JP2606131B2 - 半導体スピン偏極電子源 - Google Patents
半導体スピン偏極電子源Info
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Description
子を大きな電流密度で引き出すことができる半導体スピ
ン偏極電子源の構造に関するものである。スピン偏極電
子源の利用分野としては例えば、素粒子研究において重
要な装置である電子・陽電子線形衝突型加速器に装着さ
れる電子源がある。加速器では、電子源として、スピン
偏極した電子が取り出せるものが望まれている。
導体スピン偏極電子源として半導体自身のバンド構造を
利用したものが例えばランペル(G.Lanpel)ら
により、ソリッド・ステート・コミュニケーション(S
olid State Communication,
Vol.16,p.877,1975)に記載されてい
る。この半導体スピン偏極電子源はp型のGaAs表面
に負の電子親和力を生じるセシュウム(Cs)と酸素
(O)の交互積層多層膜を堆積したものであり、GaA
sの禁止帯幅程度のエネルギーの円偏光したレーザー光
を照射することにより、最大50%のスピン偏極度を持
つ電子を半導体の外へ引き出すことができる。GaAs
は重い正孔と軽い正孔のバンドが縮退した価電子帯構造
を持ち、これらのバンドから伝導帯に励起される電子の
下向きスピンと上向きスピンの比は遷移確率の違いから
3対1となる。このため、最大50%の偏極度が得られ
る。
めには、この価電子帯の縮退を解く必要がある。このた
め、歪結晶を利用したものや、短周期の半導体超格子を
利用したものが提案されている。
例えば中西らによるフィジックス・レターズ(Phys
ics Letters A,Vol.158,p.3
45,1991)に記載されている。図2に歪結晶を用
いた半導体スピン偏極電子源の構造を示す。p−GaA
s基板1上に格子定数がGaAsより大きく格子緩和を
起こしているp−GaPAs格子緩和層2、その上に格
子緩和を起こさず歪の入った薄いp−GaAs歪層3を
設けている。最上部のGaAs歪層3にはGaPAs格
子緩和層2の格子に合うように面内方向に圧縮応力が働
いており、GaAs価電子帯の重い正孔のバンドと軽い
正孔のバンドは縮退が解ける。その結果、重い正孔のバ
ンドがエネルギー的に高くなり、励起光のエネルギーを
この重い正孔のバンドから伝導帯までのエネルギーに選
ぶと、重い正孔のバンドの電子だけが励起され、スピン
が完全にそろった電子が得られる。したがって、原理的
には100%の偏極度を得ることができる。実際には熱
エネルギーによるバンドの広がりや歪結晶内部でのスピ
ン散乱などにより取り出せる電子のスピン偏極度は低く
なるが、表面にCsとOの交互積層多層膜を積層して表
面からでてくる電子の偏極度を測定した結果、80%を
越える高い偏極度が得られている。
ン偏極電子源は例えば大森らによりフィジカル・レビュ
ー・レターズ(Physical Review Le
tters,Vol.67,p.3291,1991)
に記載されている。図3に半導体超格子を用いた半導体
スピン偏極電子源の構造を示す。p−GaAs基板1上
に、基板で励起された電子がその上の超格子層に行かな
いようにする禁止帯幅の広いp−AlGaAsブロック
層4、電子の波長以下の厚さのp−GaAsウェル層5
と電子がトンネル効果で透過できる厚さのp−AlGa
Asバリア層6の積層構造からなる短周期超格子、表面
のバンドの曲がりを薄い領域で吸収する高濃度ドープの
p+ −GaAs表面層7を設けている。超格子構造中で
は量子効果によりミニバンドが形成されるが、このとき
価電子帯の重い正孔のバンドと軽い正孔のバンドは有効
質量の大きな差によりエネルギー位置が異なり、縮退が
解ける。その結果、歪結晶と同様に重い正孔のバンドが
エネルギー的に高くなり、励起光のエネルギーをこの重
い正孔のバンドから伝導帯までのエネルギーに選ぶと、
重い正孔のバンドの電子だけが励起され、スピンが完全
にそろった電子が得られる。したがって、原理的には1
00%の偏極度を得ることができる。実際に、表面にC
sO多層膜を積層して表面からでてくる電子の偏極度を
測定した結果、70%を越える高い偏極度が得られてい
る。
源としては、スピンのそろった電子を得るための100
%に近い偏極度と、大電流をとるための高い量子効率の
