JP3367662B2 - 冊子体のページめくり装置 - Google Patents
冊子体のページめくり装置Info
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- JP3367662B2 JP3367662B2 JP25511690A JP25511690A JP3367662B2 JP 3367662 B2 JP3367662 B2 JP 3367662B2 JP 25511690 A JP25511690 A JP 25511690A JP 25511690 A JP25511690 A JP 25511690A JP 3367662 B2 JP3367662 B2 JP 3367662B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- page
- roller
- passbook
- turning
- state
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は冊子体のページめくり装置に関する。
(従来の技術)
近年、金融機関において紙幣の自動預払機が普及し、
通帳への記帳も自動的に行われるようになっている。通
帳への記帳を行う装置においては、装置内部にページめ
くりを行う機構が具備されており、これにより印字をす
べき所定のページがめくり出されるので、利用者がペー
ジめくりをする手間を省くことができる。
通帳への記帳も自動的に行われるようになっている。通
帳への記帳を行う装置においては、装置内部にページめ
くりを行う機構が具備されており、これにより印字をす
べき所定のページがめくり出されるので、利用者がペー
ジめくりをする手間を省くことができる。
ここで、第29図(a)〜(d)を参照して従来のペー
ジめくり装置の動作形態を説明する。
ジめくり装置の動作形態を説明する。
通帳101はローラ102,103を経て図中a方向に搬送され
るものである。通帳101のページ101aをめくる場合、ま
ず押え棒104により通帳101を厚さ方向に押圧し、次いで
めくりローラ105をページ101aに押圧するとともに図中
b方向に回転駆動する。めくりローラ105の表面は摩擦
係数の大なる部材からなっており、ページ101aは同図
(b)のごとく上方に突出するようにめくられる。この
時、ページ101aの上方に設けられたマイクロスイッチ10
6がページ101aと接触して上方に押し上げられることに
より、マイクロスイッチ106がONとなり、めくり動作が
行われたことが検出される。そしてこのON信号により同
図(c)の如くページ101aと通帳101との間にめくり棒1
07が挿入される。めくり棒106は同図(c)の状態のま
ま固定され、ここで再びローラ102,103が駆動されるこ
とにより、通帳101にc方向への搬送が開始される。ペ
ージ101aはその搬送路にあるめくり棒107により進行方
向を妨害されているので、綴じ目108を境に反対側のペ
ージ群に吸収されるように折れ曲がり、結果的にページ
101aのページめくりが完成する。
るものである。通帳101のページ101aをめくる場合、ま
ず押え棒104により通帳101を厚さ方向に押圧し、次いで
めくりローラ105をページ101aに押圧するとともに図中
b方向に回転駆動する。めくりローラ105の表面は摩擦
係数の大なる部材からなっており、ページ101aは同図
(b)のごとく上方に突出するようにめくられる。この
時、ページ101aの上方に設けられたマイクロスイッチ10
6がページ101aと接触して上方に押し上げられることに
より、マイクロスイッチ106がONとなり、めくり動作が
行われたことが検出される。そしてこのON信号により同
図(c)の如くページ101aと通帳101との間にめくり棒1
07が挿入される。めくり棒106は同図(c)の状態のま
ま固定され、ここで再びローラ102,103が駆動されるこ
とにより、通帳101にc方向への搬送が開始される。ペ
ージ101aはその搬送路にあるめくり棒107により進行方
向を妨害されているので、綴じ目108を境に反対側のペ
ージ群に吸収されるように折れ曲がり、結果的にページ
101aのページめくりが完成する。
以上のような動作を行う従来のページめくり装置にお
いては、一回のページめくり動作を完成させるために同
図(a)〜(d)の動作、つまり1ページの幅Wだけ通
帳を駆動する動作を、めくりページ分だけ繰り返し行わ
なければならない。したがって、通帳の普通預金の欄に
記帳した後、通帳の最終ページ近くにある定期預金の欄
に連続して記帳を行うといった場合、上記の方法では取
引時間の長時間化を招くことになる。取引時間の長時間
化は利用者に不安を生じさせる要因となり好ましくな
い。
いては、一回のページめくり動作を完成させるために同
図(a)〜(d)の動作、つまり1ページの幅Wだけ通
帳を駆動する動作を、めくりページ分だけ繰り返し行わ
なければならない。したがって、通帳の普通預金の欄に
記帳した後、通帳の最終ページ近くにある定期預金の欄
に連続して記帳を行うといった場合、上記の方法では取
引時間の長時間化を招くことになる。取引時間の長時間
化は利用者に不安を生じさせる要因となり好ましくな
い。
また、自動記帳の手順としては、利用者があらかじめ
取引記録を記すべき所定のページを開き、この状態で挿
入口に挿入するというのが一般的である。しかし、通帳
を開く際には金銭の取引記録を他人に見られてしまうこ
とも考えられ、個人の秘密を守るという点では従来の装
置では不十分なものであった。そこで、通帳の任意のペ
ージ(例えば未記帳のページ)を開けて挿入したり、あ
るいは通帳を閉じた状態で挿入しても、取引記録を記す
べき所定のページを自動的にめくり出してくれるような
装置が望まれる。しかし、ここで問題となるのは、取引
記録を記すべき所定のページと現在開かれているページ
との関係において、どちらの方向にめくり動作を行えば
よいかということである。つまり第29図に示した従来の
装置では、図面に向かって右側のページをめくることは
できるが、左側のページをめくることはできない。
取引記録を記すべき所定のページを開き、この状態で挿
入口に挿入するというのが一般的である。しかし、通帳
を開く際には金銭の取引記録を他人に見られてしまうこ
とも考えられ、個人の秘密を守るという点では従来の装
置では不十分なものであった。そこで、通帳の任意のペ
ージ(例えば未記帳のページ)を開けて挿入したり、あ
るいは通帳を閉じた状態で挿入しても、取引記録を記す
べき所定のページを自動的にめくり出してくれるような
装置が望まれる。しかし、ここで問題となるのは、取引
記録を記すべき所定のページと現在開かれているページ
との関係において、どちらの方向にめくり動作を行えば
よいかということである。つまり第29図に示した従来の
装置では、図面に向かって右側のページをめくることは
できるが、左側のページをめくることはできない。
(発明が解決しようとする課題)
以上のように従来の冊子体のページめくり装置では、
一回のページめくり動作で一枚のページしかめくる
ことができなかったので、複数のページをめくる場合は
第29図(a)〜(d)の動作をめくりページ分だけ繰り
返し行わなければならず、取引時間の長時間化を招いて
いた。
ことができなかったので、複数のページをめくる場合は
第29図(a)〜(d)の動作をめくりページ分だけ繰り
返し行わなければならず、取引時間の長時間化を招いて
いた。
所定の方向へのページめくりしか行うことができな
かったので、利用者にとって不自由なこともあった。
かったので、利用者にとって不自由なこともあった。
本発明は、上記,といった従来の冊子体のページ
めくり装置の問題点を、装置を大形化することなく解決
することを目的とするものである。
めくり装置の問題点を、装置を大形化することなく解決
することを目的とするものである。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
上記の目的を達成するために本発明においては、冊子
体の所定のページに摺接した回転体が回転することによ
って前記所定のページのめくり動作を行う冊子体のペー
ジめくり装置において、回転体が揺動自在となるように
設けられる揺動軸と、前記回転体近傍に設けられるペー
ジ保持手段とを有し、この揺動軸と回転体との間に所定
のページが配置されることによってページめくりを行う
冊子体のページめくり装置とした。
体の所定のページに摺接した回転体が回転することによ
って前記所定のページのめくり動作を行う冊子体のペー
ジめくり装置において、回転体が揺動自在となるように
設けられる揺動軸と、前記回転体近傍に設けられるペー
ジ保持手段とを有し、この揺動軸と回転体との間に所定
のページが配置されることによってページめくりを行う
冊子体のページめくり装置とした。
または、回転可能な回転体と、この回転体を揺動可能
とする揺動軸と、回転体と揺動軸との間に冊子体を導く
手段と、冊子体のページを保持する手段とを有する冊子
体のページめくり装置とした。
とする揺動軸と、回転体と揺動軸との間に冊子体を導く
手段と、冊子体のページを保持する手段とを有する冊子
体のページめくり装置とした。
(作用)
上記のような冊子体のページめくり装置とすれば、冊
子体のどちらのページをめくる場合であっても、揺動軸
によって回転軸をこのページに摺接させることができ
る。また、回転体を、ページに摺接させる時と反対の方
向に揺動させれば、めくったページをさらにめくり上げ
てページ保持手段に係止し保持させることができるの
で、ページめくりのために何度も通帳を往復駆動する必
要がなくなる。また、正方向と逆方向のページめくりを
行うことができるにもかかわらず、従来に比べて装置が
搬送方向に長くなることがない。
子体のどちらのページをめくる場合であっても、揺動軸
によって回転軸をこのページに摺接させることができ
る。また、回転体を、ページに摺接させる時と反対の方
向に揺動させれば、めくったページをさらにめくり上げ
てページ保持手段に係止し保持させることができるの
で、ページめくりのために何度も通帳を往復駆動する必
要がなくなる。また、正方向と逆方向のページめくりを
行うことができるにもかかわらず、従来に比べて装置が
搬送方向に長くなることがない。
(実施例)
以下、図面に基づいて本発明の第1の実施例を詳細に
説明する。第1図は冊子体を示す斜視図、第2図は本発
明の冊子体のページめくり装置の搬送路を示す斜視図、
第3図はページめくり機構を示す構成図、第4図は第3
図中で記号化されている機構要素を説明するための図、
第5図はページ保持機構を示す分解斜視図、第6図はペ
ージ保持機構と一体的に運動するカムを示す斜視図、第
7図はページ保持機構の動作様態を示す構成図、第8
図,第9図はページめくり動作を示す正面図、第10図は
ページのたわみ検出センサの配置状態を示す斜視図、第
11図はページめくり検出センサの配置状態を示す斜視図
である。
説明する。第1図は冊子体を示す斜視図、第2図は本発
明の冊子体のページめくり装置の搬送路を示す斜視図、
第3図はページめくり機構を示す構成図、第4図は第3
図中で記号化されている機構要素を説明するための図、
第5図はページ保持機構を示す分解斜視図、第6図はペ
ージ保持機構と一体的に運動するカムを示す斜視図、第
7図はページ保持機構の動作様態を示す構成図、第8
図,第9図はページめくり動作を示す正面図、第10図は
ページのたわみ検出センサの配置状態を示す斜視図、第
11図はページめくり検出センサの配置状態を示す斜視図
である。
冊子体である通帳1は第1図のように、綴じ目1zを中
心として見開き可能に複数のページが綴じ込まれた構造
となっている。この通帳1は、めくり装置内部を矢印に
示す方向に搬送される。なお、本実施例では冊子体とし
て通帳1を示しているが、本やノートなどであっても同
様のめくり動作を達成させることができる。
心として見開き可能に複数のページが綴じ込まれた構造
となっている。この通帳1は、めくり装置内部を矢印に
示す方向に搬送される。なお、本実施例では冊子体とし
て通帳1を示しているが、本やノートなどであっても同
様のめくり動作を達成させることができる。
通帳1が搬送される搬送路2は、実際には搬送用ガイ
ドなどにより規定されているが、ここでは装置の内部構
造をわかりやすくするため、第2図のように2本の二点
鎖線で表示し、搬送路2を透視状態で表現している。
ドなどにより規定されているが、ここでは装置の内部構
造をわかりやすくするため、第2図のように2本の二点
鎖線で表示し、搬送路2を透視状態で表現している。
この搬送路2には、搬送路2を上下方向から挾み込む
ように複数個の回転可能なローラが配置されている。第
1のローラ群11,12,13,14は、それぞれ2個づつが回転
軸19a,19b,19c,19dに固定され、ここでは図示しない回
転軸19a,19b,19c,19d駆動用のモータによって搬送方向
に対する正逆回転が可能となっている。第2のローラ群
15,16,17,18は第1のローラ群11,12,13,14と対向する位
置に配置されている。そして第2ローラ群15,16,17,18
が第1のローラ群11,12,13,14に押圧されることにより
駆動力が与えられ、第1のローラ群11,12,13,14と同期
して回転する。そして第1のローラ群11,12,13,14と第
2のローラ群15,16,17,18との間が搬送路2となってお
り、ここを前記通帳1が第1および第2のローラ群に圧
接された状態で搬送される。なお、これらローラの表面
は摩擦係数の比較的大きな部材(例えばゴムなど)から
なっている。
ように複数個の回転可能なローラが配置されている。第
1のローラ群11,12,13,14は、それぞれ2個づつが回転
軸19a,19b,19c,19dに固定され、ここでは図示しない回
転軸19a,19b,19c,19d駆動用のモータによって搬送方向
に対する正逆回転が可能となっている。第2のローラ群
15,16,17,18は第1のローラ群11,12,13,14と対向する位
置に配置されている。そして第2ローラ群15,16,17,18
が第1のローラ群11,12,13,14に押圧されることにより
駆動力が与えられ、第1のローラ群11,12,13,14と同期
して回転する。そして第1のローラ群11,12,13,14と第
2のローラ群15,16,17,18との間が搬送路2となってお
り、ここを前記通帳1が第1および第2のローラ群に圧
接された状態で搬送される。なお、これらローラの表面
は摩擦係数の比較的大きな部材(例えばゴムなど)から
なっている。
また、同様に搬送路2上方に配置された3個のローラ
20は、やはりその表面が摩擦係数の比較的大きな部材か
らなっており、搬送されてきた通帳1の表面のページ
(開かれているページ)をめくるために設けられてい
る。このローラ20を含むページめくり機構の構成は、第
3図に示したように簡略化して表現される。なお、同図
に記号化して記した構成要素については、第4図にその
説明図を付してあるので参照されたい。
20は、やはりその表面が摩擦係数の比較的大きな部材か
らなっており、搬送されてきた通帳1の表面のページ
(開かれているページ)をめくるために設けられてい
る。このローラ20を含むページめくり機構の構成は、第
3図に示したように簡略化して表現される。なお、同図
に記号化して記した構成要素については、第4図にその
説明図を付してあるので参照されたい。
ローラ20は回転軸21に固定されており、この回転軸21
は歯車22,23,24を介してモータ25から駆動力を受けるよ
うになっている。モータ25を駆動すると、ローラ20は搬
送方向に対して正逆回転をするように構成されている。
一方、搬送路2の下方には、ローラ20の回転軸21と平行
な関係に揺動軸26が配置されている。回転軸21と揺動軸
26との間には、回転軸21と回転自在に嵌合し、揺動軸26
には固定された状態にあるアーム27a,27bが設けられて
いる。また揺動軸26には、搬送路2の一部を構成するガ
イド板28が固定されている。揺動軸26は歯車29,30を介
してモータ31から駆動力を受けるようになっている。モ
ータ31を駆動すると、ローラ20は搬送方向に対して揺動
をするように構成されている。なお、後述するように、
アーム27aにはカム46が固定されている。
は歯車22,23,24を介してモータ25から駆動力を受けるよ
うになっている。モータ25を駆動すると、ローラ20は搬
送方向に対して正逆回転をするように構成されている。
一方、搬送路2の下方には、ローラ20の回転軸21と平行
な関係に揺動軸26が配置されている。回転軸21と揺動軸
26との間には、回転軸21と回転自在に嵌合し、揺動軸26
には固定された状態にあるアーム27a,27bが設けられて
いる。また揺動軸26には、搬送路2の一部を構成するガ
イド板28が固定されている。揺動軸26は歯車29,30を介
してモータ31から駆動力を受けるようになっている。モ
ータ31を駆動すると、ローラ20は搬送方向に対して揺動
をするように構成されている。なお、後述するように、
アーム27aにはカム46が固定されている。
なお、ここで揺動軸26は歯車23と回転自在に嵌合して
いる。また、アーム27a,27bにはページ支えピース32a,3
2bが設けられ、ローラ20よりも上方に突出している。
(ローラ20,アーム27,ページ支えピース32の位置関係
は、第6図に示したとおりである。)また、第3図に二
点鎖線で表示してあるのは通帳1の断面または搬送路2
である。
いる。また、アーム27a,27bにはページ支えピース32a,3
2bが設けられ、ローラ20よりも上方に突出している。
(ローラ20,アーム27,ページ支えピース32の位置関係
は、第6図に示したとおりである。)また、第3図に二
点鎖線で表示してあるのは通帳1の断面または搬送路2
である。
こういったページめくり機構は、上述したローラ12,1
6とローラ13,17との間の空間に配置されている。
6とローラ13,17との間の空間に配置されている。
ローラ20の更に上方には、めくり上げられたページを
保持するためのページ保持機構が設けられている。ペー
ジ保持機構は、第2図に示す2本のホールドピン33a,33
b(ページ保持手段)を開閉することにより、めくられ
たページをこのホールドピン33a,33b間に挾み込む動作
を行うものである。以下、このページ保持機構につい
て、第5図の分解斜視図を用いて説明する。
保持するためのページ保持機構が設けられている。ペー
ジ保持機構は、第2図に示す2本のホールドピン33a,33
b(ページ保持手段)を開閉することにより、めくられ
たページをこのホールドピン33a,33b間に挾み込む動作
を行うものである。以下、このページ保持機構につい
て、第5図の分解斜視図を用いて説明する。
ページを挾み込むためのホールドピン33a,33bは、ホ
ールドレバー34a,34bにそれぞれ固定されている。ホー
ルドレバー34a,34bは互いにほぼ対称な形状をなし、そ
の端部には孔35a,35b、そして外側に突出した折曲部36
a,36bを有している。折曲部36a,36bの下側には空間37a,
37bが形成される。また、ホールドレバー34a,34bにはス
プリング38aの端部どうしが固定され、ホールドレバー3
4a,34bどうしを互いに接近する方向に付勢している。
ールドレバー34a,34bにそれぞれ固定されている。ホー
ルドレバー34a,34bは互いにほぼ対称な形状をなし、そ
の端部には孔35a,35b、そして外側に突出した折曲部36
a,36bを有している。折曲部36a,36bの下側には空間37a,
37bが形成される。また、ホールドレバー34a,34bにはス
プリング38aの端部どうしが固定され、ホールドレバー3
4a,34bどうしを互いに接近する方向に付勢している。
ホールドレバー34a,34b間には、スライド板39が配置
される。このスライド板39には、ホールドレバー34a,34
b側に突出するように腕部40a,40bが、そして中央上部に
は長円孔41aが、中央下部には長円孔41bが形成されてい
る。さらに、長円孔41bの下部にはピン42が植立されて
いる。また、スライド板39にはスプリング38bの一端が
固定され、スライド板39を上方へ移動する方向に付勢し
ている。
される。このスライド板39には、ホールドレバー34a,34
b側に突出するように腕部40a,40bが、そして中央上部に
は長円孔41aが、中央下部には長円孔41bが形成されてい
る。さらに、長円孔41bの下部にはピン42が植立されて
