JP3369420B2 - 処理不適物マーキング装置 - Google Patents
処理不適物マーキング装置Info
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Landscapes
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ処理施設のご
み搬送装置において、所定の処理をすることに適さない
ごみを搬送路上から摘出すべく、処理工程より前の段階
で、かかるごみを検出して取り除くための目印としての
マーキングを施す処理不適物マーキング装置に関する。
み搬送装置において、所定の処理をすることに適さない
ごみを搬送路上から摘出すべく、処理工程より前の段階
で、かかるごみを検出して取り除くための目印としての
マーキングを施す処理不適物マーキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ごみ処理施設において、搬入されたごみ
の破砕処理を行う際に、ごみの中に例えばガスボンベ
(主に中型・小型)が存在すると、ガスボンベ内の残留
ガスが破砕により洩れて、破砕時の衝撃による火花から
引火して爆発する危険性がある。また、爆発に至らない
場合でも、堅いボンベを破砕することにより破砕機の爪
が損傷を受けることもある。従って、このような破砕処
理不適物は、破砕処理工程に送る前のごみ搬送路上で発
見して摘出することが必要である。ところが、搬送され
てくる大量のごみの中にかかる破砕処理不適物が埋もれ
ている場合や袋に入れられている場合は、目視では発見
できない場合も多い。そこで、例えば特開平8−810
38号公報に記載された従来のごみ搬送装置によれば、
コンベア上を搬送されてきたごみにX線を照射して、そ
のX線画像に基づいて破砕処理不適物の疑いのあるもの
を検出し、それについて作業者が破砕処理不適物である
と判定する場合は、スイッチを押してごみの上に着色液
を吹き付ける。こうして、破砕処理不適物の存在位置に
マーキングを施し、このマーキングを頼りに摘出装置に
よって、破砕処理不適物を摘出するようにしていた。
の破砕処理を行う際に、ごみの中に例えばガスボンベ
(主に中型・小型)が存在すると、ガスボンベ内の残留
ガスが破砕により洩れて、破砕時の衝撃による火花から
引火して爆発する危険性がある。また、爆発に至らない
場合でも、堅いボンベを破砕することにより破砕機の爪
が損傷を受けることもある。従って、このような破砕処
理不適物は、破砕処理工程に送る前のごみ搬送路上で発
見して摘出することが必要である。ところが、搬送され
てくる大量のごみの中にかかる破砕処理不適物が埋もれ
ている場合や袋に入れられている場合は、目視では発見
できない場合も多い。そこで、例えば特開平8−810
38号公報に記載された従来のごみ搬送装置によれば、
コンベア上を搬送されてきたごみにX線を照射して、そ
のX線画像に基づいて破砕処理不適物の疑いのあるもの
を検出し、それについて作業者が破砕処理不適物である
と判定する場合は、スイッチを押してごみの上に着色液
を吹き付ける。こうして、破砕処理不適物の存在位置に
マーキングを施し、このマーキングを頼りに摘出装置に
よって、破砕処理不適物を摘出するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の装置では、人間がスイッチを押すことによ
り着色液の吹付けが行われるため、スイッチを押すタイ
ミングが早すぎたり若しくは遅すぎたりすることがあ
る。このような場合には、破砕処理不適物の存在位置よ
り前後にずれた位置にマーキングが施される。その結
果、マーキング位置のごみを摘出しても破砕処理不適物
はその中に含まれていないため、摘出は失敗に終わり、
破砕処理不適物を通過させてしまうことがあった。ま
た、場合によっては作業者がスイッチを押し忘れること
もあった。従って、前述のような爆発の危険性や破砕機
の爪の損傷を排除することができなかった。
ような従来の装置では、人間がスイッチを押すことによ
り着色液の吹付けが行われるため、スイッチを押すタイ
ミングが早すぎたり若しくは遅すぎたりすることがあ
る。このような場合には、破砕処理不適物の存在位置よ
り前後にずれた位置にマーキングが施される。その結
果、マーキング位置のごみを摘出しても破砕処理不適物
はその中に含まれていないため、摘出は失敗に終わり、
破砕処理不適物を通過させてしまうことがあった。ま
た、場合によっては作業者がスイッチを押し忘れること
もあった。従って、前述のような爆発の危険性や破砕機
の爪の損傷を排除することができなかった。
【0004】上記のような従来の問題点に鑑み、本発明
は、処理不適物が検出された場合に、確実にその存在位
置にマーキングを施すことができる処理不適物マーキン
グ装置を提供することを目的とする。
は、処理不適物が検出された場合に、確実にその存在位
置にマーキングを施すことができる処理不適物マーキン
グ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の処理不適物マー
キング装置は、ごみを搬送するコンベア(7)と、搬送
されるごみ中の処理不適物を検出する処理不適物検出手
段(2,8)と、前記処理不適物検出手段が処理不適物
を検出する位置から搬送方向に所定距離隔てた位置にお
いて、ごみにマーキングを行うマーキング手段(9,1
0,13,14)と、前記処理不適物検出手段により処
理不適物が検出されたときからの前記コンベアの搬送距
離を検出する距離検出手段(1,6)と、前記マーキン
グ手段を駆動するためのマーキング指令を含む操作指令
を出力する指令手段(3,4,5)と、前記処理不適物
検出手段により処理不適物が検出された場合に、前記コ
ンベアの搬送距離が前記所定距離に達した時点において
前記マーキング指令に応じて前記マーキング手段を駆動
し、当該時点までに前記操作指令が与えられなかった場
合には前記コンベアを停止させる制御手段(1)とを備
えたものである。なお、括弧内は、後述する発明の実施
形態の場合の対応部分の符号である(以下同様)。上記
のように構成された処理不適物マーキング装置は、制御
手段により、マーキング指令が早めに出された場合には
マーキングに適した位置に処理不適物が到達するまでマ
ーキング処理を待機して、同位置への到達時にマーキン
グを行わせる。また、操作指令が出力されないまま同位
置へ処理不適物が到達してしまった場合はコンベアを停
止させ、処理不適物の疑いのある対象物が破砕工程へ搬
送されるのを防ぐ。従って、処理不適物が検出された場
合は、マーキング指令を出すタイミングが早すぎても適
正にマーキングを施すことができ、また、マーキングを
施すことなく処理不適物の通過を看過することを防止す
ることができる。
キング装置は、ごみを搬送するコンベア(7)と、搬送
されるごみ中の処理不適物を検出する処理不適物検出手
段(2,8)と、前記処理不適物検出手段が処理不適物
を検出する位置から搬送方向に所定距離隔てた位置にお
いて、ごみにマーキングを行うマーキング手段(9,1
0,13,14)と、前記処理不適物検出手段により処
理不適物が検出されたときからの前記コンベアの搬送距
離を検出する距離検出手段(1,6)と、前記マーキン
グ手段を駆動するためのマーキング指令を含む操作指令
を出力する指令手段(3,4,5)と、前記処理不適物
検出手段により処理不適物が検出された場合に、前記コ
ンベアの搬送距離が前記所定距離に達した時点において
前記マーキング指令に応じて前記マーキング手段を駆動
し、当該時点までに前記操作指令が与えられなかった場
合には前記コンベアを停止させる制御手段(1)とを備
えたものである。なお、括弧内は、後述する発明の実施
形態の場合の対応部分の符号である(以下同様)。上記
のように構成された処理不適物マーキング装置は、制御
手段により、マーキング指令が早めに出された場合には
マーキングに適した位置に処理不適物が到達するまでマ
ーキング処理を待機して、同位置への到達時にマーキン
グを行わせる。また、操作指令が出力されないまま同位
置へ処理不適物が到達してしまった場合はコンベアを停
止させ、処理不適物の疑いのある対象物が破砕工程へ搬
送されるのを防ぐ。従って、処理不適物が検出された場
合は、マーキング指令を出すタイミングが早すぎても適
正にマーキングを施すことができ、また、マーキングを
施すことなく処理不適物の通過を看過することを防止す
ることができる。
【0006】また、前記制御手段は、前記時点までに前
記操作指令が与えられなかった場合、前記コンベアの停