両立が望まれる。しかし、従来例のGaAs結晶や超格
子構造では量子効率は比較的高いものの偏極度が十分で
なく、歪結晶では大きな偏極度を持つものの結晶欠陥の
存在や歪層厚を厚くできないために量子効率が0.5%
以下と低く、両方の要求を満足するものはなかった。し
たがって、大きなスピン偏極度と高い量子効率を合わせ
持つ半導体スピン偏極電子源の開発が望まれる。
偏極度と高い量子効率を兼ね合わせた半導体スピン偏極
電子源を提供することにある。
極電子源は、基板上に少なくともスピン偏極電子の発生
領域として、基板の格子定数よりも大きな格子定数を有
し電子波長程度以下の厚さのウェル層と、ウェル層より
も価電子帯エネルギーが低く伝導帯の電子がトンネル効
果で透過できる厚さのバリア層との交互積層からなる格
子緩和のないp型伝導の歪超格子構造を含むことを特徴
としている。
超格子構造のウェル層に圧縮応力が加わることにより、
超格子構造で生じていた価電子帯の重い正孔と軽い正孔
のバンドのエネルギー差がさらに広がる。このため、重
い正孔のバンドにある電子だけを選択的に伝導帯に光励
起することが容易になり、大きな量子効率と共に従来構
造スピン偏極電子源よりも高いスピン偏極度を持つ電子
を取り出すことができる。
照して詳細に説明する。
図である。図1において、図2および図3と同じ記号は
図2および図3と同等物で同一機能を果たすものであ
り、8は基板の格子定数よりも大きな格子定数を有し面
内に圧縮応力が加わっている電子波長程度以下の厚さの
歪ウェル層である。
半導体スピン偏極電子源の動作について、基板1にp−
GaAs、ブロック層4にp−Al0.35Ga0.65As、
歪ウェル層8にp−In0.15Ga0.85As、バリア層6
にp−GaAs、表面層7にp+ −In0.15Ga0.85A
sを例に説明する。
りも格子定数が大きいため、格子を合わせるために面内
方向に圧縮応力が加わり歪ウェル層の積層方向の格子は
長くなるように歪む。その結果、価電子帯の縮退が解
け、重い正孔のバンドと軽い正孔のバンドのエネルギー
が異なるようになる。どちらのエネルギーが高くなるか
は歪の方向に依存するが、この場合には、軽い正孔のバ
ンドが重い正孔のバンドよりも低いエネルギー位置にく
る。
層からなる短周期の超格子においては、量子効果により
それぞれのバンドのミニバンドが形成される。重い正孔
のミニバンドのエネルギーは、重い正孔の有効質量が大
きいためにエネルギーシフトが顕著ではなく、歪ウェル
層8の重い正孔のバンドのエネルギーより少し小さくな
るだけである。一方、軽い正孔のミニバンドはその有効
質量が小さいためにエネルギーシフトが顕著であり、歪
ウェル層8の軽い正孔のバンドのエネルギーよりさらに
大きく低エネルギー側に動く。その結果、重い正孔のミ
ニバンドと軽い正孔のミニバンドのエネルギー差は、単
に格子が歪んでいる場合より広がる。
周期超格子(単周期歪超格子)においては重い正孔と軽
い正孔のバンドのエネルギー差が異なる歪結晶や歪のな
い短周期超格子よりもさらに大きくなるため、光励起に
よる価電子帯から伝導帯への電子の遷移を重い正孔のミ
ニバンドからだけに限る完全性が高くなる。よって、半
導体内でほぼ100%のスピン偏極電子を生成すること
ができる。
極電子はこのミニバンドを通って表面層7へと拡散して
いくが、この超格子が短周期であるためにミニバンドの
幅は十分に広く、バルク結晶と同様に高い電子移動度を
持つ。このため、スピン偏極電子はスピン散乱を受けな
い短い時間で表面層7へ移動する。表面層7では、大き
な内部電界により電子は加速されて半導体の外に飛び出
してゆく。よって、ほぼ100%のスピン偏極電子を取
り出すことが可能になる。
最上層まで格子緩和を起こしていないために結晶欠陥の
発生がほとんどないことにより、励起された電子の再結
合がないことや、歪結晶よりも厚い光吸収領域を構成で
きるため励起光を有効に利用できるため、高い量子効率
も実現される。
ン偏極電子源では100%に近いスピン偏極度の高い電
子を高い量子効率で取り出すことが可能になる。
いて、動作の説明で用いた材料と同一の材料を用いて説
明する。
に分子線エピタキシー法(MBE:Molecular
Beam Epitaxy)を用い、基板温度520
℃で行った。まず、p型GaAs基板1上に厚さ1μm
でBeアクセプタ濃度5×1018cm-3のp−Al0.35G
