JP3368099B2 - リヤーフォーカス式のズームレンズ - Google Patents
リヤーフォーカス式のズームレンズInfo
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Description
ズームレンズに関し、特に物体側の第1群以外のレンズ
群でフォーカスを行うインナーフォーカス又はリヤーフ
ォーカス(以下「リヤーフォーカス」という。)式を用
いた写真用カメラやビデオカメラ、そして放送用カメラ
等に用いられる変倍比10,Fナンバー1.8程度の大
口径比で高変倍比のレンズ全長の短い小型のリヤーフォ
ーカス式のズームレンズに関するものである。
化に伴い、撮像用のズームレンズの小型化にも目覚まし
い進歩が見られ、特にレンズ全長の短縮化や前玉径の小
型化、構成の簡略化を図ったものが要望されている。
ォーカスを行う、所謂リヤーフォーカス式を採用する方
法がある。
は第1群を移動させてフォーカスを行うズームレンズに
比べて第1群の有効径が小さくなり、レンズ系全体の小
型化が容易になり、又近接撮影、特に極近接撮影が容易
となり、更に比較的小型軽量のレンズ群を移動させて行
っているのでレンズ群の駆動力が小さくて済み、迅速な
焦点合わせができる、等の特長がある。
や特開昭62−24213号公報や特開昭63−247
316号公報、そして特開平4−43311号公報では
物体側より順に正の屈折力の第1群、負の屈折力の第2
群、正の屈折力の第3群、そして正の屈折力の第4群の
4つのレンズ群を有し、第2群を移動させて変倍を行
い、第4群を移動させて変倍に伴う像面変動とフォーカ
スを行うリヤーフォーカス式の4群ズームレンズが提案
されている。
ス式の4群ズームレンズにおいて、変倍用の第2群の屈
折力を強めて所定の変倍比を確保する為の第2群の光軸
方向の移動量を少なくする方法がある。
ンズ群(第1群と第2群)の間隔が短くなり、又絞りか
ら第1群までの距離が短くなるので前玉径が小型にな
る。そして第1群の厚みを薄くすることができる為、全
系の小型化が容易になる。
型化する方法がある。具体的には第3群を物体側から順
に正レンズと負レンズで構成し、第3群を所謂望遠レン
ズのタイプとして第3群の主点位置を物体側に移動させ
て第3群と第4群の実際の間隔を短くして小型化を図っ
ている。
レンズに中望遠用(35mm判で100mm〜200m
m程度の焦点距離を有するレンズ)のレンズ系として用
いられる望遠比の小さいレンズ系を簡略化したタイプに
類似している。このようなレンズ構成のズームレンズ
が、例えば特開平5−19165号公報,特開平5−6
0974号公報,特開平5−297275号公報,特開
平5−60973号公報,特開平5−107473号公
報,USP5,189,558 号公報等で提案されている。
ス式の4群ズームレンズにおいて第4群の主点を物体側
に持っていき、バックフォーカスを短縮する方法があ
る。具体的には第4群を物体側から順に正レンズと負レ
ンズで構成し、第4群を所謂望遠レンズのタイプとして
第4群の主点位置を物体側に移動させて第3群と第4群
の実際の間隔を短くすると共にバックフォーカスも短縮
し、小型化を図っている。
おいてリヤーフォーカス式を用いて前述の手段(ロ)〜
(ニ)等を採用するとレンズ系全体が小型化され、又迅
速なるフォーカスが可能となり、更に近接撮影が容易と
なる等の特長が得られる。
変動が大きくなり、無限遠物体から近距離物体に至る物
体距離全般にわたり高い光学性能を得るのが大変難しく
なってくる。例えば、前述の(ロ)の方法である第2群
の屈折力を強くする方法では、レンズ全長は短くなるが
全系のペッツバール和が負の値で大きくなり、像面湾曲
等の諸収差が極端に悪化するため、余り極端に第2群の
屈折力を強くすることができない。
第4群の主点位置を物体側に寄せて第3群と第4群の実
際の間隔を短くすると距離合わせの為に移動する第4群
の移動スペースが十分確保できず、特に中間から望遠端
での至近距離撮影が十分確保できなくなる。又これに加
えてローパスフィルター等の部材が入るバックフォーカ
ス部の寸法が十分確保することができなくなってくる。
