JPH09185749A - 紙幣鑑別装置 - Google Patents

紙幣鑑別装置

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JPH09185749A
JPH09185749A JP7343948A JP34394895A JPH09185749A JP H09185749 A JPH09185749 A JP H09185749A JP 7343948 A JP7343948 A JP 7343948A JP 34394895 A JP34394895 A JP 34394895A JP H09185749 A JPH09185749 A JP H09185749A
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Yorisuke Uemizo
順亮 上溝
Kensuke Matsunaga
健介 松永
Kazuhiro Hamaguchi
和博 濱口
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 通常挿入口を閉鎖し、紙幣の挿入時のみ挿入
口を開放するシャッタユニットの閉鎖部材の閉鎖位置か
ら開放位置への不正な移動を阻止する。また、シャッタ
ユニットを着脱自在に紙幣鑑別装置に装着する。 【解決手段】 シャッタユニット17は、搬送通路12
の入口13に隣接して搬送通路12に進退自在に設けら
れ閉鎖部材18と、ソレノイド50と、ソレノイド50
の作動により非作動位置と作動位置との間で移動する駆
動部材51と、支軸61に回転可能に支持されかつ駆動
部材51の移動によりロック位置と回避位置とに切り換
えられるロック部材52とを備えている。駆動部材51
は、ロック部材52の支軸61から閉鎖部材18の移動
方向に対してほぼ平行な位置に閉鎖部材18に設けられ
た連結手段によって閉鎖部材18に作動連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、紙幣鑑別装置、
特に紙幣鑑別装置に搬送される紙幣に接続された紐、テ
ープ等の引抜手段による紙幣の不正抜取りを防止できる
紙幣鑑別装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平7−175957号公報
には、紙幣の投入を検知して搬送通路を開放し、予め決
められた位置まで紙幣を受入れたことを検知して搬送通
路を閉鎖する紙幣引抜防止シャッターを備え、紐、テー
プ等の引抜手段が接続された紙幣の受入れを防止する紙
幣識別装置が開示されている。この紙幣識別装置は、図
8〜図10に示すように、搬送通路全幅にわたりかつ千
鳥足状に2列に配置された爪1aを有する紙幣引抜防止
シャッター1と、紙幣引抜防止シャッター1が連結され
かつ紙幣引抜防止シャッター1aを上下に作動するソレ
ノイド2と、紙幣引抜防止シャッター1の待機位置を検
出しかつ待機時間を測定して紙幣の長手方向の長短を検
出する検知センサ3と、紙幣引抜防止シャッター1を下
方に付勢する復帰ばね4とを備えている。図示しない入
口センサーが投入口6に投入された紙幣を検出すると、
ソレノイド2が作動され復帰ばね4の弾力に抗して紙幣
引抜防止シャッター1が上昇し、搬送通路を開放する。
紙幣が所定の位置まで搬送されるとソレノイド2がオフ
され、紙幣引抜防止シャッター1は復帰ばね4の弾力に
より下降する。紙幣の後端が紙幣引抜防止シャッター1
の爪1aの下を通過して紙幣引抜防止シャッター1が搬
送通路を閉鎖する待機位置に復帰すると、検知センサ3
は紙幣無しを検知する。爪1aの下に紙幣がある場合は
紙幣引抜防止シャッター1が待機位置に復帰せず、検知
センサ3は紙幣有りを検知する。紙幣に引抜手段が接続
されている場合も検知センサ3は紙幣有りを検知すると
同時に、紙幣の長さ不良と判断して紙幣を返却する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
紙幣識別装置では、紙幣引抜防止シャッター1はソレノ
イド2のプランジャーに直結され、紙幣引抜防止シャッ
ター1の下方への作用力は紙幣引抜防止シャッター1の
自重と復帰ばね4の付勢力によるため、工具等で紙幣引
抜防止シャッター1を強制的に開ける不正行為を防止で
きない。また、紙幣引抜防止シャッター1が搬送通路に
沿って紙幣を搬送するプーリ及び搬送ベルトに隣接して
配置されるので、紙幣引抜防止シャッター1にトラブル
が発生すると、紙幣識別装置全体を取り外して対処する
必要があり、保守作業に手間がかかる欠点があった。
【0004】そこで、この発明は、通常挿入口を閉鎖
し、紙幣の挿入時のみ挿入口を開放するシャッタユニッ
トの閉鎖部材の閉鎖位置から開放位置への不正移動を阻