いる。また、スライド板39にはスプリング38bの一端が
固定され、スライド板39を上方へ移動する方向に付勢し
ている。
スプリング38aとスプリング38bとは、付勢の方向は異
なるものの、その付勢力はスプリング38aの方が大きく
なるように設定されている。なお、本実施例ではページ
保持機構の一部としてスプリング38bを用いているが、
スプリング38bを用いずに全体を構成してもよい。
なるものの、その付勢力はスプリング38aの方が大きく
なるように設定されている。なお、本実施例ではページ
保持機構の一部としてスプリング38bを用いているが、
スプリング38bを用いずに全体を構成してもよい。
スライド板39と対向する位置には、ブラケット43が配
置されている。ブラケット43にはその中央部に、上から
順にピン44a、ストッパーピン45、ピン44bが植立されて
いる。
置されている。ブラケット43にはその中央部に、上から
順にピン44a、ストッパーピン45、ピン44bが植立されて
いる。
そしてこれらホールドレバー34a,34b、スライド板3
9、ブラケット43は、次のように組み立てられることに
よりページ保持機構を形成している。まず、スライド板
39の腕部40a,40bは空間37a,37b内を通されて折曲部36a,
36bの下底に当接するように配置がなされる。また、ホ
ールドレバー34a,34bに設けられた孔35a,35bと、スライ
ド板39に設けられた長円孔41aとには、ブラケット43か
ら植立したピン44aが挿通される。スライド板39に設け
られた長円孔41bには、ブラケット43から植立したピン4
4bが挿通される。スプリング38bの他端およびブラケッ
ト43は、ここでは図示しない固定部材に固定される。
9、ブラケット43は、次のように組み立てられることに
よりページ保持機構を形成している。まず、スライド板
39の腕部40a,40bは空間37a,37b内を通されて折曲部36a,
36bの下底に当接するように配置がなされる。また、ホ
ールドレバー34a,34bに設けられた孔35a,35bと、スライ
ド板39に設けられた長円孔41aとには、ブラケット43か
ら植立したピン44aが挿通される。スライド板39に設け
られた長円孔41bには、ブラケット43から植立したピン4
4bが挿通される。スプリング38bの他端およびブラケッ
ト43は、ここでは図示しない固定部材に固定される。
一方、第6図に示すように、アーム27aに固定された
カム46は、その頂部にハの字状の斜面47a,47bが形成さ
れている。斜面47a,47bの中央部にはスリット48が設け
られている。スリット48の幅は、スライド板39に植立さ
れたピン42の直径よりもわずかに大きく形成されてお
り、カム46の位置は、斜面47a,47bがピン42とほぼ同じ
高さとなる状態に設定されている。カム46はページ保持
機構の下側に配置されている。
カム46は、その頂部にハの字状の斜面47a,47bが形成さ
れている。斜面47a,47bの中央部にはスリット48が設け
られている。スリット48の幅は、スライド板39に植立さ
れたピン42の直径よりもわずかに大きく形成されてお
り、カム46の位置は、斜面47a,47bがピン42とほぼ同じ
高さとなる状態に設定されている。カム46はページ保持
機構の下側に配置されている。
次に、揺動軸26の回転運動とページ保持機構の動作と
の関係について、第7図を用いて説明する。なお、同図
に記号化して記した機構要素については、第4図にその
説明図を付してあるので参照されたい。
の関係について、第7図を用いて説明する。なお、同図
に記号化して記した機構要素については、第4図にその
説明図を付してあるので参照されたい。
ページ保持動作を開始する直前には、同図(a)に示
すようにアーム27aは側方に倒れている状態にある。こ
の時、ホールドピン33a,33bにはスプリング38aの付勢力
が作用し、閉じた状態となっている。
すようにアーム27aは側方に倒れている状態にある。こ
の時、ホールドピン33a,33bにはスプリング38aの付勢力
が作用し、閉じた状態となっている。
揺動軸26が回転運動を開始すると、アーム27aは側方
から中心部に向かって起き上がるように移動する。そし
て、カム46の斜面47a上底にピン42が当接する。揺動軸2
6の回転運動が進むと、ピン42は斜面47aの上底に沿って
摺動するが、ここでピン42の位置は斜面47aの影響で序
々に上方に移動することになる。またこの時、スプリン
グ38bの付勢力も移動の助けとなっている。ピン42の移
動によりスライド板39は上方への力を受け、さらにスラ
イド板39の腕部40a,40bに折曲部36a,36bで当接している
ホールドレバー34a,34bにこの力が伝達される。ホール
ドレバー34a,34bは孔35(35a,35b)を中心としたモーメ
ントを発生して回転し、ホールドピン33a,33bが開く方
向に移動する。なお、この時、スライド板39が上方へ移
動する力とスプリング38bの付勢力とが合成され、スプ
リング38aの付勢力よりも大きく作用している。このよ
うにしてピン42の摺動が進み、カム46の中心部に近い位
置まで移動すると、同図(b)のように、スライド板39
の移動量が最大になると同時に、ホールドピン33a,33b
の開き角も最大になる。
から中心部に向かって起き上がるように移動する。そし
て、カム46の斜面47a上底にピン42が当接する。揺動軸2
6の回転運動が進むと、ピン42は斜面47aの上底に沿って
摺動するが、ここでピン42の位置は斜面47aの影響で序
々に上方に移動することになる。またこの時、スプリン
グ38bの付勢力も移動の助けとなっている。ピン42の移
動によりスライド板39は上方への力を受け、さらにスラ
イド板39の腕部40a,40bに折曲部36a,36bで当接している
ホールドレバー34a,34bにこの力が伝達される。ホール
ドレバー34a,34bは孔35(35a,35b)を中心としたモーメ
ントを発生して回転し、ホールドピン33a,33bが開く方
向に移動する。なお、この時、スライド板39が上方へ移
動する力とスプリング38bの付勢力とが合成され、スプ
リング38aの付勢力よりも大きく作用している。このよ
うにしてピン42の摺動が進み、カム46の中心部に近い位
置まで移動すると、同図(b)のように、スライド板39
の移動量が最大になると同時に、ホールドピン33a,33b
の開き角も最大になる。
ピン42の摺動がカム46の中心部に達すると、同図
(c)のように、ピン42はスリット48内に入り込む。ま
た、揺動軸26の回転運動により発生していたスライド板
39の移動力が伝達されなくなる。そして、スプリング38
aの付勢力がスプリング38bの付勢力よりも大きく作用す
るようになるので、ホールドレバー34a,34bには孔35a,3
5bを中心とした逆向きのモーメントが発生し、ホールド
ピン33a,33bが瞬時に閉じる。ピン42はスリット48内を
落下して斜面47aの下底の位置で停止する。
(c)のように、ピン42はスリット48内に入り込む。ま
た、揺動軸26の回転運動により発生していたスライド板
39の移動力が伝達されなくなる。そして、スプリング38
aの付勢力がスプリング38bの付勢力よりも大きく作用す
るようになるので、ホールドレバー34a,34bには孔35a,3
5bを中心とした逆向きのモーメントが発生し、ホールド
ピン33a,33bが瞬時に閉じる。ピン42はスリット48内を
落下して斜面47aの下底の位置で停止する。
再び上記の動作が行われる場合は、同図(c)の状態
から揺動軸26が逆方向への回転運動をして同図(a)の
状態に戻される。ここで、カム46は、その斜面47aの下
底がピン42と摺動するような経路をとるように移動す
る。
から揺動軸26が逆方向への回転運動をして同図(a)の
状態に戻される。ここで、カム46は、その斜面47aの下
底がピン42と摺動するような経路をとるように移動す
る。
なお、スライド板39は、長円孔41a,41bの長手方向端
部がピン44a,44bに接触することにより移動長さが規制
されている。また、ホールドレバー34a,34bは、共にス
トッパーピン45に接触することにより回転角度が規制さ
れている。
部がピン44a,44bに接触することにより移動長さが規制
されている。また、ホールドレバー34a,34bは、共にス
トッパーピン45に接触することにより回転角度が規制さ
れている。
以上述べた各機構を具備する冊子体のページめくり装
置のページめくり動作について、第8図を用いて詳細に
説明する。
置のページめくり動作について、第8図を用いて詳細に
説明する。
同図(a)は、通帳1がページめくりされる位置まで
搬送されてきた状態を示している。ここで通帳1は例え
ば図中a方向から搬送されてきたものである。通帳1
は、同図(a)の状態でページめくり装置に搬入される
ように、あらかじめ向きが修正されている。通帳1の右
側ページ群(ここで右側ページ群表面のページ1aは、以
後の動作によりめくられるページである)はローラ12,1
6とローラ13,17との間で停止している。なお、通帳1の
停止信号は、搬送路2上に設けられたここでは図示しな
いセンサによって得られる。前記センサは、通帳1端部
を検出するなどの方法によって停止信号を発生する。こ
こで、右側ページ群の綴じ目1z付近は、ローラ13,17に
よって保持されている。通帳1の左側ページ群はローラ
14,18によって押圧されている。また、右側ページ群を
挾み込むように、ローラ20、回転軸21、揺動軸26、ガイ
ド板28などのページめくり機構が配置されている。
搬送されてきた状態を示している。ここで通帳1は例え
ば図中a方向から搬送されてきたものである。通帳1
は、同図(a)の状態でページめくり装置に搬入される
ように、あらかじめ向きが修正されている。通帳1の右
側ページ群(ここで右側ページ群表面のページ1aは、以
後の動作によりめくられるページである)はローラ12,1
6とローラ13,17との間で停止している。なお、通帳1の
停止信号は、搬送路2上に設けられたここでは図示しな
いセンサによって得られる。前記センサは、通帳1端部
を検出するなどの方法によって停止信号を発生する。こ
こで、右側ページ群の綴じ目1z付近は、ローラ13,17に
よって保持されている。通帳1の左側ページ群はローラ
14,18によって押圧されている。また、右側ページ群を
挾み込むように、ローラ20、回転軸21、揺動軸26、ガイ
ド板28などのページめくり機構が配置されている。
ここでまず、モータ31を回転することにより、揺動軸
26を駆動する。すると揺動軸26は図中b方向に回転駆動
される。これに伴い、ローラ20と、アーム27aに支持さ
れたガイド板28とは、同図(b)のごとく揺動する。
26を駆動する。すると揺動軸26は図中b方向に回転駆動
される。これに伴い、ローラ20と、アーム27aに支持さ
れたガイド板28とは、同図(b)のごとく揺動する。
同図(b)のように揺動すると、カム46は、その斜面
47bの下底がピン42と摺動するように移動してゆく。
47bの下底がピン42と摺動するように移動してゆく。
揺動運動が進行すると、同図(c)に示すように、ガ
イド板28の左側端部28bが搬送路2の上方に突出するよ
うに移動する。この状態になると、右側ページ群は同図
の如く上方に持ち上げられ、湾曲状態となる。ここで、
右側ページ群には、平面状態に戻ろうとする復元力が働
くので、右側ページ群の一部はローラ20に当接する。結
果的に、右側ページ群はローラ13、ガイド板28の左側端
部28b、ローラ20によって3点支持された状態となる。
イド板28の左側端部28bが搬送路2の上方に突出するよ
うに移動する。この状態になると、右側ページ群は同図
の如く上方に持ち上げられ、湾曲状態となる。ここで、
右側ページ群には、平面状態に戻ろうとする復元力が働
くので、右側ページ群の一部はローラ20に当接する。結
果的に、右側ページ群はローラ13、ガイド板28の左側端
部28b、ローラ20によって3点支持された状態となる。
そして、モータ25が回転することにより回転軸21が駆
動され、これに伴いローラ20が図中c方向に回転する。
すると、ページ1a表面にはローラ20の摩擦力が働き、同
図(d)に示す1a'の如くたわみ変形する。そして、ロ
ーラ20の更なる回転により同図に示す1a"の状態にな
る。つまり、ページ1aはローラ20のめくり上げ動作によ
り1a'の状態にたわみ変化し、さらにローラ20の上方に
突出したページ支えピース32(32a,32b)にもたれかか
って1a"の状態に変化する。この1a"の状態がページのめ
くられた状態である。
動され、これに伴いローラ20が図中c方向に回転する。
すると、ページ1a表面にはローラ20の摩擦力が働き、同
図(d)に示す1a'の如くたわみ変形する。そして、ロ
ーラ20の更なる回転により同図に示す1a"の状態にな
る。つまり、ページ1aはローラ20のめくり上げ動作によ
り1a'の状態にたわみ変化し、さらにローラ20の上方に
突出したページ支えピース32(32a,32b)にもたれかか
って1a"の状態に変化する。この1a"の状態がページのめ
くられた状態である。
なお、ページ1aが1a'のごとくたわみ変形したことを
検出するための光センサ49a,49bが、第10図に示すよう
に、搬送路2の両側に配置されているが、これについて
は後述する。また、ページ1aが1a"のごとく変形したこ
とを検出するための光センサ50a,50bが、第11図に示す
ように、搬送路2の両側に配置されているが、これにつ
いても後述する。
検出するための光センサ49a,49bが、第10図に示すよう
に、搬送路2の両側に配置されているが、これについて
は後述する。また、ページ1aが1a"のごとく変形したこ
とを検出するための光センサ50a,50bが、第11図に示す
ように、搬送路2の両側に配置されているが、これにつ
いても後述する。
ページ1aが1a"の状態に保たれると、ここでモータ31
が再び駆動され、揺動軸26が同図(c)に示したb方向
とは反対のd方向に駆動され、ローラ20が元の位置に復
帰するように揺動される。これにより、アーム27aが起
き上がるように移動するので、ページ支えピース32がペ
ージ1aを上方に持ち上げる。この時、同図(e)に示す
ように、ピン42が斜面47bの上底と摺動するようにして
スリット48へ向かって移動し、スライド板39を上昇させ
る。
が再び駆動され、揺動軸26が同図(c)に示したb方向
とは反対のd方向に駆動され、ローラ20が元の位置に復
帰するように揺動される。これにより、アーム27aが起
き上がるように移動するので、ページ支えピース32がペ
ージ1aを上方に持ち上げる。この時、同図(e)に示す
ように、ピン42が斜面47bの上底と摺動するようにして
スリット48へ向かって移動し、スライド板39を上昇させ
る。
ピン42が斜面47bの上底と摺動するように移動する
と、ホールドピン33a,33bは序々に開放される。そして
同図(f)に鎖線で示すように、めくられたページ1aの
端部がホールドピン33aと干渉しない状態でホールドピ
ン33a,33b間に導かれる。
と、ホールドピン33a,33bは序々に開放される。そして
同図(f)に鎖線で示すように、めくられたページ1aの
端部がホールドピン33aと干渉しない状態でホールドピ
ン33a,33b間に導かれる。
そして、ピン42が斜面47a,47bの中間位置、つまりピ
ン42がスリット48に入り込む状態にまで移動されると、
モータ31の駆動が停止され、ローラ20の揺動が終了す
る。すると、モータ31の停止と同時に、ピン42がスリッ
ト48から落下する。そしてホールドピン33a,33bが瞬時
に閉じ、ページ1aはこのホールドピン33a,33b間に挾ま
れ、同図(g)に示すようにページ1aがホールドピン33
a側に引っ掛かるように保持される。以上により1枚目
のページ保持が完了する。
ン42がスリット48に入り込む状態にまで移動されると、
モータ31の駆動が停止され、ローラ20の揺動が終了す
る。すると、モータ31の停止と同時に、ピン42がスリッ
ト48から落下する。そしてホールドピン33a,33bが瞬時
に閉じ、ページ1aはこのホールドピン33a,33b間に挾ま
れ、同図(g)に示すようにページ1aがホールドピン33
a側に引っ掛かるように保持される。以上により1枚目
のページ保持が完了する。
2枚目のページめくり上げは、ページ1aを保持した状
態で、上記と同様の方法で行われる。なお、ここでは動
作図として第8図(h)〜(j)を示すが、同図(h)
は(b)と、(i)は(c)と、そして(j)は(g)
と同一の動作であるのでここでは説明を省略する。ま
た、3枚目以降のページめくり上げも、それまでにめく
り上げたページを全て保持した状態で同様の動作にて行
われる。
態で、上記と同様の方法で行われる。なお、ここでは動
作図として第8図(h)〜(j)を示すが、同図(h)
は(b)と、(i)は(c)と、そして(j)は(g)
と同一の動作であるのでここでは説明を省略する。ま
た、3枚目以降のページめくり上げも、それまでにめく
り上げたページを全て保持した状態で同様の動作にて行
われる。
通帳1の右側ページ群の所定枚数めくり上げが終わる
と、ローラ11,12,13,14が図示する方向に回転駆動され
る。すると同図(k)に示すように、通帳1は、搬送さ
れてきたa方向と反対のe方向に移動される。ここで、
ページ1aなどのめくり上げられたページ群は、e方向に
移動するにあたり、その進行方向をローラ20によって妨
害される。そのため、めくり上げられたページ群は綴じ
目1zを境界として折れ曲がり、通帳1の左側ページ群に
吸収され、開ページ動作が完了する。通帳1は搬送過程
でローラ20やローラ12によって押圧されることにより、
ページが十分に開かれ、ここでは図示しない次なる処理
過程へと導かれる。
と、ローラ11,12,13,14が図示する方向に回転駆動され
る。すると同図(k)に示すように、通帳1は、搬送さ
れてきたa方向と反対のe方向に移動される。ここで、
ページ1aなどのめくり上げられたページ群は、e方向に
移動するにあたり、その進行方向をローラ20によって妨
害される。そのため、めくり上げられたページ群は綴じ
目1zを境界として折れ曲がり、通帳1の左側ページ群に
吸収され、開ページ動作が完了する。通帳1は搬送過程
でローラ20やローラ12によって押圧されることにより、
ページが十分に開かれ、ここでは図示しない次なる処理
過程へと導かれる。
ここで、前述したページ1aのたわみ変形の検出方法に
ついて詳述する。第10図(a)に示すように、搬送路2
の両側には、発光素子と受光素子とからなる光センサ49
a,49bが対向して配置されている。また同様に、これら
光センサ49a,49bと隣接するように、発光素子と受光素
子とからなる光センサ49c,49dが対向して配置されてい
る。そして、光センサ49a,49bの光路と光センサ49c,49d
の光路とは、互いに交差するようになっている。光セン
サ49a,49bを代表して説明すると、両者は互いに、通帳
1の搬送方向と直角な方向からやや傾いた状態で配置さ
れている。言い換えれば、通帳1の綴じ目1zまたはロー
ラ20の回転軸方向からやや傾いた状態で配置されてい
る。そして、光センサ49a,49bの光路が、めくり上げが
終了したページに妨害されないように、ページのたわみ
状態で生じる稜線(ページ頂部を結んだ線)よりもロー
ラ20側か、もしくは搬送路2に比較的近接した位置に光
路が設けられている。また、ここでは搬送路2の高さ方
向における両者の傾きも設けてあるが、もちろん高さ方
向に傾きを設けなくてもよい。
ついて詳述する。第10図(a)に示すように、搬送路2
の両側には、発光素子と受光素子とからなる光センサ49
a,49bが対向して配置されている。また同様に、これら
光センサ49a,49bと隣接するように、発光素子と受光素
子とからなる光センサ49c,49dが対向して配置されてい
る。そして、光センサ49a,49bの光路と光センサ49c,49d
の光路とは、互いに交差するようになっている。光セン
サ49a,49bを代表して説明すると、両者は互いに、通帳
1の搬送方向と直角な方向からやや傾いた状態で配置さ
れている。言い換えれば、通帳1の綴じ目1zまたはロー
ラ20の回転軸方向からやや傾いた状態で配置されてい
る。そして、光センサ49a,49bの光路が、めくり上げが
終了したページに妨害されないように、ページのたわみ
状態で生じる稜線(ページ頂部を結んだ線)よりもロー
