JP2646665B2 - ホワイトカーボン充填ゴムの加硫ゴム物性改良方法 - Google Patents

ホワイトカーボン充填ゴムの加硫ゴム物性改良方法

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、タイヤトレッド、特に建設車輌等の高荷重
で悪路を走行する機会の多い自動車のタイヤトレッドに
適したホワイトカーボン充填ゴムの加硫ゴム物性改良方
法およびそれによって得られるゴム組成物に関するもの
である。
<従来の技術> 一般に、建設車輌用タイヤのトレッド部に用いられる
ゴム材料には、悪路走行時のタイヤトレッド表面へのカ
ットに対応する耐カット性能の向上とタイヤの耐久性に
対応する耐発熱性の向上との2種の加硫ゴム物性向上の
要請がある。
かかる要請に対して従来から、タイヤの構造面での改
良、およびゴム組成面での検討が行なわれている。前者
の方法としては、接地面積を増加し、接地圧を均一化す
るようなトレッド形状にすること等の改善が提案されて
いる。また後者の方法としては、ポリマーのミクロ構造
や分子量分布などを改良する方法、特定の粒子径および
ストラクチャー特性を有するカーボンブラックを充填剤
として用いる方法、さらには充填剤としてカーボンブラ
ックに加えて含水ケイ酸、いわゆるホワイトカーボンを
用いる方法等が提案されている。
これらの方法のうち、充填剤としてカーボンブラック
に加えてホワイトカーボンを用いる方法は、他の方法と
比較して容易に加硫ゴムの耐カット性能を向上し得るこ
とや汎用性が高いといった観点から特に好ましい方法で
ある。通常、この方法を用いる場合には、ホワイトカー
ボンを充填することに伴って、加硫ゴムの引張強度の低
下や耐発熱性の悪化を招くので、この問題を解決するた
め、一般式(I) Y−SiZ3 (I) (式中、Yはゴム分子と反応、結合し得る官能基を示
し、代表的なものにビニル基、エポキシ基、メタクリル
基、メルカプト基、ポリスルフィド基などがある。Zは
ホワイトカーボン上のシラノール基と反応し得る加水分
解性の官能基を示し、代表的なものにメトキシ基、エト
キシ基、メトキシエトキシ基、クロロ基などがある。) で示されるケイ素化合物、いわゆるシランカップリング
剤が同時に配合される。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、近年ますます厳しさを増している加硫
ゴム物性、特に耐発熱性の向上の要請に対して、上記の
シランカップリング剤を配合する方法では対応しきれな
くなってきているという問題があり、現状は必ずしも満
足し得るものではなかった。
この原因として、従来のシランカップリング剤は、そ
の化学構造上、前記一般式(I)における加水分解性官
能基Zがホワイトカーボン上のシラノール基と反応する
だけであって、カーボンブラックに対してはなんらの効
果も持っていないので、シランカップリング剤を増量し
ても、加硫ゴム物性の改良効果が飽和してしまうことが
あげられる。
このような背景から、本発明者らは、従来のシランカ
ップリング剤を配合する方法に比較して、引張強度の向
上効果を同程度に維持しながら、耐発熱性を従来以上に
向上し得る方法、具体的には、ホワイトカーボンおよび
カーボンブラックの両者に対して相互作用を持ち得る配
合剤の開発について鋭意研究の結果、本発明の完成に至
った。
<課題を解決するための手段> すなわち本発明は、天然ゴムまたは/および合成ゴム
に、カーボンブラック、ホワイトカーボン、および一般
式(II) (式中、Xは2価の鎖状脂肪族基、環状脂肪族基または
芳香族基であって、基中にハロゲンまたは酸素を含んで
いてもよい。R1は水素原子、鎖状脂肪族基、環状脂肪族
基または芳香族基であるが、XおよびR1がいずれも鎖状
脂肪族基である場合は、R1を介して窒素原子同志が互い
にさらに連結していてもよい。R2およびR3はそれぞれ独
立に水素原子または炭素数1〜12のアルキル基であり、
R2とR3が結合して環を形成していてもよい。) で示されるジニトロジアミン類を配合することを特徴と
するホワイトカーボン充填ゴムの引張強度、耐発熱性
等、加硫ゴム物性の改良方法を提供する。
また本発明は、天然ゴムまたは/および合成ゴムに、
カーボンブラック、ホワイトカーボン、および前記一般
式(II)で示されるジニトロジアミン類を含有させてな
るゴム組成物を提供する。
前記一般式(II)で示されるジニトロジアミン類は、
特開昭68−28942号公報によって、カーボンブラック等
を充填した加硫ゴムの反発弾性率や耐発熱性などの動的