つ、大口径比化及び高変倍化を図る際、各レンズ群のレ
ンズ構成を適切に設定することにより広角端から望遠端
に至る全変倍範囲にわたり、又無限遠物体から超至近物
体に至る物体距離全般にわたり、良好なる光学性能を有
したレンズ全長の短い小型のリヤーフォーカス式のズー
ムレンズの提供を目的とする。
ス式のズームレンズは、 (1−1)物体側より順に正の屈折力の第1群、負の屈
折力の第2群、正の屈折力の第3群、そして正の屈折力
の第4群の4つのレンズ群を有し、該第2群を像面側へ
移動させて広角端から望遠端への変倍を行い、変倍に伴
う像面変動を該第4群を物体側に凸状の軌跡を有しつつ
移動させて補正すると共に該第4群を移動させてフォー
カスを行い、該第3群は物体側に強い屈折力の両レンズ
面が凸面の正の第31レンズと物体側に凸面を向けたメ
ニスカス状の負の第32レンズより成り、該第4群は両
レンズ面が凸面の正の第41レンズと像面側に凸面を向
けたメニスカス状の負の第42レンズより成り、該第3
2レンズの物体側と像面側のレンズ面の曲率半径を各々
R32a,R32bとしたとき 1.4<R32a/R32b<1.9 ‥‥‥(1) なる条件を満足することを特徴としている。
ズームレンズの後述する数値実施例1〜5のレンズ断面
図、図6,図7は数値実施例1、図8,図9は数値実施
例2、図10,図11は数値実施例3、図12,図13
は数値実施例4、図14,図15は数値実施例5の諸収
差図である。収差図において図6,図8,図10,図1
2,図14は広角端、図7,図9,図11,図13,図
15は望遠端を示している。
負の屈折力の第2群、L3は正の屈折力の第3群、L4
は正の屈折力の第4群である。SPは開口絞りであり、
第3群L3の前方に配置している。Gはフェースプレー
トやフィルター等のガラスブロックである。
際して矢印のように第2群を像面側へ移動させると共に
変倍に伴う像面変動を第4群を物体側に凸状の軌跡を有
しつつ移動させて補正している。
を行うリヤーフォーカス式を採用している。同図に示す
第4群の実線の曲線4aと点線の曲線4bは各々無限遠
物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端か
ら望遠端への変倍に伴う際の像面変動を補正する為の移
動軌跡を示している。尚、第1群と第3群は変倍及びフ
ォーカスの際、固定である。
変倍に伴う像面変動の補正を行うと共に第4群を移動さ
せてフォーカスを行うようにしている。特に同図の曲線
4a,4bに示すように広角端から望遠端への変倍に際
して物体側へ凸状の軌跡を有するように移動させてい
る。これにより第3群と第4群との空間の有効利用を図
り、レンズ全長の短縮化を効果的に達成している。
無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合は同
図の直線4cに示すように第4群を前方へ繰り出すこと
により行っている。次にレンズ構成上の特長について順
次説明する。
が凸面の正の第31レンズと物体側に凸面を向けたメニ
スカス状の負の第32レンズより構成し、又第4群を両
レンズ面が凸面の正の第41レンズと像面側に凸面を向
けたメニスカス状の負の第42レンズより構成して、レ
ンズ系全体の小型化を図りつつ、諸収差を良好に補正し
ている。
の主点位置を物体側に移動させて第3群と第4群の実際
の間隔を短くして小型化を図っている。そして第3群中
の第32レンズのレンズ形状が条件式(1)を満足する
ようにしている。
第3群の主点位置が物体側に寄りすぎて第3群と第4群
の実際の間隔が短くなりすぎ、距離合わせの為に移動す
る第4群の移動スペースを十分確保することができず、
特に中間から望遠端での至近撮影距離が十分確保できな
くなり適当でない。又下限値を越えると第3群の負の第
32レンズの屈折力が弱くなり、第3群を望遠タイプに
して小型化を達成することが難しくなってくる。
ズームレンズは、以上の諸条件を各々満足することによ
り達成されるが、更にレンズ系全体の小型化を図りつつ
全変倍範囲・物体距離全般にわたり良好なる光学性能を
得るには次の諸条件のうち少なくとも1つを満足させる
