JP5785343B1 - 未確定の将来売上債権の買い取りを行う店舗を支援する無担保のファンディングシステム及びそれに用いる売上確定機能付きキャッシュレジスタ並びに券売機 - Google Patents
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- G06Q40/00—Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
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Abstract
Description
しかしながら、上記提案は、クレジットカードの利用率の高い店舗では有用であるが、現金払等クレジットカード以外の決済方法が主体の店舗においてはファンディングを有効に利用できないという欠点を有していた。
しかしながら、ネットワークに接続されたPOS端末においても、ファンディングシステムと連携したものはなく、手元流動性資金の潤沢な確保のためにファンディングシステムと連携した店舗端末が求められている。
前記キャッシュレジスタは、本体もしくは近傍に監視装置を有し、該監視装置は、前記システムセンタサーバに、前記キャッシュレジスタ及びその近傍の映像及び音声を含む監視情報を送信することが好ましい。
前記システムセンタサーバは、更に、稼働情報入手部及び稼働情報データベースを備え、前記稼働情報入手部は、前記監視装置から送信される前記監視情報を前記稼働情報データベースに格納することが好ましい。
前記稼働情報入手部は、予め設定された監視基準に従い、ファンディング事業者の稼働情報管理部門のサーバに、前記格納された監視情報のチェック依頼を発信することが好ましい。
前記ファンディングシステム加盟店は、前記通信ネットワークに接続されたインターネット上の店舗であることが好ましい。
前記キャッシュレジスタは、貨幣の出し入れ操作のための貨幣処理装置を備え、前記キャッシュレジスタに収納した貨幣を一括して搬送可能なキャッシュレジスタ金庫部を有し、
前記売上高管理装置の売上高管理部は、前記キャッシュレジスタ金庫部が搬出された場合、搬出日時情報及び搬出時入庫金額情報を含む金庫部搬出情報を前記システムセンタサーバに伝送することが好ましい。
前記キャッシュレジスタは、本体もしくは近傍に監視装置を有し、該監視装置は、前記システムセンタサーバに、前記キャッシュレジスタ及びその近傍の映像及び音声を含む監視情報を送信することが好ましい。
前記券売機は、本体もしくは近傍に監視装置を有し、該監視装置は、前記システムセンタサーバに前記券売機及びその近傍の映像及び音声を含む監視情報を送信することが好ましい。
また、債券の償還方法は、売上高に対する定率返済であるので、ファンディングシステムの加盟店は、売上高の一時的な減少等の売上高の変動により償還が困難になるといった問題を避けることができる。
また、本発明の券売機によれば、券札の確定売上実績の集計及び売上高の中から分別払の指示をすることができるので、店舗の券売機ごとの未確定の将来売上債権の買い取りによる無担保のファンディングを可能にするので、店舗の手元流動性資金の確保を可能にすることができる。
図1は、本発明の一実施形態による将来売上債権の買い取りによる無担保ファンディングシステムのスキームを説明するための図である。
本スキームは、ファンディングシステム加盟店10とファンディング事業者30の間での債権買い取り代金譲渡契約の締結を前提としている。
図1のA及びBを参照して、本スキームの流れを説明する。ファンディングシステム加盟店10はファンディング事業者30に未確定の将来売上債権を債券として売却し、ファンディング事業者30はファンディングシステム加盟店10に将来売上債権の債券買い取り代金を支払う。これにより、ファンディングシステム加盟店10は、無担保で必要な手元流動性の資金を確保する。
ファンディングシステム加盟店10がファンディング事業者30に売却した将来売上債権の対象期間において、ファンディングシステム加盟店10で商取引が行われると、ファンディングシステム加盟店10は、決済及び/又は分別支払の代行事業者20に商取引による売上の代行決済を指示する。
決済及び/又は分別支払の代行事業者20は、決済が終了した代金について、ファンディングシステム加盟店10に支払うと共に、決済代金の所定割合の金額を将来売上債権の債券の償還分として、ファンディング事業者30に支払う。この時、現金支払い決済の取引分の売り上げについては、予め決済及び/又は分別支払の代行事業者20に預託された留保金より支払われる。
ファンディング事業者30に支払われる債券の償還は、ファンディング事業者30が買い取った債券の額面額と、ファンディング事業者30が償還を受けた償還累積額とが一致するまで続けられる。
ファンディングシステム加盟店10がファンディング事業者30に売却した将来売上債権の対象期間において、ファンディングシステム加盟店10で商取引が行われると、現金払い決済による商取引も含めすべての売上が決済及び/又は分別支払の代行事業者20に預託される。
決済及び/又は分別支払の代行事業者20は、決済が終了した代金について、ファンディングシステム加盟店10に支払うと共に、決済代金の所定割合の金額を将来売上債権の債券の償還分として、ファンディング事業者30に支払う。
