JP2023156936A - 無担保ファンディングシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】多様な決済手段に対応した店舗の将来売上債権を債券化し、債券の買取り及び償還処理を効率化する無担保ファンディングシステムを提供する。【解決手段】システム1において、ファンディング事業者のサーバ300は、暫定売上高リストを作成する暫定売上高算出部と、予測した将来売上債権の債券買取りプランを作成する債券化仕様設定部と、店舗事業者の店舗での商取引の決済代金の振込専用口座を開設するよう金融機関の口座管理サーバに要請する債券回収用口座設定部と、振込専用口座への入金情報に基づいて、所定期間の確定売上高を算出し、確定売上高から債券の当期償還金額を算出して、当期償還金額を振込専用口座から入金口座に振り替える指令を口座管理サーバに送信し、当期償還金額を累積して求めた償還金額累積額が債券の額面額に到達したか否かを判断して、償還の終了を店舗管理サーバ及び口座管理サーバに通知する償還管理部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、店舗において将来発生すると予測される売上高の一部を債券化して未確定の将来売上債権の買取り及び償還を支援する無担保ファンディングシステムに関し、より詳しくは、店舗の商取引情報に基づいて未確定の将来売上債権を債券化し、買取った債券の償還にバーチャル口座を利用する無担保ファンディングシステムに関する。
一般に、物品やサービスを提供した対価として売上が計上されても、売掛金が回収されるまでには、一定の時間がかかる。例えば、クレジットカードによる決済システムでは、クレジットカード会社の加盟店が販売代金を回収するのに、およそ30日~50日の日数を要しており、この間のカード決済による売上は、売掛の状態となっており、クレジットカード会社の加盟店は、この売掛金が決済されるまでを手元流動性資金として活用できないという不都合があった。
このため、クレジットカード決済の取引がクレジットカード会社によって承認されると、発生したクレジット債権をクレジットカード会社が買い取り、取引金額からクレジットカード利用手数料とファクタリングサービス利用手数料を差引いた金額を、加盟店へ支払うという売掛金の早期回収方法(特許文献1参照)や、クレジット取引にかかる合計取引金額に応じて融資を受けられるようにした加盟店のキャッシュフローの改善方法(特許文献2参照)などが提案されている。
しかしながら、売掛債権のファクタリングによる方法では、取引がクレジットカード会社により承認された直後にファクタリングサービスを利用しなかった場合には、その後で、加盟店の売上状況等の変化によりファクタリングサービスの利用が必要になったとしても、クレジットカード会社に当該クレジット取引により発生したクレジット債権の買い取りをしてもらえない等の問題があり、又、融資によるキャッシュフローの改善方法では、定額返済のため、一時的な売り上げの減少等による売上高の変動が生じた場合、手元資金が不足する虞があった。
そこで、店舗のキャッシュフロー改善策として、発明者は、クレジットカード決済の所定期間の売上実績に基づく未確定の将来クレジット債権を債券化して、無担保で加盟店の短期的な売上高の変動に影響されない、クレジットカード加盟店へのファンディングシステムを提案しており、当該加盟店の店舗においては、売上高の変動の影響を受けることなく手元流動性資金を潤沢に確保することが可能となっている(特許文献3参照)。
但し、上記提案は、クレジットカードの利用率の高い店舗では有用であるが、現金払いや前払い型、即時払い型、又は後払い型のキャッシュレス決済等のクレジットカード以外の決済方法が主体の店舗では有効活用できないという欠点を有していた。また、債券の償還にはクレジットカード会社等による分別支払いを依頼する必要があり、事務処理が煩雑になるという問題があった。
一方、近年の情報通信の進歩及び普及に伴い、実店舗での販売に加えて、オンライン販売等の電子商取引(EC:electronic commerce)が拡大し、かつ決済方法も上述のようなクレジットカード以外の多様なキャッシュレス決済が急速に発展しており、このような多様な販売方法及び決済方法に対応した、より効率的な無担保ファンディングシステムが求められている。
特開2003-006541号公報 特開2003-242429号公報 国際公開第2014/024520号
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、特定の決済手段に限定されない所定期間の売上実績から予測される未確定の将来売上債権を債券化し、振込専用口座(バーチャル口座)を利用してファンディングを利用する事業者の償還処理が効率化された無担保ファンディングシステムを提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による無担保ファンディングシステムは、ファンディングシステム加盟店の店舗事業者が使用する店舗管理サーバと、ファンディングシステムを運営するファンディング事業者が使用するファンディングシステムセンターサーバと、前記ファンディング事業者の入金口座が開設された金融機関の口座管理サーバとが通信ネットワークで接続され、前記ファンディングシステム加盟店の未確定の将来売上債権の買取り及び償還を支援する無担保ファンディングシステムであって、
前記店舗管理サーバは、前記ファンディングシステム加盟店の商取引情報及び店舗情報を前記ファンディングシステムセンターサーバに送信し、前記ファンディングシステムセンターサーバは、前記店舗管理サーバから送信された商取引情報に基づいて、所定期間ごとの前記ファンディングシステム加盟店の暫定売上高リストを作成する暫定売上高算出部と、前記作成された暫定売上高リスト及び前記店舗情報を用いて予測した前記ファンディングシステム加盟店の将来売上債権を債券化した債券の買取りプランを作成して、前記店舗管理サーバに送信する債券化仕様設定部と、前記店舗管理サーバから前記買取りプランで前記債券を売却する通知を受信すると、前記買取りプランで設定された前記債券の債券化対象期間に基づいて、前記ファンディング事業者の入金口座に関連付けられた、前記ファンディングシステム加盟店での商取引の決済代金の振込専用口座を開設するように前記金融機関の口座管理サーバに要請する債券回収用口座設定部と、前記債券化対象期間の開始日以降に前記店舗管理サーバから送信された商取引情報及び前記口座管理サーバから送信された前記振込専用口座への入金情報に基づいて、所定期間ごとの確定売上高を算出し、前記算出された確定売上高に前記買取りプランで設定された償還割合を乗じて、前記債券の当期償還金額を算出し、前記算出された当期償還金額を前記振込専用口座から前記入金口座に振り替える指令を前記口座管理サーバに送信し、前記当期償還金額を累計して償還金額累積額を算出し、算出された償還金額累積額が前記買取りプランで設定された前記債券の額面額に到達したか否かを判断し、前記償還金額累積額が前記債券の額面額に到達したと判断された場合、前記債券の償還の終了を前記店舗管理サーバ及び前記口座管理サーバに通知する償還管理部と、を備えることを特徴とする。
