JP3363889B2 - プロセスカートリッジの再生産方法 - Google Patents

プロセスカートリッジの再生産方法

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JP3363889B2
JP3363889B2 JP2001066201A JP2001066201A JP3363889B2 JP 3363889 B2 JP3363889 B2 JP 3363889B2 JP 2001066201 A JP2001066201 A JP 2001066201A JP 2001066201 A JP2001066201 A JP 2001066201A JP 3363889 B2 JP3363889 B2 JP 3363889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真画像形成
装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジの再生産方
法に関する。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。そして、電子写真画像形成装置の例として
は、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例え
ばレーザプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ
装置及びワードプロセッサ等含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電
子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して電子写真画像形成装置に着脱可能とするもので
ある。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを
一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体
に着脱可能とするものである。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び電子写
真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッ
ジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本
体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用さ
れている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装
置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身
で行うことができるので、格段に操作性を向上させるこ
とができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、
電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0005】このようなプロセスカートリッジは、現像
剤を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そこ
で、画像形成を行うに従って現像剤を消費する。そし
て、プロセスカートリッジを購入した使用者にとって満
足できる品質の画像を形成することが出来なくなる程度
まで現像剤が消費された際に、プロセスカートリッジと
しての商品価値を喪失する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、現像剤が消費さ
れて商品価値が喪失したプロセスカートリッジを再び商
品化することができる簡易なプロセスカートリッジの再
生産方法が望まれていた。
【0007】本発明の目的は、簡易なプロセスカートリ
ッジの再生産方法を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、使用者にとって満足
できる品質の画像を形成することができなくなる程度ま
で現像剤が消費されて、プロセスカートリッジとして商
品価値を喪失したプロセスカートリッジを再び商品化す
ることのできるプロセスカートリッジの再生産方法を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】主要な本出願は
次のとおりである。
【0010】本出願に係わる第1の発明は電子写真感光
体ドラムと、電子写真感光体ドラムに帯電を行うための
帯電ローラと、電子写真感光体ドラムに残留する現像剤
を除去するクリーニングブレードと、プロセスカートリ
ッジが画像形成装置本体に装着された際に、画像形成装
置本体から発せられた、画像情報に応じた光を電子写真
感光体ドラムに照射させるために前記光を侵入させるた
めの露光開口と、を有するドラムフレームと、電子写真
感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤を用いて現
像するための現像ローラと、前記現像ローラを支持する
現像フレームと、現像剤を収納する現像剤収納部を有す
る現像剤フレームであって、現像フレームと結合された
現像剤フレームと、を有して、電子写真画像形成装置本
体に着脱可能なプロセスカートリッジの再生産方法にお
いて、 (a)ネジをドラムフレームから取り外すことによっ
て、ドラムフレームの長手方向の一端に設けられてい
る、電子写真感光体ドラムの一端に設けられている軸を
支持している軸受け部をドラムフレームから取り外す軸
受け部取り外し工程と、 (b)ネジをドラムフレームから取り外すことによっ
て、ドラムフレームの長手方向の他端に設けられてい
る、電子写真感光体ドラムの他端を支持している軸をド
ラムフレームから取り外す軸取り外し工程と、 (c)電子写真感光体ドラムの長手方向の他端をドラム
フレームからずらして、その後、電子写真感光体ドラム
の一端に設けられている軸をドラムフレームから引き抜
いて、ドラムフレームから電子写真感光体ドラムを取り
出すドラム取り出し工程と、 (d)電子写真感光体ドラムが取り付けられていた空間
から押し出し部材を侵入させて、ドラムフレームと現像
フレームとを回動可能に結合しているピンであってドラ
ムフレームと現像フレームの長手方向の一端と他端とに
設けられたピンを、ピンが嵌合している穴穴底に加工
を施して穴底側から前記押し出し部材を侵入させてド
ラムフレームの内側から外側へ押し出すピン押し出し工
程と、 (e)ドラムフレームと現像フレームとを分離する分離
工程と、 (f)新品の電子写真感光体ドラムをその長手方向と交
差する方向からドラムフレーム内へ侵入させるドラム進
入工程と、ここで、電子写真感光体ドラムは、ドラムフ
レーム内に進入する際に、その一端に設けられている軸
がドラムフレームの切り欠き部に進入する、 (g)新品の電子写真感光体ドラムの一端に設けられて
いる軸を支持するように軸受け部をドラムフレームの長
手方向の一端にネジによって取り付ける、また、新品の
電子写真感光体ドラムの他端を支持するように、軸をド
ラムフレームの長手方向の一端にネジによって取り付け
るドラム取り付け工程と、 (h)ネジを現像フレームの長手方向一端から取り外す
ことによって、現像フレームの長手方向の一端に取り付
けられている一端エンドカバーを取り外し、また、ネジ
を現像フレームの長手方向他端から取り外すことによっ
て、現像フレームの長手方向の他端に取り付けられてい
る他端エンドカバーを取り外すことによって、現像フレ
ームから現像ローラを取り外す現像ローラ取り外し工程
と、 (i)現像ローラを現像フレームから取り外すことによ
って露出した現像剤供給開口から現像剤を現像剤収納部
内へ再充填する現像剤再充填工程と、 (j)現像ローラの長手方向の一端を支持するように、
現像フレームの長手方向の一端に、ネジによって一端エ
ンドカバーを取り付ける、また、現像ローラの長手方向
の他端を支持するように、現像フレームの長手方向の他
端に、ネジによって他端エンドカバーを取り付ける現像
ローラ取り付け工程と、 (k)ドラムフレームと現像フレームの長手方向の一端
と他端とに設けられた穴にピンを嵌合させて、ドラムフ
レームと現像フレームとを結合する結合工程と、を有す
ることを特徴とするプロセスカートリッジの再生産方
法。
【0011】本出願に係わる第4の発明は電子写真感光
体ドラムと、電子写真感光体ドラムに帯電を行うための
帯電ローラと、電子写真感光体ドラムに残留する現像剤
を除去するクリーニングブレードと、プロセスカートリ
ッジが画像形成装置本体に装着された際に、画像形成装
置本体から発せられた、画像情報に応じた光を電子写真
感光体ドラムに照射させるために前記光を侵入させるた
めの露光開口と、を有するドラムフレームと、電子写真
感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤を用いて現
像するための現像ローラと、前記現像ローラを支持する
現像フレームと、現像剤を収納する現像剤収納部を有す
る現像剤フレームであって、現像フレームと結合された
現像剤フレームと、を有して、電子写真画像形成装置本
体に着脱可能なプロセスカートリッジの再生産方法にお
いて、 (a)ネジをドラムフレームから取り外すことによっ
て、ドラムフレームの長手方向の一端に設けられてい
る、電子写真感光体ドラムの一端に設けられている軸を
支持している軸受け部をドラムフレームから取り外す軸
受け部取り外し工程と、 (b)ネジをドラムフレームから取り外すことによっ
て、ドラムフレームの長手方向の他端に設けられてい
る、電子写真感光体ドラムの他端を支持している軸をド
ラムフレームから取り外す軸取り外し工程と、 (c)電子写真感光体ドラムの長手方向の他端をドラム
フレームからずらして、その後、電子写真感光体ドラム
の一端に設けられている軸をドラムフレームから引き抜
いて、ドラムフレームから電子写真感光体ドラムを取り
出すドラム取り出し工程と、 (d)電子写真感光体ドラムが取り付けられていた空間
から押し出し部材を侵入させて、ドラムフレームと現像
フレームとを回動可能に結合しているピンであってドラ
ムフレームと現像フレームの長手方向の一端と他端とに
設けられたピンを、ピンが嵌合している穴穴底に加工
を施して穴底側から前記押し出し部材を侵入させてド
ラムフレームの内側から外側へ押し出すピン押し出し工
程と、 (e)ドラムフレームと現像フレームとを分離する分離
工程と、 (f)新品の電子写真感光体ドラムをその長手方向と交