ファンディング事業者30に支払われる債券の償還は、ファンディング事業者30が買い取った債券の額面額と、ファンディング事業者30が償還を受けた償還累積額とが一致するまで続けられる。
決済及び/又は分別支払の代行事業者20は、銀行、信託銀行等の金融機関であっても、銀行、信託銀行等の金融機関との協業であってもよい。
決済及び/又は分別支払の代行事業者20は、ファンディングシステム加盟店10における商品販売の、クレジットカード決済、電子マネー決済、銀行振り込み決済、銀行口座振り替え決済、コンビニ決済、代引き決済等現金決済以外の決済の代行を行う。
ファンディングシステム加盟店10における商品販売は、実店舗での販売に限らず、他所での出張販売、インターネット店舗などのバーチャル店舗での販売なども含み、決済及び/又は分別支払の代行事業者20は、ファンディングシステム加盟店10における商品販売の現金決済以外のすべての決済の代行を行う。
図1のAに示したスキームにおいては、決済及び/又は分別支払の代行事業者20は、所定期間ごとに、ファンディングシステム加盟店10から所定期間に予想される現金払決済の売上高を充足する留保金を預託され、当該留保金より現金決済に関する分別支払を行う。
決済・分別支払代行口座への現金決済売上金の預託は、ファンディングシステム加盟店10自ら預けてもよく、金銭運搬事業者に委託してもよく、金庫機能付きキャッシュレジスタを用いてもよい。
図2に示すように、本実施形態による将来売上債権の買い取りによる無担保ファンディングシステムは、ファンディングシステム加盟店10に設置されたキャッシュレジスタ100又は券売機150、ファンディングシステム加盟店10が決済及び/又は分別支払の代行を委託する決済及び/又は分別支払の代行事業者20の情報処理サーバ200及びファンディング事業者30のサーバとして使用されるシステムセンタサーバ300が公衆回線網・専用回線等の通信ネットワークを介して通信可能に接続される。
キャッシュレジスタ100又は券売機150、情報処理サーバ200、システムセンタサーバ300のそれぞれは、図示していないファンディングシステム加盟店10の取引銀行、決済及び/又は分別支払の代行事業者20の取引銀行、ファンディング事業者30の取引銀行、及びクレジットカード会社、電子マネー決済会社、バーチャル口座を有する銀行、コンビニ決済会社、代引き決済・物流会社等の各種決済会社等と通信ネットワークを介して通信可能に接続される。
商取引の決済が完了したことの確認は、現金払決済の場合、キャッシュレジスタ100又は券売機150に代金が入金され、釣銭を出金して決済が完了し、売上登録した金額とキャッシュレジスタ100又は券売機150の収納金額の増加分が一致した時点で確認済とする。
例えば、付け払い等の未収金が発生した場合は、支払われた分のみを確定売上高として計上し、未収金代金は、回収できた時点で確定売上高に追加する。
カード、携帯電話等の電子マネー決済の場合の売上確認は、電子マネー決済事業者から代金支払を受けた時点で、確定売上高として計上する。
口座振り込み決済、手形決済等についても同様に、代金の振込、換金されたことが確認できた時点で、支払われた額を確定売上高として計上する。
また、確定売上高は、決済及び/又は分別支払の代行事業者20の手数料を差し引いて計上する。
確定売上高は、ファンディングシステム加盟店10に設置されたキャッシュレジスタ100又は券売機150により集計され、集計された実績の確定売上高データは、キャッシュレジスタ100又は券売機150のデータベースに格納される。
キャッシュレジスタ100又は券売機150に収納された実績確定売上高データは、本ファンディングシステムにおける将来売上債権買い取り債券の額面、対象期間等の設定に用いられる。
図3は、図2に示すシステムセンタサーバ300の構成を説明するためのブロック図である。
図3において、システムセンタサーバ300は、ファンディング事業者30のサーバとして使用され、ファンディングシステム加盟店10のキャッシュレジスタ100又は券売機150、決済及び/又は分別支払の代行事業者の情報処理サーバ200と公衆回線網・専用回線等の通信ネットワークを介して接続され、通信部305、データベース310、債券化パターン設定部320、償還管理部330を有する。
続いて、債券額面設定部322は、希望債券化対象期間に対応する前年度実績確定売上高でファンディングシステム加盟店の希望債券化額を除して、前年度実績確定売上高に対する希望債券化額の割合を算出する。
上述の計算において、計算の対象期間の延長は、1カ月単位の延長とすることが好ましく、債券化対象期間は1年以内とすることが好ましい。
償還開始日は債券化対象期間の開始日の翌日以降であれば特に制限されないが、決済及び/又は分別支払の代行事業者の支払時期と対応させて、債券化対象期間の開始月の翌月とすることが好ましい。
債券化割合は特に制限はないが、通常、10〜30%であり、債券化割合はまた、債券化対象期間における店舗の売上高の債券償還割合に相当するため、償還による店舗の手元流動資金の不足を防止するために、債券化割合に上限を設けることが好ましく、債券化割合の上限としては債券化対象期間に対応する前年度の実績確定売上高の50%に相当する値とすることが好ましい。
