JP3889826B2 - 紙幣鑑別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、紙幣鑑別装置、特に紙幣鑑別装置に搬送される紙幣に接続された紐、テープ等の引抜手段による紙幣の不正抜取りを防止できる紙幣鑑別装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開平7−175957号公報は、紙幣の投入を検知して搬送通路を開放し、予め決められた位置まで紙幣を受入れたことを検知して搬送通路を閉鎖する紙幣引抜防止シャッターを備え、紐、テープ等の引抜手段が接続された紙幣の受入れを防止する紙幣識別装置を開示する。図10〜図12に示すように、この紙幣識別装置は、搬送通路全幅にわたりかつ千鳥足状に2列に配置された爪1aを有する紙幣引抜防止シャッター1と、紙幣引抜防止シャッター1が連結されかつ紙幣引抜防止シャッター1aを上下に作動するソレノイド2と、紙幣引抜防止シャッター1の待機位置を検出しかつ待機時間を測定して紙幣の長手方向の長短を検出する検知センサ3と、紙幣引抜防止シャッター1を下方に付勢する復帰ばね4とを備えている。図示しない入口センサーが投入口6に投入された紙幣を検出すると、ソレノイド2が作動され復帰ばね4の弾力に抗して紙幣引抜防止シャッター1が上昇し、搬送通路を開放する。所定の位置まで紙幣が搬送されると、ソレノイド2がオフされ、紙幣引抜防止シャッター1は、復帰ばね4の弾力により下降する。紙幣の後端が紙幣引抜防止シャッター1の爪1aの下を通過して紙幣引抜防止シャッター1が搬送通路を閉鎖する待機位置に復帰すると、検知センサ3は、紙幣無しを検知する。爪1aの下に紙幣がある場合は、紙幣引抜防止シャッター1が待機位置に復帰せず、検知センサ3は、紙幣有りを検知する。紙幣に引抜手段が接続されている場合も検知センサ3は、紙幣有りを検知すると同時に、紙幣の長さ不良と判断して紙幣を返却する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の紙幣識別装置では、ソレノイド2のプランジャーに直結される紙幣引抜防止シャッター1の下方への作用力は、紙幣引抜防止シャッター1の自重と復帰ばね4の付勢力によるため、工具等で紙幣引抜防止シャッター1を強制的に開ける不正行為を防止できない。また、搬送通路に沿って紙幣を搬送するプーリ及び搬送ベルトに隣接して紙幣引抜防止シャッター1を配置するので、紙幣引抜防止シャッター1にトラブルが発生すると、紙幣識別装置全体を取り外して対処する必要があり、保守作業に手間がかかる欠点があった。
【0004】
そこで、この発明は、通常挿入口を閉鎖し、紙幣の挿入時のみ挿入口を開放するシャッタユニットの閉鎖部材の閉鎖位置から開放位置への不正移動を阻止する紙幣鑑別装置を提供することを目的とする。また、この発明は、シャッタユニットを着脱自在に紙幣鑑別装置に装着できる紙幣鑑別装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明による紙幣鑑別装置は、鑑別ユニット(20)と、鑑別ユニット(20)の前部に取り付けられたシャッタユニット(17)とを備えている。シャッタユニット(17)は、一方の端部に形成される挿入口(72)と他方の端部に形成される出口(75)とを連絡する貫通口(74)と、貫通口(74)を閉鎖する閉鎖位置と貫通口(74)から離間しかつ紙幣が貫通口(74)を通って鑑別ユニット(20)のスロットへの通過を許容する開放位置との間で垂直に移動可能な閉鎖部材(18)と、間隙をもって閉鎖部材(18)に作動連結されてロック位置と回避位置との間で移動可能に支持されかつフック部(52a)を備えたロック部材(52)と、ロック位置と回避位置との間でロック部材(52)を支持軸(61)の周りに回転させると共に、閉鎖位置から開放位置に閉鎖部材(18)を移動するアクチュエータ(50)とを備えている。ロック部材(52)がロック位置にあるとき、ロック部材(52)のフック部(52a)は、ロック部材(52)を回転する支持軸(61)及び閉鎖部材(18)の当接部(56)に垂直に整列して配置されるデッドポイントとなり、閉鎖位置から開放位置に向かって閉鎖部材(18)を移動すると、閉鎖部材(18)の当接部(56)がロック部材(52)のフック部(52a)に当接して、閉鎖部材(18)の開放位置への移動が阻止される。アクチュエータ(50)の作動により、ロック位置から回避位置にロック部材(52)を移動して、ロック部材(52)のフック部(52a)と閉鎖部材(18)の当接部(56)との当接を解除した後に、閉鎖位置から開放位置に閉鎖部材(18)を移動する。
