JP3061710B2 - レジスタシステム - Google Patents

レジスタシステム

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JP3061710B2
JP3061710B2 JP25492393A JP25492393A JP3061710B2 JP 3061710 B2 JP3061710 B2 JP 3061710B2 JP 25492393 A JP25492393 A JP 25492393A JP 25492393 A JP25492393 A JP 25492393A JP 3061710 B2 JP3061710 B2 JP 3061710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は買い上げ商品を集計して
代金の決済を行うレジスタシステムに関し、特に自社カ
ードの使用用途を拡充すると共に、カード運用の安全性
を確保することができるレジスタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レジスタシステムのカードサービ
スは、他社発行カードによる場合と自社発行カードによ
る場合との2種類の方法がある。他社発行カードは、小
売業者の電子式レジスタを大規模且つ広範囲なON−L
INEネットワークを経由してサービスを提供する企業
のコンピュータに接続してそのコンピュータの制御の下
にサービスが行われる。
【0003】一方、自社発行カードは一部の小売業者や
商店街等で導入されており、小売業者の電子式レジスタ
を小規模且つ狭い範囲のON−LINEネットワークを
経由してサービスを提供する小売業者や商店街等のコン
ピュータの制御の下にサービスを行う。主にクレジット
サービスを行う他社発行カードを運用するには、電子式
レジスタを稼働させる小売業者、通信網を提供する通信
ネットワーク業者、及びカードを発行しサービスを提供
するカード発行業者の各相互間でネットワークを形成す
る必要がある。この各業者間でネットワークを形成して
いるため、他社発行カードで全国のあらゆる所からサー
ビスを受けられるという便利性がある。
【0004】また、このネットワークを維持する為にそ
れぞれの業者毎に回線設備、コンピュータ、データベー
ス、及び電源を二重化することにより、システムの安全
性及び信頼性が確保される。しかし、サービスを実行す
るための処理が、そのサービスを提供する業者のコンピ
ュータで行なわれるため、その顧客情報は電子式レジス
タを稼働させる小売業者で管理している顧客識別コード
ではなく、サービスを提供する業者のコンピュータに解
読できる顧客識別コードが使用されている。小売業者は
自己の顧客識別コードによる顧客情報でないことから顧
客管理を行うには不便である。
【0005】 一方、主に友の会、ポイント、自社クレ
ジットサービス等を行う自社発行カードの場合は、細か
い顧客管理を行うには便利である。しかし、自社カード
はサービスを提供する業者が単一の小売業者とか、単一
の商店街のような小規模な資本が多い為に、一般的に回
線設備、コンピュータ、データベース、電源の二重化及
び運用要員の確保等の充分な安全対策は図られていない
のが実情であり不安定な運用となっている場合が多い。
この他にも後方のコンピュータの制御のないOFF−L
INE方式のサービスとして、磁気カードを更新する
リペイドサービス、ポイントサービスがある。
【0006】 プリペイドサービスは、プリペイドカー
ド自動販売機で発券すると同時にその発券額の管理を行
い、カードリーダー・ライタ付きの電子式レジスタで商
品購入の支払高をプリペイドカードの使用可能在高から
減算更新すると同時にプリペイドカードからの減算高の
管理を行なう。プリペイドカード自動販売機で管理した
発券額と電子式レジスタで管理したプリペイドカードか
らの減算高とを監督官庁に報告申告している。ポイント
サービスは、顧客にポイントサービス機能を持った磁気
カードを発行しカードリーダー・ライター付きの電子式
レジスタで商品購入額又は、支払高に応じたポイントを
磁気カード内の前回までの累計ポイントに加算するもの
で、予め決められたポイント毎のサービスを行ってい
る。
【0007】また、従来の電子式レジスタはキャッシュ
レスでのサービスを行う場合はON−LINEで顧客の
与信の管理を行っているデータベースに接続して与信を
確認してからキャッシュレスでのサービスを行うように
運用されていた。また、従来の電子式レジスタで、家
電、家具等の商品配達を伴う商品販売や、洋服等の商品
補正を伴う商品販売を行なう場合はレシートとは別に商
品受払いの伝票を手書きで記入して管理するか、若しく
は受払い管理を行なうコンピュータにON−LINE接
続し伝票発行の管理を行なっていた。
【0008】また、従来の電子式レジスタにタイムカー
ドの機能を実行させる場合は、入力手段から入力した出
勤状態か退勤状態かを示すデータと、キー入力部又はカ
ード読取り部から入力した社員コード、レジスタ制御手
段の現在の日付と時間を示す日時データとからタイムカ
ードデータを作成していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のレジスタシステ
ムは以上のように構成されていたことから、主にクレジ
ットサービスを行う他社カードは、大規模ON−LIN
Eシステムの開発費及び運用費が膨大なものとなる課題
を有していた。また、他社カードのカードサービスを行
うレジスタシステムは、電子式レジスタを稼働させる小
売業者、通信網を提供する通信ネットワーク業者及びカ
ードを発行しサービスを提供するカード発行業者の機器
を経由することとなるため、レスポンスタイムが長くな
る課題を有していた。
【0010】さらに、他社カードのカードサービスを行
うレジスタシステムは、サービスを実行するための処理
が、そのサービスを提供する業者のコンピュータで行な
われるため、その顧客情報が小売業者にとって利用しず
らい課題を有していた。一方、友の会、ポイント、自社
クレジット等のサービスを行なう自社カードにおいても
ON−LINEリアルタイム処理でカードサービスを実
施しており安全対策上設備の二重化が必要となりシステ
ムの開発費及び運用費が大きくなる課題を有していた。
即ち、これらクレジット、友の会、ポイント、プリペー
ト等のサービスを1台の電子レジスタを通じてのON−
LINEリアルタイム処理で実施するには運用のしくみ
が複雑なる為に、膨大なプログラム開発費となってい
た。
【0011】 また、プリペイド、ポイントサービスを
行なうOFF−LINEカードサービスではカード偽造
等による不正使用対策をカードリーダーライタの論理チ
ェックによる不正カード検査機能で行ったり、盗難カー
ド対策としてはカードの製造工程や販売ルートでのカー
ド枚数出納管理とで行なっており、カードの不正使用対
策の強化のために過去の不正使用カード等のネガティブ
情報を検索する機能の追加や盗難された場合の安全対策
を強化する課題があった。また、商品販売に関連して、
他社カードによるクレジットサービスや、自社カードに
よる友の会、ポイント、自社クレジト等のサービスや、
自動販売機でのプリペイドカード販売サービスや、商品
配達を伴う商品販売で商品受払い管理用の伝票発行サー
ビス等が有り、これらのサービスを行なう処理装置、ネ
ットワークがそれぞれのサービス毎に別個にある為に運
用費が大きくなる課題があった。
【0012】また、小売業にとっては、商品販売戦略上
顧客毎の商品販売データベース等の構築が必要であっ
た。これらデータベース構築に必要なデータは商品販売
情報と前記クレジット、お買い物券、ポイント、プリペ
ート等のカードサービスによる代金決済データとで顧客
データベース情報が構成されるために電子レジスタを通
じて収集されるデータの量は大量となり、これらの大量
のデータを安いコストで処理出来る仕組みの開発しなけ
ればならない課題があった。また、カードを利用する顧
客の利便性の為に、このカードサービスを行う小売業者
の殆どの電子式レジスタで処理できなければならず、ロ
ーコストでカードサービスを運用できるレジスタシステ
ムを開発しなければならないという課題があった。
【0013】 また、小売業は変化が激しく売り場の変
更が多頻度に行われており、常にON−LINE処理に
必要なケーブルに接続して電子式レジスタを運用するこ
とは難しく、ケーブルを接続しないOFF−LINEシ
ステムで与信が必要なサービスをサポートできる電子式
レジスタを開発しなければならない課題があった。ま
た、このOFF−LINEシステムでできるサービス
は、ポイント、プリペイド(前払い)、銀行振り替え一
括払い等のキャッシュレス(後払い)、友の会入金管
理、駐車料金サービス等が望まれているが、これらのサ
ービスを実現させるためにはON−LINEシステムと
は異なった新しい考え方が必要で且つ運用カードのセキ
ュリティをできるだけ確保しなければならない課題があ
った。
【0014】また、従来の電子式レジスタは、プリぺイ
ドカードで商品を購入する場合には、プリペイドカード
が代金支払い機能として減算処理のみの作用をおこなう
ことから、電子式レジスタとは別途に設置される専用の
プリぺイドカード販売機を操作してプリペイドカードを
予め購入しておく必要があった。特に、プリペイドカー
ドには盗難、偽造等に対するセキュリティの観点から発
行金額に一定の限度額が定められており、この限度額に
購入額が達する毎に再発行の手続又は購入手続を専用の
プリペイドカード販売機で行わなければならないという
課題を有していた。さらに、プリペイドカードに限度額
が定められていることから、限度額以上の高額商品を購
入する場合には複数のプリペイドカードが必要となり、
この場合にもプリペイドカード発行の手続きが煩雑なた
めにプリペイドカードの普及が進まないという課題があ
った。
【0015】また、従来の電子式レジスタで、家電、家
具等の商品配達を伴う商品販売や、洋服等の商品補正を
伴う商品販売を行なう場合はレシートとは別に商品受払
いの伝票を手書きで記入若しくは受払い管理を行なうコ
ンピュータにON−LINE接続し伝票発行の管理を行
なっており、運用コストの安い仕組みを開発する課題が
あった。また、従来の電子式レジスタにタイムカードの
機能を実行させる場合は、入力手段から入力した出勤状
態か退勤状態かを示すデータと、キー入力部又はカード
読取り部から入力した社員コード、レジスタ制御手段の
現在の日付と時間を示す日時データとからタイムカード
データを作成していた その為に、タイムカードの打刻
漏れ、出勤及び退勤ボタンの入力間違いを即座に判断し
訂正することができなかった。
【0016】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、電子レジスタの使用用途を拡充すると共に、
多機能でハイセキュリィティ且つローコストな自社カー
ドの運用を可能にすることができるレジスタシステムを
提案することを目的とする。
【0017】
【課題を解決する手段】本発明に係るレジスタシステム
は、少なくとも代金決済、カード更新を実行する電子レ
ジスタ及び前記電子レジスタからの情報を管理する中央
管理装置からなるレジスタシステムにおいて、前記中央
管理装置は、複数の電子レジスタの各情報が各々バッチ
処理により入力され、電子レジスタに使用される同一カ
ードデータの同一サービスに関する各情報を実行回数番
号順に整理してカードデータを作成し、前記カードデー
タ及び前記カードデータの作成前に作成されたカードデ
ータに基づいてカードの不正使用に関するネガティブデ
ータを作成して管理し、前記電子レジスタは、購入する
商品の金額、預かり金額、各種指令等を入力する入力手
段と、更新可能なカードの記録内容をカードデータとし
て読出すカード読取り手段と、入力された各種金額及び
カードデータを各種指令に基づいて演算し、代金決済の
処理を実行するレジスタ制御手段と、前記中央管理装置
により作成されたネガティブデータがバッチ処理入力さ
れ、入力されたネガティブデータを記憶する記憶手段
と、前記カード読み取り手段で読出されたカードデータ
が前記記憶手段に記憶されるネガティブデータに該当す
るか否かの判断に基づいて正常処理又は異常処理の各信
号を出力するネガティブ判断手段と、前記ネガティブ判
断手段から正常処理信号が出力された場合にカード読取
り手段から読取られたカードデータの更新演算処理を実
行するカード演算手段と、前記カード演算手段がカード
データの更新処理を実行する毎に当該カードデータの実
行回数データを積算する実行回数積算手段と、前記カー
ド演算手段による更新処理後のカード情報及び、前記実
行回数積算手段が積算した実行回数を含むカードデータ
をカードに書込むカード書込み手段と、同じく更新処理
後のカード情報及び実行回数を含むカードデータをカー
ド更新履歴情報として蓄積する蓄積手段を備え、前記蓄
積手段に蓄積されたカード更新履歴情報を前記中央管理
装置へ電子レジスタの各情報として各バッチ処理入力す
ものである。
【0018】 また、本発明に係るレジスタシステムは
必要に応じて、前記電子レジスタは少なくとも預かり金
額と入力されたカードデータとの合計金額を演算するプ
リペイドカード演算手段を備え、 前記プリペイドカー
ド演算手段が、更新前のプリペイドカードの残存の金
額、入力されたプリペイドカード加算用預り金額及びプ
リペイドカード加算用預り金額に相当するプレミアムの
金額を加算により求めた更新後のプリペイドカードの暫
定現在在高と、前記レジスタ制御手段が更新された暫定
現在在高から商品代金の未支払高を差し引きにより求め
た更新後のプリペイドカードの確定現在在高とを同時又
は連続して更新するものである。
【0019】また、本発明に係るレジスタシステムは
要に応じて、前記電子レジスタは、預り金額が入力され
ると共にプリペイド機能を有する前記カードから読み出
されたカードデータが入力された場合に、前記レジスタ
制御手段の代金決済処理結果に基づく金額をプリペイド
カードのカードデータについて演算を行うプリペイドカ
ード演算手段を備え、前記プリペイドカード演算手段で
演算されたカードデータの使用可能金額が予め設定され
た所定限度額を越える金額になった場合にはカードデー
タの更新処理を無効とする本発明においては必要に応じ
て、ものである。
【0020】 また、本発明に係るレジスタシステムは
必要に応じて、必要に応じて、前記カード演算手段は、
入力手段から入力された預かり金額、各種指令等の入力
データに基づいて、カード読取り手段から読込んだカー
ドの使用を規制するハーフエンコードのカードデータを
使用可能なエンコード済のカードデータに更新し、前記
カードデータが使用可能なエンコード済みとされた場合
に、カード書込み手段がハーフエンコードのカードを使
用可能なエンコード済のカードとして発行すると共に、
エンコード済のカードと識別できる印をカード面に印字
するものである。
【0021】 また、本発明にに係るレジスタシステム
は必要に応じて、電子レジスタのカード読取り手段で読
取られるカードが銀行振り替え一括支払い等のキャッシ
ュレス販売において代金決済機能を有するキャッシュレ
スカードであって、当該キャッシュレスカードのカード
データ内に代金決済の日付を示す債権発生日と当該債権
発生日内での代金決済額の累計金額を集計した当日累計
債権高とを有し、レジスタ制御手段の代金処理結果に基
づく商品代の代金決済額をキャッシュレスで代金決済を
行う際に、前記キャッシュレスカードのカードデータを
カード読取り手段から読取り、キャッシュレスカードの
債権発生日と電子式レジスタ自体の現在の日付ある当日
決済日付が同一の場合は代金決済額を当日累計債権高に
加算して更新し、債権発生日と当日決済日付が異なる場
合は代金決済額を当日累計債権高として更新すると共に
当日決済日付を債権発生日として更新し、前記各更新後
の当日累計債権高が予め決められた当日購入限度額内で
代金決済を行うものである。また、本発明にに係るレジ
スタシステムは必要に応じて、電子レジスタは、各種演
算結果を表示する表示手段を備え、電子レジスタのカー
ド読取り手段で読取られるカードが出勤及び退勤の日付
と時間を記録する機能を有するタイムカードであって、
前記タイムカードのカードデータ内に社員を識別する社
員コードと出勤状態か退勤状態のいずれかを示す出退勤
データを有し、前記タイムカードのカードデータがカー
ド読取り手段から読取られるに際し、カードデータの最
新出退勤データが出勤だった場合は蓄積手段へのカード
更新履歴情報を退勤の出退勤データとして蓄積する旨を
表示手段に表示すると共に、カードデータの最新出退勤
データが退勤だった場合には蓄積手段へのカード更新履
歴情報を出勤の出退勤データとして蓄積する旨を表示手
段に表示し、入力手段から入力される指示に基づいて確
定した確定出退勤データをタイムカードに更新書替える
ものである。
【0022】 また、本発明においては必要に応じて、
各種演算結果を表示する表示手段を備え、出勤及び退勤
の日付と時間を記録する機能を有するタイムカードのカ
ードデータ内に社員を識別する社員コードと出勤状態か
退勤状態のいずれかを示す出退勤データを有し、前記タ
イムカードのカードデータがカード読取り手段から読取