債券額面設定部322、債券購入価格設定部323で設定してデータベース310に保存さされた債券の額面額、債券化割合及び債券償還割合、償還開始日、購入価格は、債券化パターン通知部324から通信部305を介してファンディングシステム加盟店のキャッシュレジスタ100又は券売機150に送信される。
将来売上債権買い取り債券の償還管理を行う償還管理部330は、償還対象取引データを選別する償還対象選別部331、日次償還金額を計算する償還金額設定部332、償還の終了及び償還期間の延長を判断する償還状況判断部333、償還金額、償還終了及び償還期間延長を通知する償還通知部334を有する。
システムセンタサーバ300は、受信した店舗の日次売上データを償還管理部330の償還対象選別部331において、償還対象取引データ、償還対象最終取引データ、償還対象外取引データに選別するとともにこれらのデータファイルをデータベース310に保存する。
償還対象最終取引データについては、償還金額が債券額面額と同額となる分に相当する取引額を償還対象取引額とし、償還金額と債券額面額とが同額になるようにする。
償還期間の延長は、日次償還金額に償還対象最終取引データが含まれるまで続けられる。
償還通知部334から通信部305を介してファンディングシステム加盟店のキャッシュレジスタ100又は券売機150に通知する日次償還金額通知は、日次償還金額、債券の償還の終了の有無及び償還期間の延長の有無の他に、将来売上債権買い取り債券額面額、債券化割合、債券化対象期間、償還開始日、当日償還金を含む累積償還金額、償還残額を含む。
稼働情報入手部は、ファンディングシステム加盟店10の実績売上高データを基に予測売上範囲を設定し、キャッシュレジスタ100又は券売機150からシステムセンタサーバ300に予測売上範囲を外れる日次売上高報告が出された場合、稼働情報入手部は、防犯監視システムのサーバに、予測売上範囲を外れた日次売上高の店舗営業時間に対応するキャッシュレジスタ100又は券売機150及びその近傍の映像及び音声を含む監視情報の送信依頼を発信する。
予測売上範囲の設定は、例えば、前年同時期の売上高の平均値の50%以上で設定することができる。
稼働情報入手部は、防犯監視システムのサーバから送信された監視情報を稼働情報データベースに格納し、ファンディング事業者30の稼働情報管理部門のサーバに監視情報のチェック依頼を通知し、併せてキャッシュレジスタ100又は券売機150に監視情報チェック実施の通知を行う。
このように、システムセンタサーバ300と防犯監視システムが連携することにより、ファンディング事業者30は、ファンディングシステム加盟店10の状況を迅速に把握し対応することができる。また、防犯監視システムと連携することにより、ファンディングシステム加盟店10の不正行為を牽制し、未然に防止することができる。
また、キャッシュレジスタ100又は券売機150の本体もしくは近傍に設置された監視装置は、常時、キャッシュレジスタ100又は券売機150及びその近傍の映像及び音声を含む監視情報をシステムセンタサーバ300に送信するようにしてもよい。監視情報を受信したシステムセンタサーバ300は、ファンディング事業者30の稼働情報管理部門のサーバに、常時、又は任意の基準に基づいて監視情報を送信して、監視情報のチェック依頼を行う。
ファンディング事業者30は、キャッシュレジスタ100又は券売機150の監視情報を常時チェックすることにより、ファンディングシステム加盟店10の販売状況を音声及び画像により可視化することができ、売上高についての不正行為等を防止し、ファンディングシステムの信頼性を高めることができる。
図4は、図2に示すファンディングシステム加盟店10に設置されるキャッシュレジスタ100の構成を説明するためのブロック図である。
図4において、キャッシュレジスタ100は、決済及び/又は代行支払事業者のサーバ200及びファンディング事業者のシステムセンタサーバ300と公衆回線網・専用回線等の通信ネットワークを介して接続され、入出金処理、電子決済の受付、貨幣管理を行う売上処理装置120と売上及び確定売上の集計及びデータ保存、分別支払管理を行う売上高管理装置140を有する。
キャッシュレジスタ100の売上処理装置120と売上高管理装置140は、一体化されてもよく、並置して直接接続されていてもよく、離隔して設置され店内バスで接続されてもよい。
図5は、図4に示すキャッシュレジスタ100の売上処理装置120の構成を説明するためのブロック図である。
入出金処理部121は、ディスプレイ装置又は液晶パネルなどの表示デバイスである入出金処理表示部1211、キーボード、テンキー又は操作キー等の入力デバイスである入出金処理入力部1212、精算結果を印字したレシートを発行する印字部1213、商品バーコードを読み取るバーコードリーダ1214、売上高管理装置140と通信するためのインタフェース部である入出金処理通信部1215、紙幣の収納、金種識別、真偽判定及び計数処理等を行う紙幣処理部1216、硬貨の収納、金種識別、真偽判定及び計数処理等を行う硬貨処理部1217、硬貨処理部1217に補充するための棒金硬貨を収納・管理する棒金管理部1218、入出金処理部121を制御する入出金処理制御部1219を有する。
