JP3366614B2 - 土木構築物用ユニット、土木構築物用ユニットの製造方法及び土木構築物 - Google Patents

土木構築物用ユニット、土木構築物用ユニットの製造方法及び土木構築物

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JP3366614B2 JP2000065315A JP2000065315A JP3366614B2 JP 3366614 B2 JP3366614 B2 JP 3366614B2 JP 2000065315 A JP2000065315 A JP 2000065315A JP 2000065315 A JP2000065315 A JP 2000065315A JP 3366614 B2 JP3366614 B2 JP 3366614B2
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功 行本
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
    • B21F27/00Making wire network, i.e. wire nets
    • B21F27/08Making wire network, i.e. wire nets with additional connecting elements or material at crossings
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
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    • E02B3/00Engineering works in connection with control or use of streams, rivers, coasts, or other marine sites; Sealings or joints for engineering works in general
    • E02B3/04Structures or apparatus for, or methods of, protecting banks, coasts, or harbours
    • E02B3/12Revetment of banks, dams, watercourses, or the like, e.g. the sea-floor

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、護岸等の土木構築
物の構築に使用する土木構築物用ユニット、土木構築物
用ユニットを用いて構築された土木構築物に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、護岸等の土木構築物の施工におい
ては、本来の護岸機能を確保することは勿論、周囲の自
然景観に調和させると共に自然への回帰を促進するべ
く、複数の土木構築物用ユニットが用いられる傾向にあ
る。この各土木構築物用ユニットは、網状片の一面に複
数の石を固定手段を介して取付けたものとなっており、
そのものの一つには、固定手段として座板(座金)と締
結具とを用い、その座板を、網状片の他面側において隣
り合って対向する構成線材に跨がせた状態にしつつ締結
具により石に固定するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記土木構築
物用ユニットにおいては、護岸等の機能を発揮する関係
上、石には網状片の一面から引き離そうとする力(主と
して外力)が作用することが多々あり、その力の作用に
伴い、座板には、網状片の構成線材を介して曲げ力が作
用することになっている。このため、座板には、所定の
曲げ力に抗する曲げ剛性が要求されることになり、その
剛性を確保するためには、座板の使用材料量を多くして
該座板の肉厚を厚くせざるを得ない状況にある。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、その第1の技術的課題は、使用材料量の増加を極力
抑えつつ、石を網状片の一面から引き離そうとする力に
対して簡単且つ効果的に抗することができる土木構築物
用ユニットを提供することにある。第2の技術的課題
は、上記土木構築物用ユニットを用いた土木構築物を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の技術的課題を
達成するために本発明(請求項1の発明)にあっては、
所定間隔毎に略平行に配設される複数の第1区画要素
と、所定間隔毎に略平行に配設されて前記複数の第1区
画要素に対して交差された状態で一体化される複数の第
2区画要素とを有する網状片が備えられ、前記網状片の
一面に複数の石が固定手段を介してそれぞれ取付けられ
ている土木構築物用ユニットにおいて、前記複数の第1
