JP3359546B2 - プリペイドカードシステム及びカード読み書き装置 - Google Patents

プリペイドカードシステム及びカード読み書き装置

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JP3359546B2
JP3359546B2 JP26141397A JP26141397A JP3359546B2 JP 3359546 B2 JP3359546 B2 JP 3359546B2 JP 26141397 A JP26141397 A JP 26141397A JP 26141397 A JP26141397 A JP 26141397A JP 3359546 B2 JP3359546 B2 JP 3359546B2
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prepaid
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俊夫 黒井
隆之 鎌田
隆人 吉村
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NTT Data Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有効期限が設定さ
れているカードと設定されていないカードとを同一の装
置を用いて処理可能なプリペイドカードシステム、プリ
ペイドカード取引方法及びカード読み書き装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリペイドカードを取り扱う店舗には、
有効期限が設定されたカード(有効期限付きカード)を
使用する店舗と、有効期限が設定されていないカード
(無期限カード)を取り扱う店舗がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】有効期限付きカードを
取り扱う店舗では、カードに設定されている使用期限が
有効か否かを使用時にチェックする機能を備える装置が
必要である。しかし、各店舗が取り扱うカードの種別に
応じて設置する装置をいちいち変えることは、作業的に
煩雑である。また、例えば、ある店舗において使用する
カードの種別を変更したい場合、その店舗に配置された
装置を交換しなければならず、将来的汎用性に欠けてい
た。
【0004】また、有効期限付きカードの有効期限の設
定方法として、例えば、予め有効期限を記憶させたカー
ドを発券機に格納し、発券する方法がある。しかしこの
方法では、発券前に有効期限が過ぎたカードは使えなく
なるため、管理者等が発券機に格納されているカードの
有効期限を定期的にチェックしなければならない。他の
方法として、発券機が発券年月日と有効年月日をカード
の発券時にカードに書き込む方法がある。この場合、カ
ードの期限管理が発券機にのみ依存するため、例えば、
発券機が盗難され、不正なカードが偽造される虞があ
る。
【0005】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、使用期間が無期限であるカードと有効期限が設定さ
れているカードとの両方を同一の装置で使用できるプリ
ペイドカードシステム、プリペイドカード取引方法及び
カード読み書き装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、プリペイドカードに有効期限を効率良く
設定可能であり、且つ、セキュリティの高いプリペイド
カードシステム及びカード読み書き装置を提供すること
を他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係るプリペイドカードシス
テムは、金銭的価値を有する金額情報を記憶するプリペ
イドカードを用いて取引を行うプリペイドカードシステ
ムにおいて、複数の前記プリペイドカードの少なくとも
一部に所定期間を示す有効期間情報を記録するカード記
録装置と、前記有効期間情報が記録されている前記プリ
ペイドカードと前記有効期間情報が記録されていない前
記プリペイドカードの少なくとも一方を格納する格納手
段と、前記格納手段に格納されている前記プリペイドカ
ードに発券日を記録し、外部に供給する手段と、を備え
る発券装置と、前記プリペイドカードの使用時に、該プ
リペイドカードに前記有効期間情報が記録されているか
否かを判別する判別手段と、前記判別手段により前記有
効期間情報が記録されていると判別された場合、該プリ
ペイドカードから該有効期間情報と前記発券日とを読み
