JPS6219703Y2 - - Google Patents

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JPS6219703Y2
JPS6219703Y2 JP1983137219U JP13721983U JPS6219703Y2 JP S6219703 Y2 JPS6219703 Y2 JP S6219703Y2 JP 1983137219 U JP1983137219 U JP 1983137219U JP 13721983 U JP13721983 U JP 13721983U JP S6219703 Y2 JPS6219703 Y2 JP S6219703Y2
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JP
Japan
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pile
pile base
retaining
base
longitudinal direction
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JP1983137219U
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English (en)
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JPS6045739U (ja
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は杭基体に抜止体を突設することにより
引抜き抵抗力を増大しうる杭体に関する。
例えば工事中の法面を豪雨等から保護するため
に該法面をシート材により被覆する必要のあるば
あいに、あるいはテント張りの構造物の組立てに
際してテント周縁部を地面に固定する必要のある
ばあいに、さらには土留壁その他の土木構造物の
浮上りを防止するために用いられる杭体として
は、通常、打込みの容易な比較的細い杭体が用い
られており、しかもかかる杭体は地表近くの軟弱
地盤に打入されるものであるために、土と杭体表
面との間に生ずる摩擦力はそれ程大きなものでは
ない。そのため、前記シート材あるいはテント等
を所望強度をもつて地面に固定したり、前記土木
構造物の浮上りを確実に阻止するためには、杭体
を地中深く打入し、あるいは杭体に作用する力の
方向とは異なる方向に杭体を打入することによつ
て杭体の引抜き抵抗力を増大させること、さらに
は多数本の杭体を小間隔で打入するといつたこと
も必要となり、多大の手間を要し作業能率を損な
うのみならず、施工コストを上昇させていた。
本考案は、杭基体に抜止体を突設することによ
り前記問題点を解決しうる杭体の提供を目的と
し、以下その一実施例を図面により説明する。
第1〜2図において本考案の杭体1は杭基体2
にその長手方向と略直交する方向に抜止体3を対
向して突設し、かつ該抜止体3が打込み抵抗によ
り杭基体2上端2a方向に向けて斜めに屈曲する
ようにしたものである。なお本実施例において
は、抜止体3による引抜き抵抗力を極力増大させ
るため、抜止体の全てを杭基体の下端寄り部位に
設けている。
該杭基体2は、例えばアングル材を用いてな
り、その下端寄り部位のコーナ部には、長手方向
に間隔を隔てて透孔としての貫通部5が穿設され
ている。
抜止体3は、該抜止体3の約2倍の長さを有す
る鋼製の棒状体6を、杭基体2の長手方向と略直
交するごとく前記貫通部5に挿通せしめ、かつそ
の中央部分を杭基体2に溶着することによつて、
杭基体2の両側に突設せしめられている。該抜止
体3,3の突出長さは、抜止体3,3が屈曲した
状態において、杭体1に所定の引抜き抵抗力を生
ぜしめる程度とし、又その本数は杭基体2の長さ
に応じて適宜のものとする。なお杭基体2の上端
部には、シート材あるいはテント等を紐体等7を
用いて結着するために、あるいは第4図に示すご
とき係止金具9をボルト止めする等のために用い
られる係止孔10,10が穿設されている。
然して杭体1を地盤に打入すると、打込み抵抗
の作用によつて抜止体3,3は斜め上方に徐々に
屈曲し、打入後において、第2図に示すごとく両
抜止体3,3は逆八の字状をなす。従つて、杭体
1はその打入方向には容易に進入する一方、打入
後において、杭体が引抜き作用あるいは転倒作用
を受けたばあいには、土と杭基体2表面との間の
摩擦力および逆八の字状をなす抜止体3,3が屈
曲状態から略水平な状態に戻る際に生ずる抵抗力
の和に等しい抵抗力を発揮し、杭体1の抜出しあ
るいは転倒を確実に阻止する。
第3図は、アングル材を用いて形成された杭基
体2の下端寄り部位において各々の片2a,2b
に、杭基体2の長手方向と略直交する方向に抜止
体3……を段違いで突設した本考案の杭体1の他
の実施例を示す。
第4〜5図は本考案の杭体1の使用例を示す。
第4図は、寒冷地における水路11の凍上を防止
するために杭体1を用いたばあいであり、水路1
1の両側に杭体1,1を対向して打入し、かつ該
杭体1の上端部に前記係止孔10を利用して倒L
字状をなす係止金具9を螺着し、該係止金具9の
係止部9aを水路11の上縁部分と係合させて水
路11の凍上を防止するのである。又第5図は、
土留板12の浮上りを防止するために杭体1を用
いたばあいである。
上述したごとく本考案の杭体は杭基体に抜止体
を突設する構成とした結果、屈曲した抜止体によ
つてその引抜き抵抗力を著増することができる。
従つて実施例で示したごとく打込みの容易な比較
的細い杭基体を用いて杭体を形成するばあいであ
つても、引抜き等に対する大きな抵抗力を得るこ
とができるため、杭体の長さは抜止体を有さない
従来のものに比し短かくてすみ、さらには杭体の
打込み本数を減ずることも可能となるため、作業
の能率化、コストの低減を図りうる。
なお本考案の杭体において、杭基体2は円管
状、角筒状等各種の管状に形成できる他、H形
鋼、I形鋼等の各種の形鋼を用いて形成すること
も可能である。又抜止体3の横面形状は、抜止体
としての機能を果たすものであれば円形のものに
限定されず、さらに抜止体3は杭基体2に千鳥状
に突設してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図はその作用を示す側面図、第3図は本考案の他
の実施例を示す斜視図、第4〜5図は本考案の杭
体の使用例を示す側面図である。 2……杭基体、3……抜止体、5……貫通部、
6……棒状体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屈曲可能な棒状体6を、杭基体2に設けた貫通
    部5に、該杭基体2の長手方向と略直交するごと
    く貫通せしめ、かつ該棒状体6を杭基体2と一体
    化することにより、杭基体2の両側に突出する突
    出部を、杭基体2の長手方向と略直交する方向に
    突出する抜止体3,3となし、かつ該抜止体3が
    打込抵抗により杭基体2の上端方向に向けて斜め
    に屈曲するようにしたことを特徴とする杭体。
JP13721983U 1983-09-03 1983-09-03 杭体 Granted JPS6045739U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13721983U JPS6045739U (ja) 1983-09-03 1983-09-03 杭体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13721983U JPS6045739U (ja) 1983-09-03 1983-09-03 杭体

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Publication Number Publication Date
JPS6045739U JPS6045739U (ja) 1985-03-30
JPS6219703Y2 true JPS6219703Y2 (ja) 1987-05-20

Family

ID=30308283

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JP13721983U Granted JPS6045739U (ja) 1983-09-03 1983-09-03 杭体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998051868A1 (en) * 1997-05-12 1998-11-19 Tokyo Electric Power Company Method of arranging reinforcement in forming foundation of ground reinforcing type and foundation body

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6033191B2 (ja) * 2013-09-09 2016-11-30 シャープ株式会社 杭、杭設置用治具、その杭の設置方法、及びその杭を用いた太陽光発電システム
JP6632933B2 (ja) * 2016-05-26 2020-01-22 株式会社川田 設置用の基礎杭、太陽光パネルの設置用の基礎杭、基礎杭の設置方法および太陽光パネルの基礎杭の設置方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5334310A (en) * 1976-09-10 1978-03-30 Kawasaki Chishitsu Kk Method of installing pile with horizontal anchor on foundation

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JPS6045739U (ja) 1985-03-30

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