物性を向上させる化合物であることが知られているが、
ホワイトカーボン充填ゴムにおける引張物性、耐発熱性
などの加硫ゴム物性の改良に対して有効であることは、
本発明により初めて明らかにされるものである。
前記一般式(II)のジニトロジアミン類の特筆すべき
特徴として、前記一般式(I)で示される従来のシラン
カップリング剤がホワイトカーボンに対してのみしか相
互作用を持ち得ないのに対し、ホワイトカーボンおよび
カーボンブラックの両者に対して相互作用を持ち帰るこ
とがあげられる。すなわち、一般式(II)のジニトロジ
アミン類は、その構造から見ても明らかなように塩基性
の化合物であり、ホワイトカーボン上の酸性基であるシ
ラノール基およびカーボンブラック上の酸性基であるカ
ルボキシル基あるいはフェノール性水酸基とイオン的な
相互作用をすることが類推できる。
前記一般式(II)で示されるジニトロジアミン類の製
造は、ジアミン類、ニトロアルカン類およびホルムアル
デヒドを原料として、メタノール等の不活性溶媒中で縮
合反応させることにより、一段階でかつ容易に実施する
ことができる。なお製造に際し、反応を促進するために
少量の塩基性化合物を触媒として使用してもよい。
かかるジニトロジアミン類として、具体的には以下の
化合物が例示される。なお以下の例示において、−Z
は、 を示す。
(1) Z−NHCH2 2NH−Z (2) Z−NHCH2 3NH−Z (3) Z−NHCH2 4NH−Z (4) Z−NHCH2 6NH−Z (5) Z−NHCH2 10NH−Z (6) Z−NHCH2 12NH−Z (8) NO2CH2 2NHCH2 2NHCH2 2NO2 (9) NO2CH2 2NHCH2 6NHCH2 2NO2 このように前記一般式(II)における置換基Xは、2
価の鎖状脂肪族基、環状脂肪族基または芳香族基であ
り、上記第88例および第84例のように基中にハロゲンを
含むことができ、また第40例〜第48例のように基中に酸
素を含むことができる。これらのなかでも、Xが鎖状脂
肪族基、とりわけ炭素数4〜12の鎖状脂肪族基であるも
のが好適に使用される。
また一般式(II)におけるR1は、水素原子、鎖状脂肪
族基、環状脂肪族基または芳香族基であり、XおよびR1
がいずれも鎖状脂肪族基である場合には、上記第23例お
よび第24例のように、R1を介して窒素原子同志がさらに
連結し、X、R1および2個の窒素原子によって環を形成
したものも包含される。
さらに一般式(II)におけるR2およびR3は、互いに同
じであっても、また異なっていてもよく、それぞれ水素
原子または炭素数1〜12のアルキル基である。なお、上
記第12例、第13例、第22例および第30例のように、R2
R3が結合して環を形成したものも包含される。
このようなジニトロジアミン類をゴムに配合する場
合、その化合物単体を配合してもよいし、複数化合物の
混合体を配合してもよいし、ゴム物性に影響を与えない
クレーなどの担体と混合したものを配合してもよいし、
さらには他の配合剤と混合したものを配合してもよい。
その配合量は特に限定されるものではないが、あまり少
ないと引張速度、耐発熱性などの加硫ゴム物性の改良効
果が不充分であり、また多すぎても効果が飽和して不経
済になることから、通常、ゴム成分100重量部あたり0.1
〜10重量部の範囲である。
また本発明において、充填剤としてはカーボンブラッ
クおよびホワイトカーボンの両者が使用されるが、かか
る充填剤は、従来より使用されているのと同様の配合割
合で使用でき、特に本発明により特定されるものではな
い。ただし、ホワイトカーボンについては、建設車輌用
タイヤのトレッド部に対する要請の1つである耐カット
性能向上のため、通常、ゴム成分100重量部あたり5重
量部以上配合される。また、カーボンブラックおよびホ
ワイトカーボンの種類に関しても、本発明により特定さ
れるものではなく、従来よりゴム工業において使用され
ている種々のカーボンブラックおよびホワイトカーボン
を使用することができる。
本発明において、ゴム種としては天然ゴムのほか、一
般にゴム工業で使用されている各種の合成ゴムが使用で
きるが、これらの中でも天然ゴム(NR)、ポリイソプレ
ンゴム(IR)、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SB
R)、ポリブタジエンゴム(BR)、アクリロニトリル−
ブタジエン共重合ゴム(NBR)、イソプレン−イソブチ
レン共重合ゴム(IIR)などのジエン系ゴム単独もしく
は、これらのゴムのポリマーブレンドが好ましい。
一般に、天然ゴムや合成ゴムに配合剤を配合する場