のが良い。
広角端における前記第3群と第4群の間隔をD34Wと
したとき 0.2 <(R32a−R32b)/(R32a+R32b)<0.3 ‥‥‥(2) 0.8 <F3/F4<1.05 ‥‥‥(3) 0.45<D34W/F4<0.6 ‥‥‥(4) なる条件を満足することである。
て第3群と第4群の小型化を図る為のものである。条件
式(1)と同様に上限値を越えると、極端に第3群の主
点位置が物体側に寄りすぎて第3群と第4群の実際の間
隔が短くなりすぎ、又下限値を越えると第3群の負の第
32レンズの屈折力が弱くなり、第3群の小型化が難し
くなってくる。
群を小型化を図る為の最適な屈折力配分を表している。
特に第3群と第4群の間隔を最適にした時、第3群から
射出する光束を第4群に略アフォーカルで入射させ、最
適なバックフォーカスを確保する為のものである。
屈折力が弱くなり、距離合わせの為に移動する第4群の
移動量が大きくなり、特に中間から望遠端での至近撮影
距離が十分確保できなくなる。又バックフォーカスが大
きくなり適当でない。又上限値を越えると第3群から射
出する光束がアフォーカルから逸脱し、第4群が大型化
してくる、又ズームや距離合わせによる収差変動も大き
くなりがちとなり適当でない。
群を小型化にする為の第3群と第4群の間隔を最適にす
る為のものである。特に第3群と第4群の実際の間隔を
短くすると共にバックフォーカスを短縮し、小型化を図
ると共に距離合わせの為に移動する第4群の移動スペー
スを十分に確保し、ローパスフィルター等の部材が入る
バックフォーカス部の寸法を確保する為に必要なもので
ある。
第4群の間隔が大きくなり、レンズ系全体が大型化する
ばかりでなく、第4群によるズーミング及び距離合わせ
の際の収差変動が大きくなる。又下限値を越えると所望
の近距離撮影ができなくなり適当でない。
第2群の光軸上の移動量をM2としたとき 0.25<|F2/M2|<0.4 ‥‥‥(5) 0.2 <|F2/F4|<0.35 ‥‥‥(6) なる条件を満足することである。
所望のズーム比を得る為の変倍に伴う第2群の移動量を
最適な関係にするのに必要なものである。条件式(5)
の上限値を越えると所望の変倍比が得られず、下限値を
越えるとズーミングによる収差変動が大きくなったり、
大型化して適当でない。
ズ群の屈折力配置を与えるものである。この範囲を逸脱
するとレンズ系が大型化して好ましくない。条件式
(6)の範囲で構成すると変倍系であるレンズ群(第1
群と第2群)の間隔が短くなり、又絞りから第1群まで
の距離が短くなるので前玉径の小型化、そして第1群の
厚みを薄く構成できる為、全系の小型化が容易になる。
2レンズの間隔をD31-32 としたとき 60<F3/D31-32 <200 ‥‥‥(7) なる条件を満足することである。条件式(7)の上限値
を逸脱するとレンズ系が大型化し、又下限値を逸脱する
と第3群との主点間隔が物体側に寄りすぎて適当ではな
い。
ズとは接合されていることである。これによれば良好な
収差補正とレンズ系の小型化が容易になる。
ペース化を図っている。この為に第4群を物体側から順
に両レンズ面が凸面の正の第41レンズと物体側に凹面
を向けたメニスカス状の負の第42レンズで構成してい
る。この為、それぞれのレンズ面は同じ方向の曲率の面
で向き合っている。そのそれぞれのレンズを別々に保持
しようとすると各レンズの間隔を確保する必要があり、
第4群の厚みが大きくなってしまい適当でない。又それ
ぞれのレンズは相互に倒れると収差の劣化が著しくなる
傾向がある。その為に本実施例では第41レンズと第4
2レンズとを接合している。
ンズ面又は/及び前記第41レンズの物体側のレンズ面
はレンズ中心から周辺部にいくに従い正の屈折力が弱く
なる形状の非球面より成っていることである。
収差を良好に抑えて正負の2枚の最小のレンズ枚数で球
面収差,コマ収差を良好に補正している。尚、これらの
非球面はプラスチックレンズでも良い。またその他のレ
ンズにおいてもプラスチックで構成しても良い。
メニスカス状の負の第11レンズ、両レンズ面が凸面の
正の第12レンズ、そして物体側に凸面を向けた正の第
