JPH0640634A - レセプタクルへの用紙装填装置 - Google Patents

レセプタクルへの用紙装填装置

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JPH0640634A
JPH0640634A JP5103725A JP10372593A JPH0640634A JP H0640634 A JPH0640634 A JP H0640634A JP 5103725 A JP5103725 A JP 5103725A JP 10372593 A JP10372593 A JP 10372593A JP H0640634 A JPH0640634 A JP H0640634A
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JP
Japan
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cassette
feeding
feeding means
loading device
feeders
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JP5103725A
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Inventor
David A Hain
エイ.ハイン デイヴィッド
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NCR International Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】貨幣カセット12中に紙幣11を自動装填する
装置10を与える。 【構成】本装置は第二無端ベルト送り手段76、78の
入り口ニップまで紙幣11を送るための第一無端ベルト
送り手段54、56を含む。第二送り手段76、78に
送られた各紙幣11は第二送り手段76、78に関連さ
れたプーリー手段74の周縁部分を通過し、紙幣11の
後方部分が第一送り手段54の係合を離れるとき、第一
送り手段54、56によりこの後方部分が送り路から離
れるように屈曲される。第二送り手段76、78は間欠
的に駆動され、その結果紙幣は第二送り手段76、78
によりカセット12の頂部開口中に重畳状態で送り込ま
れる。カセットの開口端中に突出する押出しアーム51
が、既にカセット12内にある紙幣を該頂部開口から離
してカセット12内部へ押し込むように、周期的に作動
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレセプタクル中に用紙を
装填する装置に関する。本発明は例えば貨幣カセット中
に紙幣を装填する装置に適用できる。
【0002】
【従来の技術】貨幣カセットは例えば利用者が顧客同定
カードを機械中に挿入してから機械に接続されたキーボ
ードで或種のデータ(コード、必要な貨幣額若しくは支
払額、取引形態等)を入力するような自動支払機に使用
される。機械は次いで当該取引を処理し、当該貨幣取引
を反映すべく利用者の口座を更新し、要求に応じて機械
中に装填された一つ以上の貨幣カセットから現金を支払
い、ルーチンオペレーションの一部として利用者にカー
ドを返却する。自動支払機にとっては少なくとも二種類
の額面の紙幣を支払うことは通常のことであり、各特定
額面の紙幣毎に別々の貨幣カセットを含んでいる。
【0003】現金支払機の現金支払い機構が正しく動作
するためには自動支払い機内に装架された各貨幣カセッ
トに収納された貨幣が現金支払機により処理される適当
な状態にあることが重要である。例えばもしも現金カセ
ット内に収納されている紙幣が破れており、あるいは極
度に劣化し、若しくは粘着テープ、ステープル等の異物
が付着していると、それら紙幣は当該現金支払機構内で
詰まってしまう可能性がある。従って貨幣カセットの装
填時には不適当な紙幣は排除されるように注意を払わな
ければならない。
【0004】紙幣を手でカセット中に装填することは煩
雑であり、時間の浪費となる。従って貨幣カセットの装
填を補助し、若しくは自動化する手段を与える必要があ
る。英国特許GB2198122-Aには貨幣カセット
中に紙幣を自動的に装填する装置が開示されている。こ
の装置はカセットから遠方側の積層位置とカセット開放
端に隣接する装填位置との間で往復運動可能なキャリッ
ジを含む。その動作により紙幣の束が積層位置にあるこ
のキャリッジ上に形成され、装填位置までキャリッジに
より搬送される。積層位置に向かうキャリッジの帰還運
動の期間に、その束はカセットの開放端中に積み降ろし