ラ20側か、もしくは搬送路2に比較的近接した位置に光
路が設けられている。また、ここでは搬送路2の高さ方
向における両者の傾きも設けてあるが、もちろん高さ方
向に傾きを設けなくてもよい。
第10図(a)のようにローラ20が回転してページ1aが
めくられると、ページ1aがある所定のたわみ変形の状態
となったときに、光センサ49a,49bの光ビームが遮断さ
れる。これは、光センサ49a,49bがやや傾いた状態で配
置されているためである。つまり、ページ1aの内側を通
過するように形成される光センサ49aの光路と、ページ1
aの外側を通過するように形成される光49bの光路とが、
ページ1aの点Pにて確実に交差するようになる。
めくられると、ページ1aがある所定のたわみ変形の状態
となったときに、光センサ49a,49bの光ビームが遮断さ
れる。これは、光センサ49a,49bがやや傾いた状態で配
置されているためである。つまり、ページ1aの内側を通
過するように形成される光センサ49aの光路と、ページ1
aの外側を通過するように形成される光49bの光路とが、
ページ1aの点Pにて確実に交差するようになる。
点Pが検出される位置は、光センサ49a,49bの設置場
所によって任意に設定することができる。ただし本実施
例では同図に示すように、ローラ20とページ1aとの摺接
が終わりに近づいた状態で点Pが検出されるように設定
してある。そして、光ビームの遮断によりページ1aの所
定のたわみ状態が検出されると、光センサ49a,49bから
の信号が図示しない制御装置に送られる。制御装置に
は、同図に示す1a'の状態からローラ20をどれだけ回転
駆動すれば1a"の状態になるかがあらかじめ入力されて
おり、この入力情報に従ってローラ20がわずかに回転駆
動される。そして、ページ1aが1a"のめくり状態になる
べくページ支えピース32にもたれかかった時(第8図
(d)参照)、ローラ20の回転が停止される。
所によって任意に設定することができる。ただし本実施
例では同図に示すように、ローラ20とページ1aとの摺接
が終わりに近づいた状態で点Pが検出されるように設定
してある。そして、光ビームの遮断によりページ1aの所
定のたわみ状態が検出されると、光センサ49a,49bから
の信号が図示しない制御装置に送られる。制御装置に
は、同図に示す1a'の状態からローラ20をどれだけ回転
駆動すれば1a"の状態になるかがあらかじめ入力されて
おり、この入力情報に従ってローラ20がわずかに回転駆
動される。そして、ページ1aが1a"のめくり状態になる
べくページ支えピース32にもたれかかった時(第8図
(d)参照)、ローラ20の回転が停止される。
なお、ページ1aがめくられてゆく時、ローラ20が次ペ
ージと摺接してわずかながら次ページのたわみ変形を生
じさせてしまうこともある。これを避けるために、ペー
ジ1aが1a"の状態となった後、ローラ20をわずかに逆回
転させて次ページのたわみを除去することもできる。も
ちろん、ローラ20の逆回転動作も前記制御装置内に入力
しておくことができる。
ージと摺接してわずかながら次ページのたわみ変形を生
じさせてしまうこともある。これを避けるために、ペー
ジ1aが1a"の状態となった後、ローラ20をわずかに逆回
転させて次ページのたわみを除去することもできる。も
ちろん、ローラ20の逆回転動作も前記制御装置内に入力
しておくことができる。
上記のような光センサ49a,49bを用いれば、めくろう
とするページのたわみ状態を確実に検出することができ
る。
とするページのたわみ状態を確実に検出することができ
る。
また、第10図の光センサ49a,49bを用いる代わりに、
第11図に示すような光センサ50a,50bを用いることもで
きる。以下、光センサ50a,50bについて詳述する。
第11図に示すような光センサ50a,50bを用いることもで
きる。以下、光センサ50a,50bについて詳述する。
光センサ50a,50bは、搬送路2の両側に対向して設け
られた発光素子と受光素子とからなるものであるが、こ
れらはページ1aのたわみ変形を検出するものではなく、
ページ1aのめくり上げ状態を検出するために配置されて
いる。そして同様に、これら光センサ50a,50bと隣接す
るように、発光素子と受光素子とからなる光センサ50c,
50dが対向して配置されている。光センサ50a,50bの光路
と光センサ50c,50dの光路とは、互いに平行になってい
る。光センサ50a,50bを代表して説明すると、両者は互
いに、通帳1の搬送方向と直角な方向からやや傾いた状
態で配置されている。言い換えれば、通帳1の綴じ目1z
またはローラ20の回転軸方向からやや傾いた状態で配置
されている。そして、光センサ50a,50bの光路は、現在
めくっているページ(たわみ変形しているページ)に妨
害されないように、ページのたわみ状態で生じる稜線
(ページ頂部を結んだ線)よりもローラ20から離れる側
か、もしくは形成される稜線よりも上方に光路が設けら
れている。また、ここでは搬送路2の高さ方向における
両者の傾きも設けてあるが、もちろん高さ方向に傾きを
設けなくてもよい。
られた発光素子と受光素子とからなるものであるが、こ
れらはページ1aのたわみ変形を検出するものではなく、
ページ1aのめくり上げ状態を検出するために配置されて
いる。そして同様に、これら光センサ50a,50bと隣接す
るように、発光素子と受光素子とからなる光センサ50c,
50dが対向して配置されている。光センサ50a,50bの光路
と光センサ50c,50dの光路とは、互いに平行になってい
る。光センサ50a,50bを代表して説明すると、両者は互
いに、通帳1の搬送方向と直角な方向からやや傾いた状
態で配置されている。言い換えれば、通帳1の綴じ目1z
またはローラ20の回転軸方向からやや傾いた状態で配置
されている。そして、光センサ50a,50bの光路は、現在
めくっているページ(たわみ変形しているページ)に妨
害されないように、ページのたわみ状態で生じる稜線
(ページ頂部を結んだ線)よりもローラ20から離れる側
か、もしくは形成される稜線よりも上方に光路が設けら
れている。また、ここでは搬送路2の高さ方向における
両者の傾きも設けてあるが、もちろん高さ方向に傾きを
設けなくてもよい。
第11図(a)のようにローラ20が回転してページ1aが
めくられると、ページ1aが完全にめくられた状態となっ
たときに、光センサ50a,50bの光ビームが遮断される。
これは、光センサ50a,50bがやや傾いた状態で配置され
ているためである。つまり、ページ1aの内側を通過する
ように形成される光センサ50aの光路と、ページ1aの外
側を通過するように形成される光50bの光路とが、ペー
ジ1a上の点Qにて確実に交差するようになる。
めくられると、ページ1aが完全にめくられた状態となっ
たときに、光センサ50a,50bの光ビームが遮断される。
これは、光センサ50a,50bがやや傾いた状態で配置され
ているためである。つまり、ページ1aの内側を通過する
ように形成される光センサ50aの光路と、ページ1aの外
側を通過するように形成される光50bの光路とが、ペー
ジ1a上の点Qにて確実に交差するようになる。
点Qが検出される位置は、光センサ50a,50bの設置場
所によって任意に設定することができる。そして、光ビ
ームの遮断によりページ1aのめくり状態が検出される
と、光センサ50a,50bからの信号が図示しない制御装置
に送られる。ここで、同図に示すように、ローラ20が次
ページと摺接してわずかながら次ページのたわみ変形を
生じさせてしまうこともある。これを避けるために、ペ
ージ1aが1a"の状態となった後、ローラ20をわずかに逆
回転させて次ページのたわみを除去することもできる。
もちろん、ローラ20の逆回転動作も前記制御装置内に入
力しておくことができる。
所によって任意に設定することができる。そして、光ビ
ームの遮断によりページ1aのめくり状態が検出される
と、光センサ50a,50bからの信号が図示しない制御装置
に送られる。ここで、同図に示すように、ローラ20が次
ページと摺接してわずかながら次ページのたわみ変形を
生じさせてしまうこともある。これを避けるために、ペ
ージ1aが1a"の状態となった後、ローラ20をわずかに逆
回転させて次ページのたわみを除去することもできる。
もちろん、ローラ20の逆回転動作も前記制御装置内に入
力しておくことができる。
上記のような光センサ50a,50bを用いれば、めくろう
とするページのめくり状態を確実に検出することができ
る。
とするページのめくり状態を確実に検出することができ
る。
なお、本実施例の冊子体のページめくり装置では、同
一の機構を用いて反対側のページをめくることもでき
る。つまり、上記の実施例では通帳1の右側ページ群を
ページめくりしたが、左側ページ群をページめくりする
こともできる。以下、第9図を用いて通帳1の左側ペー
ジめくりについて説明する。
一の機構を用いて反対側のページをめくることもでき
る。つまり、上記の実施例では通帳1の右側ページ群を
ページめくりしたが、左側ページ群をページめくりする
こともできる。以下、第9図を用いて通帳1の左側ペー
ジめくりについて説明する。
第9図に示すように、通帳1の左側ページ群をページ
めくりする場合は、左側ページ群をローラ12,16とロー
ラ13,17との間に停止させる。なお、通帳1の停止信号
は、搬送路2上に設けられたここでは図示しないセンサ
によって得られる。
めくりする場合は、左側ページ群をローラ12,16とロー
ラ13,17との間に停止させる。なお、通帳1の停止信号
は、搬送路2上に設けられたここでは図示しないセンサ
によって得られる。
ここでまず、モータ31を回転することにより、第8図
(b)で示したb方向とは反対のd方向に揺動軸26を回
転させる。揺動軸26の回転に伴い、ローラ20と、アーム
27aに支持されたガイド板28とは、同図(a)のごとく
揺動し、左側ページ群の表面のページに摺接する。また
それとともにガイド板28の左側端部28aが搬送路2の上
方に突出するように移動する。この状態になると、左側
ページ群は同図の如く上方に持ち上げられ、湾曲状態と
なる。そして、左側ページ群が平面状態に戻ろうとする
復元力により、左側ページ群の一部はローラ20に当接
し、結果的に、左側ページ群はローラ12、ガイド板28の
左側端部28a、ローラ20によって3点支持された状態と
なる。
(b)で示したb方向とは反対のd方向に揺動軸26を回
転させる。揺動軸26の回転に伴い、ローラ20と、アーム
27aに支持されたガイド板28とは、同図(a)のごとく
揺動し、左側ページ群の表面のページに摺接する。また
それとともにガイド板28の左側端部28aが搬送路2の上
方に突出するように移動する。この状態になると、左側
ページ群は同図の如く上方に持ち上げられ、湾曲状態と
なる。そして、左側ページ群が平面状態に戻ろうとする
復元力により、左側ページ群の一部はローラ20に当接
し、結果的に、左側ページ群はローラ12、ガイド板28の
左側端部28a、ローラ20によって3点支持された状態と
なる。
そして、モータ25が回転することにより、回転軸21は
第8図(c)に示したc方向とは反対のf方向に駆動さ
れる。すると、ページ1b(ページ1bは左側ページ群の表
面のページ)表面にはローラ20の摩擦力が働き、同図に
示す1b'の如く変形する。そして、ローラ20の更なる回
転により同図に示す1b"の状態になる。つまりページ1b
は、ローラ20の上方に突出したページ支えピース32(32
a,32b)にもたれかかって1b"の状態に変化する。
第8図(c)に示したc方向とは反対のf方向に駆動さ
れる。すると、ページ1b(ページ1bは左側ページ群の表
面のページ)表面にはローラ20の摩擦力が働き、同図に
示す1b'の如く変形する。そして、ローラ20の更なる回
転により同図に示す1b"の状態になる。つまりページ1b
は、ローラ20の上方に突出したページ支えピース32(32
a,32b)にもたれかかって1b"の状態に変化する。
ページ1bが1b"の状態に保たれると、ここでモータ31
が再び駆動され、揺動軸26が第8図(e)に示したd方
向とは反対のb方向に駆動され、ローラ20が元の位置に
復帰するように揺動される。これにより、アーム27aが
起き上がるように移動するので、ページ支えピース32が
ページ1bを上方に持ち上げる。この時、同図(b)に示
すように、ピン42が斜面47aの上底と摺動するようにし
てスリット48へ向かって移動し、スライド板39を上昇さ
せる。
が再び駆動され、揺動軸26が第8図(e)に示したd方
向とは反対のb方向に駆動され、ローラ20が元の位置に
復帰するように揺動される。これにより、アーム27aが
起き上がるように移動するので、ページ支えピース32が
ページ1bを上方に持ち上げる。この時、同図(b)に示
すように、ピン42が斜面47aの上底と摺動するようにし
てスリット48へ向かって移動し、スライド板39を上昇さ
せる。
ピン42が斜面47aの上底と摺動するように移動する
と、ホールドピン33a,33bは序々に開放される。そして
同図(c)に鎖線で示すように、めくられたページ1bの
端部がホールドピン33bと干渉しない状態でホールドピ
ン33a,33b間に導かれる。
と、ホールドピン33a,33bは序々に開放される。そして
同図(c)に鎖線で示すように、めくられたページ1bの
端部がホールドピン33bと干渉しない状態でホールドピ
ン33a,33b間に導かれる。
そして、ピン42が斜面47a,47bの中間位置、つまりピ
ン42がスリット48に入り込む状態にまで移動されると、
モータ31の駆動が停止され、ローラ20の揺動が終了す
る。すると、モータ31の停止と同時に、ピン42がスリッ
ト48から落下する。そしてホールドピン33a,33bが瞬時
に閉じ、ページ1bはこのホールドピン33a,33b間に挾ま
れ、同図(d)に示すようにページ1bがホールドピン33
b側に引っ掛かるように保持される。以上により左側ペ
ージ群の1枚目のページ保持が完了する。
ン42がスリット48に入り込む状態にまで移動されると、
モータ31の駆動が停止され、ローラ20の揺動が終了す
る。すると、モータ31の停止と同時に、ピン42がスリッ
ト48から落下する。そしてホールドピン33a,33bが瞬時
に閉じ、ページ1bはこのホールドピン33a,33b間に挾ま
れ、同図(d)に示すようにページ1bがホールドピン33
b側に引っ掛かるように保持される。以上により左側ペ
ージ群の1枚目のページ保持が完了する。
2枚目のページめくり上げも、前述した右側ページめ
くり上げの時と同じく、ページ1bを保持した状態で行わ
れる。なお、ここでは動作図として第9図(e)〜
(g)を示すが、ここでは説明を省略する。また、3枚
目以降のページめくり上げも、それまでにめくり上げた
ページを全て保持した状態で同様の動作にて行われる。
くり上げの時と同じく、ページ1bを保持した状態で行わ
れる。なお、ここでは動作図として第9図(e)〜
(g)を示すが、ここでは説明を省略する。また、3枚
目以降のページめくり上げも、それまでにめくり上げた
ページを全て保持した状態で同様の動作にて行われる。
通帳1の左側ページ群の所定枚数めくり上げが終わる
と、ローラ11,12,13,14が図示する方向に回転駆動され
る。すると同図(h)に示すようにa方向に移動され
る。ここで、ページ1bなどのめくり上げられたページ群
は、a方向に移動するにあたり、その進行方向をローラ
20によって妨害される。そのため、めくり上げられたペ
ージ群は綴じ目1zを境界として折れ曲がり、通帳1の右
側ページ群に吸収され、ページめくり動作が終了する。
通帳1は搬送過程でローラ20やローラ13によって押圧さ
れることにより、ページが十分に開かれ、ここでは図示
しない次なる処理過程へと導かれる。
と、ローラ11,12,13,14が図示する方向に回転駆動され
る。すると同図(h)に示すようにa方向に移動され
る。ここで、ページ1bなどのめくり上げられたページ群
は、a方向に移動するにあたり、その進行方向をローラ
20によって妨害される。そのため、めくり上げられたペ
ージ群は綴じ目1zを境界として折れ曲がり、通帳1の右
側ページ群に吸収され、ページめくり動作が終了する。
通帳1は搬送過程でローラ20やローラ13によって押圧さ
れることにより、ページが十分に開かれ、ここでは図示
しない次なる処理過程へと導かれる。
また、ここでは通帳1の左側ページをめくる時は、第
10図に示した光センサ49c,49d、あるいは第11図に示し
た光センサ50c,50dを用いることによって、第9図
(a)に示すような正確なページめくり動作を行うこと
ができる。なお、光センサ49c,49d,50c,50dの配置につ
いては、前述した光センサ49a,49b,50a,50bの配置を左
右反転したのと同様であり、その機能も同一であるので
ここでは説明を省略する。また、左側ページめくりの状
態は、第10図(b)または第11図(b)に示したとおり
であり、第10図(a)または第11図(a)に示した右側
ページめくりを左右反転したものとなっている。
10図に示した光センサ49c,49d、あるいは第11図に示し
た光センサ50c,50dを用いることによって、第9図
(a)に示すような正確なページめくり動作を行うこと
ができる。なお、光センサ49c,49d,50c,50dの配置につ
いては、前述した光センサ49a,49b,50a,50bの配置を左
右反転したのと同様であり、その機能も同一であるので
ここでは説明を省略する。また、左側ページめくりの状
態は、第10図(b)または第11図(b)に示したとおり
であり、第10図(a)または第11図(a)に示した右側
ページめくりを左右反転したものとなっている。
以上説明した本実施例の冊子体のページめくり装置に
よれば、ページと摺接し摩擦力を与えるローラ20は搬送
路2下側にある揺動軸26を中心に揺動する。そのため、
揺動するローラ20は、ローラ12,16とローラ13,17との間
(以下、ローラ12,13間という)にて搬送路2に対し2
か所の摺接点を有することになる。従って、ローラ12,1
3間に通帳1の右側ページ群が位置決めされても左側ペ
ージ群が位置決めされても、ページを開いて綴じ目1z方
向に移動させ、ページめくりを完成させることができ
る。
よれば、ページと摺接し摩擦力を与えるローラ20は搬送
路2下側にある揺動軸26を中心に揺動する。そのため、
揺動するローラ20は、ローラ12,16とローラ13,17との間
(以下、ローラ12,13間という)にて搬送路2に対し2
か所の摺接点を有することになる。従って、ローラ12,1
3間に通帳1の右側ページ群が位置決めされても左側ペ
ージ群が位置決めされても、ページを開いて綴じ目1z方
向に移動させ、ページめくりを完成させることができ
る。
これにより、自動預払機を利用する利用者は、装置に
通帳を挿入する際、あらかじめ取引記録を記すべき所定
のページを開いておく必要がなく、任意のページを開い
た状態で装置に挿入すればよい。利用者は以後も通帳の
ページめくりをする手間がなくなる。従って、取引時間
の長時間化を防止することができるとともに、利用者の
秘密が確実に保持されるようになる。
通帳を挿入する際、あらかじめ取引記録を記すべき所定
のページを開いておく必要がなく、任意のページを開い
た状態で装置に挿入すればよい。利用者は以後も通帳の
ページめくりをする手間がなくなる。従って、取引時間
の長時間化を防止することができるとともに、利用者の
秘密が確実に保持されるようになる。
また、一度めくったページは確実に保持されることに
なり、従来のようにページめくりのために通帳を何度も
往復駆動する必要がなくなる。
なり、従来のようにページめくりのために通帳を何度も
往復駆動する必要がなくなる。
また、上記したページめくり機構では、正方向および
逆方向のページめくりが可能であることから、従来のペ
ージめくり機構を搬送方向に連結した構成と同様の効果
を有したものとなっている。しかしながら、本発明によ
れば、ページめくり装置が搬送方向に長大化することが
ないので、装置全体の大形化が回避される。
逆方向のページめくりが可能であることから、従来のペ
ージめくり機構を搬送方向に連結した構成と同様の効果
を有したものとなっている。しかしながら、本発明によ
れば、ページめくり装置が搬送方向に長大化することが
ないので、装置全体の大形化が回避される。
次に、図面に基づいて本発明の第2の実施例を詳細に
説明する。第12図は本発明の冊子体のページめくり装置