13レンズの3つのレンズより成り、該第2群は物体側
に凸面を向けたメニスカス状の負の第21レンズ、両レ
ンズ面が凹面の負の第22レンズ、そして正の第23レ
ンズの3つのレンズより成り、このうち第22レンズと
第23レンズとは接合していることである。これにより
変倍に伴う収差変動を良好に補正している。
の移動に伴う像面変動を補正すると共にフォーカシング
を行うように移動している。このときフォーカシングに
伴う収差変動、特に色収差変動を抑える為に両レンズ面
が凸面の正の第41レンズと像面側に凸面を向けたメニ
スカス状の負の第42レンズより構成している。
するのが良い。又このとき第41レンズと第42レンズ
の材質のアッベ数を各々ν41,ν42としたとき ν42<ν41 ‥‥‥(8a) を満たしているのが好ましい。この範囲を逸脱すると色
収差の距離変動が大きくなり適当ではない。
の第42レンズの2枚を貼り合わせにするとズーミング
とフォーカシングで共に移動する第4群の構成が1ブロ
ックとなり簡易化し、保持しやすくなるので好ましい。
材質のアッベ数を各々ν41,ν42としたとき 15<ν41−ν42 ‥‥‥(8b) なる条件を満足するのが良い。これにより変倍に伴う色
収差を良好に補正している。
焦点距離を各々FW,FTとしたとき
群のパワー(屈折力)に関する式である。この範囲を適
当に選択することにより有効に高変倍化を達成してい
る。具体的には条件式(9)の下限値を越えると第2群
のパワーが強くなりすぎ、ペッツバール和が負の方向に
大きくなり像面がオーバー(補正過剰)となるばかりで
なく、敏感度が高くなりピントズレや像揺れが起こりや
すくなる為、機構構成が複雑になり適当ではない。
くなり、所望の変倍比の達成の為に第2群の移動量が大
きくなり、大型化して適当ではない。高倍化の為には条
件式(9)を更に以下の条件に入っていることが望まし
い。
したとき 2.5<F3/FW<3.2 ‥‥‥(10) 2.5<F4/FW<3.5 ‥‥‥(11) なる条件を満足するのが、レンズ系全体の小型化を図り
つつ、変倍に伴う収差変動を少なくする為に好ましい。
フォーカスしているときの第2群と第3群の間隔(空気
間隔)をD23W,第3群と第4群の間隔(空気間隔)
をD34Wとしたとき 1.5<D23W/D34W<3.0 ‥‥‥(12) なる条件を満足するのが良い。
場合、どうしても望遠端において近距離物体にフォーカ
スするときのフォーカシングレンズの移動量が大きくな
る。特にズーム倍率(変倍比)が大きくなればなる程第
4群の像面位置補正の移動量、そしてフォーカスの為の
移動量が共に大きくなる。
満足させて、第4群の移動量を適切に設定している。間
隔D23Wは特に、主変倍レンズ群である第2群の移動
可能な範囲に寄与する量である。又間隔D34Wは第4
群の像面位置補正の為の移動量とフォーカスの為の移動
量に関する量である。この中に入るようにして適正なズ
ーム倍率と適正な至近距離を達成している。
群の特にフォーカスの為の移動量を十分確保することが
できない。又下限値を超えると所望のズーム比を確保す
る為の第2群の移動量が確保できない。尚、空気間隔D
23Wとは第2群の最も像面側のレンズ面と第3群の最
も物体側のレンズ面との間隔である。空気間隔D34W
も同様である。
各々F1,F2としたとき 4.8<|F1/F2|<7 ‥‥‥(13) なる条件を満足することである。望遠比の大きいレンズ
系を設定する時はどうしても第2群の屈折力を大きくす
る必要がある。
である為、条件式(13)を満足させることにより10
倍以上のズームレンズを構成している。
3)は 4.8<|F1/F2|<6.0 ‥‥‥(13a) の如く設定するのが高倍にしつつ良好なペッツバール和
を確保するのに好ましい。条件式(13a)の下限値を
越えると10倍以上の高倍化のために第2群の移動量が
大きくなり、大型化及び前玉径が大きくなってくる。又
上限値を越えるとペッツバール和が負の値で大きくな
り、像面が大きくプラス側に倒れてくるので良くない。
のバックフォーカス(ガラスブロック,フィルター等、
実施例中の‘G’を除く)をBFWとしたとき 1.6<BFW/FW<2.0 ‥‥‥(14) なる条件を満足させるのが良い。
