JP3361058B2 - タイヤトレッド用ゴム組成物 - Google Patents
タイヤトレッド用ゴム組成物Info
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- B60C1/00—Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
- B60C1/0016—Compositions of the tread
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/32—Compounds containing nitrogen bound to oxygen
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- Y10T152/10—Tires, resilient
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低燃費化を目的と
した重荷重用タイヤのトレッド用ゴム組成物に関する。
した重荷重用タイヤのトレッド用ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の低燃費化に対する社会的
要請が高まり、転がり抵抗を低減させた低燃費タイヤの
開発が盛んに行なわれるようになってきた。この転がり
抵抗を低減させるためには、トレッド用ゴム組成物のヒ
ステリシスを低下させることが一般的である。
要請が高まり、転がり抵抗を低減させた低燃費タイヤの
開発が盛んに行なわれるようになってきた。この転がり
抵抗を低減させるためには、トレッド用ゴム組成物のヒ
ステリシスを低下させることが一般的である。
【0003】その手法のひとつとして、トレッド用ゴム
組成物のカーボンブラック配合量を減らしたり、補強剤
としてシリカを用いることが効果的とされている。
組成物のカーボンブラック配合量を減らしたり、補強剤
としてシリカを用いることが効果的とされている。
【0004】しかし、特に、トラック、バスなどの重荷
重用のタイヤのトレッドにおいては、カーボンブラック
の配合量を減らすと耐摩耗性も著しく低下してしまい望
ましくはない。また、シリカを用いると、重荷重車輌走
行などの過酷な条件下における耐摩耗性に劣るという問
題がある。
重用のタイヤのトレッドにおいては、カーボンブラック
の配合量を減らすと耐摩耗性も著しく低下してしまい望
ましくはない。また、シリカを用いると、重荷重車輌走
行などの過酷な条件下における耐摩耗性に劣るという問
題がある。
【0005】そこで、たとえば、特公平7−62093
号公報においては、イオウと加硫促進剤との配合割合を
特定の範囲とし耐摩耗性などを損なわずに耐トレッドカ
ット性などに優れるゴム組成物が開示されている。
号公報においては、イオウと加硫促進剤との配合割合を
特定の範囲とし耐摩耗性などを損なわずに耐トレッドカ
ット性などに優れるゴム組成物が開示されている。
【0006】しかし、当該技術によるゴム組成物は依然
として転がり抵抗が高く、さらに耐摩耗性が低いという
問題があった。
として転がり抵抗が高く、さらに耐摩耗性が低いという
問題があった。
【0007】そこで、本発明者らは、イオウと加硫促進
剤の配合割合について鋭意検討をした結果、耐摩耗性を
損なわず、転がり抵抗の低減されたタイヤトレッド用ゴ
ム組成物を得るに至った。
剤の配合割合について鋭意検討をした結果、耐摩耗性を
損なわず、転がり抵抗の低減されたタイヤトレッド用ゴ
ム組成物を得るに至った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、耐摩耗性を損なわず、転がり抵抗の低減された重荷
重用タイヤトレッド用ゴム組成物を提供することにあ
る。
は、耐摩耗性を損なわず、転がり抵抗の低減された重荷
重用タイヤトレッド用ゴム組成物を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゴム成分10
0重量部に対して、N,N−ビス(2−メチル−2−ニ
トロプロピル)−1,6ヘキサンジアミン0.5〜1重
量部、イオウ1〜1.5重量部、および加硫促進剤1〜
3重量部を配合し、イオウの配合量をX重量部、加硫促
進剤の配合量をY重量部とした場合に、関係式: 2X−1≦Y≦2X が成り立つ重荷重用タイヤトレッド用ゴム組成物に関す
る。
0重量部に対して、N,N−ビス(2−メチル−2−ニ
トロプロピル)−1,6ヘキサンジアミン0.5〜1重
量部、イオウ1〜1.5重量部、および加硫促進剤1〜
3重量部を配合し、イオウの配合量をX重量部、加硫促
進剤の配合量をY重量部とした場合に、関係式: 2X−1≦Y≦2X が成り立つ重荷重用タイヤトレッド用ゴム組成物に関す
る。
【0010】この場合、さらにカーボンブラックを25
〜60重量部配合してなるのが好ましい。
〜60重量部配合してなるのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、本発明において用いるゴム