【0006】
ロック部材(52)がロック位置にあると、ロック部材(52)のフック部(52a)は、ロック部材(52)を回転する支持軸(61)及び閉鎖部材(18)の当接部(56)に垂直に整列して配置されるデッドポイントとなり、ロック位置からロック部材(52)を回転せずに、閉鎖部材(18)を強制的に開放位置に向かって押圧すると、当接部(56)は、支持軸(61)に対してロック部材(52)を押圧するので、閉鎖部材(18)を閉鎖位置から開放位置に移動できず、閉鎖部材(18)の開放位置への移動が阻止される。アクチュエータ(50)を作動して、ロック部材(52)をロック位置から回避位置に回転すると、ロック部材(52)のフック部(52a)と閉鎖部材(18)の当接部(56)との係合が解除され、このとき、ロック部材(52)は、間隙をもって閉鎖部材(18)に作動連結されるため、閉鎖部材(18)は、停止状態に保持される。ロック部材(52)と閉鎖部材(18)との係合が完全に解除された後、更にアクチュエータ(50)を作動すると、アクチュエータ(50)は、紙幣の搬送通路(12)を閉鎖する閉鎖位置から搬送通路(12)から離間した開放位置に閉鎖部材(18)を移動できる。アクチュエータ(50)の作動を停止すると、アクチュエータ(50)内に設けられたスプリングによりロック部材(52)は、回避位置からロック位置に戻される。また、閉鎖部材(18)は、スプリング(92)の弾力により開放位置から閉鎖位置に戻される。
【0007】
この発明の実施の形態では、閉鎖部材(18)に形成されたスリット(18d)内に間隙をもってロック部材(52)のアーム部(52b)が嵌合される。アクチュエータ(50)は、ロック部材(52)に作動連結されたプランジャ(50a)を備えたソレノイド(50)を有する。支軸(53)に回動可能に取り付けられかつソレノイド(50)の作動により非作動位置と作動位置との間で回動する駆動部材(51)が設けられ、駆動部材(51)は、間隙をもって閉鎖部材(18)の当接部(56)に接触する。アクチュエータ(50)により駆動部材(51)を非作動位置から作動位置に回転させることにより、駆動部材(51)は、ロック位置から回避位置にロック部材(52)を回転した後に、駆動部材(51)が閉鎖部材(18)の当接部(56)に接触して、閉鎖部材(18)を閉鎖位置から開放位置に移動することができる。閉鎖部材(18)及び駆動部材(51)の一方に当接部(56)としてのピン(56)を設け、閉鎖部材(18)及び駆動部材(51)の他方に開口部(57)を設けて、開口部(57)内に間隙をもってピン(56)を嵌合するので、ピン(56)は、開口部(57)内に遊嵌される。例えば、駆動部材(51)に形成された開口部(57)内に間隙をもって閉鎖部材(18)の当接部(56)としてピン(56)が配置される。ロック部材(52)を回転可能に支持する支持軸(61)とピン(56)とに対して移動方向に整列するフック部(52a)がロック部材(52)に形成され、ロック部材がロック位置にあるとき、閉鎖部材(18)を移動すると、ピン(56)は、デッドポイントにあるフック部(52a)に接触して、ロック位置から回避位置へのロック部材(52)の移動が阻止され、閉鎖部材(18)の開放位置への移動が阻止される。アクチュエータ(50)は、非作動位置から作動位置に駆動部材(51)を移動させるプランジャ(50a)を備えたソレノイド(50)を有する。
【0008】
本発明の他の実施の形態による紙幣鑑別装置は、鑑別ユニット(20)と、鑑別ユニット(20)の前部に取り付けられたシャッタユニット(17)とを備えている。シャッタユニット(17)は、一方の端部に形成される挿入口(72)と他方の端部に形成される出口(75)とを連絡する貫通口(74)と、貫通口(74)を閉鎖する閉鎖位置と貫通口(74)から離間しかつ紙幣が貫通口(74)を通って鑑別ユニット(20)のスロットへの通過を許容する開放位置との間で垂直に移動可能な閉鎖部材(18)と、ロック位置と回避位置との間で移動可能に閉鎖部材(18)に作動連結されかつフック部(52a)を有するロック部材(52)と、ロック位置と回避位置との間でロック部材(52)を移動するアクチュエータ(50)とを備えている。