差する方向からドラムフレーム内へ侵入させるドラム進
入工程と、ここで、電子写真感光体ドラムは、ドラムフ
レーム内に進入する際に、その一端に設けられている軸
がドラムフレームの切り欠き部に進入する、 (g)新品の電子写真感光体ドラムの一端に設けられて
いる軸を支持するように軸受け部をドラムフレームの長
手方向の一端にネジによって取り付ける、また、新品の
電子写真感光体ドラムの他端を支持するように、軸をド
ラムフレームの長手方向の一端にネジによって取り付け
るドラム取り付け工程と、 (h)ネジを現像フレームの長手方向一端から取り外す
ことによって、現像フレームの長手方向の一端に取り付
けられている一端エンドカバーを取り外し、また、ネジ
を現像フレームの長手方向他端から取り外すことによっ
て、現像フレームの長手方向の他端に取り付けられてい
る他端エンドカバーを取り外すことによって、現像フレ
ームから現像ローラを取り外す現像ローラ取り外し工程
と、 (i)現像ブレードの長手方向一端に取り付けられてい
るネジを取り外すことによって、現像ブレードの長手方
向一端、及び、現像ブレードの長手方向一端に取り付け
られているスクレーパーを現像フレームから取り外し、
また、現像ブレードの長手方向他端に取り付けられてい
るネジを取り外すことによって、現像ブレードの長手方
向他端、及び、現像ブレードの長手方向他端に取り付け
られているスクレーパーを現像フレームから取り外すブ
レード、スクレーパー取り外し工程と、 (j)現像ローラ、現像ブレード、及び、スクレーパー
を現像フレームから取り外すことによって露出した現像
剤供給開口から現像剤を現像剤収納部内へ再充填する現
像剤再充填工程と、 (k)現像フレームの長手方向の一端に取り付けられた
磁気シールと現像ブレードの有する板金との間に、絶縁
シートが介在するようにして、また、現像フレー抜き工
程を有することを特徴とする請求項1から11の何れか
1つに記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に実施の形態を図面に従って
詳細に説明する。
【0013】次に本発明の好適な実施の形態について説
明する。以下の説明において、プロセスカートリッジB
の短手方向とは、プロセスカートリッジBを装置本体1
4へ着脱する方向であり、記録媒体の搬送方向と一致し
ている。また、プロセスカートリッジBの長手方向と
は、プロセスカートリッジBを装置本体に14へ着脱す
る方向と交差する方向(略直交する方向)であり、記録
媒体の表面と平行であり、且つ、記録媒体の搬送方向と
交差する方向である。また、プロセスカートリッジに関
し左右とは記録媒体を上から見て右または左である。
【0014】図1は本発明の実施の形態を適用した電子
写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)の構成説
明図、図2はその外観斜視図である。また図3至乃図4
は本発明の実施の形態を適用したプロセスカートリッジ
に関する図面である。図3はプロセスカートリッジの側
断面図、図4はその外観の概略を図示した左側面図であ
る。また、以下の説明において、プロセスカートリッジ
Bの上面とは、プロセスカートリッジBを装置本体14
へ装着した状態で上方に位置する面であり、下面とは下
方に位置する面である。
【0015】[電子写真画像形成装置A及びプロセスカ
ートリッジB]まず、図1及び図2を用いて、本発明の
実施の形態を適用する電子写真画像形成装置としてのレ
ーザービームプリンタAについて説明する。
【0016】このレーザービームプリンタAは、図1に
示すように、電子写真画像形成プロセスによって記録媒
体(例えば、記録紙、OHPシート、布等)に画像を形
成するものである。そしてドラム形状の電子写真感光体
(以下感光体と称す)にトナー像を形成する。
【0017】詳しくは、帯電手段によって電子写真感光
体ドラム(以下、感光体ドラムという)に帯電を行な
い、次いでこの感光体ドラムに光学手段から画像情報に
応じたレーザ光を照射して前記感光体ドラムに画像情報
に応じた潜像を形成する。そしてこの潜像を現像手段に
よって現像してトナー像を形成する。そして前記トナー
像の形成と同期して、給紙カセット3aにセットした記
録媒体2をピックアップローラ3b、搬送ローラ対3
c,3d及びレジストローラ対3eで反転搬送する。次
いで、プロセスカートリッジBの有する感光体ドラム7
に形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ4に
電圧を印加することによって記録媒体2に転写する。そ
の後、トナー像の転写を受けた記録媒体2を搬送ガイド
3fで定着手段5へと搬送する。この定着手段5は駆動
ローラ5c及びヒータ5aを内蔵する定着ローラ5bを
有する。そして、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印
加して転写されたトナー像を定着する。そしてこの記録
媒体2に排出ローラ対3g,3h,3iで搬送し、反転
経路3jを通して排出トレイ6へと排出する。この排出
トレイ6は画像形成装置Aの装置本体14の上面に設け
られている。尚、揺動可能なフラッパ3kを動作させ、
排出ローラ対3mによって反転経路3jを介することな
く記録媒体2を排出することもできる。本実施の形態に
おいては、前記ピックアップローラ3b、搬送ローラ対
3c,3d、レジストローラ対3e、搬送ガイド3f、
排出ローラ対3g,3h,3i及び排出ローラ対3mに
よって搬送手段3を構成している。
【0018】一方、前記プロセスカートリッジBは、図
3乃至図4に示すように、感光層を有する感光体ドラム
7を回転し、その表面を帯電手段である帯電ローラ8へ
の電圧印加によって一様に帯電する。次いで光学系1か
らの画像情報に応じたレーザビーム光を露光開口1eを
介して感光体ドラム7へ照射して潜像を形成する。そし
てこの潜像をトナーを用いて現像手段9によって現像す
る。尚、光学系1は、レーザーダイオード1a、ポリゴ
ンミラー1b、レンズ1c、反射ミラー1dを有してい
る。
【0019】ここで、前記現像手段9は、トナー容器1
1A内のトナーをトナー送り部材9bの回転によって、
現像ローラ9cへと送り出す。そして、固定磁石を内蔵
した現像ローラ9cを回転させると共に、現像ブレード
9dによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ロ
ーラ9cの表面に形成しトナーを感光体ドラム7の現像
領域へ供給する。そして、そのトナーを前記潜像に応じ
て感光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を
形成して可視像化する。ここで現像ブレード9dは、現
像ローラ9cの周面のトナー量を規定すると共に摩擦帯
電電荷を付与するものである。またこの現像ローラ9c
の近傍には現像室内のトナーを循環させるトナー攪拌部
材9eを回動可能に取り付けている。
【0020】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極
性の電圧を印加して、感光体ドラム7に形成されたトナ
ー像を記録媒体2に転写した後に、クリーニング手段1
0によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。
ここでクリーニング手段10は、感光体ドラム7に当接
して設けられた弾性クリーニングブレード10aによっ
て感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落して除去ト
ナー収納部10bへ集める。
【0021】尚、プロセスカートリッジBは、トナーを
収納するトナー容器(現像剤収納部)11Aを有する現
像剤フレーム11と現像ローラ9c等の現像手段9を保
持する現像フレーム12とを結合する。そしてこれに感
光体ドラム7、クリーニングブレード10a等のクリー
ニング手段10及び、帯電ローラ8を取り付けたドラム
フレーム13を結合して構成している。そしてこのプロ
セスカートリッジBは、操作者によって画像形成装置本
体14に着脱可能である。
【0022】このプロセスカートリッジBには画像情報
に応じた光を感光体ドラム7に照射するするための露光
開口1e及び感光体ドラム7を記録媒体2に対向するた
めの転写開口部13nが設けてある。詳しくは、露光開
口1eはドラムフレーム13に設けられており、また、
転写開口部13nは現像フレーム12とドラムフレーム
13との間に構成される。
【0023】次に本実施の形態に係わるプロセスカート
リッジBのハウジングの構成について説明する。本実施
の形態で示すプロセスカートリッジBは、現像剤フレー
ム11と現像フレーム12とを結合し、これにドラムフ
レーム13を回動可能に結合して構成したハウジング内
に前記感光体ドラム7、帯電ローラ8、現像手段9及び
クリーニング手段10等を収納してカートリッジ化した
ものである。そして、このプロセスカートリッジBを画
像形成装置本体14に設けたカートリッジ装着手段に対
して取り外し可能に装着する。
【0024】(プロセスカートリッジBのハウジング構
成)本実施の形態に係わるプロセスカートリッジBは、
前述したように現像剤フレーム11と現像フレーム12
及びドラムフレーム13を結合してハウジングを構成し
ているが、次にその構成について説明する。
【0025】図3及び図4に示すように、現像剤フレー
ム11にはトナー送り部材9bを回動可能に取り付けて
ある。また、現像フレーム12には現像ローラ9c及び
現像ブレード9dを取り付け、更に前記現像ローラ9c
の近傍には現像室内のトナーを循環させる攪拌部材9e
を回動可能に取り付けてある。また、現像フレーム12
には図3に示すように現像ローラ9cの長手方向と対向
して、前記現像ローラ9cと略平行にアンテナ棒9hが
取り付けられている。そして、前記現像剤フレーム11
と現像フレーム12を接合部16で溶着(本実施の形態
では超音波溶着)して一体的な第二枠体として現像ユニ
ットDを構成している。
【0026】尚、プロセスカートリッジBを画像形成装
置本体14から取り外したときに感光体ドラム7を覆
い、これを長時間光に晒されるあるいは異物との接触等
から保護するドラムシャッタ部材18を現像ユニットD
に取り付けてある。
【0027】このドラムシャッタ部材18は転写開口部
13nを開閉するシャッターカバー18aとシャッター
カバー18aを支持するリンク18b,18cを備えて
いる。このシャッターカバー18aの長手方向の両端部
で記録媒体2の搬送方向の上流側で、現像ホルダの穴
(不図示)に右側のリンク18cの一端が枢着され、左