区画要素が、前記網状片の厚み方向において、前記複数
の第2区画要素よりも該網状片の一面側に近いように位
置されて、該複数の第1区画要素と該複数の第2区画要
素との間に所定の段差が形成され、前記固定手段が、隣
り合う前記第2区画要素間において、前記複数の第2区
画要素が形成する前記網状片の他面よりも該網状片の一
面側に略収まるように収容され、前記固定手段が、前記
隣り合う第1区画要素を少なくとも跨ぐようにして延び
る座板と、該座板を前記石に向けて押し付ける止め具
と、を有し、前記座板が、前記隣り合う第1区画要素に
少なくとも跨ぐように当接する基板部と、該基板部の板
面から前記網状片の他面側に向けて起立しつつ該隣り合
う第1区画要素を少なくとも跨ぐように延びる起立板部
とを備えている構成としてある。請求項1の好ましい態
様としては、請求項2〜5の記載の通りとなる。
【0006】上記第1の技術的課題を達成するために本
発明(請求項6の発明)にあっては、所定間隔毎に略平
行に配設される複数の第1区画要素と、所定間隔毎に略
平行に配設されて前記複数の第1区画要素に対して交差
された状態で一体化される複数の第2区画要素とを有す
る網状片に、該複数の第1区画要素によって構成される
該網状片の一面において石を取付けるために、該網状片
の他面側に固定具が配設されて止め具を用いることによ
り該石に固定される土木構築物用ユニットであって、前
記固定具が、幅方向長さが隣り合う前記第2区画要素間
の長さよりも短く且つ長手方向長さが隣り合う前記第1
区画要素間の長さよりも長くされて、隣り合う前記第2
区画要素間において、前記隣り合う第1区画要素に少な
くとも跨ぐように当接配置される長尺な基板部と、該基
板部の幅方向両側から前記網状片の他面側に向けてそれ
ぞれ起立して、少なくとも、該基板部の延び方向におい
て、前記隣り合う第1区画要素間の長さよりも長く延び
る起立板部とを備えている構成としてある。請求項6の
好ましい態様としては、請求項7の記載の通りとなる。
【0007】上記第2の技術的課題を達成するために本
発明(請求項8の発明)にあっては、施工面に吸い出し
防止シートを介して複数の土木構築物用ユニットが敷設
され、前記各土木構築物用ユニットは、所定間隔毎に略
平行に配設される複数の第1区画要素と、所定間隔毎に
略平行に配設されて前記複数の第1区画要素に対して交
差された状態で一体化される複数の第2区画要素とを有
する網状片が備えられ、前記網状片の一面に複数の石が
固定手段を介してそれぞれ取付けられ、前記複数の第1
区画要素が、前記網状片の厚み方向において、前記複数
の第2区画要素よりも該網状片の一面側に近いように位
置されて、該複数の第1区画要素と該複数の第2区画要
素との間に所定の段差が形成され、前記固定手段が、隣
り合う前記第2区画要素間において、前記複数の第2区
画要素が形成する前記網状片の他面よりも該網状片の一
面側に略収まるように収容され、前記固定手段が、前記
隣り合う第1区画要素を少なくとも跨ぐようにして延び
る座板と、該座板を前記石に向けて押し付ける止め具
と、を有し、前記座板が、前記隣り合う第1区画要素に
少なくとも跨ぐように当接する基板部と、該基板部の板
面から前記網状片の他面側に向けて起立しつつ該隣り合
う第1区画要素を少なくとも跨ぐように延びる起立板部
とを備えている、ことを特徴とする土木構築物とした構
成としてある。
【0008】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、座板が、隣り
合う第1区画要素に少なくとも跨ぐように当接する基板
部と、該基板部の板面から網状片の他面側に向けて起立
しつつ該隣り合う第1区画要素を少なくとも跨ぐように
延びる起立板部とを備えていることから、石を網状片の
一面から引き離そうとする力に対して、起立板部の板面
に沿う方向の極めて強い曲げ剛性特性を利用できること
になり、基板部の肉厚を厚くして該基板部の強度(剛
性)を高めなくても、石を網状片の一面から引き離そう
とする力に十分に抗することができることになる。この
ため、座板の使用材料量の増加を極力抑えつつ、石を網
状片の一面から引き離そうとする力に対して簡単且つ効
果的に抗することができる土木構築物用ユニットを提供
できることになる。また、複数の第1区画要素と複数の
第2区画要素との間に所定の段差が形成され、固定手段
が、隣り合う第2区画要素間において、複数の第2区画
要素が形成する網状片の他面よりも該網状片の一面側に
略収まるように収容されていることから、隣り合う第2
区画要素間の空間を固定手段の配設空間として利用でき
ることになり、固定手段が網状片の他面側から外方に突
出することを防止できることになる。このため、当該土
木構築物用ユニットの敷設時に、吸い出し防止シートに
対する固定手段の突出部(起立板部)の食い込みが防止
できることになり、吸い出し防止シートの破損を抑制で
きると共に、吸い出し防止シート上での当該土木構築物