前記償還管理部は、前記債券化対象期間が過ぎても、前記償還金額累積額が前記債券の額面額に到達していないと判断された場合、前記債券の償還期間を延長する通知を前記店舗管理サーバ及び前記口座管理サーバに通知し得る。
前記店舗管理サーバから送信される前記ファンディングシステム加盟店の商取引情報は、実店舗で行われた商取引の決済日時、商品名、商品販売価格、決済方法、及び決済サービス事業者名を含む実店舗の商取引情報と、オンラインショップで行われた商取引の決済日時、商品名、商品販売価格、決済方法、決済サービス事業者名を含むオンラインショップの商取引情報とのいずれか、又は両方を含むことが好ましい。
前記振込専用口座は、前記ファンディング事業者の入金口座の口座番号と、前記店舗事業者の名義とに関連付けて座番号が発行されるバーチャル口座であり、前記口座管理サーバは、前記ファンディングシステムセンターサーバからの要請にしたがって、前記債券化対象期間の開始日以降に、前記ファンディングシステム加盟店での商取引にともなう決済代金が前記ファンディング事業者の入金口座へ入金されると、前記入金された金額を前記振込専用口座に振り替えることが好ましい。
前記口座管理サーバは、前記ファンディングシステムセンターサーバの償還金額設定部から、当期償還金額を受信すると、前記振込専用口座から前記当期償還金額を引き落として前記ファンディング事業者が指定する口座に振り替え得る。
前記口座管理サーバは、前記振込専用口座から前記当期償還金額を引き落とした後の前記振込専用口座の残高を前記店舗事業者が指定する金融口座に送金し得る。
前記店舗管理サーバは、前記店舗事業者が経営する実店舗に設置された実店舗の商取引情報を入力する店舗端末、又は前記店舗事業者が経営するオンラインショップの商取引情報を管理するオンラインショップサーバに通信ネットワークで接続され、前記実店舗の商取引情報及び前記オンラインショップの商引情報を前記ファンディングシステム加盟店の商取引情報として前記ファンディングシステムセンターサーバに送信し得る。
前記店舗端末及び前記オンラインショップサーバは、クレジットカード決済、電子マネー決済、スマートフォン決済、バーコード決済、及び後払い(BNPL:Buy Now Pay Later)決済による商取引に対応していることが好ましい。
本発明によれば、特定の決済手段に限定されない一定期間の売上実績に基づいた未確定の将来売上債権を債券化して、本発明によるファンディングシステムを利用する店舗事業者の資金調達及び償還処理が簡素化される。
また、本発明によれば、決済方法や一時的な売上高の変動の影響を受けることなく手元流動性資金を容易に確保することができるため、確保した資金を新規の仕入れや設備投資等に活用することができ、資金繰りに余裕がもてるようになる。
さらに、本発明によれば、債券の償還において、事業者の事務処理が効率化されるとともに、償還が実績売上高に基づく定率返済であるので、本発明による無担保ファンディングシステムを利用する事業者は、一時的な売上高の減少等により償還が困難になるといった問題を避けることができる。
本発明の一実施形態による無担保ファンディングシステムのスキームを説明するための図である。 本発明の一実施形態による無担保ファンディングシステムの全体構成を説明するためのブロック図である。 図2に示すファンディングシステムセンターサーバの機能構成を説明するためのブロック図である。 償還管理に用いられる商取引情報のデータリストの構成例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による無担保ファンディングシステムのスキームを説明するための図である。
本スキームは、本発明による無担保ファンディングシステムを利用するファンディングシステム加盟店の店舗事業者20とファンディング事業者30との間で、将来債権買取り代金譲渡契約を締結することを前提としている。なお、本明細書において、店舗事業者20は、商取引を行う店舗(ショップともいう)を経営する事業者であって、個人及び法人を含む。また、店舗事業者20が経営する店舗における商取引は、実店舗及び/又はネットワーク上に開設されたオンラインショップなどの仮想店舗(以下、総称して店舗10という)で行われる。そして、ファンディング事業者30と締結した債権買取り代金譲渡契約の対象となる店舗10を「ファンディングシステム加盟店100」と呼ぶ。
図1を参照しながら、本スキームの流れを説明する。ファンディングシステム加盟店100の店舗事業者20は、ファンディング事業者30にファンディングシステム加盟店100の日々の商取引に係る商取引情報を送信する。商取引情報の送信は、所定期間ごとに、好ましくは日単位で行われる。商取引情報には、決済日時、商品名、商品販売価格、決済方法、カード会社等の決済取扱い事業者名などが含まれる。ファンディング事業者30は、送信された商取引情報から暫定売上高を算出し、予め設定された一定期間の間の暫定売上高の累計額に基づいて、ファンディングシステム加盟店100の未確定の将来売上債権を債券化した債券の買取りプランを作成してファンディングシステム加盟店100の店舗事業者20に通知する。なお、将来売上債権は、後述する店舗情報に基づいた売上予測を反映させて設定し得る。
本明細書で、暫定売上高とは、商品の販売価格から決済代行業者、取扱い金融業者、カード会社等に支払われる所定の手数料を差し引いた予定入金額、又は仮想通貨による販売価格を商取引実施時点の仮想通貨の市場価格に基づいて通常使用通貨額に換算した金額から所定の換金手数料を差し引いた金額を言う。
ファンディングシステム加盟店100の店舗事業者20が、債券の買取りプランを受諾すると、ファンディング事業者30は、当該買取りプランで設定された買取り価格及び償還条件で、ファンディングシステム加盟店100の未確定の将来売上債権の債券を買取り、店舗事業者20に当該債券の買取り代金を支払う。これにより、店舗事業者20は、無担保で必要な手元流動性の資金を調達することができる。
買取った債券の債券化対象期間になると、ファンディング事業者30は、店舗事業者20から受信した債券化対象期間中の商取引情報から予定入金額を算出し、これに基づいて買取った債券の償還金を計算してファンディングシステム加盟店100の店舗事業者20に通知する。ファンディングシステム加盟店100の店舗事業者20は、通知された償還金をファンディング事業者30に支払う。