側のリンク18cの一端は現像剤フレーム11の下方枠
体11bに設けたボス11hに枢着されている。両側の
リンク18cの他端はシャッターカバー18aのプロセ
スカートリッジBの装着方向に関し上流側に枢着されて
いる。このリンク18cは金属線材であり、シャッター
カバー18aに枢着した部分はプロセスカートリッジB
の両側間でつながっていて左右のリンク18cは一体で
ある。また、リンク18bはシャッターカバー18aの
片側のみに設けられ、リンク18cを枢着した位置とは
記録媒体2の搬送方向の下流側においてシャッターカバ
ー18aに一端が枢着され、他端は現像フレーム12に
設けたダボ12dに枢着されている。このリンク18b
は合成樹脂である。
【0028】リンク18b,18cは長さを異にしてお
り、シャッターカバー18a、現像剤フレーム11と現
像フレーム12を併せた枠体を各々リンクとする四節連
鎖機構をなしている。両側のリンク18cに設けた側方
へ突出する突出部18c1は画像形成装置本体14のカ
ートリッジ装着スペースSの傍に設けた固設部材(不図
示)と当接し、プロセスカートリッジBの移動により、
ドラムシャッタ部材18に作動して、シャッターカバー
18aを開くようになっている。
【0029】このシャッターカバー18a、リンク18
b,18cからなるドラムシャッタ部材18はダボ12
dに装着され一端がリンク18dに係止され、他端が現
像フレーム12に係止されたねじりコイルばね(不図
示)でシャッターカバー18aが転写開口部13nを覆
うように付勢されている。
【0030】また、図3に示すようにドラムフレーム1
3には感光体ドラム7、帯電ローラ8及びクリーニング
手段10の各部材を取り付けて第一枠体としてのクリー
ニングユニットCを構成している。
【0031】そして、上記現像ユニットDと上記クリー
ニングユニットCを丸いピン22によって互いに回動可
能に結合することによってプロセスカートリッジBを構
成する。即ち、図6に示すように現像フレーム12の長
手方向(現像ローラ9cの軸線方向)両側に形成したア
ーム部19の先端には現像ローラ9cに平行に丸い形状
の回動穴20が設けてある。一方、ドラムフレーム13
の長手方向両側2箇所には前記アーム部19を進入する
為の凹部21が設けてある(後述参照)。この凹部21
に前記アーム部19を挿入し、ピン22をドラムフレー
ム13の取付け穴13eに圧入し、且つアーム部19端
の回動穴20に嵌入して更に内側穴の穴13fに圧入し
て取り付けることにより、現像ユニットDとクリーニン
グユニットCはピン22を中心に回動可能に結合され
る。このときアーム部19の根本に立設した不図示のダ
ボに挿入して取り付けた圧縮コイルばね22aがドラム
フレーム13の凹部21の上壁に当たりこの圧縮コイル
ばね22aによって現像フレーム12を下方へ付勢する
ことにより、現像ローラ9cを感光体ドラム7へ確実に
押し付ける。尚、ドラムフレーム13の凹部21の上壁
は現像ユニットDとクリーニングユニットCを組み付け
る際に上記圧縮コイルばね22aが非圧縮状態から圧縮
を次第に強めるように傾斜がついている。従って、現像
ローラ9cの長手方向両側に現像ローラ9cよりも大径
のスペーサコロ9i(図13、図15参照)を取り付け
ることにより、このスペーサコロ9iが感光体ドラム7
に押し付けられ、感光体ドラム7と現像ローラ9cとが
一定間隔(約300μm程度)をもって対向する。従っ
て、現像ユニットDとクリーニングユニットCはピン2
2を中心にして互いに回動可能であり、そこで、圧縮コ
イルばね22aの弾性力によって、感光体ドラム7の周
面と、現像ローラ9cの周面の位置関係を保持すること
ができる。なお、スペーサコロ9iは合成樹脂製キャッ
プ状で現像ローラ9c端部にかぶせてある。
【0032】このようにアーム部19の根本側において
現像フレーム12に圧縮コイルばね22aを取り付けた
部材をばね座とするように、ばね座回りを特に強化しな
くても、アーム部19根本側は強度剛性の大きい部分で
あるため、精度の維持に効果がある。
【0033】上記クリーニングユニットCと現像ユニッ
トDは図26に示すように穴13fを貫通穴とすると、
ピン22を穴13fに圧入すると穴13fの周壁が削ら
れてプロセスカートリッジBの中へ落ちる。そのため、
削れが出ないように寸法管理を厳重にするとか、組立時
穴13f回りを真空吸引するとかするのでコストアップ
となる。
【0034】コストアップを回避する方法として、内側
の穴13fを貫通穴でなく、一端を開口、他端を閉口に
した袋形状にすることで、万一圧入の際、削れ粉が発生
しても削れ粉が像担持体や現像剤担持体に付着させない
ようにして、画像不良を防止することができる。
【0035】(絶縁防止シート部材)次に、本実施の形
態の現像ローラ9cの両端部近傍に設けた絶縁シート9
nについて、図38〜図40を参照して説明する。図3
8は、現像ユニットDを示す正面図、図39は、現像ユ
ニットを示す分解正面図、図40は、現像手段を示す側
断面図である。
【0036】プロセスカートリッジBの現像フレーム1
2には現像ローラ9cが回転自在に支持されて設けられ
ており、その長手方向両端部には夫々スペーサコロ9i
が装着されている。現像ブレード9dは、現像ローラ9
cの長手方向に沿って当接しトナーを所定の層厚に規制
するゴム部材9d2と、ゴム部材9d2を保持し現像フ
レーム12への固定部である保持板金9d1とで構成さ
れている。板金9d2は導電性の部材によって形成され
ている。
【0037】現像ブレード9dのゴム部材9d2は、現
像ローラ9cを押圧して、現像ローラ9cが現像領域に
担持搬送するトナー層の厚みを規制している。現像ロー
ラ9cの長手方向両端部には現像剤掻き寄せ用のスクレ
ーパー9oが夫々配設されており、現像ローラ9c上の
トナーが、飛散等でスペーサコロ9i方向に漏れ出すこ
とを防いでいる。
【0038】また、現像ローラ9cの長手方向両端近傍
には、現像ローラ9cの外周面と所定隙間をもって磁気
シール9pが夫々配設されており、磁気シール9pの磁
界作用によってトナーの現像フレーム12外へのすり抜
けや漏れ等を防止している。また、現像ブレード9dの
板金9d1と磁気シール9pの間には、両者間の電気的
な漏洩を防止するために絶縁シート9nが夫々挟み込ま
れている。
【0039】絶縁シート9nは、磁気シール9pと現像
ブレード9dの板金9d1に挟まれる位置に配設されて
おり、スクレーパー9oとともに現像フレーム12に固
定されている。そして、絶縁シート9nは、スペーサコ
ロ9iに当接する位置まで延設されている。
【0040】このように、絶縁シート9nはスペーサコ
ロ9iの表面に当接しており、現像時に現像ローラ9c
が回転すると、スペーサコロ9iは絶縁シート9nと接
しながら回転する。よって、スペーサコロ9i上に飛散
トナーが付着してもすぐに絶縁シート9nによって掻き
取られ、トナーがスペーサコロ9i上に残留することは
ない。
【0041】上記したように、本実施の形態におけるプ
ロセスカートリッジBは、現像ローラ9cの長手方向両
端部に設けたスペーサコロ9iに当接するようにして絶
縁シート9nが配設されているので、スペーサコロ9i
上に付着するトナーをこの絶縁シート9nにより掻きと
ることが可能となる。
【0042】従って、プロセスカートリッジBを画像形
成装置本体14に装着して画像形成を行う場合に、トナ
ー飛散によってスペーサコロ9i上にトナーが付着する
ことが防止されるので、現像ローラ9cと感光体ドラム
7との適切な隙間を安定して維持することができ、長期
にわたって良好な現像を行うことができる。
【0043】また、本実施の形態では、絶縁シート9n
をスペーサコロ9iの表面に当接する位置まで延設する
簡単な構成で、スペーサコロ9i上にトナーが付着する
ことが防止することができるので、新たなトナー清掃部
材を必要とせず、コストの低減が可能となる。
【0044】[プロセスカートリッジBの分解・再生産
方法] (クリーニングユニットCの構成)図5乃至図11を用
いて本発明の実施の形態を適用するプロセスカートリッ
ジBの分解及び再生産方法について説明する。
【0045】図5はクリーニングユニットCの長手断面
図であり、図6及び図8乃至図11はプロセスカートリ
ッジB内部の右側斜視図であり、図7はプロセスカート
リッジB外部の左側斜視図である。
【0046】図5及び図6より、感光体ドラム7には一
端に駆動側フランジ7a、他端に非駆動側フランジ7b
が取り付けられている。駆動側フランジ7aはカップリ
ング凸部7a1及び軸部7a2を有し、非駆動側フラン
ジ7bには芯決め軸27挿入用の内径部7b1を有す
る。感光体ドラム7の支持方法は右(駆動入力)側では
ドラム軸受30の内径部30aが駆動側フランジ7aの
軸部7a2とが回転可能に嵌合した状態でドラム軸受3
0がドラムフレーム13の側部13aに小ねじ24(後
述図8参照)で固定されている。このドラム軸30は内
径部30aと同芯の外径部30bが内部側へ向って突出
している。この外径部30bはドラムフレーム13に設
けた円弧形の切り欠き部13oに嵌合している。切り欠
き部13oは中心角が90度を充分越えている。この切
り欠き部13oの口部の幅は軸部7a2の直径よりも大
である。駆動側フランジ7aのカップリング凸部7a1
は捩じれた多角柱形状であり、プロセスカートリッジB
を装置本体14へ装着した際、装置本体14にある不図
示の捩じれた多角穴形状を有するギアと嵌合し回転駆動
力を伝達されると同時に、駆動側フランジ7aはギアの
方向に引き寄せられ、且つ調芯される。
【0047】同じく左(非駆動入力)側では芯決め軸2
7と非駆動側フランジ7bの内径部7b1とが回転可能
に嵌合した状態で芯決め軸27がドラムフレーム13の
側部13bに小ねじ24(後述図7参照)で固定されて
いる。
【0048】次に帯電ローラ8の支持方法は、ドラムフ
レーム13内部の内壁13d(2ヶ所)は軸受ガイド2
3を有し、軸受15は軸受ガイド23に沿って移動可能
である。また、付勢部材29は一端が軸受15のボス
(不図示)に取け付けられ、他端はドラムフレーム13
の座面13gと接触している為、常に感光体ドラム7の
方向に付勢力が作用する。また、軸受15は軸受ガイド
23の有するストッパー(不図示)によって軸受ガイド
23から脱落することはない。帯電ローラ8は芯金8a
を軸受15に取り付けることにより、ドラムフレーム1
3に支持され、付勢部材29によって感光体ドラム7の
表面に当接される。ここで、付勢部材29は圧縮コイル
ばねである。
【0049】(クリーニングユニットCと現像ユニット
Dの分離工程) (感光体ドラムと帯電ローラの取り外し)図7より、ド