用ユニットの横ずらし(位置合わせ)を改善できること
になる。さらに、座板に起立板部が設けられていること
から、その起立板部をもって座板が摘み易くなり、その
ような座板を用いることにより土木構築物用ユニットの
製造を容易にする(作業性を向上させる)ことができる
ことになる。
【0009】請求項2の発明によれば、起立板部が、基
板部の幅方向両側においてそれぞれ一体的に設けられて
いることから、一枚の板材をプレス成形等により簡単に
当該座板を得ることができるばかりか、基板部の幅方向
両側の起立板部によって固定手段を保護することができ
ることになる。また、起立板部が基板部の幅方向両側に
おいて該基板部から起立していることから、座板が網状
片の線材(第2区画要素等)に対して押圧力が作用した
状態で当接するとしても、起立板部の板面をもって当接
することになり、網状片の線材を損傷することを防止で
きることになる。
【0010】請求項3の発明によれば、各起立板部の起
立端部に、該起立板部の延び方向両側において面取り部
が形成されて、角部が取り除かれていることから、敷設
時に、網状片が撓む等して、偶発的に起立端部が第2区
画要素よりも外方に突出するとしても、面取り部に基づ
き、最も食い込みやすい傾向にある角部が吸い出し防止
シートに食い込むことを抑制して、吸い出し防止シート
が破損することを抑制できることになる。
【0011】請求項4の発明によれば、座板が、隣り合
う第2区画要素間に略適合して収まるように設定されて
いることから、隣り合う第2区画要素、座板の起立板部
等を、該座板の回り止め部材として有効に利用できるこ
とになり、座板を確実に隣り合う第1区画要素に係止さ
せておくことができることになる。しかも、起立板部が
基板部の幅方向両側において該基板部から起立している
ことから、座板が網状片の線材(第2区画要素等)に対
して押圧力が作用した状態で当接するとしても、起立板
部の板面をもって当接することになり、網状片の線材を
損傷することを防止できることになる。
【0012】請求項5の発明によれば、基板部が、隣り
合う第1区画要素間に臨む挿通孔を有し、止め具が、基
板部の挿通孔を挿通して石に固定される軸部と、該軸部
に座板の外方側において該軸部よりも拡径された状態で
設けられ該座板に係止される拡径部とを有していること
から、前記請求項4と同様の作用効果が生じるばかりで
なく、軸部が隣り合う第1区画要素により規制されるこ
とになり、座板を、隣り合う第2区画要素間において、
隣り合う第1区画要素に常に跨らせた状態として、該隣
り合う第1区画要素に的確に係止させておくことができ
ることになる(石を網状片に確実に固定できることにな
る)。
【0013】請求項6の発明によれば、固定具が、幅方
向長さが隣り合う第2区画要素間の長さよりも短く且つ
長手方向長さが隣り合う第1区画要素間の長さよりも長
くされて、隣り合う第2区画要素間において、隣り合う
第1区画要素に少なくとも跨ぐように当接配置される長
尺な基板部と、該基板部の幅方向両側からそれぞれ起立
して、少なくとも、該基板部の延び方向において、隣り
合う第1区画要素間の長さよりも長く延びる起立板部と
を備えていることから、石を網状片の一面から引き離そ
うとする力に対して、起立板部の板面に沿う方向の極め
て強い曲げ剛性特性を利用できることになり、基板部の
肉厚を厚くして基板部の強度を高めなくても、石を網状
片の一面から引き離そうとする力に十分に抗することが
できることになる。このため、固定具の使用材料量の増
加を極力抑えつつ、石を網状片の一面から引き離そうと
する力に対して簡単且つ効果的に抗することができるこ
とになる。さらに、一対の起立板部が設けられているこ
とから、その一対の起立板部をもって摘み易くなり、そ
のような固定具を用いることにより土木構築物用ユニッ
トの製造を容易にする(作業性を向上させる)ことがで
きることになる。さらにまた、起立板部が基板部の幅方
向両側において該基板部から起立していることから、交
差する線材間に厚み方向において段差があるような網状
片(例えば菱形金網)に用いる場合において、座板がそ
の網状片の線材に対して押圧力が作用した状態で当接す
るとしても、起立板部の板面をもって当接することにな
り、その網状片の線材を損傷することを防止できること
になる。
【0014】請求項7の発明によれば、各起立板部の起
立端部に、該起立板部の延び方向両側において面取り部
が形成されて、角部が取り除かれていることから、敷設
時に、網状片が撓む等して、偶発的に起立端部が第2区
画要素よりも外方に突出するとしても、面取り部に基づ
き、最も食い込みやすい傾向にある角部が吸い出し防止
シートに食い込むことを抑制して、吸い出し防止シート
が破損することを抑制できることになる。
【0015】請求項8の発明によれば、施工面に吸い出
し防止シートを介して前記請求項1に係る土木構築物用
ユニットが敷設されていることから、座板の使用材料量