ロック部材(52)がロック位置にあるとき、ロック部材(52)のフック部(52a)は、ロック部材(52)を支持する支持面(61a)及び閉鎖部材(18)の当接部(56)に垂直に整列して配置されるデッドポイントとなり、開放位置に向かって閉鎖部材(18)を移動すると、閉鎖部材(18)の当接部(56)がロック部材(52)のフック部(52a)に当接して、閉鎖部材(18)の開放位置への移動が阻止される。アクチュエータ(50)の作動により、ロック位置から回避位置にロック部材(52)を移動して、ロック部材(52)のフック部(52a)と閉鎖部材(18)の当接部(56)との当接を解除した後に、アクチュエータ(50)により移動されるロック部材(52)により閉鎖部材(18)を閉鎖位置から開放位置に移動することができる。ロック部材(52)がロック位置にあるとき、ロック部材(52)のフック部(52a)は、ロック部材(52)を支持する支持面(61a)及び閉鎖部材(18)の当接部(56)に垂直に整列して配置されるデッドポイントとなり、ロック位置からロック部材(52)を移動せずに、閉鎖部材(18)を強制的に開放位置に向かって押圧すると、当接部(56)は、支持面(61a)に対してロック部材(52)のフック部(52a)を押圧するので、開放位置に向かって閉鎖部材(18)を移動できず、閉鎖部材(18)の開放位置への移動が阻止される。アクチュエータ(50)を作動すると、ロック位置から回避位置にロック部材(52)が移動されるので、ロック部材(52)のフック部(52a)と閉鎖部材(18)の当接部(56)との係合が解除され、このとき、閉鎖部材(18)は停止状態に保持される。ロック部材(52)と閉鎖部材(18)との係合が完全に解除された後、更にアクチュエータ(50)が作動されると、アクチュエータ(50)の作動によりロック部材(52)が移動され、これにより、紙幣の搬送通路(12)を閉鎖する閉鎖位置から搬送通路(12)から離間した開放位置に閉鎖部材(18)を移動することができる。
【0009】
この発明の実施の形態では、水平面(18g)と、水平面(18g)に連続しかつ傾斜して延伸する傾斜面(18f)とを有するガイドカム(18e)を閉鎖部材(18)に設け、アクチュエータ(50)にロック部材(52)が接続される。アクチュエータ(50)が作動されずに、閉鎖部材(18)がロック部材(52)のフック部(52a)に当接して閉鎖位置から開放位置に閉鎖部材(18)を移動することができず、アクチュエータ(50)を作動すると、ロック部材(52)は、ガイドカム(18e)の水平面(18g)を通過し、傾斜面(18f)に当接した後、閉鎖位置から開放位置に閉鎖部材(18)を移動させる。
【0010】
この発明の実施の形態では、シャッタユニット(17)は、アクチュエータ(50)及びロック部材(52)を覆うシャッタフレーム(70)を備えている。鑑別ユニット(20)は、ケース(11)と、ケース(11)内に設けられかつ両端に設けられた入口(13)と出口(14)とを有する搬送通路(12)と、紙幣を入口(13)から搬送通路(12)を通って出口(14)に搬送する搬送装置(15)と、搬送通路(12)に隣接して配置されかつ紙幣の光学的、磁気的特性を検出する紙幣センサ(16)とを有する。シャッタユニット(17)は、ケース(11)に着脱可能に取り付けられる。シャッタユニット(17)は、シャッタフレーム(70)を鑑別ユニット(20)のケース(11)に取り外し可能に取り付けるボルト(71)と、シャッタユニット(17)の挿入口(72)に隣接して設けられかつ紙幣が挿入口(72)に挿入されたときに検出信号を発生する挿入口センサ(73)とを備える。鑑別ユニット(20)は、入口(13)に隣接して設けられかつ紙幣が入口(13)に挿入されたときに検出信号を発生する入口センサ(40)と、アクチュエータ(50)、挿入口センサ(73)及び入口センサ(40)に電気的に接続された鑑別制御回路(80)とを備えている。鑑別制御回路(80)は、挿入口センサ(73)の検出信号を受信したときにアクチュエータ(50)を作動してロック部材(52)をロック位置から回避位置に移動すると共に、閉鎖部材(18)を閉鎖位置から開放位置に移動し、鑑別制御回路(80)は、入口センサ(40)の検出信号を受信したときにアクチュエータ(50)の作動を停止して、閉鎖部材(18)を開放位置から閉鎖位置に移動すると共に、ロック部材(52)を回避位置からロック位置に移動する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明による紙幣鑑別装置の実施の形態を図1〜図9について説明する。