止する紙幣鑑別装置を提供することを目的とする。ま
た、この発明は、シャッタユニットを着脱自在に紙幣鑑
別装置に装着できる紙幣鑑別装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による紙幣鑑別
装置は、鑑別ユニットと、鑑別ユニットの前部に取り付
けられたシャッタユニットとを備えている。鑑別ユニッ
トはケースと、ケース内に形成されかつ紙幣が通過する
搬送通路と、搬送通路の一端に設けられた入口から挿入
された紙幣を搬送通路に沿って搬送通路の他端に設けら
れた出口に搬送する搬送装置と、搬送通路に隣接して配
置された鑑別センサとを備えている。シャッタユニット
は、紙幣を挿入する挿入口と、搬送通路の入口に隣接し
て挿入口を閉鎖する閉鎖位置及び挿入口を開放する開放
位置との間で移動可能に設けられ閉鎖部材を備えてい
る。シャッタユニットはアクチュエータと、アクチュエ
ータの作動により非作動位置と作動位置との間で移動し
て閉鎖部材を閉鎖位置と開放位置との間で移動させる駆
動部材と、支軸に回転可能に支持されかつ駆動部材の移
動によりロック位置と回避位置とに移動されるロック部
材とを備えている。駆動部材は、ロック部材の支軸から
閉鎖部材の移動方向に対してほぼ平行な位置に閉鎖部材
に設けられた連結手段によって閉鎖部材に間隙をもって
作動連結される。駆動部材が非作動位置から作動位置に
移動されるとき、ロック部材をロック位置から回避位置
に移動した後、閉鎖部材を閉鎖位置から開放位置に移動
する。駆動部材が非作動位置から作動位置に移動されな
いとき、閉鎖部材の開放位置への移動が阻止される。
【0006】この発明の実施形態では、連結手段は閉鎖
部材及び駆動部材の一方に取り付けられたピンと、閉鎖
部材及び駆動部材の他方に形成されかつ閉鎖部材のピン
が遊嵌される開口部とを有する。駆動部材はケースに固
定された支持軸上に回転可能の取り付けられ、アクチュ
エータの作動により支持軸の周りで回転される。アクチ
ュエータは支持軸と開口部との間に接続されたプランジ
ャを有するソレノイドにより構成される。閉鎖部材が閉
鎖位置にあるとき、ロック部材は支軸に対してデッドポ
イントとなるロック位置で閉鎖部材の連結手段に対向
し、非作動位置から作動位置に駆動部材を移動せずに閉
鎖部材を閉鎖位置から開放位置に向かう方向に移動する
とき、連結手段がロック部材に当接して閉鎖部材の開放
位置への移動が阻止される。シャッタユニットはアクチ
ュエータ、駆動部材及びロック部材を包囲するシャッタ
フレームと、シャッタフレームをケースに着脱自在に固
定するボルトとを備えている。シャッタユニットの挿入
口に隣接して設けられかつ紙幣の挿入口への挿入を検出
する挿入口センサと、搬送通路の入口に隣接して設けら
れかつ紙幣の入口への挿入を検出する入口センサと、挿
入口センサ及び入口センサの出力を受信する鑑別制御回
路とを備えている。鑑別制御回路は、挿入口センサの出
力を受信したときにアクチュエータを作動して閉鎖部材
を開放位置に移動する。鑑別制御回路は入口センサの出
力を受信したときにアクチュエータの作動を停止して閉
鎖部材を閉鎖位置に戻す。閉鎖部材はスプリングにより
常時閉鎖位置に向かって付勢される。
【0007】閉鎖部材が閉鎖位置にあるとき、連結手段
のピンは支軸に対してほぼ垂直上方位置に配置され、ピ
ンはロック部材のフック部の上方に配置される。このた
め、ロック部材がロック位置から回転されずに閉鎖部材
が強制的に下方に押圧されたとき、ピンはロック部材を
支軸に対して押圧されるので、ピンは支軸に対してデッ
ドポイントとなる。このため、非作動位置から作動位置
に駆動部材を移動せずに閉鎖部材を閉鎖位置から開放位
置に移動できないから、閉鎖部材はソレノイドが作動さ
れない限り開放位置への移動が阻止される。アクチュエ
ータが作動されると、駆動部材が回動されてロック部材
がロック位置から回避位置に切り換えられ、これにより
ロック部材と閉鎖部材との係合が解除される。このと
き、駆動部材と閉鎖部材は遊びをもって連結されるた
め、閉鎖部材は停止状態に保持される。ロック部材と閉
鎖部材との係合が完全に解除され、更に駆動部材が回動
されると、駆動部材は紙幣の搬送通路を閉鎖する閉鎖位
置にある閉鎖部材を搬送通路から離間した開放位置に移
動する。アクチュエータの作動を停止すると、アクチュ
エータ内に設けられたスプリングにより駆動部材が作動
位置から非作動位置に戻される。これにより閉鎖部材は
スプリングの弾力により開放位置から閉鎖位置に戻さ
れ、駆動部材と閉鎖部材との遊嵌により最後にロック部
材が回避位置からロック位置に戻される。
【0008】また、シャッタユニットはアクチュエー
タ、駆動部材及びロック部材を包囲するシャッタフレー