の増加を極力抑えつつ、石を網状片の一面から引き離そ
うとする力に簡単且つ効果的に抗することができ、しか
も、吸い出し防止シートの破損を抑制できる土木構築物
を構築できることになる。また、起立板部が基板部の幅
方向両側において該基板部から起立していることから、
座板が網状片の線材(第2区画要素等)に対して押圧力
が作用した状態で当接するとしても、起立板部の板面を
もって当接することになり、網状片の線材を損傷するこ
とを防止できることになる。このため、このような構成
に基づき、土木構築物の初期性能(強度等)を長期に亘
って維持できることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。図1〜図8は第1実施形態を
示すものである。その図1において、符号1は護岸であ
る。この護岸1には、その護岸法面(法尻等を含む)1
aにおいて、吸い出し防止シート2を介して実施形態に
係る土木構築物用ユニット3が多数敷設されており、そ
の各土木構築物用ユニット3は,隣り合うもの同士が連
結されている。
【0017】上記吸い出し防止シート2は、予め上記護
岸法面1aに敷設されて土砂等の吸い出しを防止する機
能を有しており、その素材としては、ある程度柔らかい
ものが用いられている。
【0018】上記各土木構築物用ユニット3は、図1〜
図3に示すように、網状片としての金網4に複数の自然
石(石)5が取付けられている。
【0019】金網4は、本実施形態においては、全体が
矩形形状(例えば一辺2mの正方形)とされた菱形金網
とされており、金網4は、複数の第1区画要素6と複数
の第2区画要素7とにより形成されている。各第1区画
要素6は、所定間隔毎に略真っ直ぐ延びた状態で配設さ
れており、該各第1区画要素6は互いに平行に配置され
ている。各第2区画要素7も、互いに平行な関係をもっ
て、所定間隔毎に略真っ直ぐ延びた状態で配設されてお
り、この各第2区画要素7は、金網4の厚み方向におい
て、所定の段差Hもって、複数の第1区画要素6に対し
て交差された状態で一体化されている。これにより、全
体形状として、所定の段差Hに基づく所定厚みのシート
形状が形成されると共に、隣り合う第1区画要素6と隣
り合う第2区画要素7とに基づき、菱形の網目8が区画
されることになっている。具体的には、金網4が菱形金
網であることから、図3に示すように、各第1、第2区
画要素6、7は、複数本の線材(段差をもってジグザグ
状とされたもの)9を組む(絡ませる)ことにより形成
されており、該各第1区画要素6(第2区画要素7)
は、複数本の線材9の一部9aを部分的につなぎ合わせ
る構成とされている。
【0020】このような金網4は、複数の第1区画要素
6を複数の第2区画要素7よりも上側に位置するように
して護岸法面1に敷設されており、その金網4の上面側
(複数の第1区画要素6側)が表面側(一面側)とさ
れ、その金網4の下面側(複数の第2区画要素7側)が
裏面側(他面側)とされている。
【0021】複数の自然石5としては、図2に示すよう
に、玉石、割石等の種々のものが用いられている。この
各自然石5には、挿入穴11がそれぞれ形成されてお
り、その各挿入穴11は、自然石5の表面から外部に開
口されている。このような複数の自然石5は、前記金網
4の表面上に配置されており、各自然石5内における挿
入穴11の開口は、金網4の表面に向けられている。
尚、図3においては、製造方法を説明する便宜上、金網
4の表面は下向きにされている。
【0022】金網4に対する複数の自然石5の取付けに
は、本実施形態においては、固定手段(固定具)とし
て、金属製の座金14(座板)と取付けアンカー15
(止め具)とが用いられている。
【0023】座金14は、図3〜図6に示すように、長
尺な基板部31と、該基板部31の幅方向両側において
起立する起立板部としての一対の側板部32とを一体的
に備えており、本実施形態においては、その座金14
は、一枚の金属製板材をプレス加工することにより一体
成形した後、亜鉛メッキ処理等が施されたものとなって
いる。基板部31は、薄板(例えば1〜2mm程度、好
ましくは1.5〜1.6mm程度)をもって平板状に形
成されており、その長手方向長さとして、少なくとも隣
り合う第1区画要素6間の長さL1以上の長さ(例えば
120mm前後)が確保され、その幅方向長さとして、
隣り合う第2区画要素7間(長さL2)に略適合して収
まる長さ(例えば40mm前後)が設定されている。こ
の基板部31には挿通孔17が形成されており、その挿
通孔17は、基板部31の長手方向略中央部であって幅
方向略中央部に位置されている。一対の側板部32は、
基板部31の延び方向全体に亘って起立されており、そ
の両側板部32は、対向されて、その間に空間33が形
成されることになっている。この各側板部32の起立長
さhは、第1区画要素6と第2区画要素7との所定の段
差Hよりも短い長さ(例えば15mm前後)とされてお
り、座金14を隣り合う第2区画要素7間に収納して