ラムフレーム13の左側の側部13bから小ねじ24を
取り外し、芯決め軸27を除去する(軸取り外し工
程)。
【0050】図8より、ドラムフレーム13の右側の側
部13aから小ねじ24を取り外し、ドラム軸受30を
除去する(軸受け部取り外し工程)。なお、軸取り外し
工程と軸受け部取り外し工程は何れが先でもかまわな
い。
【0051】このように芯決め軸27及びドラム軸受3
0を除去することによって感光体ドラム7をその長手方
向と交叉する方向に取り外すことができる(ドラム取り
外し工程)。
【0052】この感光体ドラム41の取り外して取り出
すには図41に示すように図8に示す切り欠き部13o
部分から長手方向に直交して取り出してもよいし、図4
2に示すように駆動側フランジ7a側を切り欠き部13
o内へ移動して、非駆動側フランジ7b側を長手方向と
交叉する方向に移動した後、感光体ドラム7を非駆動側
を先にして軸方向にずらして取出す。後者の場合ドラム
軸受30の外径部30bが嵌合して取り付けられる側部
13aの部分は切り欠き部13oでなく、完全な円であ
ってもよい。
【0053】次に図9より、内壁13dに設けられた軸
受ガイド23より帯電ローラ8、軸受15、付勢部材2
9を取り外す(帯電ローラ取り外し工程)。このとき、
軸受ガイド23に軸受15、付勢部材29を取り付けた
ままで帯電ローラ8のみを取り外しても、作業性に影響
がなければ不問である。また、不図示である左側も同様
である。
【0054】上述のように、ドラム取り出し工程と後述
のドラム取付け工程との間に、感光体ドラム7を取り外
した後に、感光体ドラム7を帯電するための帯電ローラ
8を、ドラムフレーム13から取り外す帯電ローラ取り
外し工程後に、更に感光体ドラム7に残留するトナーを
除去するためのクリーニングブレード10aを、ネジを
取り外すことによってドラムフレーム13から取り外す
(クリーニングブレード取り外し工程)。
【0055】更に、クリーニングブレード取り外し工程
において、クリーニングブレード10aを取り外した後
に、クリーニングブレード10aによって感光体ドラム
7から除去したトナーが収納されている除去トナー収納
部10bから収納しているトナーを除去する(現像剤除
去工程)。
【0056】現像剤除去工程において、除去トナー収納
部10bからのトナーの除去は、トナーをドラムフレー
ム13内から真空吸引する、或いは、トナーを圧縮空気
で吹き出す。更に、ドラムフレーム13に圧縮空気を送
入すると共に吸引を同時に行うとトナーが飛散せず、且
つ、急速にトナーを取り除けて好適である。
【0057】上記において、帯電ローラ取り外し工程、
クリーニングブレード取り外し工程を省略する。又は帯
電ローラ取り外し工程を省略する場合がある。
【0058】次に、転写開口部13nから感光体ドラム
7等が収容されていた空間へ後述の押し出し部材を侵入
させて、ドラムフレーム13の内側から、ドラムフレー
ム13と現像フレーム12とを回動可能に結合している
ピン22であって、ドラムフレーム13と現像フレーム
12の長手方向の一端と他端とに設けられたピン22
を、ピン22が嵌合している穴13e,13fに進入し
たのとは反対側から穴底に加工を施して穴底側からドラ
ムフレーム13の外側へ押し出すピン押し出し工程によ
って、ドラムフレーム13と現像フレーム12とを分離
する(分離工程)。
【0059】この分離工程については詳細を後述する。
なお、この分離工程は感光体ドラム7を取り外した(ド
ラム取り外し工程、後述)後又は感光体ドラム7及び帯
電ローラ8を取り外した(帯電ローラ取り外し工程、後
述)後に行うことも可能である。
【0060】図10より、内壁13dに設けられた取付
け穴13fの閉口部13hを不図示の切削工具でほぼ中
心に直角に切削した後除去して開口させ、ドラムフレー
ム13の内側からピン22を外側へ押し出せることがで
きる状態にする。上記における閉口部13hとは内部側
の袋穴である取付け穴13fを中心に有する円筒部分で
あり、内壁13dより内部側へ突出している。
【0061】次に図11より、ドラムフレーム13の内
側からピン22を矢印Fの方向に押し出して、ドラムフ
レーム13の取付け穴13e,13f及びアーム部19
の回動穴20からピン22を取り除く(ピン押し出し工
程)。
【0062】このような方法でピン22を取り除くこと
により、クリーニングユニットCと現像ユニットDを分
離することができる(分離工程)。
【0063】また、閉口部13hを切削する切削工具と
して、転写開口部13nから侵入可能な超音波カッタ
ー、刃物等、確実に閉口部13hを切削できるものであ
れば、手段は問わない。また、閉口部13hを切削する
専用工具でも構わない。
【0064】(クリーニングユニットの組立)クリーニ
ングユニットCはドラムフレーム13にクリーニングブ
レード10a、帯電ローラ8、感光ドラム7の順で組み
付けて行う。
【0065】クリーニングブレード10aは検査に合格
したものを再使用する。使用できない場合は新品を用い
る。クリーニングブレード10aは小ねじでもってドラ
ムフレーム13に取り付ける。
【0066】次に帯電ローラ8は図9に示すように芯金
8aに付勢部材29を取り付けた現像ローラ軸受15を
嵌合して、現像ローラ軸受15を軸受ガイド23に嵌め
込む。
【0067】次に、新品の感光体ドラム7をその長手方
向と交叉する方向からドラムフレーム13内へ侵入させ
る(ドラム侵入工程)。ここで、感光体ドラム7は、ド
ラムフレーム13内に侵入する際に、その一端に設けら
れている軸部7a2がドラムフレーム13の切り欠き部
13o(図8参照)に侵入する。
【0068】新品の感光体ドラム7の一端に設けられて
いる軸部7a2を支持するように軸受部となるドラム軸
受30をドラムフレーム13の長手方向の一端に小ねじ
24によって取り付ける。また、図7に示すように新品
の感光体ドラム7の他端を支持するように、芯決め軸2
7をドラムフレーム13の長手方向の一端に小ねじ24
によって取り付ける(ドラム取付け工程)。
【0069】(現像ローラの取り外し工程)次に分離さ
れた現像ユニットDから現像ローラ9cを取り外す工程
について説明する。
【0070】現像ユニットDには図13に示すように現
像ローラ9cが取り付けられている。
【0071】先ず、現像フレーム12の長手方向の一端
側(駆動側)にあるエンドカバーに納められた現像部駆
動伝達ユニットDG(図14参照)を固定している小ね
じを取り外した後、現像ユニットDから現像部駆動伝達
ユニットDGを取り外す。
【0072】現像部駆動伝達ユニットDGには図14に
示すように、図15に示すDカットされたマグネット9
gの欠円形軸9g1が嵌入し非回転に支持する支持穴4
0aを有する現像ホルダ40が、歯車列GTの各ギアを
支持する構成である。
【0073】また、現像フレーム12への固定は前記小
ねじだけでなく、エンドカバーである現像ホルダ40に
一体成形した固定爪9mによっても支持される。
【0074】次に、図13に示す現像フレーム12の長
手他端側(非駆動側)にあるエンドカバーである軸受箱
12bを固定している小ねじを取り外した後、現像ユニ
ットDから軸受箱12bを取り外す。
【0075】軸受箱12bには図15に示すように、軸
受嵌合穴12b1が配設され、合成樹脂からできた絶縁
体の軸受9fは嵌合支持される。また、軸受9fに配設
されたキー部9f1と軸受嵌合穴12b1に配設された
キー溝12b2が嵌合することにより、軸受9fは回り
止めされる。
【0076】また、現像ローラ9cの端部内周には絶縁
部材からなる中空のジャーナル9wが嵌入固定され、こ
のジャーナル9wと一体の縮径円筒部9w1は現像ロー
ラ9cと導通のとれた現像コイルばね接点9l(エル)
とマグネット9g間を絶縁している。
【0077】また、現像フレーム12への軸受箱12b
の固定は前記小ねじ24だけでなく、固定爪12b3に
よっても支持される。
【0078】上述のように、現像駆動伝達ユニットDG
及び軸受箱12bを現像ユニットDから取り外すことに
より、現像ローラ9cは図13において左方端部を現像
フレーム12に支持されている。現像ローラ軸受9j、
現像ローラ9cの左端部に固定されたフランジに非回動
に嵌合している現像ローラギア9kと共に取り外され
る。現像ローラギア9kは感光体ドラム7の駆動側フラ
ンジ7aの外周の歯車部と嵌合して駆動力を受けるギア
である。取り外し可能となる。図16は現像ユニットD
から現像ローラ9cが取り外された状態(スクレーパ等
一部図略)である。
【0079】尚、現像ユニットDからの現像部駆動伝達
ユニットDG及び軸受箱12bの取り外し順序は、上述
に限定されることはなく、例えば軸受箱12bから取り
外しても、現像部駆動伝達ユニットDGと軸受箱12b
を同時に取り外してもよい。
【0080】なお、ドラム取り出し工程と現像ローラ取
り外し工程は何れを先に行ってもよい。
【0081】(現像ブレードの取り外し工程)次に現像
ユニットDから現像ブレード9dを取り外す工程につい
て説明する。現像ローラ9cが取り外された後、現像ブ
レード9dは図38に示す現像ブレード9dを現像フレ
ーム12のブレード取付座面12i(図17参照)に絶
縁シート9n、板金9d1、スクレーパー9oを共締め
して固定している小ねじ24を取り外した後に、ブレー
ド板金9d1の板面に交叉方向にブレード取付座面から
離れる方向に移動して行なう。その後、ブレード板金9
d1にねじ止めされているスクレーパ9oを取り外す。
現像ブレード9dを取り外し後、絶縁シート9nを取り
外す。
【0082】上記工程によって分離された現像ユニット
Dに付けられている現像ブレード9eを取り外す現像ブ
レード取り外し工程が終了する。現像ブレード9eを取
り外した現像ユニットDは図17、図39に示す。
【0083】(トナー充填方法)次に現像剤フレーム1
1内にトナーTを再充填する工程について説明する。
【0084】このトナー充填は図18に示すようにトナ
ー供給開口11iを上に現像剤フレーム11を下にして
現像フレーム12を保持して行なう。トナー供給開口1
1iにロート501の先端を差込み、ロート501にト
ナーボトル502からトナーTを落とし込む。尚、ロー
ト状の本体中のオーガを備えた定量供給装置を用いる
と、トナー充填を効率よく行なうことができる。更に、
現像剤収納部11Aを揺すりながらトナーの再充填を行
うとより効率よく充填できる。以上によってトナー供給
開口11iから現像剤フレーム11内へのトナー充填工
程を終了する。
【0085】なお、このトナー充填は現像ブレードを取
り外すことなく行うことができる。この場合、現像ブレ
ードは交換しない。
【0086】(現像ブレード取付け工程)次に現像ブレ