本発明において、償還金の支払いは、ファンディングシステム加盟店100で行われた商取引の相手方(債務者)からの決済代金の入金先をファンディング事業者30の入金口座に関連付けられた振込専用口座に指定し、当該振込専用口座に入金(振込)が行われることで実行される。決済代金の振込専用口座への入金は、債券化対象期間の開始日以降に開始され、振込専用口座へ入金された決済代金の一部が債券の償還金に計上されて累計され、ファンディング事業者30が買取った債券の額面額と、ファンディング事業者30が償還を受けた償還金の累計額とが一致するまで続けられる。
債券の償還金の支払いは、債券化対象期間における債券化対象商取引の決済代金の入金が確認された売上高(以後、確定売上高と呼ぶ)に応じて所定期間ごとにファンディング事業者30に支払われる。
図2は、本発明の一実施形態による無担保ファンディングシステムの全体構成を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、本発明の一実施形態による無担保ファンディングシステムは、店舗事業者20が使用する店舗管理サーバ200と、ファンディング事業者30が使用するファンディングシステムセンターサーバ300と、店舗事業者20が経営するファンディングシステム加盟店100での商取引の決済代金が入金される振込専用口座が開設された金融機関(以下、口座開設金融機関40と呼ぶ)の口座管理サーバ400と、が公衆回線網、専用回線、及び/又はインターネット等の通信ネットワーク5を介して通信可能に接続されている。
店舗管理サーバ200、ファンディングシステムセンターサーバ300、及び口座管理サーバ400のそれぞれは、図示していない店舗事業者20及びファンディング事業者30それぞれの取引銀行の口座管理サーバ、決済代行事業者の管理サーバ、並びにクレジットカード会社、電子マネー決済会社、コンビニ決済会社、後払い決済(BNPL:Buy Now Pay Later)サービス会社、代引き決済・物流会社等の各種決済サービスを行う事業者の管理サーバと通信ネットワーク5を介して通信可能に接続される。
店舗管理サーバ200、ファンディングシステムセンターサーバ300、及び口座管理サーバ400のそれぞれは、市販のPC(パーソナルコンピュータ)やサーバ用コンピュータ等を用いて構成される。PCを構成するCPU(中央制御装置)及びメモリ、データベースを構成するハードディスク(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)等の記憶装置、管理用として画像やテキスト等を表示する表示装置、キーボードやマウス等の入力装置、及び通信に関連するその他の入出力インターフェース装置等の説明及びその構成図面は省略する。また、これらの装置を用いてCPUでソフトウェアプログラムを実行することにより機能する各構成部についても詳細な説明は省略する。
本実施形態における店舗管理サーバ200は、店舗事業者20が経営するファンディングシステム加盟店100での商取引全般を管理するサーバである。店舗管理サーバ200は、実店舗に設置されて、実店舗の商取引情報を店舗管理サーバ200に送信する実店舗端末220、及び/又は店舗事業者20が経営するオンラインショップが開設されて当該オンラインショップの商取引情報を店舗管理サーバ200に送信するオンラインショップサーバ230に、直接又はインターネットを介して接続され、実店舗の商取引情報及び/又はオンラインショップの商取引情報を、店舗事業者20が経営するファンディングシステム加盟店100での商取引情報としてファンディングシステムセンターサーバ300に送信する店舗管理サーバ通信部210を含む。また、図示しないが、商取引情報を含む各種情報やソフトウェアプログラムを保存する記憶部を備える。
なお、実店舗には、自動販売機、無人駐車場のパーキング精算機などが含まれてもよく、オンラインショップサーバ230は、店舗管理サーバ200に統合されていてもよい。また、オンラインショップサーバ230は、店舗事業者20が自前で設置及び運用を行うサーバ(ウェブサーバ等)に限定されるものではなく、オンラインショップの開設及び運営サービスを提供する外部のプロバイダにアウトソースする方法で構成されるオンラインショップサーバであってもよい。
実店舗端末220は、実店舗に設置されたキャッシュレジスタ、キャッシュレジスタに連動して作動する情報端末、POS端末、自動販売機、又は無人駐車場のパーキング精算機などであり、実店舗において行われる商取引及びその決済の情報を実店舗の商取引情報として逐一店舗管理サーバ200に送信する。実店舗の商取引情報には、決済日時、商品名、商品販売価格、商品取引の決済で受領した仮想通貨額、決済方法、カード会社等の決済サービス事業者又は決済代行会社名などが含まれる。
実店舗端末220は、クレジットカード、デビットカード等の各種電子マネーに対応したカードの読み取り装置、及び各種キャッシュレス決済方法に対応したQRコード(登録商標)やバーコードの読み込み又は表示装置を備え、クレジットカード会社や電子マネー決済会社のコンピュータ(サーバ)に接続されるか、又は決済代行事業者のコンピュータ(サーバ)に接続されて、クレジットカード、各種電子マネー、スマートフォン・アプリなどによる決済を行うことができるようになっている。
オンラインショップサーバ230は、店舗事業者20が経営するオンラインショップでの商取引の受注や決済などの管理を行うコンピュータ(サーバ)である。
本実施形態においてオンラインショップサーバ230は、オンラインショップで常用される運送業者による代引き決済やコンビニ決済等の決済に加え、後払い決済(BNPL)や仮想通貨による決済に対応するように構成されてもよい。仮想通貨による決済に対応する場合、店舗管理サーバ200は、仮想通貨決済で受領した仮想通貨を貯蔵する仮想通貨ウォレット部240をさらに備える。
オンラインショップサーバ230は、オンラインショップで行われた商取引及びその決済の情報をオンラインショップの商取引情報として逐一店舗管理サーバ200に送信する。オンラインショップの商取引情報には、決済日時、商品名、商品販売価格、商品取引の決済で受領した仮想通貨額、決済方法、カード会社等の決済サービス事業者又は決済代行会社名などが含まれる。
店舗管理サーバ200は、実店舗端末220及び/又はオンラインショップサーバ230から送信された実店舗の商取引情報及び/又はオンラインショップの商取引情報を所定期間ごとに、好ましくは日単位で集計し、ファンディングシステム加盟店100の商取引情報としてファンディングシステムセンターサーバ300に送信する。ファンディングシステム加盟店100の商取引情報には、取引が行われた各商品についての、決済日時、商品名、商品販売価格、商品取引の決済で受領した仮想通貨額、決済方法、カード会社等の決済サービス事業者又は決済代行会社名などの情報が含まれる。