ムと、シャッタフレームをケースに固定するボルトとを
備えているため、ボルトの回転によりシャッタユニット
の着脱が可能である。このため、シャッタユニットの故
障時、シャッタユニットをユニット交換する簡単な作業
で修理を完了することができる。
【0009】駆動部材を省略したこの発明の他の実施形
態では、シャッタユニットはアクチュエータと、支軸に
回転可能に支持されかつアクチュエータの作動によりロ
ック位置と回避位置とに移動されると共に、閉鎖部材に
間隙をもって作動連結されたロック部材とを備えてい
る。ロック部材がロック位置から回避位置に移動される
とき、閉鎖部材が閉鎖位置から開放位置に移動される。
ロック部材がロック位置から回避位置に移動されないと
き、閉鎖部材の開放位置への移動をロック部材により阻
止する。
【0010】ガイドカムを使用するこの発明の他の実施
形態では、シャッタユニットはアクチュエータと、アク
チュエータの作動によりロック位置と回避位置とに移動
されると共に、閉鎖部材に間隙をもって作動連結された
ロック部材とを備えている。ロック部材がロック位置か
ら回避位置に移動されるとき、閉鎖部材が閉鎖位置から
開放位置に移動される。ロック部材がロック位置から回
避位置に移動されないとき、閉鎖部材の開放位置への移
動をロック部材により阻止する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明による紙幣鑑別装
置の実施の形態を図1〜図9について説明する。
【0012】この発明による紙幣鑑別装置10は、ケー
ス11と、ケース11内に形成されかつ紙幣が通過する
搬送通路12と、搬送通路12の一端に設けられた入口
13から挿入された紙幣を搬送通路12に沿って搬送通
路12の他端に設けられた出口14に搬送する搬送装置
15と、搬送通路12に隣接して配置された鑑別センサ
16と、搬送通路12の入口13に隣接して搬送通路1
2に進退自在に設けられ閉鎖部材18を有するシャッタ
ユニット17とを備えている。鑑別センサ16は鑑別ユ
ニット20に設けられ、光学センサ41と、磁気ヘッド
等の磁気センサ42とを有する。また、鑑別ユニット2
0の入口13には紙幣の挿入を検出する入口センサ40
が設けられ、紙幣の挿入が検出される。搬送通路12の
出口には紙幣の排出を検出する出口センサ45が設けら
れる。
【0013】搬送装置15は一対のプーリ21、22
と、プーリ21、22に捲回されたベルト23とを有す
る。プーリ22は回転数を計数するロータリエンコーダ
24に接続された搬送モータ38に作動連結される。鑑
別ユニット20の出口14から排出される紙幣をスタッ
カ装置25に搬送する移送装置24が接続される。移送
装置24は、鑑別ユニット20の搬送通路12と一致す
る搬送通路26と、搬送通路26に隣接して設けられた
移送プーリ27、28、29、30及び31と、これら
の移送プーリ27〜31に捲回されたベルト32とを有
する。3つの移送プーリ27〜30はほぼ同一平面上に
配置された軸上に取り付けられるが、移送プーリ31は
搬送通路26の屈曲部26aの外側に配置される。ま
た、搬送通路26を挟んで設けられた移送プーリ31は
ベルト32を搬送通路26の屈曲部26aに沿って駆動
させる。搬送通路26の出口26bは上方に偏向され、
スタッカ装置25の図示しない入口に接続される。移送
プーリ27、28にはそれぞれ対向して押圧ローラ3
2、33が配置される。移送モータ34の出力軸に接続
されたピニオン35は中間歯車36を介して移送プーリ
30と一体に回転する最終歯車37に接続され、移送プ
ーリ30が移送モータ34によって回転されるから、ベ
ルト32は移送プーリ30によって駆動される。
【0014】図2及び図3に示すように、シャッタユニ
ット17は閉鎖部材18と、アクチュエータとしてのソ
レノイド50と、ケース11に固定された支持軸53に
回転可能に取り付けられかつソレノイド50の作動によ
り非作動位置と作動位置との間で回動する駆動部材51
と、支持軸53に回転可能に支持されかつ駆動部材51
の移動によりロック位置と回避位置とに切り換えられる
ロック部材52とを備えている。駆動部材51はピン5
4によりソレノイド50のプランジャ50aに連結され
た連結部55と、閉鎖部材18に固定されたピン56が
遊嵌される開口部57と、ロック部材52に固定された
ピン58が嵌合される切欠部59と、ほぼ中央に設けら
れた折曲部60とを有する。ピン56と開口部57は、
駆動部材51と閉鎖部材18とを作動連結する連結手段
を構成し、ピン56は、ロック部材52の支軸61から
閉鎖部材18の移動方向に対してほぼ平行な位置に閉鎖
部材18に設けられる。閉鎖部材18の下部には固定さ
れたストッパ90が嵌合される長孔18aが設けられ、