出す読出手段と、前記読出手段により読み出された前記
発券日に前記有効期間情報が示す所定期間を加え、有効
期限日を算出する算出手段と、現在日付が前記算出手段
により算出された前記有効期限日以前であるか否かを判
別する有効期限判別手段と、現在日付が前記有効期限日
を超過していると判別された場合、取引を不可とする制
御手段と、を備えるカード読み書き装置と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するため、この発明の第2
の観点に係るカード読み書き装置は、金銭的価値を有す
る金額情報を記憶するプリペイドカードを用いて取引を
行うプリペイドカードシステムにおいて、前記プリペイ
ドカードは発券日を記憶し、さらに、その一部は所定期
間を示す有効期間情報を記憶し、前記プリペイドカード
の使用時に、該プリペイドカードを装着する装着手段
と、前記装着手段に装着された前記プリペイドカードに
前記有効期間情報が記憶されているか否かを判別する判
別手段と、前記判別手段により前記有効期間情報が記憶
されていると判別された場合、該プリペイドカードに記
憶されている前記有効期間情報と前記発券日とを読み出
して、有効期限日を算出する算出手段と、現在の日付を
取得し、該日付が前記算出手段により算出された前記有
効期限日以前であるか否かを判別する日付判別手段と、
前記日付が前記有効期限日を超過していると判別された
場合、取引を不可とする制御手段と、を備えることを特
徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】上記目的を達成するため、この発明の第3
観点に係るプリペイドカードの処理方法は、プリペイ
ドカードを処理する方法であって、発券前のプリペイド
カードの少なくとも一部に所定期間を示す有効期間情報
を記録して店舗に出荷可能な状態にする工程と、店舗に
おいて、前記プリペイドカードに発券日を記録して利用
者に提供する工程と、店舗におけるプリペイドカードの
使用時に、該プリペイドカードに前記有効期間情報が記
録されているか否かを判別し、有効期間情報が記録され
ていると判別された場合に、該プリペイドカードから該
有効期間情報と前記発券日とを読み出し、読み出された
前記発券日に前記有効期間情報が示す所定期間を加えて
有効期限日を算出し、現在日付と算出された前記有効期
限日とを比較し、現在日付が前記有効期限日を超過して
いると判別された場合、取引を不可とする工程と、を備
えることを特徴とする。
【0011】プリペイドカードに記録されている発券日
が、現在日付よりも前であることを判別するようにして
もよい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかるプリ
ペイドカードシステムについて以下図面を参照して説明
する。本システムにおいて使用されるプリペイドカード
には、使用期限が設定されている有効期限付きカード
と、使用期限が設定されていない無期限カードと、があ
り、各店舗はこれらのカードのいずれか一方を取り扱
う。
【0013】このプリペイドカードシステムは、図1に
示すように、プリペイドカード10と、カード発行会社
に設置されたカード記録装置11と、各店舗に設置され
た発券機13とカード読み書き装置15と、を備える。
プリペイドカード10は、図2に示すように、所定金額
相当の金額情報を記憶する金額情報エリアE1と、カー
ドの有効期間を記憶する有効期間エリアE2と、発券日
を記憶する発券日エリアE3と、を有する磁気記憶部2
1を備える。有効期間エリアE2は、プリペイドカード
10が有効期限付きカードの場合、所定の有効期間(例
えば、6か月等)を記憶し、プリペイドカード10が無
期限カードの場合、何も記憶しない。
【0014】カード記録装置11は、プリペイドカード
10の磁気記憶部21に初期情報を記録することによ
り、プリペイドカード10を店舗に「期限付きカード」
又は「無期限カード」として供給可能な状態にする装置
である。カード記録装置11は、図3に示すように、入
力部31と、制御部33と、カード記録部35と、を備
える。
【0015】入力部31は、プリペイドカード10への
初期情報の書込要求を入力する。入力部31に入力され
る書込要求には、例えば、有効期限付きカードの初期情
報の書込要求と、無期限カードの初期情報の書込要求
と、がある。制御部33は、入力部31に入力された書
込要求に従って、カード記録部35にプリペイドカード
10への初期情報の書込を指示する。また、制御部33
は、カード記録装置11全体を制御する。
【0016】カード記録部35は、制御部33からの指