される。この公知装置の欠点はその構成が複雑なことで
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は自動的
にレセプタクル中に用紙を装填でき、かつ構成が簡単な
装置を与えることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明によれ
ば、用紙装填装置に対し装填位置に脱着可能に装架され
たレセプタクル中に用紙を装填する用紙装填装置であっ
て、該装填装置は複数の用紙を一枚づつ相互に離隔した
関係にして連続的に第一送り路に沿って複数の用紙を第
二送り手段まで送るように配置された第一送り手段と、
第二送り路に沿って該複数の用紙を送るように配置され
た該第二送り手段にして用紙の先頭部分が該第二送り手
段と係合してこれにより駆動されるときは該第一送り路
から離れるように屈曲されることにより各用紙の後方部
分が該第一送り手段を去るとき該第一送り路から離れる
ように屈曲させる該第二送り手段と、該第二送り手段の
動作を制御する制御手段にして、用紙が該第二送り手段
と係合した後、且つ該第一送り路から離れるようにその
用紙の後方部分の屈曲が生じた後、次の用紙の先頭縁が
その直ぐ先行の用紙と重畳する位置に来るまで該第二送
り手段が停止され、その後該第二送り手段の動作が再開
され、該第二送り手段が該複数用紙を重畳状態にして該
第二送り路に沿って該装填位置まで送るように制御する
制御手段と、該装填位置へ送られた用紙を該第二送り路
から横方向に押し出すように動作する押出し手段とを含
むことを特徴とする装置が与えられる。
【0007】本発明の装置は、紙幣が貨幣カセット中に
自動的に装填されるに先立って不適当な状態の紙幣を検
出、排除する目的で紙幣をスクリーニングにかける現金
管理システムの一部を形成することができることを了解
されたい。
【0008】添付図面を参照して以下に本発明の一実施
例を説明する。
【0009】
【実施例】図1ないし図4には貨幣カセット12中に紙
幣11を装填する装置10が示されている。後述する設
計変更は別として、貨幣カセット12は本技術分野で良
く知られている型式のものであって、カセット12はカ
セット12内に収容された紙幣11の束の長手の縁を支
持する床部材14(図2)と、床部材14に滑動可能に
装架されてばね手段(図示してなし)の作用の下に紙幣
11の束をカセット12の端壁18に向けて付勢すべく
配置される押出し板16とを含む。図3に観られるよう
に端壁18には自動支払い機の現金支払装置(図示して
なし)内の作動位置にカセット12が装架されると、従
来方法にしたがって一枚づつ紙幣11が引き出すことが
できる開口20が設けられている。通常、カセット12
が現金支払装置内に装架されていないときは開口20は
可橈性シャッター(図示してなし)により閉じられてい
る。本技術分野で公知の方法でカセット12が現金支払
装置内に装架されると、このシャッターは開口20から
除去されて現金支払装置内に含まれるキー ピンの作用
により床部材14の下方位置に移動される。カセット1
2には通常は閉じ位置にロックされている蓋(図示して
なし)が設けられている。カセット12が装填装置10
上に装架されているときはこの蓋はカセット12から除
去されることを了解されたい。
【0010】上記の設計変更は一方向回転クラッチ24
上に装架された歯車22(図2)を含む。この一方向回
転クラッチ24は押出し板16の上方位置に固着された
ブラケット26上に装架される。カセット12が装填装
置10内に装架されると、歯車22はラック部材28と
係合する。ラック部材28は端壁18とは反対側のカセ
ット12の端壁29(図1)に脱着可能に一端が軸着さ
れており、ラック部材28の重量により歯車22と係合
状態に保持される。一方向回転クラッチ24は(図2に
関して)反時計方向にのみ歯車22の回転を許す結果、
歯車22がラック部材28と係合している間は押出し板
16は図1および図2で観て左から右へのみ、すなわち
端壁18から遠退く方向にのみ、運動することができ
る。カセット12が装填装置10から除去されるとき、
ラック部材28はカセット12上の所定位置に蓋がロッ
クされるに先立ちラック部材28がカセット12から除
去されることを了解されたい。このようにしてカセット
12の正規動作においてはラック部材28はカセット1
2内に存在せず、その結果押出し板16が上記ばね手段
の作用の下に端壁18に向けて運動できる。
【0011】カセット12が装填装置10内の装填位置
に装架されるとカセット12は支持部材30上に支持さ
れる。このときカセット12の側壁32上にそれぞれ設
けられた水平に延びる棟部材支持バー31は支持部材3
0の水平に延びる支持バー31上に休止する。支持部材