ード9dの取付け工程について説明する。
【0087】トナー充填が終了した後、先に取り外した
現像ブレード9dはスクレーパ9oをねじ止めされた図
19、図20、図38、図39を参照にしてブレード板
金9d1の折曲部9d2上面を現像フレーム12のフラ
ンジ12e下面へ向けて押して封止部材25を圧縮した
状態で、ブレード板金9d1の孔9d3をブレード取付
け座面12iに設けた位置決めボス12fに嵌めると共
に切り込み9d4を現像フレーム12の突起12gに嵌
め込む。次に小ねじ24をブレード板金9d1の孔9d
3を挿通してブレード取付け座面にねじ込み現像ブレー
ド9dを現像フレーム12に固定する。
【0088】更に詳しく述べると、現像フレーム12の
長手方向の両端に取り付けられている磁気シール9pと
現像ブレード9dの有する板金9d1との間に夫々絶縁
シート9nが介在するようにして、現像フレーム12に
現像ブレード9dを位置決めする(現像ブレード位置決
め工程)。現像フレーム12に対して位置決めされた現
像ブレード9dの両端に夫々スクレーパ9oを位置決め
する(スクレーパ位置決めと工程)。現像ブレード9d
の両端をスクレーパ9oと共に現像フレーム12にねじ
止めする(ブレード、スクレーパ取付工程)。
【0089】上記によって分離された現像ユニットDに
現像ブレード9dを取り付ける現像ブレード取付工程を
終了する。
【0090】現像ブレード取付工程を終了するとを終了
すると図20(スクレーパ等一部図略)、図38、図3
9の如くなる。
【0091】尚、再度現像フレーム12へ取付ける現像
ブレード9dを新品に交換しない場合、下記清掃,検査
工程を追加しても良い。現像ブレード9dは現像フレー
ム12へ取付ける前にエアー吸引と同時にエアー吹き付
け等を用いて付着トナーを清掃する。清掃後、検査を行
ない再生使用可能か否か判定する。検査を行なった結
果、その性能が所定の基準に満たさないものについて
は、適宜新品と交換する。
【0092】(現像ローラ取付け工程)次に現像ローラ
9cを現像フレーム12への取付け工程について説明す
る。
【0093】現像ローラ9cを現像フレーム12にセッ
トした後、先ず現像フレーム12の長手方向の一端側
(駆動側)に現像部駆動伝達ユニットDGを取付ける。
この際、現像部駆動伝達ユニットDGの現像ホルダに配
設された支持穴40aにDカットされたマグネット9g
の欠円形軸9g1を嵌入する。
【0094】現像部駆動伝達ユニットDGを現像フレー
ム12に取付ける際は先ず、固定爪9mを現像フレーム
12に配設された嵌合穴(不図示)に嵌め込むことで仮
固定した後、小ねじにて固定する。
【0095】図15より、次に現像フレーム12の長手
方向の他端側(非駆動側)に軸受箱12bを取付ける。
この際、軸受箱12bの軸受嵌合穴12b1に嵌合支持
された軸受9fに現像ローラ9cの端部内周に嵌入固定
されたジャーナル9wを挿入する。
【0096】軸受箱12bを現像フレーム12に取付け
る際は先ず、固定爪12b3を現像フレーム12に設け
られた嵌合穴(不図示)に嵌め込むことで仮固定した
後、小ねじ24にて固定する。
【0097】上記によって現像ユニットDへ現像ローラ
9cを取付ける現像ローラ取付け工程を終了する。
【0098】現像ローラ9cは現像ブレード9dと摺擦
して磨耗することがある。そこで開発過程での検討時又
は再生産時において統計的に交換が必要である確率が高
い場合には、検査をすることなしに再生産時に新品と交
換することが作業効率向上になる。
【0099】しかしながら、再生産性を向上させるた
め、現像フレーム12へ取付ける現像ローラ9cを新品
に交換しない場合、下記清掃,検査工程を追加しても良
い。
【0100】現像ローラ9cはエアー吸引と同時にエア
ー吹き付け等を用いて付着トナーを清掃する。
【0101】次に現像ローラ9cの検査を行ない再度使
用可能か否か判定する。検査を行なった結果、その性能
が所定の基準を満たさないものについては、適宜新品と
交換する。
【0102】また、現像ローラ9cの検査は現像ローラ
本体、磁石、軸受、スペーサコロ、ローラ電極、及び現
像ローラギア等を分解して各々について行ない、使用可
能なものを見出し、使用できないものは適宜新品に交換
してもよい。
【0103】(プロセスカートリッジBの再組立方法)
最後にプロセスカートリッジBの再組立方法として図1
2より、分解時に取り外した部品を交換または再利用等
でメンテナンスされたクリーニングユニットCの凹部2
1に、トナー再充填等、同じくメンテナンスされた現像
ユニットDのアーム部19を再度挿入して、ピン22を
ドラムフレーム13の取付け穴13e、13f及びアー
ム部19の回動穴20に対して矢印Eの方向に圧入して
両ユニットを結合すると、再びクリーニングユニットC
と現像ユニットDはピン22を中心軸として互いに回動
可能に支持される。このようにして、プロセスカートリ
ッジBを再び組み立てることができる。
【0104】また図12では、プロセスカートリッジB
の長手一端側のみ図示したが、不図示の長手他端側も同
様である。
【0105】(トナー充填方法の別の実施の形態)次に
トナー供給開口11iを再シールした場合の現像剤再充
填方法を図17及び図21乃至図25を用いて説明す
る。
【0106】図17の現像ユニットDから現像フレーム
12を除去すると図21のように現像剤フレーム11の
現像剤フレーム11から現像フレーム12へトナーを供
給するトナー供給開口11iが現われる。現像フレーム
12と現像剤フレーム11の分離は接合部16(図3参
照)に沿って長手長手方向に切断工具(カッタ、超音波
カッタ、レーザ加工具等)を送って切断する。
【0107】次に図21より、トナーキャップ11fを
除去し、トナー充填口11dを開口する。ここで、トナ
ー充填口11dは新規製作した際に現像剤収納部11A
にトナーを充填するための開口である。しかしながら、
この状態でトナー充填口11dからトナーTを充填する
とトナー供給開口11iからトナーTが漏れ出すのは明
らかである。トナー漏れを防止するために、トナー供給
開口11iを塞ぐためのカバーフィルム51を貼り付け
る。
【0108】図22より、カバーフィルム51にはトナ
ー供給開口11iを開封するために、カバーフィルム5
1を引き裂くためのテアテープ52が溶着されている。
そしてこのテアテープ52は、トナー供給開口11iの
長手方向端部52bで折り返されている。現像フレーム
12の現像剤フレーム11と対向する平面の長手方向の
端部に貼り付けられた、例えばフェルトのような弾性シ
ール材54(図25参照)と現像剤フレーム11の隙間
を通って外部へ引き出される。
【0109】図23より、テアテープ52を現像剤フレ
ーム11のトナー供給開口11iの四辺の縁に沿って、
トナー供給開口11iを塞ぐように凹面11kに貼り付
ける。このようにして、トナー充填工11dからトナー
Tを充填してもトナー供給開口11iからトナーTが漏
れることは無い。
【0110】次に、現像剤フレーム11内にトナーTを
再充填する工程について説明する。このトナー充填は図
24に示すようにトナー充填口11dを上にして行な
う。トナー充填口11dにロート501の先端を差込
み、ロート501にトナーボトル502からトナーTを
落とし込む。尚、ロート状の本体中のオーガを備えた定
量供給装置を用いると、トナー充填を効率よく行なうこ
とができる。トナー充填完了後、トナー充填口11dか
らトナーが漏れないように再度トナーキャップ11fを
挿入する。
【0111】以上によってトナー充填口11dからトナ
ー枠体11内へのトナー充填工程を終了する。
【0112】(現像剤フレームと現像フレームの再結
合)次に、現像剤フレーム11と現像フレーム12の再
結合方法について説明する。図21及び図25より、両
フレームを位置決めするために、現像剤フレーム11の
フランジ11jには、現像フレーム12に設けた円筒形
ダボ12w1、角形ダボ12w2と嵌合する丸穴11
r、角穴11qが設けられている。ここで丸穴11rは
ダボ12w1と密に嵌合し、角穴11qはダボ12w2
と短手方向は密に、長手方向はラフに係合する。
【0113】その後に、現像フレーム12の位置決め用
の円筒形ダボ12w1、角形ダボ12w2を現像剤フレ
ーム11の位置決め用の丸穴11r、角穴11qに嵌入
する。そして、現像剤フレーム11と現像フレーム12
を互いに圧接すると、弾性シール材54,56は現像剤
フレーム11の長手方向両端部のフランジ11jに接し
て圧縮され、現像フレーム12の平面12uの長手方向
両側で短手方向に一体成形で設けたスペーサーの役割を
果たす突条12zが現像剤フレーム11のフランジ11
jに接近する。ここで、テアテープ52の通過を許すよ
うに、前記突条12zは、テアテープ52の幅方向(短
手方向)の両側のみに設けられている。
【0114】現像剤フレーム11及び現像フレーム12
を互いに位置決めした状態で、両フレームを固定すると
現像剤フレーム11の凹面11kと対向する現像フレー
ム12のフランジ12eから現像剤フレーム11に向っ
て突出した対向平面12u間には周縁が密着された空間
ができ、この空間に前記カバーフィルム51、テアテー
プ52が納まる。現像剤フレーム11と現像フレーム1
2の対向面が構成されているので、カバーフィルム51
を引き裂く力をテアテープ52に加えると、テアテープ
52を両フレーム11,12間から円滑に引き出せる。
【0115】また、現像剤フレーム11と現像フレーム
12の固定方法として、両フレームの接触面に接着剤を
塗布して固定する方法の他、弾性部材からなるクリップ
で両フレームを挟み込み固定する方法等、機能上の不具
合がなければ、固定方法は問わない。
【0116】以下にクリーニングユニットCと現像ユニ
ットDの分離方法の他の実施の形態を述べる。すべての
実施の形態において、クリーニングユニットCと現像ユ
ニットDの分離は、露光開口1eから行うか、感光体ド
ラム7を取り外して行うかである。感光体ドラム7は芯
決め軸27、ドラム軸受30を取り外すことによって外
し得る。
【0117】露光開口1eから閉口部13hの加工を行
ない、その後ピン22を押し出す場合は、露光開口1e
から閉口部13hまでが近いので作業が容易であり。手
作業に向いている。また、閉口部13h切削等の加工工
具、ピン22の押出し工具を露光開口1eをガイドとし
て送ることも可能である。
【0118】感光体ドラム7を取り外して閉口部13h
の加工を行い、その後ピン22を押し出す場合は、各工
具を挿入する空間の入口が転写開口13nであるため広
く、電動工具を挿入し易い。
【0119】上記において、閉口部13hの加工と、ピ
ン22の押出しを別々に露光開口1eと転写開口13n