止後に受けたマーキング指令に応じて前記マーキング手
段を駆動するように構成することもできる。このように
構成した場合は、操作指令が出力されず、コンベアが停
止した場合、その後のマーキング指令によりマーキング
が行われる。従って、マーキング指令を出し遅れた場合
や出し忘れた場合にも、確実にマーキングを施すことが
できる。
記操作指令が与えられなかった場合、前記コンベアの停
止後に受けたマーキング指令に応じて前記マーキング手
段を駆動するように構成することもできる。このように
構成した場合は、操作指令が出力されず、コンベアが停
止した場合、その後のマーキング指令によりマーキング
が行われる。従って、マーキング指令を出し遅れた場合
や出し忘れた場合にも、確実にマーキングを施すことが
できる。
【0007】また、前記指令手段はマーキング指令を出
力するためのマーキングスイッチ(3,4)と、マーキ
ング中止指令を出力するためのパススイッチ(5)とを
有するものとして構成し、前記制御手段はマーキング中
止指令を受けた場合には、前記マーキング手段の駆動を
中止して前記コンベアを駆動保持するように構成しても
よい。このように構成した場合は、パススイッチからマ
ーキング中止指令を出すことにより、処理不適物と誤認
検出された対象物を処理工程に搬送することができる。
力するためのマーキングスイッチ(3,4)と、マーキ
ング中止指令を出力するためのパススイッチ(5)とを
有するものとして構成し、前記制御手段はマーキング中
止指令を受けた場合には、前記マーキング手段の駆動を
中止して前記コンベアを駆動保持するように構成しても
よい。このように構成した場合は、パススイッチからマ
ーキング中止指令を出すことにより、処理不適物と誤認
検出された対象物を処理工程に搬送することができる。
【0008】また、前記制御手段は、前記処理不適物検
出手段により処理不適物が検出された場合に、前記コン
ベアの搬送距離が前記所定距離に達する前に前記マーキ
ング指令が与えられた場合は、前記所定距離に達した時
点においてマーキング許可指令(Sm)を出力し、当該
時点までに前記操作指令が与えられなかった場合には前
記コンベアを停止し、かつ、停止後に前記マーキング指
令が与えられた場合は、その時点においてマーキング許
可指令を出力する主制御手段(1)と、前記マーキング
指令をラッチして保持し、このマーキング指令及び前記
マーキング許可指令に応じて前記マーキング手段を駆動
し、ラッチしたマーキング指令を限時解除するマーキン
グ制御手段(20)とによって構成してもよい。このよ
うに構成した場合は、マーキングに関する制御をマーキ
ング制御手段に行わせることにより、主制御手段の制御
負担を減らすことができる。例えば、コンベアの搬送方
向左側及び右側にマーキングを行うための複数のマーキ
ング指令が相次い出された場合にも、マーキング制御手
段により確実に信号を処理することができるので、後で
出された方のマーキング指令をも確実に検出することが
できる。
出手段により処理不適物が検出された場合に、前記コン
ベアの搬送距離が前記所定距離に達する前に前記マーキ
ング指令が与えられた場合は、前記所定距離に達した時
点においてマーキング許可指令(Sm)を出力し、当該
時点までに前記操作指令が与えられなかった場合には前
記コンベアを停止し、かつ、停止後に前記マーキング指
令が与えられた場合は、その時点においてマーキング許
可指令を出力する主制御手段(1)と、前記マーキング
指令をラッチして保持し、このマーキング指令及び前記
マーキング許可指令に応じて前記マーキング手段を駆動
し、ラッチしたマーキング指令を限時解除するマーキン
グ制御手段(20)とによって構成してもよい。このよ
うに構成した場合は、マーキングに関する制御をマーキ
ング制御手段に行わせることにより、主制御手段の制御
負担を減らすことができる。例えば、コンベアの搬送方
向左側及び右側にマーキングを行うための複数のマーキ
ング指令が相次い出された場合にも、マーキング制御手
段により確実に信号を処理することができるので、後で
出された方のマーキング指令をも確実に検出することが
できる。
【0009】
《実施形態1》図1、2、3、4、8及び9は、本発明
の第1の実施形態による処理不適物マーキング装置に関
する図面であり、図1はブロック回路図、図2及び図3
はごみ搬送路の構成を示す斜視図、図4は制御装置1
(図1)において実行される制御のフローチャート、図
8は搬送方向に直交する方向でのコンベア7の断面図、
図9はコンベア7の一端の構成を示す斜視図である。ま
ず、ごみ搬送路とその周辺構造について説明する。
の第1の実施形態による処理不適物マーキング装置に関
する図面であり、図1はブロック回路図、図2及び図3
はごみ搬送路の構成を示す斜視図、図4は制御装置1
(図1)において実行される制御のフローチャート、図
8は搬送方向に直交する方向でのコンベア7の断面図、
図9はコンベア7の一端の構成を示す斜視図である。ま
ず、ごみ搬送路とその周辺構造について説明する。
【0010】図2において、ごみ(袋に入ったガスボン
ベ12のみを図示しているが、実際には図8に示すよう
に他にも多量のごみが載置されている。)を搬送するコ
ンベア7は、図示しない駆動機構により駆動され、両端
に開口部11aが形成されたフレーム11内を図の矢印
Aの方向に移動して通過する。コンベア7の両端を支持
するローラの一方に設けた(図9参照)ロータリーエン
コーダ6は、コンベア7の移動にともなって回転し、回
転数すなわちコンベア7の搬送距離に応じたパルス数を
出力する。フレーム11の出口側端面の上部11bには
一対の着色液噴射器13及び14が設けられ、後述する
電磁弁9及び10(図1)を励磁することにより、スプ
レー状に着色液を噴射してごみにマーキングを施すこと
ができる構成になっている。
ベ12のみを図示しているが、実際には図8に示すよう
に他にも多量のごみが載置されている。)を搬送するコ
ンベア7は、図示しない駆動機構により駆動され、両端
に開口部11aが形成されたフレーム11内を図の矢印
Aの方向に移動して通過する。コンベア7の両端を支持
するローラの一方に設けた(図9参照)ロータリーエン
コーダ6は、コンベア7の移動にともなって回転し、回
転数すなわちコンベア7の搬送距離に応じたパルス数を
出力する。フレーム11の出口側端面の上部11bには
一対の着色液噴射器13及び14が設けられ、後述する
電磁弁9及び10(図1)を励磁することにより、スプ
レー状に着色液を噴射してごみにマーキングを施すこと
ができる構成になっている。
【0011】フレーム11の上部にはX線照射装置8が
設けられ、コンベア7に向けて、ごみの上からコンベア
7の搬送方向と直交する幅方向に直線状のX線を照射す
る。一方、フレーム11内のコンベア7の下部には、コ
ンベア7の搬送方向に直交する幅方向に、直線状のスリ
ットBが形成された部材(図示せず)を介してX線検出
器2aが設けられ、これにより、ごみを透過し、かつ、
スリットBを通過したX線を検出する。X線検出器2a
に接続されたX線検査装置本体2bは、X線検出器2a
からの直線的X線画像をコンベア7の移動により走査し
て2次元画像を得て、これに基づいて被撮影物が破砕処
理不適物か否かを判断し、破砕処理不適物であれば所定
の検出信号を出力する。判断手法としては、例えば、X
線画像の影の部分の画素数をカウントして所定の基準値
以上になれば破砕処理不適物と判断する。なお、X線検
出器2aとX線検査装置本体2bとにより、X線検査装
置2が構成されている。
設けられ、コンベア7に向けて、ごみの上からコンベア
7の搬送方向と直交する幅方向に直線状のX線を照射す
る。一方、フレーム11内のコンベア7の下部には、コ
ンベア7の搬送方向に直交する幅方向に、直線状のスリ
ットBが形成された部材(図示せず)を介してX線検出
器2aが設けられ、これにより、ごみを透過し、かつ、
スリットBを通過したX線を検出する。X線検出器2a
に接続されたX線検査装置本体2bは、X線検出器2a
からの直線的X線画像をコンベア7の移動により走査し
て2次元画像を得て、これに基づいて被撮影物が破砕処
理不適物か否かを判断し、破砕処理不適物であれば所定
の検出信号を出力する。判断手法としては、例えば、X
線画像の影の部分の画素数をカウントして所定の基準値
以上になれば破砕処理不適物と判断する。なお、X線検
出器2aとX線検査装置本体2bとにより、X線検査装
置2が構成されている。
【0012】X線検査装置2には監視盤15が接続され
ていて、X線画像信号及び上記検出信号が監視盤15に