30の後方端(すなわち図1および図2で観て右手の
端)は、支持枠40の側壁36、38にそれぞれ固着さ
れた鋲34上に軸着される。支持部材30の前方端部分
41はラッチ部材44上に形成されたショルダー42
(図2)により支持される。このラッチ部材44は側壁
36、38間に、かつ、これらに対して回転可能に装架
される。軸46の、側壁36を越えて突出する部分には
レバー48の一端が固着される。またラッチ部材44は
通常はばね50の作用の下に支持部材30と係合状態に
保持される(図1)。カセット12が正しく支持部材3
0上に支持されると、カセット12の端壁18は支持部
材30の前方端41と係合し、カセット12は手動解除
可能なラッチ手段(図示してなし)によりこの位置に保
持される。後に詳述するように、水平に装架された二つ
の押出しアーム51の自由端は開口20を通してカセッ
ト12中に突出する。
【0012】後述する方法で装填装置10により紙幣1
1がカセット12が装填された後、ばね50の作用に抗
してラッチ部材44を支持部材30の前方端から係合解
除すべく(図1及び図2において)反時計方向に手動で
レバー48を回転することにより、かつ押出しアーム5
1の自由端がカセット12から自由になる図4に示す位
置まで手動で後退させることにより、カセット12は装
填装置10から取り外すことが出来る。支持部材30か
らラッチ部材44を係合解除させた後、かつ、押出しア
ーム51の後退を行なった後、カセット12及び支持部
材30からなる組立体は図1に鎖線の輪郭の位置1
2’、30’まで反時計方向に回転できる。この輪郭位
置ではカセット12^は装填装置10から自由になる。
カセット12は前方端部分41から遠退くように支持部
材30に沿って後方にカセット12を滑動させると、装
填装置10から取り外しできる。カセット12は図1に
鎖線の輪郭の位置30’に支持部材30を置いたまま、
支持部材30に沿ってカセット12を前方端部分41に
向けて後方に滑動させることにより、再び装填装置10
内に装架することができる。支持部材30には前方端部
分41から遠退く後方に向けて支持バー33と平行に延
びる二つの尖端52(図2)が設けられていることを了
解されたい。この尖端52は機能上、カセット12が装
架される現金支払い装置(図示してなし)の前記キー
ピンに対応する。従って、装填装置10内にカセット1
2を再度装架する際に尖端52はカセット12のシャッ
ターを開く働きをする。カセット12がその端壁18を
支持部材30の前方端部分41と係合させた状態で支持
部材30上の所定位置にラッチ留めされた後、カセット
12および支持部材30からなる組立体は図2に示す位
置に時計方向に回転され、その前方端部分41がラッチ
部材44により保持される。
【0013】装填装置10は協同する上方及び下方の無
端送りベルト54、56の組を含む。これらベルト54
はそれぞれの前方プーリー58およびそれぞれの後方プ
ーリー60の周りを通過し、ベルト56はそれぞれの前
方プーリー62及びそれぞれの後方プーリー64の周り
を通過する。プーリー58、60の間に延びるベルト5
4の下方部分はそれぞれにベルトベルト56の上方部分
に対して協同関係にある事を了解されたい。前方プーリ
ー58の組及び前方プーリー62の組はそれぞれ、側壁
36、38間に、かつこれら側壁に対して回転可能に装
架された二つの駆動軸66、68上に、固定される。後
方プーリー60の組および後方プーリー64の組はそれ
ぞれに側壁36、38間に延びる二つの別の軸70、7
2に回転可能に装架される。軸72は側壁36、38に
対して回転可能である。二つの別のプーリー74はプー
リー64の直径よりも僅かに大きな直径を有し、プーリ
ー74の駆動軸の役割を果たす軸72上に装架される。
後述するようにプーリー74はそれぞれ一対の無端送り
ベルト76および一対のベルト78に関連されており、
ベルト対76および78は相互に共同関係を持つように
装架される。
【0014】側壁82、84を有する別の支持枠80が
支持枠40の側壁36、38間に装架される。側壁8
2、84間に、且つこれらの側壁に対して回転可能に、
駆動軸86が延び、側壁82、84間には別の軸88、
90、92、94が延びる。駆動軸86には一対のプー
リー96が固定され、軸88、90、92、94上には
別の対プーリー98、100、102、104がそれぞ
れ回転可能に装架される。図2を観る最もよくわかるよ
うにベルト76は各々、プーリー96、98、100の
内の関連するものの周りを通過すると共に、プーリー7
4に関連するものの周囲を部分的に通過する。ベルト7
6の、プーリー74、100間に延びる部分はそれぞ
れ、ベルト78のうちプーリー74、102間に延びる
