JP3424110B2 - 境界標識杭 - Google Patents

境界標識杭

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JP3424110B2
JP3424110B2 JP31461694A JP31461694A JP3424110B2 JP 3424110 B2 JP3424110 B2 JP 3424110B2 JP 31461694 A JP31461694 A JP 31461694A JP 31461694 A JP31461694 A JP 31461694A JP 3424110 B2 JP3424110 B2 JP 3424110B2
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Inventor
栄 河野
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株式会社コノエ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、市街地や宅地造成地
などの土地の境界を明示するために設置する境界標識杭
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、土地の境界を明示するために、標
識を頭部上面に付した全長50cm〜1m程度の長形状の
杭を、前記頭部が数cm程度地上に突出した状態にして埋
設していた。
【0003】しかし、最近では、特に市街地において、
地中に鉄筋コンクリートの基礎等の障害物が形成されて
いたりするため、前記杭を深く埋設できない場合が多か
った。また、長形状であるため重く、運搬や保管が不便
であった。
【0004】そのため、現場で前記杭を短形状に切断し
て浅く設置することもあったが、固定性が悪く、また、
切断作業に手数がかかっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
深く埋設したり、現場で切断作業を行う必要がなく、比
較的軽く運搬や保管が容易で、また、固定性に優れた境
界標識杭を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明は次のような技術的手段を講じている。
【0007】この発明の境界標識杭は、短形状の石材状
材料から成る杭本体の地下埋設部分に凹部を形成すると
共に、前記凹部に連結部材を接続させ、連結部材を埋設
固定するようにした境界標識杭であって、連結部材をリ
ング形状とし、杭本体の各コーナー部に形成した溝の凹
部に嵌合させて接続しているものである。
【0008】さらに、杭本体の底面に形成した凹部に螺
合する連結部材を接続しているものとしてもよい。
【0009】
【作用】上述の手段を採用した結果、この発明は次のよ
うな作用を有する。
【0010】この発明に係る境界標識杭は、杭本体が最
初から短形状に形成されており、比較的軽くすることが
でき、また、凹部に接続された連結部材が抜け止めの機
能を果たすため、地中に浅く埋設された状態でも固定性
に優れている。
【0011】連結部材はリング形状で、杭本体の各コー
ナー部に形成した溝の凹部に嵌合させて接続することに
より、杭本体と十分に係合させ、容易に離脱しないよう
にすることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面を参照して説明する。
【0013】図1は、この発明の実施例の境界標識杭
で、杭本体1の各コーナー部に斜め方 向の溝を形成し、
この溝の凹部2に金属製のリング形状とした連結部材3
を接続し、固定させたものである。
【0014】図2は、杭本体1からリング形状の連結部
材3を取り外した状態を示す図である。凹部2は、連結
部材3が収まる程度の深さに形成されている。
【0015】連結部材3は、図3に示したように、一端
にボルト部6を設けた片3aと、一端にボルト部6の挿通
孔7を設けた片3bとを、各片の他端で結合し回動部8を
形成して開閉自在にしたもので、開いた状態にして杭本
体1の周囲を囲むように前記各凹部2に接続し、ボルト
部6を挿通孔7に通して、そしてナット9により締め付
けて固定するようにしたものである。
【0016】この連結部材3は、杭本体1の各コーナー
部に形成された4つの凹部2により安定的に保持されて
おり、しかも着脱が容易である。
【0017】この発明の境界標識杭は、杭本体1の頭部
上面に適宜の境界を明示する標識を付し、頭部を数cm程
度地上に突出した状態にして埋設するものである。杭本
体1は、花崗岩、大理石、その他セメントを用いて形成