の搬送路を示す斜視図、第13図はページ保持機構を示す
斜視図、第14図はページ保持機構を示す分解斜視図、第
15図はページめくり動作を示す正面図である。
説明する。第12図は本発明の冊子体のページめくり装置
の搬送路を示す斜視図、第13図はページ保持機構を示す
斜視図、第14図はページ保持機構を示す分解斜視図、第
15図はページめくり動作を示す正面図である。
搬送路2には、搬送路2を上下方向から挾み込むよう
に複数個の回転可能なローラが配置されている。第1の
ローラ群11,12,13,14は、それぞれ2個づつが回転軸19
a,19b,19c,19dに固定され、ここでは図示しない回転軸1
9a,19b,19c,19d駆動用のモータによって搬送方向に対す
る正逆回転が可能となっている。第2のローラ群15,16,
17,18は第1のローラ群11,12,13,14と対向する位置に配
置されている。そして、第2のローラ群15,16,17,18が
第1のローラ群11,12,13,14に押圧されることにより駆
動力が与えられ、第1のローラ群11,12,13,14と同期し
て回転する。そして第1のローラ群11,12,13,14と第2
のローラ群15,16,17,18との間が搬送路2となってお
り、ここを前記通帳1が第1および第2のローラ群に圧
接された状態で搬送される。なお、これらローラの表面
は摩擦係数の比較的大きな部材(例えばゴムなど)から
なっている。
に複数個の回転可能なローラが配置されている。第1の
ローラ群11,12,13,14は、それぞれ2個づつが回転軸19
a,19b,19c,19dに固定され、ここでは図示しない回転軸1
9a,19b,19c,19d駆動用のモータによって搬送方向に対す
る正逆回転が可能となっている。第2のローラ群15,16,
17,18は第1のローラ群11,12,13,14と対向する位置に配
置されている。そして、第2のローラ群15,16,17,18が
第1のローラ群11,12,13,14に押圧されることにより駆
動力が与えられ、第1のローラ群11,12,13,14と同期し
て回転する。そして第1のローラ群11,12,13,14と第2
のローラ群15,16,17,18との間が搬送路2となってお
り、ここを前記通帳1が第1および第2のローラ群に圧
接された状態で搬送される。なお、これらローラの表面
は摩擦係数の比較的大きな部材(例えばゴムなど)から
なっている。
また、同様に搬送路2上方に配置された3個のローラ
20は、やはりその表面が摩擦係数の比較的大きな部材か
らなっており、搬送されてきた通帳1の表面のページ
(開かれているページ)をめくるために設けられてい
る。このローラ20を含むページめくり機構の構成は、第
1の実施例と同様、第3図に示したように簡略化して表
現される。
20は、やはりその表面が摩擦係数の比較的大きな部材か
らなっており、搬送されてきた通帳1の表面のページ
(開かれているページ)をめくるために設けられてい
る。このローラ20を含むページめくり機構の構成は、第
1の実施例と同様、第3図に示したように簡略化して表
現される。
ローラ20は回転軸21に固定されており、この回転軸21
は歯車22,23,24を介してモータ25から駆動力を受けるよ
うになっている。モータ25を駆動すると、ローラ20は搬
送方向に対して正逆回転をするように構成されている。
一方、搬送路2の下方には、ローラ20の回転軸21と平行
な関係に揺動軸26が配置されている。回転軸21と揺動軸
26との間には、回転軸21と回転自在に嵌合し、揺動軸26
には固定された状態にあるアーム27a,27bが設けられて
いる。また揺動軸26には、搬送路2の一部を構成するガ
イド板28が固定されている。揺動軸26は歯車29,30を介
してモータ31から駆動力を受けるようになっている。モ
ータ31を駆動すると、ローラ20は搬送方向に対して揺動
をするように構成されている。
は歯車22,23,24を介してモータ25から駆動力を受けるよ
うになっている。モータ25を駆動すると、ローラ20は搬
送方向に対して正逆回転をするように構成されている。
一方、搬送路2の下方には、ローラ20の回転軸21と平行
な関係に揺動軸26が配置されている。回転軸21と揺動軸
26との間には、回転軸21と回転自在に嵌合し、揺動軸26
には固定された状態にあるアーム27a,27bが設けられて
いる。また揺動軸26には、搬送路2の一部を構成するガ
イド板28が固定されている。揺動軸26は歯車29,30を介
してモータ31から駆動力を受けるようになっている。モ
ータ31を駆動すると、ローラ20は搬送方向に対して揺動
をするように構成されている。
なお、ここで揺動軸26は歯車23と回転自在に嵌合して
いる。また、アーム27a,27bにはページ支えピース32a,3
2bが設けられ、ローラ20よりも上方に突出している。
いる。また、アーム27a,27bにはページ支えピース32a,3
2bが設けられ、ローラ20よりも上方に突出している。
こういったページめくり機構は、上述したローラ12,1
6とローラ13,17との間の空間に配置されている。
6とローラ13,17との間の空間に配置されている。
ローラ20の更に上方には、めくり上げられたページを
保持するためのページ保持機構が設けられている。ペー
ジ保持機構は、第12図,第13図に示す2本のホールドピ
ン33a,33bを開閉することにより、めくられたページを
このホールドピン33a,33b間に挾み込む動作を行うもの
である。このホールドピン33a,33bの構成は第1の実施
例と類似しているが、ホールドピン33a,33bを開閉する
機構が異なっている。以下、このページ保持機構につい
て、第14図の分解斜視図を用いて説明する。
保持するためのページ保持機構が設けられている。ペー
ジ保持機構は、第12図,第13図に示す2本のホールドピ
ン33a,33bを開閉することにより、めくられたページを
このホールドピン33a,33b間に挾み込む動作を行うもの
である。このホールドピン33a,33bの構成は第1の実施
例と類似しているが、ホールドピン33a,33bを開閉する
機構が異なっている。以下、このページ保持機構につい
て、第14図の分解斜視図を用いて説明する。
ページを挾み込むためのホールドピン33a,33bは、ホ
ールドレバー34a,34bにそれぞれ固定されている。ホー
ルドレバー34a,34bはその下部がほぼ対称な形状をな
し、上端部には孔35a,35bが形成されている。また、ホ
ールドレバー34a,34bには、ホールドピン33a,33bと反対
方向に突出するように凸部51a,51bが形成されている。
凸部51a,51bは、ここでは断面四角形状となっている
が、断面円形状であってもよい。
ールドレバー34a,34bにそれぞれ固定されている。ホー
ルドレバー34a,34bはその下部がほぼ対称な形状をな
し、上端部には孔35a,35bが形成されている。また、ホ
ールドレバー34a,34bには、ホールドピン33a,33bと反対
方向に突出するように凸部51a,51bが形成されている。
凸部51a,51bは、ここでは断面四角形状となっている
が、断面円形状であってもよい。
ホールドレバー34a,34bの側方には、スライド板52が
配置されている。スライド板52には、その右側端部付近
に、上から順に切欠部53a,54,53bが形成されている。切
欠部53a,53bは上下方向に開口を有し、切欠部54は横方
向に開口を有している。なお、切欠部53a,53bの幅は凸
部51a,51bの径よりもわずかに大きく設定されている。
スライド板52の左側端部付近には孔55、および凸部56が
形成されている。また、スプリング57の一端が固定され
ている。
配置されている。スライド板52には、その右側端部付近
に、上から順に切欠部53a,54,53bが形成されている。切
欠部53a,53bは上下方向に開口を有し、切欠部54は横方
向に開口を有している。なお、切欠部53a,53bの幅は凸
部51a,51bの径よりもわずかに大きく設定されている。
スライド板52の左側端部付近には孔55、および凸部56が
形成されている。また、スプリング57の一端が固定され
ている。
スライド板52を挾んでホールドレバー34a,34bの反対
側には、ブラケット58が配置されている。ブラケット58
は3か所にて折り曲がった形状をなしており、これらは
折曲部59a,59b,59cとなっている。折曲部59aの端部には
ピン60が植立されている。なお、ピン60の直径は切欠部
54の幅よりもわずかに小さく設定されている。また、折
曲部59aにはスプリング57の他端が固定されている。
側には、ブラケット58が配置されている。ブラケット58
は3か所にて折り曲がった形状をなしており、これらは
折曲部59a,59b,59cとなっている。折曲部59aの端部には
ピン60が植立されている。なお、ピン60の直径は切欠部
54の幅よりもわずかに小さく設定されている。また、折
曲部59aにはスプリング57の他端が固定されている。
ホールドピン33a,33bを駆動する手段として、ここで
はソレノイド61が用いられている。ソレノイド61の直動
軸61aには孔61bが形成されている。
はソレノイド61が用いられている。ソレノイド61の直動
軸61aには孔61bが形成されている。
そしてこれらホールドレバー34a,34b、スライド板5
2、ブラケット58は、次のように組み立てられることに
よりページ保持機構を形成している。
2、ブラケット58は、次のように組み立てられることに
よりページ保持機構を形成している。
ブラケット58とソレノイド61とは、ブラケット58に折
曲部59bにソレノイド61が固定される関係となってい
る。ソレノイド61の直動軸61aに設けられた孔61bには、
ピン62が挿通される。またピン62は、スライド板52に設
けられた孔55にも挿通される。ブラケット58の折曲部59
aに植立されたピン60は、スライド板52の切欠部54およ
びホールドレバー34a,34bの孔35a,35bにそれぞれ嵌挿さ
れる。ホールドレバー34a,34bの凸部51a,51bは、スライ
ド板52の切欠部53a,53bに嵌挿される。スプリング57の
付勢力は、ソレノイド61に非通電で直動軸61aが吸引さ
れていない(縮小していない)状態のときにホールドピ
ン33a,33bが閉じる方向に最も大きい力を発生し、ソレ
ノイド61に通電されて直動軸61aが吸引される度合いに
応じて、発生する力が序々に小さくなってゆくように設
定されている。ソレノイド61の直動軸61aの駆動は、第1
0図もしくは第11図に示した光センサの検出信号によっ
て行われる。
曲部59bにソレノイド61が固定される関係となってい
る。ソレノイド61の直動軸61aに設けられた孔61bには、
ピン62が挿通される。またピン62は、スライド板52に設
けられた孔55にも挿通される。ブラケット58の折曲部59
aに植立されたピン60は、スライド板52の切欠部54およ
びホールドレバー34a,34bの孔35a,35bにそれぞれ嵌挿さ
れる。ホールドレバー34a,34bの凸部51a,51bは、スライ
ド板52の切欠部53a,53bに嵌挿される。スプリング57の
付勢力は、ソレノイド61に非通電で直動軸61aが吸引さ
れていない(縮小していない)状態のときにホールドピ
ン33a,33bが閉じる方向に最も大きい力を発生し、ソレ
ノイド61に通電されて直動軸61aが吸引される度合いに
応じて、発生する力が序々に小さくなってゆくように設
定されている。ソレノイド61の直動軸61aの駆動は、第1
0図もしくは第11図に示した光センサの検出信号によっ
て行われる。
このようにして組み立てられたページ保持機構は、第
15図に示すように本発明のページめくり装置に利用され
る。以下、冊子体のページめくり装置のページめくり動
作の第2の実施例について、第15図を用いて詳細に説明
する。
15図に示すように本発明のページめくり装置に利用され
る。以下、冊子体のページめくり装置のページめくり動
作の第2の実施例について、第15図を用いて詳細に説明
する。
同図(a)は、通帳1がページめくりされる位置まで
搬送されてきた状態を示している。ここで通帳1は例え
ば図中a方向から搬送されてきたものである。通帳1
は、同図(a)の状態でページめくり装置に搬入される
ように、あらかじめ向きが修正されている。通帳1の右
側ページ群(ここで右側ページ群表面のページ1aは、以
後の動作によりめくられるページである)はローラ12,1
6とローラ13,17との間で停止している。なお、通帳1の
停止信号は、搬送路2上に設けられたここでは図示しな
いセンサによって得られる。前記センサは、通帳1端部
を検出するなどの方法によって停止信号を発生する。こ
こで、右側ページ群の綴じ目1z付近は、ローラ13,17に
よって押圧されている。通帳1の左側ページ群はローラ
14,18によって押圧されている。また、右側ページ群を
挾み込むように、ローラ20、回転軸21、揺動軸26、ガイ
ド板28などのページめくり機構が配置されている。
搬送されてきた状態を示している。ここで通帳1は例え
ば図中a方向から搬送されてきたものである。通帳1
は、同図(a)の状態でページめくり装置に搬入される
ように、あらかじめ向きが修正されている。通帳1の右
側ページ群(ここで右側ページ群表面のページ1aは、以
後の動作によりめくられるページである)はローラ12,1
6とローラ13,17との間で停止している。なお、通帳1の
停止信号は、搬送路2上に設けられたここでは図示しな
いセンサによって得られる。前記センサは、通帳1端部
を検出するなどの方法によって停止信号を発生する。こ
こで、右側ページ群の綴じ目1z付近は、ローラ13,17に
よって押圧されている。通帳1の左側ページ群はローラ
14,18によって押圧されている。また、右側ページ群を
挾み込むように、ローラ20、回転軸21、揺動軸26、ガイ
ド板28などのページめくり機構が配置されている。
ここでまず、モータ31を回転することにより、歯車3
0,歯車29を介して揺動軸26を駆動する。すると揺動軸26
は図中b方向に回転駆動される。これに伴い、ローラ20
と、アーム27aに支持されたガイド板28とは、同図
(b)のごとく揺動する。
0,歯車29を介して揺動軸26を駆動する。すると揺動軸26
は図中b方向に回転駆動される。これに伴い、ローラ20
と、アーム27aに支持されたガイド板28とは、同図
(b)のごとく揺動する。
同図(b)では、右側ページ群はガイド板28の左側端
部28bによって上方に持ち上げられ、湾曲状態となる。
ここで右側ページ群には、平面状態に戻ろうとする復元
力が働くので、右側ページ群の一部はローラ20に当接す
る。結果的に、右側ページ群はローラ13、ガイド板28の
左側端部28b、ローラ20によって3点支持された状態と
なる。そして、モータ25が回転することにより回転軸21
が駆動され、これに伴いローラ20が図中c方向に回転す
る。すると、ページ1a表面にはローラ20の摩擦力が働
き、同図(b)に示す1a'の如く変形する。
部28bによって上方に持ち上げられ、湾曲状態となる。
ここで右側ページ群には、平面状態に戻ろうとする復元
力が働くので、右側ページ群の一部はローラ20に当接す
る。結果的に、右側ページ群はローラ13、ガイド板28の
左側端部28b、ローラ20によって3点支持された状態と
なる。そして、モータ25が回転することにより回転軸21
が駆動され、これに伴いローラ20が図中c方向に回転す
る。すると、ページ1a表面にはローラ20の摩擦力が働
き、同図(b)に示す1a'の如く変形する。
そして、ローラ20の更なる回転により同図(c)に示
す1a"の状態になる。つまり、ページ1aはローラ20のめ
くり上げ動作により1a'の状態に変化し、さらにローラ2
0の上方に突出したページ支えピース32(32a,32b)にも
たれかかって1a"の状態に変化する。
す1a"の状態になる。つまり、ページ1aはローラ20のめ
くり上げ動作により1a'の状態に変化し、さらにローラ2
0の上方に突出したページ支えピース32(32a,32b)にも
たれかかって1a"の状態に変化する。
ここで、第1の実施例で説明したように第10図(もし
くは第11図)に示すように配置された光センサ49a,49b
(もしくは光センサ50a,50b)がページ1aの変形状態を
検出しており、これによりローラ20の回転や揺動のため
の信号が生成されている。
くは第11図)に示すように配置された光センサ49a,49b
(もしくは光センサ50a,50b)がページ1aの変形状態を
検出しており、これによりローラ20の回転や揺動のため
の信号が生成されている。
ページ1aが1a"の状態に保たれると、ここでモータ31
が再び駆動され、揺動軸26が同図(a)に示したb方向
とは反対のd方向に駆動され、ローラ20が元の位置に復
帰するように揺動される。これにより、アーム27aが起
き上がるように移動するので、ページ支えピース32がペ
ージ1aを上方に持ち上げる。ホールドピン33aは、光セ
ンサ49a,49b(もしくは光センサ50a,50b)の検出信号に
よるソレノイド61の直動軸61aの縮み駆動によって開放
され、同図(d)に鎖線で示すように、めくられたペー
ジ1aの端部がホールドピン33aと干渉しない状態でホー
ルドピン33a,33b間に導かれる。
が再び駆動され、揺動軸26が同図(a)に示したb方向
とは反対のd方向に駆動され、ローラ20が元の位置に復
帰するように揺動される。これにより、アーム27aが起
き上がるように移動するので、ページ支えピース32がペ
ージ1aを上方に持ち上げる。ホールドピン33aは、光セ
ンサ49a,49b(もしくは光センサ50a,50b)の検出信号に
よるソレノイド61の直動軸61aの縮み駆動によって開放
され、同図(d)に鎖線で示すように、めくられたペー
ジ1aの端部がホールドピン33aと干渉しない状態でホー
ルドピン33a,33b間に導かれる。
ローラ20が中立位置まで揺動されると、モータ31の駆
動が停止され、ローラ20の揺動が終了する。モータ31の
停止と同時に、ソレノイド61の直動軸61aは伸びる方向
に駆動される。そしてホールドピン33a,33bが瞬時に閉
じ、ページ1aはこのホールドピン33a,33b間に挾まれ、
同図(e)に示すようにページ1aがホールドピン33a側
に引っ掛かるように保持される。以上により1枚目のペ
ージ保持が完了する。
動が停止され、ローラ20の揺動が終了する。モータ31の
停止と同時に、ソレノイド61の直動軸61aは伸びる方向
に駆動される。そしてホールドピン33a,33bが瞬時に閉
じ、ページ1aはこのホールドピン33a,33b間に挾まれ、
同図(e)に示すようにページ1aがホールドピン33a側
に引っ掛かるように保持される。以上により1枚目のペ
ージ保持が完了する。
2枚目のページめくり上げは、ページ1aを保持した状
態で、上記と同様の方法で行われる。なお、ここでは動
作図として第15図(f),(g)を示すが、同図(f)
は(b)と、(g)は(e)と同一の動作であるのでこ
こでは説明を省略する。また、3枚目以降のページめく
り上げも、それまでにめくり上げたページを全て保持し
た状態で同様の動作にて行われる。
態で、上記と同様の方法で行われる。なお、ここでは動
作図として第15図(f),(g)を示すが、同図(f)
は(b)と、(g)は(e)と同一の動作であるのでこ
こでは説明を省略する。また、3枚目以降のページめく
り上げも、それまでにめくり上げたページを全て保持し
た状態で同様の動作にて行われる。
通帳1の右側ページ群の所定枚数めくり上げが終わる
と、ローラ11,12,13,14が回転駆動される。すると同図
(h)に示すように、通帳1は、搬送されてきたa方向
と反対のe方向に移動される。ここで、ページ1aなどの
めくり上げられたページ群は、e方向に移動するにあた
り、その進行方向をローラ20によって妨害される。その
ため、めくり上げられたページ群は綴じ目1zを境界とし
て折れ曲がり、通帳1の左側ページ群に吸収され、開ペ
ージ動作が完了する。通帳1は搬送過程でローラ20やロ
ーラ12によって押圧されることにより、ページが十分に
開かれ、ここでは図示しない次なる処理過程へと導かれ
る。
と、ローラ11,12,13,14が回転駆動される。すると同図
(h)に示すように、通帳1は、搬送されてきたa方向
と反対のe方向に移動される。ここで、ページ1aなどの
めくり上げられたページ群は、e方向に移動するにあた
り、その進行方向をローラ20によって妨害される。その
ため、めくり上げられたページ群は綴じ目1zを境界とし