また、紙幣処理部1216、硬貨処理部1217、棒金管理部1218のそれぞれは、キャッシュレジスタ金庫部からの貨幣の出し入れ操作のための貨幣処理装置を備えることが好ましい。
その日の営業終了時もしくはキャッシュレジスタの日次売上高のカウント終了時に、キャッシュレジスタ金庫部は、キャッシュレジスタから搬出されて銀行の貸金庫等の日次売上保管場所に移送される。
日次売上高のカウント終了後に次の稼働日に入るキャッシュレジスタには、釣銭の出金処理のための硬貨、棒金、紙幣が収納された別途のキャッシュレジスタ金庫部がキャッシュレジスタに搬入される。
貨幣管理制御部1235は、キャッシュレジスタ金庫部が搬出された場合、金庫部搬出情報を、貨幣管理第2通信部1234を介してシステムセンタサーバ300に伝送し、別途のキャッシュレジスタ金庫部が搬入された場合、金庫部搬入情報を、貨幣管理第2通信部1234を介してシステムセンタサーバ300に伝送する。
金庫部搬出情報は、搬出日時情報及び搬出時入庫金額情報を含み、金庫部搬入情報は、搬入日時情報及び搬入時入庫金額情報を含む。
ファンディングシステム加盟店に設置されるキャッシュレジスタ100の売上高管理装置140は、店舗の売上及び確定売上の集計とデータ保存、分別支払金額及び分別支払のための留保金額の設定を行い、売上高集計部141、確定売上高集計部142、分別支払設定部143、売上高管理通信部144、売上高管理データベース145、売上高管理制御部146を有する。
売上高管理装置140を制御する売上高管理制御部146は、売上高管理データベース145に格納された日次売上報告を、売上高管理通信部144を介して、決済及び/又は分別支払の代行事業者の情報処理サーバ200、ファンディング事業者のシステムセンタサーバ300に通知する。
確定売上高集計部142は、売上高管理通信部144を介して、入金確認済決済完了通知を受信すると、決済完了日ごとに確定売上高としてカウントする。
確定売上高集計部142は、カウントした確定売上高を日別、月別等の期間別確定売上高として集計し、集計データを売上高管理データベース145に格納する。
分別支払設定部1431は、売上高管理データベース145に格納された将来売上債権の債券化対象期間、債券化割合、日次売上データを用いて、ファンディング事業者30に支払う分別支払金額を設定する。
ファンディング事業者30に支払う分別支払金額は、債券化対象期間内の日次総売上高に債券化割合を乗じて求められる。分別支払設定部1431は、設定した分別支払金額を売上高管理データベース145に格納する。
留保金額設定部1432は、売上高管理データベース145に格納された期間別確定売上高データを用いて、債券化対象期間に対応する前年度の期間の現金払決済による売上高を所定期間、例えば10日、の額を累計し、累計額に1.5を乗じた額を留保金額として設定する。留保金額設定部1432は、設定した留保金額を売上高管理データベース145に格納する。
留保金額設定部1432は、また、売上高管理データベース145に格納された期間別確定売上高データを用いて、債券化対象期間に対応する前年度の期間の現金払決済以外の売上高データの、決済入金までの期間が留保金の運用設定期間、例えば10日、の売上高データについてその額を累計し、累計額に債券化割合を乗じ、更に1.1を乗じた額を追加留保金額として設定し、売上高管理データベース145に格納する。
決済及び/又は分別支払の代行事業者20に預託する留保金は、留保金が設定された期間内で大きな過不足が生じた場合には、次回留保金の設定時期を調整し留保金の過不足を是正することが好ましい。留保金の過不足の是正は、単位期間当たりの基準額を設定しそれを超過すると、留保金の設定時期の延期もしくは早めることで対応することが好ましい。
売上高管理データベース145は、日次売上報告、売上高集計データファイルを格納する売上高集計データベース1451、期間別確定売上高、確定売上高集計データファイルを格納する確定売上高集計データベース1452、将来売上債権の債券化割合、契約日、将来売上債権買い取り債券額面額、将来売上債権の債券償還開始日等のファンディングデータファイルを格納するファンディングデータベース1453、決済及び/又は分別支払の代行事業者データ、分別支払、留保金に関するデータファイルを格納する分別支払データベース1454を有する。
売上高管理制御部146は、ファンディングシステム加盟店が新たなファンディング申請を行うに際し、売上高管理通信部144を介し、ファンディング事業者のシステムセンタサーバ300に、売上高管理データベース145に格納された期間別確定売上高データファイルを送信する。
売上高管理制御部146は、債券化対象期間内において、売上高管理データベース145に格納された日次売上報告、日次分別支払金額、留保金額を、売上高管理通信部144を介して、決済及び/又は分別支払の代行事業者20の情報処理サーバ200、ファンディング事業者30のシステムセンタサーバ300に通知する。
売上高管理制御部146は、売上高管理通信部144を介して、債券償還日次分別支払の完了の通知を受信した場合は、売上高管理データベース145に格納された日次売上報告について、債券償還日次分別支払済としてファイルを更新する。
債券償還日次分別支払の予め設定された支払期限までに、債券償還日次分別支払の完了の通知を受信できなかった場合、売上高管理制御部146は、売上高管理データベース145に格納された日次売上報告について、債券償還日次分別支払未了としてファイルを更新する。