送られる。監視盤15には2台のモニタ16及び17が
内蔵されていて、一方のモニタ16は常にX線画像信号
による動画像(コンベア7が動いている場合)を表示
し、他方のモニタ17は、破砕処理不適物の検出信号が
ない場合はモニタ16と同一画像を表示しているが、破
砕処理不適物の検出信号を受けると、その時点での静止
画像を表示する。監視盤15には当該処理不適物マーキ
ング装置の制御装置1(図1)が内蔵されている。ま
た、監視盤15には処理不適物マーキング装置の機能に
関してのマーキングスイッチ3及び4並びにパススイッ
チ5が設けられている。マーキングスイッチ3は電磁弁
9(図1)及び着色液噴射器13に、マーキングスイッ
チ4は電磁弁10(図1)及び着色液噴射器14に、そ
れぞれ対応して設けられている。パススイッチ5は、X
線検査装置2が破砕処理不適物の検出信号を発した場合
であっても、操作者の判断によりマーキングを行うこと
なく意図的に対象物を通過させるべく「マーキング中止
指令」を出力するために設けられたスイッチである。
ていて、X線画像信号及び上記検出信号が監視盤15に
送られる。監視盤15には2台のモニタ16及び17が
内蔵されていて、一方のモニタ16は常にX線画像信号
による動画像(コンベア7が動いている場合)を表示
し、他方のモニタ17は、破砕処理不適物の検出信号が
ない場合はモニタ16と同一画像を表示しているが、破
砕処理不適物の検出信号を受けると、その時点での静止
画像を表示する。監視盤15には当該処理不適物マーキ
ング装置の制御装置1(図1)が内蔵されている。ま
た、監視盤15には処理不適物マーキング装置の機能に
関してのマーキングスイッチ3及び4並びにパススイッ
チ5が設けられている。マーキングスイッチ3は電磁弁
9(図1)及び着色液噴射器13に、マーキングスイッ
チ4は電磁弁10(図1)及び着色液噴射器14に、そ
れぞれ対応して設けられている。パススイッチ5は、X
線検査装置2が破砕処理不適物の検出信号を発した場合
であっても、操作者の判断によりマーキングを行うこと
なく意図的に対象物を通過させるべく「マーキング中止
指令」を出力するために設けられたスイッチである。
【0013】次に、制御装置1と各部の接続について説
明する。図1において、制御装置1はCPU、メモリ、
入出力インタフェース等を含むものであって、X線検査
装置2からの破砕処理不適物の検出信号、3種類の操作
指令すなわちマーキングスイッチ(左)3からの左マー
キング指令、マーキングスイッチ(右)4からの右マー
キング指令及びパススイッチ5からのパス指令、並び
に、ロータリーエンコーダ6からのパルス信号が入力さ
れる。また、制御装置1の出力側はコンベア7、X線照
射装置8、電磁弁(左)9及び電磁弁(右)10と接続
され、これらを駆動する出力信号が送出される。
明する。図1において、制御装置1はCPU、メモリ、
入出力インタフェース等を含むものであって、X線検査
装置2からの破砕処理不適物の検出信号、3種類の操作
指令すなわちマーキングスイッチ(左)3からの左マー
キング指令、マーキングスイッチ(右)4からの右マー
キング指令及びパススイッチ5からのパス指令、並び
に、ロータリーエンコーダ6からのパルス信号が入力さ
れる。また、制御装置1の出力側はコンベア7、X線照
射装置8、電磁弁(左)9及び電磁弁(右)10と接続
され、これらを駆動する出力信号が送出される。
【0014】次に、上記のように構成された処理不適物
マーキング装置の動作について、図4のフローチャート
を参照しながら説明する。まず、制御装置1を始動させ
ることにより、コンベア7及びX線照射装置8に対して
始動指令が出力される(ステップ101)。これにより
コンベア7に載せられたごみが搬送される。搬送されて
きたごみに対してX線照射装置8からX線が照射され、
ごみを透過したX線はX線検出器2aにより検出され
る。ごみ中に金属が存在するとX線の透過が阻まれ、搬
送に伴ってX線検査装置本体2bにより物体の投影形状
が捉えられる。X線検査装置本体2bはこれに基づいて
物体の画素数をカウントし、その数が所定値以上になる
と検出信号を出力する(ステップ102のY)。画素数
が所定値に達しない場合(ステップ102のN)はステ
ップ102を繰り返す。
マーキング装置の動作について、図4のフローチャート
を参照しながら説明する。まず、制御装置1を始動させ
ることにより、コンベア7及びX線照射装置8に対して
始動指令が出力される(ステップ101)。これにより
コンベア7に載せられたごみが搬送される。搬送されて
きたごみに対してX線照射装置8からX線が照射され、
ごみを透過したX線はX線検出器2aにより検出され
る。ごみ中に金属が存在するとX線の透過が阻まれ、搬
送に伴ってX線検査装置本体2bにより物体の投影形状
が捉えられる。X線検査装置本体2bはこれに基づいて
物体の画素数をカウントし、その数が所定値以上になる
と検出信号を出力する(ステップ102のY)。画素数
が所定値に達しない場合(ステップ102のN)はステ
ップ102を繰り返す。
【0015】ごみ中に、例えば、図2に示すようなガス
ボンベ12が含まれている場合は、X線検査装置2によ
って捉えられた投影形状の画素数が所定値以上になるの
で、X線検査装置2は破砕処理不適物の検出信号を出力
する。そして、これを受けた制御装置1はその瞬間から
の、コンベア7の搬送距離の計測を開始する(ステップ
103)。すなわち、ロータリーエンコーダ6の出力パ
ルスの計数が開始される。一方、破砕処理不適物の検出
信号が監視盤15に送られることにより、監視盤15の
ブザー(図示せず)が鳴動し、操作者に対して破砕処理
不適物が検出されたことを知らせる。また、前述のよう
に、監視盤15のモニタ17は静止画像になり、破砕処
理不適物のX線画像を表示し続ける。
ボンベ12が含まれている場合は、X線検査装置2によ
って捉えられた投影形状の画素数が所定値以上になるの
で、X線検査装置2は破砕処理不適物の検出信号を出力
する。そして、これを受けた制御装置1はその瞬間から
の、コンベア7の搬送距離の計測を開始する(ステップ
103)。すなわち、ロータリーエンコーダ6の出力パ
ルスの計数が開始される。一方、破砕処理不適物の検出
信号が監視盤15に送られることにより、監視盤15の
ブザー(図示せず)が鳴動し、操作者に対して破砕処理
不適物が検出されたことを知らせる。また、前述のよう
に、監視盤15のモニタ17は静止画像になり、破砕処
理不適物のX線画像を表示し続ける。
【0016】操作者は、モニタ17に表示されているX
線画像から、破砕処理不適物として検出された物体が何
であるかを判断し、破砕処理不適物である(ガスボンベ
等)と判断した場合は次のように操作する。すなわち、
モニタ17を見て、物体が搬送方向に対してコンベア7
の中心線より左側にある場合は、マーキングスイッチ
(左)3をオン操作し、物体が搬送方向に対してコンベ
ア7の中心線より右側にある場合は、マーキングスイッ
チ(右)4をオン操作する。また、物体がコンベア7の
搬送方向のほぼ中心にある場合は、マーキングスイッチ
(左)3及びマーキングスイッチ(右)4を両方ともオ
ン操作する。一方、破砕処理不適物ではない(例えば薄
い金属板など)と判断した場合はパススイッチ5をオン
操作する。また、場合によっては、判断に迷い、どのス
イッチも操作しないまま、時間が経過していくこともあ
る。
線画像から、破砕処理不適物として検出された物体が何
であるかを判断し、破砕処理不適物である(ガスボンベ
等)と判断した場合は次のように操作する。すなわち、
モニタ17を見て、物体が搬送方向に対してコンベア7
の中心線より左側にある場合は、マーキングスイッチ
(左)3をオン操作し、物体が搬送方向に対してコンベ
ア7の中心線より右側にある場合は、マーキングスイッ
チ(右)4をオン操作する。また、物体がコンベア7の
搬送方向のほぼ中心にある場合は、マーキングスイッチ
(左)3及びマーキングスイッチ(右)4を両方ともオ
ン操作する。一方、破砕処理不適物ではない(例えば薄
い金属板など)と判断した場合はパススイッチ5をオン
操作する。また、場合によっては、判断に迷い、どのス
イッチも操作しないまま、時間が経過していくこともあ
る。
【0017】すなわち、起こりうべき操作状況は次のと
おりである。 (1)どのスイッチも操作されていないが、まだ所定距
離の搬送が行われてはいない場合、(2)パススイッチ
5がオン操作された場合、(3)マーキングスイッチ3
がオン操作された場合、(4)マーキングスイッチ4が
オン操作された場合、(5)マーキングスイッチ3及び