【0012】
この発明による紙幣鑑別装置10は、ケース11と、ケース11内に形成されかつ紙幣が通過する搬送通路12と、搬送通路12の一端に設けられた入口13から挿入された紙幣を搬送通路12に沿って搬送通路12の他端に設けられた出口14に搬送する搬送装置15と、搬送通路12に隣接して配置された鑑別センサ16と、搬送通路12の入口13に隣接して搬送通路12に進退自在に設けられ閉鎖部材18を有するシャッタユニット17とを備えている。鑑別センサ16は、鑑別ユニット20に設けられ、光学センサ41と、磁気ヘッド等の磁気センサ42とを有する。また、鑑別ユニット20の入口13には、紙幣の挿入を検出する入口センサ40が設けられ、紙幣の挿入が検出される。搬送通路12の出口には、紙幣の排出を検出する出口センサ45が設けられる。
【0013】
搬送装置15は、一対のプーリ21、22と、プーリ21、22に捲回されたベルト23とを有する。プーリ22は、回転数を計数するロータリエンコーダ38aに接続された搬送モータ38に作動連結される。鑑別ユニット20の出口14から排出される紙幣をスタッカ装置25に搬送する移送装置24が接続される。移送装置24は、鑑別ユニット20の搬送通路12と一致する搬送通路26と、搬送通路26に隣接して設けられた移送プーリ27、28、29、30及び31と、これらの移送プーリ27〜31に捲回されたベルト32とを有する。3つの移送プーリ27〜29は、ほぼ同一平面上に配置された軸上に取り付けられるが、移送プーリ31は、搬送通路26の屈曲部26aの外側に配置される。また、搬送通路26を挟んで設けられた移送プーリ30は、ベルト32を搬送通路26の屈曲部26aに沿って駆動させる。搬送通路26の出口26bは、上方に偏向され、スタッカ装置25の図示しない入口に接続される。移送プーリ27、28には、それぞれ対向して押圧ローラ32、33が配置される。移送モータ34の出力軸に接続されたピニオン35は、中間歯車36を介して移送プーリ30と一体に回転する最終歯車37に接続され、移送プーリ30が移送モータ34によって回転されるから、ベルト32は、移送プーリ30によって駆動される。
【0014】
図2及び図3に示すように、シャッタユニット17は、閉鎖部材18と、アクチュエータとしてのソレノイド50と、ケース11に固定された支軸53に回転可能に取り付けられかつソレノイド50の作動により非作動位置と作動位置との間で回動する駆動部材51と、支持軸61に回転可能に支持されかつ駆動部材51の移動によりロック位置と回避位置とに切り換えられるロック部材52とを備えている。駆動部材51は、ピン54によりソレノイド50のプランジャ50aに連結された連結部55と、閉鎖部材18に固定されたピン56が遊嵌される開口部57と、ロック部材52に固定されたピン58が嵌合される切欠部59と、ほぼ中央に設けられた折曲部60とを有する。ピン56と開口部57は、駆動部材51と閉鎖部材18とを作動連結する連結手段を構成し、ロック部材52の支持軸61から閉鎖部材18の移動方向に対してほぼ平行な位置にピン56が閉鎖部材18に設けられる。固定されたストッパ90が嵌合される長孔18aが閉鎖部材18の下部に設けられ、またホトセンサ91により検出される突起18bが閉鎖部材18の下部に形成される。支持軸61に回転可能に支持されるロック部材52は、駆動部材51の移動によりロック位置と回避位置とに切り換えられる。閉鎖部材18は、スプリング92により常時閉鎖位置に向かって付勢される。
【0015】
ロック部材52は、支持軸61によりケース11に固定された支持プレート62に回動可能に取り付けられる。ロック部材52に固定されたピン58は、駆動部材51の切欠部59内に嵌合され、駆動部材51と一体に移動する。ピン56を受けるフック部52aは、ロック部材52の上部に形成される。
【0016】
シャッタユニット17は、ソレノイド50、駆動部材51及びロック部材52を包囲するシャッタフレーム70と、シャッタフレーム70をケース11に固定するボルト71(図1)と、一方の端部に形成された挿入口72と他方の端部に形成された出口75とを連絡する貫通口74とを備えている。紙幣の挿入口72への挿入を検出する挿入口センサ73がシャッタユニット17の挿入口72に隣接して設けられる。
【0017】