売上高管理制御部146は、売上高管理通信部144を介して、支払未了の金額を加えた債券償還日次分別支払金額を決済及び/又は分別支払の代行事業者20の情報処理サーバ200、ファンディング事業者30のシステムセンタサーバ300に通知する。
売上高管理制御部146は、また、システムセンタサーバ300から債券の償還の延長の通知を受信すると、決済及び/又は分別支払の代行事業者20の情報処理サーバ200に分別支払の延長を通知し、日次売上報告、日次分別支払金額、留保金額の通知を継続する。
売上高管理装置140の分別支払設定部1431は、将来売上債権買い取り債券の債券化対象期間において、売上高管理データベース145に格納された売上高集計データ及び将来売上債権買い取り債券の債券化割合を用い、日次総売上高に債券化割合を乗じて日次償還金額を計算して、売上高管理データベース145に格納する。
ファンディングシステム加盟店10とファンディング事業者30の間で、売上債権の債券化対象期間、債券化割合等のファンディング契約が変更になった場合、売上高管理制御部146は、ファンディング事業者30のシステムセンタサーバ300からの変更通知を受信すると、売上高管理データベース145に格納された債券化対象期間、債券化割合等のファンディングデータを契約変更値に修正して更新する。
監視情報には、キャッシュレジスタ金庫部の開閉情報及び搬出入情報を含んでもよい。
図7は、図2に示すファンディングシステム加盟店10に設置される券売機150の構成を説明するためのブロック図である。
券売機150の券売上処理装置170と売上高管理装置190は、一体化されてもよく、並置して直接接続されてもよく、離隔して設置され店内バスで接続されてもよい。
入出金処理部172は、ディスプレイ装置又は液晶パネルなどの表示デバイスである表示部、券売上高管理装置190と通信するためのインタフェース部である通信部、紙幣の収納、金種識別、真偽判定及び計数処理等を行う紙幣処理部、硬貨の収納、金種識別、真偽判定及び計数処理等を行う硬貨処理部、入出金処理部172を制御する制御部を有する。
貨幣管理部174は、表示デバイス、券売上高管理装置190と通信するためのインタフェース部である通信部、貨幣管理部174全体を制御する貨幣管理制御部を有する。
券売上高管理装置190を制御する券売上高管理制御部196は、券売上高管理データベース195に格納された日次売上報告を、券売上高管理通信部194を介して、決済及び/又は分別支払の代行事業者の情報処理サーバ200、ファンディング事業者のシステムセンタサーバ300に通知する。
確定売上高集計部192は、券売上高管理通信部194を介して、入金確認済決済完了通知を受信すると、決済完了日ごとに確定売上高としてカウントする。
確定売上高集計部192は、カウントした確定売上高を日別、月別等の期間別確定売上高として集計し、集計データを券売上高管理データベース195に格納する。
分別支払設定部は、券売上高管理データベース195に格納された将来売上債権の債券化対象期間、債券化割合、日次売上データを用いて、ファンディング事業者30に支払う分別支払金額を設定する。
ファンディング事業者30に支払う分別支払金額は、債券化対象期間内の日次券売上データの総売上高に債券化割合を乗じて求められる。分別支払設定部は、設定した分別支払金額を券売上高管理データベース195に格納する。
留保金額設定部は、また、券売上高管理データベース195に格納された期間別確定売上高データを用いて、債券化対象期間に対応する前年度の期間の現金払決済以外の売上高データの、決済入金までの期間が留保金の運用設定期間、例えば10日、を超える場合の売上高データについてその額を累計し、累計額に債券化割合を乗じ、更に安全率、例えば1.1、を乗じた額を追加留保金額として設定し、券売上高管理データベース195に格納する。
決済及び/又は分別支払の代行事業者20に預託する留保金は、留保金が設定された期間内で大きな過不足が生じた場合には、次回留保金の設定時期が調整される。
また、現金払決済の売上が、決済及び/又は分別支払の代行事業者20の分別支払のための口座に入金される将来売上債権の買い取りによる無担保ファンディングシステムにおいては、決済及び/又は分別支払の代行事業者20に留保金を預託しない。
券売上高管理データベース195は、券売上高の集計に関するデータファイルを格納する券売上高集計データベース、確定売上高の集計に関するデータファイルを格納する確定売上高集計データベース、将来売上債権の債券化割合、契約日、将来売上債権買い取り債券額面額、将来売上債権の債券償還開始日等のファンディングに関するデータファイルを格納するファンディングデータベース、分別支払に関するデータファイルを格納する分別支払データベースを有する。
券売上高管理制御部196は、ファンディングシステム加盟店10が券売機を用いた新たなファンディングの申請を行うに際し、券売上高管理通信部194を介し、ファンディング事業者のシステムセンタサーバ300に、券売上高管理データベース195に格納された期間別確定売上高のデータファイルを送信する。