合、その配合は基本的に2つの工程で行われる。すなわ
ち、充填剤、プロセスオイル、ステアリン酸などはゴム
温度120〜170℃程度の比較的高温の第1工程で配合さ
れ、加硫促進剤や加硫剤はゴム温度80〜120℃程度の比
較的低温の第2工程で配合される。
本発明によるジニトロジアミン類のゴムへの配合は任
意の方法で行われ、例えば加硫促進剤や加硫剤とともに
第2工程で配合してもよいし、前記第1工程および第2
工程とは異なる別の工程で配合してもよいが、一般的に
は充填剤等が配合される第1工程で配合するのが好まし
い。その際の配合温度は、高温である方が加硫ゴム物性
の改良効果は大きいが、あまり高温で配合するとゴムの
酸化劣化を引き起こすため、通常は200℃以下である。
この際、さらに効果を向上させる目的で、加硫促進剤や
モルフォリンジスルフィドなどの加硫剤を助剤として少
量配合してもよい。
なお、ジニトロジアミン類、カーボンブラックおよび
ホワイトカーボンを配合したゴムには、トルクの上昇や
加硫の活性化が見られることがあるが、これらを改良す
る目的で、しゃっ解剤やリターダーを併用してもよい。
また、ホワイトカーボン充填ゴムにおいては、ホワイト
カーボンが加硫促進剤等を吸着し、加硫を遅らせること
がしばしば起きるので、これを改良する目的でトリエタ
ノールアミン等の吸着防止剤を併用してもよい。さらに
は、一般の各種ゴム薬品や軟化剤等を必要に応じて併用
してもよいことはいうまでもない。
<実施例> 次に、前記一般式(II)で示されるジニトロジアミン
類の製造例、およびそれをゴムに配合して物性評価した
実施例により、本発明をさらに具体的に説明するが、本
発明はこれらによって限定されるものでない。
製造例1 撹拌機、温度計、冷却器を備えた1四ツ口フラスコ
に2−ニトロプロパン156.8g(1.76モル)を仕込み、こ
れに、溶媒としてメタノール200mlおよび触媒として40
%トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキシドメタノ
ール溶液16.7g(0.04モル)を加えた。この混合物を50
℃に加熱、保温したのち、この中へ37%ホルマリン136.
3g(1.68モル)を約1時間にわたって滴下した。その
後、反応マスを60℃に昇温し、これに、p−フェニレン
ジアミン86.5(0.8モル)をメタノール500mlに溶かした
40℃の溶液を約1時間にわたって滴下した。滴下終了
後、反応マスを60℃にて約4時間保温したところ、結晶
が析出し、反応マスはスラリー状態となった。
この反応マスを徐々に降温し、5℃まで冷却したの
ち、反応マスを過し、析出晶を取した。結晶をメタ
ノールおよび水で洗浄し、50℃以下で減圧乾燥して、N,
N′−ビス(2−メチル−2−ニトロプロピル)−1,4−
ジアミノベンゼン226.3g(対p−フェニレンジアミン収
率91.1%)を得た。この化合物は淡黄色結晶であり、融
点は135〜137℃であった。この化合物を化合物Aとす
る。
なお、この化合物の元素分析結果は以下のとおりであ
った。
C H N 測定値 54.13% 7.22% 18.09% 計算値 54.18% 7.14% 18.05% またこの化合物は、FD−マス、NMRおよびIRの帰属よ
り、 で示される構造式を有するものであることが確認され
た。
原料を変える以外は上記と同様の方法により、表−1
を示す各種ジニトロジアミン類を製造した。
製造例2 撹拌機、温度計、冷却器を備えた1四ツ口フラスコ
に1,6−ジアミノヘキサン116.2g(1.0モル)、2−ニト
ロプロパン178.2g(2.0モル)、およびメタノール140g
を仕込み、撹拌下、45〜55℃にて37%ホルマリン162.3g
(2.0モル)を1時間を要して滴下した。ホルマリン滴
下後、同温で1時間保温し、その後、水200mlを加え、
分液した。
油層を水200mlで洗浄後、60℃、30Torrの条件下で濃
縮し、淡黄色液体304gを得た。この液体を高速液体クロ
マトグラフィーにより分析した結果、N,N′−ビス(2
−メチル−2−ニトロプロピル)−1,6−ジアミノヘキ
サン298gおよび2−ニトロプロパン5gが含有されてい
た。
この液体にn−ヘキサン300mlおよびトルエン150mlを
加えて溶解させ、その後、5℃まで冷却したところ、結
晶が析出し、スラリー状態となった。この混合物を過
し、得られた結晶を冷n−ヘキサン100mlで洗浄後、20
℃以下で真空乾燥し、N,N′−ビス(2−メチル−2−
ニトロプロピル)−1,6−ジミノヘキサン288gを得た。