られるに際し、カードデータの最新出退勤データが出勤
だった場合は蓄積手段へのカード更新履歴情報を退勤の
出退勤データとして蓄積する旨を表示手段に表示すると
共に、カードデータの最新出退勤データが退勤だった場
合には蓄積手段へのカード更新履歴情報を出勤の出退勤
データとして蓄積する旨を表示手段に表示し、入力手段
から入力される指示に基づいて確定した確定出退勤デー
タをタイムカードに更新書替えることもできる。
【0023】 また、本発明に係るレジスタシステム
は、購入する商品の金額、預り金額、各種指令等を入力
する入力手段と、更新可能なカードの記録内容をカード
データとして読出し又は書き込むカードリーダライタ手
段と、入力された各種金額及びカードデータを各種指令
に基づいて演算し、代金決済の処理を実行するレジスタ
制御手段とを備える電子レジスタにおいて、前記カード
リーダライタ手段は、暗号文カードデータの復号化を行
なう復号鍵が順次追加格納され、平文カードデータの暗
号化を行なう暗号鍵が格納される暗号記憶部と、カード
更新手段全体の制御に必要な演算を実行し、レジスタ制
御手段との間でカードデータ及び各種指令等を送受信す
ると共に受信した指令を実行し、カードデータの不正改
ざんが発覚した場合に新たな暗号鍵及び復号鍵の格納指
令で当該新たな復号鍵を暗号記憶部へ追加格納を制御
し、同じく新たな暗号鍵を暗号記憶部へ格納制御し、前
記暗号記憶部に格納された各復号鍵及び暗号鍵に対して
暗号世代番号を付与して管理するリーダライタ制御部
と、前記暗号記憶部に格納された最新の暗号鍵でレジス
タ制御部から受信した平文のカードデータを暗号化し暗
号文カードデータにする暗号化部と、カード内の暗号文
カードデータと当該暗号カードデータを暗号化した暗号
鍵の暗号世代番号とから成るカードデータを読出すデー
タ読出部と、読出された暗号文カードデータを同じく読
出された暗号世代番号に対応する復号鍵に基づいて復号
化する復号化部と、前記暗号化部により暗号化された暗
号文カードデータ及びリーダライタ制御部が付与した最
新の暗号世代番号をカードに書込み出力するカード出力
部を備え、前記電子レジスタで更新されたカード更新デ
ータをバッチ処理により中央管理装置に入力され、当該
中央管理装置がカード更新ログデータの調査によりカー
ドを改ざんして不正使用していると判断した場合に、最
新鍵を前記暗号記憶部に追加格納し、複数の旧暗号鍵又
は最新の暗号鍵で暗号化されたいづれかのカードが前記
暗号記憶部に格納されている復号鍵で復号して読出し、
更新処理後の更新データを最新の暗号鍵で暗号化する
のである。
【0024】
【作用】本発明においては、中央管理装置により作成管
理されたネガティブデータが電子レジスタの記憶手段に
バッチ処理により入力され、使用されるカードからカー
ド読取り手段でカードデータを読出し、当該カードが紛
失・不正使用・債務超過等のカードに該当するかを記憶
手段に格納されたネガティブデータに基づきネガテイブ
判断手段が判断し、該当しないと判断された場合にカー
ド演算手段がカードデータの更新処理を実行するように
したので、中央管理装置とはOFF−LINE状態の電
子レジスタ自体で、使用されるカードの使用適否を判断
できることとなる。
【0025】また、本発明においては、カード内のカー
ドデータに基づいて各種サービスを行いサービス後の最
新のカードデータがカードにリアル更新される為に、顧
客がリアル更新されたカードデータの入っているカード
を各電子レジスタ相互間で利用するためにOFF−LI
NEにもかかわずON−LINEと同様に確実にカード
サービスが実施されることとなる。
【0026】 また本発明においては、カードサービス
実行回数を積算している実行回数積算部があるために、
カード更新履歴情報の中に実行回数を含んでいる。この
為にカード更新の履歴データの欠落による事故対策が容
易にでき、OFF−LINE処理でありながらON−L
INEと同様に漏れなく処理できる。特に、中央管理装
はバッチ処理であるために大量のデータが処理可能
で、また、電子レジスタは中央管理装置とは分散処理を
行っているために機能の多様化、操作性の向上、処理の
高速化、システム拡張に対する柔軟性等が図り易い。
【0027】 また、カード更新履歴情報も中央管理装
にON−LINE接続して即時データベース更新する
ことなく、中央管理装置とはOFF−LINEで電子式
レジスタに蓄積できる。このカード更新履歴情報を後で
まとめてバッチ電送やフロッピィー等の外部記憶媒体経
由で中央管理装置に送付してデータベースを更新する。
このデータベースでカードの不正使用やカード更新履歴
情報の漏れのチエック処理を行うが、その時カード更新
履歴情報を実行回数データで並べればそれらのチエック
処理が簡単に行える。カード更新履歴情報の漏れの場合
は実行回数データの欠落している番号の数だけカード更
新履歴情報が欠落していることとなり、不正使用のチエ
ックは順番に論理チエックを行えることとなる。
【0028】また本発明においては、代金決済処理結果
に基づく金額をプリペイドカードのカードデータについ
てプリペイドカード演算手段が演算し、演算されたカー
ドデータに基づいてカード演算手段がカードのカードデ
ータを更新し、更新されたカードデータをカードにカー
ド書込み手段が書込むことになり、プリペイドカードの
使用可能残高が支払い高よりも少ない場合にも商品購入
時にプリペイドカードの加算販売ができることとなり、
プリペイドカードの再発行を伴うことなく継続使用がで
きる。
【0029】特に、プリペイドカードの設定限度額以上
の商品を購入する場合であっても、現金を添えて提出さ
れたプリペイドカードについては設定限度額以上の金額
のカードデータとして取り扱うことができると共に、カ
ードの安全性をも確保する。また、カードデータの更新
処理を予め設定された所定限度額を越えない範囲内にお
いてカード更新手段が実行するようにしたので、更新さ
れたプリペイドカードに対する安全性をより一層確保で
きることとなる。
【0030】さらに、プリペイドカ−ドの暫定現在在高
及び確定現在在高を同時又は連続して更新を行うことと
しているので、カ−ド処理手続を迅速に行うことができ
ることとなる。商品購入の代金決済時にプリペイドカー
ドの加算販売を同時に行い、代金決済処理と加算販売処
理とを個別に行う必要がなくなり、レジスタ処理を高速
化且つ円滑化できると共に、プリペイドカードの利便性
を向上させる。
【0031】またプリペイドカード自動販売機の価格は
紙幣及び硬貨を識別するセンサーの性能に比例している
為に、顧客に便利なようにどの貨幣も使用できるプリペ
イドカード自動販売機を不便を感じないだけの数を設置
する事は費用が高額となる為に難しいが、このプリペイ
ドカード自動販売機の役割を電子レジスタに行わせる事
で顧客に便利なプリペイドの販売サービスがローコスト
で実現された。またプリペイドカード更新履歴情報を中
央管理装置に後でまとめてバッチ入力しプリペイドカー
ドのカード毎に集計管理する事により、監督官庁が指導
しているプリペイドカードのカード毎の残高管理を実現
できることとなる。
【0032】また本発明においては、カードの使用を規
制するハーフエンコードのカードデータを使用可能なエ
ンコード済のカードデータに更新して使用可能なカード
として発行すると共に、エンコード済のカードと識別で
きる印をカード面に印字し且つ、ログ蓄積手段がエンコ
ード済みのカードデータをカード更新履歴情報として蓄
積するようにしたので、もし未使用のプリペイドカード
が盗難にあっても、当該カードはプリペイドカードとし
ては使用ができないハーフエンコードのカードである為
にそのままでは不正使用はできず安全性が保持できる事
となる。また未使用カードは使用可能なエンコード済カ
ードの印が無く一見して盗難カードと判断できる為に、
未使用カードを不正改ざんする場合はカード内のカード
データの改ざんの他にカード面の印字をも改ざんしなけ
ればならない為不正改ざんがそれだけ難しく、不正改ざ
んの可能性を減ずる事で安全性を保持できる事となる。
【0033】 また、本発明においては、キャッシュレ
スでの債権発生日と当日決済日付が同一の場合は代金決
済額を当日累計債権高に加算して更新し、またキャッシ
ュレスでの債権発生日と当日決済日付が異なる場合は代
金決済額を当日累計債権高として更新すると共に当日決
済日付を債権発生日として更新し、前記各更新後の当日
累計債権高が予め決められた当日購入限度額内で代金決
済を行い、且つキャシュレスによる代金決済データをロ
グ蓄積領域に蓄積し、その蓄積したキャシュレスによる
代金決済データを中央管理装置にバッチ入力し、カード
番号毎にキャシュレスによる代金決済額と、別段の方法
ににより入力されたキャシュレスの債権の支払い高とで
演算された累計債権高が累計債権の限度額である累計
限度額以内か否かを判断し、累計債権限度額より大き
いと判断した場合はキャシュレスによる代金決済ができ
ないキャシュレスネガティブデータとして管理し、当該
キャシュレスネガティブデータを電子レジスタのネガテ
ィブデータ記憶領域にバッチ入力する。このように、本
発明においては、キャシュレスによる代金決済を実行す
る場合には、代金決済カードのカードデータのキャシュ
レス管理項目の売上日と、電子レジスタの処理日付であ
る当日決済日とを比較して、等しい場合にはカードデー
タの当日債権高に今回の商品代のキャシュレスによる代
金決済額を加算し、異なる場合には今回の商品代のキャ
シュレスによる代金決済額をカードデータの当日債権
に移行して且つ前記当日決済日をカードデータの売上日
に移行し、前記各更新後の当日累計債権高が当日債権
限度額以内である場合のみキャシュレスによる代金決済
処理を行う。また、キャシュレスによる代金決済データ
はログ蓄積領域に蓄積され中央管理装置にバッチ入力さ
れ、カード番号毎にキャシュレスによる代金決済額と、
別段の方法ににより入力されたキャシュレスの債権の支
払い高とで演算された累計債権高が限度額以上か否かが
判断される。中央管理装置が限度額以上と判断した場合
は、キャシュレスによる代金決済ができないキャシュレ
スネガティブデータとして管理され、後刻キャシュレス
ネガティブデータを電子レジスタのネガティブデータ記
憶領域にバッチ入力する。
【0034】 この為に、ネガティブ判断により累計
高の限度額未満である場合のみキャシュレスによる代
金決済処理を行う。これらの、当日累計債権高の限度額
内での代金決済と、ネガティブ判断による累計債権高の
限度額内での代金決済とでOFF−LINE電子レジス
タでのキャシュレスによる代金決済の実現と安全性を確
保した。
【0035】 また、本発明においては、各種演算結果
を表示する表示手段を備え、出勤及び退勤の日付と時間
を記録する機能を有するタイムカードのカードデータ内
に社員を識別する社員コードと出勤状態か退勤状態のい
ずれかを示す出退勤データを有し、前記タイムカードの
カードデータがカード読取り手段から読取られるに際
し、カードデータの最新出退勤データが出勤だった場合
は蓄積手段へのカード更新履歴情報を退勤の出退勤デー
タとして蓄積する旨を表示手段に表示すると共に、カー
ドデータの最新出退勤データが退勤だった場合には蓄積
手段へのカード更新履歴情報を出勤の出退勤データとし
て蓄積する旨を表示手段に表示し、入力手段から入力さ
れる指示に基づいて確定した確定出退勤データをタイム
カードに更新書替えることもできる。このように、本発
明においては、タイムカードのカードデータに前回の出
勤若しくは退勤の状態を示す出退勤デ−タが記録されて
おり、この出退勤データとは逆の出退勤データを初期設
定しその旨表示装置に表示する。つまり、前回の出退勤
デ−タの逆の出退勤データが今回のあるべき出退勤デ−
タであると電子レジスタに表示させるようにし、操作者
はそのあるべき出退勤デ−タの表示を確認して肯定応答
若しくは否定応答を入力手段からKEY入力するように
、電子レジスタと操作者との二度の確認がされる事と
なり入力ミスが少なくなる。勿論、肯定応答ならば表示
された出退勤デ−タを、否定応答ならば表示とは逆の出
退勤デ−タを確定出退勤デ−タとしてタイムカードのカ
ードデータの更新を行うとともに蓄積手段へ蓄積する。
特に、否定応答入力の場合は前回の出退勤デ−タが間違
っている事となり出退勤デ−タミスの早期に発見による
正確な出退勤デ−タ収集が可能となる。また、この肯定
応答と否定応答の入力KEYはタイムカードの処理以外
の場合も使用されるためにタイムカードの処理専用の入
力KEYは、不必要となるとともに、KEYの数が少な
い分だけKEY操作が楽になることとなる。
【0036】 また、本発明においては必要に応じて、
取引明細等を印字する印字手段と、入力手段から入力さ
れた各種指令からレジスタ制御手段が商品受払い管理を
必要とすると判断した時のみ商品受払い指令を発し、同
一日付内においてかつ当該電子レジスタにおいて、一意
の商品受払管理用の番号を発生させる受払番号発生手段
とを備え、前記レジスタ制御手段からの商品受払い管理
指令に基づき前記印字手段が顧客用レシートに前記受払
い番号発生手段が発生した受払い管理番号と、当該取扱
いを行った電子レジスタを特定するために取扱いを行っ
た店舗を特定できるコードと、同一店舗内で複数の電子
レジスタが設置されている場合は取扱いを行った店舗内
で一意の電子式レジスタ識別コードと、取扱を行なった
日付と、商品明細と、代金決済情報とを印字すると共に
前記取扱い店舗コード、電子式レジスタ識別ード、取扱
日付、商品明細、代金決済情報及び受払い管理番号を蓄
積手段に蓄積することもできる。
【0037】
【0038】
【0039】 また本発明においては、プリペイド(前
払い)機能、キャッシュレス(後払い)機能の少なくと
もいずれかーつの機能を持った代金決済機能カードで商
品代金の決済を行う場合に電子レジスタの入力手段から
入力された預かり金又はカード読み取り手段から読み出
した代金決済機能カードのプリペイド機能やキャッシュ
レス機能で代金決済する場合に、前記預かり金のうち、
プリペイドカード加算購入用預り金が入力されていれば
プリペイドカードの加算販売を行い、現金支払用の預り
金が入力されていれば現金支払いを行ない、次に支払う
べき金額が残っている場合はカード内のプリペイドの使
用可能残高より支払い、さらに支払うべき金額が残って
いる場合はカード内のキャッシュレスの機能により順次
支払いを制御する支払制御手段を備える為に、入力手段
に、現金支払い,プリペイド加算販売、プリペイドによ
る支払い、キャシュレスによる代金決済の各指令を実行
するKEYを指令ごとに備える必要がなく且つ複数の支
払い指令による商品代金の代金決済を実行する場合も1
回のKEY操作で自動的に支払いが行われる。
【0040】特に、プリペイドカード機能のみのカー
ド、プリペイドカード機能とポイントサービス機能を備
えたカード、プリペイドカード機能とポイントサービス
機能とキャッシュレス代金決済機能とを備えたカード等
の、プリペイドカード機能ポイントサービス機能キャッ
シュレス代金決済機能のいずれの機能の組み合わせのカ
ードの時でも、1回のKEY操作で自動的に支払いが行
われる済できる事となり、多機能で複数種類のカード処
理を簡単に操作できる電子レジスタを実現した。
【0041】 また、本発明においては、カード更新手
段に、暗号文カードデータの復号化を行なう復号鍵が順
次追加格納され、平文カードデータの暗号化を行なう暗
号鍵が格納される暗号記憶部と、カード更新手段全体の
制御に必要な演算を実行し、レジスタ制御手段とカード
データ及び各種指令等を送受信するとともに受信した指
令を実行し、カードデータの不正改ざんが発覚した場合
に新たな暗号鍵及び復号鍵の格納指令でその新たな復号
鍵を暗号記憶部へ追加格納制御し、同じく新たな暗号鍵
を暗号記憶部へ格納制御し、前記暗号記憶部に格納され
た各復号鍵及び暗号鍵を暗号世代番号を付与して管理す
るリーダライタ制御部と、前記暗号記憶部に格納された
最新の暗号鍵でレジスタ制御部から受信した平文のカー
ドデータを暗号化し暗号文カードデータにする暗号化部
と、カード内の暗号文カードデータと当該暗号カードデ
ータを暗号化した暗号鍵の暗号世代番号とから成るカー
ドデータを読出すデータ読出部と、読出された暗号文カ
ードデータを同じく読出された暗号世代番号に対応する
復号鍵に基づいて復号化する復号化部と、前記暗号化部
により暗号化された暗号文カードデータ及びリーダライ
タ制御部が付与した最新の暗号世代番号をカードに書込
み出力するカード出力部を備えることもできる。このよ
うに本発明においては、暗号方式の追加が行えるために
電子レジスタとカ−ドリーダー・ライターが一緒に盗難
されて、カードデータが改ざんされて不正使用された場
合等に盗難された機器に無い新暗号方式の追加が行える
こととなり、改ざんカードが新暗号方式の追加されたカ
−ドリーダー・ライターで更新された時に新暗号方式で
書き込まれるために盗難された機器では、暗号解読がで
きず再度の不正使用ができない事となり被害を最小限に
抑えることを実現した。
【0042】
【実施例】
(a)本発明の第1実施例 以下、本発明の第1実施例を図1ないし図3に基づいて
説明する。この図1は本実施例に係るレジスタシステム