券売上高管理制御部196は、債券化対象期間内において、売上高管理データベース195に格納された日次券売上報告、日次分別支払金額、留保金額を、券売上高管理通信部194を介して、決済及び/又は分別支払の代行事業者の情報処理サーバ200、ファンディング事業者のシステムセンタサーバ300に通知する。
券売上高管理制御部196は、券売上高管理通信部194を介して、債券償還の期間別分別支払の完了の通知を受信した場合には、券売上高管理データベース195に格納された日次売上報告について、債券償還の日次分別支払済としてファイルを更新する。
券売上高管理制御部196は、債券償還分別支払の予め設定された支払期限までに、債券償還分別支払の完了の通知を受信できなかった場合に、券売上高管理データベース195に格納された日次売上報告について、債券償還日次分別支払未了としてファイルを更新する。
券売上高管理制御部196は、券売上高管理通信部194を介して、支払未了の金額を加えた債券償還の期間別分別支払金額を決済及び/又は分別支払の代行事業者の情報処理サーバ200、ファンディング事業者30のシステムセンタサーバ300に通知する。
券売上高管理装置制御部196は、また、システムセンタサーバ300から債券の償還の延長の通知を受信すると、決済及び/又は分別支払の代行事業者の情報処理サーバ200に分別支払の延長を通知し、日次券売上報告、債券償還の日次分別支払金額、留保金額の通知を継続する。
券売上高管理装置190の分別支払設定部193は、将来売上債権買い取り債券の債券化対象期間において、券売上高管理データベース195に格納された券売上高集計データ及び将来売上債権買い取り債券の債券化割合を用い、日次総売上高に債券化割合を乗じて日次償還金額を計算して、券売上高管理データベース195に格納する。
ファンディングシステム加盟店10とファンディング事業者30の間で、売上債権の債券化対象期間、債券化割合等のファンディング契約が変更になった場合、券売上高管理制御部196は、ファンディング事業者30のシステムセンタサーバ300からの変更通知を受信すると、券売上高管理データベース195に格納された債券化対象期間、債券化割合等のファンディングデータを契約変更値に修正して更新する。
監視情報には、入出金処理部172の貨幣収納部の開閉情報及び搬出入情報を含んでもよい。
20 決済及び/又は分別支払の代行事業者
30 ファンディング事業者
100 キャッシュレジスタ
120 売上処理装置
121、172 入出金処理部
122、173 電子決済部
123、174 貨幣管理部
140 売上高管理装置
141 売上高集計部
142、192 確定売上高集計部
143、193 分別支払設定部
144 売上高管理通信部
145 売上高管理データベース
146 売上高管理制御部
150 券売機
170 券売処理装置
171 発券装置
190 券売上高管理装置
191 券売上高集計部
194 券売上高管理通信部
195 券売上高管理データベース
196 券売上高管理制御部
200 情報処理サーバ
300 システムセンタサーバ300
305 通信部
310 データベース
311 ファンディングシステム加盟店データベース
312 決済及び/又は分別支払の代行事業者データベース
313 確定売上実績データベース
314 日次売上データベース
320 債券化パターン設定部
321 受付部
322 債券額面設定部
323 債券購入価格設定部
324 債券化パターン通知部
330 償還管理部
331 償還対象選別部
332 償還金額設定部
333 償還状況判断部
334 償還通知部
1211 入出金処理表示部
1212 入出金処理入力部
1213 印字部
1214 バーコードリーダ
1215 入出金処理通信部
1216 紙幣処理部
1217 硬貨処理部
1218 棒金管理部
1219 入出金処理制御部
1221 電子決済読取部
1222 電子決済通信部
1223 電子決済制御部
1231 貨幣管理表示部
1232 貨幣管理入力部
1233 貨幣管理第1通信部
1234 貨幣管理第2通信部
1235 貨幣管理制御部
1431 分別支払設定部
1432 留保金額設定部
1451 売上高集計データベース
1452 確定売上高集計データベース
1453 ファンディングデータベース
1454 分別支払データベース
Claims (13)
- ファンディングシステム加盟店に設置されたキャッシュレジスタと、
前記ファンディングシステム加盟店の決済及び/又は分別支払の代行事業者が使用する情報処理サーバと、
ファンディング事業者が使用するシステムセンタサーバと、が通信ネットワークで接続され、前記ファンディングシステム加盟店の未確定の将来売上債権の買い取りを支援する無担保のファンディングシステムであって、
前記ファンディングシステム加盟店のキャッシュレジスタは、
入出金処理、電子決済受付、貨幣管理を行うための売上処理装置と、
売上の集計及び集計データの保存、確定売上の集計及び集計データの保存、分別支払管理を行うための売上高管理装置と、を有し、
前記売上高管理装置は、
店舗の日次売上高を集計する売上高集計部と、
店舗の商品取引の決済及び入金が完了した確定売上高を集計し、期間別確定売上高を計算する確定売上高集計部と、
前記ファンディング事業者に支払う分別支払金額及び現金払決済売上に対応した分別支払のための前記決済及び/又は分別支払の代行事業者に預託する留保金額の計算を行う分別支払設定部と、