またホトセンサ91により検出される突起18bが形成
される。支軸61に回転可能に支持されるロック部材5
2は、駆動部材51の移動によりロック位置と回避位置
とに切り換えられる。閉鎖部材18はスプリング92に
より常時閉鎖位置に向かって付勢される。
【0015】ロック部材52はピン61によりケース1
1に固定された支持プレート62に回動可能に取り付け
られる。ロック部材52に固定されたピン58は駆動部
材51の切欠部59内に嵌合され、駆動部材51と一体
に移動する。ロック部材52の上部にはピン56を受け
るフック部52aが形成される。
【0016】シャッタユニット17はソレノイド50、
駆動部材51及びロック部材52を包囲するシャッタフ
レーム70と、シャッタフレーム70をケース11に固
定するボルト71とを備えている。紙幣の挿入口72へ
の挿入を検出する挿入口センサ73がシャッタユニット
17の挿入口72に隣接して設けられる。
【0017】図6に示すように、入口センサ40、挿入
口センサ73及び出口センサ45は鑑別制御回路80に
接続される。光学センサ41及び磁気センサ42は増幅
回路81を介して鑑別制御回路80の各入力端子に接続
される。鑑別制御回路80の各出力端子はモータ制御回
路82を介して搬送モータ38に接続され、ソレノイド
制御回路83を介してソレノイド50に接続され、表示
器85に接続され、またモータ制御回路86を介して移
送モータ34に接続される。
【0018】この発明による紙幣鑑別装置の動作を図7
に示すフローチャートに従って説明する。
【0019】ステップ100のスタートからステップ1
01に進み、紙幣の挿入口72に設けられた挿入口セン
サ73は紙幣が挿入されたか否か検出する。挿入口72
に紙幣が挿入されないと、閉鎖部材18は図1及び図4
に示す閉鎖位置にある。閉鎖位置にある閉鎖部材18を
図2の点線で示す。閉鎖部材18が図1及び図4の閉鎖
位置にあるとき、ピン56は支軸61に対してほぼ垂直
上方位置に配置され、ピン56はロック部材52のフッ
ク部52aの上方に配置される。このため、ロック部材
52が図4のロック位置から回転されずに閉鎖部材18
が強制的に下方に押圧されたとき、ピン56はロック部
材52を支軸61に対して押圧されるので、ピン56は
支軸61に対してデッドポイントとなる。非作動位置か
ら作動位置に駆動部材51を移動せずに閉鎖部材18を
閉鎖位置から開放位置に移動できない。このため、閉鎖
部材18はソレノイド50が作動されない限り開放位置
への移動が阻止される。
【0020】図7のステップ102において、紙幣が挿
入口72に挿入されると、挿入口センサ73が紙幣の挿
入を検出し、鑑別制御回路80に検出信号を送出する。
次に、ステップ102において、鑑別制御回路80から
ソレノイド制御回路83を通じてソレノイド50に通電
されるため、ソレノイド50が作動し、プランジャ50
aが吸引される。支持軸53を中心として駆動部材51
が時計方向に回転される。このとき、駆動部材51の開
口部57と閉鎖部材18のピン56は間隙をもって嵌合
されるから、閉鎖部材18は停止状態に保持される。し
かしながら、更に駆動部材51が回動され、ロック部材
52のフック部52aがピン56から離間し、フック部
52aとピン56との係合が完全に解除されると、駆動
部材51の開口部57の上縁はピン56に当接し、閉鎖
部材18を下方に移動させる。このため、紙幣の搬送通
路12を閉鎖する閉鎖位置にある図4の閉鎖部材18は
搬送通路12から離間した図5の開放位置に移動され
る。閉鎖部材18が開放位置に移動されると、ホトセン
サ91により開放位置への移動が検出される。
【0021】ソレノイド50が鑑別制御回路80の出力
により駆動されると同時に、鑑別制御回路80内に設け
られたタイマ手段がオンとなる。続いて、ステップ10
2から103に進み、鑑別制御回路80はホトセンサ9
1の出力から閉鎖部材が開放位置に移動したか否か判断
する。ホトセンサ91からの出力が得られないと、ステ
ップ119に進み、所定回数ソレノイド50に通電を反
復する。通電回数が所定回数に満たないとき、ステップ
102に戻るが、所定回数の通電に達すると、ステップ
119から120に進み、鑑別制御回路80は表示器8
5にエラー表示を行う。ステップ103において、閉鎖
部材18が開放位置に移動すると、鑑別制御回路80は
モータ制御回路82を通じて搬送モータ38を駆動する
(ステップ104)と共に、モータ制御回路86を通じ
て移送モータ34を駆動する(ステップ105)。その
後、ステップ106においてタイマ手段は所定時間経過
したか否か判断し、所定時間経過していないと、ステッ
プ107において、鑑別制御回路80は搬送される紙幣
が入口センサ40を通過したか否か判断する。紙幣が入
