JP3364970B2 - 偏極電子線発生素子 - Google Patents

偏極電子線発生素子

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彊 中西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピン方向が偏在して
いる偏極電子線を発生する偏極電子線発生素子の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】スピン方向が2種類のうちの一方に偏在
している電子群から成る偏極電子線は、高エネルギー素
粒子実験分野においては原子核内部の磁気構造を、物性
物理実験分野においては物質表面の磁気構造を調査する
上で有効な手段として利用されている。かかる偏極電子
線は、価電子帯にバンドスプリッティングを有する半導
体光電層を備えた偏極電子線発生素子を用い、その半導
体光電層に励起光を入射させることによって取り出すこ
とが可能であり、このような偏極電子線発生素子とし
て、本出願人は先に出願した特願平4−196245号
において、GaAs基板上にAlx Ga1-x Asを結晶
成長させ、その上に、それよりもバンドギャップが小さ
く且つ格子定数が僅かに異なるGaAs1-y y を結晶
成長させたストレインドGaAsPを提案した。すなわ
ち、Alx Ga1-x Asに対して格子定数が異なるGa
As1-y y がヘテロ結合させられることにより、その
GaAs1-y y には格子歪が付与されるため、その価
電子帯にバンドスプリッティングが発生してヘビーホー
ルのサブバンドとライトホールのサブバンドにエネルギ
ー準位差が生じる一方、両サブバンドの励起によって取
り出される電子のスピン方向は互いに反対向きであるた
め、エネルギー準位が高い方すなわち伝導帯とのエネル
ギーギャップが小さい方のサブバンドのみを励起するよ
うな光エネルギーをGaAs1-y y に注入すれば、一
方のスピン方向に偏在した電子群が専ら励起されて放出
され、高い偏極率を備えた偏極電子線が得られる。ま
た、GaAs1-y y のバンドギャップをAlx Ga
1-x Asより小さくするのは、Alx Ga1-x Asをポ
テンシャル障壁として、GaAs1-y y で発生した電
子がAlx Ga1-x As側へ入り込むことを防止し、偏
極電子線の取出効率を高めるためである。なお、上記各
半導体は導電率を高めるためにZnがドーピングされ、
キャリア濃度が5×1018(cm-3)程度とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記Alx
Ga1-x Asをポテンシャル障壁として用いる場合、G
aAs1-y y とのバンドギャップ差を大きくするため
にAlの混晶比xを大きくすることが望ましい。しか
し、Alの混晶比xが大きくなると、Znのドーピング
が困難となって導電率が低下し、素子が帯電して偏極電
子線の取出効率が却って悪くなる。このため、Alの混
晶比xをそれ程大きくすることはできず、十分な取出効
率の向上効果が得られなかった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、バンドギャップ差が
それ程大きくなくても高い取出効率が得られるようにす
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するために、第1発明は、価電子帯にバンドスプリッテ
ィングを有する半導体光電層を備え、その半導体光電層
に励起光が入射されることによりその半導体光電層の表
面からスピン方向が偏在している偏極電子線を発生する
偏極電子線発生素子であって、前記偏極電子線を反射す
る多重量子井戸構造の半導体障壁層が前記半導体光電層
の裏側に設けられていることを特徴とする。
【0006】
【第1発明の作用および効果】このような偏極電子線発
生素子においては、半導体光電層の裏側に偏極電子線を
反射する半導体障壁層が設けられているため、半導体光
電層で発生した電子が内部へ入り込むことが防止され、
高い取出効率が得られるようになる。特に、上記半導体
障壁層は多重量子井戸構造を成しているため、実質的な
ポテンシャル障壁高さは半導体光電層とのバンドギャッ
プ差以上となり、従来のバルク構造のポテンシャル障壁
に比較して、バンドギャップが略同じ半導体を用いた場
合には取出効率が高くなる一方、同程度の取出効率を得
る場合には半導体光電層とのバンドギャップ差が小さい
半導体を採用できる。これにより、例えば混晶比xが周
期的に変化するAlx Ga1-x Asを半導体障壁層とし