示に従って、プリペイドカード10の磁気記憶部21に
所定の初期情報を記録する。例えば、制御部33からの
書込指示が「有効期限付きカードの初期情報」の書込を
指示する場合、カード記録部35は、プリペイドカード
10の金額情報エリアE1に所定金額の金額情報を記録
し、有効期間エリアE2に所定の有効期間を記録する。
また、制御部33からの書込指示が「無期限カードの初
期情報」の書込を指示する場合、カード記録部35は、
プリペイドカード10の金額情報エリアE1に所定金額
の金額情報を記録し、有効期間エリアE2には何も記憶
しない。また、カード記録装置11は、カード記録部3
5にプリペイドカード10を供給するための図示せぬカ
ード供給部を更に備える。
【0017】発券機13は、各店舗に配置され、利用者
に対してプリペイドカード10を発券する装置である。
発券機13は、図4に示すように、現金投入部41と、
カード発券部43と、タイマ45と、制御部47と、カ
ード格納部48と、カード排出部49と、を備える。現
金投入部41は、利用者によりプリペイドカード10を
購入するために投入された現金を受け取る。カード発券
部43は、カード格納部48に格納されているプリペイ
ドカード10を取り出し、タイマ45を参照して磁気記
憶部21の発券日エリアE3に発券日を記録する。
【0018】制御部47は、現金投入部41への現金の
投入の検知、カード発券部43へ発券日の記録の指示等
を行い、また、発券機13全体を制御する。カード格納
部48は、発券用のプリペイドカード10、即ち、各店
舗の管理者がカード発行会社から購入した無期限カード
又は有効期限付きカードを格納する。カード排出部49
は、カード発券部43により発券日が記録されたプリペ
イドカード10を排出する。
【0019】カード読み書き装置15は、各店舗に配置
され、利用者がプリペイドカード10を使用するための
装置である。カード読み書き装置15は、図5に示すよ
うに、カード読み書き部51と、制御部53と、タイマ
55と、を備える。カード読み書き部51は、利用者に
より装着又は挿入されたプリペイドカード10の磁気記
憶部21に記憶されているデータ(金額情報、有効期
間、発券日)の読取り、また、磁気記憶部21へのデー
タの書込みを行う。制御部53は、タイマ55を参照し
てプリペイドカード10の有効期限のチェック、新たな
金額情報の書き込み、等を行う。プリペイドカード10
の有効期限のチェック処理については、後述する。
【0020】次に、カード発行会社のカード記録装置1
1がプリペイドカード10に初期情報を記録することに
より、各店舗に出荷可能なプリペイドカード10を生成
するカード生成処理について説明する。まず、期限付き
カードを生成する場合について説明する。カード発行会
社の作業者は、例えば、初期情報が記録されていない状
態のプリペイドカード10を、カード記録装置11の図
示せぬカード供給部に格納し、入力部31に有効期限付
きカードの初期情報の書込要求を入力する。制御部33
は、この入力に応じて、カード記録部35に有効期限付
きカードの初期情報、即ち、所定金額相当の金額情報と
有効期間とをプリペイドカード10の磁気記憶部21の
金額情報エリアE1と有効期間エリアE2にそれぞれ記
録するよう指示する。カード記録部35は、この指示に
従って、所定の情報を所定の記憶エリアに記録する。こ
れにより、カード記録装置11による期限付きカードの
カード生成処理が完了する。
【0021】次に、無期限カードを生成する場合につい
て説明する。カード発行会社の作業者は、例えば、初期
情報が記録されていない状態のプリペイドカード10
を、カード記録装置11の図示せぬカード供給部に格納
し、入力部31に無期限カードの初期情報の書込要求を
入力する。制御部33は、この入力に応じて、カード記
録部35に無期限カードの初期情報、即ち、所定金額相
当の金額情報をプリペイドカード10の磁気記憶部21
の金額情報エリアE1に記録するよう指示する。カード
記録部35は、この指示に従って、金額情報を所定の記
憶エリアに記録する。これにより、カード記録装置11
による無期限カードのカード生成処理が完了する。な
お、このとき、無期限カードの磁気記憶部21の有効期
間エリアE2には何も記録されていない。
【0022】なお、上記カード生成処理において、磁気
記憶部21に記録される金額情報と有効期間の値は、カ
ード記録装置11に予め設定されていてもよく、作業者
により入力されるようにしてもよい。
【0023】本発明のプリペイドカードシステムは、各
店舗において、使用するプリペイドカード10(有効期
限付きカードと無期限カードのいずれか)に応じて発券