て折れ曲がり、通帳1の左側ページ群に吸収され、開ペ
ージ動作が完了する。通帳1は搬送過程でローラ20やロ
ーラ12によって押圧されることにより、ページが十分に
開かれ、ここでは図示しない次なる処理過程へと導かれ
る。
もちろん、本実施例の冊子体のページめくり装置で
も、同一の機構を用いて左側ページ群のページめくりを
することができる。
も、同一の機構を用いて左側ページ群のページめくりを
することができる。
次に、図面に基づいて本発明の第3の実施例を詳細に
説明する。第16図は本発明の冊子体のページめくり装置
の搬送路を示す斜視図、第17図はページ保持機構を示す
分解斜視図、第18図はページ保持機構の動作様態を示す
構成図、第19図,第20図はページめくり動作を示す正面
図である。
説明する。第16図は本発明の冊子体のページめくり装置
の搬送路を示す斜視図、第17図はページ保持機構を示す
分解斜視図、第18図はページ保持機構の動作様態を示す
構成図、第19図,第20図はページめくり動作を示す正面
図である。
この搬送路2には、搬送路2を上下方向から挾み込む
ように複数個の回転可能なローラが配置されている。第
1のローラ群11,12,13,14は、それぞれ2個づつが回転
軸19a,19b,19c,19dに固定され、ここでは図示しない回
転軸19a,19b,19c,19d駆動用のモータによって搬送方向
に対する正逆回転が可能となっている。第2のローラ群
15,16,17,18は第1のローラ群11,12,13,14と対向する位
置に配置されている。そして、第2のローラ群15,16,1
7,18が第1のローラ群11,12,13,14に押圧されることに
より駆動力が与えられ、第1のローラ群11,12,13,14と
同期して回転する。そして第1のローラ群11,12,13,14
と第2のローラ群15,16,17,18との間が搬送路2となっ
ており、ここを前記通帳1が第1および第2のローラ群
に圧接された状態で搬送される。なお、これらローラの
表面は摩擦係数の比較的大きな部材(例えばゴムなど)
からなっている。
ように複数個の回転可能なローラが配置されている。第
1のローラ群11,12,13,14は、それぞれ2個づつが回転
軸19a,19b,19c,19dに固定され、ここでは図示しない回
転軸19a,19b,19c,19d駆動用のモータによって搬送方向
に対する正逆回転が可能となっている。第2のローラ群
15,16,17,18は第1のローラ群11,12,13,14と対向する位
置に配置されている。そして、第2のローラ群15,16,1
7,18が第1のローラ群11,12,13,14に押圧されることに
より駆動力が与えられ、第1のローラ群11,12,13,14と
同期して回転する。そして第1のローラ群11,12,13,14
と第2のローラ群15,16,17,18との間が搬送路2となっ
ており、ここを前記通帳1が第1および第2のローラ群
に圧接された状態で搬送される。なお、これらローラの
表面は摩擦係数の比較的大きな部材(例えばゴムなど)
からなっている。
また、同様に搬送路2上方に配置された3個のローラ
20は、やはりその表面が摩擦係数の比較的大きな部材か
らなっており、搬送されてきた通帳1の所定のページ
(開かれているページ)をめくるために設けられてい
る。このローラ20を含むページめくり機構の構成は、第
1の実施例と同様、第3図に示したように簡略化して表
現される。
20は、やはりその表面が摩擦係数の比較的大きな部材か
らなっており、搬送されてきた通帳1の所定のページ
(開かれているページ)をめくるために設けられてい
る。このローラ20を含むページめくり機構の構成は、第
1の実施例と同様、第3図に示したように簡略化して表
現される。
ローラ20は回転軸21に固定されており、この回転軸21
は歯車22,23,24を介してモータ25から駆動力を受けるよ
うになっている。モータ25を駆動すると、ローラ20は搬
送方向に対して正逆回転をするように構成されている。
一方、搬送路2の下方には、ローラ20の回転軸21と平行
な関係に揺動軸26が配置されている。回転軸21と揺動軸
26との間には、回転軸21と回転自在に嵌合し、揺動軸26
には固定された状態にあるアーム27a,27bが設けられて
いる。また揺動軸26には、搬送路2の一部を構成するガ
イド板28が固定されている。揺動軸26は歯車29,30を介
してモータ31から駆動力を受けるようになっている。モ
ータ31を駆動すると、ローラ20は搬送方向に対して揺動
をするように構成されている。
は歯車22,23,24を介してモータ25から駆動力を受けるよ
うになっている。モータ25を駆動すると、ローラ20は搬
送方向に対して正逆回転をするように構成されている。
一方、搬送路2の下方には、ローラ20の回転軸21と平行
な関係に揺動軸26が配置されている。回転軸21と揺動軸
26との間には、回転軸21と回転自在に嵌合し、揺動軸26
には固定された状態にあるアーム27a,27bが設けられて
いる。また揺動軸26には、搬送路2の一部を構成するガ
イド板28が固定されている。揺動軸26は歯車29,30を介
してモータ31から駆動力を受けるようになっている。モ
ータ31を駆動すると、ローラ20は搬送方向に対して揺動
をするように構成されている。
なお、ここで揺動軸26は歯車23と回転自在に嵌合して
いる。また、アーム27a,27bにはページ支えピース32a,3
2bが設けられ、ローラ20よりも上方に突出している。ま
た、アーム27aには、搬送路2と反対側に突出するよう
にピン70が植立されている。
いる。また、アーム27a,27bにはページ支えピース32a,3
2bが設けられ、ローラ20よりも上方に突出している。ま
た、アーム27aには、搬送路2と反対側に突出するよう
にピン70が植立されている。
こういったページめくり機構は、上述したローラ12,1
6とローラ13,17との間の空間に配置されている。
6とローラ13,17との間の空間に配置されている。
ローラ20の更に上方には、めくり上げられたページを
保持するためのページ保持機構が設けられている。ペー
ジ保持機構は、第16図に示すここでは1本のホールドピ
ン33を左右移動することにより、めくられたページをこ
のホールドピン33に引っ掛ける動作を行うものである。
以下、このページ保持機構について、第17図の分解斜視
図を用いて説明する。
保持するためのページ保持機構が設けられている。ペー
ジ保持機構は、第16図に示すここでは1本のホールドピ
ン33を左右移動することにより、めくられたページをこ
のホールドピン33に引っ掛ける動作を行うものである。
以下、このページ保持機構について、第17図の分解斜視
図を用いて説明する。
ページを引っ掛けるためのホールドピン33は、ホール
ドレバー34の中心位置に固定されている。ホールドレバ
ー34の上部はほぼ直角に折曲しており、この折曲面71に
空間72a,72bが設けられる。また、折曲面71に空間72a,7
2bを設けることによって突出した部位には、孔73a,73b
が形成されている。
ドレバー34の中心位置に固定されている。ホールドレバ
ー34の上部はほぼ直角に折曲しており、この折曲面71に
空間72a,72bが設けられる。また、折曲面71に空間72a,7
2bを設けることによって突出した部位には、孔73a,73b
が形成されている。
一方、ホールドレバー34のホールドピン33と反対側に
は、スライド板74が配置される。スライド板74は、第1
スライド板74aと第2スライド板74bとからなっている。
は、スライド板74が配置される。スライド板74は、第1
スライド板74aと第2スライド板74bとからなっている。
第1スライド板74aには、その中央上部に長円孔75a、
中央下部に長円孔75bが形成されるとともに、その側部
には、長円孔76aが形成される。また、第2スライド板7
4bには、第1スライド板74aと同様、その中央上部に長
円孔75a、中央下部に長円孔75bが形成されるとともに、
その側部には、今度は長円孔76bが形成される。長円孔7
6a,76bの上方には、第1スライド板74aに凸部77aが、ま
た第2スライド板74bに凸部77bがそれぞれ形成されてい
る。長円孔76a,76bの下方には、第1スライド板74aに突
出部78aが、また第2スライド板74bに突出部78bがそれ
ぞれ形成されている。そして、突出部78aにはスプリン
グ79aの一端が、突出部78bにはスプリング79bの一端が
固定される。スプリング79a,79bはそれぞれ同一の付勢
力を有するものである。さらに、第1スライド板74aと
第2スライド板74bとは、ここでは長円孔75a,75bを境界
として線対称となるように近接配置されている。
中央下部に長円孔75bが形成されるとともに、その側部
には、長円孔76aが形成される。また、第2スライド板7
4bには、第1スライド板74aと同様、その中央上部に長
円孔75a、中央下部に長円孔75bが形成されるとともに、
その側部には、今度は長円孔76bが形成される。長円孔7
6a,76bの上方には、第1スライド板74aに凸部77aが、ま
た第2スライド板74bに凸部77bがそれぞれ形成されてい
る。長円孔76a,76bの下方には、第1スライド板74aに突
出部78aが、また第2スライド板74bに突出部78bがそれ
ぞれ形成されている。そして、突出部78aにはスプリン
グ79aの一端が、突出部78bにはスプリング79bの一端が
固定される。スプリング79a,79bはそれぞれ同一の付勢
力を有するものである。さらに、第1スライド板74aと
第2スライド板74bとは、ここでは長円孔75a,75bを境界
として線対称となるように近接配置されている。
スライド板74の最下部は、側方に向かって突出した形
状となっている。この部位には、スライド板74と直角に
折曲された斜面80a,80bが形成されている。斜面80a,80b
は、スライド板74の中心線に近づくにつれて下方に傾く
ような形状に形成されている。また、斜面80a,80bの間
には空間が設けられており、この空間の幅は、アーム27
aに植立されたピン70の直径よりわずかに大きく形成さ
れている。
状となっている。この部位には、スライド板74と直角に
折曲された斜面80a,80bが形成されている。斜面80a,80b
は、スライド板74の中心線に近づくにつれて下方に傾く
ような形状に形成されている。また、斜面80a,80bの間
には空間が設けられており、この空間の幅は、アーム27
aに植立されたピン70の直径よりわずかに大きく形成さ
れている。
スライド板74(第1スライド板74a)の隣には、同じ
くスライド板81が配置される。スライド板81の上部両端
には、直角に折曲した折曲部82a,82bが設けられてい
る。また、スライド板81の中心線上には、上から長円孔
83a、長円孔83bが形成されるとともに、長円孔83aの下
部にはスプリング84の一端が固定される。スプリング84
は、スライド板81を下方へ移動するように付勢してい
る。
くスライド板81が配置される。スライド板81の上部両端
には、直角に折曲した折曲部82a,82bが設けられてい
る。また、スライド板81の中心線上には、上から長円孔
83a、長円孔83bが形成されるとともに、長円孔83aの下
部にはスプリング84の一端が固定される。スプリング84
は、スライド板81を下方へ移動するように付勢してい
る。
スライド板81と対向する位置には、ブラケット85が配
置されている。ブラケット85には、スライド板81方向へ
突出するように、4本のピン86a,86b,87a,87bが植立さ
れている。
置されている。ブラケット85には、スライド板81方向へ
突出するように、4本のピン86a,86b,87a,87bが植立さ
れている。
そしてこれらホールドレバー34、スライド板74(74a,
74b)、スライド板81、ブラケット85は、次のように組
み立てられることによりページ保持機構を形成してい
る。
74b)、スライド板81、ブラケット85は、次のように組
み立てられることによりページ保持機構を形成してい
る。
まず、スライド板74の長円孔75aを含む凸部位が、ホ
ールドレバー34の空間72aに通される。ここでブラケッ
ト85のピン86aは、スライド板81の長円孔83a,ホールド
レバー34の孔73a,スライド板74の長円孔75a,ホールドレ
バー34の孔73bの順番に挿通される。また、ブラケット8
5のピン87a,87bは、スライド板74の長円孔76a,76bに挿
通される。また、ブラケット85のピン86bは、スライド
板81の長円孔83b,スライド板74の長円孔75bに挿通され
る。スライド板74の突出部78a,78bに固定されたスプリ
ング79a,79bは、その他端をピン87a,87aにそれぞれ固定
している。
ールドレバー34の空間72aに通される。ここでブラケッ
ト85のピン86aは、スライド板81の長円孔83a,ホールド
レバー34の孔73a,スライド板74の長円孔75a,ホールドレ
バー34の孔73bの順番に挿通される。また、ブラケット8
5のピン87a,87bは、スライド板74の長円孔76a,76bに挿
通される。また、ブラケット85のピン86bは、スライド
板81の長円孔83b,スライド板74の長円孔75bに挿通され
る。スライド板74の突出部78a,78bに固定されたスプリ
ング79a,79bは、その他端をピン87a,87aにそれぞれ固定
している。
ホールドレバー34の空間72aにスライド板74の長円孔7
5aを通すことにより、ホールドレバー34の折曲面71の内
面には、スライド板74の凸部77a,77bが当接する。ま
た、ホールドレバー34の折曲面71の上方には、スライド
板81の折曲部82a,82bが配置される。また、スライド板7
4の斜面80a,80bの位置は、アーム27aから突出したピン7
0とほぼ同じ高さとなる状態に設定されている。
5aを通すことにより、ホールドレバー34の折曲面71の内
面には、スライド板74の凸部77a,77bが当接する。ま
た、ホールドレバー34の折曲面71の上方には、スライド
板81の折曲部82a,82bが配置される。また、スライド板7
4の斜面80a,80bの位置は、アーム27aから突出したピン7
0とほぼ同じ高さとなる状態に設定されている。
次に、揺動軸26の回転運動とページ保持機構の動作と
の関係について、第18図を用いて説明する。なお、同図
に記号化して記した構成要素については、第4図にその
説明図を付してあるので参照されたい。
の関係について、第18図を用いて説明する。なお、同図
に記号化して記した構成要素については、第4図にその
説明図を付してあるので参照されたい。
ページ保持動作を開始する直前には、同図(a)に示
すようにアーム27aは側方に倒れている状態にある。こ
の時、斜面80a,80bは同一の高さとなっており、ホール
ドピン33は中立位置にある。また斜面80bの底面にピン7
0が接触した状態となっている。
すようにアーム27aは側方に倒れている状態にある。こ
の時、斜面80a,80bは同一の高さとなっており、ホール
ドピン33は中立位置にある。また斜面80bの底面にピン7
0が接触した状態となっている。
揺動軸26が回転運動を開始すると、同図(a)に示す
ように、アーム27aは側方から中心部に向かって起き上
がるように移動する。そして、斜面80b下底をピン70が
摺動する。揺動軸26の回転運動が進むと、ピン70が斜面
80bの下底を中心方向に移動するとともに、斜面80bを序
々に上方に押し上げる。ピン70の移動によりスライド板
74bは上方への力を受け、さらにスライド板74bの凸部77
bがホールドレバー34の折曲面71に当接しているので、
ホールドレバー34にこの力が伝達される。ホールドレバ
ー34は孔73(73a,73b)を中心としたモーメントを発生
して回転し、ホールドピン33を同図左側に移動するよう
に傾く。また、同時に、スライド板74aはその凸部77aを
ホールドレバー34によって押圧され、下方への力を受け
る。このようにしてピン70の摺動が進み、斜面80bの端
部付近まで移動すると、ホールドレバー34の傾き量が最
大になると同時に、ホールドピン33の移動量も最大にな
る。
ように、アーム27aは側方から中心部に向かって起き上
がるように移動する。そして、斜面80b下底をピン70が
摺動する。揺動軸26の回転運動が進むと、ピン70が斜面
80bの下底を中心方向に移動するとともに、斜面80bを序
々に上方に押し上げる。ピン70の移動によりスライド板
74bは上方への力を受け、さらにスライド板74bの凸部77
bがホールドレバー34の折曲面71に当接しているので、
ホールドレバー34にこの力が伝達される。ホールドレバ
ー34は孔73(73a,73b)を中心としたモーメントを発生
して回転し、ホールドピン33を同図左側に移動するよう
に傾く。また、同時に、スライド板74aはその凸部77aを
ホールドレバー34によって押圧され、下方への力を受け
る。このようにしてピン70の摺動が進み、斜面80bの端
部付近まで移動すると、ホールドレバー34の傾き量が最
大になると同時に、ホールドピン33の移動量も最大にな
る。
なお、同図(b)の状態では、図示しないスプリング
79a,79bの伸縮が行われている。スライド板74bに接続す
るスプリング79bは、スライド板74bの上昇により縮小
し、一方、スライド板74aに接続するスプリング79aは、
スライド板74aの下降により伸長する。スプリング79a,7
9bはスライド板74a,74bに対し、この伸縮の方向と逆の
方向に付勢力を作用させている。
79a,79bの伸縮が行われている。スライド板74bに接続す
るスプリング79bは、スライド板74bの上昇により縮小
し、一方、スライド板74aに接続するスプリング79aは、
スライド板74aの下降により伸長する。スプリング79a,7
9bはスライド板74a,74bに対し、この伸縮の方向と逆の
方向に付勢力を作用させている。
ピン70の摺動が斜面80bの端部に達すると、同図
(c)のように、ピン70は斜面80bから外れる。また、
揺動軸26の回転運動により発生していたスライド板74a
の移動力が伝達されなくなる。この状態になると、スプ
リング79a,79bが互いに等しい付勢力となるべく復元力
が働くので、ホールドレバー34には孔73a,73bを中心と
した逆向きのモーメントが発生し、ホールドピン33が瞬
時に中立位置に復帰する。ピン70は斜面80a,80b間の空
間の上部にて停止する。
(c)のように、ピン70は斜面80bから外れる。また、
揺動軸26の回転運動により発生していたスライド板74a
の移動力が伝達されなくなる。この状態になると、スプ
リング79a,79bが互いに等しい付勢力となるべく復元力
が働くので、ホールドレバー34には孔73a,73bを中心と
した逆向きのモーメントが発生し、ホールドピン33が瞬
時に中立位置に復帰する。ピン70は斜面80a,80b間の空
間の上部にて停止する。
再び上記の動作が行われる場合は、同図(c)の状態
から揺動軸26が逆方向への回転運動をして同図(a)の
状態に戻される。ここで、ピン70が斜面80bの上底と摺
動するような経路をとるように移動する。
から揺動軸26が逆方向への回転運動をして同図(a)の
状態に戻される。ここで、ピン70が斜面80bの上底と摺
動するような経路をとるように移動する。
なお、ホールドレバー34は、その折曲面71がスライド
板81の折曲部82a,82bに接触することによって回転量が
規制されている。
板81の折曲部82a,82bに接触することによって回転量が
規制されている。
以上述べた各機構を具備する冊子体のページめくり装
置のページめくり動作について、第19図を用いて詳細に
説明する。
置のページめくり動作について、第19図を用いて詳細に
説明する。
同図(a)は、通帳1がページめくりされる位置まで
搬送されてきた状態を示している。ここで通帳1は例え
ば図中a方向から搬送されてきたものである。通帳1
は、同図(a)の状態でページめくり装置に搬入される
ように、あらかじめ向きが修正されている。通帳1の右
側ページ群(ここで右側ページ群表面のページ1aは、以
後の動作によりめくられるページである)はローラ12,1
6とローラ13,17との間で停止している。なお、通帳1の
停止信号は、搬送路2上に設けられたここでは図示しな
いセンサによって得られる。前記センサは、通帳1端部
を検出するなどの方法によって停止信号を発生する。こ
こで、右側ページ群の綴じ目1z付近は、ローラ13,17に
よって押圧されている。通帳1の左側ページ群はローラ
