JPH0538099Y2 - - Google Patents

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JPH0538099Y2
JPH0538099Y2 JP6093888U JP6093888U JPH0538099Y2 JP H0538099 Y2 JPH0538099 Y2 JP H0538099Y2 JP 6093888 U JP6093888 U JP 6093888U JP 6093888 U JP6093888 U JP 6093888U JP H0538099 Y2 JPH0538099 Y2 JP H0538099Y2
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concrete
concrete blocks
snow
wire ropes
wire rope
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、斜面上に多数のコンクリートブロツ
クを施設して雪崩の発生を防止する装置に関する
ものである。
(従来の技術) 近年、土地開発が進むにつれて、積雪地帯での
雪崩防止対策が問題となつてきている。雪崩の発
生を防止する方法としては、従来より、柵や杭等
の構造物を施設したり、法枠に雪崩防止柱等を突
設したり、或は多数のコンクリートブロツクを施
設することが行われている。
(考案が解決しようとする課題) 従来一般に行われている柵や杭等の構造物を施
設するものや法枠に柱等を突設するものは、構造
物が複雑であつたり規模が大きくなつたりするた
め、工事が面倒で経費が多額になる、という問題
がある。また、コンクリートブロツクを施設する
ものは、さきのものと比べ工事が簡単ではある
が、積雪層の圧力やすべりによつて転移動がおき
るので、急勾配への施設には適さないと共に、コ
ンクリートブロツクだけでは凹凸が小さいため、
積雪の多いところでは効果が少ない、という問題
がある。
本考案は、積雪防止施設における前述のような
従来技術の問題点を解決するためになされたもの
で、施設が簡易に行い得る二次製品のコンクリー
トブロツクを使用するようにし、コンクリートブ
ロツクの構造を新たなものにすると共に、コンク
リートブロツク相互の効果的な連結により、雪崩
防止効果の良好な雪崩の発生防止装置を提供しよ
うとするものである。
(課題点を解決するための手段) 次に、本考案装置の構成について、実施例に対
応する図面を参照して説明すると、本考案は、周
囲にワイヤロープ5との係合具を設けた基板1の
上面側に柱体2を突設すると共に、基板1の下面
側に杭体3を突設して、コンクリートによる雪崩
防止用ブロツクAを形成し、該コンクリートブロ
ツクAの多数を、斜面に所要の間隔をおいて、そ
れぞれ、その杭体3を地盤B中に没入して配設
し、各コンクリートブロツクA,Aをワイヤロー
プ5,5により相互に連結すると共に、少なくと
も最上部に配設したコンクリートブロツクA,A
を、アンカー8に支持したことを特徴とするもの
である。
(実施例) 以下、本考案の実施例について、図面を参照し
て説明する。
第1〜4図において、Aは本考案装置において
使用するコンクリートブロツクで、十字形に形成
した基板1の上面側に、雪崩発生防止の低抗体と
なる、横断面方形状とした柱体2を突設すると共
に、基板1の下面側には、横断面方形状とした杭
体3を突設している。そして、基板1の周面側に
は、その四方向に鉤状に形成したワイヤロープ5
を係着するための係合具4,4が設けられてい
る。また、柱体2の頂部にも必要に応じて係合具
4が設けられる。
前記のコンクリートブロツクAは、地盤Bに穴
6穿設して、それに杭体3を没入させて斜面に設
置する。コンクリートブロツクAはその多数を、
斜面に縦横に所要の間隔をおいて配設する。そし
て図示のように、係合具4,4を介してワイヤロ
ープ5,5により相互に連結する。また、配設し
たコンクリートブロツクA,Aのうち、斜面の最
上部にあるもの及び側端にあるものは、地盤Bに
施設のアンカー構造物8,8にそれぞれワイヤロ
ープ5,5により支持するのである。このように
して、各コンクリートブロツクA,A間には、張
設したワイヤロープ5,5により多数の枠目が形
成され、それも積雪のすべりに対して抵抗するこ
とになる。また、コンクリートブロツクA,Aの
配列は、上述のような縦横に整列したものとせ
ず、第3図に示すように、千鳥状の配列にするこ
ともできる。
第5図はコンクリートブロツクAの他の実施例
を示したもので、基板1を十字形とせず多角形状
に形成している。また、基板1はそれら実施例の
ものに限定されるものではなく、例えば円形状や
三角形の他適宜な形状のものとすることができ