店舗管理サーバ200の店舗管理サーバ通信部210は、ファンディングシステム加盟店100と取引する金融機関、決済代行会社、決済サービス事業者等が使用するコンピュータ(管理サーバ)との接続、ファンディングシステムセンターサーバ300及び口座管理サーバ400との接続、メール・サーバ業務を始めFTP処理、電話、FAX、及びLANを含む専用回線通信処理を含めて、ファンディングシステム加盟店100で行われる通信全般を管理する。
ファンディングシステムセンターサーバ300は、ファンディング事業者30が提供するファンディングサービスに係る情報処理やシステム全般を管理するサーバであって、店舗管理サーバ200及び口座管理サーバ400と公衆回線網、専用回線、及び/又はインターネット等からなる通信ネットワーク5を介して接続され、センターサーバ通信部310、データベース320、暫定売上高算出部330、債券化仕様設定部340、債券回収用口座設定部350、償還管理部360、及びシステム全般を制御するシステム制御部370を含んで構成される。
センターサーバ通信部310は、店舗管理サーバ200及び口座管理サーバ400との接続、メール・サーバ業務を始めFTP処理、電話、FAX、及びLANを含む専用回線通信処理を含めて、通信全般を管理する。
データベース320は、店舗事業者20に関する各種情報を保存する店舗事業者データベース、ファンディングシステム加盟店100での商取引の決済代金が入金される振込専用口座が開設された口座開設金融機関40の情報を保存する口座開設金融機関データベース、ファンディングシステム加盟店100の期間別暫定売上高リスト、予定入金リスト、入金履歴リスト等を保存する債券関連情報データベース、ファンディングシステム加盟店100での個々の商取引情報を保存する商取引情報データベースを有する。
暫定売上高算出部330は、店舗管理サーバ200から送信されるファンディングシステム加盟店100の商取引情報に基づいて予定入金額となる暫定売上高を算出し、これを集計して所定期間ごとの暫定売上高リストを作成する。
債券化仕様設定部340は、暫定売上高算出部330が作成した暫定売上高リストを用いて、ファンディングシステム加盟店100の未確定の将来売上債権を債券化した債券の買取りプランを作成し、センターサーバ通信部310を介して店舗管理サーバ200に送信する。
債券回収用口座設定部350は、買取りプランが受諾されるとファンディングシステム加盟店100の決済代金の振込専用口座を開設する処理を行う。
償還管理部360は、受諾された買取りプランにしたがって、買取った債券の償還金を計算し、センターサーバ通信部310を介して店舗管理サーバ200及び口座管理サーバ400に送信する。
システム制御部370は、本システムを機能させるプロクラムが実行されるCPUを含んで構成され、システム全体を制御する。
図3は、図2に示すファンディングシステムセンターサーバ300の機能構成を説明するためのブロック図である。
図3を参照して、本実施形態によるファンディングシステムセンターサーバ300の暫定売上高算出部330、債券化仕様設定部340、債券回収用口座設定部350、及び償還管理部360のそれぞれの構成、機能、及び動作について説明する。
(暫定売上高の算出)
暫定売上高算出部330は、実店舗決済の予定入金額を算出する実店舗決済予定入金額算出部331、仮想通貨決済を除くオンラインショップ決済の予定入金額を算出するオンラインショップ決済予定入金額算出部332、仮想通貨決済による受領仮想通貨額を商取引決済時点の仮想通貨市場価格に換算しその換算額から換金手数料予定額を差し引いて予定入金額を算出する仮想通貨決済予定入金額算出部333、決済方法によらず商取引の決済日時順に各商取引の予定入金額を並べてリスト化する入金予定リスト作成部334、及び入金予定リストの予定入金額を所定期間ごとに集計して期間別暫定売上高リストを作成する期間別暫定売上高算出部335を含む。
実店舗決済予定入金額算出部331は、店舗管理サーバ200からファンディングシステム加盟店100の商取引情報を受信し、ファンディングシステム加盟店100の仮想通貨決済を除く実店舗で決済された予定入金額を、決済方法ごとに予め定められた計算方法で当該商取引の販売価格から算出し、算出された予定入金額をデータ項目に含む実店舗商取引データを生成して、商取引の決済日時順に並べた実店舗決済予定入金額リストを作成する。
実店舗では、現金決済の他に、各種キャッシュレス支払い手段による決済が行われる。キャッシュレス支払い手段としては、利用金額を事前にチャージしておくプリペイドタイプの電子マネー、リアルタイムペイタイプのデビットカードや、QRコード(登録商標)、NFC等のモバイルウォレット、ポストペイタイプのクレジットカードなどがあげられる。また、後払い決済に対応してもよい。
実店舗決済予定入金額算出部331は、ファンディングシステム加盟店100が契約したキャッシュレス支払い手段の取扱い手数料料金リストを備える。実店舗キャッシュレス支払い手段の取扱い手数料料金リストは、ファンディングシステムに加盟する際に、ファンディングシステム加盟店100からの申請に基づいて作成される。
実店舗での各種キャッシュレス支払い手段による決済の予定入金額の算出は、各商取引の販売価格からキャッシュレス支払い手段の取扱い手数料を差し引いて求められる。
実店舗決済予定入金額リストを構成する実店舗商取引データは、決済日時、商品名、商品販売価格、決済方法、キャッシュレス支払い決済サービス事業者名、キャッシュレス支払い決済取扱い手数料、及び予定入金額をデータ項目に含む。
実店舗決済予定入金額算出部331は、実店舗決済予定入金額リストの作成が終了すると、作成した実店舗決済予定入金額リストを入金予定リスト作成部334に伝送する。
オンラインショップ決済予定入金額算出部332は、店舗管理サーバ200からファンディングシステム加盟店100の商取引情報を受信し、ファンディングシステム加盟店100の仮想通貨決済を除くオンラインショップで決済された予定入金額を算出し、算出された予定入金額をデータ項目に含むオンラインショップ商取引データを生成して、商取引の決済日時順に並べたオンラインショップ決済予定入金額リストを作成する。
オンラインショップでは、クレジットカード決済の他に、種々の支払い方法による決済が行われる。オンラインショップで行われる支払い方法としては、クレジットカード支払い、デビットカード支払い、商品の到着と引き換えに運送業者が代金を受け取る代金引換方式、コンビニ収納代行会社から発行された番号を元に行われるコンビニ支払い、決済代行会社が代金を回収する払込票式の後払い、後払い決済サービス(BNPL)を提供する事業者を利用した後払い、スマートフォンなどモバイル端末上で買い物をした際に月々の携帯代金に商品代金を含めて支払うキャリア決済、指定した口座に商品代金を銀行から振り込む銀行振込などがあげられる。