14,18によって押圧されている。また、右側ページ群を
挾み込むように、ローラ20、回転軸21、揺動軸26、ガイ
ド板28などのページめくり機構が配置されている。
搬送されてきた状態を示している。ここで通帳1は例え
ば図中a方向から搬送されてきたものである。通帳1
は、同図(a)の状態でページめくり装置に搬入される
ように、あらかじめ向きが修正されている。通帳1の右
側ページ群(ここで右側ページ群表面のページ1aは、以
後の動作によりめくられるページである)はローラ12,1
6とローラ13,17との間で停止している。なお、通帳1の
停止信号は、搬送路2上に設けられたここでは図示しな
いセンサによって得られる。前記センサは、通帳1端部
を検出するなどの方法によって停止信号を発生する。こ
こで、右側ページ群の綴じ目1z付近は、ローラ13,17に
よって押圧されている。通帳1の左側ページ群はローラ
14,18によって押圧されている。また、右側ページ群を
挾み込むように、ローラ20、回転軸21、揺動軸26、ガイ
ド板28などのページめくり機構が配置されている。
ここでまず、モータ31を回転することにより、揺動軸
26を駆動する。すると揺動軸26は図中b方向に回転駆動
される。これに伴い、ローラ20と、アーム27aに支持さ
れたガイド板28とは、同図(b)のごとく揺動する。
26を駆動する。すると揺動軸26は図中b方向に回転駆動
される。これに伴い、ローラ20と、アーム27aに支持さ
れたガイド板28とは、同図(b)のごとく揺動する。
同図(b)のように揺動すると、アーム27aから植立
したピン70は、スライド板74の斜面80aの上底と摺動す
るように移動してゆく。
したピン70は、スライド板74の斜面80aの上底と摺動す
るように移動してゆく。
揺動運動が進行すると、同図(c)に示すように、ガ
イド板28の左側端部28bが搬送路2の上方に突出するよ
うに移動する。この状態になると、右側ページ群は同図
の如く上方に持ち上げられ、湾曲状態となる。ここで、
右側ページ群には、平面状態に戻ろうとする復元力が働
くので、右側ページ群の一部はローラ20に当接する。結
果的に、右側ページ群はローラ13、ガイド板28の左側端
部28b、ローラ20によって3点支持された状態となる。
なお、この状態ではピン70が斜面80から外れている。
イド板28の左側端部28bが搬送路2の上方に突出するよ
うに移動する。この状態になると、右側ページ群は同図
の如く上方に持ち上げられ、湾曲状態となる。ここで、
右側ページ群には、平面状態に戻ろうとする復元力が働
くので、右側ページ群の一部はローラ20に当接する。結
果的に、右側ページ群はローラ13、ガイド板28の左側端
部28b、ローラ20によって3点支持された状態となる。
なお、この状態ではピン70が斜面80から外れている。
そして、モータ25が回転することにより回転軸21が駆
動され、これに伴いローラ20が図中c方向に回転する。
すると、ページ1a表面にはローラ20の摩擦力が働き、図
中(d)に示す1a'の如くたわみ変形する。そして、ロ
ーラ20の更なる回転により同図に示す1a"の状態にな
る。つまり、ページ1aはローラ20のめくり上げ動作によ
り1a'の状態にたわみ変化し、さらにローラ20の上方に
突出したページ支えピース32(32a,32b)にもたれかか
って1a"の状態に変化する。この1a"の状態がページのめ
くられた状態である。
動され、これに伴いローラ20が図中c方向に回転する。
すると、ページ1a表面にはローラ20の摩擦力が働き、図
中(d)に示す1a'の如くたわみ変形する。そして、ロ
ーラ20の更なる回転により同図に示す1a"の状態にな
る。つまり、ページ1aはローラ20のめくり上げ動作によ
り1a'の状態にたわみ変化し、さらにローラ20の上方に
突出したページ支えピース32(32a,32b)にもたれかか
って1a"の状態に変化する。この1a"の状態がページのめ
くられた状態である。
なお、ページ1aが1a'のごとくたわみ変形したことを
検出するための光センサ49a,49bが、前述したように、
第10図のごとく搬送路2の両側に配置されている。ま
た、ページ1aが1a"のごとく変形したことを検出するた
めの光センサ50a,50bが、前述したように、第11図に示
すごとく搬送路2の両側に配置されていてもよい。
検出するための光センサ49a,49bが、前述したように、
第10図のごとく搬送路2の両側に配置されている。ま
た、ページ1aが1a"のごとく変形したことを検出するた
めの光センサ50a,50bが、前述したように、第11図に示
すごとく搬送路2の両側に配置されていてもよい。
ページ1aが1a"の状態に保たれると、ここでモータ31
が再び駆動され、揺動軸26が同図(b)に示したb方向
とは反対のd方向に駆動され、ローラ20が元の位置に復
帰するように揺動される。これにより、アーム27aが起
き上がるように移動するので、ページ支えピース32がペ
ージ1aを上方に持ち上げる。この時、同図(e)に示す
ように、ピンが斜面80aの下底と摺動するようにして移
動し、スライド板74aを上昇させる。
が再び駆動され、揺動軸26が同図(b)に示したb方向
とは反対のd方向に駆動され、ローラ20が元の位置に復
帰するように揺動される。これにより、アーム27aが起
き上がるように移動するので、ページ支えピース32がペ
ージ1aを上方に持ち上げる。この時、同図(e)に示す
ように、ピンが斜面80aの下底と摺動するようにして移
動し、スライド板74aを上昇させる。
ピン70が斜面80aの下底と摺動するように移動する
と、ホールドピン33は図面右側へ序々に移動する。そし
て同図(e)に鎖線で示すように、めくられたページ1a
の端部がホールドピン33と干渉しない状態でホールドピ
ン33の左側に導かれる。
と、ホールドピン33は図面右側へ序々に移動する。そし
て同図(e)に鎖線で示すように、めくられたページ1a
の端部がホールドピン33と干渉しない状態でホールドピ
ン33の左側に導かれる。
そして、ピン70が斜面80a,80b間の空間に入り込む状
態にまで移動されると、モータ31の駆動が停止され、ロ
ーラ20の揺動が停止する。すると、モータ31の停止と同
時に、ピン70がこの空間から落下する。そしてホールド
ピン33が瞬時に中間位置に復帰し、同図(f)に示すよ
うにページ1aがホールドピン33に引っ掛かるように保持
される。以上により1枚目のページめくり上げが完了す
る。
態にまで移動されると、モータ31の駆動が停止され、ロ
ーラ20の揺動が停止する。すると、モータ31の停止と同
時に、ピン70がこの空間から落下する。そしてホールド
ピン33が瞬時に中間位置に復帰し、同図(f)に示すよ
うにページ1aがホールドピン33に引っ掛かるように保持
される。以上により1枚目のページめくり上げが完了す
る。
2枚目のページめくり上げは、ページ1aを保持した状
態で、上記と同様の方法で行われる。なお、ここでは動
作図として第19図(g)〜(i)を示すが、同図(g)
は(b)と、(h)は(c)と、そして(i)は(f)
と同一の動作であるのでここでは説明を省略する。ま
た、3枚目以降のページめくり上げも、それまでにめく
り上げたページをすでに保持した状態で同様の動作にて
行われる。
態で、上記と同様の方法で行われる。なお、ここでは動
作図として第19図(g)〜(i)を示すが、同図(g)
は(b)と、(h)は(c)と、そして(i)は(f)
と同一の動作であるのでここでは説明を省略する。ま
た、3枚目以降のページめくり上げも、それまでにめく
り上げたページをすでに保持した状態で同様の動作にて
行われる。
通帳1の右側ページ群の所定枚数めくり上げが終わる
と、ローラ11,12,13,14が図示する方向に回転駆動され
る。すると同図(j)に示すように、通帳1は、搬送さ
れてきたa方向と反対のe方向に移動される。ここで、
ページ1aなどのめくり上げられたページ群は、e方向に
移動するにあたり、その進行方向をローラ20によって妨
害される。そのため、めくり上げられたページ群は綴じ
目1zを境界として折れ曲がり、通帳1の左側ページ群に
吸収され、開ページ動作が完了する。通帳1は搬送過程
でローラ20やローラ12によって押圧されることにより、
ページが十分に開かれ、ここでは図示しない次なる処理
過程へと導かれる。
と、ローラ11,12,13,14が図示する方向に回転駆動され
る。すると同図(j)に示すように、通帳1は、搬送さ
れてきたa方向と反対のe方向に移動される。ここで、
ページ1aなどのめくり上げられたページ群は、e方向に
移動するにあたり、その進行方向をローラ20によって妨
害される。そのため、めくり上げられたページ群は綴じ
目1zを境界として折れ曲がり、通帳1の左側ページ群に
吸収され、開ページ動作が完了する。通帳1は搬送過程
でローラ20やローラ12によって押圧されることにより、
ページが十分に開かれ、ここでは図示しない次なる処理
過程へと導かれる。
もちろん、本実施例の冊子体のページめくり装置で
も、同一の機構を用いて左側ページ群のページめくりを
することもできる。
も、同一の機構を用いて左側ページ群のページめくりを
することもできる。
続いて、本実施例の構成を利用して、通帳1の一括ペ
ージ閉じ動作について説明する。
ージ閉じ動作について説明する。
通帳の所定のページに取引記録を印刷している最中
に、このページに印刷欄がなくなってしまった場合、こ
の時点で印刷動作を一端中断して新しい通帳を用意しな
ければならない。このような事態に対応するため、従来
の自動預払装置には、その内部にあらかじめ予備の通帳
を確保してある場合がある。予備通帳に引き続いて取り
引き記録を印刷するときには、まず、予備通帳の所定の
ページを開き、このページに取り引き記録を印刷し、そ
の後にページの一括閉じ動作を行って予備通帳の表紙を
出し、ここに必要事項(利用者の氏名など)を印刷する
という手順で行われることがある。
に、このページに印刷欄がなくなってしまった場合、こ
の時点で印刷動作を一端中断して新しい通帳を用意しな
ければならない。このような事態に対応するため、従来
の自動預払装置には、その内部にあらかじめ予備の通帳
を確保してある場合がある。予備通帳に引き続いて取り
引き記録を印刷するときには、まず、予備通帳の所定の
ページを開き、このページに取り引き記録を印刷し、そ
の後にページの一括閉じ動作を行って予備通帳の表紙を
出し、ここに必要事項(利用者の氏名など)を印刷する
という手順で行われることがある。
第20図(a)は、閉じた状態で装置内部に確保してあ
る予備通帳1'を搬送路2に引き込んだ状態を示した正面
図である。ここで、予備通帳1'の綴じ目1z'付近はロー
ラ12,17によって押圧されている。また、この状態で
は、ページめくり機構やページ保持機構は動作していな
い。
る予備通帳1'を搬送路2に引き込んだ状態を示した正面
図である。ここで、予備通帳1'の綴じ目1z'付近はロー
ラ12,17によって押圧されている。また、この状態で
は、ページめくり機構やページ保持機構は動作していな
い。
次に、同図(b)に示すごとく、ローラ20が回転駆動
されることにより、まず予備通帳1'の表紙1xがめくられ
る。そして順次ページがめくられてゆき、印刷を行うべ
き所定のページ(以下、印刷ページという)が開かれ
る。なお、本実施例によるページめくり動作は前述した
のと同じであるので、詳細な説明は省略する。
されることにより、まず予備通帳1'の表紙1xがめくられ
る。そして順次ページがめくられてゆき、印刷を行うべ
き所定のページ(以下、印刷ページという)が開かれ
る。なお、本実施例によるページめくり動作は前述した
のと同じであるので、詳細な説明は省略する。
印刷ページが開かれると、このページへの印刷動作が
行われる。まず、第19図(j)のごとく、一旦予備通帳
1'をe方向に搬送してページの完全めくりを行い、次
に、予備通帳1'をa方向に搬送し、印刷位置への位置決
めが行われる。
行われる。まず、第19図(j)のごとく、一旦予備通帳
1'をe方向に搬送してページの完全めくりを行い、次
に、予備通帳1'をa方向に搬送し、印刷位置への位置決
めが行われる。
同図(c)に示すように、例えばローラ13,17とロー
ラ14,18との間にプリンタ91が配置されており、予備通
帳1'はローラ13やローラ14の回転によって搬送路2をプ
リンタ91下部まで搬送される。ここでは、プリンタ91と
してはドットプリンタが使用されている。なお、ここで
は図示を省略しているが、プリンタ91下部の搬送路は、
ドットプリンタによる打刻により鮮明な印刷が行われる
ように、搬送路には十分な剛性が確保されている。
ラ14,18との間にプリンタ91が配置されており、予備通
帳1'はローラ13やローラ14の回転によって搬送路2をプ
リンタ91下部まで搬送される。ここでは、プリンタ91と
してはドットプリンタが使用されている。なお、ここで
は図示を省略しているが、プリンタ91下部の搬送路は、
ドットプリンタによる打刻により鮮明な印刷が行われる
ように、搬送路には十分な剛性が確保されている。
予備通帳1'に所定の取引記録の印刷が終了すると、予
備通帳1'の綴じ目1z'がローラ11,15とローラ12,16との
間にくるまでe方向に搬送され、予備通帳1'の一括閉じ
動作が開始される。予備通帳1'がe方向に搬送される
と、同図(d)に示すように、揺動軸26がd方向に回転
してローラ20が揺動される。この状態では、予備通帳1'
の左側ページ群はガイド板28により上方にやや押し上げ
られ、かつ左側ページ群端部の進行方向にはローラ20ま
たはページ支えピース32が位置するようになっている。
備通帳1'の綴じ目1z'がローラ11,15とローラ12,16との
間にくるまでe方向に搬送され、予備通帳1'の一括閉じ
動作が開始される。予備通帳1'がe方向に搬送される
と、同図(d)に示すように、揺動軸26がd方向に回転
してローラ20が揺動される。この状態では、予備通帳1'
の左側ページ群はガイド板28により上方にやや押し上げ
られ、かつ左側ページ群端部の進行方向にはローラ20ま
たはページ支えピース32が位置するようになっている。
そして、予備通帳1'が再びa方向に搬送されると、同
図(e)に示すように、左側ページ群先端がローラ20ま
たはページ支えピース32によって妨害され、上方への曲
げ変形を受ける。そして、予備通帳1'の綴じ目1z'がま
だローラ11,15とローラ12,16との間にある状態で、揺動
軸26がb方向に序々に回転し、アーム27aの復元によっ
て左側ページ群は上方に持ち上げられてゆく。予備通帳
1'の左側ページ群端部は同図(f)に示すように、揺動
軸26の回転駆動によって一体駆動されたホールドピン33
の右側に導かれる。
図(e)に示すように、左側ページ群先端がローラ20ま
たはページ支えピース32によって妨害され、上方への曲
げ変形を受ける。そして、予備通帳1'の綴じ目1z'がま
だローラ11,15とローラ12,16との間にある状態で、揺動
軸26がb方向に序々に回転し、アーム27aの復元によっ
て左側ページ群は上方に持ち上げられてゆく。予備通帳
1'の左側ページ群端部は同図(f)に示すように、揺動
軸26の回転駆動によって一体駆動されたホールドピン33
の右側に導かれる。
また、予備通帳1'の左側ページ群が同図(e)の状態
から同図(f)の状態に移行する時に、ローラ11,12,1
3,14も同時に駆動され、予備通帳1'はa方向に搬送され
る。そして、予備通帳1'はその左側ページ群端部がホー
ルドピン33上方に位置する程度までに持ち上げられると
ともに、同図(g),(h)のように、綴じ目1z'が序
々に左側に移動するように搬送される。このようにし
て、同図(i)に示すように、綴じ目1z'がローラ12,16
とローラ13,17との間にくるまで搬送される。左側ペー
ジ群は、その進行方向をローラ20によって妨害されるの
で、左側ページ群は綴じ目1z'を境界として折れ曲が
り、予備通帳1'の右側ページ群に吸収される。結果的
に、予備通帳1'は表紙1xを上側に向けて完全に閉じてい
る状態となり、これにより一括閉じ動作が終了する。
から同図(f)の状態に移行する時に、ローラ11,12,1
3,14も同時に駆動され、予備通帳1'はa方向に搬送され
る。そして、予備通帳1'はその左側ページ群端部がホー
ルドピン33上方に位置する程度までに持ち上げられると
ともに、同図(g),(h)のように、綴じ目1z'が序
々に左側に移動するように搬送される。このようにし
て、同図(i)に示すように、綴じ目1z'がローラ12,16
とローラ13,17との間にくるまで搬送される。左側ペー
ジ群は、その進行方向をローラ20によって妨害されるの
で、左側ページ群は綴じ目1z'を境界として折れ曲が
り、予備通帳1'の右側ページ群に吸収される。結果的
に、予備通帳1'は表紙1xを上側に向けて完全に閉じてい
る状態となり、これにより一括閉じ動作が終了する。
さらに、予備通帳1'はこの状態でプリンタ91下部に搬
送される。ここで、予備通帳1'の表紙1xに必要事項(利
用者の氏名など)が印刷される。印刷が終了した予備通
帳1'は、ここでは図示しない次なる処理過程へと導かれ
る。
送される。ここで、予備通帳1'の表紙1xに必要事項(利
用者の氏名など)が印刷される。印刷が終了した予備通
帳1'は、ここでは図示しない次なる処理過程へと導かれ
る。
なお、上記した予備通帳1'への印刷方法は、表紙1xへ
の印刷を最後に行っているが、これを最初に行うことも
できる。つまり、搬送路2に引き込んだ予備通帳1'に対
して、まず第20図(j)のごとく印刷を行い、次に予備
通帳1'を同図(a)の位置まで搬送し、図示した順番に
ページめくりや印刷を行うようにすればよい。これらの
手順は、ここでは図示しない制御装置のプログラムの変
更によって容易に行うことができる。
の印刷を最後に行っているが、これを最初に行うことも
できる。つまり、搬送路2に引き込んだ予備通帳1'に対
して、まず第20図(j)のごとく印刷を行い、次に予備
通帳1'を同図(a)の位置まで搬送し、図示した順番に
ページめくりや印刷を行うようにすればよい。これらの
手順は、ここでは図示しない制御装置のプログラムの変
更によって容易に行うことができる。
また、自動預払装置の利用者が装置に通帳を閉じた状
態で挿入した場合には、第20図(a),(b)に示すよ
うに、通帳の表紙からのページめくり動作が行われる。
もちろん、通帳の綴じ目が右側にあっても左側にあって
も、同様にページめくりを行うことができる。
態で挿入した場合には、第20図(a),(b)に示すよ
うに、通帳の表紙からのページめくり動作が行われる。
もちろん、通帳の綴じ目が右側にあっても左側にあって
も、同様にページめくりを行うことができる。
なお、上述した一括ページ閉じ動作は、前述した他の
全ての実施例によってももちろん実現可能である。
全ての実施例によってももちろん実現可能である。
上述した第3の実施例でのページ保持機構は、ホール
ドピン33の駆動を、アーム27aから植立したピン70とス
ライド板74の斜面80a,80bとを摺動させることによって
行っていた。これに対し、第21図に示すように、ホール
ドピン33の駆動を2つのソレノイド92a,92bを用いて行
うこともできる。
ドピン33の駆動を、アーム27aから植立したピン70とス
ライド板74の斜面80a,80bとを摺動させることによって
行っていた。これに対し、第21図に示すように、ホール
ドピン33の駆動を2つのソレノイド92a,92bを用いて行
うこともできる。
2つのソレノイド92a,92bは、第17図に示すホールド
レバー34に対し、その直動軸を直接結合した構成として
いる。そして、ここではスライド板74を用いず、ホール
ドレバー34の側方にスライド板81が配置される。その他
の構成は第17図に示すものと同一である。以下、第21図
を用いて本実施例の変形例について説明する。なお、同
図に記号化して記した機構要素については、第4図にそ
の説明図を付してあるので参照されたい。
レバー34に対し、その直動軸を直接結合した構成として
いる。そして、ここではスライド板74を用いず、ホール
ドレバー34の側方にスライド板81が配置される。その他
の構成は第17図に示すものと同一である。以下、第21図
を用いて本実施例の変形例について説明する。なお、同
図に記号化して記した機構要素については、第4図にそ
の説明図を付してあるので参照されたい。
ページ保持動作を開始する直前には、同図(a)に示
すようにアーム27aは側方に倒れている状態にある。揺