4が共にオン操作された場合、及び、(6)どのスイッ
チ(3,4,5)も操作されないまま、所定距離の搬送
が行われてしまった場合である。ここで、所定距離と
は、X線検査装置2から検出信号が発せられた時点の破
砕処理不適物の位置から着色液噴射器13又は14の直
下部近傍の一定位置に至るまでの距離をいう。制御装置
1はステップ104において、上記のような操作者の操
作を待って処理を進める。なお、ステップ104におけ
るマーキングスイッチのオン状況の判断は、(5)の場
合に2つのスイッチが前後して(同時ではなく)オン操
作される場合があるため、1つのマーキングスイッチの
オンを検出した場合、直ちにステップ105へ移行する
のではなく、同ステップの判断に一定の時間をかけ、他
のマーキングスイッチがオンであるか否かを確認する。
以下、上記の場合分けに対応して説明する。
おりである。 (1)どのスイッチも操作されていないが、まだ所定距
離の搬送が行われてはいない場合、(2)パススイッチ
5がオン操作された場合、(3)マーキングスイッチ3
がオン操作された場合、(4)マーキングスイッチ4が
オン操作された場合、(5)マーキングスイッチ3及び
4が共にオン操作された場合、及び、(6)どのスイッ
チ(3,4,5)も操作されないまま、所定距離の搬送
が行われてしまった場合である。ここで、所定距離と
は、X線検査装置2から検出信号が発せられた時点の破
砕処理不適物の位置から着色液噴射器13又は14の直
下部近傍の一定位置に至るまでの距離をいう。制御装置
1はステップ104において、上記のような操作者の操
作を待って処理を進める。なお、ステップ104におけ
るマーキングスイッチのオン状況の判断は、(5)の場
合に2つのスイッチが前後して(同時ではなく)オン操
作される場合があるため、1つのマーキングスイッチの
オンを検出した場合、直ちにステップ105へ移行する
のではなく、同ステップの判断に一定の時間をかけ、他
のマーキングスイッチがオンであるか否かを確認する。
以下、上記の場合分けに対応して説明する。
【0018】まず、(1)の場合は、マーキングスイッ
チ3、4及びパススイッチ5のいずれも操作されていな
いので、ステップ104のN→ステップ110のN→ス
テップ111のN→ステップ104を繰り返し、状態の
変化を待つ。また、(2)の場合は、図4のステップ1
04のNからステップ110へ進み、ここからステップ
102に戻り、再びX線検査装置2による破砕処理不適
物の検出が行われる。すなわち、この場合は操作者の判
断により、マーキングを行なわず、対象物をそのまま次
の処理工程へ送る。
チ3、4及びパススイッチ5のいずれも操作されていな
いので、ステップ104のN→ステップ110のN→ス
テップ111のN→ステップ104を繰り返し、状態の
変化を待つ。また、(2)の場合は、図4のステップ1
04のNからステップ110へ進み、ここからステップ
102に戻り、再びX線検査装置2による破砕処理不適
物の検出が行われる。すなわち、この場合は操作者の判
断により、マーキングを行なわず、対象物をそのまま次
の処理工程へ送る。
【0019】一方、(3)、(4)及び(5)の場合
は、ステップ104においてYとなり、対象物を所定距
離搬送したかどうか、すなわちロータリーエンコーダ6
からの所定数のパルスをカウントしたどうかの判断がな
される(ステップ105)。ここで所定距離の搬送がさ
れていなければ待機し(ステップ105のN)、所定距
離の搬送がなされるとマーキングが開始される(ステッ
プ106)。マーキングは(3)、(4)及び(5)の
それぞれの場合に応じて電磁弁9及び10の少なくとも
一方を励磁することにより行う。具体的には、(3)の
場合は、電磁弁(左)9のみを励磁し、着色液噴射器1
3から着色液を噴出させる。これにより、図3に示すよ
うに、着色液噴射器13の直下近傍に到達していた破砕
処理不適物12(ガスボンベ)に直接、又はその上を覆
っているごみに着色液が吹き付けられる。同様に(4)
の場合は、電磁弁(右)10のみを励磁し、着色液噴射
器14から着色液を噴出させることにより、ごみにマー
キングを行う。また(5)の場合は、電磁弁(左)9及
び電磁弁(右)10の双方を励磁し、着色液噴射器13
及び14から着色液を噴出させることにより、片側のみ
の吹付けとは異なる吹付け態様を施し、破砕処理不適物
が中央に存在していることを表す。
は、ステップ104においてYとなり、対象物を所定距
離搬送したかどうか、すなわちロータリーエンコーダ6
からの所定数のパルスをカウントしたどうかの判断がな
される(ステップ105)。ここで所定距離の搬送がさ
れていなければ待機し(ステップ105のN)、所定距
離の搬送がなされるとマーキングが開始される(ステッ
プ106)。マーキングは(3)、(4)及び(5)の
それぞれの場合に応じて電磁弁9及び10の少なくとも
一方を励磁することにより行う。具体的には、(3)の
場合は、電磁弁(左)9のみを励磁し、着色液噴射器1
3から着色液を噴出させる。これにより、図3に示すよ
うに、着色液噴射器13の直下近傍に到達していた破砕
処理不適物12(ガスボンベ)に直接、又はその上を覆
っているごみに着色液が吹き付けられる。同様に(4)
の場合は、電磁弁(右)10のみを励磁し、着色液噴射
器14から着色液を噴出させることにより、ごみにマー
キングを行う。また(5)の場合は、電磁弁(左)9及
び電磁弁(右)10の双方を励磁し、着色液噴射器13
及び14から着色液を噴出させることにより、片側のみ
の吹付けとは異なる吹付け態様を施し、破砕処理不適物
が中央に存在していることを表す。
【0020】上記の着色液噴射を、所定時間(例えば5
秒)連続して行い(ステップ107)、その後マーキン
グを停止する(ステップ108)。次に、コンベア7が
停止中であるか否かを判断する(ステップ109)。先
の操作が(3)、(4)及び(5)の場合は、コンベア
7は運転中であるので、ステップ102に戻り、再びX
線検査装置2による破砕処理不適物の検出が行われる。
秒)連続して行い(ステップ107)、その後マーキン
グを停止する(ステップ108)。次に、コンベア7が
停止中であるか否かを判断する(ステップ109)。先
の操作が(3)、(4)及び(5)の場合は、コンベア
7は運転中であるので、ステップ102に戻り、再びX
線検査装置2による破砕処理不適物の検出が行われる。
【0021】また、(6)の場合は、ステップ104の
Nからステップ110のN、さらにステップ111のY
を経て、コンベア7を停止させる(ステップ112)。
従って、対象物は着色液噴射器13又は14の直下近傍
にて停止する。そして、この状態からマーキングスイッ
チ3、4又はパススイッチ5がオン操作されるのを待つ
(ステップ113のNからステップ114のN)。ここ
での操作は、次の場合があり得る。すなわち、(7)マ
ーキングスイッチ3がオン操作された場合、(8)マー
キングスイッチ4がオン操作された場合、(9)マーキ
ングスイッチ3及び4が共にオン操作された場合、及び
(10)パススイッチ5がオン操作された場合である。
Nからステップ110のN、さらにステップ111のY
を経て、コンベア7を停止させる(ステップ112)。
従って、対象物は着色液噴射器13又は14の直下近傍
にて停止する。そして、この状態からマーキングスイッ
チ3、4又はパススイッチ5がオン操作されるのを待つ
(ステップ113のNからステップ114のN)。ここ
での操作は、次の場合があり得る。すなわち、(7)マ
ーキングスイッチ3がオン操作された場合、(8)マー
キングスイッチ4がオン操作された場合、(9)マーキ
ングスイッチ3及び4が共にオン操作された場合、及び
(10)パススイッチ5がオン操作された場合である。
【0022】(7)、(8)及び(9)の場合は、ステ
ップ113のYからステップ106に進み、マーキング
を開始する。なお、ステップ113におけるマーキング
スイッチのオン状況の判断は、(9)の場合に2つのス
イッチが前後して(同時ではなく)オン操作される場合
があるため、1つのマーキングスイッチのオンを検出し
た場合、その瞬間にステップ106へ移行するのではな
く、一定の時間内で同ステップの判断を繰り返し、他の
マーキングスイッチがオンであるか否かを確認する。ス
テップ106〜108の動作については既述のとおりで
あり、マーキングは(7)、(8)及び(9)のそれぞ
れの場合に応じて電磁弁9及び10の少なくとも一方を
励磁することにより行う。こうして、マーキング指令を
出し遅れた(又は出し忘れた)場合には一旦コンベア7