口センサ40を通過すると、鑑別制御回路80は入口セ
ンサ40から検出信号を受信して、ソレノイド50の通
電を停止する(ステップ108)。ソレノイド50の作
動を停止すると、ソレノイド50内に設けられたスプリ
ングにより駆動部材51が作動位置から非作動位置に戻
される。これにより閉鎖部材18は開放位置から閉鎖位
置に戻され、駆動部材51と閉鎖部材18との遊嵌によ
り最後にロック部材52が回避位置からロック位置に戻
される。
【0022】次に、ステップ109では、鑑別制御回路
80は鑑別センサ16から供給される鑑別信号から搬送
される紙幣が真紙幣か否か判断する。紙幣から得られる
光学的特性又は磁気的特性を読み取り、所定の光学的又
は磁気的パターンと比較してこれらが一致したときに、
鑑別制御回路80は真紙幣を判断する。ステップ109
において真紙幣と判断したとき、ステップ110におい
て出口センサ45がオフになったか否か判断する。出口
センサ45がオフになると、ステップ111において搬
送モータ38の駆動が停止される。その後、タイマ手段
は出口センサ45のオフ後、所定時間経過したか否か判
断する(ステップ112)。所定時間経過すると、ステ
ップ113において鑑別制御回路80はホトセンサ91
の出力から閉鎖部材18が閉鎖位置に移動したか否か判
断する。閉鎖部材18が閉鎖位置に戻らないと、ステッ
プ126において表示器85にエラー表示を行う。閉鎖
部材18が閉鎖位置に移動するとステップ114に進
む。本実施形態では、紙幣が完全に閉鎖部材18の上端
を通過する前に、閉鎖部材18を閉鎖位置に移動する。
これは寒冷地において冷たい外気が紙幣鑑別装置内に流
入することを防止するためである。また、搬送通路12
の上壁72aと閉鎖部材18の上縁には、図4及び図5
に示すように、それぞれ凹凸部72b、18cが形成さ
れるため、紙幣を凹凸部72bと18cとの間に挟持し
ながら、紙幣を搬送装置15で搬送することにより紙幣
に搬送方向の折り目を形成し、搬送時の紙幣のジャミン
グを防止することができる。
【0023】ステップ114では、搬送モータ38を停
止し、更に、搬送モータ38を逆転する(ステップ11
5)。これは搬送モータ38によりスタッカ25内で紙
幣を収納する収納機構を駆動するためである。続いて、
ステップ116において鑑別制御回路80はロータリエ
ンコーダ24のパルスを計数し、所定のパルス数を計数
したときに、紙幣の収納が完了したと判断し、ステップ
117において搬送モータ38を停止し、ステップ11
8に進む。
【0024】ステップ110において鑑別制御回路80
が真紙幣と判断しないとき、ステップ127において搬
送モータ38を停止し、ステップ128において移送モ
ータ34を停止する。次に、紙幣を返却するためソレノ
イド50をオンし(ステップ129)、閉鎖部材18を
開放位置に移動する。ステップ130において鑑別制御
回路80はホトセンサ91からの信号により閉鎖部材1
8が開放位置に移動したか否か判断する。閉鎖部材18
が開放位置に移動すると、ステップ132において搬送
モータ38を逆転し(ステップ131)、移送モータ3
4を逆転する(ステップ132)。その後、ステップ1
33において挿入口センサ73がオンとなり紙幣を検出
したか否か判断する。挿入口センサ73がオンになると
ステップ134においてソレノイド50をオフに切り換
えて、ステップ135において挿入口センサ73が紙幣
の通過を検出したか否かを判断する。ステップ135に
おいて挿入口センサ73が紙幣の通過を検出すると、搬
送モータ38及び移送モータ34の作動を停止した後、
ステップ136に進む。
【0025】次に、ステップ106において所定時間経
過すると、搬送モータ38及び移送モータ34の作動が
停止され(ステップ121と122)、ステップ123
においてソレノイド50の作動が停止される。その後、
ステップ124において挿入口センサ73がオフしたか
否か判断し、挿入口センサ73がオフになると、ステッ
プ125に進む。
【0026】また、シャッタユニット17はソレノイド
50、駆動部材51及びロック部材52を包囲するシャ
ッタフレーム70と、シャッタフレーム70をケース1
1に固定するボルト71とを備えているため、ボルト7
1の着脱によりシャッタユニット17をユニットとして
取扱うことができる。このため、シャッタユニット17
の故障時、シャッタユニット17をユニット交換する簡
単な作業で修理を完了することができる。
【0027】この発明の実施形態は前記の例に限定され
ず、変更が可能である。例えば、図8に示すように、駆
動部材51を省略してロック部材52をソレノイド(ア
クチュエータ)50で直接移動させてもよい。ロック部
材52に一体に形成されたアーム部52bは閉鎖部材1