成分は、従来からタイヤのトレッド用に用いられている
ものであれば特に制限はなく、たとえば天然ゴム、ブタ
ジエンゴム、イソプレンゴム、効果は若干低減するがス
チレン−ブタジエンゴムなどをそれぞれ単独で、または
任意に組み合わせて用いることができる。
成分は、従来からタイヤのトレッド用に用いられている
ものであれば特に制限はなく、たとえば天然ゴム、ブタ
ジエンゴム、イソプレンゴム、効果は若干低減するがス
チレン−ブタジエンゴムなどをそれぞれ単独で、または
任意に組み合わせて用いることができる。
【0012】また、本発明においては、損失正接の増加
を抑制しかつ発熱量を低減させるためにN,N−ビス
(2−メチル−2−ニトロプロピル)−1,6ヘキサン
ジアミンを0.5〜1重量部配合する。さらに、コスト
が高くなるという点から、0.5〜0.8重量部配合す
るのが好ましい。
を抑制しかつ発熱量を低減させるためにN,N−ビス
(2−メチル−2−ニトロプロピル)−1,6ヘキサン
ジアミンを0.5〜1重量部配合する。さらに、コスト
が高くなるという点から、0.5〜0.8重量部配合す
るのが好ましい。
【0013】つぎに、本発明においては、必要な架橋点
を提供し、かつ不要なイオウの存在によってゴムの表面
にブルーミングを発生させないという点から、イオウを
1〜1.5重量部配合する。さらに、加硫後のゴム組成
物中におけるポリサルファイド結合が多いと、走行中の
熱によって変化してモノサルファイド結合に変わり、得
られるトレッドの、硬度上昇などの物性変化を促進する
という点から、タイヤの耐久性を向上させるため、1〜
1.4重量部配合するのが好ましい。
を提供し、かつ不要なイオウの存在によってゴムの表面
にブルーミングを発生させないという点から、イオウを
1〜1.5重量部配合する。さらに、加硫後のゴム組成
物中におけるポリサルファイド結合が多いと、走行中の
熱によって変化してモノサルファイド結合に変わり、得
られるトレッドの、硬度上昇などの物性変化を促進する
という点から、タイヤの耐久性を向上させるため、1〜
1.4重量部配合するのが好ましい。
【0014】つぎに、本発明においては、物性変化を抑
制し、低燃費化を図るという点から、加硫促進剤を1〜
3重量部配合する。さらに、前記性能のバランスという
点から、1.5〜2.5重量部配合するのが好ましい。
制し、低燃費化を図るという点から、加硫促進剤を1〜
3重量部配合する。さらに、前記性能のバランスという
点から、1.5〜2.5重量部配合するのが好ましい。
【0015】この場合、加硫促進剤が少なすぎると物性
変化が大きく、多すぎると耐摩耗性、カット性が低下し
望ましくないという理由から、イオウの配合量をX重量
部、加硫促進剤の配合量をY重量部としたときに、関係
式: 2X−1≦Y≦2X が成り立つ範囲でイオウおよび加硫促進剤を配合する。
変化が大きく、多すぎると耐摩耗性、カット性が低下し
望ましくないという理由から、イオウの配合量をX重量
部、加硫促進剤の配合量をY重量部としたときに、関係
式: 2X−1≦Y≦2X が成り立つ範囲でイオウおよび加硫促進剤を配合する。
【0016】さらに、本発明のゴム組成物には、耐摩耗
性および補強性を低下させず、安価であるという点か
ら、カーボンブラックを配合するのが好ましい。
性および補強性を低下させず、安価であるという点か
ら、カーボンブラックを配合するのが好ましい。
【0017】カーボンブラックの種類としては、従来か
らタイヤの分野において用いられているものであれば特
に制限はないが、チッ素吸着比表面積が30〜200m
2/gであるのが好ましく、圧縮ジブチルフタレート
(DBP)吸着量が30〜150ml/100gである
のが好ましい。チッ素吸着比表面積が30m2/gより
小さいばあい、圧縮DBP吸着量が30ml/100g
より小さいばあいは、カーボンブラックのゴム組成物に
対する分散性および補強性に劣り、チッ素吸着比表面積
が200m2/gより大きいばあい、圧縮DBP吸着量
が150ml/100gより大きいばあいは、ゴム組成
物への分散性に劣り、かつゴム組成物の発熱量が増大す
るからである。
らタイヤの分野において用いられているものであれば特
に制限はないが、チッ素吸着比表面積が30〜200m
2/gであるのが好ましく、圧縮ジブチルフタレート
(DBP)吸着量が30〜150ml/100gである
のが好ましい。チッ素吸着比表面積が30m2/gより
小さいばあい、圧縮DBP吸着量が30ml/100g
より小さいばあいは、カーボンブラックのゴム組成物に
対する分散性および補強性に劣り、チッ素吸着比表面積
が200m2/gより大きいばあい、圧縮DBP吸着量
が150ml/100gより大きいばあいは、ゴム組成
物への分散性に劣り、かつゴム組成物の発熱量が増大す
るからである。
【0018】かかるカーボンブラックの種類としては、
たとえばHAF、ISAF、SAFなどがあげられる
が、特に制限されるものではない。
たとえばHAF、ISAF、SAFなどがあげられる
が、特に制限されるものではない。
【0019】カーボンブラックの配合量としては、補強