の全体ブロック構成図、図2は図1記載のシステムの動
作フローチャート、図3は本実施例システムの動作を説
明するための概略構成図を示す。
【0043】前記各図において本実施例に係るレジスタ
システムは、キー入力によるデータ及び各種カードから
のデータが各々入力され、各データに基づいて代金決済
の処理を実行すると共に、各種カードへのカードデータ
の更新を行う電子レジスタ100と、この電子レジスタ
100の各種情報が各バッチ処理により入力され、入力
された各種情報を管理する中央管理装置200とを備え
る構成である。前記中央管理装置200は、前記バッチ
処理により入力された電子レジスタ100の各情報に基
づいて、電子レジスタ100に使用される同一カードデ
ータの同一サービスに関する各情報を実行回数番号順に
整理してカードデータを作成し、前記カードデータ及び
前記カードデータの作成前に作成されたカードデータに
基づいてカードの不正使用に関するネガティブデータを
作成して管理する構成である。
【0044】前記電子レジスタ100は、レジスタ本体
の制御を行うと共に、各種入力された各種データを演算
処理し、各種判断を実行する中央演算処理装置(以下、
CPU1)と、このCPU1により演算処理された各種
カードのカード更新履歴情報を蓄積記憶する第1のRA
M21及び前記中央管理装置200により作成されたネ
ガティブデータがバッチ処理により入力され、入力され
たネガティブデータを記憶する第2のRAM22を有す
るRAM2と、購入する商品の金額、各種指令等を入力
するキー入力部3と、レジスタ本体に使用される更新可
能な各種カードの記憶内容をカードデータとして読出
し、読出されたカードデータ及びキー入力部3から入力
されたデータに基づいてCPU1が演算した各種処理結
果をカードデータとして前記使用された各種カードに書
込むカードリーダライタ4と、前記CPU1の演算処理
又は判断の結果を印字出力するプリンタ5と、前記CP
Uの演算処理又は判断の各種プログラムを記憶するRO
M6とを備える構成である。
【0045】前記CPU1は、前記キー入力部3から入
力された金額、各種指令及びカードリーダライタ4から
読出されたカードデータに基づいて演算し、代金決済の
処理を実行するレジスタ制御部11と、前記カードリー
ダライタ4によりカードデータを読出されたカードが前
記第2のRAM22に記憶されたネガティブデータに該
当するか否かの判断に基づいて正常処理又は異常処理の
各信号を出力するネガティブ判断部12と、前記正常処
理信号が出力された場合にカードリーダライタ4から読
取られたカードデータの更新処理の演算を実行するカー
ド演算部13と、このカード演算部13による更新処理
の演算を実行する毎に実行回数を積算する実行回数積算
部14とを備える構成である。
【0046】次に、前記構成に基づく本実施例の動作を
説明する。まず、電子レジスタ100を使用する前提と
して、所定期限、例えば店舗の閉店後直ちに第1のRA
M21に蓄積されたカード更新履歴情報のログファイル
をフロッピーディスク210経由で中央管理装置200
のホストコンピュータ201に読込ませ、このホストコ
ンピュータ201が各ログファイルを編集してカードデ
ータを作成し、このカードデータを含む各種データを顧
客データベースとして記憶装置202に格納する。この
顧客データベースのうちカード不正又は不当使用に関す
るネガティブデータをフロッピーディスク220経由で
前記店舗の開店前に電子レジスタ100の第2のRAM
22にネガファイルとして格納する。
【0047】 前記ネガティブデータが第2のRAM2
2に格納された状態において、開店後に来店した顧客か
ら提示される支払い等の各種条件をキー入力部3からキ
ーデータとして入力する(ステップ1)。また、顧客か
ら提出された各種カード,例えば、支払カード、代金決
済カード、友の会員カード、お買い物券プリペイドカー
ド(以下お買い物券PC)、商品券プリペイドカード
(以下商品券PC)、社員証カード等のカードデータを
カードリーダライタ4が読出す(ステップ2)。
【0048】また、前記カードリーダライタ4からカー
ドデータが読出されると、ネガティブ判断部12は第2
のRAM22から前記カードリーダライタ4で読みだし
たカードデータに相当するネガティブデータを読出す
(ステップ3)。前記読出されたカードのカードデータ
に相当するネガティブデータが存在するか否かをネガテ
ィブ判断部12が判断する(ステップ4)。このステッ
プ4においてネガティブデータに存在すると判断された
場合にはネガティブデータとして異常処理信号をカード
演算部13へ出力し、顧客から提出されたカードが使用
不可とする処理を実行する(ステップ9)。
【0049】前記ステップ4においてネガティブデータ
に存在しないと判断された場合には正常処理信号をカー
ド演算部13へ出力し、このカード演算部13がカード
データの更新演算を実行する(ステップ5)。この実行
されたカードデータの更新演算の対象となるサービスの
実行回数を実行回数積算部14が加算処理を実行する
(ステップ6)、この加算処理は前記ステップ2で読出
したサービス実行前のカードデータのサービスの実行回
数に1を加算する事で求められる。
【0050】前記カード演算部13による更新演算の結
果及び実行回数積算部14の加算処理結果のサービスの
実行回数をカード更新履歴情報として第1のRAM21
に蓄積記憶する。(ステップ7)。また、前記更新演算
の結果及び加算処理結果のサービスの実行回数をカード
リーダライタ4が更新されたカードデータとしてカード
に書き込む(ステップ8)。特に、通常の食品スーパー
においてプリペイドカードを使用しない電子レジスタの
処理時間は商品登録の時間と商品代金決済の時間がほぼ
同一で20秒位で合計40秒位要しており、プリペイド
カードを使用して現金授受がない場合は商品代金決済の
時間は6秒位で合計26秒位となり、また、プリペイド
カード加算販売と商品代金決済とを同時に行い釣り銭の
戻しが無い場合は商品代金決済の時間は10秒位で合計
30秒位要する。このために、プリペイドカードを使用
すればプリペイドカードを使用しない場合に比べ1.5
倍位の生産性の向上が見込める事となる。尚、レシート
印字がドットプリンターではなくて速度の早いサーマル
プリンターの場合はより一層の効果が見込めることとな
る。
【0051】前記電子レジスタ100が所定期限、例え
ば店舗の閉店後直ちに第1のRAM21内のカード更新
履歴情報をフロッピーディスク経由で中央管理装置20
0のホストコンピュータ201にバッチ処理入力する。
このホストコンピュータ201はバッチ処理入力された
カード更新履歴情報を過去入力された更新情報と共に編
集し、同一カードデータの同一サービスに関する各情報
を実行回数番号毎に整理してカードデータを作成する。
このカードデータを参考としてホストコンピュータ20
1はカードの不正・不当使用に関するネガティブデータ
を作成し、このネガティブデータも含めた顧客データベ
ースをメモリ202に格納して管理する。
【0052】また、所定期限毎にバッチ処理でネガティ
ブデータを電子レジスタ100に入力されることから、
各電子レジスタ100の端末側でカード使用の適否を判
断できることとなり、またステップ8で最新のカードデ
ータが更新されているカードを顧客が持ち運んで各電子
レジスタ間でサービスを受けるためにオフラインであり
ながら最新のカードデータによるカード処理ができ、オ
ンラインシステムを採用する場合に比べシステム運用コ
ストが少なくなると共に、オンラインシステムとほぼ同
等の顧客サービス及びセキュリティを確保する。
【0053】特に、同一カードデータの同一サービスの
更新演算毎にサービス実行回数の加算処理を行うことか
ら、バッチ処理による複数台の電子レジスタ100から
のカード更新履歴情報の整理編集が容易に行えると共
に、カード更新履歴情報の脱落防止対策ができることと
なり、ネガティブデータを正確且つ確実に作成すること
ができる。なお、本実施例においては電子レジスタ10
0と中央管理装置200との間のデータ入力をフロッピ
ーディスクによるバッチ処理入力を行う構成としたが、
所定期限毎にデータ電送回線を介してバッチ処理により
データを入力する構成とすることもできる。
【0054】(b)本発明の第2実施例 本発明の第2実施例を図4ないし図6に基づいて説明す
る。この図4は第2実施例のレジスタシステムの全体ブ
ロック構成図、図5は図4記載のレジスタシステムの動
作フローチャート、図6は図5の動作中におけるプリペ
イドカードの加算販売の動作フローチャートである。
【0055】前記各図において本実施例に係るレジスタ
システムは、前記図1記載の実施例と同様に電子レジス
タ100と中央管理装置200との間でバッチ処理によ
りデータ入出力を行い、前記電子レジスタ100がCP
U1、RAM2、キー入力部3、カードリーダライタ
4、プリンタ5、ROM6を共通して備え、前記CPU
1にプリペイドカードの加算販売機能を有する点を異に
する。即ち、本実施例における電子レジスタ100のC
PU1は、レジスタ制御部11、ネガティブ判断部1
2、カード演算部13、実行回数積算部14の構成に加
え、キー入力部3から預り金額が入力されると共に、カ
ードリーダライタ4で読出されたカードデータが入力さ
れた場合に、前記レジスタ制御部11の代金決済処理結
果に基づく金額を参照してプリペイドカードのカードデ
ータを演算するプリペイドカード演算部15を備える構
成である。
【0056】次に、前記構成に基づく本実施例の動作に
ついて説明する。まず、キー入力部3の所定キーが操作
されてデータが入力される(ステップ11)。この入力
されるデータは、顧客が購入しようとする商品に関する
金額、部門のデータや、プリペイドカード加算販売預か
り金データや、レジスタ制御部11への代金決済の指令
を行う代金決済キーや、入金処理を行う入金キーや、出
金処理を行う出金キーや、レジスタ操作者登録キー等が
ある。また顧客が購入しようとする商品に関する金額、
部門のデータの入力は図示を省略するスキャナにより顧
客が購入しようとする商品の商品コード番号を読みと
り、その商品コード番号より検索される商品代金、部門
による入力による方法もある。
【0057】前記入力されたデータが購入しようとする
商品に関する金額、部門のデータ(商品登録)であるか
否かをレジスタ制御部11が判断し(ステップ12)、
商品登録と判定された場合にはレジスタ制御部11が商
品金額の加算等の演算動作を開始して商品登録処理を実
行する(ステップ13)。前記ステップ12において商
品登録でないと判断された場合には、その他の処理、例
えば図6に示すプリペイドカードの加算販売、入金処
理、出金処理等の処理を実行する。
【0058】前記ステップ13で第1点目の商品登録の
処理が終了すると、次の第2点目以降の商品についての
商品登録か、支払いについてかのいずれかのデータ入力
がなされる(ステップ14)。さらに、キー入力部3の
代金決済キーが操作されたか否かをレジスタ制御部11
は判断する(ステップ15)。この代金決済キーが操作
されたと判断された場合には支払い処理動作(ステップ
19〜ステップ29)へ移行し、代金決済キーが操作さ
れないと判断された場合にはステップ14で入力された
データが次の商品登録か否かをレジスタ制御部11が判
断する(ステップ16)。
【0059】このステップ16において商品登録がなさ
れたと判断した場合には商品登録をレジスタ制御部11
が商品金額の加算等の演算動作を実行し(ステップ1
7)、商品登録がなされないと判断された場合にはキー
入力部3のキー入力エラーとして処理される(ステップ
18)。即ち、このキー入力エラー処理とされるのは、
代金決済キーの操作若しくは商品登録のキー操作以外の
キー操作の場合である。
【0060】前記ステップ15において代金決済キーが
操作されたと判断されて支払い処理に移行した場合に
は、カードリーダライタ4よりプリペイドカードのカー
ドデータを読出す(ステップ19)。さらに、ネガティ
ブ判断部12は第2のRAM22からステップ19で読
出されたプリペイドカードに相当するネガティブデータ
を読出し(ステップ20)、ネガティブデータに有るか
否かを判断する(ステップ21)。この判断においてネ
ガティブデータに有る、つまりネガティブデータに該当
すると判断された場合には、前記使用されているプリペ
イドカードの使用ができない旨の使用不可処理を実行す
る(ステップ30)。この使用不可処理はレジスタ制御
部11における代金決済処理動作を停止させる。
【0061】前記ステップ21においてネガティブデー
タに無い、つまりネガティブデータに該当しないと判断
された場合には、キー入力部3のテンキーから顧客から
のプリペイド加算用預り金が「0」、即ち預り金が入力
されないか否かをレジスタ制御部11が判断する(ステ
ップ22)。この預り金額が「0」でないと判断した場
合には、プリペイドカード演算部15がプリペイドカー
ドの加算販売についての演算を実行する(ステップ2
3)。この加算販売の演算は、更新前のプリペイドカー
ドの現在在高(残存の金額)と、入力されたプリペイド
加算用預り金額と、このプリペイド加算用預り金額に相
当するプレミアムの金額との加算を行い、更新後のプリ
ペイドカードの暫定現在在高を求める。
【0062】前記更新された暫定現在在高が求められた
場合及び前記ステップ22でプリペイド加算用預り金が
「0」と判断された場合には、レジスタ制御部11がプ
リペイドカードによる商品代金の支払い処理を実行する
(ステップ24)。この商品代金の支払い処理は、前記
更新された暫定現在在高又は前回使用後の現在在高から
商品代金の未支払高を差し引く演算処理により更新後の
プリペイドカードの確定現在在高を求める。
【0063】さらに、プリペイドカードによる商品代金
の支払い処置が終了すると、この処理サービスについて
実行回数積算部14が実行回数の加算処理を実行する
(ステップ25)。この加算処理された実行回数と前記
ステップ24の演算処理により求められたプリペイドカ
ードの確定現在在高を含むカード更新後のログデータを
第1のRAM21に蓄積する(ステップ26)。
【0064】前記プリペイドカード演算部15の制御に
基づいてカードリーダライタ4がプリペイドカードに加
算処理された実行回数及び確定現在在高の金額をカード
データとして書き込むと共に、図示を省略する印字手段
によりプリペイドカードの一側面にカードデータに対応
する金額を印字して排出する(ステップ27)。このプ
リペイドカードの印字は、更新後の暫定現在在高、確定
現在在高について行う。ただし、更新後の確定現在在高
はその値が負の値である場合には、「0」として当該プ
リペイドカードを更新して排出処理を行い(ステップ2
7)、前記負の値の絶対値を不足の金額として次のステ
ップ28へ移行する。
【0065】前記確定現在在高が負の値、即ち支払い不
足か否かをレジスタ制御部11が判断する(ステップ2
8)。このステップ28で負の値(支払い不足)でない
と判断した場合には支払い処理動作を終了する。前記ス
テップ28で負の値(支払い不足)であると判断された
場合には、その旨(絶対値の不足金額)の表示が表示部
(図示を省略)に表示され、この表示に基づいて顧客か
ら入金してもらい、この入金に対応する金額のデータが
キー入力部3から入力される(ステップ29)。この支
払い不足に相当する金額のデータが入力されると前記ス
テップ19に戻り、再度ステップ19からステップ29
の各動作を繰り返すこととなる。
【0066】 前記ステップ12で商品登録でないと判
断されて図6に示すその他の処理へ移行した場合には、
プリペイドカード加算販売を指示するPC加算キーが操
作されたか否かをレジスタ制御部11が判断する(ステ
ップ120)。このプリペイドカード加算販売を指示す
るキーが操作されたと判断された場合には、プリペイド
カードのカードデータをカードリーダライタ4が読出す
(ステップ121)。さらに、ネガティブ判断部12は
前記カードリーダライタ4が読出したカードデータに相
当するネガティブデータが第2のRAM22のネガティ
ブファイルに有るか読出し(ステップ122)、当該プ
リペイドカードがネガティブデータに該当するか否かを
判断する(ステップ123)。この判断においてネガテ
ィブデータに該当すると判断された場合には、前記使用
されているプリペイドカードの使用ができない旨の使用
不可処理を実行する(ステップ131)。この使用不可
処理はレジスタ制御部11における他の処理動作を停止
させる。
【0067】前記ステップ123においてネガティブデ
ータに該当しないと判断された場合には、前記ステップ
11のデータ入力の際に顧客からのプリペイド加算用預
り金が「0」より大きい金額か否かをプリペイドカード
演算部15が判断する(ステップ124)。プリペイド
加算用預り金額が「0」より大きいと判断した場合に
は、プリペイドカード演算部15がプリペイドカードの
加算販売処理を実行する(ステップ125)。この加算
販売処理は、前記読出されたカードデータにおける更新
前の現在在高にプリペイド加算用預り金額と、そのプリ
ペイド加算用預り金額に相当するプレミアムを加算して
更新後の確定現在在高を求める。
【0068】このプリペイドカードの加算販売処理が終