この化合物は淡黄色結晶であり、融点は26〜27℃であっ
た。この化合物を化合物Eとする。
なお、この化合物の元素分析値は以下のとおりであっ
た。
C H N 測定値 52.69% 9.45% 17.57% 計算値 52.81% 9.50% 17.60% 原料を変える以外は上記と同様の方法により、表−2
に示すジニトロジアミン類を製造した。
実施例1 (配合処方) 天然ゴム 100重量部 HAFブラック 45 〃 ホワイトカーボン 10 〃 ステアリン酸 3 〃 亜鉛華 5 〃 加硫促進剤(N−シクロヘキシル−2−ベンゾ チアゾールスルフェンアミド) 1 〃 イオウ 2 〃 トリエタノールアミン 表−3に記載 ジニトロジアミン類または比較化合物 〃 バンバリーミキサーとして東洋精機製250mlラボプラ
ストミル を用い、オイルバス温度170℃で、上記配合
処方に基づき、天然ゴムをベースとして、本発明のジニ
トロジアミン類、カーボンブラック、ホワイトカーボ
ン、ステアリン酸、亜鉛華および吸着防止剤としてトリ
エタノールアミン(以下TEAと略す)を投入し、60rpmの
ミキサー回転数で5分間混練した。この時のゴム温度は
150〜160℃であった。
次に、このゴム配合物をオープンミルに移し、40〜50
℃の温度で上記配合処方に示した加硫促進剤およびイオ
ウを添加し、混練した。
さらに加硫プレスにより、温度145℃、表−3に記載
の時間で加硫し、所定の形状にした後、各種の試験に供
した。
また比較のために、本発明によるジニトロジアミン類
に代えて、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テ
トラスルフィド(以下TEPTと略す)を用いたものについ
ても同様の試験を行った。
なお、各種の試験法は以下のとおりである。
(1) 反発弾性率 JSI−K−6301に準拠し、リュプケタイプの試験機を
用いて測定した。
(2) 引張物性 JIS−K−6301に準拠し、5号室リングを用いて測定
した。測定結果として、引張強度、破断時伸びおよび引
張応力(M300)を記載した。
(3) 耐発熱性 ASTM−D−623−58に準拠した。グッドリッチ式の発
熱試験器を用い、荷重35lb、ストローク6.35mm、振動数
1800rpm、槽内温度40℃の条件で、40分後の発熱温度(4
0分後のゴム温度と初期ゴム温度の差で表示)を測定し
た。
ジニトロジアミン類およびTEAの配合条件、配合後の
加硫条件、および加硫ゴム物性の試験結果を表−3にま
とめて示す。
<発明の効果> 本発明によれば、ホワイトカーボン充填ゴムにおい
て、従来のシランカップリング剤とはまったく異なる構
造よりなる化合物の添加により、従来のシランカップリ
ング剤を配合する方法に比較して、引張強度の向上効果
を同程度以上に維持しながら、かつ従来を越える耐発熱
性の改良効果を得ることができる。したがって、本発明
により提供されるゴム組成物は、タイヤトレッド用ゴム
材料、特に建設車輌等の高荷重で悪路を走行する機会の
多い自動車のタイヤトレッド用ゴム材料として好適に使
用することができ、さらにタイヤのその他の部材および
ベルト、ゴムロール等のゴム製品に対しても有効に使用
することができる。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天然ゴムまたは/および合成ゴムに、カー
    ボンブラック、ホワイトカーボン、および一般式 (式中、Xは2価の鎖状脂肪族基、環状脂肪族基または
    芳香族基であって、基中にハロゲンまたは酸素を含んで
    いてもよい。R1は水素原子、鎖状脂肪族基、環状脂肪族
    基または芳香族基であるが、XおよびR1がいずれも鎖状
    脂肪族基である場合は、R1を介して窒素原子同志が互い
    にさらに連結していてもよい。R2およびR3はそれぞれ独
    立に水素原子または炭素数1〜12のアルキル基であり、
    R2とR3が結合して環を形成していてもよい。) で示されるジニトロジアミン類を配合することを特徴と
    するホワイトカーボン充填ゴムの加硫ゴム物性改良方
    法。
  2. 【請求項2】吸着防止剤を併用する請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】天然ゴムまたは/および合成ゴムに、カー
    ボンブラック、ホワイトカーボン、および請求項1記載
    のジニトロジアミン類を含有させてなるゴム組成物。
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