も、各側板部32の起立端部が第2区画要素7よりも外
部には突出しないようになっている。この各側板部32
における起立端部は、側板部32の延び方向両側におい
て、面取り部34がそれぞれ形成されている。各面取り
部34は、本実施形態においては、起立端部の角部(エ
ッジ)をある程度深く切り欠いて取り除いただけの構成
とされているが、この各面取り部34を浅く切り欠く構
成としてもよいし、それらに丸みを持たせるようにして
もよい。
【0024】このような座金14は、図3に示すよう
に、各自然石5毎に該各自然石5が臨む隣合う第2区画
要素7間に、一対の側板部32を金網4の裏側外方に向
けつつ基板部31を第1区画要素6に当接させるように
して収納されている。この場合、座金14における基板
部31及び一対の側板部32は、該当する網目8を区画
する隣り合う第1区画要素6を跨ぐように配設され、そ
の座金14の挿通孔17は、その網目8を介して自然石
5内の挿入穴11に臨むようにされている。勿論このと
き、座金14が第2区画要素7内に略適合するように収
納されていることから、座金14における両側板部32
と第1,第2区画要素6,7の絡み部との当接関係に基
づき、座金14の回り止めが確実に担保されることにな
っている。
【0025】前記取付けアンカー15は、図7,図8に
示すように、筒状ピン35と挿入ピン36とを備えてい
る。筒状ピン35は、前記座金14における挿通孔17
及び前記自然石5における挿入穴11に挿通・挿入し得
る軸部37と、該軸部37の一端部に該軸部37よりも
拡径された状態で設けられる頭部38とを有しており、
その筒状ピン35内には挿入穴39が頭部38外方側か
ら軸部37他端部手前まで延びるようにして形成されて
いる。この筒状ピン35の軸部37先端部には、該軸部
37の先端部を周方向に複数に分割する複数の分割スリ
ット40が形成されており、隣り合う分割スリット40
間の部分をもって拡開可能な拡開片41が構成されてい
る。挿入ピン36は、前記挿入穴39の径よりも拡径さ
れた頭部42と、該頭部42から前記挿入穴39の軸心
方向長さよりも長く延び且つ前記挿入穴39に挿入可能
とされた挿入軸部43とを有し、その挿入軸部43の先
端部は先細り状態とされている。これにより、挿入ピン
36は、筒状ピン35の挿入穴39内にその底部に当接
するまで挿入させた後、さらに、ハンマー等により押し
込む(図7中、矢印参照)ことにより、該挿入ピン36
の先端部をもって各拡開片41を軸部37の径方向外方
に押し開くことになっており(図7中、矢印参照)、こ
の各拡開片41の拡開に基づき、係止作用が得られるこ
とになっている。
【0026】このような取付けアンカー15は、図7に
示すように、筒状ピン35及び挿入ピン36を、金網4
の裏側外方から座金14の挿通孔17、網目8を介して
自然石5の挿入穴11内に挿入した後、各拡開片41を
押し開くことによって、その各拡開片41が自然石5の
挿入穴11内壁に係止(固定)されることになってい
る。このとき、筒状ピン35の頭部38は、座金14に
おける基板部31を介して金網4を自然石5に押し付け
ることになっており、これにより、自然石5は、金網4
に固定されることになっている。勿論、上記金網4に対
する自然石5の固定においては、第1,第2区画要素
6,7の絡み部と座金14の側板部32との当接関係に
基づく座金14の回り止め機能、金網4上において隣接
する自然石5同士の規制関係、自然石5と座金14とに
よる第1区画要素6の強固な挟持に基づくスライド抵
抗、取付けアンカー15が隣り合う第1区画要素6等に
より移動が規制されること等も寄与することになってい
る。
【0027】次に、上記土木構築物用ユニット3の製造
方法について説明する。先ず、金網4上に配置すべき複
数の自然石5を平坦な作業面上に敷き並べる。この場
合、各自然石5の挿入穴11は、上方に向けられる。ま
た、複数の自然石5は、金網4内に配置できるように、
数、配置が決められる。
【0028】次に、上記複数の自然石5の上に金網4を
被せる。この場合、金網4は、複数の第1区画要素6側
が複数の自然石(下側)5に向けられる。
【0029】次に、図3に示すように、自然石5の上方
領域において、金網4の裏面に座金14を、その側板部
32を摘みつつセットし、その後、座金14の挿通孔1
7、金網4の網目8、自然石5の挿入穴11に取付けア
ンカー15を通し、各自然石5の挿入穴11内壁に取付
けアンカー15における筒状ピン35の各拡開部41を
係止させる。これにより、各自然石5は、金網4の表面
に固定されることになる。この場合、上記座金14のセ
ットにおいては、前述の如く、座金14は、隣り合う第
2区画要素7間において、該座金14の挿通孔17が網
目8を介して自然石5の挿入穴11に臨むようにしつ
つ、隣り合う第1区画要素6に跨るように配置される。
また、上記自然石5の挿入穴11等に対する取付けアン
カー15の挿入においては、上側から下方側に向けて挿