図6に示すように、入口センサ40、挿入口センサ73及び出口センサ45は、鑑別制御回路80に接続される。光学センサ41及び磁気センサ42は、増幅回路81を介して鑑別制御回路80の各入力端子に接続される。鑑別制御回路80の各出力端子は、モータ制御回路82を介して搬送モータ38に接続され、ソレノイド制御回路83を介してソレノイド50に接続され、表示器85に接続され、またモータ制御回路86を介して移送モータ34に接続される。
【0018】
この発明による紙幣鑑別装置の動作を図7に示すフローチャートに従って説明する。
【0019】
ステップ100のスタートからステップ101に進み、紙幣の挿入口72に設けられた挿入口センサ73は、紙幣が挿入されたか否か検出する。挿入口72に紙幣が挿入されないと、閉鎖部材18は、図1及び図4に示す閉鎖位置にある。閉鎖位置にある閉鎖部材18を図2の点線で示す。閉鎖部材18が図1及び図4の閉鎖位置にあるとき、ピン56は、支持軸61に対してほぼ垂直上方位置に配置され、ピン56は、ロック部材52のフック部52aの上方に配置される。このため、閉鎖部材18が強制的に下方に押圧されたとき、ピン56は、ロック部材52を支持軸61に対して押圧するので、ロック部材52が図4のロック位置から回避位置に回転されず、ピン56は、支持軸61に対してデッドポイントとなる。従って、非作動位置から作動位置に駆動部材51を移動せずに閉鎖部材18を閉鎖位置から開放位置に移動することができない。このため、ソレノイド50が作動されない限り、開放位置への閉鎖部材18の移動が阻止される。
【0020】
図7のステップ101にて、紙幣が挿入口72に挿入されると、挿入口センサ73が紙幣の挿入を検出し、鑑別制御回路80に検出信号を送出する。次に、ステップ102において、鑑別制御回路80からソレノイド制御回路83を通じてソレノイド50に通電されるため、ソレノイド50が作動し、プランジャ50aが吸引され、支軸53を中心として駆動部材51が時計方向に回転される。このとき、駆動部材51の開口部57と閉鎖部材18のピン56は、間隙をもって嵌合されるから、閉鎖部材18は、停止状態に保持される。しかしながら、更に駆動部材51が回動され、ロック部材52のフック部52aがピン56から離間し、フック部52aとピン56との係合が完全に解除されると、駆動部材51の開口部57の上縁は、ピン56に当接し、閉鎖部材18を下方に移動させる(ステップ103)。このため、紙幣の搬送通路12を閉鎖する閉鎖位置にある図4の閉鎖部材18は、搬送通路12から離間した図5の開放位置に移動される。閉鎖部材18が開放位置に移動されると、ホトセンサ91により開放位置への移動が検出される。
【0021】
ソレノイド50が鑑別制御回路80の出力により駆動されると同時に、鑑別制御回路80内に設けられたタイマ手段がオンとなる。続いて、ステップ102から103に進み、鑑別制御回路80は、ホトセンサ91の出力から閉鎖部材が開放位置に移動したか否か判断する。ホトセンサ91からの出力が得られないと、ステップ119に進み、所定回数ソレノイド50に通電を反復する。通電回数が所定回数に満たないとき、ステップ102に戻るが、所定回数の通電に達すると、ステップ119から120に進み、鑑別制御回路80は、表示器85にエラー表示を行う。ステップ103において、閉鎖部材18が開放位置に移動すると、鑑別制御回路80は、モータ制御回路82を通じて搬送モータ38を駆動する(ステップ104)と共に、モータ制御回路86を通じて移送モータ34を駆動する(ステップ105)。その後、ステップ106ではタイマ手段は、所定時間経過したか否か判断し、所定時間経過しないと、ステップ107において、鑑別制御回路80は、搬送される紙幣が入口センサ40を通過したか否か判断する。紙幣が入口センサ40を通過すると、鑑別制御回路80は、入口センサ40から検出信号を受信して、ソレノイド50の通電を停止する(ステップ108)。ソレノイド50の作動を停止すると、ソレノイド50内に設けられたスプリングにより駆動部材51が作動位置から非作動位置に戻される。このため、スプリング92により閉鎖部材18は、開放位置から閉鎖位置に戻され、駆動部材51と閉鎖部材18との遊嵌により最後にロック部材52が回避位置からロック位置に戻される。
【0022】