オンラインショップ決済予定入金額算出部332は、ファンディングシステム加盟店100が契約したオンラインショップ支払い手段の取扱い手数料料金リストを備える。オンラインショップ支払い手段の取扱い手数料料金リストは、ファンディングシステムに加盟する際に、ファンディングシステム加盟店100からの申請に基づいて作成される。
オンラインショップの予定入金額の算出は、各商取引の販売価格からオンラインショップ支払い手段の取扱い手数料を差し引いて求められる。
オンラインショップ決済予定入金額リストを構成するオンラインショップ商取引データは、決済日時、商品名、商品販売価格、決済方法、オンラインショップ支払い手段取扱い事業者名、オンラインショップ支払い手段取扱い手数料、予定入金額をデータ項目に含む。なお、後払い決済(BNPL)等において、分割払いが指定された場合は、各分割支払い日を決済日時に設定した複数のオンラインショップ商取引データとして生成することが好ましい。
オンラインショップ決済予定入金額算出部332は、オンラインショップ決済予定入金額リストの作成が終了すると、オンラインショップ決済予定入金額リストを入金予定リスト作成部334に伝送する。
仮想通貨決済予定入金額算出部333は、店舗管理サーバ200からファンディングシステム加盟店100の商取引情報を受信し、仮想通貨で決済された商取引について、仮想通貨ウォレット部240に保存された仮想通貨決済で受領した仮想通貨を、通常使用通貨に換金した場合の額で予定入金額を算出し、算出された予定入金額をデータ項目に含む仮想通貨商取引データを生成して、仮想通貨での決済日時順に並べた仮想通貨決済予定入金額リストを作成する。
仮想通貨決済予定入金額算出部333は、ファンディングシステム加盟店100が決済に用いる仮想通貨の市場価格が記載された仮想通貨時価リストを備える。仮想通貨時価リストは、ファンディングシステム加盟店100が決済に用いる仮想通貨の取引所のサイトから時々刻々変動する市場価格を入手し、所定時間ごとの市場価格を記録したものである。
仮想通貨決済による商取引の予定入金額の算出は、仮想通貨時価リストに基づいて、商取引の決済で受領した仮想通貨額を決済時点の仮想通貨市場価格に換算しその換算額から換金手数料予定額を差し引いて求められる。
仮想通貨決済予定入金額リストを構成する仮想通貨商取引データは、決済日時、商品名、商品販売価格、受領仮想通貨額、仮想通貨取引所名、仮想通貨受領時点の仮想通貨市場価格、仮想通貨換金手数料予定額、換算済予定入金額をデータ項目に含む。
仮想通貨決済予定入金額算出部333は、仮想通貨決済予定入金額リストの作成が終了すると、仮想通貨決済予定入金額リスト及びファンディングシステム加盟店100の商取引情報を入金予定リスト作成部334に伝送する。
入金予定リスト作成部334は、実店舗決済予定入金額リスト、オンラインショップ決済予定入金額リスト、仮想通貨決済予定入金額リスト、及びファンディングシステム加盟店100の商取引情報を受信すると、各リストからそれぞれ予定入金額をデータ項目に含む入金予定商取引データを生成して、生成された入金予定商取引データに識別子(取引ID)を付与して決済日時順に並べた入金予定リストを作成し、入金予定リスト及びファンディングシステム加盟店100の商取引情報をデータベース320に保存する。
入金予定リストを構成する入金予定商取引データには、取引ID、決済日時、商品名、商品販売価格、受領仮想通貨額、決済方法、決済サービス事業者又は決済代行会社名、予定入金額がデータ項目として含まれる。入金予定リストは、店舗管理サーバ200から随時送信されるファンディングシステム加盟店100の商取引情報を受けて、送信された商取引に対応した入金予定商取引データが新たに追加されるごとに更新される。
入金予定リスト作成部334は、入金予定リストを作成すると期間別暫定売上高算出部335に入金予定リスト作成通知を伝送し、入金予定リストを更新すると入金予定リスト更新通知を伝送する。入金予定リストの作成及び更新は、ファンディングシステム加盟店100がファンディングシステムを脱会するまで続けられる。
期間別暫定売上高算出部335は、入金予定リスト作成通知又は入金予定リスト更新通知が伝送された後、一定期間の間の予定入金額のデータ、すなわち入金予定商取引データが蓄積されると、データベース320に保存された入金予定リストに記載された入金予定商取引データの予定入金額を予め設定された期間ごとに集計して期間別暫定売上高を算出し、算出された期間別暫定売上高のデータを含むファンディングシステム加盟店100の期間別暫定売上高リストを作成して、データベース320に保存する。
期間別暫定売上高リストとしては、例えば、日ごとに集計した暫定売上高のデータをリスト化した日単位暫定売上高リスト、週ごとに集計した暫定売上高のデータをリスト化した週単位暫定売上高リスト、月ごとに集計した暫定売上高のデータをリスト化した月単位暫定売上高リストなどが挙げられる。ファンディングシステム加盟店100の期間別暫定売上高リストは、所定期間の予定入金額のデータが更に蓄積されて、各単位の暫定売上高が算出されるごとに更新され、データベース320に保存される。
期間別暫定売上高算出部335は、期間別暫定売上高リストを作成すると債券化仕様設定部340に期間別暫定売上高リスト作成通知を伝送し、期間別暫定売上高リストを更新すると期間別暫定売上高リスト更新通知を伝送する。
(将来売上債権の債券化仕様の設定)
債券化仕様設定部340は、将来売上債権を債券化した債券の債券化対象期間及び償還開始日を設定する債券化対象期間設定部342、将来売上債権の債券の債券額面額及びファンディングシステム加盟店100からの債券買取り価格を設定する債券額面額設定部344、ファンディングシステム加盟店100が支払う償還金の支払い条件を設定する償還条件設定部346、債券化対象期間、債券額面額、債券買取り価格、償還金の支払い条件を設定した債券買取りプランを作成し、ファンディングシステム加盟店100に提示する債券買取りプラン設定部348を含む。
債券化仕様設定部340は、暫定売上高算出部330において、予め設定された期間長さ以上の期間について、ファンディングシステム加盟店100の期間別暫定売上高リストが作成されると、作成された期間別暫定売上高リストに基づいて、ファンディングシステム加盟店100の将来期間の未確定の将来売上債権を債券化する仕様、すなわち債券化仕様を設定する。将来売上債権の債券化仕様を設定するための暫定売上高のデータ蓄積期間は、例えば、開店当初や短期間のセール期間などを除き安定した店舗の営業が行われた3か月間程度のデータが揃うことが好ましい。