小型化するのに必要な式であり、下限値を越えるとフィ
ルター等のブロックをいれるのが無理になるばかりでな
く、射出瞳が短めとなり、撮像素子への結像がテレセン
トリック系からズレてくる。又上限値を越えると大型化
してくるので良くない。
例においてRiは物体側より順に第i番目のレンズ面の
曲率半径、Diは物体側より第i番目のレンズ厚及び空
気間隔、Niとνiは各々物体側より順に第i番目のレ
ンズのガラスの屈折率とアッベ数である。数値実施例に
おいて最終の2つのレンズ面はフェースプレートやフィ
ルター等のガラスブロックである。又前述の各条件式と
数値実施例における諸数値との関係を表−1に示す。非
球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光
の進行方向を正とし、Rを近軸曲率半径、K,A,B,
C,Dを各々非球面係数としたとき
意味している。
ォーカス式を採用しつつ、大口径比化及び高変倍化を図
る際、各レンズ群のレンズ構成を適切に設定することに
より広角端から望遠端に至る全変倍範囲にわたり、又無
限遠物体から超至近物体に至る物体距離全般にわたり、
良好なる光学性能を有したレンズ全長の短い小型のリヤ
ーフォーカス式のズームレンズを達成することができ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 物体側より順に正の屈折力の第1群、負
の屈折力の第2群、正の屈折力の第3群、そして正の屈
折力の第4群の4つのレンズ群を有し、該第2群を像面
側へ移動させて広角端から望遠端への変倍を行い、変倍
に伴う像面変動を該第4群を物体側に凸状の軌跡を有し
つつ移動させて補正すると共に該第4群を移動させてフ
ォーカスを行い、該第3群は物体側に強い屈折力の両レ
ンズ面が凸面の正の第31レンズと物体側に凸面を向け
たメニスカス状の負の第32レンズより成り、該第4群
は両レンズ面が凸面の正の第41レンズと像面側に凸面
を向けたメニスカス状の負の第42レンズより成り、該
第32レンズの物体側と像面側のレンズ面の曲率半径を
各々R32a,R32bとしたとき 1.4<R32a/R32b<1.9 なる条件を満足することを特徴とするリヤーフォーカス
式のズームレンズ。 - 【請求項2】 前記第i群の焦点距離をFi、広角端に
おける前記第3群と第4群の間隔をD34Wとしたとき 0.2 <(R32a−R32b)/(R32a+R32b)<0.3 0.8 <F3/F4<1.05 0.45<D34W/F4<0.6 なる条件を満足することを特徴とする請求項1のリヤー
フォーカス式のズームレンズ。 - 【請求項3】 広角端から望遠端における前記第2群の
光軸上の移動量をM2としたとき 0.25<|F2/M2|<0.4 0.2 <|F2/F4|<0.35 なる条件を満足することを特徴とする請求項2のリヤー
フォーカス式のズームレンズ。 - 【請求項4】 前記第41レンズと第42レンズとは接
合されていることを特徴とする請求項3のリヤーフォー
カス式のズームレンズ。 - 【請求項5】 前記第31レンズの物体側のレンズ面又
は/及び前記第41レンズの物体側のレンズ面はレンズ
中心から周辺部にいくに従い正の屈折力が弱くなる形状
の非球面より成っていることを特徴とする請求項1のリ
ヤーフォーカス式のズームレンズ。 - 【請求項6】 広角端と望遠端における全系の焦点距離
を各々FW,FTとしたとき 【数1】 なる条件を満足することを特徴とする請求項3のリヤー
フォーカス式のズームレンズ。 - 【請求項7】 前記第3群と第4群の焦点距離をF3,
F4としたとき 2.5<F3/FW<3.2 2.5<F4/FW<3.5 なる条件を満足することを特徴とする請求項6のリヤー
フォーカス式のズームレンズ。 - 【請求項8】 前記第1群と第2群の焦点距離を各々F
1,F2としたとき 4.8<|F1/F2|<7 なる条件を満足することを特徴とする請求項7のリヤー
フォーカス式のズームレンズ。
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