を停止して対象物を着色液噴射器13又は14の下方に
停止させる。そして、停止中にマーキング指令を出して
確実にマーキングを行う。ステップ109においては、
コンベア7が停止中であるため、コンベア7を再始動し
(ステップ109のYからステップ115)、その後ス
テップ102に戻り、再びX線検査装置2による破砕処
理不適物の検出が行われる。
ップ113のYからステップ106に進み、マーキング
を開始する。なお、ステップ113におけるマーキング
スイッチのオン状況の判断は、(9)の場合に2つのス
イッチが前後して(同時ではなく)オン操作される場合
があるため、1つのマーキングスイッチのオンを検出し
た場合、その瞬間にステップ106へ移行するのではな
く、一定の時間内で同ステップの判断を繰り返し、他の
マーキングスイッチがオンであるか否かを確認する。ス
テップ106〜108の動作については既述のとおりで
あり、マーキングは(7)、(8)及び(9)のそれぞ
れの場合に応じて電磁弁9及び10の少なくとも一方を
励磁することにより行う。こうして、マーキング指令を
出し遅れた(又は出し忘れた)場合には一旦コンベア7
を停止して対象物を着色液噴射器13又は14の下方に
停止させる。そして、停止中にマーキング指令を出して
確実にマーキングを行う。ステップ109においては、
コンベア7が停止中であるため、コンベア7を再始動し
(ステップ109のYからステップ115)、その後ス
テップ102に戻り、再びX線検査装置2による破砕処
理不適物の検出が行われる。
【0023】一方、(10)の場合は、ステップ113
のNからステップ114のYを経て、コンベア7を再始
動する(ステップ115)。その後ステップ102に戻
り、再びX線検査装置2による破砕処理不適物の検出が
行われる。すなわち、この場合は、結局はマーキングを
行う必要がないと操作者が判断した場合であり、対象物
のごみはマーキングされず、次の工程に送られる。
のNからステップ114のYを経て、コンベア7を再始
動する(ステップ115)。その後ステップ102に戻
り、再びX線検査装置2による破砕処理不適物の検出が
行われる。すなわち、この場合は、結局はマーキングを
行う必要がないと操作者が判断した場合であり、対象物
のごみはマーキングされず、次の工程に送られる。
【0024】《実施形態2》図5、6及び7は、本発明
の第2の実施形態による処理不適物マーキング装置に関
する図面であり、図5はブロック回路図、図6は図5の
マーキング制御装置20の内部構成を中心に示すブロッ
ク回路図、図7は制御装置1(図5)において実行され
る制御のフローチャートである。本実施形態と第1の実
施形態との違いは、マーキング制御装置20を制御装置
1とは別に設け、マーキング指令の取り込みと電磁弁9
及び10の駆動に関してはマーキング制御装置20がこ
れを行い、制御装置1はマーキング制御装置20に対し
てマーキング許可指令を与えることにより間接的な制御
を行うように構成したことにある。
の第2の実施形態による処理不適物マーキング装置に関
する図面であり、図5はブロック回路図、図6は図5の
マーキング制御装置20の内部構成を中心に示すブロッ
ク回路図、図7は制御装置1(図5)において実行され
る制御のフローチャートである。本実施形態と第1の実
施形態との違いは、マーキング制御装置20を制御装置
1とは別に設け、マーキング指令の取り込みと電磁弁9
及び10の駆動に関してはマーキング制御装置20がこ
れを行い、制御装置1はマーキング制御装置20に対し
てマーキング許可指令を与えることにより間接的な制御
を行うように構成したことにある。
【0025】図5において、X線検査装置2、パススイ
ッチ5、ロータリーエンコーダ6、コンベア7及びX線
照射装置8については第1の実施形態と同様であるの
で、説明を省略する。制御装置1の出力側にはマーキン
グ制御装置20が接続され、このマーキング制御装置2
0の入力側にはマーキングスイッチ(左)3及びマーキ
ングスイッチ(右)4が接続されている。また、マーキ
ング制御装置20の出力側には電磁弁(左)9及び電磁
弁(右)10が接続されている。さらに、マーキング制
御装置20の所定の出力が制御装置1に入力されてい
る。
ッチ5、ロータリーエンコーダ6、コンベア7及びX線
照射装置8については第1の実施形態と同様であるの
で、説明を省略する。制御装置1の出力側にはマーキン
グ制御装置20が接続され、このマーキング制御装置2
0の入力側にはマーキングスイッチ(左)3及びマーキ
ングスイッチ(右)4が接続されている。また、マーキ
ング制御装置20の出力側には電磁弁(左)9及び電磁
弁(右)10が接続されている。さらに、マーキング制
御装置20の所定の出力が制御装置1に入力されてい
る。
【0026】次に、マーキング制御装置20の内部構成
を中心に説明する。図6において、マーキング制御装置
20は、マーキングスイッチ3及び電磁弁9に対応して
ラッチ回路201、アンド回路202及びタイマ回路2
03を備えており、マーキングスイッチ3の出力がラッ
チ回路201に入力される。ラッチ回路201の出力は
アンド回路202に入力され、また、制御装置1からの
所定の出力Sm(マーキング許可指令)もアンド回路2
02に入力されている。アンド回路202の出力は電磁
弁9に与えられるとともに、タイマ回路203にも与え
られる。タイマ回路203の限時出力はラッチ解除信号
としてラッチ回路201に与えられる。ラッチ回路20
1の出力はマーキングスイッチ3のオン(オン履歴)・
オフを表す信号として制御装置1に与えられる。
を中心に説明する。図6において、マーキング制御装置
20は、マーキングスイッチ3及び電磁弁9に対応して
ラッチ回路201、アンド回路202及びタイマ回路2
03を備えており、マーキングスイッチ3の出力がラッ
チ回路201に入力される。ラッチ回路201の出力は
アンド回路202に入力され、また、制御装置1からの
所定の出力Sm(マーキング許可指令)もアンド回路2
02に入力されている。アンド回路202の出力は電磁
弁9に与えられるとともに、タイマ回路203にも与え
られる。タイマ回路203の限時出力はラッチ解除信号
としてラッチ回路201に与えられる。ラッチ回路20
1の出力はマーキングスイッチ3のオン(オン履歴)・
オフを表す信号として制御装置1に与えられる。
【0027】同様に、マーキングスイッチ4及び電磁弁
10に対応してラッチ回路204、アンド回路205及
びタイマ回路206が備えられ、マーキングスイッチ4
の出力がラッチ回路204に入力される。ラッチ回路2
04の出力はアンド回路205に入力され、また、制御
装置1からのマーキング許可指令Smもアンド回路20
5に入力されている。アンド回路205の出力は電磁弁
10に与えられるとともに、タイマ回路206にも与え
られる。タイマ回路206の限時出力はラッチ解除信号
としてラッチ回路204に与えられる。ラッチ回路20
4の出力はマーキングスイッチ4のオン(オン履歴)・
オフを表す信号として制御装置1に与えられる。
10に対応してラッチ回路204、アンド回路205及
びタイマ回路206が備えられ、マーキングスイッチ4
の出力がラッチ回路204に入力される。ラッチ回路2
04の出力はアンド回路205に入力され、また、制御
装置1からのマーキング許可指令Smもアンド回路20
5に入力されている。アンド回路205の出力は電磁弁
10に与えられるとともに、タイマ回路206にも与え
られる。タイマ回路206の限時出力はラッチ解除信号
としてラッチ回路204に与えられる。ラッチ回路20
4の出力はマーキングスイッチ4のオン(オン履歴)・
オフを表す信号として制御装置1に与えられる。
【0028】次に、上記のように構成されたマーキング
制御装置20の動作について説明する。マーキングスイ
ッチ3がオン操作されると、そのオン信号はラッチ回路
201によってラッチされる。ラッチされたオン信号
(Hレベル)は制御装置1に与えられるとともに、アン
ド回路202に入力される。このとき、制御装置1から
マーキング許可指令Sm(Hレベル信号とする。出力の
タイミングは後述する。)が出力されていなければアン
ド回路202の他方の入力がLレベルであり、従ってア
ンド回路202の出力はLレベルである。この結果、電
磁弁9は励磁されない。この状態において、制御装置1
からマーキング許可指令Smが出力されたとき、アンド
回路202の2つの入力が共にHレベルとなって、アン
ド回路202の出力はHレベルに転じる。この結果、電
磁弁9が励磁され、電磁弁9に対応した着色液噴射器1