了すると、このサービスについて実行回数積算部14が
サービス実行回数の加算処理を実行する(ステップ12
7)。この加算処理されたサービス実行回数と前記ステ
ップ125の演算処理により求められたプリペイドカー
ドの更新後の確定現在在高を含むカード更新データが第
1のRAM21にログデータとして蓄積する(ステップ
128)。前記加算処理されたサービス実行回数と更新
後の確定現在在高とに基づいてカードリーダライタ4が
プリペイドカードのカードデータを書き替えて更新(ス
テップ129)すると同時に、図示を省略する印字手段
によりプリペイドカードの一側面に確定現在在高を印字
して排出する(ステップ130)。
【0069】前記ステップ124において顧客からのプ
リペイド加算用預り金が「0」と判断した場合には、プ
リペイドカードの加算販売金額の指示がないためにキー
入力部3のキー入力エラーとして処理され(ステップ1
26)、プリペイドカードを排出する(ステツプ13
0)。また、前記ステップ120においてレジスタ制御
部11がプリペイドカードの加算販売を指示するキーが
操作されていないと判断した場合には、その他押下され
たキーに従って入金キーのときには入金処理を、また出
金キーのときには出金処理等へ移行する(ステツプ13
2)。
【0070】図7は他の実施例に係るレジスタシステム
におけるプリペイドカードの加算販売と支払いの同時処
理の動作フローチャートを示す。この他の実施例に係る
レジスタシステムは、前記図1記載の実施例と同様にC
PU1、RAM2、キー入力部3、カードリーダライタ
4、プリンタ5及びROM6を備え、前記図5記載の動
作におけるステップ15以降の支払い処理の動作を異に
する。まず、図5のステップ15においてレジスタ制御
部11がステップ14のデータ入力が代金決済キーの操
作と判断すると図7に記載の支払い処理動作へ移行し、
前記ステップ13及びステップ17(図5を参照)の商
品登録で合計された商品合計金額に消費税を加算して支
払い金額を演算する(ステップ150、図中にはS15
0と記す。以下同様)。また、カードリーダライタ4が
プリペイドカードのカードデータを読出す(ステップ1
51)。
【0071】 さらに、レジスタ制御部11は前記ステ
ップ151のカードデータがプリペイドカード(図はP
Cと表示)か否かを判断し(ステップ152)、プリペ
イドカードが提出されたと判断した場合には、ネガティ
ブ判断部12が第2のRAM22から前記ステップ15
1のカードデータに相当するネガティブデータを読出
し、ネガティブデータが読出された場合はネガティブデ
ータに該当し、ネガティブデータが読出され無かった場
合は正常データと判断される(ステップ153)。
【0072】この判断でプリペイドカードが正常データ
と判断された場合には、プリペイドカードの加算販売動
作(ステップ155以下)へ移行し、また前記ステップ
152でプリペイドカードでないと判断した場合には前
記ステップ150で演算された支払い金額を現金で支払
う動作(ステップ167、以下を省略する)へ移行する
こととなる。なお、前記ステップ153においてネガテ
ィブデータに該当すると判断された場合には使用される
プリペイドカードによる支払い処理ができないとする使
用不可処理を実行し(ステップ173)ステップ164
で再度支払いの為のデータ入力を行うこととなる。
【0073】前記加算販売動作へ移行すると、顧客から
の預り金の有無をレジスタ制御部11が判断し(ステッ
プ155)、この預り金が「0」でないと判断された場
合にはさらに預り金が1万円以上か否かを判断する(ス
テップ155)。前記ステップ155で預り金の金額が
「0」であると判断された場合には後述するステップ1
69のプリペイドカードからの支払い処理へ移行する。
前記ステップ155でプリペイドカード加算用の預り金
がプリペイドカード加算販売最低限度額の1万円未満の
金額と判断された場合には現金による支払い処理が実行
される(ステップ157)。この現金による支払い後に
支払い金額が不足しているか否かをレジスタ制御部11
が判断し(ステップ158)、支払い金額が不足してい
ないと判断された場合には支払い操作を終了する。
【0074】また、前記支払い金額が不足していると判
断された場合にはプリペイドカードからの支払い処理を
レジスタ制御部11が実行する(ステップ159)。こ
のレジスタ制御部11によるプリペイドカードによる支
払い処理は前記ステップ155において預り金の金額が
「0」と判断された場合にも同様に実行することとな
る。前記ステップ155において預り金がプリペイドカ
ード加算販売最低限度額の1万円以上の金額と判断され
た場合には、レジスタ制御部11が支払い後のプリペイ
ドカードの残高金額を計算する(ステップ168)。こ
のプリペイドカードの残高金額は更新前のプリペイドカ
ードの現在在高にプリペイドカード加算用金額及びその
加算用金額に相当するプレミアムを加算し、この加算結
果から支払い金額を差し引くことにより求めることがで
きる。
【0075】さらに、前記ステップ168のプリペイド
カードの残高金額がプリペイドカードの限度額である3
万円より大きいか小さいかをプリペイドカード演算部1
5が判断する(ステップ169)。この限度額の3万円
未満と判断された場合には、プリペイドカード演算部1
5がプリペイドカードの加算販売動作を実行し(ステッ
プ170)、さらにレジスタ制御部11がプリペイドカ
ードからの支払い処理を実行する(ステップ159)。
前記ステップ169において限度額の3万円以上と判断
された場合にはプリペイドカードの加算販売処理への移
行を無効なものとするエラー処理とし(ステップ17
2)、ステップ164で再度支払いの為のデータ入力を
行う事となる。
【0076】このようにプリペイドカードの加算販売時
の暫定在高が設定限度額以上となった場合においても、
引き続き代金決済を行なつて確定在高を求め、この確定
在高が限度額の3万円以内とすることでプリペイドカー
ドの安全性が確保されることとなる。前記ステップ15
9の支払い処理が終了すると、このサービスについて実
行回数積算部14がサービス実行回数の加算処理を実行
する(ステップ160)。この加算処理されたサービス
実行回数と前記ステップ159の演算処理により求めら
れたプリペイドカードの更新後の確定現在在高を含むカ
ード更新データが第1のRAM21にログデータとして
蓄積する(ステップ161)。
【0077】また、前記プリペイドカード演算部15の
制御に基づいてカードリーダライタ4がプリペイドカー
ドに前記サービス実行回数及び確定現在在高の金額をカ
ードデータとして書込むと共に、図示を省略する印字手
段によりプリペイドカードの一側面に対応する所定事項
を印字する(ステップ162)。
【0078】さらに、プリペイドカードによる支払いで
支払い金の金額に足りるか否かをレジスタ制御部11が
判断し(ステップ163)、足りないと判断された場合
にはデータの入力、即ち顧客からの預り金の金額入力等
をキー入力部3から行い(ステップ164)前記ステッ
プ151に戻り以降の手続を繰り返し実行することとな
る。さらに、前記ステップ163においてプリペイドカ
ードの支払いによって支払い金の金額が足りると判断さ
れた場合には、支払い操作を終了する。
【0079】(c)本発明の第3実施例 本発明の第3実施例を図8ないし図24に基づいて説明
する。この図8は本実施例に係るレジスタシステムの概
略構成ブロック図、図9ないし図16は図8記載の実施
例システムの各動作フローチャート、図17は配達販売
で印字出力される顧客用レシートの印字態様図、図18
は商品券PC発行時のカード面の印字態様図、図19な
いし図23はカード種類毎のカードデータフォーマッ
ト、図24は、キー入力部3のキー及び表示装置のレイ
アウトである。
【0080】前記各図において本実施例に係るレジスタ
システムは、前記図1及び図4記載の実施例と同様に電
子レジスタ100と中央管理装置200との間でバッチ
処理によりデータ入出力を行い、前記電子レジスタ10
0がRAM2、キー入力部3、カードリーダライタ4、
プリンタ5、ROM6を共通して備え、この電子レジス
タ100を制御するCPU1の構成を異にする。
【0081】このCPU1は、図4記載の電子レジスタ
100におけるCPU1と同様にレジスタ制御部11、
ネガティブ判断部12、カード演算部13、実行回数積
算部14及びプリペイドカード演算部15を共通して備
え、この構成に加え、現在日時を日時データとして出力
する日時管理部16と、カードリーダライタ4から読み
取られたキャッシュレスカードのカードデータとレジス
ター制御部11が算出した商品代金とからキャッシュレ
スで代金決済を行えるかの判断をするキャッシュレス判
断手段17と、レジスター制御部11が算出した商品代
金をカードリーダライタ4から読み出したカードデータ
とキー入力部から入力された預かり金及び各種指令とか
ら代金決済を制御する支払い制御部18と、商品配達及
び商品補正等の商品受払管理が必要な場合にのみ同一日
付内において且つ当該電子レジスターにおいて一意の受
払番号を発生させる受払番号発生部19とを備える構成
である。
【0082】次に、前記構成に基づく本実施例の動作に
ついて説明する。前提として、図19〜図23の前記各
カードデータフォーマットはカードの基本管理項目の形
式に共通である。カードの種類を識別するカード区分と
カード種類毎にカードを一意とするカード番号とは、予
めエンコードされているものとする。また、カード使用
区分は、「0」で予めエンコードされておりカードの発
行処理以外には使用できないように制御される。
【0083】このカードの発行処理以外には使用できな
いカードをハーフエンコードカードとし、このハーフエ
ンコードカードの種類毎に決められた所定の入会や購入
等のカード発行手続きを電子レジスタ100で実施する
ことにより、カード使用区分が「1」にエンコードさ
れ、カード本来の機能を果たすように制御される。この
カード本来の機能を果たすカードをエンコード済カード
とする。また、カードの種類毎に決められた所定の手続
きによりカードを使用済みとして廃棄カードとする場合
はカード使用区分を「9」とする。また、図19におい
て支払いカードはカード区分が「01」でポイントサー
ビスとプリペイドの機能を持ったカードで不特定多数の
顧客に発行するカードである。
【0084】 一方、代金決済カードは、カード区分が
「03」でポイントサービスとプリペイドの機能の他
に、キャシュレス機能を持っているために、キャシュレ
ス代金決済の資格審査に合格した特定の顧客のに発行す
るカードである。また、顧客には支払いカードが最初に
発行され、キャシュレス代金決済の希望者に代金決済カ
ードを発行する。この時に最初に発行した支払いカード
を引き換え回収するので、一人の顧客は支払いカード若
しくは代金決済カードのいずれか一つしか保持できな
い。
【0085】 なお、前記図20〜図23に記載の他の
カード及びカードデータの項目については前記図19と
基本的に構成を同一に形成されている。詳細な説明は省
略する。また、図24において表示装置31は10キー
からの入力数値やレジスターの状態やレジスター操作者
へキー入力を促すメッセージ等を表示する。10キー3
2は部門コードや預かり金額等を入力し、サインON・
OFFキー33は電子レジスタの起動(サインON)と
停止(サインOFF)の指令を行う。カードの内容問い
合わせキー34はカードのカードデータをレシートに印
字する指令を行い、カード複写併合キー35は汚損カー
ド等の新しいカードへの複写や代金決済カード発行の時
に顧客が以前から持っていた支払いカードのプリペイド
機能のプリペイド使用可能在高とポイントサービスのポ
イント累計高とを代金決済カードに併合する指令を行
う。
【0086】配達販売キー36は大型商品等の販売で、
後日商品の配達納品をする為の商品受払管理をする指令
を行う。補正販売キー37は衣料品等の販売で商品補正
を行って、後日商品の受渡しを行う為の商品受払管理を
する指令を行う。配達・補正完了キー38は商品の配達
納品や、補正商品の受渡しの完了データの入力を指令す
る。部門キー39は10キーで入力された数値が取引商
品の部門であることを指令する。金額キー40は10キ
ーで入力された数値が商品の価格であることを指令す
る。代金決済(肯定応答)キー41は主に商品代金決済
を指令するキーであり、10キーからの預かり金の入力
後このキーを押下し代金決済を実行する。
【0087】 また、この他にカードデータや預かり金
等から判断して各種処理を実行させる「実行キー」機能
と、表示装置31に表示された肯定か否定かのいずれか
のキー入力を促すメッセージに対して肯定応答を入力す
る機能を有する。PC加算(否定応答)キー42は主に
プリペイドの加算販売と代金決済を同時に実行すること
を指令するキーで10キーからプリペイド加算販売用預
かり金を入力後このキーを押下すればプリペイド加算販
売と商品代金の決済を順次実行する。この他に表示装置
31に表示された肯定か否定かのいずれかのキー入力を
促すメッセージに対して否定応答を入力する機能を有す
る。
【0088】まず、図9において商品販売における商品
登録処理(ステップ501ないしステップ508)と商
品登録以外の処理を実行するニュートラル処理(ステッ
プ510ないしステップ521)とからなる。前記商品
登録処理は各種指令等を入力するためのキー操作がなさ
れる(ステップ501)。このステップ501でのキー
操作が販売商品の登録である商品登録であるかを判断し
(ステップ502)、商品登録であると判断されればこ
の商品登録をレジスタ制御部11が商品金額の加算等の
商品登録処理を実行する(ステップ503)。
【0089】この商品登録のキー操作は、キー入力部3
でのキー操作が部門キー39及び金額キー40の操作が
なされるか、または図示を省略するバーコードスキャナ
により入力された商品コードにより検索により入力され
る。前記ステップ503で第1点目の商品登録の処理が
終了すると、次の第2点目以降の商品についての商品登
録か商品代金の代金決済かのいずれかについてのデータ
入力がなされる(ステップ504)。さらに、前記ステ
ップ504でのキー操作が代金決済キー41が操作され
たか否かをレジスタ制御部11は判断する(ステップ5
05)。
【0090】この代金決済キー41が操作されたと判断
された場合には支払処理動作(ステップ700ないしス
テップ720)へ移行し、代金決済キー41が操作され
ないと判断された場合には、同じくステップ504での
キー操作が次の商品の商品登録であるかをレジスタ制御
部11が判断する(ステップ506)。このステップ5
06において商品登録であると判断した場合には商品登
録をレジスタ制御部11が商品金額の加算等の商品登録
処理を実行し(ステップ507)、商品登録でないと判
断された場合にはキー入力部3のキー入力エラーとして
処理される(ステップ508)。即ち、このキー入力エ
ラー処理とされるのは、代金決済キー41の操作か商品
登録キーの操作かのいずれかのキー操作以外のキー操作
の場合である。
【0091】前記ステップ502において商品登録のキ
ー操作でないと判断された場合には、ステップ510な
いしステップ521のニュートラル処理の動作に移行す
る。このニュートラル処理においてレジスター制御部1
1がステップ501でのキー入力部3の操作がカード内
容の問合せキー34か否かを判断し(ステップ51
0)、カード内容の問合せキー34であると判断された
場合にはカードの内容をレシート上にプリンタ5が印字
出力する(ステップ511)。この印字はフローチャー
トをを省略するが、暗証番号等の重要項目を印字する場
合は誕生日等の本人を確認するデータをキー入力部3よ
り入力し図19に示すカード内のカードデータの誕生日
と一致した時のみ印字する事によりカードのセキュリテ
イを保っている。
【0092】 前記ステップ510においてカードの問
合せキー34でないと判断された場合には、ステップ5
01でのキー入力部3の操作がカードの複写・併合キー
35か否かをレジスタ制御部11が判断する(ステップ
512)。このステップ512においてカードの複写・
併合キー35と判断されると、処理フローチャートを省
略するが、汚損したカード等を新しいカードに複写した
り、代金決済カード発行の時に顧客が以前から持ってい
た支払いカードのプリペイド機能のプリペイド使用可能
在高とポイントサービスのポイント累計高とを代金決済
カードに併合する(ステップ513)。
【0093】この併合処理は顧客が支払いカードからキ
ャシュレス機能のある代金決済カードに切り換える時に
支払いカードと同一のカード番号を持つ代金決済カード
が発行されることとなっており、また併合処理は同一カ
ード番号の支払いカードのみを代金決済カードに併合す
る為に同一顧客のカードに限定されカードの不正併合を
防止している。前記ステップ512においてカードの複
写・併合キー35でないと判断された場合には、レジス
タ制御部11はステップ501で、キー入力部3の操作
がサインON・OFFキー33であるか否かを判断する
(ステップ514)。このステップ514においてサイ
ンON・OFFキー33と判断されると、処理フローチ
ャートをを省略するが、サインONはカードリーダライ
