位置補正群G2の直前あるいはその近傍に配置しているが、像位置補正群G2の直後あるいは、その近傍に配置してもかまわない。
上記各実施例の第2レンズ群G2は、物体側から順に凸凹であるが、凹凸でもかまわない。また、各実施例は像面上で0.33mm及び1mmの像位置補正を行っているが、その値以上でもその値以下でもかまわない。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によって優れた光学性能を維持しつつ、像位置補正群が小型で軽量な像位置補正光学系を提供することができた。
なお本発明の光学系に、角加速度計に代表される手振れ検出手段と、像位置補正群を駆動する駆動手段と、LSIに代表される手振れ検出手段の情報を加工して駆動手段を制御する制御手段を付加することにより、手振れ補正光学系を構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のレンズ構成図
【図2】本発明の実施例1の無限遠合焦伏態での諸収差図
【図3】本発明の実施例1の至近距離合焦伏態での諸収差図
【図4】本発明の実施例2のレンズ構成図
【図5】本発明の実施例2の無限遠合焦伏態での諸収差図
【図6】本発明の実施例2の至近距離合焦伏態での諸収差図
【図7】本発明の実施例3のレンズ構成図
【図8】本発明の実施例3の広角端の無限遠合焦伏態での諸収差図
【図9】本発明の実施例3の望遠端の無限遠合焦状態ての諸収差図
【図10】本発明の実施例3の広角端の至近距離合焦状態での諸収差図
【図11】本発明の実施例3の望遠端の至近距離合焦伏態での諸収差図
【図12】本発明の実施例4のレンズ構成図
【図13】本発明の実施例4の広角端の無限遠合焦状態での諸収差図
【図14】本発明の実施例4の望達端の無限遠合焦状態での諸収差図
【図15】本発明の実施例4の広角端の至近距離合焦伏態での諸収差図
【図16】本発明の実施例4の望遠端の至近距離合焦伏態での諸収差図
【符号の説明】
G1…第1レンズ群 G1a…第1aレンズ群
G1b…第1bレンズ群 G1c…第1cレンズ群
G1d…第1dレンズ群 G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群 S…開口絞り
Claims (7)
- 物体側より順に、光軸と垂直方向に対して固定した第1レンズ群G1と、像位置補正のために光軸と垂直方向に対して偏心可能である第2レンズ群G2と、光軸と垂直方向に対して固定した第3レンズ群G3よりなり、
前記第2レンズ群G2は、正パワーを有し、1枚の正レンズと1枚の負レンズよりなり、
前記第3レンズ群G3は、1枚以上の正レンズと1枚以上の負レンズとを含み、
前記第2レンズ群G 2 中の前記負レンズと前記正レンズとが貼り合わせレンズであり、且つ次の条件を満足する像位置補正光学系。
(1) −0.1≦|d|/f3≦0.4
(2) 0.7<|f 2 /f 23 |<1.3
(3) 0.15<n n −n p <0.40
(4) 15<ν p −ν n <40
但し、d:前記第2レンズ群G2の後側焦点位置から第3レンズ群G3の前側主点位置ま での距離
f3:前記第3レンズ群G3の焦点距離
f 2 :前記第2レンズ群G 2 の焦点距離
f 23 :前記第2レンズ群G 2 と第3レンズ群G 3 との合成焦点距離
n n :第2レンズ群G 2 中の前記負レンズのd線に対する屈折率
n p :第2レンズ群G 2 中の前記正レンズのd線に対する屈折率
ν n :第2レンズ群G 2 中の前記負レンズのアッベ数
ν p :第2レンズ群G 2 中の前記正レンズのアッベ数
である。 - 前記第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との光軸方向の間隔が一定である、請求項1記載の像位置補正光学系。
- 全光学系が単焦点レンズであり、
前記第1レンズ群G1を、物体側より正パワーの第1aレンズ群G1aと負パワーの第1bレンズ群G1bより構成し、
前記第1bレンズ群G1bを光軸方向に移動することにより合焦を行なう、請求項1又は2記載の像位置補正光学系。 - 全光学系が単焦点レンズであり、
前記第1レンズ群G1を、物体側より正パワーの第1aレンズ群G1aと負パワーの第1bレンズ群G1bと弱いパワーの第1cレンズ群G1cより構成し、
前記第1bレンズ群G1bを光軸方向に移動することにより合焦を行ない、且つ次の条件を満足する、請求項1又は2記載の像位置捕正光学系。
(5) 0.7<|f2/f1c23|<1.3
但し、f1c23:第1レンズ群G1中の前記第1cレンズ群G1cと第2レンズ群G2と第 3レンズ群G3との合成焦点距離
である。 - 全光学系がズームレンズであり、
前記第1レンズ群G1を、物体側より正パワーの第1aレンズ群G1aと負パワーの第1bレンズ群G1bと正パワーの第1cレンズ群G1cより構成し、
前記第1bレンズ群G1bと第1cレンズ群G1cとをそれぞれ光軸方向に移動することによりズーミングを行なう、請求項1又は2記載の像位置補正光学系。 - 全光学系がズームレンズであり、
前記第1レンズ群G1を、物体側より正パワーの第1aレンズ群G1aと負パワーの第1bレンズ群G1bと正パワーの第1cレンズ群G1cと弱いパワーの第1dレンズ群G1dより構成し、
前記第1bレンズ群G1bと第1cレンズ群G1cとをそれぞれ光軸方向に移動することによりズーミングを行ない、且つ次の条件を満足する、請求項1又は2記載の像位置補正光学系。
(6) 0.7<|f2/f1d23|<1.3
但し、f1d23:第1レンズ群G1中の前記第1dレンズ群G1dと第2レンズ群G2と第 3レンズ群G3との合成焦点距離
である。 - 前記第3レンズ群G3の前側主点位置が、第3レンズ群G3の最も物体側のレンズ面よりも像側に位置する、請求項1〜6のいずれか1項記載の像位置補正光学系。
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