部分に対して共同関係を持つことを了解されたい。支持
枠80上にはベルト76、78の共同部分の両側に案内
手段105、106が装架される。
【0015】さらに図10図を参照すると、駆動軸6
6、68は歯車手段(図示してなし)を介して電動モー
ター107により駆動され、駆動軸72、86は電動ス
テッピングモーター108により駆動される。電動モー
ター107、108の動作は装填装置10の一部をなす
電気制御手段110により制御される。後述するように
電子制御手段110の制御下における装填装置10の動
作として共同送りベルト54、56がモーター107に
より連続的に駆動され、他方共同送りベルト76、78
はステッピングモーター108により間欠的に駆動され
る。側壁38を越えて突出する駆動軸68の一部の上に
タイミングディスク112が装架される。このタイミン
グディスク112は側壁38上に装架されたセンサ11
4と共同関係にある。装填装置10の動作においてはセ
ンサ114は一連のタイミングパルスを電子制御手段1
10に印加する。光検出手段116は後述する目的のた
め、ベルト54、56が協同する部分のある領域に配置
される。空気ポンプ(図示してなし)に接続されたチュ
ーブ118が、プーリー60、64間に延びるベルト5
6の上方部分の下側に位置する。動作上、後述する目的
のため、オリフィス(図示してなし)を介して上方に指
向された空気ジェットがチューブ118から噴射され
る。
【0016】前述した押出しアーム51はそれぞれ、二
対の平行な支持アーム120、121により支持され
る。二対の支持アーム120、121のいずれの上方端
も、押出しアーム51の自由端(図1、2、4で観て右
手の端)から離隔された押出しアーム51の関連部分に
回転可能に接続される。支持アーム120、121の各
対の下方端はそれぞれ側壁36、38間に延び、且つこ
れらのに回転可能に装架された二つの軸122、124
上に留められる。側壁36の外側には電気子128を有
するソレノイド126が装架される。電気子128はリ
ンク部材130の一端に回転可能に接続され、その他端
はフック部分132を形成する。図1、3に観られるよ
うに、フック部分132は通常、側壁36を越えて突出
する軸124の一部に留められたアーム136上に設け
られた鋲と係合する。フック部分132は通常、リンク
部材130に装着されたばね138(図4)によって鋲
134に係合状態に保持される。通常、ソレノイド12
6が通電されていない状態の下では、押出しアーム51
は図2に示す位置にあり、押出しアーム51の自由端は
案内装置105の最下端部分140のやや左に位置され
る。案内手段105に関して言うと、カセット12が装
填装置10の装填位置に装架されているときは、支持枠
80のうち案内手段105および106が装架されてい
る部分が頂部開口からカセット12中に突出すること、
またその際、案内手段105の最下端部分140はカセ
ット12の床部材14の少々上方に位置されることを了
解されたい。ソレノイド126が通電されると、電気子
128はリンク部材130を(図1、2、4で観て)右
方へ引きつけ、アーム136および軸124からなる組
立体を時計方向に回転させ、この回転がさらに支持アー
ム120、121を時計方向に観点させる結果、押出し
アーム51を図4に示す鎖線の輪郭位置に移動させる。
このとき押出しアーム51の自由端は案内手段105の
最下端部分140の右方に位置される。ソレノイド12
6が再び作動停止されると、押出しアーム51および支
持アーム120、121からなる組立体はばね(図示し
てなし)の作用により図1、2に示す位置に運動し戻さ
れる。
【0017】前述したようにカセット12および支持部
材30からなる組立体を図1に鎖線輪郭で示す位置まで
回転可能とするためには、押出しアーム51の自由端が
カセット12の前方壁18から自由となる図4の位置ま
で押出しアーム51が後退することが必要である。押出
しアーム51のこのような後退を可能とする目的で別の
アーム142が軸124上に留められ、アーム142は
アーム136の、側壁36から遠方側に位置される。特
に図4に示すように、アーム142にはハンドル部分1
44、カム面146、およびショルダー148が設けら
れている。押出しアーム51を後退させるため、アーム
142は手動で反時計方向に、図1に示す原位置から図
4に示す位置までばね150の作用に抗して反時計方向
に手動回転される。アーム142のこの回転運動の第一
部分が起きる期間、カム面146はフック部分132が
アーム136上の鋲134から係合解除されるように上
昇させるべくリンク部材130上の鋲152と係合す
る。その後、アーム142のその後の回転運動期間中、
ショルダー148がアーム136上の別の鋲鋲154と