性(耐摩耗性)と低燃費の両性能のバランスという点か
ら、25〜60重量部であるのが好ましく、さらに低燃
費化を考えると、30〜50重量部であるのが特に好ま
しい。
性(耐摩耗性)と低燃費の両性能のバランスという点か
ら、25〜60重量部であるのが好ましく、さらに低燃
費化を考えると、30〜50重量部であるのが特に好ま
しい。
【0020】なお、本発明のゴム組成物は、前記成分以
外の成分として、たとえばクレーなどの充填材、プロセ
スオイル、酸化防止剤、ステアリン酸、酸化亜鉛などの
配合剤を本発明の効果を損なわない範囲で適宜含みう
る。
外の成分として、たとえばクレーなどの充填材、プロセ
スオイル、酸化防止剤、ステアリン酸、酸化亜鉛などの
配合剤を本発明の効果を損なわない範囲で適宜含みう
る。
【0021】前述のようにしてえられる本発明の重荷重
用タイヤトレッド用ゴム組成物は、常法により重荷重用
タイヤのトレッドに適用することができる。
用タイヤトレッド用ゴム組成物は、常法により重荷重用
タイヤのトレッドに適用することができる。
【0022】以下に、実施例を用いて本発明を説明する
が、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
が、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
【0023】
【実施例】実施例1〜5
天然ゴム100重量部に対してカーボンブラック50重
量部、プロセスオイル3重量部、老化防止剤2重量部、
ステアリン酸2重量部および酸化亜鉛5重量部を基本配
合とし、さらに表1に示す配合割合にしたがい、まずイ
オウおよび加硫促進剤を除く成分をバンバリーミキサー
を用いて150℃で4分間混合し、得られた混合物にイ
オウおよび加硫促進剤を添加して2軸オープンロールを
用いて80℃で5分間混練して本発明のタイヤトレッド
用ゴム組成物1〜5を得た。
量部、プロセスオイル3重量部、老化防止剤2重量部、
ステアリン酸2重量部および酸化亜鉛5重量部を基本配
合とし、さらに表1に示す配合割合にしたがい、まずイ
オウおよび加硫促進剤を除く成分をバンバリーミキサー
を用いて150℃で4分間混合し、得られた混合物にイ
オウおよび加硫促進剤を添加して2軸オープンロールを
用いて80℃で5分間混練して本発明のタイヤトレッド
用ゴム組成物1〜5を得た。
【0024】なお、カーボンブラックとしては三菱化学
(株)製のISAFクラスのダイヤブラックI(N22
0)、プロセスオイルとしては出光興産(株)製のダイ
アナプロセスPS32、ワックスとしては大内新興化学
工業(株)製のサンノワックス、老化防止剤としては精
工化学(株)製のオゾノン6C、ステアリン酸として日
本油脂(株)製の桐、酸化亜鉛としては東邦亜鉛(株)
製の銀嶺R、イオウとしては鶴見化学(株)製のイオ
ウ、加硫促進剤としては大内新興化学工業(株)製のノ
クセラーNSを用いた。また、N,N−ビス(2−メチ
ル−2−ニトロプロピル)−1,6ヘキサンジアミンと
しては、N,N−ビス(2−メチル−2−ニトロプロピ
ル)−1,6ヘキサンジアミンを33重量%含む焼成ク
レーからなる住友化学(株)製のスミファイン1162
を用いた。
(株)製のISAFクラスのダイヤブラックI(N22
0)、プロセスオイルとしては出光興産(株)製のダイ
アナプロセスPS32、ワックスとしては大内新興化学
工業(株)製のサンノワックス、老化防止剤としては精
工化学(株)製のオゾノン6C、ステアリン酸として日
本油脂(株)製の桐、酸化亜鉛としては東邦亜鉛(株)
製の銀嶺R、イオウとしては鶴見化学(株)製のイオ
ウ、加硫促進剤としては大内新興化学工業(株)製のノ
クセラーNSを用いた。また、N,N−ビス(2−メチ
ル−2−ニトロプロピル)−1,6ヘキサンジアミンと
しては、N,N−ビス(2−メチル−2−ニトロプロピ
ル)−1,6ヘキサンジアミンを33重量%含む焼成ク
レーからなる住友化学(株)製のスミファイン1162
を用いた。
【0025】ついで、ゴム組成物1〜5を、10.00
R20のグリーンタイヤのタイヤトレッドを分割して常
法で適用したのち、150℃および45分間の条件で加
硫を行ない、トラックバスタイヤを作成した。
R20のグリーンタイヤのタイヤトレッドを分割して常
法で適用したのち、150℃および45分間の条件で加
硫を行ない、トラックバスタイヤを作成した。
【0026】得られたタイヤについて以下の評価試験
〜を行なった。
〜を行なった。
【0027】[評価試験]
損失正接(粘弾性試験)
(株)岩本製作所製の粘弾性スペクトロメーターVES
を用い、温度60℃、動歪み1.0%の条件で損失正接
(tanδ(60℃))を測定した。tanδ(60
℃)の値が小さいほど転がり抵抗が低く、低燃費であ
る。なお、前記従来技術で示されているtanδ(20
℃)は発熱を示す指標として用いられているが、本出願
の温度条件の方(60℃)がより燃費性、発熱性との高
い相関を表わすものである。
を用い、温度60℃、動歪み1.0%の条件で損失正接
