JP3360326B2 - 乾燥機 - Google Patents

乾燥機

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JP3360326B2
JP3360326B2 JP27256592A JP27256592A JP3360326B2 JP 3360326 B2 JP3360326 B2 JP 3360326B2 JP 27256592 A JP27256592 A JP 27256592A JP 27256592 A JP27256592 A JP 27256592A JP 3360326 B2 JP3360326 B2 JP 3360326B2
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康裕 湯朝
正 大野
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収納物から発生する臭
気を吸着する脱臭装置を備えた食器等の乾燥機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種乾燥機は、第5図に示すよ
うに、食器等を収納乾燥する乾燥室と、乾燥室1内に温
風を供給するヒ−タ−2及びファンモータ3からなる温
風装置、と、温風装置4を制御する制御装置5を備えた
構成のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、乾燥機は乾燥室
内の収納物から発生する臭いについての問題があった。
【0004】従来例の乾燥機についても、制御装置5が
乾燥終了後ファンモータ3のみを一定時間駆動して乾燥
室1内の温度を強制的に下げることにより、乾燥終了後
に乾燥室1の扉を開けた時に感じるムッとした臭いを低
減するという配慮はあった。しかしファンモータ3停止
後も収納物から臭気は発生し続けており、しだいに乾燥
室1内に充満していくため、収納中の臭いについては全
く配慮されていないのが現状であり、臭いの面で脱臭装
置付きのものが要望されている。
【0005】本発明はこのような課題を解決するもの
で、乾燥後の収納物から発生する臭いを効率的に継続し
て除去することにより、使用時の不快感を低減させる乾
燥機を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の乾燥機は食器等
を収納乾燥する乾燥室と、前記乾燥室内に温風を供給す
るためのヒ−タ−及び主ファンモータからなる温風装置
と、前記乾燥室内を循環した温風を排気するための排気
経路と、前記乾燥室内の収納物から発生する臭気を吸着
させる前記排気経路内に配設された脱臭装置と、乾燥終
了後も収納物から継続して発生する臭気を前記脱臭装置
へ送り込む副ファンモータを備え、乾燥終了後に前記副
ファンモータを一定間隔でON/OFF制御する制御装
置を設けたものである。
【0007】
【作用】本発明の乾燥機は、食器等を収納乾燥する乾燥
室内に温風を供給するためのヒ−タ−及び主ファンモー
タからなる温風装置と、前記乾燥室内を循環した温風を
排気するための排気経路と、前記乾燥室内の収納物から
発生する臭気を吸着させる前記排気経路内に配設された
脱臭装置と、乾燥終了後も収納物から継続して発生する
臭気を前記脱臭装置へ送り込む副ファンモータを備え、
乾燥終了後に前記副ファンモータを一定間隔でON/O
FF制御する制御装置を設けているので、乾燥後も収納
物から連続して発生する臭いを継続して脱臭すると共
に、前記副ファンモータの制御を連続ではなく一定間隔
でON/OFF制御しているので、副ファンモータにか
かる負担が軽減され効率的な動作が実現できるものであ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1及び
図2を参照しながら説明する。
【0009】図1において、6は乾燥機本体で、まな板
や食器等の収納物7を収納乾燥する乾燥室8と、乾燥室
8内に温風を供給するためのヒ−タ−9及び主ファンモ
ータ10からなる温風装置11と、乾燥室8内を循環し