係合し、その結果軸124およびアーム136からなる
組立体を反時計方向に回転させ、この回転が支持アーム
120、121の反時計方向の回転運動を起こし、その
結果押出しアーム51を図4に示す実線輪郭の位置まで
運動させる。
【0018】図5ないし図92を参照して装填装置10
の動作について説明する。最初、手で作動するキーボー
ド制御装置156(図10)からの信号に応答して電子
制御手段110が電動モーター107を作動させ、送り
ベルト54、56を進行させる。同時に、タイミングデ
ィスク112に関連されたセンサ114がタイミングパ
ルスを電子制御手段110に印加し始める。紙幣11は
送り路158(図1)に沿って一枚づつベルト54、5
6のニップ中に送られ、装填装置10に送られる。その
際、紙幣11の長手縁は送り路158に垂直に保たれ
る。これら紙幣は例えば図11に関して後述するような
紙幣スクリーニングシステムから供給される。ベルト5
4、56に送られた最初の紙幣11’は捕捉されると動
作中の送りベルト76、78のニップに向けて送られ
る。紙幣11’の先頭縁を感知したことに応答して光検
出手段116は電子制御手段110に信号を送る。この
信号を受信した後、電子制御手段110により予定数の
タイミングパルスの計数に相応する予定時刻に電子制御
手段110はベルト76、78の進行動作を開始させる
べくステッピングモーター108を作動開始させる。こ
の動作は第一の紙幣紙幣11’がベルト76、78のニ
ップに到達するに先立って開始される。
【0019】プーリー74およびプーリー60間の間隔
は、図5に示すように第一紙幣11’の先頭縁がベルト
76、78のニップに到達してニップに捕捉されると
き、紙幣紙幣11’の後方縁が依然としてベルト54、
56間に捕捉されるような間隔である。紙幣11’の先
頭部分が捕捉され、ベルト76、78により捕捉、駆動
されると、この部分はプーリー74各々の周縁部分に沿
って屈曲されること、またその結果この部分は協同的ベ
ルト54、56により確定される送り路から離れるよう
に屈曲されることを了解されたい。紙幣11’の先頭縁
部分がベルト76、78によりこのように捕捉され、駆
動された直後、紙幣11’の先頭縁はベルト54との接
触から逃れ、このとき図6に示すように紙幣11’の後
方部分が紙幣11’の固有の弾性若しくは剛性により、
すぐ上に述べた送り路から離れるように弾かれる。ベル
ト76との接触に入る紙幣11’の後方部分は前述した
チューブ118(図1、図2)からの上向き空気ジェッ
トにより運動が補助される。紙幣11’の後方部分が弾
かれてベルト76と接触状態に入った直後にベルト7
6、78の動作を停止させるため、ステッピングモータ
ー108は電子制御手段110により停止される。この
時点で紙幣11’はその後方部分をベルト76と接触さ
せ、ベルト56の上方部分の上方位置に位置させた状態
で停止される。この位置はほぼ図6に示す位置である。
【0020】モーター107により駆動されるベルト5
4、56は装填装置10の動作中、連続的に動作するこ
とを了解されたい。このようにして紙幣11’が上述し
たように停止されるが、次の紙幣11’’がベルト5
4、56によりベルト76、78のニップに向けて送ら
れる。第一紙幣11’の場合と同様、紙幣11’’の先
頭縁は光検出手段116により感知される。この感知に
応答して光検出手段116により電子制御手段110へ
信号が送られる。この信号を受信した後の予定時刻に、
電子制御手段は再びステッピングモーター108を再始
動させ、ベルト76、78の進行動作を起こさせる。こ
の再始動は11’’の先頭縁がベルト76、78のニッ
プに到達する前に起きる。ベルト76、78の動作開始
に先立って、紙幣11’’の先頭縁がベルト56上方に
位置された11’の後方部分の下方を運動し、その結果
11’’の先頭縁部分が紙幣11’に対して重畳するよ
うに位置される。ベルト76、78の動作が開始される
と、二つの紙幣11’、11’’は重畳したまま、図7
に示すプーリー74の周縁の一部の周りを一緒に移送さ
れる。
【0021】第一紙幣11’について説明したことと同
様、第二紙幣11’’の後方縁がベルト54との接触か
ら逃れるとき、紙幣11’’の後方部分はベルト54、
56により確定される送り路から弾かれ、ベルト76と
の接触状態に入る。その直後、ベルト76、78は紙幣
11’、11’’を図8に示す重畳位置にしたまま、再
び停止される。次いで次の紙幣11’’’(図8)がベ
ルト54、56により、紙幣11’’’の先頭部分が1
1’’と重畳するような位置に送られ、次いでベルト7
6、78の動作が再開始される。このようにして紙幣1
1の先頭縁がカセット12の床部材14に当接するま