タ4に図23に示す社員証カードを予め読み込ませてお
いてサインON・OFFキー33の操作を行った場合で
あり、またサインOFFはカードリーダライタ4にはい
ずれのカードも予め読み込ませないでサインON・OF
Fキー33の操作を行った場合である。
【0094】前記サインONの具体的な処理動作は、レ
ジスタ制御部11の制御に基づき、カード内に記録され
る社員証の機能を有するカードデータを、カードリーダ
ライタ4から読取り、レジスタ制御部11の現在の日時
を示す日時データと、レジスタを識別するレジスタ番号
と、カードデータ内の社員コードとサインON管理項目
内の実行回数積算値を実行回数積算部14が積算した実
行回数積算値とからカード演算部13がカードのカード
データを更新処理を行う。さらに、カード演算部13
は、同時にカード更新の履歴情報を作成し、RAM2の
ログ蓄積領域にそのカード更新の履歴情報を蓄積するこ
とを条件としてのみサインONを実行することができ
る。なお、当該サインON処理で蓄積されたカード更新
の履歴情報は中央管理装置200にバッチ入力されカー
ド番号毎の更新回数順に整理されてサインONの不正操
作のチェックがなされ、もし不正操作が判明すればネガ
ティブデータとしてネガティブファイルに書き込まれ、
翌朝の営業開始前にこのネガティブファイルを電子レジ
スタ100のRAM2内のネガティブデータの記憶領域
にバッチ入力し、再度の不正サインONを防止すること
となる。
【0095】また、本実施例ではブロック構成図及び処
理フローチャートを省略したが、レジスタ操作者である
キャッシャが複数台の電子レジスタ100操作を行い、
レジスタ操作者毎の集計を行うフローティングキャッシ
ャ制を実施する場合に、レジスタ操作者が操作する電子
レジスタ100を離れる度に電子レジスタ100の金庫
であるドロアーを取り外すが、このドロアーを取り外す
時にドロアー取り付け部に備えられたドロアー脱着セン
サーがドロアーの取り外しを感知し電子レジスタ100
をサインOFFされることとなっており、次に別のレジ
スタ操作者が当該サインOFFされた電子レジスタ10
0を稼働させる時に、この社員証によるサインONをお
こないフローティングキャッシャ制を実施している。
【0096】このためにレジスタ操作者が電子レジスタ
を変わるたびに必ずレジスタ操作者の社員証のカードデ
ータ内の社員コードによるレジスタ操作者情報が取れる
こととなり確実なフローティングキャッシャ制を実施し
てレジスタ操作者による不正を抑止している。また、前
記ステップ514においてサインON・OFFキー33
でないと判断した場合には、レジスタ制御部11はステ
ップ501でのキー入力部3の操作が配達販売キー36
であるかを判断する(ステップ516)。配達販売キー
36と判断した場合は、商品配達の商品受払管理の為の
当該電子レジスタ100において一意の商品受払管理用
の受付番号を受払番号発生部19より発生させ、その受
付番号をプリンタ5により顧客用のレシートに印字す
る。
【0097】この顧客用のレシートには前記受付番号の
他に取扱を行った店舗を特定できる店コード、取扱を行
った店舗内で一意のレジスタ番号、取扱を行った日付、
商品明細、商品配達予定日時、商品配達時に集金が必要
な場合には集金する金額等を印字する。さらに、これら
の商品明細や代金決済情報や商品配達予定時に集金する
金額等をRAM2のログ蓄積領域に蓄積する。この印字
された配達販売の顧客用レシートの具体的な一実施例を
図17に示す。また、配達販売のフローチャートを図1
2(A)配達販売前処理及び(B)配達販売後処理にて
示す。
【0098】なお、商品明細の印字は図9のステップ5
03及びステップ507の商品登録処理にておこなわ
れ、(B)配達販売後処理は、図11支払い処理のステ
ップ705にて実行される。また、図12のフローチャ
ート及び図17のレシート項目の説明は図11ステップ
705の項にて行う。前記ステップ516において配達
販売キー36でないと判断した場合には、レジスタ制御
部11はステップ501でのキー入力部3の操作が配達
・補正完了キー38かの判断を行う(ステップ51
8)。配達・補正完了キー38であると判断された場合
は、配達販売完了入力処理を実行する(ステップ51
9)。この完了入力処理は、商品配達完了後や補正商品
受渡し完了後にキー入力部3から完了報告を入力する。
入力項目は、取扱を行った店舗を特定できる店コード、
取扱を行ったその店舗内における一意のレジスタ番号、
取扱を行った日付を、さらに商品配達完了後や商品配達
時に集金が有った場合には集金した金額及び商品受払管
理用の受付番号を入力する。なお、詳細説明を図11ス
テップ706の項にて行う。
【0099】 前記ステップ518において配達・補正
完了キー38でないと判断した場合には、レジスタ制御
部11がステップ501でのキー入力部3の操作が代金
決済キー41かの判断を行う(ステップ520)。代金
決済キー41と判断された場合には、カードリーダライ
タ4から読み出されたカードデータのカード区分により
カードの種類を判断しカードの種類毎の処理を行うカー
ド処理(ステップ600ないし616)へ移行する。他
方、前記ステップ520において代金決済キー41でな
いと判断された場合には、レジスタ制御部11はステッ
プ501のデータ入力が予め決められたキー以外のキー
が入力されたキー入力のエラーとして処理して本実施例
における動作の当初(ステップ501)へ戻ることとな
る(ステップ521)。
【0100】前記カード処理は図10において、まずカ
ードリーダライタ4が顧客から提出されたカードのカー
ドデータを読込む(ステップ600)。このカードデー
タの読み込み動作フローチャートを図13に示す。ま
ず、カードリーダライタ4からカードデータを読み出し
(ステップ801)、そのカ−ドデータ内にあるカード
使用区分により、当該カードが使用済みであるかをレジ
スタ制御部11が判断する(ステップ2)。このカード
使用区分は「0」の場合は未使用、「1」の場合は使用
中、9の場合は使用済みと決められている。前記ステッ
プ802において使用済みと判断された場合は、使用済
みカードは使用できない旨の処理をするカード使用済み
エラー処理を行う(ステップ803)。
【0101】 前記ステップ802において使用済みで
ないと判断された場合は、当該カードがネガティブデー
タに登録されているかを調べるためにカード区分とカー
ド番号とからなる検索キーを設定し(ステップ80
4)、その検索キーにてネガティブデータを検索して読
出し(ステップ5)、同一キーのネガティブデータがな
いか否かによりネガティブデータか否かを判断する(ス
テップ806)。ネガティブデータがないと判断された
場合にはカードエラー区分に「0」を設定しステップ6
01へ進む(ステップ808)。
【0102】前記ステップ806において検索キーと同
一キーのネガティブデータがあれば当該カードが使用で
きない旨のネガエラー処理を行い(ステップ807)且
つカードエラー区分に「1」を設定しステップ601へ
進む(ステップ809)。また、前記ステップ803の
カード使用済みエラー処理の後もステップ809でカー
ドエラー区分に「1」を設定しステップ601へ進む。
図10ステップ601では、前記ステップ600で読み
込まれたカードが使用済みカードではなくて且つネガテ
ィブデータにも無い使用可能なカードかをレジスタ制御
部11が判断する。この判断において使用不可のカード
と判断された場合には、カードエラーの処理を実行し、
前記ステップ501へ戻る(ステップ602)。この使
用不可のカードか否かの判断は、図13のカードデータ
の読み込み処理においてカードエラー区分に「0」が設
定されていれば使用可能で、「1」が設定されていれば
使用不可となる。
【0103】前記ステップ601において使用可能なカ
ードと判断された場合には、当該カードのカードデータ
のカード使用区分により未使用か使用中かをレジスタ制
御部11が判断する(ステップ603)。使用中のカー
ドであると判断された場合には、レジスタ制御部11は
使用中のカードが友の会カードか(ステップ604)、
支払カードか(ステップ606)、社員証か(ステップ
608)の判断を順次実行し、その使用中カードのカー
ド種類毎の処理を行う。
【0104】前記ステップ604において友の会カード
と判断された場合には、友の会員処理を実行する(ステ
ップ605)。この友の会員処理はフローチャートを省
略するが、カードリーダライタ4から読み出された図2
0に示す友の会員カードのカードデータの口数と一口当
り掛金と累計積立金額により満期入金済かをレジスタ制
御部11が判断する。この判断において満期の場合は、
累計積立金額に一ヵ月分の掛金をプレミアムとして加算
した金額のお買物券PC(図22参照)を発行する満期
お買物券発行処理を行う。他方、満期でない場合は、キ
ー入力部3から入力された預かり金が有るときには預か
り金を友の会の会費として友の会員カードに入金更新す
る友の会積立入金処理を行い、満期でない場合で且つキ
ー入力部3から入力された預かり金が無い場合は友の会
の退会処理を行う。
【0105】このように、カードデータにエンコードさ
れたカード区分と入力された預かり金とで制御される為
に図24に示す通り友の会関連の指令キーを備えないで
友の会処理を実現している。前記ステップ606におい
て、支払カードと判断された場合には、プリペイドカー
ド演算部15がプリペイドカードの加算販売を実行する
(ステップ607)。 前記ステップ608において社
員証であると判断された場合には、タイムカードの処理
を実行する(ステップ609)。このタイムカードの処
理フローチャートを図16に示す。まず、ステップ60
0で読み込んだ社員証のカードデータ内の最新の出退勤
区分(図23タイムカード管理項目参照)に基づいて、
その出退勤区分が出勤だった場合はログ蓄積領域に蓄積
するタイムカードデータの出退勤区分を退勤状態に初期
設定し、また退勤だった場合は出勤状態に初期設定す
る。さらに、図24の表示装置31にその初期設定した
退勤状態か出勤状態かを表示する。
【0106】電子レジスタ100の操作者は、その表示
を見て表示通りで良い場合は肯定応答である代金決済キ
ー41を操作し、表示が違っている場合は否定応答であ
るPC加算キー42を操作する事となっており、そのい
ずれかのデータ入力が行われる。 前記データ入力が肯
定応答と判断された場合は前記初期設定した出退勤区分
をそのままで、否定応答の場合は前記初期設定した出退
勤区分の出勤状態と退勤状態を逆にして出退勤区分を確
定し、前記読取り動作時点における現在の日時として日
時管理部15から出力される日時データと、前記確定し
た出退勤区分とで、カード演算部13がタイムカードの
カードデータを書替更新処理を行うと同時にカード更新
の履歴情報を作成する。このカード更新の履歴情報をR
AM2のログ蓄積領域に蓄積し、プリンタ5によりレシ
ートに前記ログ蓄積した社員コード、確定した出退勤区
分、日時データを表示したタイムカードの印字を行う。
【0107】従って、電子レジスタ100でのタイムカ
ードの操作は、社員証カードをカードリーダライタ4に
投入しキー入力部3の代金決済キー41の操作し、表示
装置31の表示を確認して正しければ再度同一の代金決
済41を操作すれば良く操作が簡単である。また、表示
が違っていればPC加算42を操作することとなるが、
これにより前回のタイムカードの操作間違いが発見され
正確な勤怠データの収拾が可能となり、操作が簡単で正
しいデータが収拾できる機能を実現した。また、前記ス
テップ604、ステップ606、ステップ608のいず
れにも該当しないと判断した場合には、ステップ501
へ戻る。
【0108】 前記ステップ603においてカード使用
区分により未使用のカードであると判断された場合に
は、レジスタ制御部11は未使用のカードが支払いカー
ドか(ステップ611)、商品券PCか(ステップ61
3)、友の会員カードか(ステップ615)の判断を順
次実行し、その未使用カードのカード種類毎の処理を行
う。支払カードであると判断された場合には、支払カー
ドの発行処理する(ステップ612)。また、ギフト用
プリペイドカードである商品券PCと判断された場合に
は、キー入力部3から入力された商品券PC購入預り金
額と、カードリーダライタ4から読出したプリペイド
ードとしては機能しないようにハーフエンコードされた
未使用の商品券PCのカードデータとから、プリペイド
カード演算部15がプリペイドカードとして使用可能な
エンコード済のカードデータに更新し、このプリペイド
カード演算部15の演算結果に基づいてカードリーダラ
イタ4が書き換えることによりプリペイドカードとして
使用可能なエンコード済の商品券PCとして発行する
(ステップ614)。このステップ614の商品券PC
販売のフローチャートを図14に示す。まずステップ8
21で未使用商品券PC(図21参照)のカード使用区
分に「1」を設定する。これはプリペイドカードとして
は機能しないハーフエンコードの商品券PCは予めカー
ド使用区分に「0」とエンコードされている。このハー
フエンコードのカードをプリペイドカード機能を持った
エンコード済カードとする為にカード使用区分に「1」
を設定する。
【0109】 次にステップ823で、現在使用可能在
高等の商品券PC管理項目を演算更新する。この、現在
使用可能在高は商品券PC購入金額と商品券PC購入金
額に相当するプレミアムとの和である。次にステップ8
24で、商品券PCの更新後のカードデータをRAM2
のログ蓄積領域に蓄積し、ステップ825でプリペイド
カードとして使用可能なエンコード済の商品券PCと識
別できる印をカード面に印字し、ステップ826でカー
ドデータを書き換え更新しプリペイドカードとして使用
可能なエンコード済の商品券PCの販売を実行する。
【0110】 前記ステップ825のカード面への印字
実施例を図18(発行後)に示す。プリペイドカードと
して使用可能な商品券PCであるエンコード済のカード
の印字面に、カード名称301、カード番号302、カ
ード販売価格303、カード価格にプレミアムを加算し
た現在使用可能在高である代金決済利用可能高304の
印字を行った。この為に、図18(発行前)に示す何も
印字されていないハーフエンコードのカードである未使
用の商品券PCとは一見して識別できる事となり、カー
ドの不正使用を抑止している。
【0111】また、このハーフエンコードカードのエン
コード処理とカード面への印字処理とは、前記図10ス
テップ612の支払いカード発行処理及び後述するステ
ップ616の友の会入会処理においても同様に実施され
る。前記図10におけるステップ613で商品券PCで
ないと判断された場合は、ステップ615で友の会員カ
ードかの判断を行い、友の会員カードと判断された場合
は友の会入会処理を実行する(ステップ616)。
【0112】前記ステップ505(図9を参照)から支
払処理に移行した場合には、図11のステップ700で
カードリーダライタ4よりカードを読込む、次にステッ
プ701でレジスタ制御部11は前記ステップ700で
読込んだカードデータよりカードがカードリーダライタ
4に投入されたか否かの判断する。カードがカードリー
ダライタ4に投入されたと判断がなされた場合には、こ
のカードが代金決済カードや支払カードや商品券PCや
お買物券PCのいずれかで代金決済機能を持つカードか
否かを判断する(ステップ703)。前記ステップ70
1においてカードがカードリーダライタ4に投入されな
かったと判断された場合には、カード無区分に「1」を
設定しする(ステップ702)。また、ステップ703
で代金決済機能を持ったカードでないと判断された場
合、即ち、支払いカード、代金決済カード、商品券P
C、お買物券PCの代金決済機能を持ったカード以外の
友の会会員カード、社員証カードの時にカードエラーと
して処理してステップ504(図9を参照)へ戻ること
となる(ステップ704)。
【0113】前記ステップ703で代金決済機能を持っ
たカードと判断された場合及びステップ702でカード
無区分に「1」の設定が実行された後は、レジスタ制御
部11は当該取引が配達販売かの判断を行う(ステップ
705)。この判断は図12(A)ステップ517で配
達販売前処理を行った時に配達販売区分に「1」が設定
されており、この配達販売区分に「1」が設定されてい
れば配達販売と判断する。ステップ705で配達販売で
あると判断された場合には、配達販売後処理を実行する
(ステップ706)。
【0114】この配達販売後処理のフローチャートを図
12(B)に、その時のレシート印字態様図を図17配
達販売の顧客用レシートに示す。まず、図17配達販売
の顧客用レシートのaないしjについて説明する。同図
において、aは配達販売の顧客用レシート、bは配達販
売を取り扱った販売店を特定する店コード、cは配達販
売を取り扱った日付、dは取り扱った販売店内で一意の
レジスタ識別番号、eは受払番号発生部19が発生させ
た商品受払管理用の番号、fは商品配達を行う商品明
細、gは代金決済情報の一部である前受金、hは商品配
達を行う日付、iはその時間、jは代金決済情報の一部
である商品配達時に集金すべき代引金額である。