て用いる場合、高い導電率が得られるようにキャリア濃
度を5×1018(cm-3)程度とするZnドーピングが
可能な、混晶比xが0.6程度以下の範囲で多重量子井
戸を構成することにより、導電率を損なうことなく偏極
電子線の取出効率を向上させることができる。
【0007】
【課題を解決するための第2の手段】前記目的を達成す
るために、第2発明は、励起光が入射されることにより
表面からスピン方向が偏在している偏極電子線を発生す
る偏極電子線発生素子であって、(a)化合物半導体に
て構成された基板と、(b)その基板の上に結晶成長さ
せられるとともに、組成が周期的に変化させられて多重
量子井戸構造を成し、前記偏極電子線を反射する半導体
障壁層と、(c)その半導体障壁層の上に格子歪を有す
る状態で結晶成長させられ、前記励起光が入射されるこ
とにより表面から前記偏極電子線を発生する半導体光電
層とを有することを特徴とする。
【0008】
【第2発明の作用および効果】すなわち、この第2発明
は、前記ストレインドGaAsP半導体のように、格子
歪によって価電子帯にバンドスプリッティングが設けら
れた半導体光電層を有する偏極電子線発生素子に上記第
1発明を適用した場合で、第1発明と同様の作用効果が
得られる。
【0009】ここで、基板としてGaAsを用い、半導
体障壁層として混晶比xが0.6以下の所定の範囲で周
期的に変化するAlx Ga1-x Asを用い、半導体光電
層としてGaAs1-y y (混晶比y>0)を用いた場
合には、GaAsとAlx Ga1-x Asとの格子定数差
は小さいため、Alx Ga1-x Asは基板上に略コヒー
レントに結晶成長させられ、格子不整合に起因する素子
寿命や量子効率の低下が殆ど生じないとともに、半導体
光電層にはAlx Ga1-x AsとGaAs1-yy との
格子定数差に基づいて格子歪が生じさせられ、かかる格
子歪に基づいて価電子帯にバンドスプリッティングが発
生する。Alx Ga1-x AsがGaAs基板上に完全に
コヒーレントに結晶成長させられている場合には、上記
半導体光電層の格子歪はGaAsとGaAs1-y y
の格子定数差に基づいて生じるとも考えられるが、上記
のようにAlx Ga1-x AsとGaAsとの格子定数差
は極めて小さいため、半導体光電層に生じる格子歪は実
質的に殆ど変わらない。
【0010】一方、上記半導体障壁層は、混晶比xが
0.6以下の所定の範囲で周期的に変化するAlx Ga
1-x Asにより多重量子井戸が構成されているため、Z
nドーピングによりキャリア濃度を5×1018(c
-3)程度とすることが可能で、混晶比xが一定のバル
ク構造のAlx Ga1-x Asをポテンシャル障壁として
用いる場合に比較して、導電率を損なうことなく偏極電
子線の取出効率が向上させられる。
【0011】また、上記GaAs1-y y は、半導体光
電層として一般に広く用いられているGaAsよりもバ
ンドギャップが大きいため、それだけ最大偏極率が得ら
れる励起光の波長が高エネルギーの短波長側へシフト
し、例えば815nm程度以下の波長で高い偏極率の偏
極電子線を取り出すことができるようになり、励起光源
として小型で安価な半導体レーザ等の使用が可能とな
る。因に、従来のGaAs半導体光電層の場合は860
nm程度の波長で最大偏極率が得られるため、「チタ
ン;サファイア」レーザ等の大掛かりなレーザ発生装置
が必要であった。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1において、偏極電子線発生素子10
は、基板12の上によく知られたMBE(分子線エピタ
キシー)法により順次結晶成長させられた半導体障壁層
14および半導体光電層16を備えている。基板12は
350μm程度の厚みであって、Znが不純物としてド
ープされることによりキャリア濃度が5×1018(cm
-3)程度とされたp−GaAsであり、表面は(10
0)面である。半導体障壁層14は多重量子井戸構造を
成しており、Znが不純物としてドープされることによ
りキャリア濃度が5×1018(cm-3)程度とされたp
−Al0.2 Ga0.8Asおよびp−Al0.4 Ga0.6
sが交互に24ペア積層されている。これ等p−Al
0.2 Ga0.8 As,p−Al0.4 Ga0.6 Asの膜厚
は、できるだけ高いポテンシャル障壁が得られるように
予め実験等により定められ、本実施例では何れも34Å
程度とされている。また、この半導体障壁層14の上下
両端部には、トンネル効果による電子の通過を阻止する
ために厚さが170Å程度のp−Al0.4 Ga0.6 As
が設けられている。前記半導体光電層16は850Å程