a0.65Asブロック層を形成した。続いて、Be濃度5
×1017cm-3で厚さ3.1nmのp−GaAsバリア層と
Be濃度5×1017cm-3で厚さ2.0nmのp−In0.15
Ga0.85As歪ウェル層からなる短周期歪超格子を18
周期(91.8nm)を形成し、最後に、Be濃度4×1
019cm-3で厚さ4.8nmのp+ −In0.15Ga0.85As
表面層を形成した。その後、基板温度を−10℃まで冷
却し、大気中での表面の酸化を抑制するためにAs保護
膜を約1μm 堆積して素子を完成させた。
入したあと、400℃に加熱して表面のAs保護膜を蒸
発させて除去し清浄表面を得た。その後、負の電子親和
力を得るためのCsとOの多層膜を形成し、測定の準備
を完了した。この素子のスピン偏極度および量子効率を
測定したところ、励起レーザーの波長915nm、CWで
100μWの照射条件において最大のスピン偏極度87
%と量子効率2%が得られ、大きな偏極度と高い量子効
率を同時に満足できた。
半導体スピン偏極電子源の動作について、構造図に図1
を用い、基板1にp−GaAs、ブロック層4にp−A
l0.35Ga0.65As、歪ウェル層8にp−In0.15Ga
0.85As、バリア層6にp−Al0.35Ga0.65As、表
面層7にp+ −In0.15Ga0.85Asを例に説明する。
AlGaAsを用いるために、重い正孔のミニバンドと
軽い正孔のミニバンドのエネルギー差が第1の実施例よ
りも大きくなり、第1の実施例よりもさらにスピン偏極
度が改善される。
実施例とほとんど同じである。バリア層6としてBe濃
度5×1017cm-3で厚さ3.1nmのp−Al0.35Ga
0.65Asを用いてその他は第1の実施例と同じとした。
この素子のスピン偏極度および量子効率を測定したとこ
ろ、励起レーザーの波長830nm、CWで100μWの
照射条件において最大のスピン偏極度90%と量子効率
2%が得られ、第1の実施例よりも大きな偏極度が得ら
れ、高性能化が図れた。
半導体スピン偏極電子源の動作について、構造図に図1
を用い、基板1にp−GaAs、ブロック層4にp−A
l0.35Ga0.65As、歪ウェル層8にp−In0.15Ga
0.85As、バリア層6にp−GaP0.2 As0. 8 、表面
層7にp+ −In0.15Ga0.85Asを例に説明する。
数が小さなGaP0.2 As0.8 を用いるために、GaA
s基板よりも格子定数の大きなIn0.15Ga0.85As歪
ウェルとの組み合わせの短周期超格子においては、平均
の格子定数がGaAs基板とほぼ等しくなり、短周期超
格子の厚さをいくら厚くしても格子緩和を生じない。こ
のため、短周期超格子の厚さを厚くすることにより第1
や第2の実施例よりも量子効率の改善が図れる。
実施例と同じである。バリア層6としてBe濃度5×1
017cm-3で厚さ3.1nmのp−GaP0.2 As0.8 を用
いて、短周期超格子全体の厚さを300nmと厚くし、そ
の他は第1実施例と同じとした。この素子のスピン偏極
度および量子効率を測定したとろ、励起レーザーの波長
880nm、CWで100μWの照射条件において最大の
スピン偏極度88%と量子効率4%が得られ、第1や第
2の実施例よりも大きな偏極度が得られ、高性能化が図
れた。
半導体スピン偏極電子源の動作について、構造図に図1
を用い、基板1にp−GaAs、ブロック層4にp−G
aAs、歪ウェル層8にアンドープのi−In0.15Ga
0.85As、バリア層6にp−GaAs、表面層7にp+
−In0.15Ga0.85Asを例に説明する。
タ)を含まないため、ここでの不純物に起因する結晶欠
陥による再結合が少なくなる。励起されたスピン偏極電
子はバリア層6よりも歪ウェル層8に存在する確率が大
きいためこの効果は大きく、第1の実施例よりも高い量
子効率が得られる。
実施例とほとんど同じである。バリア層6としてBe濃
度5×1017cm-3で厚さ3.1nmのp−Al0.35Ga
0.65As、歪ウェル層8にアンドープで厚さ2.0nmの
i−In0.15Ga0.85Asを用いてその他は第1実施例
と同じとした。この素子のスピン偏極度および量子効率
を測定したとろ、励起レーザーの波長915nm、CWで
100μWの照射条件においてスピン偏極度87%と量
子効率3%が得られ、第1の実施例よりも大きな量子効
率が得られ、高性能化が図れた。