債券化対象期間設定部342は、期間別暫定売上高算出部335から期間別暫定売上高リスト作成通知を受信した後、ファンディングシステム加盟店100の暫定売上高のデータ蓄積が所定の蓄積期間に到達すると、ファンディングシステム加盟店100の未確定の将来売上債権を債券化する債券化対象期間の設定を行う。
債券化対象期間の長さは、暫定売上高のデータ蓄積期間の長さに応じて決定することが好ましく、例えば、暫定売上高のデータ蓄積期間が3か月であれば、将来期間の3か月間を最大債券化対象期間長さとする。また、債券化の単位期間は、債券化及び償還管理のしやすさから月単位とすることが好ましく、最大債券化対象期間長さは、債券化の単位期間の整数倍とすることが好ましい。債券化対象期間は、暫定売上高のデータ蓄積期間として1年以内に設定することが好ましい。
債券化対象期間設定部342は、データベース320からファンディングシステム加盟店100の期間別暫定売上高リストを呼び出し、当該リストのデータ蓄積期間長さから最大債券化対象期間長さを設定し、最大債券化対象期間長さを超えない月数を債券化対象期間の範囲に設定する。
債券化対象期間設定部342は、最大債券化対象期間長さ、債券化対象期間の範囲、及び債券化対象期間の開始日が記載された債券化対象期間設定通知とファンディングシステム加盟店100の期間別暫定売上高リストを債券額面設定部344に伝送する。
債券額面額設定部344は、債券化対象期間設定通知が伝送されると、期間別暫定売上高リストに基づいて債券額面額及び債券買取り価格を設定する。
債券額面額は、月単位暫定売上高リストから、債券化対象期間の開始日以前の債券化対象期間の範囲に対応する月数分の暫定売上高を累計した額(以下、実績暫定売上高と呼ぶ)に予め設定された債券化割合を乗じて求められる。債券化割合は特に制限されないが、通常、債権化対象売上高の10~30%である。また、債券化割合は、債券化対象期間における店舗の売上高に対する債券償還割合に相当するため、償還による店舗の手元流動資金の不足を防止するために、債券化割合に上限を設けることが好ましく、債券化割合の上限としては、月単位暫定売上高リストに蓄積されたデータ中、売上が最低の月の暫定売上高の50%に相当する値とすることが好ましい。
但し、債券額面額の設定は、上述した方式に限定されない。例えば、ファンディングシステム加盟店100の実績暫定売上高と当該加盟店の店舗情報を用いて、これらを所定の予測モデルに適用(入力)して将来売上高を予測し、予測された将来売上高が反映された将来売上債権の金額を債券額面額に設定するようにしてもよい。この場合、店舗情報には、店舗10の財務状況や店舗利用者の評価、当該店舗が属する業界動向、店舗事業者20の事業マインド及び人物評価に関する情報などが含まれてもよい。
債券買取り価格は、債券額面額から手数料、利息を差し引くことで求められる。
なお、新規のファンディングシステム加盟店100であって、事前に本システムにおける暫定売上高のデータ蓄積がない顧客の場合は、債券化対象期間に相当する期間長さの過去の対象店舗における商取引情報を、当該加盟店の店舗事業者20から一括して取得し、取得した商取引情報に基づいて、最大債券化対象期間長さ、債券化対象期間の範囲及び開始日、債券額面額、債券買取り価格を設定するようにしてもよい。
債券額面額設定部344は、最大債券化対象期間長さ、債券化対象期間の範囲及び開始日、債券額面額、債券買取り価格が記載された債券化設定通知を償還条件設定部346に伝送する。
償還条件設定部346は、債券化設定通知が伝送されると、ファンディングシステム加盟店100が支払う償還金の支払い条件を設定する。将来売上債権の債券買取りに応じて、ファンディングシステム加盟店100がファンディング事業者30に支払う償還金は、債券化対象期間が到来すると、後述する債券回収用口座を利用した支払いが開始され、ファンディングシステム加盟店100の債券化対象期間中の所定期間ごとの暫定売上高に債券償還割合を乗じた金額(以下、当期償還金額と呼ぶ)を支払い、支払った金額の総額が債券額面額と同一になるまで続けられる。
償還条件設定部346は、償還金の支払い開始日及びそれ以降の支払い日(以下、償還金分割支払い日と呼ぶ)の設定と債券償還割合の設定を行う。償還金支払いの開始日は、債券化対象期間の開始日の翌日以降であれば特に制限されないが、決済代行事業者等の支払時期と対応させて、債券化対象期間の開始月の翌月とすることが好ましく、償還金分割支払い日も月単位の支払いとすることが好ましい。
債券償還割合は、通常、債券化割合と同一値に設定され、償還条件設定部346は、債券額面額設定のもとになった実績暫定売上高に債券償還割合を乗じて償還金の分割支払いモデルを作成する。
償還条件設定部346は、債券化設定通知と、償還金分割支払い日、債券償還割合、償還金分割支払いモデルが記載された償還条件設定通知とファンディングシステム加盟店10の期間別暫定売上高リストを債券買取りプラン作成部348に伝送する。
債券買取りプラン設定部348は、償還条件設定通知が伝送されると、ファンディングシステム加盟店100の実績暫定売上高及び店舗情報に基づく将来売上債権の債券の買取りプランを作成し、センターサーバ通信部310を介して店舗管理サーバ200に送信する。
債券の買取りプランには、ファンディングシステム加盟店100の実績暫定売上高、最大債券化対象期間長さ、債券化対象期間の範囲、債券額面額、債券買取り価格、償還金分割支払い日、債券償還割合、償還金の分割支払いモデルが記載される。
ファンディングシステム加盟店100の実績暫定売上高は、ファンディングシステム加盟店100の期間別暫定売上高リストに基づいて、決済方法によらない債券化対象期間の開始日以前に決済された暫定売上高の累計額を示すものである。
(将来売上債権の債券回収用口座の設定)
ファンディングシステム加盟店100の店舗事業者20とファンディング事業者30との間で、債権買取り代金譲渡契約が締結され、ファンディングシステムセンターサーバ300から送信された買取りプランで将来売上債権の債券を売却することを受諾する通知を、店舗管理サーバ200から受信すると、ファンディングシステムセンターサーバ300の債券回収用口座設定部350は、受諾された買取りプランで設定された当該債券の債券化対象期間に基づいて、ファンディング事業者30の取引金融機関、すなわち口座開設金融機関40に開設されているファンディング事業者30の入金口座に、店舗事業者20での商取引の決済代金を入金するための振込専用口座を開設するよう取引金融機関の口座管理サーバ400に要請する。
また、債券回収用口座設定部350は、ファンディングシステム加盟店100の店舗事業者20に、債券化対象期間の開始日以降の決済代金の入金先を開設された振込専用口座に指定するよう依頼する通知を店舗管理サーバ200に送信する。