入されるため、取付けアンカー15の自重により、筒状
ピン35の頭部38が座金14の挿通孔17周縁部に当
接するまで円滑に移動することになり、各拡開片41と
挿入穴11内壁との係止時には、筒状ピン35の頭部3
8と自然石5とにより座金14及び金網4が挟持される
ことになる。勿論この場合、座金14(基板部31,一
対の側板部32)、各取付けアンカー15の頭部38
は、複数の第2区画要素7(金網4の裏面)よりも外方
に突出することはない。
【0030】したがって、上記土木構築物用ユニット3
においては、座金14と取付けアンカー15とを用い
て、自然石5を金網4表面に固定できることは勿論、そ
の土木構築物用ユニット3の使用において、図5に示す
ように、自然石5に、該自然石5を金網4表面から引き
離そうとする力Fが作用し、それに伴い、座金14に、
隣り合う第1区画要素6を介して曲げ力Mが作用して
も、その曲げ力Mが、座金14における一対の側板部3
2に、該各側板部32が基板部31から起立する方向で
あって該各側板部32の板面に沿う方向に作用すること
になり、その曲げ力Mに対して、板面に沿う方向の曲げ
力に対して大きな曲げ剛性を示す側板部32の特性を利
用して十分に抗することができることになる。このた
め、座金14の使用材料量の増加を極力抑えつつ(或い
は座金14の重量増加を抑えつつ)、自然石5を金網4
の表面から引き離そうとする力に対して簡単且つ効果的
に抗することができることになる。また、一対の側板部
32は、取付けアンカー15を挟むように配置されるこ
とになり、該取付けアンカー15は、一対の側板部32
により保護されることになる。さらに、座金14、取付
けアンカー15が、金網4の裏面(複数の第2区画要素
7)よりも外方に突出することがないことから、土木構
築物用ユニット3を敷設する場合、食い込みに基づく吸
い出し防止シート2の破損を抑制できると共に、吸い出
し防止シート2上での土木構築物用ユニット3の横ずら
し(位置合わせ)を改善できることになる。この場合、
金網4の撓み等により、座金14が第2区画要素7から
多少突出するとしても、各側板部32の起立端部に、そ
の延び方向両側において面取り部34が形成されている
ことから、吸い出し防止シート2に対して最も食い込む
おそれのある各側板部32の角部に基づき、吸い出し防
止シート2が破損されることが防止されることになる。
さらにまた、座金14が隣り合う第2区画要素7間に略
適合するように収納されることから、線材9の絡み部
(第1,第2区画要素6,7の絡み部)と座金14とが
協働して該座金14の回り止め機能を発揮するが、この
際、一対の側板部32が基板部31から起立して板面を
もって線材9の絡み部に当接することから、回り止め機
能を確実に確保し、さらには、座金14が金網4におけ
る線材9の絡み部(第1,第2区画要素6,7の絡み
部)に対して押圧力が作用した状態で当接するとして
も、一対の側板部32の板面をもって当接することにな
り、金網4の線材9を損傷することを防止できることに
なる。加えて、このような座金14は、一枚の金属製板
材をプレス加工等により、一体的に成形することがで
き、極めて簡単且つ迅速に得ることができることにな
る。加えてまた、座金14に一対の側板部32が設けら
れていることから、その側板部32をもって摘むことが
でき、座金14の取り扱い性を高めることができること
になる。このため、一般的な作業中はもとより、第2区
画要素7間に座金14を収納する製造作業中等において
も、作業性を向上させることができることになる。
【0031】図9は第2実施形態、図10は第3実施形
態を示すものである。この各実施形態において、前記第
1実施形態と同一構成要素については同一符号を付して
その説明を省略する。
【0032】第2実施形態においては、図9に示すよう
に、一対の側板部32の起立端部を基端部31の幅方向
内方に折曲して、折曲板部44を形成している。これに
より、金網4の裏側外方に折曲板部44の板面を向ける
ことができることになり、金網4等の撓み等により、仮
に、第2区画要素7よりも外方に側板部32が突出した
としても、吸い出し防止シート2に食い込むことを、よ
り確実に防止できることになる。勿論、折曲板部44
を、さらに、基板部31側に折曲することは、より好ま
しい。
【0033】第3実施形態においては、図10に示すよ
うに、座金14における基板部31上に、一対の側板部
32間において、肉盛部としての丸座金45が設けられ
ている。この丸座金45は、取付けアンカー15(筒状
ピン35)における頭部38の外径よりも大きい外径を
有し、その中央部には、前記基板部31における挿通孔
17と同じ大きさ(筒状ピン35の軸部37が挿通でき
る大きさ)の中央孔(図示略)が形成されている。この
丸座金45は、その中央孔が基板部31の挿通孔17と
合致するようにしつつ、接着剤、溶接等の種々の手段を
講じて該基板部31に予め固定されており、自然石5に