したもの等、適宜の石材状材料から成る。
【0018】杭本体1は、その地下埋設部分に凹部2を
形成すると共に、前記凹部2に連結部材3を接続させ、
連結部材3を埋設固定するようにしているので、埋設す
るための穴を深く掘る必要がなく、従来のものより短形
状に形成されている。
【0019】杭本体1は、縦、横、高さが各10cm程度
の短形状の石材から成り、上面に適宜の境界を明示する
標識が刻印されている。このように、杭本体1は短形状
であるので比較的軽い。
【0020】なお、杭本体1や連結部材3、及び凹部2
等それらの構成部分の大きさは適宜でよく、上記の大き
さに限定されない。
【0021】この境界標識杭を設置する場合は、少なく
とも上面が地表に出るように、かつ連結部材3が地表よ
り下になる程度の深さに掘った穴に杭本体1を埋設す
る。杭本体1は短形状であるため、前記穴は深く掘る必
要がなく、作業にかかる労力が少なくて済む。
【0022】連結部材3は、周囲のコンクリートの基礎
等と一体化させる。このようにして境界標識杭が地中に
埋められると、連結部材3は、地中において杭本体1か
ら水平方向に出っ張った状態になるので、抜け止めの機
能を果たし、杭本体1を強固に設置することができる。
【0023】なお、図4に示したように、杭本体1の底
面に形成した穴である凹部2に、この凹部2への挿入部
5を一端に設けた適宜の連結部材3を挿入して接続して
もよい。挿入部5は、連結部材3を前記凹部2に固定さ
せるためのもので、螺子溝を形成して凹部2に螺合させ
る構造にすることにより、確実に固定されるようにする
とよい。
【0024】また、杭本体1の底面に形成した凹部2に
接続される連結部材3は、上記三角形状のもの以外に
も、例えば図5、6のような形状のものとすることもで
きる。図5に示したものは、底面の凹部2に接続する連
結部材3に関し、細い棒状部の下端に円板状の金具を取
り付けて抜け止めとしたもので、図6に示したものは、
下端部を円錐形状にした円柱状部に水平方向に棒材を貫
通させ固定して抜け止めとしたものである。その他に
も、図示しないが単なる棒状のものや、棒状のものの外
側先端を矢尻形状にしたものでもよい。
【0025】
【発明の効果】この発明に係る境界標識杭は、杭本体
が、現場で切断作業を行うまでもなく、もともと短形状
に形成されており、深く埋設する必要がないので、地中
に障害物等がある場所でも容易に設置可能で、比較的軽
く運搬や保管が容易で、また、接続部材が抜け止めの機
能を果たすため、固定性に優れ長期間堅固に設置してお
くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る境界標識杭の実施例の斜視
図。
【図2】 この発明に係る境界標識杭の実施例で、連結
部材を取り外した状態を示す斜視図。
【図3】 この発明に係る境界標識杭の実施例における
連結部材の斜視図。
【図4】 この発明に係る境界標識杭の実施例で、底面
の凹部に接続する連結部材の接続状態を示す一部切欠側
面図。
【図5】 この発明に係る境界標識杭の実例例で、底面
の凹部に接続する連結部材を細い棒状部の下端に円板状
の金具を取り付けて抜け止めとした場合の接続状態を示
す一部切欠側面図。
【図6】 この発明に係る境界標識杭の実施例で、底面
の凹部に接続する連結部材を下端部を円錐形状にした円
柱状部に水平方向に棒材を貫通させ固定して抜け止めと
した場合の接続状態を示す一部切欠側面図。
【符号の説明】
1 杭本体 2 凹部 3 連結部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短形状の石材状材料から成る杭本体の地
    下埋設部分に凹部を形成すると共に、前記凹部に連結部
    材を接続させ、連結部材を埋設固定するようにした境界
    標識杭であって、連結部材をリング形状とし、杭本体の
    各コーナー部に形成した溝の凹部に嵌合させて接続して
    いる境界標識杭。
  2. 【請求項2】 さらに、杭本体の底面に形成した凹部に
    螺合する連結部材を接続している請求項1記載の境界標
    識杭。
JP31461694A 1994-12-19 1994-12-19 境界標識杭 Expired - Fee Related JP3424110B2 (ja)

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JPH08170915A JPH08170915A (ja) 1996-07-02
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