店舗事業者20が経営するファンディングシステム加盟店100での商取引の決済代金が入金される振込専用口座は、ファンディング事業者30の入金口座に関連付けられた口座であって、ファンディング事業者30の入金口座の口座番号と、ファンディングシステム加盟店100を経営する店舗事業者20の名義とに関連付けられた口座番号が発行されるバーチャル口座である。より具体的には、振込専用口座の名義人は店舗事業者20となっているが、実際には他の店舗事業者に対して開設された振込専用口座を含めた複数の振込専用口座を取りまとめているファンディング事業者30の入金口座に関連付けられた、口座開設金融機関40の口座管理システム(口座管理サーバ400)内に設けられる仮想的な金融口座である。
振込専用口座は、店舗事業者20ごとに口座番号を割り当てる方法に限定されず、商取引ごとに口座番号を割り当てる方法を用いてもよい。以下では、店舗事業者20ごとに口座番号を割り当てる方法を前提に説明する。
金融機関40の口座管理サーバ400には、ファンディングシステムセンターサーバ300からの要請にしたがって、債券化対象期間の開始日以降に、ファンディングシステム加盟店100での商取引の決済代金が、それぞれの決済方法を扱う事業者のサーバや端末装置から、開設された振込専用口座に入金される。入金が行われると、金融機関40の口座管理サーバ400は、振込専用口座に入金された決済代金の入金情報を、ファンディングシステムセンターサーバ300に送信する。決済代金の入金情報には、入金日時及び入金された額(以下、入金実績額と呼ぶ)と、入金事由を示すファンディングシステム加盟店名、決済日時、商品名、商品販売価格決済方法、決済サービス取り扱い事業者名がデータ項目として含まれ得る。
ファンディングシステムセンターサーバ300の債券回収用口座設定部350は、入金状況記録部352を含み、入金状況記録部352は、金融機関40の口座管理サーバ400から送信された、振込専用口座に入金された決済代金の入金情報を、ファンディングシステム加盟店100ごとに分類し、入金実績データとして、入金日時順に配列した当該加盟店の入金履歴リストを作成してデータベース320に保存する。
金融機関40の口座管理サーバ400は、後述する償還管理部360からの指令により、振込専用口座から当期償還金額をファンディング事業者30の入金口座に振り替えて、振替えた後の振込専用口座の残高を店舗事業者20が指定する金融口座に送金することができる。
(将来売上債権の債券の償還管理)
ファンディングシステム加盟店100の店舗事業者20とファンディング事業者30との間で、債権買取り代金譲渡契約が締結されて、買取りプランで設定されたファンディングシステム加盟店100の将来売上債権の債券がファンディング事業者30に売却された後、債券化対象期間が到来すると、ファンディングシステムセンターサーバ300の償還管理部360は、データベース320に保存された入金予定リストと入金履歴リストに基づいて、当期償還金額を算出し、センターサーバ通信部310を介して店舗管理サーバ200及び口座管理サーバ400に送信する。
償還管理部360は、償還対象となる商取引を選択する償還対象取引データ選択部362、当期償還金額を算出する償還金額算出部364、償還の終了又は償還期間の延長を判断する償還状況判断部366、償還金額と償還終了又は償還期間延長を通知する償還通知部368を含む。
償還対象取引データ選択部362は、データベース320に保存された予定入金リストの入金予定商取引データのうち、債券化対象期間の開始日以降が決済日時となっている商取引の入金予定商取引データを抜き出して償還対象入金予定リストを作成し、データベース320に保存する。
償還対象となる商取引の入金予定商取引データの選択方法は、債券化対象期間の開始日以降の入金予定商取引データについて、決済方法の区別なく時系列順に各入金予定商取引データの予定入金額を累計し、その累計額に債券償還割合を乗じた金額が債券の額面額以上となった時点の入金予定商取引データを償還対象最終入金予定商取引データとし、累計額に債券償還割合を乗じた金額が債券の額面額未満である時点での入金予定商取引データを償還対象入金予定商取引データとし、最終入金予定商取引データ以降の入金予定商取引データを償還対象外入金予定商取引データとする。
図4は、償還管理に用いられるデータリストの構成例を示す図であり、図4の(a)は、入金履歴リストの一例を示す図であり、(b)は、償還対象入金予定リストの一例を示す図である。
償還金額算出部364は、債券化対象期間の開始日以降、所定期間ごとに、入金状況記録部352によってデータベース320に保存された決済代金の入金履歴リスト500と、データベース320に保存された償還対象入金予定リスト600を呼び出し、入金履歴リスト500の所定期間の間(例えば、1か月)の入金実績データの中から、償還対象入金予定リスト600に記載された償還対象入金予定商取引データに該当する入金実績データを選択して、選択された入金実績データの当該所定期間の間の入金実績額を累計した確定売上高を算出する。
償還金額算出部364は、算出した確定売上高に償還割合を乗じて当該所定期間の当期償還金額を算出し、金融機関40の口座管理サーバ400に、ファンディングシステム加盟店100の振込専用口座から当期償還金額をファンディング事業者30の入金口座に振り替えるように指令する。
償還金額算出部364は、償還対象入金予定リスト600の償還対象入金予定商取引データのうち、入金実績データに該当する償還対象入金予定商取引データの現況を入金済に更新する。償還対象最終取引データについては、償還金額が債券額面額と同額となる分に相当する金額を償還対象入金額とし、償還金額と債券額面額とが同額になるようにする。
償還終了を判断する償還状況判断部366は、当期償還金額を累計して償還金額累積額を算出し、算出された償還金額累積額が買取りプランで設定された債券の額面額に到達したか否かを判断する。償還金額累積額が債券の額面額に到達したと判断された場合、償還状況判断部366は債券の償還を終了とし、債券化対象期間を過ぎても償還金額累積額が債券の額面額に到達していない場合、償還期間を延長する。
償還通知部368は、償還金額算出部364で算出された当期償還金額及び償還状況判断部366で判断された債券の償還の終了及び償還期間の延長の有無を店舗管理サーバ200及び口座管理サーバ400に当期償還金額通知としてセンターサーバ通信部310を介して通知する。
償還通知部368からセンターサーバ通信部310を介して店舗管理サーバ200に通知する当期償還金額通知は、当期償還金額、債券の償還の終了の有無及び償還期間の延長の有無の他に、将来売上債権買取り債券額面額、債券化割合、債券化対象期間、償還開始日、当期償還金を含む累積償還金額、償還残額を含む。