3が着色液を噴射する。電磁弁9の励磁開始とともにタ
イマ回路203が始動し、所定時間(例えば5秒)経過
後、ラッチ回路201のラッチを解除する。これによっ
てラッチ回路201の出力がLレベルとなるので、アン
ド回路202の出力もLレベルとなり、電磁弁9が非励
磁になり着色液噴射は終了する。また、ラッチ回路20
1のLレベル出力信号は制御装置1にも与えられる。こ
れにより制御装置1からアンド回路202に与えられて
いたマーキング許可指令Smも解除される。
制御装置20の動作について説明する。マーキングスイ
ッチ3がオン操作されると、そのオン信号はラッチ回路
201によってラッチされる。ラッチされたオン信号
(Hレベル)は制御装置1に与えられるとともに、アン
ド回路202に入力される。このとき、制御装置1から
マーキング許可指令Sm(Hレベル信号とする。出力の
タイミングは後述する。)が出力されていなければアン
ド回路202の他方の入力がLレベルであり、従ってア
ンド回路202の出力はLレベルである。この結果、電
磁弁9は励磁されない。この状態において、制御装置1
からマーキング許可指令Smが出力されたとき、アンド
回路202の2つの入力が共にHレベルとなって、アン
ド回路202の出力はHレベルに転じる。この結果、電
磁弁9が励磁され、電磁弁9に対応した着色液噴射器1
3が着色液を噴射する。電磁弁9の励磁開始とともにタ
イマ回路203が始動し、所定時間(例えば5秒)経過
後、ラッチ回路201のラッチを解除する。これによっ
てラッチ回路201の出力がLレベルとなるので、アン
ド回路202の出力もLレベルとなり、電磁弁9が非励
磁になり着色液噴射は終了する。また、ラッチ回路20
1のLレベル出力信号は制御装置1にも与えられる。こ
れにより制御装置1からアンド回路202に与えられて
いたマーキング許可指令Smも解除される。
【0029】マーキングスイッチ4がオン操作された場
合も同様にラッチ回路204、アンド回路205及びタ
イマ回路206が動作して、電磁弁10が制御される。
マーキングスイッチ3及び4が共にオン操作された場合
は、それぞれの対応回路が独立して動作して、電磁弁9
及び10が制御される。マーキング許可指令Smがまだ
出力されていない時点でマーキングスイッチ3及び4が
共にオン操作された場合は、それぞれのオンのときにオ
ン信号のラッチがなされ、その後、マーキング許可指令
Smが出力された時点で両電磁弁9及び10が一斉に励
磁される。一方、マーキング許可指令Smが出力された
後にマーキングスイッチ3及び4が共にオン操作された
場合において、両スイッチ3及び4のオンのタイミング
がずれている場合は、それぞれのオンのときにオン信号
のラッチがなされるとともに、対応する電磁弁9又は1
0が異なるタイミングで励磁開始される。励磁開始と同
時にそれぞれのタイマ回路203及び206が始動し、
設定された所定時間が経過すればそれぞれにおいて異な
るタイミングで着色液噴射を終了する。
合も同様にラッチ回路204、アンド回路205及びタ
イマ回路206が動作して、電磁弁10が制御される。
マーキングスイッチ3及び4が共にオン操作された場合
は、それぞれの対応回路が独立して動作して、電磁弁9
及び10が制御される。マーキング許可指令Smがまだ
出力されていない時点でマーキングスイッチ3及び4が
共にオン操作された場合は、それぞれのオンのときにオ
ン信号のラッチがなされ、その後、マーキング許可指令
Smが出力された時点で両電磁弁9及び10が一斉に励
磁される。一方、マーキング許可指令Smが出力された
後にマーキングスイッチ3及び4が共にオン操作された
場合において、両スイッチ3及び4のオンのタイミング
がずれている場合は、それぞれのオンのときにオン信号
のラッチがなされるとともに、対応する電磁弁9又は1
0が異なるタイミングで励磁開始される。励磁開始と同
時にそれぞれのタイマ回路203及び206が始動し、
設定された所定時間が経過すればそれぞれにおいて異な
るタイミングで着色液噴射を終了する。
【0030】次に、上述の第2の実施形態による処理不
適物マーキング装置の全体的な動作について、図7のフ
ローチャートを参照しながら説明する。図7のフローチ
ャートが、図4に示す第1の実施形態のフローチャート
と異なるのは、図4のステップ107及び108の代わ
りに図7のステップ116が設けられていることにあ
る。その他のステップにおける動作は第1の実施形態と
同様であるので説明を省略する。ただし、図7のステッ
プ104及び113におけるマーキングスイッチのオン
状態の検出判断は、マーキングスイッチ3及び4の生
(なま)信号ではなく、図6におけるラッチ回路201
及び204の出力に基づいて行う。また、この検出判断
は少なくとも1つのマーキングスイッチ3又は4がオン
操作されているか否かについて行えば足り、第1の実施
形態のように、両方がオン操作されているか否かを確認
する必要はない。なぜならば、電磁弁9及び10の直接
的な制御はマーキング制御装置20が行うからであり、
制御装置1は、駆動すべき電磁弁を特定して認識する必
要がなく、単にマーキングを行うか否かを決定すればよ
いからである。
適物マーキング装置の全体的な動作について、図7のフ
ローチャートを参照しながら説明する。図7のフローチ
ャートが、図4に示す第1の実施形態のフローチャート
と異なるのは、図4のステップ107及び108の代わ
りに図7のステップ116が設けられていることにあ
る。その他のステップにおける動作は第1の実施形態と
同様であるので説明を省略する。ただし、図7のステッ
プ104及び113におけるマーキングスイッチのオン
状態の検出判断は、マーキングスイッチ3及び4の生
(なま)信号ではなく、図6におけるラッチ回路201
及び204の出力に基づいて行う。また、この検出判断
は少なくとも1つのマーキングスイッチ3又は4がオン
操作されているか否かについて行えば足り、第1の実施
形態のように、両方がオン操作されているか否かを確認
する必要はない。なぜならば、電磁弁9及び10の直接
的な制御はマーキング制御装置20が行うからであり、
制御装置1は、駆動すべき電磁弁を特定して認識する必
要がなく、単にマーキングを行うか否かを決定すればよ
いからである。
【0031】すなわち、第1の実施形態では、マーキン
グの開始から所定時間が経過したかどうかを判断してマ
ーキングを停止させる機能(図4のステップ107及び
108)は制御回路1が司っていたが、本実施形態では
これらの機能をマーキング制御装置20が司っている。
従って、制御装置1はマーキングに関しては、マーキン
グ制御装置20へマーキング許可指令Smを与える(ス
テップ106)ことと、マーキング制御装置20からマ
ーキングが終了したことを知らせる信号を受け取ること
(ステップ116)のみを行う。具体的には、X線検査
装置2により破砕処理不適物が検出された場合(ステッ
プ102のY)に、コンベア7の搬送距離が所定距離に
達する前にマーキングスイッチ3及び4の少なくとも一
方がオン操作された場合は、コンベア7の搬送距離が所
定距離に達した時点において、マーキング制御装置20
に対してマーキング許可指令Smを出力する(ステップ
104〜106)。また、コンベア7の搬送距離が所定
距離に達した時点までにマーキングスイッチ3、4及び
パススイッチ5がいずれもオン操作されなかった場合は
コンベア7を停止し(ステップ104、110、111
及び112)、停止後にマーキングスイッチ3又は4が
オン操作された場合は、その時点において、マーキング
制御装置20に対してマーキング許可指令Smを出力す
る(ステップ113のYからステップ106)。
グの開始から所定時間が経過したかどうかを判断してマ
ーキングを停止させる機能(図4のステップ107及び
108)は制御回路1が司っていたが、本実施形態では
これらの機能をマーキング制御装置20が司っている。
従って、制御装置1はマーキングに関しては、マーキン
グ制御装置20へマーキング許可指令Smを与える(ス
テップ106)ことと、マーキング制御装置20からマ
ーキングが終了したことを知らせる信号を受け取ること
(ステップ116)のみを行う。具体的には、X線検査
装置2により破砕処理不適物が検出された場合(ステッ
プ102のY)に、コンベア7の搬送距離が所定距離に
達する前にマーキングスイッチ3及び4の少なくとも一
方がオン操作された場合は、コンベア7の搬送距離が所
定距離に達した時点において、マーキング制御装置20
に対してマーキング許可指令Smを出力する(ステップ