から行なってもよい。
【0120】なお、上記において感光体ドラム7を取り
外し、更に帯電ローラ8を現像ローラ軸受15等と共に
取り外しておくと作業は一層容易となる。
【0121】(実施の形態2)図11に示すようにドラ
ムフレーム13の内壁13dに設けた袋穴である取付け
穴13fを閉口している底に穴をあける。この穴明けは
ドリル等の工具を取付け穴13fの軸線方向に内部側よ
り外部側へ送りを与える。この工具を穴明け後停止して
そのまま軸方向に送りピン22を押し出す。又はこの拡
大した穴からピン22よりも細い金属棒を差し込んで押
し出す。
【0122】この実施の形態2によれば、取付け穴13
fの底を取付け穴13fの径よりも小さく穿孔すると、
再組立て時にピン22が内部側へ行きすぎるということ
がない。
【0123】なお、この実施の形態2は実施の形態1の
図11を借用しているが実施の形態2では取付け穴13
fの底の一部を残すものである。
【0124】(実施の形態3)図27、図29より、内
壁13dに設けられた取付け穴13fの閉口部13hの
空気穴13iを先端が鋭利な工具503でを押し広げな
がら、図28、図30のように、ドラムフレーム13の
内側からピン22を矢印Fの方向に押し出して、ドラム
フレーム13を取付け穴13e,13f及びアーム部1
9の回動穴20からピン22を押し出す。
【0125】このような方法でピン22を取り除くこと
により、クリーニングユニットCと現像ユニットDを分
離することができる。
【0126】再組立時は図31に示すようにピン22の
後端部22bは穴13fの13kに当たる。
【0127】(実施の形態4)図29、図30は、この
プロセスカートリッジBの現像ユニットDとクリーニン
グユニットCの結合部の断面である。ピン22を抜き取
るとき、まず、閉口部13hの袋穴底部13kに、図示
したような熱した棒35を挿入し、袋穴底部13kを溶
解する。その後、露出したピン22の後端部22bを、
前記熱した棒35で押し出すように引き抜く。この際、
熱した棒35の最大外径φcを、閉口部13hの袋穴底
部13kの最大内径φaよりも小さくする事で、袋穴底
部13kの前記熱した棒35による溶解穴径φbが、袋
穴底部13kの最大内径φaより小さくなり、再組立て
時に、前記ピン22(もしくは別のピン)の後端部22
bが、袋穴底部13kの位置まで挿入された時、挿入方
向に前記ピン13kが抜け落ちることはない(図31参
照)。
【0128】図32は熱した棒35の構成を示す。棒3
5は例えば銅棒である。棒35には絶縁材例えばセラミ
ックを介してニクロム線36が巻き付けられている。ニ
クロム線36はコード37を介して電源39につながれ
ている。このニクロム線36の部分は断熱性の電気絶縁
材の把手38で覆われている。
【0129】(実施の形態5)図33において、現像ユ
ニットDとクリーニングユニットCはピン22により回
動自在に係合される。また、クリーニングユニットCの
内壁13dには閉口部13hが内側取付け穴13fに同
心に袋状に設けられている。また、内壁13dには回転
止め穴13mが長手方向を内側取付け穴13fに向ける
配置に長穴形状で設けられている。
【0130】図34に示すように押出治具60には押出
ピン61が設けられており、押出ピン61と同心に位置
決めリブ62が設けられている。中空円筒形の位置決め
リブ62の内径は前記位置決めボスとなっている円筒形
の閉口部13hに嵌合するように設定されている。ま
た、前記回転止め穴13mに対応して回転止め穴13m
に嵌合可能な位置に回転止めピン63が設けられてい
る。
【0131】本プロセスカートリッジBを分解すると
き、露光開口1eなどの開口部から例えばカッターナイ
フのような切削工具70を図33のように挿入し、ボス
状の閉口部13hの袋状部分を図35のように底部13
kを含めて削除する。
【0132】押出治具60をプロセスカートリッジBに
装着するとき、押出治具60の位置決めリブ62がクリ
ーニングユニットCの内壁13dの閉口部13hを切断
した残りのボスに嵌合するようにし、さらに、回転止め
ピン63が回転止め穴13mに挿入されるようにする。
こうすることで、押出ピン61はピン22を正確に押し
出すことができる(図36参照)。さらに押出ピン61
が内側取付け穴13f周辺に干渉して穴形状を破壊する
ことがなく、再組み立ての際に精度よく組み立てること
ができる。
【0133】このとき、押出ピン61の長さは、位置決
めリブ62が閉口部13hに嵌合され、かつ、回転止め
ピン63が回転止め穴13mに挿入された後でピン22
を押し出すように設定するとよい。
【0134】また、図37に示すように押出治具60を
2体化し、押出ピン61を押出フレーム65に対して図
示矢印方向に移動可能に設け、位置決めリブ62と回転
止めピン63は位置決めフレーム64に設ける。ここ
で、位置決めフレーム64は位置決めリブ62と同心の
穴64aと平行な穴64bを有する。押出しフレーム6
5に平行に押出しピン61部とスライド部65aを一体
に有し、穴64aに押出しピン61部が移動自在に嵌合
し、穴64bにスライド部65aが移動自在に嵌合す
る。ドラムフレーム13の側部13aの外側に来る位置
に押出しフレーム65、位置決めフレーム64には押出
しピン61に平行して夫々把手65b,64cが設けて
ある。把手64cを用いて位置決めフレーム64で押出
治具60の位置決めをしたのち、把手65bを引いて押
出フレーム65を図中矢印方向にスライドさせ、ピン2
2を押し出してもよい(断面図を図37に示す)。この
ように位置決めフレーム64と押出フレーム65の2部
材で押出治具を構成すると、押出しピン61のストロー
クを大きくとれる。この実施の形態ではピン22を完全
に押し出すことができないので、ピン22がドラムフレ
ーム13の外側部13aから突出した後、ピン22の先
をペンチ等でつまんで引き抜く。
【0135】以上説明したように、前述実施の形態によ
れば2枠体をピンで結合する構成のプロセスカートリッ
ジにおいて、容易に分解でき、さらに再組み立て後も精
度のよいプロセスカートリッジ再生産を実現できる。
【0136】また、上述の工程を有するプロセスカート
リッジの再生産方法によれば、袋形状の内側の穴13f
の閉口部を削除し開口にすることで、ピン22の除去が
容易となる。また、再組立時に再度ピン22を圧入して
も、一度ピン22を圧入した後であるので削れ粉が発生
する可能性は極めて低い。
【0137】上述の各実施の形態ではピン22を内部側
より押し出すとしてあるが、ピン22押し出し工程にお
いてピン22を外部側の取付け穴13eから完全に押し
出す前に、穴13eから押し出したピン22の先をつか
んでピン22を穴13eから引く引き抜き工程を設けて
もよい。この引き抜き工程にはピン22をつかむペンチ
等を用いる。
【0138】再組立時ピン22は袋穴でなくなった取付
穴13fに嵌入されるが、当初生産時にピン22が取付
け穴13fに圧入される際、取付け穴13fはリーミン
グされているので、再度ピン22を取付け穴13fに嵌
入する際はピン22によって取付け穴13fの周面は削
られることはない。仮に削られたとしても無視し得る程
度の削り屑の発生をみるのみである。
【0139】尚、本発明の再生産方法における各工程
は、前述した工程の順番に限定されるものではなくて、
適宜順番を変えても良い。
【0140】尚、前述した実施の形態は、使用済みのプ
ロセスカートリッジを回収して、分解する。そして、分
解によって各プロセスカートリッジから取り外した部品
を同一の部品ごとに集める。その後、前記部品を用い
て、場合によっては、一部部品は新品の部品(再使用で
ない部品)を用いて、前述した再生産方法でプロセスカ
ートリッジを再生産する場合を含む。及び、前述した実
施の形態は、使用済のプロセスカートリッジを回収し
て、分解する。そして、そのカートリッジから取り外し
た部品を用いて場合によっては、一部部品は新品の部品
(再使用でない部品)或いは他のプロセスカートリッジ
から取り外した部品を用いて、前述した再生産方法でそ
のプロセスカートリッジを再生産をする場合を含む。
【0141】なお、本願発明には、以下の何れの場合
も、含まれる。 (1)プロセスカートリッジを再生産するにあたって、
1個のプロセスカートリッジから取り外した部品のみを
再使用して、カートリッジの再生産を行う場合。 (2)前記(1)の場合に、寿命に達している、或い
は、損傷している等、再使用することができない部品に
ついては、新品の部品、或いは、他のカートリッジから
取り外した再使用部品を用いて、カートリッジの再生産
を行う場合。 (3)プロセスカートリッジを再生産するにあたって、
複数個のプロセスカートリッジから取り外した部品を一
旦同じ部品毎に集める。そして、その部品毎に集めた部
品から必要な部品を選択して取り出して、その部品を再
使用して、カートリッジの再生産を行う場合。 (4)前記(3)の場合に、寿命に達している、或い
は、損傷している等再使用することができない部品につ
いては、新品の部品を用いてカートリッジの再生産を行
う場合。
【0142】尚、前記部品とは、クレームに記載した構
成、即ち、カートリッジのある部分を構成する品であ
る。そして、分解できる最小単位、或いは、ユニットで
ある場合も含まれる。
【0143】
【実施例】実施の形態に併記した。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プロセスカートリッジの再生産について1つの簡易な方
法を実現したものである。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明の実施の形態を示し、
【図1】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図2】図1に示した電子写真画像形成装置の外観斜視
図である。
【図3】プロセスカートリッジの側断面図である。
【図4】プロセスカートリッジの外観の概略を図示した
左側面図である。
【図5】プロセスカートリッジの長手断面図である。
【図6】プロセスカートリッジの内部右側斜視図であ
る。
【図7】プロセスカートリッジの左側分解斜視図であ
る。
【図8】プロセスカートリッジの内部右側斜視図であ
る。
【図9】プロセスカートリッジの内部右側斜視図であ
る。
【図10】プロセスカートリッジの内部右側斜視図であ
る。
【図11】プロセスカートリッジの内部右側斜視図であ
る。
【図12】プロセスカートリッジの内部右側斜視図であ
る。
【図13】現像ユニットの外観斜視図である。
【図14】現像ホルダの内側側面図である。
【図15】現像ローラ軸受箱の斜視図である。