で、重畳する紙幣11の流れがベルト76、78と案内
手段105とにより確定される送り路に沿って送られ
る。このようにして紙幣11はカセット12中に送ら
れ、図9に示すように案内手段105および押出し板1
6間に束が形成される。この場合、この束の中の紙幣1
1の長手縁は床部材14により支持される。
【0022】カセット12中に連続的に紙幣11が送り
込める空間を作るため、電子制御手段110は図4に鎖
線の輪郭の位置51’まで押出しアーム51を移動させ
るべくソレノイド126を周期的に暫時作動させる。こ
の作動は例えば紙幣10枚毎に起き、光検出手段116
により感知される。押出しアーム51のこの運動は既に
カセット12内にあって床部材14により支持されてい
る紙幣11の束を図1、2、4、9で観て右側に、押出
し板16が束に加える圧力に逆らって押すのみならず、
押出し板16を右側に押す。既に説明したように、押出
し板16に関連する一方向クラッチ24は、ソレノイド
126の作動停止に続いて押出し板16の左向き戻りお
よび押出しアーム51の戻りとして起きうる、図1、2
に示すこれらの原位置への復帰を防止する。紙幣11は
重畳状態でカセット12中に送られるので、各連続紙幣
11の先頭縁が先行紙幣11の縁に当たったり詰まった
りすることがない点に注目されたい。上述したように押
出しアーム51の動作(前記原位置への復帰を含めて)
はベルト76、78が停止している間に起きるように電
子制御手段110によりタイミング化され、その結果、
到来する紙幣11が押出しアーム51に対して詰まるこ
とがない。ベルト54、56、ベルト76、78、およ
び押出しアーム51の動作は、装填装置10によるカセ
ット12中への紙幣11の装填が完了するまで続行され
る。これが完了したとき、電子制御手段110はモータ
ー107および108の双方を停止する。ラッチ部材4
4は次いでレバー48の手動操作により支持部材30か
ら係合解除され、押出しアーム51がアーム142のハ
ンドル部分144の手動操作により後退位置まで移動さ
れる。その後、カセット12および支持部材30からな
る組立体は図1に示す位置まで反時計方向に回転され
る。カセット12は次いで装填装置10から引き出さ
れ、ラック部材28がカセット12から除去され、蓋
(図示してなし)がカセット12の所定位置にロックさ
れる。シャッター(図示してなし)はカセット12を装
填装置10から引き出す際に在来の方法でその閉じ位置
に自動的に戻される。この段階で装填されたカセット1
2は自動支払い機の現金支払機構中へ挿入するための、
自動支払機への移送準備が完了した状態となる。
【0023】上述したように、装填装置10は紙幣スク
リーニングおよび図11に示すような装填システムの一
部を形成することができる。図11には例えばEP 0
470808 A2に記載されるような劣化紙幣検出装
置159を含む例が示されている。この劣化紙幣検出装
置159は入力側送り機構160の下流に位置する。入
力側送り機構160はその中に保持された紙幣の束から
装置159に一枚づつ紙幣を送る働きをする。装置15
9によって必要な標準的剛性を有しないと決定された紙
幣はゲート161により拒絶紙幣容器162へ分離され
る。所定の標準剛性を有する紙幣はゲート161を通過
し、ステープルその他の紙幣上の付着物の存在を検出す
る検出器163に移送される。検出器163を通過した
後、紙幣はさらに皺を検出する検出器164、穴、折り
目、破れ目を検出する検出器166を通過し、紙幣額面
を検出する検出器168を通過するように移送される。
検出器163、164、166のいずれかにより受容不
可であることあるいは検出器168により額面が誤った
ものであることが発見された紙幣は、別の拒絶紙幣容器
170へ分岐ラインに沿って移送される。そうでないと
きは紙幣は装填装置10に送られ、そこで紙幣カセット
中に装填される。
【0024】
【効果】上に説明した装填装置10はその構造および動
作が簡単でありながら、自動的にレセプタクル中に用紙
を装填でき、さらに動作において信頼性があるという利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】カセット中に紙幣を自動的に装填する装填装置
内に装架された貨幣カセットの側面図で、その一部を切
り取って示す図である。
【図2】図1に示すカセットおよび装填装置の一部の拡
大部分側面図で、その一部を切り取って示す図である。
【図3】図1および図2の左から右に観たときの上記カ
セットおよび装填装置の正面図である。
【図4】上記装填装置の押出し機構の立面図で、押出し
機構のエレメントが図1に示す位置と異なる位置にある
ときの図である。
【図5】貨幣カセットの前方端に向けて紙幣を重畳状態