104〜106)。また、コンベア7の搬送距離が所定
距離に達した時点までにマーキングスイッチ3、4及び
パススイッチ5がいずれもオン操作されなかった場合は
コンベア7を停止し(ステップ104、110、111
及び112)、停止後にマーキングスイッチ3又は4が
オン操作された場合は、その時点において、マーキング
制御装置20に対してマーキング許可指令Smを出力す
る(ステップ113のYからステップ106)。
【0032】マーキング制御装置20においては、制御
装置1からマーキング許可指令Smが与えられると、マ
ーキングスイッチ3がオン操作された場合であれば、ア
ンド回路202の出力がHレベルとなり、電磁弁9が励
磁されて着色液噴射が行われる。電磁弁9の励磁及び着
色液噴射は、タイマ203がラッチ回路201のラッチ
を限時解除することにより終了する。ラッチ回路201
のLレベルの出力は制御装置1にマーキング終了の信号
として与えられる。同様に、マーキングスイッチ4がオ
ン操作された場合であれば、アンド回路205の出力が
Hレベルとなり、電磁弁10が励磁されて着色液噴射が
行われる。電磁弁10の励磁及び着色液噴射は、タイマ
206がラッチ回路204のラッチを限時解除すること
により終了する。ラッチ回路204のLレベルの出力は
制御装置1にマーキング終了の信号として与えられる。
マーキングスイッチ3及び4が共にオン操作された場合
であれば、上記の双方の動作が行われる。制御回路1
は、ラッチ回路201及び204から受ける信号が共に
Lレベルであればマーキングが完了したと判断すること
ができる(ステップ116のY)。
装置1からマーキング許可指令Smが与えられると、マ
ーキングスイッチ3がオン操作された場合であれば、ア
ンド回路202の出力がHレベルとなり、電磁弁9が励
磁されて着色液噴射が行われる。電磁弁9の励磁及び着
色液噴射は、タイマ203がラッチ回路201のラッチ
を限時解除することにより終了する。ラッチ回路201
のLレベルの出力は制御装置1にマーキング終了の信号
として与えられる。同様に、マーキングスイッチ4がオ
ン操作された場合であれば、アンド回路205の出力が
Hレベルとなり、電磁弁10が励磁されて着色液噴射が
行われる。電磁弁10の励磁及び着色液噴射は、タイマ
206がラッチ回路204のラッチを限時解除すること
により終了する。ラッチ回路204のLレベルの出力は
制御装置1にマーキング終了の信号として与えられる。
マーキングスイッチ3及び4が共にオン操作された場合
であれば、上記の双方の動作が行われる。制御回路1
は、ラッチ回路201及び204から受ける信号が共に
Lレベルであればマーキングが完了したと判断すること
ができる(ステップ116のY)。
【0033】このようにして、マーキングに関する直接
的な制御をマーキング制御装置20に行わせることによ
り、制御装置1の制御負担を減らすことができる。ま
た、マーキングスイッチ3及び4が相次いでオン操作さ
れた場合にも、ラッチ回路201及び204により確実
に信号を保持することができるので、後でオン操作され
た方のマーキング指令をも確実に検出して保持すること
ができる。
的な制御をマーキング制御装置20に行わせることによ
り、制御装置1の制御負担を減らすことができる。ま
た、マーキングスイッチ3及び4が相次いでオン操作さ
れた場合にも、ラッチ回路201及び204により確実
に信号を保持することができるので、後でオン操作され
た方のマーキング指令をも確実に検出して保持すること
ができる。
【0034】なお、上記各実施形態においては、CPU
を含む制御装置1を用いた構成を示したが、CPUを用
いずに、ハードウェアのみ(論理回路、リレーシーケン
ス回路等)により同等の動作を行う構成を得ることもで
きる。
を含む制御装置1を用いた構成を示したが、CPUを用
いずに、ハードウェアのみ(論理回路、リレーシーケン
ス回路等)により同等の動作を行う構成を得ることもで
きる。
【0035】また、上記各実施形態においては、処理不
適物における「処理」の具体例を「破砕処理」に限定し
て説明したが、本発明のマーキング装置は他の処理(例
えば圧縮、焼却等)不適物にも適用できることはいうま
でもない。
適物における「処理」の具体例を「破砕処理」に限定し
て説明したが、本発明のマーキング装置は他の処理(例
えば圧縮、焼却等)不適物にも適用できることはいうま
でもない。
【0036】
【発明の効果】以上のように構成された本発明は以下の
効果を奏する。本発明の処理不適物マーキング装置は、
処理不適物検出手段により処理不適物が検出されたとき
からのコンベアの搬送距離を検出する距離検出手段を設
け、処理不適物検出手段により処理不適物が検出された
場合に、コンベアの搬送距離が前記所定距離に達した時
点においてマーキング指令に応じてマーキング手段を駆
動し、当該時点までに何ら操作指令が与えられなかった
場合にはコンベアを停止する制御手段を設けたので、処
理不適物が検出された場合は、マーキング指令が早めに
出されても適正なタイミングで確実にマーキングを行う
ことができるとともに、マーキングを施すことなく処理
不適物の通過を看過することを確実に防止することがで
きる。
効果を奏する。本発明の処理不適物マーキング装置は、
処理不適物検出手段により処理不適物が検出されたとき
からのコンベアの搬送距離を検出する距離検出手段を設
け、処理不適物検出手段により処理不適物が検出された
場合に、コンベアの搬送距離が前記所定距離に達した時
点においてマーキング指令に応じてマーキング手段を駆
動し、当該時点までに何ら操作指令が与えられなかった
場合にはコンベアを停止する制御手段を設けたので、処
理不適物が検出された場合は、マーキング指令が早めに
出されても適正なタイミングで確実にマーキングを行う
ことができるとともに、マーキングを施すことなく処理
不適物の通過を看過することを確実に防止することがで
きる。
【0037】また、前記時点までに操作指令が与えられ
なかった場合において、コンベアの停止後に受けたマー
キング指令に応じてマーキング手段を駆動するように構
成した場合は、マーキング指令が出力されず、コンベア
が停止した場合、その後のマーキング指令によりマーキ
ングが行われる。従って、マーキング指令を出し遅れた
場合や出し忘れた場合にも、確実にマーキングを施すこ
とができる。
なかった場合において、コンベアの停止後に受けたマー
キング指令に応じてマーキング手段を駆動するように構
成した場合は、マーキング指令が出力されず、コンベア
が停止した場合、その後のマーキング指令によりマーキ
ングが行われる。従って、マーキング指令を出し遅れた
場合や出し忘れた場合にも、確実にマーキングを施すこ
とができる。
【0038】また、マーキング指令を出力するためのマ
ーキングスイッチと、マーキング中止指令を出力するた
めのパススイッチとを設け、制御手段がマーキング中止
指令を受けた場合は、マーキングを行わず、コンベアを
駆動するように構成した場合は、パススイッチからマー
キング中止指令を出すことにより、処理不適物と誤認検
出された対象物を処理工程に搬送することができる。
ーキングスイッチと、マーキング中止指令を出力するた
めのパススイッチとを設け、制御手段がマーキング中止
指令を受けた場合は、マーキングを行わず、コンベアを
駆動するように構成した場合は、パススイッチからマー
キング中止指令を出すことにより、処理不適物と誤認検
出された対象物を処理工程に搬送することができる。
【0039】また、処理不適物検出手段により処理不適
物が検出された場合に、コンベアの搬送距離が前記所定
距離に達する前にマーキング指令が与えられた場合は、
前記所定距離に達した時点においてマーキング許可指令
を出力し、当該時点までに何ら操作指令が与えられなか
った場合にはコンベアを停止し、かつ、停止後にマーキ
ング指令が与えられた場合は、その時点においてマーキ
ング許可指令を出力する主制御手段と、マーキング指令
をラッチして保持し、このマーキング指令及びマーキン
グ許可指令に応じてマーキングを行い、ラッチしたマー
キング指令を限時解除するマーキング制御手段とを設け
た場合は、マーキングに関する制御をマーキング制御手
段に行わせることにより、主制御手段の制御負担を減ら
すことができる。例えば、コンベアの搬送方向左側及び
右側にマーキングを行うための複数のマーキング指令が
相次い出された場合にも、マーキング制御手段により確
実に信号を処理することができるので、後で出された方
のマーキング指令をも確実に検出することができる。
物が検出された場合に、コンベアの搬送距離が前記所定