【図16】トナー現像フレームの外観略斜視図である。
【図17】現像フレームの正面図である。
【図18】トナー充填工程を示す縦断面図である。
【図19】現像ユニットの正面図である。
【図20】現像ブレードを取り付けた現像剤フレームの
略斜視図である。
【図21】現像剤フレームの外観斜視図である。
【図22】カバーフィルムの斜視図である。
【図23】現像剤フレームの外観斜視図である。
【図24】現像剤フレーム内にトナーを充填する長手断
面図である。
【図25】現像フレームの斜視図である。
【図26】ドラムユニットの一部を示す斜視図である。
【図27】図26において空気穴の拡大を行う工程を示
す斜視図である。
【図28】図27の次にピンを押し出す工程を示す斜視
図である。
【図29】空気穴拡大工程を示す縦断面図である。
【図30】空気穴拡大後ピン押出し工程を示す縦断面図
である。
【図31】再組立時における現像フレームとドラムフレ
ームの結合部を示す縦断面図である。
【図32】現像フレームとドラムフレームの結合部のピ
ンを押出すための袋穴溶融方法を示す縦断面図である。
【図33】閉口部の削除を示す斜視図である。
【図34】ピン押出治具の斜視図である。
【図35】閉口部の切断を示す縦断面図である。
【図36】ピン押出工程を示す縦断面図である。
【図37】他の押出治具を示す側断面図である。
【図38】スクレーパ及び磁気シール絶縁材を有する現
像ユニットの正面図である。
【図39】現像フレーム、磁気シール、絶縁材、スクレ
ーパ、現像ブレードの関係を示す分解正面図である。
【図40】磁気シール回りの側断面図である。
【図41】ドラムフレームからの感光体ドラムの取り出
しを説明する展開断面図である。
【図42】ドラムフレームからの感光体ドラムの取り出
しを説明する展開断面図である。
【符号の説明】
A…レーザービームプリンタ(画像形成装置) B…プロセスカートリッジ C…クリーニングユニット D…現像ユニット DG…現像部駆動伝達ユニット G…現像ローラユニット GT…ギア歯車列 S…装着スペース 1…光学系 1a…レーザーダイオード 1b…ポリゴ
ンミラー 1c…レンズ 1d…反射ミラー 1e…露
光開口 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…給紙カセット 3b…ピックアッ
プローラ 3c,3d…搬送ローラ対 3f…搬送ガイ
ド 3e…レジストローラ対 3g,3h,3i,3m
…排出ローラ対 3j…反転経路 3k…フラッパ 4…転写ローラ 5…定着手段 5a…ヒータ 5b…定着ローラ 5c
…駆動ローラ 6…排出トレイ 7…感光体ドラム 7a…駆動側フランジ 7a1…カ
ップリング凸部 7a2…軸部 7b…非駆動側フラン
ジ 7b1…内径部 8…帯電ローラ 8a…芯金 9…現像手段 9b…トナー送り部材 9c…現像ロー
ラ 9d…現像ブレード 9d1…板金 9d2…ゴム
部材 9d3…孔 9d4…切り込み 9d6…孔 9
e…トナー攪拌部材 9f…軸受 9f1…キー部 9
g…マグネット 9g1…欠円形軸 9h…アンテナ棒 9i…スペーサ
コロ 9j…現像ローラ軸受 9k…現像ローラギア
9l(エル)…現像コイルバネ接点 9m…固定爪 9
n…絶縁シート 9o…スクレーパー 9p…磁気シー
ル 9w…ジャーナル 9w1…縮径円筒部 10…クリーニング手段 10a…弾性クリーニングブ
レード 10b…除去トナー溜め 11…現像剤フレーム 11A…トナー容器(現像剤収
納部) 11b…下方枠体 11d…トナー充填口 1
1f…トナーキャップ 11h…ボス 11i…トナー
供給開口 11j…フランジ 11k…凹面 11r…
丸穴 11q…角穴 12…現像フレーム 12b…軸受箱 12b1…軸受
嵌合穴 12b2…キー溝 12b3…固定爪 12d
…ダボ 12e…フランジ 12f…位置決めボス 1
2i…ブレード取付座面 12u…平面 12v…突条
12v1…三角突条 12w1…円筒形ダボ 12w
2…角形ダボ 12z…突条 13…ドラムフレーム 13a、13b…側部 13d
…内壁 13e,13f…取付け穴 13g…座面 1
3h…閉口部 13i…空気穴 13k…底部 13m…回転止め穴 13n…転写開口部 13o…切
り欠き部 14…装置本体 15…現像ローラ軸受 16…接合部 18…ドラムシャッター部材 18a…シャッターカバ
ー 18b,18c…リンク 18c1…突出部 19…アーム部 20…回動穴 21…凹部 22…ピン 22a…圧縮コイルばね 22b…後端部 23…軸受ガイド 24…小ねじ 25…封止部材(ブレード板金の) 27…芯決め軸 29…付勢部材 30…ドラム軸受 30a…内径部 30b…外径部 31…カッタ 35…棒 36…ニクロム線 37…コード 38…把手 39…電源 40…現像ホルダ 40a…支持穴 51…カバーフィルム 52…テアテープ 52b…長手方向端部 54,56…弾性シール材 60…押出治具 61…押出ピン 62…リブ 63…回転止めピン 64…位置決めフレーム 64a,64b…穴 64c
…把手 65…押出フレーム 65a…スライド部 65b…把
手 70…切削工具 501…ロート 502…トナーボトル 503…工具 E,F…矢印
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−240102(JP,A) 特開 平7−319362(JP,A) 特開 平9−68889(JP,A) 特開 平8−63078(JP,A) 特開 平10−319181(JP,A) 特開 平11−15354(JP,A) 特開 平7−121086(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18 G03G 15/08

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体ドラムと、電子写真感光
    体ドラムに帯電を行うための帯電ローラと、電子写真感
    光体ドラムに残留する現像剤を除去するクリーニングブ
    レードと、プロセスカートリッジが画像形成装置本体に
    装着された際に、画像形成装置本体から発せられた、画
    像情報に応じた光を電子写真感光体ドラムに照射させる
    ために前記光を侵入させるための露光開口と、を有する
    ドラムフレームと、電子写真感光体ドラムに形成された
    静電潜像を現像剤を用いて現像するための現像ローラ
    と、前記現像ローラを支持する現像フレームと、現像剤
    を収納する現像剤収納部を有する現像剤フレームであっ
    て、現像フレームと結合された現像剤フレームと、を有
    して、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジの再生産方法において、 (a)ネジをドラムフレームから取り外すことによっ
    て、ドラムフレームの長手方向の一端に設けられてい
    る、電子写真感光体ドラムの一端に設けられている軸を
    支持している軸受け部をドラムフレームから取り外す軸
    受け部取り外し工程と、 (b)ネジをドラムフレームから取り外すことによっ
    て、ドラムフレームの長手方向の他端に設けられてい
    る、電子写真感光体ドラムの他端を支持している軸をド
    ラムフレームから取り外す軸取り外し工程と、 (c)電子写真感光体ドラムの長手方向の他端をドラム
    フレームからずらして、その後、電子写真感光体ドラム
    の一端に設けられている軸をドラムフレームから引き抜
    いて、ドラムフレームから電子写真感光体ドラムを取り
    出すドラム取り出し工程と、 (d)電子写真感光体ドラムが取り付けられていた空間
    から押し出し部材を侵入させて、ドラムフレームと現像
    フレームとを回動可能に結合しているピンであってドラ
    ムフレームと現像フレームの長手方向の一端と他端とに
    設けられたピンを、ピンが嵌合している穴穴底に加工
    を施して穴底側から前記押し出し部材を侵入させてド
    ラムフレームの内側から外側へ押し出すピン押し出し工
    程と、 (e)ドラムフレームと現像フレームとを分離する分離
    工程と、 (f)新品の電子写真感光体ドラムをその長手方向と交
    差する方向からドラムフレーム内へ侵入させるドラム進
    入工程と、ここで、電子写真感光体ドラムは、ドラムフ
    レーム内に進入する際に、その一端に設けられている軸
    がドラムフレームの切り欠き部に進入する、 (g)新品の電子写真感光体ドラムの一端に設けられて
    いる軸を支持するように軸受け部をドラムフレームの長
    手方向の一端にネジによって取り付ける、また、新品の
    電子写真感光体ドラムの他端を支持するように、軸をド
    ラムフレームの長手方向の一端にネジによって取り付け
    るドラム取り付け工程と、 (h)ネジを現像フレームの長手方向一端から取り外す
    ことによって、現像フレームの長手方向の一端に取り付
    けられている一端エンドカバーを取り外し、また、ネジ
    を現像フレームの長手方向他端から取り外すことによっ
    て、現像フレームの長手方向の他端に取り付けられてい
    る他端エンドカバーを取り外すことによって、現像フレ
    ームから現像ローラを取り外す現像ローラ取り外し工程
    と、 (i)現像ローラを現像フレームから取り外すことによ
    って露出した現像剤供給開口から現像剤を現像剤収納部
    内へ再充填する現像剤再充填工程と、 (j)現像ローラの長手方向の一端を支持するように、
    現像フレームの長手方向の一端に、ネジによって一端エ
    ンドカバーを取り付ける、また、現像ローラの長手方向
    の他端を支持するように、現像フレームの長手方向の他
    端に、ネジによって他端エンドカバーを取り付ける現像
    ローラ取り付け工程と、 (k)ドラムフレームと現像フレームの長手方向の一端
    と他端とに設けられた穴にピンを嵌合させて、ドラムフ
    レームと現像フレームとを結合する結合工程と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  2. 【請求項2】 更に、現像ローラ取り外し工程の後に、
    現像ブレードの長手方向一端に取り付けられているネジ
    を取り外すことによって、現像ブレードの長手方向一
    端、及び、現像ブレードの長手方向一端に取り付けられ
    ているスクレーパーを現像フレームから取り外し、ま
    た、現像ブレードの長手方向他端に取り付けられている