機とカード読み書き装置を変える必要は無く、同一の装
置(発券機13及びカード読み書き装置15)を使用で
きるシステムである。各店舗に配置される発券機13と
カード読み書き装置15の動作について、期限付きカー
ドを使用する店舗Aと、無期限カードを使用する店舗B
と、を例に説明する。
【0024】まず、期限付きカードを使用する店舗Aで
の発券機13Aとカード読み書き装置15Aの動作につ
いて説明する。なお、店舗Aの管理者は、開店前、予め
カード発行会社から購入した期限付きカードを発券機1
3Aのカード格納部48に格納しておく。まず、利用者
は、プリペイドカード10(この場合、期限付きカー
ド)を購入するため、発券機13Aの現金投入部41に
所定金額を投入する。発券機13Aの制御部47は、こ
れに応じて、カード発券部43にカードの発券を指示す
る。カード発券部43は、この指示に応答し、カード格
納部48から期限付きカードを取り出し、タイマ45を
参照して、磁気記憶部21の発券日エリアE3に発券日
を記録する。発券日が記録された期限付きカードはカー
ド排出部49から排出される。これにより、利用者は期
限付きカードを購入することができる。
【0025】次に、利用者は、店舗Aでの支払等の場面
において、購入した期限付きカードを使用する。まず、
利用者は、店舗Aのカード読み書き装置15Aのカード
読み書き部51に自己の期限付きカードを装着し、例え
ば、図示せぬ支払ボタンを押下する。カード読み書き
置15Aの制御部53は、これに応答し、カード読み書
処理を実行する。このカード読み書き処理について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0026】まず、カード読み書き装置15Aの制御部
53は、カード読み書き部51に装着された期限付きカ
ードの磁気記憶部21の有効期間エリアE2にデータが
記録されているか否かを判別する(ステップS1)。こ
の場合、発券機13Aで購入した期限付きカードを使用
しているため、有効期間エリアE2には所定の有効期間
が記憶されている。制御部53は、有効期間エリアE2
に有効期間が記憶されていると判別し、発券日エリアE
3に記憶されている発券日を読み出し、その発券日に有
効期間エリアE2の有効期間を加えて有効期限日を算出
する(ステップS2)。
【0027】次に、制御部53は、タイマ55から現時
点の日付を取り出し、算出した有効期限日と比較するこ
とにより、カードの使用期限が有効か否かをチェックす
る(ステップS3)。この比較において、現時点の日
付、即ち、使用日が有効期限日以前であれば、カードを
使用可能とみなし、金額情報エリアE1に記憶されてい
る金額情報を読み出し、その金額情報から決済金額を差
し引いた新たな金額情報を生成し、金額情報エリアE1
に記録し、処理を終了する(ステップS4)。
【0028】ステップS3の有効期限のチェックにおい
て、使用日が有効期限を過ぎている場合、制御部53
は、カードを使用不可とみなし、例えば、図示せぬ期限
切れランプを点灯し、カードを回収する等のエラー処理
を実行する(ステップS5)。
【0029】以上、期限付きカードを取り扱う店舗Aに
おける発券機13Aとカード読み書き装置15Bの動作
について説明した。次に、無期限カードを取り扱う店舗
Bにおける発券機13Aと、カード読み書き装置15B
の動作について説明する。なお、店舗Bの管理者は、開
店前、予めカード発行会社から購入した無期限カードを
発券機13Bのカード格納部48に格納しておく。
【0030】まず、利用者は、プリペイドカード10
(この場合、無期限カード)を購入するため、発券機1
3Bの現金投入部41に所定金額を投入する。発券機1
3Bの制御部47は、これに応じて、カード発券部43
にカードの発券を指示する。カード発券部43は、この
指示に応答し、カード格納部48から無期限カードを取
り出し、タイマ45を参照して、磁気記憶部21の発券
日エリアE3に発券日を記録する。発券日が記録された
無期限カードはカード排出部49から排出される。これ
により、利用者は無期限カードを購入することができ
る。
【0031】次に、利用者は、例えば、店舗Bでの支払
等の場面において、購入した無期限カードを使用する。
まず、利用者は、店舗Bのカード読み書き装置15Bの
カード読み書き部51に自己の無期限カードを装着し、
例えば、図示せぬ支払ボタンを押下する。カード読み書
装置15Bの制御部53は、これに応答し、図6のフ
ローチャートに示すカード読み書き処理を実行する。
【0032】まず、カード読み書き装置15Bの制御部
53は、カード読み書き部51に装着された期限付きカ