(tanδ(60℃))を測定した。tanδ(60
℃)の値が小さいほど転がり抵抗が低く、低燃費であ
る。なお、前記従来技術で示されているtanδ(20
℃)は発熱を示す指標として用いられているが、本出願
の温度条件の方(60℃)がより燃費性、発熱性との高
い相関を表わすものである。
【0028】硬度(JIS−A)
前記タイヤを10tトラックに装着し、15万km走行
させた。走行前および走行後のトレッドの硬度をJIS
−A硬度計で測定し、硬度の上昇(変化)を比較した。
上昇変化が小さいほど物性変化が小さく、性能が良好で
ある。
させた。走行前および走行後のトレッドの硬度をJIS
−A硬度計で測定し、硬度の上昇(変化)を比較した。
上昇変化が小さいほど物性変化が小さく、性能が良好で
ある。
【0029】耐摩耗性
走行後のタイヤのトレッド部分の摩耗量を測定し、比較
例1で得られたゴム組成物からなる部分の摩耗量を10
0として指数で示した。指数が大きいほど耐摩耗性に優
れる。
例1で得られたゴム組成物からなる部分の摩耗量を10
0として指数で示した。指数が大きいほど耐摩耗性に優
れる。
【0030】耐トレッドカット性
走行後のトレッド表面においてカットされた部分の数を
測定した。数が少ないほど耐トレッドカット性に優れ
る。
測定した。数が少ないほど耐トレッドカット性に優れ
る。
【0031】なお、得られたゴム組成物1〜5のそれぞ
れについて、タイヤに適用するものとは別に、JIS
K 6200にしたがってムーニー粘度計を用いて13
0℃におけるムーニースコーチタイム(t10)(mi
n)を測定した。数値が大きいほど加硫が早期には達成
されず、良好である。
れについて、タイヤに適用するものとは別に、JIS
K 6200にしたがってムーニー粘度計を用いて13
0℃におけるムーニースコーチタイム(t10)(mi
n)を測定した。数値が大きいほど加硫が早期には達成
されず、良好である。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、耐摩耗性を損なわず、
転がり抵抗の低減された重荷重用タイヤのトレッド用ゴ
ム組成物を提供することができる。
転がり抵抗の低減された重荷重用タイヤのトレッド用ゴ
ム組成物を提供することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平6−336538(JP,A)
特開 平3−223353(JP,A)
特開 平3−170539(JP,A)
特開 平4−110334(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C08L 9/00 - 21/00
Claims (2)
- 【請求項1】 ゴム成分100重量部に対して、N,N
−ビス(2−メチル−2−ニトロプロピル)−1,6ヘ
キサンジアミン0.5〜1重量部、イオウ1〜1.5重
量部、および加硫促進剤1〜3重量部を配合し、 イオウの配合量をX重量部、加硫促進剤の配合量をY重
量部とした場合に、関係式: 2X−1≦Y≦2X が成り立つ重荷重用タイヤトレッド用ゴム組成物。 - 【請求項2】 さらにカーボンブラックを25〜60重
量部配合してなる請求項1記載の重荷重用タイヤトレッ
ド用ゴム組成物。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18729698A JP3361058B2 (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | タイヤトレッド用ゴム組成物 |
US09/340,119 US6262158B1 (en) | 1998-07-02 | 1999-06-28 | Rubber composition for tire tread |
EP99305207A EP0969038B1 (en) | 1998-07-02 | 1999-07-01 | Rubber composition for tyre tread |
DE69915735T DE69915735T2 (de) | 1998-07-02 | 1999-07-01 | Kautschukmischung für Reifenlauffläche |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18729698A JP3361058B2 (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | タイヤトレッド用ゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000017116A JP2000017116A (ja) | 2000-01-18 |