取付けアンカー15を取り付けるに際しては、取付けア
ンカー15は、丸座金45の中央孔及び基板部31の挿
通孔17、網目8を通って自然石5の挿入穴11に挿入
されることになる。
【0034】このため、取付けアンカー15を打ち込ん
で自然石5に固定するようなときでも、丸座金45が取
付けアンカー15(筒状ピン35)の頭部38を強固に
受け止め、作業時に取付けアンカー15が座金14の基
板部31を突き抜けてしまうことを確実に防止できるこ
とになる。また、自然石5に対する取付けアンカー15
の固定後においては、自然石5を金網4から引き離そう
とする力を、取付けアンカー15の頭部38を介して丸
座金45が的確に受け止めることになり、自然石5を金
網4の一面から引き離そうとする力に対して、一層確実
に抗することができることになる。しかも、丸座金45
が基板部31に固定されていることから、丸座金45の
存在を気にすることなく、取付けアンカー15による取
付け作業を行うことができることになる。勿論この場
合、丸座金45が存在しても、取付けアンカー15は、
一対の側板部32間内に収まり、外部に突出することは
ない。
【0035】以上実施形態について説明したが本発明に
あっては、次のような態様を包含する。 1)基板部31に、その幅方向両側に限らず、側板部3
2を複数設けること。 2)石として、自然石5に代えて擬石を用いること。 3)座金14を自然石5に固定する固定具として、雌ね
じと雄ねじ関係を利用したもの(例えば、自然石5に埋
設固定された長尺なナット或いは自然石5に直接、形成
された雌ねじとボルトとを用いたもの、自然石5に埋設
固定されたねじ棒とナットとを用いたもの等)、接着剤
等、種々のものを用いること。 4)網状片として、平行に配設された複数の鉄筋(第1
区画要素)の上に別の複数の鉄筋(第2区画要素)を交
差するように配設し、それらを結合して、格子状にした
ものを用いること。 5)座金14が、隣り合う第1区画要素6間に加えて、
さらに別の第1区画要素6をも跨ぐもの。 6)第3実施形態において、丸座金45を基板部31に
固定しないようにすること。取付けアンカー15による
取付け作業に際しては、その取付けアンカー15の軸部
37を丸座金45の中央孔に挿通させつつ作業を行うこ
ともでき、これにより、予め、丸座金45を基板部31
に固定しておく負担を軽減できることになる。 7)第3実施形態において、丸座金45を基板部31
に、側板部32が起立する側とは反対側において、固定
或いは固定しない状態をもって設けること。これによ
り、所定の段差Hがあまりとれない金網4の場合でも、
丸座金45に基づき取付けアンカー15が第2区画要素
7から外部に突出することを防止できることになる。 8)第3実施形態において、丸座金45に代えて、それ
に相当する厚肉部を座金14に一体的に成形すること。
【0036】尚、本発明の目的は、明記されたものに限
らず、実質的に好ましい或いは利点として記載されたも
のに対応したものを提供することをも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る土木構築物用ユニットを用いた
護岸を示す説明図。
【図2】実施形態に係る土木構築物用ユニットの要部拡
大説明図。
【図3】実施形態に係る土木構築物用ユニットにおける
自然石と金網との取付け関係を説明する説明図。
【図4】実施形態に係る座金を示す平面図。
【図5】実施形態に係る座金を示す正面図。
【図6】実施形態に係る座金を示す側面図。
【図7】実施形態に係る取付けアンカーの使用状態を説
明する説明図。
【図8】図7の平面図。
【図9】第2実施形態に係る座金を示す斜視図。
【図10】第3実施形態に係る座金の使用状態を示す斜
視図。
【符号の説明】
1 護岸 3 土木構築物用ユニット 4 金網 5 自然石 6 第1区画要素 7 第2区画要素 8 網目 14 座金 15 取付けアンカー 16 段差 17 挿通孔 31 基板部 32 側板部 34 面取り部 H 所定の段差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 3/14 E02D 17/20

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔毎に略平行に配設される複数の
    第1区画要素と、所定間隔毎に略平行に配設されて前記
    複数の第1区画要素に対して交差された状態で一体化さ
    れる複数の第2区画要素とを有する網状片が備えられ、
    前記網状片の一面に複数の石が固定手段を介してそれぞ
    れ取付けられている土木構築物用ユニットにおいて、 前記複数の第1区画要素が、前記網状片の厚み方向にお
    いて、前記複数の第2区画要素よりも該網状片の一面側
    に近いように位置されて、該複数の第1区画要素と該複
    数の第2区画要素との間に所定の段差が形成され、 前記固定手段が、隣り合う前記第2区画要素間におい