ードの磁気記憶部21の有効期間エリアE2にデータが
記録されているか否かを判別する(ステップS1)。こ
の場合、発券機13Bで購入した無期限カードを使用し
ているため、有効期間エリアE2には何も記憶されてい
ない。制御部53は、有効期間エリアE2にデータは記
憶されていないと判別し、金額情報エリアE1の金額情
報を読み出し、その金額情報から決済金額を差し引いた
新たな金額情報を生成し、金額情報エリアE1に記録し
て処理を終了する(ステップS4)。
【0033】このようにして、取り扱うカードがそれぞ
れ異なる店舗においても、実質的に同一の装置である発
券機13A、13Bとカード読み書き装置15A、15
Bを用いることができる。これにより、店舗で取り扱う
カードに応じて、その店舗に配置する装置(発券機とカ
ード読み書き装置)をいちいち変える必要がないプリペ
イドカードシステムを実現できる。
【0034】また、有効期限付きカードに予め記憶する
有効期間と、発券時に記憶される発券日を用いて有効期
限日を生成することにより、カード発券前にカードの有
効期限が過ぎてしまうことを防止できる。また、発券機
13に有効期限付きカードの有効期間を設定する機能を
持たせないことにより、カードの有効期限日の書き換え
等の不正行為を防止することができる。
【0035】なお、上記構成では、有効期限付きカード
を取り扱う店舗Aのカード読み書き装置15Aでも無期
限カードが使用可能であり、また、無期限カードを取り
扱う店舗Bのカード読み書き装置15Bでも期限付きカ
ードが使用可能である。例えば、各店舗において、自己
の店舗で発行したプリペイドカードのみを使用可能とし
たい場合は、店舗を識別するための店舗コードを各店舗
に配置した発券機13とカード読み書き装置15に記憶
させてもよい。この場合、発券機13は、プリペイドカ
ード10を発券する際、自己が記憶する店舗コードを磁
気記憶部21に記録する。また、カード読み書き装置1
5は、装着されたプリペイドカード10について、その
カードが記憶する店舗コードと、自己が記憶する店舗コ
ードを比較して、一致する場合のみ使用可能とする。こ
れにより、各店舗において、自己の店舗で発券したプリ
ペイドカードのみを使用可能とすることができる。
【0036】なお、有効期限付きカードについては、利
用者にその有効期限を知らせるため、例えば、カード記
録装置11と発券機13が、磁気記憶部21に各情報を
記録した際、記録した有効期間と発券日をそのプリペイ
ドカード10に印字するようにしてもよい。これによ
り、利用者は、表示された有効期間と発券日を見て、そ
のプリペイドカード10の有効期限を知ることができ
る。
【0037】なお、上記カード書き込み処理において、
使用されたプリペイドカード10に発券日が記憶されて
いることを初めにチェックするようにしてもよい。これ
により、例えば、発売前に盗難されたプリペイドカード
が使用されることを防止できる。また、プリペイドカー
ド10に記憶されている発券日が、そのカードの使用日
以前であることをチェックするようにしてもよい。これ
により、例えば、不正な発券日を記録することにより有
効期限を不正に延長したカードを検出できる。
【0038】なお、上記説明では、プリペイドカードに
おいて、金額情報、有効期間、発券日等を記憶するもの
として磁気記憶媒体を使用しているが、これに限定され
ず、例えば、ICチップ等に記憶するようにしてもよ
い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
有効期間情報の記録の有無を判別し、有効期間情報が記
録されていれば、その有効期限をチェックする。これに
より、有効期限が設定されているカードと有効期限が設
定されていないカードとの双方を処理することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリペイドカードシ
ステムの構成を示す図である。
【図2】プリペイドカードの構造を示す図である。
【図3】カード記録装置の構成を示す図である。
【図4】発券機の構成を示す図である。
【図5】カード読み書き装置の構成を示す図である。