    ネジを取り外すことによって、現像ブレードの長手方向
    他端、及び、現像ブレードの長手方向他端に取り付けら
    れているスクレーパーを現像フレームから取り外すブレ
    ード、スクレーパー取り外し工程を有し、現像剤再充填
    工程において、現像ローラ、現像ブレード、及び、スク
    レーパーを現像フレームから取り外すことによって露出
    した現像剤供給開口から現像剤を現像剤収納部内へ再充
    填することを特徴とする請求項1に記載のプロセスカー
    トリッジの再生産方法。
  3. 【請求項3】 更に、現像剤再充填工程の後に、現像フ
    レームの長手方向の一端に取り付けられた磁気シールと
    現像ブレードの有する板金との間に、絶縁シートが介在
    するようにして、また、現像フレームの長手方向の他端
    に取り付けられた磁気シールと現像ブレードの有する板
    金との間に、絶縁シートが介在するようにして、現像フ
    レームに対して現像ブレードを位置決めするブレード位
    置決め工程と、 現像フレームに対して位置ぎめされた現像ブレードの長
    手方向の一端にスクレーパーを位置決めする、また、現
    像ブレードの長手方向の他端にスクレーパーを位置決め
    するスクレーパー位置決め工程と、 現像ブレードの長手方向の一端をスクレーパーと共に現
    像フレームにネジ留めする、また、現像ブレードの長手
    方向の他端をスクレーパーと共に現像フレームにネジ留
    めするブレード、スクレーパー取り付け工程と、 を有することを特徴とする請求項2に記載のプロセスカ
    ートリッジの再生産方法。
  4. 【請求項4】 電子写真感光体ドラムと、電子写真感光
    体ドラムに帯電を行うための帯電ローラと、電子写真感
    光体ドラムに残留する現像剤を除去するクリーニングブ
    レードと、プロセスカートリッジが画像形成装置本体に
    装着された際に、画像形成装置本体から発せられた、画
    像情報に応じた光を電子写真感光体ドラムに照射させる
    ために前記光を侵入させるための露光開口と、を有する
    ドラムフレームと、電子写真感光体ドラムに形成された
    静電潜像を現像剤を用いて現像するための現像ローラ
    と、前記現像ローラを支持する現像フレームと、現像剤
    を収納する現像剤収納部を有する現像剤フレームであっ
    て、現像フレームと結合された現像剤フレームと、を有
    して、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジの再生産方法において、 (a)ネジをドラムフレームから取り外すことによっ
    て、ドラムフレームの長手方向の一端に設けられてい
    る、電子写真感光体ドラムの一端に設けられている軸を
    支持している軸受け部をドラムフレームから取り外す軸
    受け部取り外し工程と、 (b)ネジをドラムフレームから取り外すことによっ
    て、ドラムフレームの長手方向の他端に設けられてい
    る、電子写真感光体ドラムの他端を支持している軸をド
    ラムフレームから取り外す軸取り外し工程と、 (c)電子写真感光体ドラムの長手方向の他端をドラム
    フレームからずらして、その後、電子写真感光体ドラム
    の一端に設けられている軸をドラムフレームから引き抜
    いて、ドラムフレームから電子写真感光体ドラムを取り
    出すドラム取り出し工程と、 (d)電子写真感光体ドラムが取り付けられていた空間
    から押し出し部材を侵入させて、ドラムフレームと現像
    フレームとを回動可能に結合しているピンであってドラ
    ムフレームと現像フレームの長手方向の一端と他端とに
    設けられたピンを、ピンが嵌合している穴穴底に加工
    を施して穴底側から前記押し出し部材を侵入させてド
    ラムフレームの内側から外側へ押し出すピン押し出し工
    程と、 (e)ドラムフレームと現像フレームとを分離する分離
    工程と、 (f)新品の電子写真感光体ドラムをその長手方向と交
    差する方向からドラムフレーム内へ侵入させるドラム進
    入工程と、ここで、電子写真感光体ドラムは、ドラムフ
    レーム内に進入する際に、その一端に設けられている軸
    がドラムフレームの切り欠き部に進入する、 (g)新品の電子写真感光体ドラムの一端に設けられて
    いる軸を支持するように軸受け部をドラムフレームの長
    手方向の一端にネジによって取り付ける、また、新品の
    電子写真感光体ドラムの他端を支持するように、軸をド
    ラムフレームの長手方向の一端にネジによって取り付け
    るドラム取り付け工程と、 (h)ネジを現像フレームの長手方向一端から取り外す
    ことによって、現像フレームの長手方向の一端に取り付
    けられている一端エンドカバーを取り外し、また、ネジ
    を現像フレームの長手方向他端から取り外すことによっ
    て、現像フレームの長手方向の他端に取り付けられてい
    る他端エンドカバーを取り外すことによって、現像フレ
    ームから現像ローラを取り外す現像ローラ取り外し工程
    と、 (i)現像ブレードの長手方向一端に取り付けられてい
    るネジを取り外すことによって、現像ブレードの長手方
    向一端、及び、現像ブレードの長手方向一端に取り付け
    られているスクレーパーを現像フレームから取り外し、
    また、現像ブレードの長手方向他端に取り付けられてい
    るネジを取り外すことによって、現像ブレードの長手方
    向他端、及び、現像ブレードの長手方向他端に取り付け
    られているスクレーパーを現像フレームから取り外すブ
    レード、スクレーパー取り外し工程と、 (j)現像ローラ、現像ブレード、及び、スクレーパー
    を現像フレームから取り外すことによって露出した現像
    剤供給開口から現像剤を現像剤収納部内へ再充填する現
    像剤再充填工程と、 (k)現像フレームの長手方向の一端に取り付けられた
    磁気シールと現像ブレードの有する板金との間に、絶縁
    シートが介在するようにして、また、現像フレームの長
    手方向の他端に取り付けられた磁気シールと現像ブレー
    ドの有する板金との間に、絶縁シートが介在するように
    して、現像フレームに対して現像ブレードを位置決めす
    るブレード位置決め工程と、 (l)現像フレームに対して位置ぎめされた現像ブレー
    ドの長手方向の一端にスクレーパーを位置決めする、ま
    た、現像ブレードの長手方向の他端にスクレーパーを位
    置決めするスクレーパー位置決め工程と、 (m)現像ブレードの長手方向の一端をスクレーパーと
    共に現像フレームにネジ留めする、また、現像ブレード
    の長手方向の他端をスクレーパーと共に現像フレームに
    ネジ留めするブレード、スクレーパー取り付け工程と、 (n)現像ローラの長手方向の一端を支持するように、
    現像フレームの長手方向の一端に、ネジによって一端エ
    ンドカバーを取り付ける、また、現像ローラの長手方向
    の他端を支持するように、現像フレームの長手方向の他
    端に、ネジによって他端エンドカバーを取り付ける現像
    ローラ取り付け工程と、 (o)ドラムフレームと現像フレームの長手方向の一端
    と他端とに設けられた穴にピンを嵌合させて、ドラムフ
    レームと現像フレームとを結合する結合工程と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジの再生
    産方法。
  5. 【請求項5】 ピン押し出し工程において、穴底に施す
    加工は、工具を用いて、穴底の切除、また、穴底を削る
    ことであることを特徴とする請求項1から4の何れか1
    つに記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
  6. 【請求項6】 ピン押し出し工程において、穴底に施す
    加工は、発熱する工具を用いて、工具からの発熱を用い
    て穴底を溶解することであることを特徴とする請求項1
    から4の何れか1つに記載のプロセスカートリッジの再
    生産方法。
  7. 【請求項7】 ピン押し出し工程において、穴底に施す
    加工は、押し出し部材を用いて、穴にピンを挿入する際
    に空気を逃がすために穴底に設けられている空気逃げ穴
    を押し広げることであることを特徴とする請求項1から
    4の何れか1つに記載のプロセスカートリッジの再生産
    方法。
  8. 【請求項8】 更に、現像ローラの端部に設けられてい
    るスペーサーコロの周面と当接する延出部を有してい
    る、そして、絶縁シートは、延出部が現像フレームに取
    り付けられる現像ローラの一端と他端とに配置されたス
    ペーサーコロの周面と当接するように現像フレームに取
    り付けられることを特徴とする請求項3又は4に記載の
    プロセスカートリッジの再生産方法。
  9. 【請求項9】 更に、ピン押し出し工程に先立って、電
    子写真感光体ドラムを取り外した後に、電子写真感光体
    ドラムを帯電するための帯電ローラを、ドラムフレーム
    から取り外す帯電ローラ取り外し工程を行うことを特徴
    とする請求項1から8の何れか1つに記載のプロセスカ
    ートリッジの再生産方法。
  10. 【請求項10】 更に、帯電ローラを取り外した後に、
    電子写真感光体ドラムに残留する現像剤を除去するため
    のクリーニングブレードを、ネジをを取り外すことによ
    ってドラムフレームから取り外すクリーニングブレード
    取り外し工程と、を行うことを特徴とする請求項1から
    9の何れか1つに記載のプロセスカートリッジの再生産
    方法。
  11. 【請求項11】 ドラム取り出し工程と現像ローラ取り
    外し工程は、いずれを先に行っても良いことを特徴とす
    る請求項1から10の何れか1つに記載のプロセスカー
    トリッジの再生産方法。
  12. 【請求項12】 更に、ピン押し出し工程においてピン
    を穴から完全に押し出す前に、穴から押し出したピンの
    先をつかんでピンを穴から引き抜くピン引き抜き工程を
    有することを特徴とする請求項1から11の何れか1つ
    に記載のプロセスカートリッジの再生産方法。
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