【0115】なお、kに示す顧客コード及び顧客名は図
11ステップ702でカード無区分に「1」が設定され
たカード投入が無かった場合は当該情報が無い為に印字
されないこととなる。図12(B)における配達販売後
処理は、フローチャートに示す通り前記図17の配達販
売の顧客用レシートの印字項目gないしjの印字処理を
行う。またeの項目の印字は前記図9ステップ517配
達販売前処理で行い、fの項目の印字は前記図9ステッ
プ503及びステップ507の商品登録で行われ、b、
c、dの各項目の印字はフローチャートは省略するがレ
シートの初期印字処理にて行われる。
【0116】また、図12(B)における配達販売後処
理の最後のステップでRAM2のログ蓄積領域に蓄積さ
れた配達販売データは中央管理装置200にバッチ入力
され商品受払管理の受注データとして管理される事とな
る。この中央管理装置200の受注データより配達納品
指示を行う配達納品指示伝票が作成され、図を省略する
が図17配達販売の顧客用レシートに記載の店コード
b、配達販売を取り扱った日付c、レジスタ識別番号
d、商品受払管理用の番号e、商品配達受払を行う商品
明細f、前受金g、商品配達指定日時のh及びi、代引
金額j等が印字されている。
【0117】当該伝票に基づいて納品完了した場合は、
前記図9のステップ519に示す配達完了入力処理にて
店コードb、配達販売を取り扱った日付c、レジスタ識
別番号d、商品受払管理用の番号e、代引金額j及び納
品を行った日付がキー入力部3より入力され配達完了デ
ータとしてRAM2のログ蓄積領域に蓄積される。この
配達完了データは中央管理装置200にバッチ入力され
商品受払管理の納品データとして管理されることとな
る。また、中央管理装置200での商品受払管理は、前
記受注データと納品データとの店コードb、配達販売を
取り扱った日付c、レジスタ識別番号d、商品受払管理
用の番号eをキーとして受注データと納品データとのマ
ッチングをとることで行なえるようになり、OFF−L
INE状態で稼働する電子レジスタ100で商品受払管
理を実施できる。この為に、従来の商品受払管理用コン
ピュターとON−LINEとによる商品受払管理よりも
大幅なコストダウンが実現できる。また、手作業による
配達納品指示伝票記入よりも大幅な合理化を実現でき
る。
【0118】前記ステップ705において配達販売キー
36でないと判断された場合には、ステップ709にお
いて支払い制御部18は図9のステップ504のデータ
入力がPC加算キー42か否かの判断をする。PC加算
キー42と判断された場合には、支払い制御部18はプ
リペイドカードの加算販売を行う(ステップ710)。
このプリペイドカードの加算販売は処理フローチャート
は省略するが図21の商品券PC及び図22のお買物券
PCはプリペイドカード加算販売の機能を有しない為に
図19の支払いカード及び代金決済カードの時のみプリ
ペイドカード加算販売を行うこととなる。
【0119】前記ステップ709においてPC加算キー
42でないと判断された場合には、支払い制御部18は
図9のステップ504のデータ入力された項目に現金支
払い用の預かり金の有無を判断する(ステップ71
1)。この顧客からの預り金が有ると判断された場合に
は、現金による支払処理が実行される(ステップ71
2)。また、この支払処理の後に支払金額が不足してい
るか否かを支払い制御部18が判断し(ステップ71
3)、支払完了と判断した場合には終了する。前記ステ
ップ710におけるプリペイドカードの加算販売がなさ
れた後、またステップ711において預り金が無いと判
断された後、さらにステップ713において支払が未完
了と判断された後は、支払い制御部18はプリペイドカ
ードによる支払動作を実行する(ステップ714)。こ
のプリペイドカードによる支払によって支払が完了した
か否かを支払い制御部18が判断し(ステップ71
5)、支払完了の場合には終了する。
【0120】 前記ステップ715において支払が未完
了と判断された場合には、支払い制御部18が暗証番号
の一致を判断する(ステップ716)。この暗証番号が
一致したと判断した場合には、キャシュレスによる代金
決済を実行する(ステップ720)。前記ステップ71
6において暗証番号が一致しなかった若しくは暗証番号
の入力が無かったと判断された場合には、別のカード若
しくは現金等で代金決済を行う為に前記ステップ700
に戻り商品代金の支払いが完了するまで支払い処理(ス
テップ700ないしステップ720)を繰り返すことと
なる。前記ステップ720におけるキャシュレスによる
代金決済処理フローチャートを図15に示す。まず、ス
テップ700で読み出された代金決済カードのカードデ
ータ(図19代金決済カード参照)のキャシュレス管理
項目の売上日と、電子レジスタの処理日付である当日決
済日とを比較して(ステップ851)、等しい場合には
カードデータの当日債権高に今回の商品代のキャシュレ
スによる代金決済額を加算し(ステップ852)、異な
る場合には今回の商品代のキャシュレスによる代金決済
額をカードデータの当日債権高に移行し、且つ前記当日
決済日をカードデータの売上日に移行する(ステップ8
53)。
【0121】 次に、支払い制御部18は、前記ステッ
プ852及びステップ853で演算された当日債権高が
当日債権の限度額である1万円以内か否かを判断する
(ステップ854)。1万円以内と判断した場合は、キ
ャシュレスによる代金決済処理を行い(ステップ85
5)、この代金決済処理に使用したカードのカードデー
タを更新すると共に(ステップ856)、このカードデ
ータがカード更新履歴情報としてRAM2に格納され、
さらにカードが排出される(ステップ858)。前記ス
テップ854において1万円以上と判断した場合は、当
債権高が限度額を超えてキャシュレスによる代金決済
ができない旨のエラー処理を行い(ステップ859)、
代金決済カードのカードデータの更新はしないで当該代
金決済カードを排出する(ステップ860)。さらに、
別の手段での支払い処理を行う為に図11のステップ7
00に戻り商品代金の支払いが完了するまで支払い処理
(ステップ700ないしステップ720)を繰り返すこ
ととなる。
【0122】 なお、ステップ857でRAM2のログ
蓄積領域に蓄積されたキャシュレスによる代金決済デー
タは中央管理装置200にバッチ入力され、この入力さ
れた中央管理装置200はカード番号毎にキャシュレス
による代金決済額と、別段の方法ににより入力されたキ
ャシュレスの債権の支払い額とで演算された累計債権
が限度額(3万円)以内か否かを判断し、この限度額
(3万円)より大きいと判断した場合はキャシュレスに
よる代金決済ができないキャシュレスネガティブデータ
として管理し、翌朝の営業開始前に当該キャシュレスネ
ガティブデータを電子レジスタ100のRAM2のネガ
ティブデータ記憶領域にバッチ入力する。このために、
累計債権高が3万円を超えた顧客がキャシュレスで代金
決済をした場合は、ネガティブ判断部12が異常信号を
発することにより代金決済できないこととなる。
【0123】 これらにより、累計債権高が限度額内の
29、999円で且つ当日債権高が当日債権限度額の1
0、000円を加えた39、999円以上になることは
ないために、OFF−LINE電子レジスタでのキャシ
ュレスによる代金決済の実現と安全性を確保した。な
お、ポイントサービスについては、本実施例ではフロー
チャートを省略するが、現金支払額100円に対して1
点のポイント加算を行っており、プリペード及びキャシ
ュレスによる代金決済に対しては、ポイントサービスは
行っていない。
【0124】次に、前記ステップ700で読み込んだカ
ードの種類によるそれぞれの支払い制御部18の処理の
制御について説明する。まず、前記ステップ700で読
み込んだカードがプリペイド機能のみを有し且つプリペ
イド加算販売の不可能な商品券PC(図22参照)若し
くはお買物券PC(図21参照)かのいずれかの場合
は、図9におけるステップ504のデータ入力で入力さ
れた預かり金が有るときはステップ712の現金支払い
を行い、その現金支払いでまだ支払いが不足していると
きにはステップ714のプリペイドカードによる支払い
が実行される。また、ステップ504でデータ入力され
た預かり金が無かった場合はステップ714のプリペイ
ドカードによる支払いのみが実行される。また、ステッ
プ714のプリペイドカードによる支払いで支払いが不
足していても当該カードのカードデータ(図21及び図
22参照)には暗証番号が無い為にステップ716での
暗証番号確認で不一致となりキャシュレスによる代金決
済は行われないこととなる。
【0125】また、前記ステップ700で読み込んだカ
ードがプリペイドカードとポイントサービス機能を有し
且つプリペイド加算販売の機能を有する支払いカードの
場合は、図9ステップ504での入力がPC加算キー4
2の操作且つ預かり金の入力があればステップ710の
プリペイド加算販売を行い、前記ステップ504での入
力が代金決済キー41の操作且つ預かり金があればステ
ップ712の現金支払い処理を行い、現金支払い額に応
じたポイント加算サービスを行う。この現金支払い後に
まだ支払い高が不足している場合と、預かり金の入力が
無かった場合と、プリペイド加算販売とを行なった後
は、プリペイドカードによる代金決済が行われることと
なる。なお、プリペイドカードによる支払いで支払いが
不足していても当該カードのカードデータ(図21及び
図22参照)には暗証番号が無い為にステップ716で
の暗証番号確認で不一致となりキャシュレスによる代金
決済は行われないこととなる。
【0126】また、前記ステップ700で読み込んだカ
ードがプリペイドカードとポイントサービスとキャシュ
レスとによる代金決済機能を有し且つプリペイド加算販
売のできる代金決済カードの場合は、前記支払いカード
の処理と同様にプリペイド加算販売や、現金支払いとそ
の現金支払い額に応じたポイント加算サービスや、プリ
ペイドカードによる支払いが可能となる。これらの機能
に加え、ステップ715においてプリペイドカードによ
る支払いでまだ支払が未完了と判断された場合には、暗
証番号の一致を判断してこの暗証番号が一致したと判断
されたときには、ステップ720でキャシュレスによる
代金決済を実行することもできる。
【0127】従って、プリペイドカード機能又はキャッ
シュレスの代金決済機能とを有する代金決済カードで商
品代金を決済する場合は、入力手段から入力された預り
金で代金決済を実行するか、又はカード読取り手段から
読出した前記代金決済カードのプリペイドカード機能や
キャッシュレス等のカード機能で代金決済することとな
る。前記預り金のうちプリペイドカード加算販売用預り
金が入力されていればプリペイドカードの加算販売を行
い、又は現金支払用の預り金が入力されていれば現金支
払いを行なう。次に、支払うべき金額が残っている場合
はカード内のプリペイドの使用可能残高より支払い、さ
らに支払うべき金額が残っている場合はカード内のキャ
ッシュレスの機能により順次支払いを行うように支払い
制御部18が制御する。
【0128】前記プリペイドカード機能のみの商品券P
C及びお買物券PC、プリペイドカード機能とポイント
サービス機能を備えた支払いカード、プリペイドカード
機能とポイントサービス機能とキャッシュレス代金決済
機能とを備えた代金決済カードのいずれのカードの場合
においても、キー入力部3の操作が預かり金の入力と代
金決済キー41若しくはプリペイドカード加算販売のと
きのみ前記代金決済キー41に代わってPC加算キー4
2のキー操作で代金決済できることとなり、多機能で複
数種類のカード処理を簡単な操作で実現した。
【0129】このように、本実施例では電子レジスタ1
00の機能の他に、プリペイドカードの販売機としての
機能と、タイムカードからの勤怠情報収集機器としての
機能と、友の会管理端末としての機能と、商品受払管理
端末としての機能とを兼ね備え、また1枚のカードでプ
リペイドカード機能(前払い)とポイントサービス機能
(現金払い)とキャッシュレス代金(後払い)決済機能
とを実現し多機能で、操作性が良く、処理速度が速く、
ローコスト、且つハイセキュリティな電子レジスタ10
0が実現された。
【0130】なお、本実施例に適用されるカード、例え
ば商品券PC等は磁気媒体を用いた記憶方式の他に、I
Cメモリ、光磁気メモリ、その他の方式による記憶形態
の場合であっても適用することができる。また、本実施
例においてはCPU1の各制御等の機能及びRAM2の
記憶機能を独自に備える構成としたが、図27に示す通
りレジスタ端末、ホストコンピュータ200とはOFF
−LINE状態のレジスタコントローラの少なくともい
ずれかにおいて兼用する構成とすることもできる。
【0131】また、前記実施例においては、プリペイド
カードの一側面にカードデータに対応する金額を印字し
て排出する構成としたが、プリペイドカード機能を有す
る各種カードの一側面にカードデータを感熱方式、静電
破壊方式、液晶駆動方式等により表示する構成とするこ
ともできる。また、プリペイドカードの一側面の印字面
が満杯になった場合には、新しいカードに使用可能残高
を引き継ぐこともできるし、またこれらのプリペイドカ
ードの一側面に印字しないでレシート上にのみ印字をお
こなうこともできる。
【0132】また、プリペイドカード加算販売最低限度
額を1万円以上の金額とし、プリペイドカードの確定在
高の最高限度額を3万円以下の金額としたが、前記加算
販売最低限度額及び確定在高の最高限度額の金額につい
て任意に設定することができる。また、キャシュレスに
よる代金決済での累計債権高の限度額を29、999円
とし、当日累計債権高の当日債権限度額の10、000
円としたが、累計債権高の限度額及び当日債権限度額の
金額について任意に設定することができる。
【0133】 この顧客データベースより顧客の地域分
析、来店頻度分析、家族構成及び年齢構成毎の分析等々
ができ、また顧客の商品購入履歴よりある仮説を設定
し、その仮説の基に商品を開発投入しその仮説が正しか
ったかの仮説の検証もでき、小売業が競争時代を生き残
る為の差別化の強力な武器となる。またこの顧客データ
ベースやカードデータベースを利用して、プリペイド
ード発行事業、キャッシュレス運用事業、共同運送事業
等、様々な小売業以外のビジネスチャンスを生み出すこ
ともできる。
【0134】(d)本発明の第4の実施例 本発明の第4実施例の一例を図25及び図26に基づい
て説明する。この図25(A)は本実施例に係る電子レ
ジスタのカードリーダライタシステムの概略構成ブロッ
ク図、図25(B)は本実施例に係るカードリーダライ
タシステムで処理されるカード内のカード更新データの
データフォーマット、図26は本実施例に係るカードリ
ーダライタシステムの動作フローチャートである。
【0135】図25(B)は本実施例に係るカードリー
ダライタ4で読み書きされるカードのカード更新データ
のデータフォーマットで、更新データの全体であるカー
ド更新データlは、電子レジスタと送受信するカードデ
ータを暗号化した暗号カードデータmと、前記暗号カー
ドデータmの暗号化を行った暗号鍵を管理する平文の暗
号世代番号nとで構成される。また、暗号カードデータ
m内に当該カードの暗証番号が含まれている。
【0136】 図25(A)において本実施例に係るカ
ードリーダライタ4は、カードデータの暗号化を行なう
暗号鍵及び復号鍵が順次追加格納される暗号世代記憶部
400と、カードリーダライタ4全体の制御に必要な演
算を実行し、レジスタ制御部11との間で平文のカード
データ及び各種指令等を送受信し、受信した指令を実行
して暗号カードデータmの不正改ざんが発覚した場合に
新たな暗号鍵及び復号鍵の格納指令でその新たな暗号鍵
及び復号鍵を暗号世代記憶部400へ格納制御し、暗号
世代記憶部400に格納された各暗号鍵及び復号に付
与されてあった暗号世代番号n管理するカード装置制
御部401と、前記暗号世代記憶部400に格納された
最新の暗号鍵に基づいてレジスタ制御部11から受信し
た平文のカードデータを暗号化し暗号カードデータmに
する暗号化部402と、カードのカード更新データ1を
読出すカード更新データ入力部403と、読出されたカ
ード更新データ1内の暗号カードデータmを同じカード
更新データ1内の暗号世代番号nに対応する復号鍵に基
づいて復号化する復号化部404と、暗証番号を入力す
る暗証番号部入力部405と、前記暗証番号部入力部4
05から暗証番号が入力された場合に、この暗証番号が
前記復号化部404が復号化したカードデータ内に含ま
れている暗証番号と同一かの検査を行う暗証番号検査部
406と、前記暗号化部402により暗号化された暗号
カードデータm及びリーダライタ制御部401が付与し
た当該暗号化の暗号鍵である最新の暗号鍵の暗号世代番
号nをカードに書込み出力するカード更新データ出力部
407と、カード更新データ入力部403が読み込んだ
カードのカード更新データ1のクリヤーと当該読み込ん
だカードを排出させる指令を入力するリゼクト指令入力
部408を備える構成である。
【0137】 次に、図26に基づいて動作を説明す
る。まずカードリーダーライタ4の暗号世代記憶部40
0に複数の暗号世代番号と暗号鍵と復号鍵が格納されて