動軸26が回転運動を開始すると、同図(a)に示すよう
に、アーム27aは側方から中心部に向かって起き上がる
ように移動する。ソレノイド92a,92bは、アーム27aが起
き上がる際に行われるページめくり動作に連動して駆動
される。つまり、第10図もしくは第11図に示される光セ
ンサからの信号を得て駆動される。
すようにアーム27aは側方に倒れている状態にある。揺
動軸26が回転運動を開始すると、同図(a)に示すよう
に、アーム27aは側方から中心部に向かって起き上がる
ように移動する。ソレノイド92a,92bは、アーム27aが起
き上がる際に行われるページめくり動作に連動して駆動
される。つまり、第10図もしくは第11図に示される光セ
ンサからの信号を得て駆動される。
揺動軸26の回転運動が進み、アーム27aが図面右側に
移動すると、ソレノイド92aの直動軸が伸長するととも
にソレノイド92bの直動軸が縮小する。そして、中立位
置にあったホールドピン33が図中左側に移動するように
傾く。このようにしてアーム27aとソレノイド92a,92bが
駆動されてゆくと、ホールドレバー34の傾き量が最大に
なると同時に、ホールドピン33の移動量も最大になる。
移動すると、ソレノイド92aの直動軸が伸長するととも
にソレノイド92bの直動軸が縮小する。そして、中立位
置にあったホールドピン33が図中左側に移動するように
傾く。このようにしてアーム27aとソレノイド92a,92bが
駆動されてゆくと、ホールドレバー34の傾き量が最大に
なると同時に、ホールドピン33の移動量も最大になる。
アーム27aが完全に起き上がった状態となった時、ソ
レノイド92a,92bのそれぞれの直動軸が同一の伸縮量と
なるように制御される。そして、同図(c)に示すよう
に、ホールドピン33は中立位置に復元する。この状態と
なると、めくられたページはホールドピン33に引っ掛か
り、ページ保持がなされる。
レノイド92a,92bのそれぞれの直動軸が同一の伸縮量と
なるように制御される。そして、同図(c)に示すよう
に、ホールドピン33は中立位置に復元する。この状態と
なると、めくられたページはホールドピン33に引っ掛か
り、ページ保持がなされる。
再び上記の動作が行われる場合は、同図(c)の状態
から揺動軸26が逆方向への回転運動をして同図(a)の
状態に戻される。
から揺動軸26が逆方向への回転運動をして同図(a)の
状態に戻される。
ここで、本発明の実施例で利用されているページ支え
ピース32に係るいくつかの変形例について説明する。上
記の各実施例では、アーム27とページ支えピース32との
関係は第22図(a)のようになっているが、例えば同図
(b),(c)のような形状のページ支えピース32とし
てもよい。
ピース32に係るいくつかの変形例について説明する。上
記の各実施例では、アーム27とページ支えピース32との
関係は第22図(a)のようになっているが、例えば同図
(b),(c)のような形状のページ支えピース32とし
てもよい。
同図(b)のページ支えピース32'は、搬送路2の幅
方向にわたって一定した突出量を有したものである。ペ
ージ支えピース32'はアーム27a,27bに固定されており、
3個のローラ20と干渉しないように3つの凹部が設けら
れた構造となっている。
方向にわたって一定した突出量を有したものである。ペ
ージ支えピース32'はアーム27a,27bに固定されており、
3個のローラ20と干渉しないように3つの凹部が設けら
れた構造となっている。
このような構造のページ支えピース32'とすると、め
くられたページの中央部が搬送路2に近づくように撓ん
でしまうことが防止される。したがって、ページをホー
ルドピン33(33a,33b)にて保持する際、ホールドピン3
3とページ端辺との平行度が保たれることになるので、
ホールドピン33とページ端辺とが干渉してページが傷ん
でしまうことがなくなる。
くられたページの中央部が搬送路2に近づくように撓ん
でしまうことが防止される。したがって、ページをホー
ルドピン33(33a,33b)にて保持する際、ホールドピン3
3とページ端辺との平行度が保たれることになるので、
ホールドピン33とページ端辺とが干渉してページが傷ん
でしまうことがなくなる。
また、同図(c)のページ支えピース32"は、搬送路
2の幅方向に複数個の突起を有した構造をなしている。
ページ支えピース32"はアーム27a,27bと一体的に形成さ
れており、3個のローラ20と干渉しないように3つの凹
部が設けられた構造となっている。
2の幅方向に複数個の突起を有した構造をなしている。
ページ支えピース32"はアーム27a,27bと一体的に形成さ
れており、3個のローラ20と干渉しないように3つの凹
部が設けられた構造となっている。
このような構造のページ支えピース32"としても、め
くられたページの中央部が搬送路2に近づくように撓ん
でしまうことが防止される。したがって、ページをホー
ルドピン33(33a,33b)にて保持する際、ホールドピン3
3とページ端辺との平行度が保たれることになるので、
ホールドピン33とページ端辺とが干渉してページが傷ん
でしまうことがなくなる。さらに、同図(b)のページ
支えピース32'に比べて部品全体としての重量が軽量化
されるので、揺動軸26を駆動するモータ31の駆動力が増
加することがなく、モータ31や歯車29,30などが大形化
するのを防止できる。
くられたページの中央部が搬送路2に近づくように撓ん
でしまうことが防止される。したがって、ページをホー
ルドピン33(33a,33b)にて保持する際、ホールドピン3
3とページ端辺との平行度が保たれることになるので、
ホールドピン33とページ端辺とが干渉してページが傷ん
でしまうことがなくなる。さらに、同図(b)のページ
支えピース32'に比べて部品全体としての重量が軽量化
されるので、揺動軸26を駆動するモータ31の駆動力が増
加することがなく、モータ31や歯車29,30などが大形化
するのを防止できる。
次に、本発明の更なる実施例について、第23図から第
25図を参照して説明する。第23図は本発明の冊子体のペ
ージめくり装置の搬送路を示す斜視図、第24図,第25図
はページめくり動作を示す正面図である。
25図を参照して説明する。第23図は本発明の冊子体のペ
ージめくり装置の搬送路を示す斜視図、第24図,第25図
はページめくり動作を示す正面図である。
ここでは説明を省略するが、前述した各実施例のよう
に、搬送路2を上下方向から挾み込むように複数個の回
転可能なローラが配置されている。ローラの構成や機能
については、前述した各実施例と同様となっている。
に、搬送路2を上下方向から挾み込むように複数個の回
転可能なローラが配置されている。ローラの構成や機能
については、前述した各実施例と同様となっている。
また、搬送路2上方に配置された3個のローラ20は、
その表面が摩擦係数の比較的大きな部材からなってお
り、搬送されてきた通帳1の所定のページ(開かれてい
るページ)を図示の如くめくるために設けられている。
このローラ20を含むページめくり機構の構成は、第1の
実施例と同様、概略第3図に示したように簡略化して表
現されるが、ここでは説明を省略する。
その表面が摩擦係数の比較的大きな部材からなってお
り、搬送されてきた通帳1の所定のページ(開かれてい
るページ)を図示の如くめくるために設けられている。
このローラ20を含むページめくり機構の構成は、第1の
実施例と同様、概略第3図に示したように簡略化して表
現されるが、ここでは説明を省略する。
また、アーム27a,27bには4か所の凸部を有するペー
ジ支えピース32が設けられ、ローラ20よりも上方に突出
している。
ジ支えピース32が設けられ、ローラ20よりも上方に突出
している。
ローラ20の更に上方には、めくり上げられたページを
保持するためのページ保持機構が設けられている。ただ
し、本実施例のページ保持機構は、搬送路2上に設けら
れた取付部材95a,95bに固定された1本のホールドピン3
3を用いている。したがって、本実施例のホールドピン3
3は開閉や揺動を行わず、搬送路2上のローラ12,13間中
央部に固定配置される。そして、前述した各実施例とは
異なる方法によってめくられたページをこのホールドピ
ン33で保持する動作を行うものである。
保持するためのページ保持機構が設けられている。ただ
し、本実施例のページ保持機構は、搬送路2上に設けら
れた取付部材95a,95bに固定された1本のホールドピン3
3を用いている。したがって、本実施例のホールドピン3
3は開閉や揺動を行わず、搬送路2上のローラ12,13間中
央部に固定配置される。そして、前述した各実施例とは
異なる方法によってめくられたページをこのホールドピ
ン33で保持する動作を行うものである。
つづいて本実施例の冊子体のページめくり装置につい
て、ページをこのホールドピン33で保持する動作につい
て第24図を用いて説明する。
て、ページをこのホールドピン33で保持する動作につい
て第24図を用いて説明する。
同図(a)は、通帳1がページめくりされる位置まで
搬送され、ページめくりが行われている状態を示してい
る。つまり、通帳1の右側ページ群はローラ12,16とロ
ーラ13,17との間で停止しており、右側ページ群の綴じ
目1z付近は、ローラ13,17によって押圧されている。
搬送され、ページめくりが行われている状態を示してい
る。つまり、通帳1の右側ページ群はローラ12,16とロ
ーラ13,17との間で停止しており、右側ページ群の綴じ
目1z付近は、ローラ13,17によって押圧されている。
そして、ガイド板28の左側端部28bが搬送路2の上方
に突出することによって右側ページ群には平面状態に戻
ろうとする復元力が働くので、結果的に、右側ページ群
はローラ13、ガイド板28の左側端部28b、ローラ20によ
って3点支持された状態となっている。
に突出することによって右側ページ群には平面状態に戻
ろうとする復元力が働くので、結果的に、右側ページ群
はローラ13、ガイド板28の左側端部28b、ローラ20によ
って3点支持された状態となっている。
そして、ここでは図示しないモータ25が回転すること
により回転軸21が駆動され、これに伴いローラ20が回転
し、ページ1aがたわみ変形して1a"の状態になってい
る。ページ1aは、この後ローラ20の上方に突出したペー
ジ支えピース32(32a,32b)にもたれかかり、めくられ
た状態となる。
により回転軸21が駆動され、これに伴いローラ20が回転
し、ページ1aがたわみ変形して1a"の状態になってい
る。ページ1aは、この後ローラ20の上方に突出したペー
ジ支えピース32(32a,32b)にもたれかかり、めくられ
た状態となる。
ページ1aが1a"の状態に保たれると、ここでは図示し
ないモータ31が駆動され、揺動軸26がローラ20を元の位
置に復帰する方向に揺動する。これにより、アーム27a
が起き上がるように移動するので、ページ支えピース32
によってページ1aがさらに上方に持ち上げられる。
ないモータ31が駆動され、揺動軸26がローラ20を元の位
置に復帰する方向に揺動する。これにより、アーム27a
が起き上がるように移動するので、ページ支えピース32
によってページ1aがさらに上方に持ち上げられる。
ページ支えピース32がほぼ直立状態となると、今度は
ローラ13,14が駆動され、同図(b)に示すように、通
帳1が微小量だけ図中a方向に移動される。そして、ペ
ージ1a先端がホールドピン33と干渉しない状態にまで位
置決めされると、ローラ13,14の駆動が停止する。揺動
軸26はさらに揺動し、ページ支えピース32がその直立状
態よりもさらに左側へ傾斜すると、同図(c)に示すよ
うにページ1aはホールドピン33との干渉なしにホールド
ピン33の下側をくぐり抜ける。そして、同図(d)に示
すようにページ1aが大きくめくられることになる。
ローラ13,14が駆動され、同図(b)に示すように、通
帳1が微小量だけ図中a方向に移動される。そして、ペ
ージ1a先端がホールドピン33と干渉しない状態にまで位
置決めされると、ローラ13,14の駆動が停止する。揺動
軸26はさらに揺動し、ページ支えピース32がその直立状
態よりもさらに左側へ傾斜すると、同図(c)に示すよ
うにページ1aはホールドピン33との干渉なしにホールド
ピン33の下側をくぐり抜ける。そして、同図(d)に示
すようにページ1aが大きくめくられることになる。
そして、再びローラ13,14が駆動されることによっ
て、同図(e)に示すように通帳1が今度は微小量だけ
図中a方向と反対方向のe方向にに移動される。ページ
1aは、上方にさらに突出することになる。
て、同図(e)に示すように通帳1が今度は微小量だけ
図中a方向と反対方向のe方向にに移動される。ページ
1aは、上方にさらに突出することになる。
ここでモータ31が駆動され、揺動軸26がローラ20を元
の位置に復帰する方向に揺動する。するとめくられたペ
ージ1aの先端が、通帳1がe方向に微小量搬送されたた
めにホールドピン33と干渉して引っ掛かり、結果として
同図(f)に示すように、ページ1aがホールドピン33に
保持された状態となる。以上により1枚目のページめく
り上げが完了する。
の位置に復帰する方向に揺動する。するとめくられたペ
ージ1aの先端が、通帳1がe方向に微小量搬送されたた
めにホールドピン33と干渉して引っ掛かり、結果として
同図(f)に示すように、ページ1aがホールドピン33に
保持された状態となる。以上により1枚目のページめく
り上げが完了する。
2枚目のページめくり上げは、ページ1aを保持した状
態で、上記と同様の方法を繰り返すことによって行われ
る。また、3枚目以降のページめくり上げも、それまで
にめくり上げたページをすべて保持した状態で同様の動
作にて行われる。
態で、上記と同様の方法を繰り返すことによって行われ
る。また、3枚目以降のページめくり上げも、それまで
にめくり上げたページをすべて保持した状態で同様の動
作にて行われる。
次に、冊子体のページの一括閉じ動作について説明す
る。
る。
まず、例えば第25図(a)に示すように通帳1の右側
ページ群のページのめくり動作が行われ、続いて例えば
同図(b)のように通帳1の左側ページ群の所定のペー
ジにプリンタ91による所定事項の印刷が行われる。
ページ群のページのめくり動作が行われ、続いて例えば
同図(b)のように通帳1の左側ページ群の所定のペー
ジにプリンタ91による所定事項の印刷が行われる。
通帳1への印刷が終わると、ローラ11,12,13,14が回
転駆動され、同図(c)に示すように、通帳1はe方向
に移動される。同時に、揺動軸26の回転によりローラ2
0,ページ支えピース32が左側に揺動される。そして、通
帳1の左側ページ群がローラ20と非接触の状態となるま
で通帳1とローラ20が移動される。この状態では、通帳
1の左側ページ群はローラ12,16およびガイド板28の右
側端部28a付近と接触している。
転駆動され、同図(c)に示すように、通帳1はe方向
に移動される。同時に、揺動軸26の回転によりローラ2
0,ページ支えピース32が左側に揺動される。そして、通
帳1の左側ページ群がローラ20と非接触の状態となるま
で通帳1とローラ20が移動される。この状態では、通帳
1の左側ページ群はローラ12,16およびガイド板28の右
側端部28a付近と接触している。
次に、同図(d)の如く通帳1が再びa方向に搬送さ
れ、通帳1の左側ページ群がページ支えピース32と干渉
可能な位置まで移動される。そして、同図(e)のよう
にページ支えピース32が元の位置に復帰する方向に揺動
する。通帳1の左側ページ群は、ページ支えピース32の
揺動によって持ち上げられるが、左側ページ群の先端が
ホールドピン33と干渉しない位置まで移動された時に通
帳1の搬送は停止されている。そして、通帳1の左側ペ
ージ群の先端がホールドピン33の下側をくぐり抜ける
と、同図(f)以降に示すように、通帳1がさらにa方
向に移動される。
れ、通帳1の左側ページ群がページ支えピース32と干渉
可能な位置まで移動される。そして、同図(e)のよう
にページ支えピース32が元の位置に復帰する方向に揺動
する。通帳1の左側ページ群は、ページ支えピース32の
揺動によって持ち上げられるが、左側ページ群の先端が
ホールドピン33と干渉しない位置まで移動された時に通
帳1の搬送は停止されている。そして、通帳1の左側ペ
ージ群の先端がホールドピン33の下側をくぐり抜ける
と、同図(f)以降に示すように、通帳1がさらにa方
向に移動される。
これらの一連の動作によって通帳1のページの一括閉
じ動作が完了する。もちろん、通帳1の搬送方向やペー
ジ支えピース32の揺動方向を逆方向とすることにより、
通帳1の右側ページ群を持ち上げて一括閉じする動作も
全く同様の手順により行うことができる。
じ動作が完了する。もちろん、通帳1の搬送方向やペー
ジ支えピース32の揺動方向を逆方向とすることにより、
通帳1の右側ページ群を持ち上げて一括閉じする動作も
全く同様の手順により行うことができる。
なお、上記通帳の微小量移動は、予め制御装置内にそ
のタイミングを入力しておくことが可能である。また、
例えば通帳1先端の位置を検出するセンサを設け、この
センサからの信号をもとに微小量移動のタイミングを得
ることもできる。
のタイミングを入力しておくことが可能である。また、
例えば通帳1先端の位置を検出するセンサを設け、この
センサからの信号をもとに微小量移動のタイミングを得
ることもできる。
以上説明したように本実施例は、ホールドピン33を固
定した状態で冊子体のページめくり動作を行うものであ
るが、ホールドピン33とめくりページとが干渉しないよ
うに冊子体を微小量だけ移動するという手順を加えるこ
とによって、上記各実施例と全く同様の効果が得られ
る。冊子体の上記移動量は、図示したように極めて微小
なものであるため、冊子体をページ幅ほど移動させなけ
ればならない従来の装置に比べ、処理時間が格段に短縮
される。また、ホールドピン33を固定する構成としたの
で、上記各実施例のように複雑なページ保持機構を設け
る必要がなくなり、部品の点数が低減されるとともに装
置の信頼性も向上する。
定した状態で冊子体のページめくり動作を行うものであ
るが、ホールドピン33とめくりページとが干渉しないよ
うに冊子体を微小量だけ移動するという手順を加えるこ
とによって、上記各実施例と全く同様の効果が得られ
る。冊子体の上記移動量は、図示したように極めて微小
なものであるため、冊子体をページ幅ほど移動させなけ
ればならない従来の装置に比べ、処理時間が格段に短縮
される。また、ホールドピン33を固定する構成としたの
で、上記各実施例のように複雑なページ保持機構を設け
る必要がなくなり、部品の点数が低減されるとともに装
置の信頼性も向上する。
以上述べた各実施例は、一回のページめくり動作で
複数枚のページめくりを行うことと、両方向へのペー
ジめくりを行うことを、装置を大形化することなく解決
することを目的としたものである。ただし、上記の目
的に限定すれば、以下に示す簡単な構成の実施例も本発
明の一実施例である。以下、この実施例について、第26
図から第28図を参照して説明する。
複数枚のページめくりを行うことと、両方向へのペー
ジめくりを行うことを、装置を大形化することなく解決
することを目的としたものである。ただし、上記の目
的に限定すれば、以下に示す簡単な構成の実施例も本発
明の一実施例である。以下、この実施例について、第26
図から第28図を参照して説明する。
通帳1が搬送される搬送路2は、実際には搬送用ガイ
ドなどにより規定されているが、ここでは装置の内部構
造をわかりやすくするため、第2図のように2本の二点
鎖線で表示し、搬送路2を透視状態で表現している。
ドなどにより規定されているが、ここでは装置の内部構
造をわかりやすくするため、第2図のように2本の二点
鎖線で表示し、搬送路2を透視状態で表現している。
この搬送路2には、搬送路2を上下方向から挾み込む
ように複数個の回転可能なローラが配置されている。第
1のローラ群11,12,13,14は、それぞれ2個づつが回転
軸19a,19b,19c,19dに固定され、ここでは図示しない回
転軸19a,19b,19c,19d駆動用のモータによって搬送方向
に対する正逆回転が可能となっている。第2のローラ群
15,16,17,18は第1のローラ群11,12,13,14と対向する位
置に配置されている。そして第2ローラ群15,16,17,18
が第1のローラ群11,12,13,14に押圧されることにより