【図6】カード読み書き処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 プリペイドカード 11 カード記録装置 13 発券機 15 カード読み書き装置 21 磁気記憶部 31 入力部 33 制御部 35 カード記録部 41 現金投入部 43 カード発券部 45 タイマ 48 カード格納部 47 制御部 49 カード排出部 51 カード読み書き部 53 制御部 55 タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−86481(JP,A) 特開 平1−200997(JP,A) 特開 平3−276285(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 7/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金銭的価値を有する金額情報を記憶するプ
    リペイドカードを用いて取引を行うプリペイドカードシ
    ステムにおいて、 複数の前記プリペイドカードの少なくとも一部に所定期
    間を示す有効期間情報を記録するカード記録装置と、 前記有効期間情報が記録されている前記プリペイドカー
    ドと前記有効期間情報が記録されていない前記プリペイ
    ドカードの少なくとも一方を格納する格納手段と、前記
    格納手段に格納されている前記プリペイドカードに発券
    日を記録し、外部に供給する手段と、を備える発券装置
    と、 前記プリペイドカードの使用時に、該プリペイドカード
    に前記有効期間情報が記録されているか否かを判別する
    判別手段と、前記判別手段により前記有効期間情報が記
    録されていると判別された場合、該プリペイドカードか
    ら該有効期間情報と前記発券日とを読み出す読出手段
    と、前記読出手段により読み出された前記発券日に前記
    有効期間情報が示す所定期間を加え、有効期限日を算出
    する算出手段と、現在日付が前記算出手段により算出さ
    れた前記有効期限日以前であるか否かを判別する有効期
    限判別手段と、現在日付が前記有効期限日を超過してい
    ると判別された場合、取引を不可とする制御手段と、を
    備えるカード読み書き装置と、 を備えることを特徴とするプリペイドカードシステム。
  2. 【請求項2】金銭的価値を有する金額情報を記憶するプ
    リペイドカードを用いて取引を行うプリペイドカードシ
    ステムにおいて、 前記プリペイドカードは発券日を記憶し、さらに、その
    一部は所定期間を示す有効期間情報を記憶し、 前記プリペイドカードの使用時に、該プリペイドカード
    を装着する装着手段と、 前記装着手段に装着された前記プリペイドカードに前記
    有効期間情報が記憶されているか否かを判別する判別手
    段と、 前記判別手段により前記有効期間情報が記憶されている
    と判別された場合、該プリペイドカードに記憶されてい
    る前記有効期間情報と前記発券日とを読み出して、有効
    期限日を算出する算出手段と、 現在の日付を取得し、該日付が前記算出手段により算出
    された前記有効期限日以前であるか否かを判別する日付
    判別手段と、 前記日付が前記有効期限日を超過していると判別された
    場合、取引を不可とする制御手段と、を備えることを特
    徴とするカード読み書き装置。
  3. 【請求項3】プリペイドカードを処理する方法であっ
    て、 発券前のプリペイドカードの少なくとも一部に所定期間
    を示す有効期間情報を記録して店舗に出荷可能な状態に
    する工程と、 店舗において、前記プリペイドカードに発券日を記録し
    て利用者に提供する工程と、 店舗におけるプリペイドカードの使用時に、該プリペイ
    ドカードに前記有効期間情報が記録されているか否かを
    判別し、有効期間情報が記録されていると判別された場
    合に、該プリペイドカードから該有効期間情報と前記発
    券日とを読み出し、読み出された前記発券日に前記有効
    期間情報が示す所定期間を加えて有効期限日を算出し、
    現在日付と算出された前記有効期限日とを比較し、現在
    日付が前記有効期限日を超過していると判別された場
    合、取引を不可とする工程と、 を備えることを特徴とするプリペイドカードの処理方
    法。
  4. 【請求項4】前記カード読み書き装置は、プリペイドカ
    ードに記録されている発券日が、現在日付よりも前であ
    ることを判別する手段を備える、ことを特徴とする請求
    1に記載のプリペイドカードシステム。
  5. 【請求項5】プリペイドカードに記録されている発券日
    が、現在日付よりも前であることを判別する手段を備え
    る、ことを特徴とする請求項2に記載のプリペイドカー
    ド読み書き装置。
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