JP3361058B2 true JP3361058B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=16203525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18729698A Expired - Fee Related JP3361058B2 (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | タイヤトレッド用ゴム組成物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6262158B1 (ja) |
EP (1) | EP0969038B1 (ja) |
JP (1) | JP3361058B2 (ja) |
DE (1) | DE69915735T2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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---|---|---|---|---|
JP2002079808A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-19 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
US6774185B2 (en) | 2001-04-04 | 2004-08-10 | Bridgestone Corporation | Metal hydroxide filled rubber compositions and tire components |
KR20030033681A (ko) * | 2001-10-24 | 2003-05-01 | 금호산업 주식회사 | 니트로소아민이 발생하지 않는 언더트레드 고무조성물 |
JP5073583B2 (ja) * | 2007-09-05 | 2012-11-14 | 住友ゴム工業株式会社 | スタッドレスタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いたスタッドレスタイヤ |
KR101639696B1 (ko) * | 2013-03-29 | 2016-07-14 | 요코하마 고무 가부시키가이샤 | 중하중 공기입 타이어 |
JP6100623B2 (ja) * | 2013-06-14 | 2017-03-22 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
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---|---|---|---|---|
JPH0753810B2 (ja) | 1986-12-12 | 1995-06-07 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤトレツド用ゴム組成物およびその製造方法 |
JPH01247437A (ja) | 1988-03-28 | 1989-10-03 | Sumitomo Chem Co Ltd | ゴムの低温特性改良剤および低温特性改良方法 |
US5002829A (en) | 1988-04-04 | 1991-03-26 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition, rubber formed article and rubber vibration isolator |
CA1335520C (en) | 1988-06-07 | 1995-05-09 | Isao Kurimoto | Method for improving properties of vulcanized rubber containing inorganic whity filler |
JP2646665B2 (ja) | 1988-06-07 | 1997-08-27 | 住友化学工業株式会社 | ホワイトカーボン充填ゴムの加硫ゴム物性改良方法 |
JPH0762093B2 (ja) | 1990-12-14 | 1995-07-05 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤトレッド用ゴム組成物 |
JP2999128B2 (ja) | 1994-09-02 | 2000-01-17 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
US5830930A (en) * | 1995-05-22 | 1998-11-03 | Cabot Corporation | Elastomeric compounds incorporating silicon-treated carbon blacks |
-
1998
- 1998-07-02 JP JP18729698A patent/JP3361058B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1999
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