次に、ステップ109では、鑑別制御回路80は、鑑別センサ16から供給される鑑別信号から搬送される紙幣が真紙幣か否か判断する。紙幣から得られる光学的特性又は磁気的特性を読み取り、所定の光学的又は磁気的パターンと比較してこれらが一致したときに、鑑別制御回路80は、真紙幣と判断する。ステップ109で真紙幣と判断したとき、ステップ110では出口センサ45がオフか否か判断する。出口センサ45がオフになると、ステップ111で搬送モータ38の駆動が停止される。そこで、タイマ手段は、出口センサ45のオフ後、所定時間経過したか否か判断する(ステップ112)。所定時間経過すると、ステップ113において鑑別制御回路80は、ホトセンサ91の出力から閉鎖部材18が閉鎖位置に移動したか否か判断する。閉鎖部材18が閉鎖位置に戻らないと、ステップ126で表示器85にエラー表示を行う。閉鎖部材18が閉鎖位置に移動すると、ステップ114に進む。本実施形態では、紙幣が完全に閉鎖部材18の上端を通過する前に、閉鎖部材18を閉鎖位置に移動する。これは、寒冷地での冷たい外気が紙幣鑑別装置内に流入することを防止するためである。また、図4及び図5に示すように、搬送通路12の上壁72aと閉鎖部材18の上縁にそれぞれ凹凸部72b、18cが形成されるため、紙幣を凹凸部72bと18cとの間に挟持しながら、搬送装置15で紙幣を搬送することにより紙幣に搬送方向の折り目を形成し、搬送時の紙幣のジャミングを防止することができる。
【0023】
ステップ114では、搬送モータ38を停止し、更に、搬送モータ38を逆転する(ステップ115)。これは、搬送モータ38によりスタッカ25内で紙幣を収納する収納機構を駆動するためである。続いて、ステップ116では鑑別制御回路80は、ロータリエンコーダ24のパルスを計数し、所定のパルス数を計数したときに、紙幣の収納が完了したと判断し、ステップ117において搬送モータ38を停止し、ステップ118に進む。
【0024】
ステップ109にて鑑別制御回路80が真紙幣と判断しないとき、ステップ127にて搬送モータ38を停止し、ステップ128にて移送モータ34を停止する。次に、紙幣を返却するためソレノイド50をオンし(ステップ129)、閉鎖部材18を開放位置に移動する。ステップ130では鑑別制御回路80は、ホトセンサ91からの信号により閉鎖部材18が開放位置に移動したか否か判断する。閉鎖部材18が開放位置に移動すると、ステップ131にて搬送モータ38を逆転し、移送モータ34を逆転する(ステップ132)。その後、ステップ133にて挿入口センサ73がオンとなり、紙幣を検出したか否か判断する。挿入口センサ73がオンになると、ステップ134にてソレノイド50をオフに切り換えて、ステップ135にて挿入口センサ73が紙幣の通過を検出したか否かを判断する。挿入口センサ73が紙幣の通過を検出すると、搬送モータ38及び移送モータ34の作動を停止した後、ステップ136に進む。
【0025】
次に、ステップ106にて所定時間経過すると、搬送モータ38及び移送モータ34の作動が停止され(ステップ121と122)、ステップ123にてソレノイド50の作動が停止される。その後、ステップ124にて挿入口センサ73がオフしたか否か判断し、挿入口センサ73がオフになると、ステップ125に進む。
【0026】
また、シャッタユニット17は、ソレノイド50、駆動部材51及びロック部材52を包囲するシャッタフレーム70と、シャッタフレーム70をケース11に固定するボルト71とを備えるため、ボルト71の着脱によりシャッタユニット17をユニットとして取扱うことができる。このため、シャッタユニット17の故障時、シャッタユニット17をユニット交換する簡単な作業で修理を完了することができる。
【0027】
この発明の実施形態は、前記の例に限定されず、変更が可能である。例えば、図8に示すように、駆動部材51を省略してロック部材52をソレノイド(アクチュエータ)50で直接移動させてもよい。ロック部材52に一体に形成されたアーム部52bは、閉鎖部材18に形成されたスリット18d内に間隙をもって嵌合される。ソレノイド50が作動する初期に単にロック部材52が回動して閉鎖部材18は、停止状態に保持される。このため、閉鎖部材18のピン56とフック部52aとの係合が解除される。ソレノイド50によりロック部材52が更に回動されると、アーム部52bがスリット18dの縁部に当接して閉鎖部材18を閉鎖位置から開放位置に移動することができる。図8に示す例では、ロック部材52に形成したスリットに間隙をもって閉鎖部材18から突出するアーム部を嵌合させてもよい。
【0028】