度の厚みであって、Znが不純物としてドープされるこ
とによりキャリア濃度が5×1018(cm-3)程度とさ
れたp−GaAs0.870.13である。なお、図1におけ
る各半導体の厚さは必ずしも正確な割合で示したもので
はない。
【0013】ここで、GaAsとAl0.2 Ga0.8 As
/Al0.4 Ga0.6 Asとの格子定数差は約0.06%
程度と小さいため、半導体障壁層14は基板12上に略
コヒーレントに結晶成長させられ、格子不整合に起因す
る素子寿命や量子効率の低下が殆ど生じない。これに対
し、Al0.2 Ga0.8 As/Al0.4 Ga0.6 AsとG
aAs0.870.13との格子定数差は0.6〜0.7%程
度であるため、半導体光電層16は、それ等の格子定数
差に基づく格子歪を有する状態で半導体障壁層14上に
結晶成長させられる。半導体障壁層14がGaAs基板
12上に完全にコヒーレントに結晶成長させられている
場合には、上記半導体光電層16の格子歪はGaAsと
GaAs0.870.13との格子定数差に基づいて生じると
も考えられるが、上記のようにAl0.2 Ga0.8 As/
Al0.4 Ga0.6 AsとGaAsとの格子定数差は極め
て小さいため、半導体光電層16に生じる格子歪は実質
的に殆ど変わらない。そして、この格子歪により半導体
光電層16の価電子帯にバンドスプリッティングが発生
し、ヘビーホールとライトホールのサブバンドにエネル
ギー準位差が生じる一方、両サブバンドの励起によって
取り出される電子のスピン方向は互いに反対向きである
ため、エネルギー準位の高い方のサブバンドのみを励起
するような光エネルギーが半導体光電層16に注入され
ると、一方のスピン方向に偏在した電子群が専ら励起さ
れて表面18から放出される。
【0014】具体的には、GaAs0.870.13の格子定
数はGaAsより小さいため、半導体光電層16には偏
極電子線の取出し方向すなわち膜厚方向において圧縮応
力が作用させられ、ライトホールのサブバンドの方がエ
ネルギー準位が高くなり、そのライトホールのサブバン
ドのみを励起するような光エネルギーを有する円偏光レ
ーザ光を照射すれば良い。かかるストレインドGaAs
0.870.13半導体光電層16に照射するレーザ光の波長
と、取り出される偏極電子線の偏極率との関係を調べる
と、波長が約815nm程度で偏極率が最も高くなる。
したがって、このような本実施例の偏極電子線発生素子
10を用いて偏極電子線を取り出す場合には、波長が8
15nm程度の円偏光レーザ光を励起光として用いれば
良く、小型で安価な半導体レーザ等の使用が可能であ
る。
【0015】一方、前記半導体障壁層14を構成してい
るAlx Ga1-x AsのバンドギャップEg(x)は、
x≦0.45では次式(1)に従って求められ、Al
0.2 Ga0.8 AsのバンドギャップEg(0.2)は
1.673eV、Al0.4 Ga0.6 Asのバンドギャッ
プEg(0.4)は1.923eVで、Pの混晶比yに
より次式(2)に従って求められるGaAs0.870.13
のバンドギャップ1.576eVより何れも大きい。図
2は、かかる本実施例の偏極電子線発生素子10のバン
ド構造を示す図である。
【0016】
【数1】 Eg(x)=1.424+1.247x ・・・(1) Eg(y)=1.424+1.150y+0.176y2 ・・・(2)
【0017】このように、上記半導体障壁層14は半導
体光電層16よりもバンドギャップが大きく、しかも多
重量子井戸構造を成しているため実質的なポテンシャル
障壁高さがバルクのAl0.4 Ga0.6 Asより高くな
り、半導体光電層16で発生した電子が半導体障壁層1
4側へ入り込むことが良好に防止されて、高い取出効率
が得られる。また、かかる半導体障壁層16は、Al
0.2 Ga0.8 As/Al0.4 Ga0.6 Asにて構成され
ているため、Znドーピングによりキャリア濃度を5×
1018(cm-3)程度とすることが可能なのであり、こ
れにより、混晶比xが一定のバルク構造のAlx Ga
1-x Asをポテンシャル障壁として用いる場合に比較し
て、導電率を損なうことなく偏極電子線の取出効率が向
上させられる。
【0018】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0019】例えば、前記実施例では基板12としてG
aAsが用いられていたが、AlGaAs等の他の化合
物半導体やSi基板等を用いることも可能である。半導
体障壁層14や半導体光電層16についても、それ等の
半導体の組成(Al,Pの混晶比)や種類、膜厚等は適
宜変更され得、半導体光電層としては、例えばGaAs