た温風を排気するための排気経路12と、乾燥室8内の
収納物7から発生する臭気を吸着する排気経路内に配設
された硫黄化合物や窒素化合物を常温下で吸着・酸化分
解するハニカム触媒で構成された脱臭装置13と、乾燥
終了後に収納物7から継続して発生する臭気を脱臭装置
13へ送り込む副ファンモータ14と、ヒ−タ−9、主
ファンモータ10及び副ファンモータ14をON/OF
F制御する制御装置15とを備えた構成である。制御装
置15はマイクロコンピュ−タ16と、マイクロコンピ
ュ−タ16からの制御信号を受けてヒ−タ−9をON/
OFF駆動するヒ−タ−駆動回路17a、マイクロコン
ピュ−タ16からの制御信号を受けて主ファンモータ1
0をON/OFF駆動する主ファンモータ駆動回路17
b、マイクロコンピュ−タ16からの制御信号を受けて
副ファンモータ14をON/OFF駆動する副ファンモ
ータ駆動回路17cで構成されている。また、図中の実
線矢印は主ファンモータ10が駆動している時の空気の
流れを示し、点線矢印は副ファンモータ14が駆動して
いる時の空気の流れを示している。
【0010】上記構成において、制御装置15の動作
は、乾燥開始時には制御装置15内のマイクロコンピュ
−タ16の出力ポ−トD0及びD1が出力H(負荷ON
信号)から出力L(負荷OFF信号)に変化し、出力ポ
−トD0のON信号は制御装置15内のヒ−タ−駆動回
路17aに伝えられて、ヒ−タ−駆動回路17aはヒ−
タ−9をONする。同時に出力ポ−トD1のON信号は
制御装置15内の主ファンモータ駆動回路17bに伝え
られて、主ファンモータ駆動回路17bは主ファンモー
タ10をONし、温風が乾燥室8内に供給されて収納物
7の乾燥が始まる。乾燥室8内を循環した温風は排気経
路12内の脱臭装置13を通って機外に排出され、この
時収納物7から発生した臭気は脱臭装置13にて吸着さ
れる〔期間(A)〕。次に一定時間の乾燥が経過する
と、マイクロコンピュ−タ16の出力ポ−トD0は出力
Hに復帰してヒ−タ−9の駆動を停止させ乾燥終了する
が、マイクロコンピュ−タ16の出力ポ−トD1は一定
時間出力Lを継続し、この期間乾燥室8内の温度は室温
近傍まで低下していくと同時にこの期間も収納物7から
発生する臭気は脱臭装置13にて吸着される〔期間
(B)〕。期間(B)が経過し、マイクロコンピュ−タ
16の出力ポ−トD1が出力Hに復帰すると同時にマイ
クロコンピュ−タ16の出力ポ−トD2が出力Lに変化
し、出力ポ−トD2のON信号は制御装置15内の副フ
ァンモータ駆動回路17cに伝えられて、副ファンモー
タ駆動回路17cは副ファンモータ14をONし、機外
の空気が乾燥室8内に供給され、主ファンモータ10が
駆動している時と同じく乾燥室8内を循環した空気は排
気経路12内の脱臭装置13を通って機外に排出され、
この時収納物7から発生した臭気は脱臭装置13にて吸
着されることになる。以降マイクロコンピュ−タ16の
出力ポ−トD2は一定周期で出力L(期間C1)と出力
H(期間C2)を繰り返すことにより、副ファンモータ
14はON/OFF駆動を継続して繰り返し、乾燥終了
後も継続して発生し続ける臭気レベルを人が感知し得な
い低レベルに維持し続ける〔期間(C)〕。従って、乾
燥後も収納物から発生する臭いを継続して除去すること
により、いかなる時でも使用時の不快感を低減させるも
のである。また、副ファンモータ14を連続的に駆動し
ても臭気レベルの低減はそれ以上の効果を得るが、本実
施例と比較して人の嗅覚レベルでの差異はなく、逆に収
納物7の臭気は乾燥後も長期間発生し続けるため、その
間ずっと連続して駆動すればファンモータの寿命劣化を
早める事となる。従って、副ファンモータ14を一定周
期でON/OFF制御することにより、人が感知し得な
いレベル以下に維持しつつ長時間脱臭に対応し、かつフ
ァンモータの寿命劣化を軽減した効率的な脱臭効果が得
られるものである。
【0011】次に本発明の他の実施例について説明す
る。図3は他の実施例を示しており、この実施例では、
副ファンモータ14のON/OFF1周期(T)内のO
N/OFF期間の比率(C3:C4)を、乾燥終了直後