図9に示すように、閉鎖部材18にガイドカム18eを設けると共に、ソレノイド(アクチュエータ)50にロック部材52を接続する。ソレノイド50を作動して、ロック部材52を支持面61a上でガイドカム18eの水平面18gに沿って移動させ、更に、ソレノイド50によりロック部材52を移動させると、ロック部材52は、ガイドカム18eの傾斜面18fに当接した後、閉鎖部材18を下方に移動させる。ソレノイド50が作動されずに閉鎖部材18が開放位置に向かって移動されると、ピン56がロック部材52のフック部52aに当接して、閉鎖部材18の下方移動が阻止される。
【0029】
更に、開口部57を切欠部として形成してもよい。また、駆動部材51を使用するとき、駆動部材51に固定したピンを閉鎖部材18に形成した開口部に遊嵌させてもよい。
【0030】
【発明の効果】
前記のように、この発明による紙幣鑑別装置では、通常挿入口を閉鎖し、紙幣の挿入時のみ挿入口を開放するシャッタユニットの閉鎖部材の閉鎖位置から開放位置への不正な移動を阻止するので、紙幣の抜き取りを防止することができる。また、シャッタユニットを着脱自在に紙幣鑑別装置に装着できるので、既存の紙幣鑑別装置にシャッタユニットを増設することが可能であり、またシャッタユニットの交換作業及び修理作業を容易かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による紙幣鑑別装置の断面図
【図2】 この発明による紙幣鑑別装置に使用するシャッタユニットの断面図
【図3】 図2に示すシャッタユニットの斜視図
【図4】 閉鎖部材が閉鎖位置にあるシャッタユニットの正面図
【図5】 閉鎖部材が開放位置にあるシャッタユニットの正面図
【図6】 この発明による紙幣鑑別装置の電気回路を示すブロック図
【図7】 鑑別制御回路の動作シーケンスを示すフローチャート
【図8】 この発明の他の実施形態を示す斜視図
【図9】 この発明のガイドカムを使用した他の実施形態を示す正面図
【図10】 従来の紙幣識別装置の部分断面図
【図11】 図10の正面図
【図12】 図10の平面図
【符号の説明】
10・・紙幣鑑別装置、 11・・ケース、 12・・搬送通路、 13・・入口、 14・・出口、 15・・搬送装置、 16・・鑑別センサ、 17・・シャッタユニット、 18・・閉鎖部材、 20・・鑑別ユニット、 26・・搬送通路、 38・・搬送モータ、 50・・ソレノイド(アクチュエータ)、 50a・・プランジャ、 51・・駆動部材、 52・・ロック部材、 52a・・フック部、 56・・ピン(当接部)、 57・・開口部、 61・・支持軸、 70・・シャッタフレーム、 71・・ボルト、 72・・挿入口、 73・・挿入口センサ、

Claims (13)

  1. 鑑別ユニットと、鑑別ユニットの前部に取り付けられたシャッタユニットとを備え、
    シャッタユニットは、一方の端部に形成される挿入口と他方の端部に形成される出口とを連絡する貫通口と、貫通口を閉鎖する閉鎖位置と貫通口から離間しかつ紙幣が貫通口を通って鑑別ユニットのスロットへの通過を許容する開放位置との間で垂直に移動可能な閉鎖部材と、間隙をもって閉鎖部材に作動連結されてロック位置と回避位置との間で回転可能に支持されかつフック部を備えたロック部材と、ロック位置と回避位置との間でロック部材を支持軸の周りに回転させると共に、閉鎖位置から開放位置に閉鎖部材を移動するアクチュエータとを備え、
    ロック部材がロック位置にあるとき、ロック部材のフック部は、ロック部材を回転する支持軸及び閉鎖部材の当接部に垂直に整列して配置されるデッドポイントとなり、閉鎖位置から開放位置に向かって閉鎖部材を移動すると、閉鎖部材の当接部がロック部材のフック部に当接して、閉鎖部材の開放位置への移動が阻止され、
    アクチュエータの作動により、ロック位置から回避位置にロック部材を移動して、ロック部材のフック部と閉鎖部材の当接部との当接を解除した後に、閉鎖位置から開放位置に閉鎖部材を移動することを特徴とする紙幣鑑別装置。
  2. 閉鎖部材に形成されたスリット内に間隙をもってロック部材のアーム部を嵌合した請求項1に記載の紙幣鑑別装置。
  3. アクチュエータは、ロック部材に作動連結されたプランジャを備えたソレノイドを有する請求項1に記載の紙幣鑑別装置。
  4. 支軸に回動可能に取り付けられかつソレノイドの作動により非作動位置と作動位置との間で回動してロック部材をロック位置から回避位置に回転する駆動部材を備え、
    駆動部材は、間隙をもって閉鎖部材の当接部に接触し、