    て、前記複数の第2区画要素が形成する前記網状片の他
    面よりも該網状片の一面側に略収まるように収容され、 前記固定手段が、前記隣り合う第1区画要素を少なくと
    も跨ぐようにして延びる座板と、該座板を前記石に向け
    て押し付ける止め具と、を有し、 前記座板が、前記隣り合う第1区画要素に少なくとも跨
    ぐように当接する基板部と、該基板部の板面から前記網
    状片の他面側に向けて起立しつつ該隣り合う第1区画要
    素を少なくとも跨ぐように延びる起立板部とを備えてい
    る、 ことを特徴とする土木構築物用ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記起立板部が、前記基板部の幅方向両側においてそれ
    ぞれ一体的に設けられている、 ことを特徴とする土木構築物用ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記各起立板部の起立端部に、該起立板部の延び方向両
    側において面取り部が形成されて、角部が取り除かれて
    いる、 ことを特徴とする土木構築物用ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記座板が、前記隣り合う第2区画要素間に略適合して
    収まるように設定されている、 ことを特徴とする土木構築物用ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記基板部が、前記隣り合う第1区画要素間に臨む挿通
    孔を有し、 前記止め具が、前記基板部の挿通孔を挿通して前記石に
    固定される軸部と、該軸部に前記座板の外方側において
    該軸部よりも拡径された状態で設けられ該座板に係止さ
    れる拡径部とを有している、 ことを特徴とする土木構築物用ユニット。
  6. 【請求項6】 所定間隔毎に略平行に配設される複数の
    第1区画要素と、所定間隔毎に略平行に配設されて前記
    複数の第1区画要素に対して交差された状態で一体化さ
    れる複数の第2区画要素とを有する網状片に、該複数の
    第1区画要素によって構成される該網状片の一面におい
    て石を取付けるために、該網状片の他面側に固定具が配
    設されて止め具を用いることにより該石に固定される土
    木構築物用ユニットであって、 前記固定具が、幅方向長さが隣り合う前記第2区画要素
    間の長さよりも短く且つ長手方向長さが隣り合う前記第
    1区画要素間の長さよりも長くされて、隣り合う前記第
    2区画要素間において、前記隣り合う第1区画要素に少
    なくとも跨ぐように当接配置される長尺な基板部と、該
    基板部の幅方向両側から前記網状片の他面側に向けてそ
    れぞれ起立して、少なくとも、該基板部の延び方向にお
    いて、前記隣り合う第1区画要素間の長さよりも長く延
    びる起立板部とを備えている、 ことを特徴とする土木構築物用ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記各起立板部の起立端部に、該起立板部の延び方向両
    側において面取り部が形成されて、角部が取り除かれて
    いる、 ことを特徴とする土木構築物用ユニット。
  8. 【請求項8】 施工面に吸い出し防止シートを介して複
    数の土木構築物用ユニットが敷設され、 前記各土木構築物用ユニットは、所定間隔毎に略平行に
    配設される複数の第1 区画要素と、所定間隔毎に略平行
    に配設されて前記複数の第1区画要素に対して交差され
    た状態で一体化される複数の第2区画要素とを有する網
    状片が備えられ、前記網状片の一面に複数の石が固定手
    段を介してそれぞれ取付けられ、前記複数の第1区画要
    素が、前記網状片の厚み方向において、前記複数の第2
    区画要素よりも該網状片の一面側に近いように位置され
    て、該複数の第1区画要素と該複数の第2区画要素との
    間に所定の段差が形成され、前記固定手段が、隣り合う
    前記第2区画要素間において、前記複数の第2区画要素
    が形成する前記網状片の他面よりも該網状片の一面側に
    略収まるように収容され、前記固定手段が、前記隣り合
    う第1区画要素を少なくとも跨ぐようにして延びる座板
    と、該座板を前記石に向けて押し付ける止め具と、を有
    し、前記座板が、前記隣り合う第1区画要素に少なくと
    も跨ぐように当接する基板部と、該基板部の板面から前
    記網状片の他面側に向けて起立しつつ該隣り合う第1区
    画要素を少なくとも跨ぐように延びる起立板部とを備え
    ている、ことを特徴とする土木構築物。
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