はON期間の比率を高く、その後時間経過に従いON期
間の比率を短く変化させていくもので(C3a>C3b
>C3c>…>C3(x)>C3(x+1)>…、C4
a<C4b<C4c<…<C4(x)<C4(x+1)
<…)、この結果乾燥終了後の臭気レベルをより早く人
が感知し得ない低レベルに引き下げ臭気に対する不快感
の低減を早期に実現できるのに加え、収納物7から発生
する臭気は時間経過に従い自然にその量は減少していく
ことから、より実際の臭気発生のメカニズムに即した、
ファンモータの寿命から見ても効率的な脱臭動作が行え
るという効果を奏するものである。
【0012】なお、上記実施例では、副ファンモータ1
4のON/OFF1周期(T)を均等としたが、これに
限定されるものでなく、図4に示すように、副ファンモ
ータ14のON/OFF1周期(T)を時間経過に従い
変化させた(T1<T2<T3<T4<…、しかも副フ
ァンモータ14のON/OFF期間の比率は、乾燥終了
直後はON期間の比率を高く、その後時間経過に従いO
N期間の比率を短く変化させていく)としても本発明の
効果を達成するものである。また、副ファンモータ14
の一回目のON期間のみをある程度長期間にとり、その
後は上記第1の実施例に示すような一定周期・ON/O
FF一定比率の動作を連続して行うとしても本発明の効
果を達成するものである。
【0013】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなよう
に、本発明によれば、食器等を収納乾燥する乾燥室内に
温風を供給するためのヒ−タ−及び主ファンモータから
なる温風装置と、前記乾燥室内を循環した温風を排気す
るための排気経路と、前記乾燥室内の収納物から発生す
る臭気を吸着させる前記排気経路内に配設された脱臭装
置と、乾燥終了後も収納物から継続して発生する臭気を
前記脱臭装置へ送り込む副ファンモータを備え、乾燥終
了後に前記副ファンモータを一定間隔でON/OFF制
御する制御装置を設けているので、乾燥後も収納物から
連続して発生する臭いを継続して脱臭すると共に、前記
副ファンモータの制御を連続ではなく一定間隔でON/
OFF制御しているので、副ファンモータにかかる負担
が軽減され効率的な動作が実現できるという効果を奏す
るもである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す乾燥機の縦断面図
【図2】同乾燥機の動作フローチャート
【図3】同他実施例を示す動作フローチャート
【図4】同他実施例を示す動作フローチャート
【図5】従来例を示す乾燥機の縦断面図
【符号の説明】
6 乾燥機本体 8 乾燥室 9 ヒ−タ− 10 主ファンモータ 11 温風装置 12 排気経路 13 脱臭装置 14 副ファンモータ 15 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−1210(JP,A) 実開 平3−289924(JP,U) 実開 平4−108068(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器等を収納乾燥する乾燥室と、前記乾
    燥室内に温風を供給するためのヒ−タ−及び主ファンモ
    ータからなる温風装置と、前記乾燥室内を循環した温風
    を排気するための排気経路と、前記排気経路内に配設さ
    れ、前記乾燥室内の収納物から発生する臭気を吸着する
    脱臭装置と、乾燥終了後において、収納物から継続して
    発生する臭気を前記脱臭装置へ送り込む副ファンモータ
    を備え、前記副ファンモータは乾燥終了後制御装置によ
    り一定間隔でON/OFF制御してなる乾燥機。
  2. 【請求項2】 制御装置は前記副ファンモータのON/
    OFF1周期内のON/OFF期間の比率を、乾燥終了
    直後はON期間の比率を高く、その後時間経過に従い段
    階的にON期間の比率を短く変化させていくことを特徴
    とする請求項1記載の乾燥機。
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