    アクチュエータにより駆動部材を非作動位置から作動位置に回転させることにより、駆動部材は、ロック位置から回避位置にロック部材を回転した後に、駆動部材が閉鎖部材の当接部に接触して、閉鎖部材を閉鎖位置から開放位置に移動する請求項1又は2に記載の紙幣鑑別装置。
  5. 閉鎖部材及び駆動部材の一方にピンを設け、閉鎖部材及び駆動部材の他方に開口部を設けて、開口部内に間隙をもってピンを嵌合した請求項4に記載の紙幣鑑別装置。
  6. 駆動部材に形成された開口部内に間隙をもって閉鎖部材の当接部としてピンを配置した請求項5に記載の紙幣鑑別装置。
  7. ロック部材を回転可能に支持する支持軸とピンとに対して移動方向に整列するフック部をロック部材に形成し、
    ロック部材がロック位置にあるとき、閉鎖部材を移動すると、ピンは、デッドポイントにあるフック部に接触して、ロック位置から回避位置へのロック部材の移動が阻止され、閉鎖部材の開放位置への移動を阻止する請求項6に記載の紙幣鑑別装置。
  8. アクチュエータは、非作動位置から作動位置に駆動部材を移動させるプランジャを備えたソレノイドを有する請求項4に記載の紙幣鑑別装置。
  9. 鑑別ユニットと、鑑別ユニットの前部に取り付けられたシャッタユニットとを備え、
    シャッタユニットは、一方の端部に形成された挿入口と他方の端部に形成された出口とを連絡する貫通口と、貫通口を閉鎖する閉鎖位置と貫通口から離間しかつ紙幣が貫通口を通って鑑別ユニットのスロットへの通過を許容する開放位置との間で移動可能な閉鎖部材と、ロック位置と回避位置との間で移動可能に閉鎖部材に作動連結されかつフック部を有するロック部材と、ロック位置と回避位置との間でロック部材を移動するアクチュエータとを備え、
    ロック部材がロック位置にあるとき、ロック部材のフック部は、ロック部材を支持する支持面及び閉鎖部材の当接部に垂直に整列して配置されるデッドポイントとなり、開放位置に向かって閉鎖部材を移動すると、閉鎖部材の当接部がロック部材のフック部に当接して、閉鎖部材の開放位置への移動が阻止され、
    アクチュエータの作動により、ロック位置から回避位置にロック部材を移動して、ロック部材のフック部と閉鎖部材の当接部との当接を解除した後に、アクチュエータにより移動されるロック部材により閉鎖部材を閉鎖位置から開放位置に移動させることを特徴とする紙幣鑑別装置。
  10. 水平面と、水平面に連続しかつ傾斜して延伸する傾斜面とを有するガイドカムを閉鎖部材に設け、
    アクチュエータにロック部材を接続し、
    アクチュエータが作動されずに、閉鎖部材がロック部材に当接して閉鎖位置から開放位置に閉鎖部材を移動することができず、
    アクチュエータを作動すると、ロック部材は、ガイドカムの水平面を通過し、傾斜面に当接した後、閉鎖部材を閉鎖位置から開放位置に移動させる請求項9に記載の紙幣鑑別装置。
  11. シャッタユニットは、アクチュエータ及びロック部材を覆うシャッタフレームを備え、
    鑑別ユニットは、ケースと、ケース内に設けられかつ両端に設けられた入口と出口とを有する搬送通路と、紙幣を入口から搬送通路を通って出口に搬送する搬送装置と、搬送通路に隣接して配置されかつ紙幣の光学的、磁気的特性を検出する紙幣センサとを有し、
    シャッタユニットは、ケースに着脱可能に取り付けられる請求項1〜10の何れか1項に記載の紙幣鑑別装置。
  12. シャッタユニットは、シャッタフレームを鑑別ユニットのケースに取り外し可能に取り付けるボルトを有する請求項1〜11の何れか1項に記載の紙幣鑑別装置。
  13. シャッタユニットは、シャッタユニットの挿入口に隣接して設けられかつ紙幣が挿入口に挿入されたときに検出信号を発生する挿入口センサを備え、
    鑑別ユニットは、入口に隣接して設けられかつ紙幣が入口に挿入されたときに検出信号を発生する入口センサと、アクチュエータ、挿入口センサ及び入口センサに電気的に接続された鑑別制御回路とを備え、
    鑑別制御回路は、挿入口センサの検出信号を受信したときにアクチュエータを作動してロック部材をロック位置から回避位置に移動すると共に、閉鎖部材を閉鎖位置から開放位置に移動し、鑑別制御回路は、入口センサの検出信号を受信したときにアクチュエータの作動を停止して、閉鎖部材を開放位置から閉鎖位置に移動すると共に、ロック部材を回避位置からロック位置に移動する請求項1〜12の何れか1項に記載の紙幣鑑別装置。
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