駆動力が与えられ、第1のローラ群11,12,13,14と同期
して回転する。そして第1のローラ群11,12,13,14と第
2のローラ群15,16,17,18との間が搬送路2となってお
り、ここを前記通帳1が第1および第2のローラ群に圧
接された状態で搬送される。なお、これらローラの表面
は摩擦係数の比較的大きな部材(例えばゴムなど)から
なっている。
ように複数個の回転可能なローラが配置されている。第
1のローラ群11,12,13,14は、それぞれ2個づつが回転
軸19a,19b,19c,19dに固定され、ここでは図示しない回
転軸19a,19b,19c,19d駆動用のモータによって搬送方向
に対する正逆回転が可能となっている。第2のローラ群
15,16,17,18は第1のローラ群11,12,13,14と対向する位
置に配置されている。そして第2ローラ群15,16,17,18
が第1のローラ群11,12,13,14に押圧されることにより
駆動力が与えられ、第1のローラ群11,12,13,14と同期
して回転する。そして第1のローラ群11,12,13,14と第
2のローラ群15,16,17,18との間が搬送路2となってお
り、ここを前記通帳1が第1および第2のローラ群に圧
接された状態で搬送される。なお、これらローラの表面
は摩擦係数の比較的大きな部材(例えばゴムなど)から
なっている。
また、同様に搬送路2上方に配置された3個のローラ
20は、やはりその表面が摩擦係数の比較的大きな部材か
らなっており、搬送されてきた通帳1の表面のページ
(開かれているページ)をめくるために設けられてい
る。このローラ20を含むページめくり機構の構成は、第
27図に示したように簡略化して表現される。なお、同図
に記号化して記した構成要素については、第4図にその
説明図を付してあるので参照されたい。
20は、やはりその表面が摩擦係数の比較的大きな部材か
らなっており、搬送されてきた通帳1の表面のページ
(開かれているページ)をめくるために設けられてい
る。このローラ20を含むページめくり機構の構成は、第
27図に示したように簡略化して表現される。なお、同図
に記号化して記した構成要素については、第4図にその
説明図を付してあるので参照されたい。
ローラ20は回転軸21に固定されており、この回転軸21
は歯車22,23,24を介してモータ25から駆動力を受けるよ
うになっている。モータ25を駆動すると、ローラ20は搬
送方向に対して正逆回転をするように構成されている。
一方、搬送路2の下方には、ローラ20の回転軸21と平行
な関係に揺動軸26が配置されている。回転軸21と揺動軸
26との間には、回転軸21と回転自在に嵌合し、揺動軸26
には固定された状態にあるアーム27が設けられている。
また揺動軸26には、搬送路2の一部を構成するガイド板
28が固定されている。揺動軸26は歯車29,30を介してモ
ータ31から駆動力を受けるようになっている。モータ31
を駆動すると、ローラ20は搬送方向に対して揺動をする
ように構成されている。
は歯車22,23,24を介してモータ25から駆動力を受けるよ
うになっている。モータ25を駆動すると、ローラ20は搬
送方向に対して正逆回転をするように構成されている。
一方、搬送路2の下方には、ローラ20の回転軸21と平行
な関係に揺動軸26が配置されている。回転軸21と揺動軸
26との間には、回転軸21と回転自在に嵌合し、揺動軸26
には固定された状態にあるアーム27が設けられている。
また揺動軸26には、搬送路2の一部を構成するガイド板
28が固定されている。揺動軸26は歯車29,30を介してモ
ータ31から駆動力を受けるようになっている。モータ31
を駆動すると、ローラ20は搬送方向に対して揺動をする
ように構成されている。
なお、ここで揺動軸26は歯車23と回転自在に嵌合して
いる。また、第27図に二点鎖線で表示してあるのは通帳
1の断面または搬送路2である。
いる。また、第27図に二点鎖線で表示してあるのは通帳
1の断面または搬送路2である。
こういったページめくり機構は、上述したローラ12,1
6とローラ13,17との間の空間に配置されている。
6とローラ13,17との間の空間に配置されている。
第28図(a)は、通帳1がページめくりされる位置ま
で搬送されてきた状態を示している。ここで通帳1は例
えば図中a方向から搬送されてきたものである。通帳1
は、同図(a)の状態でページめくり装置に搬入される
ように、あらかじめ向きが修正されている。通帳1の右
側ページ群(ここで右側ページ群表面のページ1aは、以
後の動作によりめくられるページである)はローラ12,1
6とローラ13,17との間で停止している。なお、通帳1の
停止信号は、搬送路2上に設けられたここでは図示しな
いセンサによって得られる。前記センサは、通帳1端部
を検出するなどの方法によって停止信号を発生する。こ
こで、右側ページ群の綴じ目1z付近は、ローラ13,17に
よって押圧されている。通帳1の左側ページ群はローラ
14,18によって押圧されている。また、右側ページ群を
挾み込むように、ローラ20、回転軸21、揺動軸26、ガイ
ド板28などのページめくり機構が配置されている。
で搬送されてきた状態を示している。ここで通帳1は例
えば図中a方向から搬送されてきたものである。通帳1
は、同図(a)の状態でページめくり装置に搬入される
ように、あらかじめ向きが修正されている。通帳1の右
側ページ群(ここで右側ページ群表面のページ1aは、以
後の動作によりめくられるページである)はローラ12,1
6とローラ13,17との間で停止している。なお、通帳1の
停止信号は、搬送路2上に設けられたここでは図示しな
いセンサによって得られる。前記センサは、通帳1端部
を検出するなどの方法によって停止信号を発生する。こ
こで、右側ページ群の綴じ目1z付近は、ローラ13,17に
よって押圧されている。通帳1の左側ページ群はローラ
14,18によって押圧されている。また、右側ページ群を
挾み込むように、ローラ20、回転軸21、揺動軸26、ガイ
ド板28などのページめくり機構が配置されている。
ここでまず、モータ31を回転することにより、揺動軸
26を駆動する。すると揺動軸26は図中b方向に回転駆動
される。これに伴い、ローラ20と、アーム27に支持され
たガイド板28とは、同図(b)のごとく揺動する。
26を駆動する。すると揺動軸26は図中b方向に回転駆動
される。これに伴い、ローラ20と、アーム27に支持され
たガイド板28とは、同図(b)のごとく揺動する。
そして揺動運動が進行すると、ガイド板28の左側端部
28bが搬送路2の上方に突出するように移動する。この
状態になると、右側ページ群は同図の如く上方に持ち上
げられ、湾曲状態となる。ここで、右側ページ群には、
平面状態に戻ろうとする復元力が働くので、右側ページ
群の一部はローラ20に当接する。結果的に、右側ページ
群はローラ13、ガイド板28の左側端部28b、ローラ20に
よって3点支持された状態となる。
28bが搬送路2の上方に突出するように移動する。この
状態になると、右側ページ群は同図の如く上方に持ち上
げられ、湾曲状態となる。ここで、右側ページ群には、
平面状態に戻ろうとする復元力が働くので、右側ページ
群の一部はローラ20に当接する。結果的に、右側ページ
群はローラ13、ガイド板28の左側端部28b、ローラ20に
よって3点支持された状態となる。
そして、モータ25が回転することにより回転軸21が駆
動され、これに伴いローラ20が図中c方向に回転する。
すると、ページ1a表面にはローラ20の摩擦力が働き、同
図(b)に示す1a'の如くたわみ変形する。そして、ロ
ーラ20の更なる回転により、同図(c)に示す1a"の状
態になる。つまり、ページ1aはローラ20のめくり上げ動
作により1a'の状態にたわみ変化し、さらにローラ20に
もたれかかって1a"の状態に変化する。この1a"の状態が
ページのめくられた状態である。
動され、これに伴いローラ20が図中c方向に回転する。
すると、ページ1a表面にはローラ20の摩擦力が働き、同
図(b)に示す1a'の如くたわみ変形する。そして、ロ
ーラ20の更なる回転により、同図(c)に示す1a"の状
態になる。つまり、ページ1aはローラ20のめくり上げ動
作により1a'の状態にたわみ変化し、さらにローラ20に
もたれかかって1a"の状態に変化する。この1a"の状態が
ページのめくられた状態である。
ページ1aが1a"の状態に保たれると、ここでモータ31
が再び駆動され、揺動軸26が同図(a)に示したb方向
とは反対のd方向に駆動され、ローラ20が元の位置に復
帰するように揺動される。これにより、ローラ20が起き
上がるように移動するので、ローラ20がページ1aをやや
上方に持ち上げる。
が再び駆動され、揺動軸26が同図(a)に示したb方向
とは反対のd方向に駆動され、ローラ20が元の位置に復
帰するように揺動される。これにより、ローラ20が起き
上がるように移動するので、ローラ20がページ1aをやや
上方に持ち上げる。
そして、同図(d)のようにローラ20が中立位置まで
移動されると、モータ31の駆動が停止し、ローラ20の揺
動が終了する。
移動されると、モータ31の駆動が停止し、ローラ20の揺
動が終了する。
通帳1のページ1aのめくり上げが終わると、ローラ1
1,12,13,14が回転駆動される。すると同図(e)に示す
ように、通帳1は、搬送されてきたa方向と反対のe方
向に移動される。ここで、めくられたページ1aは、e方
向に移動するにあたり、その進行方向をローラ20によっ
て妨害される。そのため、めくり上げられたページ1aは
綴じ目1zを境界として折れ曲がり、通帳1の左側ページ
群に吸収され、開ページ動作が完了する。通帳1は搬送
過程でローラ20やローラ11,12によって押圧されること
により、ページが十分に開かれ、ここでは図示しない次
なる処理過程へと導かれる。
1,12,13,14が回転駆動される。すると同図(e)に示す
ように、通帳1は、搬送されてきたa方向と反対のe方
向に移動される。ここで、めくられたページ1aは、e方
向に移動するにあたり、その進行方向をローラ20によっ
て妨害される。そのため、めくり上げられたページ1aは
綴じ目1zを境界として折れ曲がり、通帳1の左側ページ
群に吸収され、開ページ動作が完了する。通帳1は搬送
過程でローラ20やローラ11,12によって押圧されること
により、ページが十分に開かれ、ここでは図示しない次
なる処理過程へと導かれる。
ここで、第10図もしくは第11図に示した光センサを利
用すれば、めくられたページを確実に検出することが可
能となる。
用すれば、めくられたページを確実に検出することが可
能となる。
なお、第9図に示す第1の実施例のごとく、ローラ20
や揺動軸26の回転方向が逆方向となるように制御すれ
ば、本実施例の構成であってもページの逆方向めくりが
もちろん可能である。
や揺動軸26の回転方向が逆方向となるように制御すれ
ば、本実施例の構成であってもページの逆方向めくりが
もちろん可能である。
以上のように本実施例によれば、通帳の正方向および
逆方向のページめくりを行うことができる冊子体のペー
ジめくり装置が提供される。したがって、自動預払機を
利用する利用者は、装置に通帳を挿入する際、あらかじ
め取引記録を記すべき所定のページを開いておく必要が
なく、任意のページを開いた状態で装置に挿入すればよ
い。利用者は以後も通帳のページめくりをする手間がな
くなる。
逆方向のページめくりを行うことができる冊子体のペー
ジめくり装置が提供される。したがって、自動預払機を
利用する利用者は、装置に通帳を挿入する際、あらかじ
め取引記録を記すべき所定のページを開いておく必要が
なく、任意のページを開いた状態で装置に挿入すればよ
い。利用者は以後も通帳のページめくりをする手間がな
くなる。
[発明の効果]
以上説明したように本発明の冊子体のページめくり装
置によれば、一回のページめくり動作で複数枚のページ
めくりを行うことができるとともに、両方向へのページ
めくりを行うことができる。さらに、装置の大形化を防
止できるという効果もある。
置によれば、一回のページめくり動作で複数枚のページ
めくりを行うことができるとともに、両方向へのページ
めくりを行うことができる。さらに、装置の大形化を防
止できるという効果もある。
第1図は冊子体を示す斜視図、第2図は本発明の冊子体
のページめくり装置の第1の実施例に係る搬送路を示す
斜視図、第3図はページめくり機構を示す構成図、第4
図は図面中で記号化されている機構要素を説明するため
の図、第5図はページ保持機構を示す分解斜視図、第6
図はページ保持機構と一体的に運動するカムを示す斜視
図、第7図はページ保持機構の動作様態を示す構成図、
第8図,第9図はページめくり動作を示す正面図、第10
図はページのたわみ検出センサの配置状態を示す斜視
図、第11図はページめくり検出センサの配置状態を示す
斜視図、第12図は本発明の冊子体のページめくり装置の
第2の実施例に係る搬送路を示す斜視図、第13図はペー
ジ保持機構を示す斜視図、第14図はページ保持機構を示
す分解斜視図、第15図はページめくり動作を示す正面
図、第16図は本発明の冊子体のページめくり装置の第3
の実施例に係る搬送路を示す斜視図、第17図はページ保
持機構を示す分解斜視図、第18図はページ保持機構の動
作様態を示す構成図、第19図,第20図はページめくり動
作を示す正面図、第21図はページ保持機構の動作様態を
示す構成図、第22図はページ支えピースを示す斜視図、
第23図は本発明の冊子体のページめくり装置の第4の実
施例に係る搬送路を示す斜視図、第24図,第25図はペー
ジめくり動作を示す正面図、第26図は本発明の冊子体の
ページめくり装置の第5の実施例に係る搬送路を示す斜
視図、第27図はページめくり機構を示す構成図、第28図
はページめくり動作を示す正面図、第29図は従来の冊子
体ページめくり装置のページめくり動作を示す正面図で
ある。 1……通帳(冊子体) 1a,1b,1x……ページ 1z……綴じ目 2……搬送路 20……ローラ(回転体) 21……回転軸 25……モータ 26……揺動軸 27a,27b,27……アーム 31……モータ 33a,33b,33……ホールドピン(ページ保持手段)
のページめくり装置の第1の実施例に係る搬送路を示す
斜視図、第3図はページめくり機構を示す構成図、第4
図は図面中で記号化されている機構要素を説明するため
の図、第5図はページ保持機構を示す分解斜視図、第6
図はページ保持機構と一体的に運動するカムを示す斜視
図、第7図はページ保持機構の動作様態を示す構成図、
第8図,第9図はページめくり動作を示す正面図、第10
図はページのたわみ検出センサの配置状態を示す斜視
図、第11図はページめくり検出センサの配置状態を示す
斜視図、第12図は本発明の冊子体のページめくり装置の
第2の実施例に係る搬送路を示す斜視図、第13図はペー
ジ保持機構を示す斜視図、第14図はページ保持機構を示
す分解斜視図、第15図はページめくり動作を示す正面
図、第16図は本発明の冊子体のページめくり装置の第3
の実施例に係る搬送路を示す斜視図、第17図はページ保
持機構を示す分解斜視図、第18図はページ保持機構の動
作様態を示す構成図、第19図,第20図はページめくり動
作を示す正面図、第21図はページ保持機構の動作様態を
示す構成図、第22図はページ支えピースを示す斜視図、
第23図は本発明の冊子体のページめくり装置の第4の実
施例に係る搬送路を示す斜視図、第24図,第25図はペー
ジめくり動作を示す正面図、第26図は本発明の冊子体の
ページめくり装置の第5の実施例に係る搬送路を示す斜
視図、第27図はページめくり機構を示す構成図、第28図
はページめくり動作を示す正面図、第29図は従来の冊子
体ページめくり装置のページめくり動作を示す正面図で
ある。 1……通帳(冊子体) 1a,1b,1x……ページ 1z……綴じ目 2……搬送路 20……ローラ(回転体) 21……回転軸 25……モータ 26……揺動軸 27a,27b,27……アーム 31……モータ 33a,33b,33……ホールドピン(ページ保持手段)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B42D 9/04
Claims (4)
- 【請求項1】冊子体の所定のページに摺接した回転体が
回転することによって前記所定のページのめくり動作を
行う冊子体のページめくり装置において、前記回転体が
揺動自在となるように設けられる揺動軸と、前記回転体
の近傍に設けられ、前記所定のページを挟み込んで保持
するページ保持手段とを有し、前記揺動軸と前記回転体
との間に前記所定のページが配置され、かつ当該所定の
ページと前記ページ保持手段との間に前記回転体が配置
されることによってページめくりを行うことを特徴とす
る冊子体のページめくり装置。 - 【請求項2】前記回転体と前記揺動軸との間に冊子体を
導く手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の冊子
体のページめくり装置。 - 【請求項3】前記回転体は前記所定のページに対して少
なくとも一か所の接点を有するように揺動可能であり、
前記回転体が前記所定のページをめくり前記冊子体の綴
じ目の方向に揺動することにより前記所定のページをめ
くり方向に移動し、めくり方向に移動した前記所定のペ
ージを前記ページ保持手段が挟み込んで保持することを
特徴とする請求項1又は2記載の冊子体のページめくり
装置。 - 【請求項4】前記ページ保持手段は、前記回転体の回転
によりめくられた複数ページ分を挟み込んで保持するこ
とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冊子
体のページめくり装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25511690A JP3367662B2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-09-27 | 冊子体のページめくり装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-76676 | 1990-03-28 | ||
JP7667690 | 1990-03-28 | ||
JP25511690A JP3367662B2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-09-27 | 冊子体のページめくり装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03284993A JPH03284993A (ja) | 1991-12-16 |
JP3367662B2 true JP3367662B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=26417805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25511690A Expired - Lifetime JP3367662B2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-09-27 | 冊子体のページめくり装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3367662B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5454874B2 (ja) | 2009-06-24 | 2014-03-26 | 株式会社東芝 | 冊子の頁捲り装置 |
KR101090011B1 (ko) | 2010-03-26 | 2011-12-05 | 가부시끼가이샤 도시바 | 책자 취급 장치 및 책자 취급 방법 |
-
1990
- 1990-09-27 JP JP25511690A patent/JP3367662B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03284993A (ja) | 1991-12-16 |
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Legal Events
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