通信ネットワークを介して前記システムセンタサーバ及び/又は前記情報処理サーバに、前記日次売上高の集計データ、前記期間別確定売上高集計データ、分別支払金額及び留保金額を送信する売上高管理通信部と、を有し、
前記システムセンタサーバは、
前記ファンディングシステム加盟店のキャッシュレジスタが計算した期間別確定売上高を用いて、前記ファンディングシステム加盟店の所定期間の実績確定売上高を計算し、前記ファンディングシステム加盟店において将来発生すると予測される売上債権を債券化する対象期間を設定し、該債券化対象期間に対応する前年度期間の実績確定売上高に債券化割合を乗じて将来売上債権の買い取り債券の額面を設定して、これらをデータベースに保存する債券化パターン設定部を有することを特徴とする無担保ファンディングシステム。 - 前記システムセンタサーバは、
前記債券化対象期間の開始日以降の前記ファンディングシステム加盟店の売上データを集計して日次実績売上高を算出し、該日次実績売上高に前記債券化割合を乗じて、前記債権買い取り債券の日次償還金額を設定し、これらをデータベースに保存して、
前記日次償還金額を累積して求めた日次償還金額累積額が前記債権買い取り債券の額面額と一致するか否かを判断し、
前記日次償還金額累積額と前記債権買い取り債券の額面額が一致したと判断した場合、前記債権買い取り債券の償還の終了を前記ファンディングシステム加盟店舗のキャッシュレジスタに通知し、
前記対象債券化期間を経過しても前記償還金額累積額と前記債権買い取り債券の額面額とが一致していないと判断した場合、前記債権買い取り債券の償還期間の延長を前記ファンディングシステム加盟店のキャッシュレジスタに通知する償還管理部を有することを特徴とする請求項1に記載の無担保ファンディングシステム。 - 前記キャッシュレジスタは、本体もしくは近傍に監視装置を有し、
該監視装置は、前記システムセンタサーバに、前記キャッシュレジスタ及びその近傍の映像及び音声を含む監視情報を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の無担保ファンディングシステム。 - 前記システムセンタサーバは、更に、稼働情報入手部及び稼働情報データベースを備え、
前記稼働情報入手部は、前記監視装置から送信された前記監視情報を前記稼働情報データベースに格納することを特徴とする請求項3に記載の無担保ファンディングシステム。 - 前記稼働情報入手部は、予め設定された監視基準に従い、ファンディング事業者の稼働情報管理部門のサーバに、前記格納された監視情報のチェック依頼を発信することを特徴とする請求項4に記載の無担保ファンディングシステム。
- 前記ファンディングシステム加盟店は、前記通信ネットワークに接続されたインターネット上の店舗であることを特徴とする請求項1又は2に記載の無担保ファンディングシステム。
- ファンディングシステム加盟店の決済及び/又は分別支払の代行事業者が使用する情報処理サーバ、及びファンディング事業者が使用するシステムセンタサーバに通信ネットワークで接続され、前記ファンディングシステム加盟店の未確定の将来売上債権の買い取りを支援する無担保のファンディングシステムに用いられる前記ファンディングシステム加盟店に設置されたキャッシュレジスタであって、
前記キャッシュレジスタは、
入出金処理、電子決済受付、貨幣管理を行うための売上処理装置と、
売上の集計及び集計データの保存、確定売上の集計及び集計データの保存、分別支払管理を行うための売上高管理装置を有し、
前記売上処理装置は、
顧客が商品を購入する代償として支払う貨幣を入金処理するとともに、該貨幣と商品の価格との差額となる釣銭を出金処理するための入出金処理部と、
電子マネーによる決済を行うための電子決済部と、
金種毎の釣銭準備金の枚数を算定し、前記システムセンタサーバ、警送事業者のサーバ及び銀行のサーバと通信可能に接続する貨幣管理部と、を有し、
前記売上高管理装置は、
日次売上高を集計する売上高集計部と、
店舗の商品取引の決済及び入金が完了した確定売上高を集計し、期間別確定売上高を計算する確定売上高集計部と、
前記ファンディング事業者に支払う分別支払金額の計算及び現金払決済売上に対応した分別支払のための決済及び/又は分別支払の代行事業者に預託する留保金額の計算を行う分別支払設定部と、
前記決済及び/又は分別支払の代行事業者の情報処理サーバ及び前記ファンディング事業者のシステムセンタサーバと通信ネットワークを介して通信するための売上高管理通信部と、
売上高集計データ、確定売上高集計データ、留保金額データ及び将来売上債権買い取り債券の債券化割合、債券額面額、債券化対象期間、債券償還開始日を含むファンディングデータファイルを格納する売上高管理データベースと、
前記売上高管理装置の全体を制御する売上高管理制御部と、を有することを特徴とするキャッシュレジスタ。 - 前記分別支払設定部は、
将来売上債権買い取り債券の債券化対象期間において、前記売上高管理データベースに格納された売上高集計データ及び将来売上債権買い取り債券の債券化割合を用い、日次総売上高に前記債券化割合を乗じて日次償還金額を計算して、前記売上高管理データベースに格納し、
前記売上高管理制御部は、
前記日次償還金額を累積し、該日次償還金額累積額が前記債権買い取り債券の額面額と一致するか否かを判断し、