8に形成されたスリット18d内に間隙をもって嵌合さ
れる。ソレノイド50が作動する初期は単にロック部材
52が回動して閉鎖部材18は停止状態に保持される。
このため、閉鎖部材18のピン56とフック部52aと
の係合が解除される。更にロック部材52がソレノイド
50により回動されると、アーム部52bがスリット1
8dの縁部に当接して閉鎖部材18を閉鎖位置から開放
位置に移動することができる。図8に示す例では、ロッ
ク部材52に形成したスリットに閉鎖部材18から突出
するアーム部を間隙をもって嵌合させてもよい。
【0028】図9に示すように、閉鎖部材18にガイド
カム18eを設けると共に、ソレノイド(アクチュエー
タ)50にロック部材52を接続する。ソレノイド50
を作動したときに、ロック部材52はガイドカム18e
の傾斜面18fに当接した後、閉鎖部材18を下方に移
動させる。ソレノイド50が作動されずに閉鎖部材18
が下方に移動されないと、ピン56がロック部材52に
当接して下方移動が阻止される。
【0029】更に、開口部57を切欠部として形成して
もよい。また、駆動部材51を使用するとき、駆動部材
51に固定したピンを閉鎖部材18に形成した開口部に
遊嵌させてもよい。
【0030】
【発明の効果】前記のように、この発明による紙幣鑑別
装置では、通常挿入口を閉鎖し、紙幣の挿入時のみ挿入
口を開放するシャッタユニットの閉鎖部材の閉鎖位置か
ら開放位置への不正な移動を阻止するので、紙幣の抜き
取りを防止することができる。また、シャッタユニット
を着脱自在に紙幣鑑別装置に装着できるので、既存の紙
幣鑑別装置にシャッタユニットを増設することが可能で
あり、またシャッタユニットの交換作業及び修理作業を
容易かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による紙幣鑑別装置の断面図
【図2】 この発明による紙幣鑑別装置に使用するシャ
ッタユニットの断面図
【図3】 シャッタユニットの斜視図
【図4】 閉鎖部材が閉鎖位置にあるシャッタユニット
の正面図
【図5】 閉鎖部材が開放位置にあるシャッタユニット
の正面図
【図6】 この発明による紙幣鑑別装置の電気回路を示
すブロック図
【図7】 鑑別制御回路の動作シーケンスを示すフロー
チャート
【図8】 この発明の他の実施形態を示す斜視図
【図9】 この発明のガイドカムを使用した他の実施形
態を示す正面図
【図10】 従来の紙幣識別装置の部分断面図
【図11】 図10の正面図
【図12】 図10の平面図 10・・紙幣鑑別装置、 11・・ケース、 12・・
搬送通路、 13・・入口、 14・・出口、 15・
・搬送装置、 16・・鑑別センサ、 17・・シャッ
タユニット、 18・・閉鎖部材、 20・・鑑別ユニ
ット、 26・・搬送通路、 38・・搬送モータ、
50・・ソレノイド(アクチュエータ)、 50a・・
プランジャ、 51・・駆動部材、 52・・ロック部
材、 52a・・フック部、 56・・ピン、 57・
・開口部、 61・・支軸、 70・・シャッタフレー
ム、 71・・ボルト、 72・・挿入口、 73・・
挿入口センサ、
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平7−175957号公報
には、紙幣の投入を検知して搬送通路を開放し、予め決
められた位置まで紙幣を受入れたことを検知して搬送通
路を閉鎖する紙幣引抜防止シャッターを備え、紐、テー
プ等の引抜手段が接続された紙幣の受入れを防止する紙
幣識別装置が開示されている。この紙幣識別装置は、図
10〜図12に示すように、搬送通路全幅にわたりかつ
千鳥足状に2列に配置された爪1aを有する紙幣引抜防
止シャッター1と、紙幣引抜防止シャッター1が連結さ
れかつ紙幣引抜防止シャッター1aを上下に作動するソ
レノイド2と、紙幣引抜防止シャッター1の待機位置を
検出しかつ待機時間を測定して紙幣の長手方向の長短を
検出する検知センサ3と、紙幣引抜防止シャッター1を
下方に付勢する復帰ばね4とを備えている。図示しない
入口センサーが投入口6に投入された紙幣を検出する
と、ソレノイド2が作動され復帰ばね4の弾力に抗して
紙幣引抜防止シャッター1が上昇し、搬送通路を開放す
る。紙幣が所定の位置まで搬送されるとソレノイド2が
オフされ、紙幣引抜防止シャッター1は復帰ばね4の弾
力により下降する。紙幣の後端が紙幣引抜防止シャッタ
ー1の爪1aの下を通過して紙幣引抜防止シャッター1
が搬送通路を閉鎖する待機位置に復帰すると、検知セン
サ3は紙幣無しを検知する。爪1aの下に紙幣がある場
合は紙幣引抜防止シャッター1が待機位置に復帰せず、
検知センサ3は紙幣有りを検知する。紙幣に引抜手段が
接続されている場合も検知センサ3は紙幣有りを検知す