やInGaAs,InGaAsP等のストレインド化合
物半導体、或いは価電子帯に元々バンドスプリッティン
グを有するカルコパイライト型半導体等を用いることも
可能である。各半導体のキャリア濃度、すなわち不純物
のドーピング量や、ドーピングする不純物の種類につい
ても適宜変更できる。
【0020】また、前記実施例では半導体光電層16の
格子定数が基板12より小さく、膜厚方向において圧縮
応力が作用させられるようになっていたが、基板や半導
体障壁層よりも半導体光電層の方が相対的に格子定数が
大きく、引っ張り応力によって格子歪が生じさせられる
ようにすることもできる。
【0021】また、前記実施例の偏極電子線発生素子1
0は基板12,半導体障壁層14,および半導体光電層
16によって構成されていたが、所定の基板上にGaA
s半導体を結晶成長させて、その上に半導体障壁層14
および半導体光電層16を積層するなど、素子構造は必
要に応じて適宜変更され得る。
【0022】また、前記実施例の半導体障壁層14は、
GaAs0.870.13よりバンドギャップが大きいAl
0.2 Ga0.8 As/Al0.4 Ga0.6 Asにて構成され
ていたが、実質的なポテンシャル障壁高さが半導体光電
層16より高くなる範囲でAlの混晶比は適宜定められ
る。半導体光電層16についても、Pの混晶比は半導体
障壁層14の格子定数やバンドギャップを考慮して適宜
変更できる。
【0023】また、前記実施例ではMBE法によって半
導体障壁層14および半導体光電層16を形成する場合
について説明したが、MOCVD(有機金属化学気相成
長)法など他のエピタキシャル成長技術を採用すること
もできる。
【0024】また、前記実施例では最大偏極率が得られ
る励起光の波長が815nm程度であったが、半導体光
電層16を構成しているGaAsPのPの混晶比を大き
くして更に短波長側へシフトさせることも可能で、例え
ば630〜640nm程度で大きな偏極率が得られるよ
うにすれば、He−Neレーザ等の使用も可能となる。
【0025】また、前記実施例では表面18側から励起
光を照射するようになっていたが、GaAs基板12を
エッチング等により切り欠いたり透明基板を用いたりし
て、基板側から励起光を入射させるようにすることも可
能である。
【0026】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である偏極電子線発生素子の
構成を説明する図である。
【図2】図1の偏極電子線発生素子のバンド構造を示す
図である。
【符号の説明】
10:偏極電子線発生素子 12:基板 14:半導体障壁層 16:半導体光電層 18:表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−76733(JP,A) 特開 平6−223708(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 1/34 H01J 37/073 H01J 37/075

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 価電子帯にバンドスプリッティングを有
    する半導体光電層を備え、該半導体光電層に励起光が入
    射されることにより該半導体光電層の表面からスピン方
    向が偏在している偏極電子線を発生する偏極電子線発生
    素子であって、 前記偏極電子線を反射する多重量子井戸構造の半導体障
    壁層が前記半導体光電層の裏側に設けられていることを
    特徴とする偏極電子線発生素子。
  2. 【請求項2】 励起光が入射されることにより表面から
    スピン方向が偏在している偏極電子線を発生する偏極電
    子線発生素子であって、 化合物半導体にて構成された基板と、 該基板の上に結晶成長させられるとともに、組成が周期
    的に変化させられて多重量子井戸構造を成し、前記偏極
    電子線を反射する半導体障壁層と、 該半導体障壁層の上に格子歪を有する状態で結晶成長さ
    せられ、前記励起光が入射されることにより表面から前
    記偏極電子線を発生する半導体光電層とを有することを
    特徴とする偏極電子線発生素子。
  3. 【請求項3】 前記基板はGaAsで、前記半導体障壁
    層は混晶比xが0.6以下の所定の範囲で周期的に変化
    するAlx Ga1-x Asで、前記半導体光電層はGaA
    1-y y (混晶比y>0)である請求項2に記載の偏
    極電子線発生素子。
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