いる。ホストコンピュータである中央処置200でカー
ド更新ログデータの調査によりカードを改ざんして不正
使用している事が判断された場合は、不正者のカードを
使用不能にする必要性がある。このためネガティブファ
イルで防止するが、第2の方策としてカードデータの暗
号方式を新しい暗号方式に変えて不正使用の再発を抑止
する。
【0138】 このために最新の1組の暗号世代番号と
暗号鍵と復号鍵とをカードリーダライタ4の暗号世代記
憶部400における暗号管理部に追加格納し、このカー
ドリーダライタ4で書替更新した暗号カードデータmは
前記最新の暗号鍵で暗号化されるため、不正者が持って
いる機器にはその最新の復号鍵がないために復号処理が
できずに不正改ざんができないようにする。まず、ステ
ップ900でカード装置制御部401はレジスタ制御部
11からの指令を受信する。次に、ステップ901で前
記ステップ900で受信した指令が暗号方式追加である
か否かを判断する。暗号方式追加指令であればカード装
置制御部401は暗号世代記憶部400へ最新の暗号方
式データを追加格納する(ステップ902)。
【0139】 次に、前記ステップ901で暗号方式追
加指令が無ければカード更新データ入力部403がカー
ドのカード更新データ1を読出し(ステップ903)、
前記カード更新データ1内の暗号世代番号nと暗号世代
記憶部400に記憶されている最新の暗号世代番号との
新旧比較を行う(ステップ904)。暗号世代番号nが
新しい場合は、暗号世代記憶部400にカード更新デー
タ1内の暗号カードデータmを復号化する復号鍵が無い
ために復号化できない旨の処理を行う復号不可エラー処
理を行い処理を終了する(ステップ905)。
【0140】暗号世代番号nが古いか若しくは同一の場
合は、復号化処理を行う事となる(ステップ906
で)。この復号化処理は、まず前記ステップ903で読
出したカードにおけるカード更新データ1内の暗号世代
番号nに基づいて暗号世代記憶部400に記憶されてい
る同一の暗号世代番号の復号鍵を取り出し、この復号
で暗号カードデータmを平文のカードデータに復号化す
る。次に、カード装置制御部401はレジスタ制御部1
1から平文カードデータの送信要求を待つ待機状態とな
る。(ステップ907)。即ち、平文カードデータの送
信要求が出力されているか否かを待つ待機状態である。
この送信要求は本発明の第3の実施例に関して説明する
と図9における商登録処理のステップ504のデータ入
力で代金決済キー41若しくはPC加算キー42からキ
ー入力され支払い処理へ進み、その支払い処理の先頭の
ステップ700のカードの読み込み処理で行われること
となる。従って、電子レジスタ100での商品登録と平
行処理でカードが読み込み処理されることとなる。
【0141】 この送信要求があればレジスタ制御部1
1へ平文カードデータを送信する(ステップ908)。
この送信が終了したら次にレジスタ制御部11からのカ
ードに出力更新する平文カードデータの受信要求を待つ
待機状態となる(ステップ909)。即ち、平文カード
データの受信要求が出力されたか否かを待つ待機状態で
ある。受信要求があればレジスタ制御部11からの平文
カードデータを受信する(ステップ910)。この受信
が終了したら次にステップ911の暗号化処理を実行す
る。この暗号化処理は、まず暗号世代記憶部400に格
納されている最新の暗号鍵を取り出し、この暗号鍵で前
記ステップ910で受信した平文カードデータを暗号カ
ードデータmに暗号化する。
【0142】次に、前記ステップ911で暗号化を行っ
た最新の暗号鍵の暗号世代番号を平文のままカード更新
データl内の暗号世代番号nに設定する(ステップ91
2)。さらに、カード更新データ出力部407は、前記
ステップ911で設定された暗号カードデータmと前記
ステップ912で設定された暗号世代番号nとからなる
カード更新データlを出力更新し更新後カードの排出を
行う(ステップ913)。
【0143】 このために、電子レジスタ100とカー
ドリーダライタ4が盗難にあった場合に、当該電子レジ
スタ100にてプリペイド加算販売によりプリペイド使
用可能高を不正改ざんし、その不正改ざんカードのプリ
ペイド機能で商品代金の決済を行い、プリペイド使用可
能高が少なくなれば再度盗難した電子レジスタ100に
てプリペイド加算販売によりプリペイド使用可能高を不
正改ざんを繰り返されることとなるが、当該不正プリペ
イド加算販売の更新データは中央管理装置400でのバ
ッチ処理データには入力されない為に当該不正カードの
プリペイド使用可能高の計算が合わない事となり不正カ
ードデータ改ざんが判明する。不正カードデータ改ざん
が判明したら新しい暗号方式の暗号鍵及び復号鍵が盗難
されていないカードリーダライタ4に格納され、この新
しい暗号方式の格納後に不正カードが使用されれば新し
い暗号鍵で暗号化される為に再度盗難した電子レジスタ
100では不正カードの暗号カードデータmの復号化が
できない。従って、不正カードデータ改ざんができなく
なり、再度の不正が防止されることとなる。
【0144】 また、このように不正防止の為に次々に
新しい暗号方式が追加されても、暗号世代記憶部400
に全ての暗号世代の復号鍵を記憶することとしたので、
全ての暗号世代のカードで所定のサービスを実行でき
る。このために、新しい暗号方式の追加による不正防止
対策が、追加前に発行されたカードを新しい暗号方式で
再発行する事無く実施できることとなる。また、本実施
例では暗号世代記憶部400に記憶する暗号鍵は全ての
暗号世代毎に記憶する事としたが、カードデータの暗号
化は最新の暗号鍵のみで行われるために暗号世代記憶部
400の暗号鍵は最新の暗号鍵のみを記憶すれば良く、
最新の暗号世代以外の暗号鍵は無くても良いこととな
る。
【0145】また、本実施例では省略したが、暗証番号
入力部405と、暗証番号検査部406と、リジェクト
指令入力部407とを備えているために、暗証番号入力
部405による暗証番号の入力と、暗証番号検査部40
6による暗証番号検査と、暗証番号が違っている場合の
暗証番号の再入力の制御と、リジェクト指令入力部40
7による間違って投入されたカードのカードデータのク
リヤーと、カードの排出とをカードリーダライタの制御
の基で行う為に、電子レジスタ100で商品登録中にこ
れらの処理が電子レジスタ100とは分散処理で平行し
て行なえることとなる。また、本実施例中のカード読み
込みも同様に電子レジスタ100とは分散処理で平行し
て行われる。これらの電子レジスタとカードリーダライ
タの分散処理により、処理スピードが速く、操作性の良
く、且つシステムの拡張性に対応し易い電子レジスタシ
ステムを実現した。
【0146】
【発明の効果】 以上のように本発明においては、中央
管理装置により作成管理されたネガティブデータが電子
レジスタの記憶手段にバッチ処理により入力されるため
に、使用されるカードが紛失・不正使用・債務超過等の
カードに該当するかをネガティブデータに基づき使用適
否を判断できる効果を奏する。また本発明においては、
カード内のカードデータに基づいて各種サービスを行い
サービス後の最新のカードデータがカードにリアル更新
されるために、顧客がリアル更新されたカードデータの
入っているカードを各電子レジスタ相互間で利用できる
こととなり、OFF−LINEにもかかわらずON−L
INEと同等のカードサービスが実施できる効果を有す
る。また本発明においては、カードサービスを行うたび
にカードサービス実行回数を積算し、中央処理装置でバ
ッチ更新されるカード更新履歴情報の中にこの実行回数
を含めるようにしたので、中央管理装置においてカード
更新履歴情報を基に更新されたデータベースでカードの
不正使用やカード更新履歴情報の漏れのチェック処理を
行うが、その時カード更新履歴情報を実行回数積算値に
基づき編集することによりチェック処理が簡単に行える
という効果を有する。即ち、カード更新履歴情報の漏れ
の場合は実行回数積算値の欠落している番号の数だけカ
ード更新履歴情報が欠落していることとなり、不正使用
のチエックは順番に論理チェックを行えこととなる。な
お、カード更新履歴情報で欠落しているデータは、電子
レジスタの取引の控えであるジャーナル等から再入力さ
れることとなる。このためにカード更新の履歴データの
欠落による事故対策が容易にでき、OFF−LINE処
理でありながらON−LINEと同様に漏れなく処理で
きる。特に、中央処理装置はバッチ処理であるために大
量のデータが処理可能で、また、電子レジスタは中央処
理装置とは分散処理を行っているために機能の多様化、
操作性の向上、処理の高速化、システム拡張に対する柔
軟性等が図り易い。また、カード更新履歴情報は電子式
レジスタ自体に蓄積し、後でまとめてバッチ電送やフロ
ッピィー等の外部記憶媒体経由で中央処理装置に送付
し、データベースを更新する、この為に中央処理装置が
故障している時はバッチ電送やフロッピィー等の外部記
憶媒体経由でデータを送ったり、また送られてきたデー
タをバッチ処理しないで、故障修理後にこれらの処理が
行えるためにON−LINE処理に必要な処理装置とネ
ットワークと電源との二重化が必要なく、一系統は不要
となり装置の費用が大幅に低減され、またON−LIN
E処理の大規模で複雑なソフトウエアーも分散処理用の
比較的小規模で簡単なソフトウエアーに分散されて開発
される為にソフトウエアーの開発運用費も大幅に低減す
る。また本発明においては、プリペイドカードの使用可
能残高が支払い高よりも少ない場合にも商品購入時にプ
リペイドカードの加算販売ができ、プリペイドカードの
再発行を伴うことなく継続使用ができる効果を有する。
また、カードデータの更新処理を予め設定された所定限
度額を越えない範囲内においてカード更新手段が実行す
るようにしたので、更新されたプリペイドカードに対す
る安全性をより一層確保できることとなる。さらに、商
品購入の代金決済時にプリペイドカードの加算販売を同
時に行い、代金決済処理と加算販売処理とを個別に行う
必要がなくなり、レジスタ処理を高速化且つ円滑化でき
ると共に、プリペイドカードの利便性を向上させる。ま
た、プリペイドカードの所定限度額以上の商品を購入す
る場合であっても、現金を添えて提出されたプリペイド
カードについては所定限度額以上の金額のカードデータ
として取り扱うことができると共に、カードの安全性を
も確保する。特に、通常の食品スーパーにおいてプリペ
イドカードを使用しない電子レジスタの処理時間は商品
登録の時間と商品代金決済の時間がほぼ同一で20秒位
で合計40秒位要しており、プリペイドカードを使用し
て現金授受がない場合は商品代金決済の時間は6秒位で
合計26秒位となり、また、プリペイドカード加算販売
と商品代金決済とを同時に行い釣り銭の戻しが無い場合
は商品代金決済の時間は10秒位で合計30秒位要す
る。このために、プリペイドカードを使用すればプリペ
イドカードを使用しない場合に比べ1.5倍位の速度の
向上が見込める事となり、電子レジスタ操作者の労働生
産性が1.5倍となる。なお、前記の処理時にはプリペ
イドカードの操作を顧客が行った場合で、また、レシー
ト印字がドットプリンターではなくて速度の早いサーマ
ルプリンターの場合はより一層の効果が見込めることと
なる。また、プリペイドカード自動販売機の価格は紙幣
及び硬貨を識別するセンサーの性能に比例している為
に、顧客に便利なようにどの貨幣も使用できるプリペイ
ドカード自動販売機を不便を感じないだけの数を設置す
る事は費用が高額となる為に難しいが、このプリペイド
カード自動販売機の役割を電子レジスタに行わせること
で顧客に便利なプリペイドの販売サービスがローコスト
で実現された。また、プリペイドカード更新履歴情報を
中央管理装置に後でまとめてバッチ入力しプリペイドカ
ードのカード毎に集計管理する事により、監督官庁が指
導しているプリペイドカードのカード毎の残高管理を実
現できる事となる。また本発明においては、カードの使
用を規制するハーフエンコードのカードータを使用可能
なエンコード済のカードデータに更新して使用可能なカ
ードとして発行すると共に、エンコード済のカードと識
別できる印をカード面に印字したので、もし電子レジス
タの金庫であるドロアー内に保管された未使用のプリペ
イドカードが盗難にあっても、当該カードはプリペイド
カードとしては使用ができないハーフエンコードのカー
ドである為にそのままでは不正使用はできず安全性が保
持できる事となる。また未使用カードは使用可能なエン
コード済カードの印が無く一見して盗難カードと判断で
きる為に、未使用カードを不正改ざんする場合はカード
内のカードデータの改ざんの他にカード面の印字をも改
ざんしなければならない為不正改ざんがそれだけ難し
く、不正改ざんの可能性を減ずる事で安全性を保持でき
る事となる。特に、予めカードの種類がエンコードされ
ておりカードを読み込んだ時にカードの種類が判断でき
る為に入力手段からのカードサービスを指令するキーを
備えないで各種カードサービスがおこなえる。また、こ
のカードデータのカードの種類と、電子レジスタの各種
状態(例えば商品登録状態若しくは支払い状態若しくは
ニュートラル状態等)と、預かり金の有無との組み合わ
せにより電子レジスタがどのカードサービスを実行すべ
きかを判断し実行できる為に操作性のよい電子レジスタ
が実現された。また本発明においては、中央管理装置に
より、キャシュレスによる代金決済データをカード番号
毎に集計したキャシュレスによる代金決済額と、別段の
方法ににより入力されたキャシュレスの債権の支払い高
とで演算された累計債権高が予め決められた累計債権
の限度額以上と判断した場合はキャシュレスによる代金
決済ができないキャシュレスネガティブデータとして管
理する。また、このキャシュレスネガティブデータは、
電子レジスタのネガティブデータ記憶領域にバッチ入力
されている。従って、電子レジスタで、キャシュレスに
よる代金決済を実行する場合には、ネガティブ判断によ
り累計債権高の限度額以内で、且つ当日キャシュレスに
よる代金決済高である当日累計債権高が当日債権の限度
額以内である場合のみキャシュレスによる代金決済処理
を行いOFF−LINE電子レジスタでのキャシュレス
による代金決済の実現と安全性を確保した。また本発明
においては、タイムカードのカードデータに前回の出勤
若しくは退勤の状態を示す出退勤デ−タが記録されてお
り、この出退勤データとは逆の出退勤データを初期設定
しその旨表示装置に表示する。つまり、前回の出退勤デ
−タの逆の出退勤データが今回のあるべき出退勤デ−タ
であると電子レジスタに判断表示させるようにし、操作
者はそのあるべき出退勤デ−タの表示を確認して肯定応
答若しくは否定応答を入力手段からKEY入力するよう
にした為に電子レジスタと操作者との二度の確認がされ
る事となり入力ミスが少なくなる。勿論、肯定応答なら
ば表示された出退勤デ−タを、否定応答ならば表示とは
逆の出退勤デ−タを各々確定出退勤デ−タとしてタイム
カードのカードデータの更新を行うとともにタイムカー
ドによる勤怠データを蓄積手段へ蓄積する。特に、否定
応答入力の場合は前回の出退勤デ−タが間違っている事
となり出退勤デ−タミスの早期に発見による正確な出退
勤デ−タ収集が可能となる。また、この肯定応答と否定
応答の入力KEYはタイムカードの処理以外の場合も使
用されるためにタイムカードの処理専用の入力KEY
は、不必要となるとともに、KEYの数が少ない分だけ
KEY操作が楽になることとなるまた本発明において
は、プリペード(前払い)機能、キャッシュレス(後払
い)機能の少なくともいずれか一つの機能を持った代金
決裁機能カードで商品代金の決済を行う場合に電子レジ
スタの入力手段から入力された預かり金又はカード読み
取り手段から読み出した代金決裁機能カードのプリペー
ド機能やキャッシュレス機能で代金決裁する場合に、前
記預かり金のうち、プリペイドカード加算購入用預り金
が入力されていればプリペイドカードの加算販売を行
い、現金支払用の預り金が入力されていれば現金支払い
を行ない、次に支払うべき金額が残っている場合はカー
ド内のプリペイドの使用可能残高より支払い、さらに支
払うべき金額が残っている場合はカード内のキャッシュ
レスの機能により順次支払いを制御する支払制御手段を
備えることができる為に、入力手段に、現金支払い,プ
リペイド加算販売、プリペイドによる支払い、キャシュ
レスによる代金決済の各指令を実行するKEYを指令ご
とに備える必要がなく且つ複数の支払い指令による商品
代金の代金決裁を実行する場合も1回のKEY操作で自
動的に支払いが行われる。特に、プリペイドカード機能
のみのカード、プリペイドカード機能とポイントサービ
ス機能を備えたカード、プリペイドカード機能とポイン
トサービス機能とキャッシュレス代金決済機能とを備え
たカード等の、プリペイドカード機能ポイントサービス
機能キャッシュレス代金決済機能のいずれの機能の組み
合わせのカードの時でも、1回のKEY操作で予め決め
られた制御の基に順次支払いが行われる事となり、多機
能で且つ複数種類のカード処理を簡単に操作できる電子
レジスタを実現した。この様に現金(ポイント)、前払
い(プリペード)、後払い(キャッシュレス)での支払
いがカードでできる為に顧客の殆ど全ての支払い方法に
カードが使ることとなり、カード内の顧客コードと電子