る。
積雪量の多いようなところには、第6図に示す
ように、各コンクリートブロツクA,Aの頂部間
にも、係合具4,4を介して、さきと同様に、ワ
イヤロープ7,7を張設して相互に連結すると共
に、端部のワイヤロープ9,9をアンカー構造物
8,8に支持させるのが好適である。このように
すれば、積雪の上層或は中間層にもワイヤロープ
7の張設による枠目が形成されることになり、積
雪層を分割してそのすべりを均一に阻止すること
ができるのである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の装置は、周囲に
ワイヤロープとの係合具を設けた基板の上面側に
柱体を突設すると共に、基板の下面側に杭体を突
設して、コンクリートによる雪崩防止用ブロツク
を形成し、該コンクリートブロツクの多数を、斜
面に所要の間隔をおいて、それぞれ、その杭体を
地盤中に没入して配設し、各コンクリートブロツ
クをワイヤロープにより相互に連結すると共に、
少なくとも最上部に配設したコンクリートブロツ
クを、アンカーに支持した構成としたので、次の
ような種々の利点を有するものである。
(1) 各コンクリートブロツクは、積雪に対抗する
柱体を設けた基板の下面に突出した杭体を地盤
に没入して設置するので、斜面での定着性が良
好であり、コンクリートブロツクのそれぞれが
雪圧に耐えて積雪のすべりを抑制する効果を発
揮する。
(2) コンクリートブロツクは相互にワイヤロープ
で連結され、かつアンカー構造物に支持されて
いるので、局部的な雪圧がコンクリートブロツ
クに作用しても、これがワイヤロープを介して
分散されることになり、コンクリートブロツク
の転移を防止することができると共に、ワイヤ
ロープの連結により形成された枠目により、積
雪層が分割され、積雪のすべりを均一に阻止す
ることができる。
(3) 積雪の多いところでも、各コンクリートブロ
ツクの頂部間をワイヤロープで連結することに
より、積雪の上層部や中間層のすべりを、ワイ
ヤロープの枠目により抵抗阻止することができ
る。
(4) 装置は、設置したコンクリートブロツクを相
互にワイヤロープで連結するだけであるから、
施設が簡易で安価にできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したもので、第1図
は一実施例を示す側断面図、第2図は同平面図、
第3図はコンクリートブロツクの他の配列例を示
す平面図、第4図はコンクリートブロツクの斜視
図、第5図はコンクリートブロツクの他の例を示
す斜視図、第6図は本考案の他の実施例を示す側
断面図である。 A……コンクリートブロツク、B……地盤、1
……基板、2……柱体、3……杭体、4……係合
具、5,7……ワイヤロープ、6……穴、8……
アンカー構造物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周囲にワイヤロープとの係合具を設けた基板の
    上面側に柱体を突設すると共に、基板の下面側に
    杭体を突設して、コンクリートによる雪崩防止用
    ブロツクを形成し、該コンクリートブロツクの多
    数を、斜面に所要の間隔をおいて、それぞれ、そ
    の杭体を地盤中に没入して配設し、各コンクリー
    トブロツクをワイヤロープにより相互に連結する
    と共に、少なくとも最上部に配設したコンクリー
    トブロツクを、アンカーに支持したことを特徴と
    する、雪崩発生防止装置。
JP6093888U 1988-05-09 1988-05-09 Expired - Lifetime JPH0538099Y2 (ja)

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JP6093888U JPH0538099Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09

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JPH01164306U JPH01164306U (ja) 1989-11-16
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WO2018042470A1 (ja) * 2016-09-05 2018-03-08 株式会社プロテックエンジニアリング 流下物捕捉ネット
WO2018051382A1 (ja) * 2016-09-13 2018-03-22 株式会社プロテックエンジニアリング 透過型捕捉構造物

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