前記日次償還金額累積額と前記債権買い取り債券の額面額が一致したと判断した場合、前記債権買い取り債券の償還の終了及び前記ファンディング事業者に対する分別支払終了を、前記決済及び/又は分別支払の代行事業者の情報処理サーバ及び前記ファンディング事業者のシステムセンタサーバに、前記売上高管理通信部を介して通知し、
前記対象債券化期間を経過しても前記日次償還金額累積額と前記債権買い取り債券の額面額が一致していないと判断した場合、前記債権買い取り債券の償還期間の延長及び前記ファンディング事業者に対する分別支払の継続を前記決済及び/又は分別支払の代行事業者の情報処理サーバ及び前記ファンディング事業者のシステムセンタサーバに、前記売上高管理通信部を介して通知することを特徴とする請求項7に記載のキャッシュレジスタ。 - 前記キャッシュレジスタは、貨幣の出し入れ操作のための貨幣処理装置を備え、前記キャッシュレジスタに収納した貨幣を一括して搬送可能なキャッシュレジスタ金庫部を有し、
前記売上高管理装置の売上高管理部は、前記キャッシュレジスタ金庫部が搬出された場合、搬出日時情報及び搬出時入庫金額情報を含む金庫部搬出情報を前記システムセンタサーバに伝送することを特徴とする請求項7又は8に記載のキャッシュレジスタ。 - 前記キャッシュレジスタは、本体もしくは近傍に監視装置を有し、
該監視装置は、前記システムセンタサーバに、前記キャッシュレジスタ及びその近傍の映像及び音声を含む監視情報を送信することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のキャッシュレジスタ。 - ファンディングシステム加盟店の決済及び/又は分別支払の代行事業者が使用する情報処理サーバ、及びファンディング事業者が使用するシステムセンタサーバに通信ネットワークで接続され、前記ファンディングシステム加盟店の未確定の将来売上債権の買い取りを支援する無担保のファンディングシステムに用いられる前記ファンディングシステム加盟店に設置された券売機であって、
前記券売機は、
発券、券売入出金処理、電子決済受付、貨幣管理を行うための券売処理装置と、
券売上の集計及び該券売上集計データの保存、分別支払管理を行うための券売上高管理装置と、を有し、
前記券売処理装置は、
券札を発券するための発券装置と、
顧客が商品を購入する代償として支払う貨幣を入金処理するとともに、該貨幣と商品の価格との差額となる釣銭を出金処理するための入出金処理部と、
電子マネーによる決済を行うための電子決済部と、
金種毎の釣銭準備金の枚数を算定し、警送事業者のサーバ及び銀行のサーバと通信可能に接続する貨幣管理部と、を有し、
前記券売上高管理装置は、
前記券売機の日次券売上高を集計する券売上高集計部と、
前記券売機の発券後の決済及び入金が完了した確定売上高を集計し、期間別確定売上高を計算する確定売上高集計部と、
前記ファンディング事業者に支払う分別支払金額の計算及び現金払決済売上に対応した分別支払のための前記決済及び/又は分別支払の代行事業者に預託する留保金額の計算を行う分別支払設定部と、
前記決済及び/又は分別支払の代行事業者の情報処理サーバ及び前記ファンディング事業者のシステムセンタサーバと通信ネットワークを介して通信するための券売上高管理通信部と、
券売上高集計データ、確定売上高集計データ、留保金額データ及び将来売上債権買い取り債券の債券化割合、債券額面額、債券化対象期間、債券償還開始日を含むファンディングデータファイルを格納する券売上高管理データベースと、
前記券売上高管理装置の全体を制御する券売上高管理制御部と、を有することを特徴とする券売機。 - 前記分別支払設定部は、
将来売上債権買い取り債券の債券化対象期間において、前記券売上高管理データベースに格納された券売上高集計データ及び将来売上債権買い取り債券の債券化割合を用い、日次総売上高に前記債券化割合を乗じて日次償還金額を計算して、前記券売上高管理データベースに格納し、
前記券売上高管理制御部は、
前記日次償還金額を累積し、該日次償還金額累積額が前記債権買い取り債券の額面額と一致するか否かを判断し、
前記日次償還金額累積額と前記債権買い取り債券の額面額が一致したと判断した場合、前記債権買い取り債券の償還の終了及び前記ファンディング事業者に対する分別支払終了を、前記決済及び/又は分別支払の代行事業者の情報処理サーバ及び前記ファンディング事業者のシステムセンタサーバに、前記券売上高管理通信部を介して通知し、
前記対象債券化期間を経過しても前記日次償還金額累積額と前記債権買い取り債券の額面額が一致していないと判断した場合、前記債権買い取り債券の償還期間の延長及び前記ファンディング事業者に対する分別支払の継続を前記決済及び/又は分別支払の代行事業者の情報処理サーバ及び前記ファンディング事業者のシステムセンタサーバに、前記券売上高管理通信部を介して通知することを特徴とする請求項11に記載の券売機。 - 前記券売機は、本体もしくは近傍に監視装置を有し、
該監視装置は、前記システムセンタサーバに前記券売機及びその近傍の映像及び音声を含む監視情報を送信することを特徴とする請求項11又は12に記載の券売機。
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