レジスタに入力された取引商品情報から殆ど全ての取引
の顧客データベースの構築ができる。また本発明におい
ては、レジスタ操作者であるキャッシャが複数台の電子
レジスタで操作を行い、キャッシャ毎の集計を行うフロ
ーティングキャッシャ制を実施する場合に、キャッシャ
が操作する電子レジスタを離れる度に電子レジスタの金
庫であるドロアーを取り外すが、このドロアーを取り外
す時にドロアー取り付け部に備えられたドロアー脱着セ
ンサーがドロアーの取り外しを感知し電子レジスタをサ
インOFFされる事となっており、次に別のキャッシャ
が当該サインOFFされた電子レジスタを稼働させる時
に、社員証によるサインONをおこなうフローティング
キャッシャ制を実施している。このためにキャッシャが
電子レジスタを変わるたびに必ずキャッシャの社員証の
カードデータ内の社員コードによるキャッシャ情報が取
れる事となり確実なフローティングキャッシャ制を実施
してキャッシャによる不正を抑止している。また本発明
においては、暗号方式の追加が行えるために電子レジス
タとカ−ドリーダー・ライターが一緒に盗難されて、カ
ードデータが改ざんされて不正使用された場合等に盗難
された機器に無い新暗号方式の追加が行えることとな
り、改ざんカードが新暗号方式の追加されたカ−ドリー
ダー・ライターで更新された時に新暗号方式で書き込ま
れるために盗難された機器では、暗号解読ができず再度
の不正使用ができない事と成るとともに、このように不
正防止の為に次々に新しい暗号方式が追加されても、暗
号世代記憶部に全ての暗号世代の複号鍵を記憶する事と
したので、全ての暗号世代のカードで所定のサービスを
実行できる。この為に、追加前に発行されたカードを新
しい暗号方式で再発行する事無く新しい暗号方式の追加
による不正防止対策が実施できる事となる。また本発明
においては、カード入力部によるカード読み込みと、暗
証番号入力部による暗証番号の入力と、暗証番号検査部
による暗証番号検査と、暗証番号が違っている場合の暗
証番号の再入力の制御と、リジェクト指令入力部による
間違って投入されたカードのカードデータのクリヤー
と、カードの排出とをカードリーダライタの制御の下で
行うことにより、電子レジスタで商品登録中にこれらの
処理が電子レジスタとは分散処理で平行して行なえるこ
ととなり、電子レジスタとカードリーダライタの分散処
理により、処理スピードが速く、操作性が良く、且つシ
ステムの拡張性に対応し易い電子レジスタシステムを実
現できると有効かを有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るレジスタシステムの
概略構成ブロック図である。
【図2】図1記載のレジスタシステムの動作フローチャ
ートである。
【図3】図1記載のレジスタシステムの動作を説明する
ための概略構成図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るレジスタシステムの
概略構成ブロック図である。
【図5】図4記載のレジスタシステムの動作フローチャ
ートである。
【図6】図5の動作中における他の処理のプリペイドカ
ードの加算販売の動作フローチャートである。
【図7】図5における他の具体例のプリペイドカードの
加算販売と支払いの同時処理の動作フローチャートであ
る。
【図8】本発明の第3実施例に係るレジスタシステムの
概略構成ブロック図である。
【図9】図8記載のレジスタシステムの商品登録処理及
びニュートラル処理の動作フローチャートである。
【図10】図9のニュートラル処理中におけるカード処
理の動作フローチャートである。
【図11】図9の商品登録処理中における支払い処理の
動作フローチャートである。
【図12】(A)は図9の動作中における配達販売の前
処理の動作フローチャート、(B)は図11の動作中に
おける配達販売の後処理の動作フローチャートである。
【図13】図10の動作中におけるカードデータの読込
み処理の動作フローチャートである。
【図14】図10の動作中における商品券PCの販売処
理の動作フローチャートである。
【図15】図11の動作中におけるキャッシュレス処理
の動作フローチャートである。
【図16】図10の動作中におけるタイムカード処理の
動作フローチャートである。
【図17】図8記載のレジスタシステムにおける商品配
達販売で印字出力される顧客用レシートの印字態様図で
ある。
【図18】図8記載のレジスタシステムにおける商品券
PC発行時のカード面の印字態様図である。
【図19】図8記載のレジスタシステムに使用される支
払いカード及び代金決済カードのデータフォーマットで
ある。
【図20】図8記載のレジスタシステムに使用される友
の会員カードのデータフォーマットである。
【図21】図8記載のレジスタシステムに使用される商
品券PCのデータフォーマットである。
【図22】図8記載のレジスタシステムに使用されるお
買物券PCのデータフォーマットである。
【図23】図8記載のレジスタシステムに使用される社
員証カードのデータフォーマットである。
【図24】図8記載のレジスタシステムに備えられたキ
ー入力部3の操作キー及び表示装置のレイアウト図であ
る。
【図25】(A)は本発明の第4実施例に係るカードリ
ーダライタシステムの概略構成ブロック図、(B)はカ
ードリーダライタシステムで処理されるカードのカード
内のカード更新データのデータフォーマットである。
【図26】図25(A)記載のカードリーダライタシス
テムの動作フローチャートである。
【図27】本発明に係るレジスタシステムにレジスタコ
ントローラがある場合のレジスタシステムの動作を説明
するための概略構成図である。
【符号の説明】
1…CPU 2…RAM 3…キー入力部 4…カードリーダライタ 5…プリンタ 6…ROM 10…レジスタ制御装置 11…レジスタ制御部 12…ネガティブ判断部 13…カード演算部 14…実行回数積算部 15…プリペイドカード演算部 16…日時管理部 17…キャッシュレス判断部 18…支払い制御部 19…受払番号発生部 21…ログファイル 22…ネガファイル 100…電子レジスタ 200…中央管理装置 201…ホストコンュータ 202…データベース 210…ログファイルのデータ出力用媒体 220…ネガファイルのデータ入力用媒体

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも代金決済、カード更新を実行
    する電子レジスタ及び前記電子レジスタからの情報を管
    理する中央管理装置からなるレジスタシステムにおい
    て、 前記中央管理装置は、複数の電子レジスタの各情報が各
    々バッチ処理により入力され、電子レジスタに使用され
    る同一カードデータの同一サービスに関する各情報を実
    行回数番号順に整理してカードデータを作成し、前記カ
    ードデータ及び前記カードデータの作成前に作成された
    カードデータに基づいてカードの不正使用に関するネガ
    ティブデータを作成して管理し、 前記電子レジスタは、購入する商品の金額、預かり金
    額、各種指令等を入力する入力手段と、更新可能なカー
    ドの記録内容をカードデータとして読出すカード読取り
    手段と、入力された各種金額及びカードデータを各種指
    令に基づいて演算し、代金決済の処理を実行するレジス
    タ制御手段と、前記中央管理装置により作成されたネガ
    ティブデータがバッチ処理入力され、入力されたネガテ
    ィブデータを記憶する記憶手段と、前記カード読み取り
    手段で読出されたカードデータが前記記憶手段に記憶さ
    れるネガティブデータに該当するか否かの判断に基づい
    て正常処理又は異常処理の各信号を出力するネガティブ
    判断手段と、前記ネガティブ判断手段から正常処理信号
    が出力された場合にカード読取り手段から読取られたカ
    ードデータの更新演算処理を実行するカード演算手段
    と、前記カード演算手段がカードデータの更新処理を実
    行する毎に当該カードデータの実行回数データを積算す
    る実行回数積算手段と、前記カード演算手段による更新
    処理後のカード情報及び、前記実行回数積算手段が積算
    した実行回数を含むカードデータをカードに書込むカー
    ド書込み手段と、同じく更新処理後のカード情報及び実
    行回数を含むカードデータをカード更新履歴情報として
    蓄積する蓄積手段を備え、 前記蓄積手段に蓄積されたカード更新履歴情報を前記中
    央管理装置へ電子レジスタの各情報として各バッチ処理
    入力することを特徴とするレジスタシステム。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のレジスタシステム
    において、 前記電子レジスタは少なくとも預かり金額と入力された
    カードデータとの合計金額を演算するプリペイドカード
    演算手段を備え、 前記プリペイドカード演算手段が、更新前のプリペイド
    カードの残存の金額、入力されたプリペイドカード加算
    用預り金額及びプリペイドカード加算用預り金額に相当
    するプレミアムの金額を加算により求めた更新後のプリ
    ペイドカードの暫定現在在高と、前記レジスタ制御手段
    が更新された暫定現在在高から商品代金の未支払高を差
    し引きにより求めた更新後のプリペイドカードの確定現
    在在高とを同時又は連続して更新することを特徴とする
    レジスタシステム。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載のレジスタシステム
    において、 前記電子レジスタは、預り金額が入力されると共にプリ
    ペイド機能を有する前記カードから読み出されたカード
    データが入力された場合に、前記レジスタ制御手段の代
    金決済処理結果に基づく金額をプリペイドカードのカー
    ドデータについて演算を行うプリペイドカード演算手段
    を備え、 前記プリペイドカード演算手段で演算されたカードデー
    タの使用可能金額が予め設定された所定限度額を越える
    金額になった場合にはカードデータの更新処理を無効と
    することを特徴とするレジスタシステム。
  4. 【請求項4】前記請求項1ないし3のいずれかに記載の
    レジスタシステムにおいて、 前記カード演算手段は、入力手段から入力された預かり
    金額、各種指令等の入力データに基づいて、カード読取
    り手段から読込んだカードの使用を規制するハーフエン
    コードのカードデータを使用可能なエンコード済のカー
    ドデータに更新し、前記カードデータが使用可能なエン
    コード済みとされた場合に、カード書込み手段がハーフ
    エンコードのカードを使用可能なエンコード済のカード
    として発行すると共に、エンコード済のカードと識別で
    きる印をカード面に印字することを特徴とするレジスタ
    システム。
  5. 【請求項5】前記請求項1又は4に記載のレジスタシス
    テムにおいて、 電子レジスタのカード読取り手段で読取られるカードが
    銀行振り替え一括支払い等のキャッシュレス販売におい
    て代金決済機能を有するキャッシュレスカードであっ
    て、当該キャッシュレスカードのカードデータ内に代金
    決済の日付を示す債権発生日と当該債権発生日内での代
    金決済額の累計金額を集計した当日累計債権高とを有
    し、 レジスタ制御手段の代金処理結果に基づく商品代の代金
    決済額をキャッシュレスで代金決済を行う際に、前記キ
    ャッシュレスカードのカードデータをカード読取り手段
    から読取り、キャッシュレスカードの債権発生日と電子
    レジスタ自体の現在の日付ある当日決済日付が同一の場
    合は代金決済額を当日累計債権高に加算して更新し、債
    権発生日と当日決済日付が異なる場合は代金決済額を当
    日累計債権高として更新すると共に当日決済日付を債権
    発生日として更新し、 前記各更新後の当日累計債権高が予め決められた当日購
    入限度額内で代金決済を行うことを特徴とするレジスタ
    システム。
  6. 【請求項6】前記請求項1ないし5のいずれかに記載の
    レジスタシステムにおいて、 前記電子レジスタは、各種演算結果を表示する表示手段
    を備え、電子レジスタのカード読取り手段で読取られる
    カードが出勤及び退勤の日付と時間を記録する機能を有
    するタイムカードであって、前記タイムカードのカード
    データ内に社員を識別する社員コードと出勤状態か退勤
    状態のいずれかを示す出退勤データを有し、前記タイム
    カードのカードデータがカード読取り手段から読取られ
    るに際し、カードデータの最新出退勤データが出勤だっ
    た場合は蓄積手段へのカード更新履歴情報を退勤の出退
    勤データとして蓄積する旨を表示手段に表示すると共
    に、カードデータの最新出退勤データが退勤だった場合
    には蓄積手段へのカード更新履歴情報を出勤の出退勤デ
    ータとして蓄積する旨を表示手段に表示し、入力手段か
    ら入力される指示に基づいて確定した確定出退勤データ
    をタイムカードに更新書替えることを特徴とするレジス
    タシステム。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし5のいずれかに記載
    のレジスタシステムにおいて、 前記電子式レジスタのカード読み取り手段で読みとられ
    るカードが、プリペイドカード機能又はキャッシュレス
    の代金決済機能とを有する代金決済カードであって、当
    該代金決済カードのカードデータを前記カード読取り手
    段が読取り、レジスタ制御手段の代金処理結果に基づく
    商品代を、入力手段から入力された預り金、又はカード
    読取り手段から読出した前記代金決済カードのプリペイ
    ドカード機能又はキャッシュレス機能で代金決済する場
    合に、前記預り金のうちプリペイドカード加算購入用預
    り金が入力されていればプリペイドカードの加算販売を
    行い、現金支払用の預り金が入力されていれば現金支払
    いを行ない、次に支払うべき金額が残っている場合はカ
    ード内のプリペイドの使用可能残高より支払い、さらに
    支払うべき金額が残っている場合はカード内のキャッシ
    ュレスの機能により順次支払いを制御する支払制御手段
    を備えることを 特徴とするレジスタシステム。
  8. 【請求項8】 購入する商品の金額、預り金額、各種指
    令等を入力する入力手段と、更新可能なカードの記録内
    容をカードデータとして読出し又は書き込むカードリー
    ダライタ手段と、入力された各種金額及びカードデータ
    を各種指令に基づいて演算し、代金決済の処理を実行す
    るレジスタ制御手段とを備える電子レジスタにおいて、 前記カードリーダライタ手段は、暗号文カードデータの
    複号化を行なう復号鍵が順次追加格納され、平文カード
    データの暗号化を行なう暗号鍵が格納される暗号記憶部
    と、カード更新手段全体の制御に必要な演算を実行し、
    レジスタ制御手段との間でカードデータ及び各種指令等
    を送受信すると共に受信した指令を実行し、カードデー
    タの不正改ざんが発覚した場合に新たな暗号鍵及び複号
    鍵の格納指令で当該新たな複号鍵を暗号記憶部へ追加格
    納を制御し、同じく新たな暗号鍵を暗号記憶部へ格納制
    御し、前記暗号記憶部に格納された各複号鍵及び暗号鍵
    に対して暗号世代番号を付与して管理するリーダライタ
    制御部と、前記暗号記憶部に格納された最新の暗号鍵で
    レジスタ制御部から受信した平文のカードデータを暗号
    化し暗号文カードデータにする暗号化部と、カード内の
    暗号文カードデータと当該暗号カードデータを暗号化し
    た暗号鍵の暗号世代番号とから成るカードデータを読出
    すデータ読出部と、読出された暗号文カードデータを同
    じく読出され た暗号世代番号に対応する復号鍵に基づい
    て復号化する復号化部と、前記暗号化部により暗号化さ
    れた暗号文カードデータ及びリーダライタ制御部が付与
    した最新の暗号世代番号をカードに書込み出力するカー
    ド出力部を備え、 前記電子レジスタで更新されたカード更新データをバッ
    チ処理により中央管理装置に入力され、当該中央管理装
    置がカード更新ログデータの調査によりカードを改ざん
    して不正使用していると判断した場合に、最新鍵を前記
    暗号記憶部に追加格納し、複数の旧暗号鍵又は最新の暗
    号鍵で暗号化されたいづれかのカードが前記暗号記憶部
    に格納されている復号鍵で復号して読出し、更新処理後
    の更新データを最新の暗号鍵で暗号化することを 特徴と
    する電子レジスタ。
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