に送る送り手段の動作の一ステップを示す略線図であ
る。
【図6】貨幣カセットの前方端に向けて紙幣を重畳状態
に送る送り手段の動作の別の一ステップを示す略線図で
ある。
【図7】貨幣カセットの前方端に向けて紙幣を重畳状態
に送る送り手段の動作の別の一ステップを示す略線図で
ある。
【図8】貨幣カセットの前方端に向けて紙幣を重畳状態
に送る送り手段の動作の別の一ステップを示す略線図で
ある。
【図9】貨幣カセットの前方端に向けて紙幣を重畳状態
に送る送り手段の動作の別の一ステップを示す略線図で
ある。
【図10】上記装填装置の諸部分の電気的相互接続を示
すブロック回路線図である。
【図11】本発明の装填装置を含む紙幣スクリーニング
兼装填システムの特徴を示すブロック略線図である。
【符号の説明】
10 紙幣自動装填装置 11 紙幣 12 貨幣カセット 54、56 無端ベルト送り手段 74 プーリー手段 76、78 送り手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙装填装置に対し装填位置に脱着可能に
    装架されたレセプタクル(12)中に用紙(11)を装
    填する用紙装填装置(10)であって、該装填装置は複
    数の用紙を一枚づつ相互に離隔した関係にして連続的に
    第一送り路に沿って複数の用紙を第二送り手段まで送る
    ように配置された第一送り手段(54、56)と、 第二送り路に沿って該複数の用紙を送るように配置され
    た該第二送り手段(76、78)にして、用紙(11)
    の先頭部分が該第二送り手段と係合してこれにより駆動
    されるときは該第一送り路から離れるように屈曲される
    ことにより各用紙(11)の後方部分が該第一送り手段
    (54、56)を去るとき該第一送り路から離れるよう
    に屈曲させる該第二送り手段と、 該第二送り手段(76、78)の動作を制御する制御手
    段(110)にして、用紙が該第二送り手段と係合した
    後、且つ該第一送り路から離れるようにその用紙の後方
    部分の屈曲が生じた後、次の用紙の先頭縁がその直ぐ先
    行の用紙と重畳する位置に来るまで該第二送り手段が停
    止され、その後該第二送り手段の動作が再開され、該第
    二送り手段(76、78)が該複数用紙を重畳状態にし
    て該第二送り路に沿って該装填位置まで送るように制御
    する制御手段と、 該装填位置へ送られた用紙(11)を該第二送り路から
    横方向に押し出すように動作する押出し手段(51)と
    を含む装填装置(10)。
JP5103725A 1992-04-10 1993-04-07 レセプタクルへの用紙装填装置 Pending JPH0640634A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB929207929A GB9207929D0 (en) 1992-04-10 1992-04-10 Apparatus for loading sheets into a receptacle
US07/959,826 US5288066A (en) 1992-04-10 1992-10-13 Apparatus and method for loading sheets into a receptacle
US9207929.2 1992-10-13
US959826 1992-10-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0640634A true JPH0640634A (ja) 1994-02-15

Family

ID=26300687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5103725A Pending JPH0640634A (ja) 1992-04-10 1993-04-07 レセプタクルへの用紙装填装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0640634A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014032658A (ja) * 2012-07-31 2014-02-20 Ncr Corp 貨幣カセット補充装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014032658A (ja) * 2012-07-31 2014-02-20 Ncr Corp 貨幣カセット補充装置

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