上述した本発明のバーチャル口座を利用した無担保ファンディングシステムによれば、特定の決済手段に限定されない所定期間の売上実績から予測される未確定の将来売上債権を債券化し、債券化した未確定の将来売上債権の買取り及び償還処理が効率化され、使い勝手のよい無担保ファンディングを提供することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
1 無担保ファンディングシステム
5 通信ネットワーク
10 店舗
20 店舗事業者
30 ファンディング事業者
100 ファンディングシステム加盟店
200 店舗管理サーバ
210 店舗管理サーバ通信部
220 実店舗端末
230 オンラインショップサーバ
240 仮想通貨ウォレット部
300 ファンディングシステムセンターサーバ
310 センターサーバ通信部
320 データベース
330 暫定売上高算出部
331 実店舗決済予定入金額算出部
332 オンラインショップ決済予定入金額算出部
333 仮想通貨決済予定入金額算出部
334 予定入金額リスト作成部
335 期間別暫定売上高算出部
340 債券化仕様設定部
342 債券化対象期間設定部
344 債券額面設定部
346 償還条件設定部
348 債券買取りプラン設定部
350 債券回収用口座設定部
352 入金状況記録部
360 償還管理部
362 償還対象取引データ選択部
364 償還金額設定部
366 償還状況判断部
368 償還通知部
370 システム制御部
400 口座管理サーバ
410 口座管理サーバ通信部

Claims (8)

  1. ファンディングシステム加盟店の店舗事業者が使用する店舗管理サーバと、ファンディングシステムを運営するファンディング事業者が使用するファンディングシステムセンターサーバと、前記ファンディング事業者の入金口座が開設された金融機関の口座管理サーバとが通信ネットワークで接続され、前記ファンディングシステム加盟店の未確定の将来売上債権の買取り及び償還を支援する無担保ファンディングシステムであって、
    前記店舗管理サーバは、
    前記ファンディングシステム加盟店の商取引情報及び店舗情報を前記ファンディングシステムセンターサーバに送信し、
    前記ファンディングシステムセンターサーバは、
    前記店舗管理サーバから送信された商取引情報に基づいて、所定期間ごとの前記ファンディングシステム加盟店の暫定売上高リストを作成する暫定売上高算出部と、
    前記作成された暫定売上高リスト及び前記店舗情報を用いて予測した前記ファンディングシステム加盟店の将来売上債権を債券化した債券の買取りプランを作成して、前記店舗管理サーバに送信する債券化仕様設定部と、
    前記店舗管理サーバから前記買取りプランで前記債券を売却する通知を受信すると、前記買取りプランで設定された前記債券の債券化対象期間に基づいて、前記ファンディング事業者の入金口座に関連付けられた、前記ファンディングシステム加盟店での商取引の決済代金の振込専用口座を開設するように前記金融機関の口座管理サーバに要請する債券回収用口座設定部と、
    前記債券化対象期間の開始日以降に前記店舗管理サーバから送信された商取引情報及び前記口座管理サーバから送信された前記振込専用口座への入金情報に基づいて、所定期間ごとの確定売上高を算出し、前記算出された確定売上高に前記買取りプランで設定された償還割合を乗じて、前記債券の当期償還金額を算出し、前記算出された当期償還金額を前記振込専用口座から前記入金口座に振り替える指令を前記口座管理サーバに送信し、
    前記当期償還金額を累計して償還金額累積額を算出し、算出された償還金額累積額が前記買取りプランで設定された前記債券の額面額に到達したか否かを判断し、前記償還金額累積額が前記債券の額面額に到達したと判断された場合、前記債券の償還の終了を前記店舗管理サーバ及び前記口座管理サーバに通知する償還管理部と、を備えることを特徴とする無担保ファンディングシステム。
  2. 前記償還管理部は、前記債券化対象期間が過ぎても、前記償還金額累積額が前記債券の額面額に到達していないと判断された場合、前記債券の償還期間を延長する通知を前記店舗管理サーバ及び前記口座管理サーバに通知することを特徴とする請求項1に記載の無担保ファンディングシステム。
  3. 前記店舗管理サーバから送信される前記ファンディングシステム加盟店の商取引情報は、実店舗で行われた商取引の決済日時、商品名、商品販売価格、決済方法、及び決済サービス事業者名を含む実店舗の商取引情報と、オンラインショップで行われた商取引の決済日時、商品名、商品販売価格、決済方法、決済サービス事業者名を含むオンラインショップの商取引情報とのいずれか、又は両方を含むことを特徴とする請求項1に記載の無担保ファンディングシステム。
  4. 前記振込専用口座は、前記ファンディング事業者の入金口座の口座番号と前記店舗事業者の名義とに関連付けて口座番号が発行されるバーチャル口座であり、
    前記口座管理サーバは、前記ファンディングシステムセンターサーバからの要請にしたがって、前記債券化対象期間の開始日以降に、前記ファンディングシステム加盟店での商取引の決済代金が前記ファンディング事業者の入金口座へ入金されると、前記入金された金額を前記振込専用口座に振り替えることを特徴とする請求項1に記載の無担保ファンディングシステム。
  5. 前記口座管理サーバは、前記ファンディングシステムセンターサーバの償還管理部から、当期償還金額を受信すると、前記振込専用口座から前記当期償還金額を引き落として前記ファンディング事業者が指定する口座に振り替えることを特徴とする請求項4に記載の無担保ファンディングシステム。
  6. 前記口座管理サーバは、前記振込専用口座から前記当期償還金額を引き落とした後の前記振込専用口座の残高を前記店舗事業者が指定する金融口座に送金することを特徴とする請求項5に記載の無担保ファンディングシステム。
  7. 前記店舗管理サーバは、前記店舗事業者が経営する実店舗に設置された実店舗の商取引情報を入力する店舗端末、又は前記店舗事業者が経営するオンラインショップの商取引情報を管理するオンラインショップサーバに通信ネットワークで接続され、前記実店舗の商取引情報及び前記オンラインショップの商引情報を前記ファンディングシステム加盟店の商取引情報として前記ファンディングシステムセンターサーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の無担保ファンディングシステム。
  8. 前記店舗端末及び前記オンラインショップサーバは、クレジットカード決済、電子マネー決済、スマートフォン決済、バーコード決済、及び後払い(BNPL:Buy Now Pay Later)決済による商取引に対応していることを特徴とする請求項7に記載の無担保ファンディングシステム。
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