ると同時に、紙幣の長さ不良と判断して紙幣を返却す
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による紙幣鑑別
装置は、鑑別ユニットと、鑑別ユニットの前部に取り付
けられたシャッタユニットとを備えている。鑑別ユニッ
トはケースと、ケース内に形成されかつ紙幣が通過する
搬送通路と、搬送通路の一端に設けられた入口から挿入
された紙幣を搬送通路に沿って搬送通路の他端に設けら
れた出口に搬送する搬送装置と、搬送通路に隣接して配
置された鑑別センサとを備えている。シャッタユニット
は、紙幣を挿入する挿入口と、搬送通路の入口に隣接し
て挿入口を閉鎖する閉鎖位置及び挿入口を開放する開放
位置との間で移動可能に設けられた閉鎖部材を備えてい
る。シャッタユニットはアクチュエータと、アクチュエ
ータの作動により非作動位置と作動位置との間で移動し
て閉鎖部材を閉鎖位置と開放位置との間で移動させる駆
動部材と、支軸に回転可能に支持されかつ駆動部材の移
動によりロック位置と回避位置とに移動されるロック部
材とを備えている。駆動部材は、ロック部材の支軸から
閉鎖部材の移動方向に対してほぼ平行な位置に閉鎖部材
に設けられた連結手段によって閉鎖部材に間隙をもって
作動連結される。駆動部材が非作動位置から作動位置に
移動されるとき、ロック部材をロック位置から回避位置
に移動した後、閉鎖部材を閉鎖位置から開放位置に移動
する。駆動部材が非作動位置から作動位置に移動されな
いとき、閉鎖部材の開放位置への移動が阻止される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】搬送装置15は一対のプーリ21、22
と、プーリ21、22に捲回されたベルト23とを有す
る。プーリ22は回転数を計数するロータリエンコーダ
24に接続された搬送モータ38に作動連結される。鑑
別ユニット20の出口14から排出される紙幣をスタッ
カ装置25に搬送する移送装置24が接続される。移送
装置24は、鑑別ユニット20の搬送通路12と一致す
る搬送通路26と、搬送通路26に隣接して設けられた
移送プーリ27、28、29、30及び31と、これら
の移送プーリ27〜31に捲回されたベルト32とを有
する。3つの移送プーリ27〜29はほぼ同一平面上に
配置された軸上に取り付けられるが、移送プーリ31は
搬送通路26の屈曲部26aの外側に配置される。ま
た、搬送通路26を挟んで設けられた移送プーリ30は
ベルト32を搬送通路26の屈曲部26aに沿って駆動
させる。搬送通路26の出口26bは上方に偏向され、
スタッカ装置25の図示しない入口に接続される。移送
プーリ27、28にはそれぞれ対向して押圧ローラ3
2、33が配置される。移送モータ34の出力軸に接続
されたピニオン35は中間歯車36を介して移送プーリ
30と一体に回転する最終歯車37に接続され、移送プ
ーリ30が移送モータ34によって回転されるから、ベ
ルト32は移送プーリ30によって駆動される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鑑別ユニットと、鑑別ユニットの前部に
    取り付けられたシャッタユニットとを備え、鑑別ユニッ
    トはケースと、ケース内に形成されかつ紙幣が通過する
    搬送通路と、搬送通路の一端に設けられた入口から挿入
    された紙幣を搬送通路に沿って搬送通路の他端に設けら
    れた出口に搬送する搬送装置と、搬送通路に隣接して配
    置された鑑別センサとを備え、シャッタユニットは、紙
    幣を挿入する挿入口と、搬送通路の入口に隣接して挿入
    口を閉鎖する閉鎖位置及び挿入口を開放する開放位置と
    の間で移動可能に設けられ閉鎖部材を備えた紙幣鑑別装
    置において、 シャッタユニットはアクチュエータと、アクチュエータ
    の作動により非作動位置と作動位置との間で移動して閉
    鎖部材を閉鎖位置と開放位置との間で移動させる駆動部
    材と、支軸に回転可能に支持されかつ駆動部材の移動に
    よりロック位置と回避位置とに移動されるロック部材と
    を備え、 駆動部材は、ロック部材の支軸から閉鎖部材の移動方向
    に対してほぼ平行な位置に閉鎖部材に設けられた連結手
    段によって閉鎖部材に間隙をもって作動連結され、 駆動部材が非作動位置から作動位置に移動されるとき、
    ロック部材をロック位置から回避位置に移動した後、閉
    鎖部材を閉鎖位置から開放位置に移動し、 駆動部材が非作動位置から作動位置に移動されないと
    き、閉鎖部材の開放位置への移動が阻止されることを特
    徴とする紙幣鑑別装置。
  2. 【請求項2】 連結手段は閉鎖部材及び駆動部材の一方