半導体スピン偏極電子源の動作について、構造図に図1
を用い、基板1にp−GaAs、ブロック層4にp−A
l0.35Ga0.65As、歪ウェル層8にp−In0.15Ga
0.85As、バリア層6にアンドープのi−GaAs、表
面層7にp+ −In0.15Ga0.85Asを例に説明する。
ア層6に含まないため、短周期超格子中で空間電荷によ
るバンドの曲がりが生じる。このバンドの曲がりは、正
孔に対する実効的なバリアの高さを大きくするため、重
い正孔と軽い正孔のミニバンドのエネルギー差は第1の
実施例よりも大きくなり、第1の実施例よりも大きなス
ピン偏極度が得られる。
実施例とほとんど同じである。バリア層6としてアンド
ープで厚さ3.1nmのi−GaAs、歪ウェル層8にB
e濃度5×1017cm-3で厚さ2.0nmのp−In0.15G
a0.85Asを用いてその他は第1の実施例と同じとし
た。この素子のスピン偏極度および量子効率を測定した
ところ、励起レーザーの波長915nm、CWで100μ
Wの照射条件においてスピン偏極度89%と量子効率2
%が得られ、第1の実施例よりも高いスピン偏極度が得
られ、高性能化が図れた。
aAsしか示さなかったが、InP,InAs,GaS
b,GaPなどの化合物半導体や、Si,Geなどの元
素半導体でもよく、その他の単結晶半導体基板や単結晶
金属基板でもよいことは明らかである。また、歪超格子
の構成半導体として、GaAs,InGaAs,AlG
aAs,GaPAsしか示さなかったが、本発明の条件
を満足するような半導体の組み合わせであればどのよう
な組み合わせも可能であり、InP,InAlAs,I
nAlGaAs,AlGaPAs,GaSb,AlGa
Sb,InAs,GaP,GaN,AsGaNなどの代
表的な化合物半導体やその他の半導体でもよいことは明
らかである。
なかったが、基板よりも電子親和力が小さな半導体であ
ればよい。また、表面層としては歪ウェル層の材料であ
るInGaAsしか示さなかったが、バリア層となる材
料でもよく、さらには短周期歪超格子に比べて電子親和
力が極端に小さくないその他の半導体材料でもよい。大
気における酸化の保護膜としてAsしか示さなかった
が、超格子構造が壊れない程度の温度で蒸発するもので
あればよく、SbやInAsなどでもよい。
施例を示したが、これらの組み合わせでも本発明の半導
体スピン偏極電子源が構成できることは明らかである。
例えば、第2から第5の実施例ではバリア層の組成、バ
リア層の歪みの有無、不純物ドーピング位置の3つの要
素の内2つを第1の実施例と同じに固定して1つの要素
だけを変えているが、2つ以上の要素を変えた場合にも
第1の実施例よりも高性能化が図れることは明らかであ
る。
の層に分け、組成やドーピングをそれぞれ異なるものに
してもよいことも明らかである。
り、大きなスピン偏極度を持つ電子を大量に引き出すこ
とが可能になり、また弱励起光強度で動作するために動
作寿命が長くなる。
超格子の構造図である。
Claims (6)
- 【請求項1】基板上に少なくともスピン偏極電子の発生
領域として、基板の格子定数よりも大きな格子定数を有
し電子波長程度以下の厚さのウェル層と、ウェル層より
も価電子帯エネルギーが低く伝導帯の電子がトンネル効
果で透過できる厚さのバリア層との交互積層からなる格
子緩和のないp型伝導の歪超格子構造を含むことを特徴
とする半導体スピン偏極電子源。 - 【請求項2】少なくともバリア層が基板とほぼ同じ格子
定数を有する半導体からなる請求項1記載の半導体スピ
ン偏極電子源。 - 【請求項3】少なくともバリア層が基板より小さな格子
定数を有する半導体からなり、ウェル層とバリア層の平
均の格子定数が基板とほぼ同じである請求項1記載の半
導体スピン偏極電子源。 - 【請求項4】ウェル層およびバリア層にp型不純物を同
程度に含む請求項1、2または3記載の半導体スピン偏
極電子源。 - 【請求項5】少なくともバリア層の一部にp型不純物を
含み、ウェル層には不純物をほとんど含まない請求項
1、2または3記載の半導体スピン偏極電子源。 - 【請求項6】少なくともウェル層の一部にp型不純物を
含み、バリア層には不純物をほとんど含まない請求項
1、2または3記載の半導体スピン偏極電子源。
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