距離に達する前にマーキング指令が与えられた場合は、
前記所定距離に達した時点においてマーキング許可指令
を出力し、当該時点までに何ら操作指令が与えられなか
った場合にはコンベアを停止し、かつ、停止後にマーキ
ング指令が与えられた場合は、その時点においてマーキ
ング許可指令を出力する主制御手段と、マーキング指令
をラッチして保持し、このマーキング指令及びマーキン
グ許可指令に応じてマーキングを行い、ラッチしたマー
キング指令を限時解除するマーキング制御手段とを設け
た場合は、マーキングに関する制御をマーキング制御手
段に行わせることにより、主制御手段の制御負担を減ら
すことができる。例えば、コンベアの搬送方向左側及び
右側にマーキングを行うための複数のマーキング指令が
相次い出された場合にも、マーキング制御手段により確
実に信号を処理することができるので、後で出された方
のマーキング指令をも確実に検出することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態による処理不適物マー
キング装置のブロック回路図である。
キング装置のブロック回路図である。
【図2】本発明の第1及び第2の実施形態による処理不
適物マーキング装置におけるごみ搬送路とその周辺の構
造を示す斜視図である。
適物マーキング装置におけるごみ搬送路とその周辺の構
造を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1及び第2の実施形態による処理不
適物マーキング装置におけるごみ搬送路とその周辺の構
造を示す斜視図であり、図2の状態よりさらに搬送した
状態を示す。
適物マーキング装置におけるごみ搬送路とその周辺の構
造を示す斜視図であり、図2の状態よりさらに搬送した
状態を示す。
【図4】本発明の第1の実施形態による処理不適物マー
キング装置における制御装置のフローチャートである。
キング装置における制御装置のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態による処理不適物マー
キング装置のブロック回路図である。
キング装置のブロック回路図である。
【図6】図5に示したマーキング制御装置の内部構成を
示すブロック回路図である。
示すブロック回路図である。
【図7】本発明の第2の実施形態による処理不適物マー
キング装置における制御装置のフローチャートである。
キング装置における制御装置のフローチャートである。
【図8】コンベアの断面図である。
【図9】コンベアの一端部の斜視図である。
1 制御装置
2 X線検査装置
2a X線検出器
2b X線検査装置本体
3,4 マーキングスイッチ
5 パススイッチ
6 ロータリーエンコーダ
7 コンベア
8 X線照射装置
9,10 電磁弁
11 フレーム
11a 開口部
12 ガスボンベ(破砕処理不適物)
13,14 着色液噴射器
15 監視盤
16,17 モニタ
20 マーキング制御装置
フロントページの続き
(72)発明者 大久保 勇三
滋賀県大津市月輪1丁目8番1号 島津
メクテム株式会社内
(72)発明者 三好 俊明
滋賀県大津市月輪1丁目8番1号 島津
メクテム株式会社内
(56)参考文献 特開 平8−81038(JP,A)
実開 昭49−133378(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65G 43/00 - 43/10
Claims (4)
- 【請求項1】ごみを搬送するコンベアと、 搬送されるごみ中の処理不適物を検出する処理不適物検
出手段と、 前記処理不適物検出手段が処理不適物を検出する位置か
ら搬送方向に所定距離隔てた位置において、ごみにマー
キングを行うマーキング手段と、 前記処理不適物検出手段により処理不適物が検出された
ときからの前記コンベアの搬送距離を検出する距離検出
手段と、 前記マーキング手段を駆動するためのマーキング指令を
含む操作指令を出力する指令手段と、 前記処理不適物検出手段により処理不適物が検出された
場合に、前記コンベアの搬送距離が前記所定距離に達し
た時点において前記マーキング指令に応じて前記マーキ
ング手段を駆動し、当該時点までに前記操作指令が与え
られなかった場合には前記コンベアを停止させる制御手
段とを備えたことを特徴とする処理不適物マーキング装
置。 - 【請求項2】前記制御手段は、前記時点までに前記操作
指令が与えられなかった場合、前記コンベアの停止後に
受けたマーキング指令に応じて前記マーキング手段を駆
動することを特徴とする請求項1記載の処理不適物マー
キング装置。 - 【請求項3】前記指令手段はマーキング指令を出力する
ためのマーキングスイッチと、マーキング中止指令を出
力するためのパススイッチとを有し、前記制御手段はマ
ーキング中止指令を受けた場合には、前記マーキング手
段の駆動を中止して前記コンベアを駆動保持することを
特徴とする請求項1記載の処理不適物マーキング装置。 - 【請求項4】前記制御手段は、 前記処理不適物検出手段により処理不適物が検出された
場合に、前記コンベアの搬送距離が前記所定距離に達す
る前に前記マーキング指令が与えられた場合は、前記所
定距離に達した時点においてマーキング許可指令を出力
し、当該時点までに前記操作指令が与えられなかった場
合には前記コンベアを停止し、かつ、停止後に前記マー
キング指令が与えられた場合は、その時点においてマー
キング許可指令を出力する主制御手段と、 前記マーキング指令をラッチして保持し、このマーキン
グ指令及び前記マーキング許可指令に応じて前記マーキ
ング手段を駆動し、ラッチしたマーキング指令を限時解
除するマーキング制御手段とによって構成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の処理不適物マーキング装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32604396A JP3369420B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 処理不適物マーキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32604396A JP3369420B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 処理不適物マーキング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10147417A JPH10147417A (ja) | 1998-06-02 |
JP3369420B2 true JP3369420B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=18183475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32604396A Expired - Fee Related JP3369420B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 処理不適物マーキング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3369420B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004017172A1 (de) | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Jan Bernd Lugtenburg | Verfahren und Vorrichtung zur Vermessung eines Messobjekts |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP32604396A patent/JP3369420B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10147417A (ja) | 1998-06-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021008 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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