    に取り付けられたピンと、閉鎖部材及び駆動部材の他方
    に形成されかつ閉鎖部材のピンが遊嵌される開口部とを
    有する請求項1に記載の紙幣鑑別装置。
  3. 【請求項3】 駆動部材はケースに固定された支持軸上
    に回転可能の取り付けられ、アクチュエータの作動によ
    り支持軸の周りで回転される請求項2に記載の紙幣鑑別
    装置。
  4. 【請求項4】 アクチュエータは支持軸と開口部との間
    に接続されたプランジャを有するソレノイドにより構成
    される請求項3に記載の紙幣鑑別装置。
  5. 【請求項5】 閉鎖部材が閉鎖位置にあるとき、ロック
    部材は支軸に対してデッドポイントとなるロック位置で
    閉鎖部材の連結手段に対向し、非作動位置から作動位置
    に駆動部材を移動せずに閉鎖部材を閉鎖位置から開放位
    置に向かう方向に移動するとき、連結手段がロック部材
    に当接して閉鎖部材の開放位置への移動が阻止される請
    求項1に記載の紙幣鑑別装置。
  6. 【請求項6】 シャッタユニットはアクチュエータ、駆
    動部材及びロック部材を包囲するシャッタフレームと、
    シャッタフレームをケースに着脱自在に固定するボルト
    とを備えた請求項1に記載の紙幣鑑別装置。
  7. 【請求項7】 シャッタユニットの挿入口に隣接して設
    けられかつ紙幣の挿入口への挿入を検出する挿入口セン
    サと、搬送通路の入口に隣接して設けられかつ紙幣の入
    口への挿入を検出する入口センサと、挿入口センサ及び
    入口センサの出力を受信する鑑別制御回路とを備え、 鑑別制御回路は、挿入口センサの出力を受信したときに
    アクチュエータを作動して閉鎖部材を開放位置に移動
    し、 鑑別制御回路は入口センサの出力を受信したときにアク
    チュエータの作動を停止して閉鎖部材を閉鎖位置に戻す
    請求項1に記載の紙幣鑑別装置。
  8. 【請求項8】 閉鎖部材はスプリングにより常時閉鎖位
    置に向かって付勢される請求項1に記載の紙幣鑑別装
    置。
  9. 【請求項9】 鑑別ユニットと、鑑別ユニットの前部に
    取り付けられたシャッタユニットとを備え、鑑別ユニッ
    トはケースと、ケース内に形成されかつ紙幣が通過する
    搬送通路と、搬送通路の一端に設けられた入口から挿入
    された紙幣を搬送通路に沿って搬送通路の他端に設けら
    れた出口に搬送する搬送装置と、搬送通路に隣接して配
    置された鑑別センサとを備え、シャッタユニットは、紙
    幣を挿入する挿入口と、搬送通路の入口に隣接して挿入
    口を閉鎖する閉鎖位置及び挿入口を開放する開放位置と
    の間で移動可能に設けられ閉鎖部材を備えた紙幣鑑別装
    置において、 シャッタユニットはアクチュエータと、支軸に回転可能
    に支持されかつアクチュエータの作動によりロック位置
    と回避位置とに移動されると共に、閉鎖部材に間隙をも
    って作動連結されたロック部材とを備え、 ロック部材がロック位置から回避位置に移動されると
    き、閉鎖部材が閉鎖位置から開放位置に移動され、 ロック部材がロック位置から回避位置に移動されないと
    き、閉鎖部材の開放位置への移動をロック部材により阻
    止することを特徴とする紙幣鑑別装置。
  10. 【請求項10】 鑑別ユニットと、鑑別ユニットの前部
    に取り付けられたシャッタユニットとを備え、鑑別ユニ
    ットはケースと、ケース内に形成されかつ紙幣が通過す
    る搬送通路と、搬送通路の一端に設けられた入口から挿
    入された紙幣を搬送通路に沿って搬送通路の他端に設け
    られた出口に搬送する搬送装置と、搬送通路に隣接して
    配置された鑑別センサとを備え、シャッタユニットは、
    紙幣を挿入する挿入口と、搬送通路の入口に隣接して挿
    入口を閉鎖する閉鎖位置及び挿入口を開放する開放位置
    との間で移動可能に設けられ閉鎖部材を備えた紙幣鑑別
    装置において、 シャッタユニットはアクチュエータと、アクチュエータ
    の作動によりロック位置と回避位置とに移動されると共
    に、閉鎖部材に間隙をもって作動連結されたロック部材
    とを備え、 ロック部材がロック位置から回避位置に移動されると
    き、閉鎖部材が閉鎖位置から開放位置に移動され、 ロック部材がロック位置から回避位置に移動されないと
    き、閉鎖部材の開放位置への移動をロック部材により阻
    止することを特徴とする紙幣鑑別装置。
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